JPH10170335A - 感震装置 - Google Patents

感震装置

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JPH10170335A
JPH10170335A JP8326391A JP32639196A JPH10170335A JP H10170335 A JPH10170335 A JP H10170335A JP 8326391 A JP8326391 A JP 8326391A JP 32639196 A JP32639196 A JP 32639196A JP H10170335 A JPH10170335 A JP H10170335A
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seismic
seismic device
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Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
Kenzo Ochi
謙三 黄地
Hideo Uematsu
英夫 植松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震・衝撃・移動の揺れ等を精度よく判定す
る。 【解決手段】 音響送受波手段9へ電気信号を印加する
信号発生手段11と、音響送受波手段9からの電気信号
を受ける受信手段13と、受信手段13の信号から危険
か否かを判定する危険判定手段17とで構成されてい
る。これによって、振動のレベルを精度よく検出するこ
と及び危険を報知することの両者を共に実現することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば石油燃焼器
具などに設置され、転倒や地震と移動の揺れを検出する
感震装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の感震装置は、実開昭61−
48634号公報のようなものが知られていた。以下、
その構成について図14を参照しながら説明する。
【0003】図14に示すように、底面1が円錐状とな
っている函体2内に転動自在に球3を収納し、函体2の
中蓋4によって上下方向摺動自在に保持された円盤5の
下面をこの円盤5の自重によって球3の上面に当接させ
る。そして円盤5の上面に設けたプランジャ6をスイッ
チ機構7に接触させ円盤5の上方への移動によってスイ
ッチ機構7が作動するようにしている。
【0004】上記構成において、函体2が震動または転
倒すると球3は円錐状の底面1上を中央から端へと転動
する。この際、中心から端へ寄った位置では底面1と円
盤5の下面との間隔が小さくなるのでこの間隔に入った
球3によってプランジャ6が押し上げられ接点8をオン
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、振動を検知はできるが、どのような大きさの
振動であるかはわからなかった。また、スイッチ機構に
よるオン/オフ信号のため地震などの検知精度が悪いと
いう課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、電気信号を機械振動に変換し、かつ機械振
動を電気信号に変換する音響送受波手段と、前記音響送
受波手段へ電気信号を印加する信号発生手段と、前記音
響送受波手段からの電気信号を受ける受信手段と、前記
受信手段の信号から危険か否かを判定する危険判定手段
を備えたものである。
【0007】上記発明によれば、音響送受波手段によっ
て振動のレベルを精度よく検出することができると共
に、この同じ音響送受波手段によって音声信号を出力す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、電気信号を機械振動に
変換し、かつ機械振動を電気信号に変換する音響送受波
手段と、前記音響送受波手段へ電気信号を印加する信号
発生手段と、前記音響送受波手段からの電気信号を受け
る受信手段と、前記信号発生手段と前記受信手段の作動
するタイミングを切換える切換手段と、前記受信手段の
信号から危険か否かを判定する危険判定手段を備えたも
のである。そして、振動のレベルを精度よく検出するこ
とができるので、危険を正確に検出することができると
ともに、音響送受波手段より音や音声によって的確に報
知することができる。また、音響送受波手段は、動電型
スピーカで構成したものである。そして、動電型スピー
カを用いることで、動電型スピーカが設置されている機
器、例えばテレビ、オーディオ装置、パソコンなどに信
号処理の部分だけを追加するだけで感震装置が設置可能
になる。
【0009】また、音響送受波手段は、圧電型発音手段
で構成したものである。そして、圧電型発音手段を用い
ることで、圧電型発音手段が設置されている機器、すな
わち電子レンジなどの家電機器へも信号処理の部分だけ
を追加することで感震装置が設置可能になる。
【0010】また、音響送受波手段を複数個設置したも
のであり、さらに、複数個の音響送受波手段としての圧
電型発音手段は共振周波数を異なる周波数としたもので
ある。そして、複数個の音波送受波手段を用いること
で、複数方向の振動検出が可能となると共に、報知音も
複数の音色でわかりやすくすることができる。
【0011】また、危険判定手段は、受信手段からの信
号レベルに対応した所定時間を設け、前記受信手段が受
信している時間幅と前記所定時間とを比較して所定時間
以上の時に危険と判定するものであり、さらに所定時間
は、受信手段からの信号レベルと反比例の関係になるよ
うに設定したものである。そして、信号レベルが小さい
時は長い信号の継続で、信号レベルが高い時は短い信号
の継続で危険を判定することができ、持ち運びによる揺
れと、地震による揺れを精度よく判別することができ
る。
【0012】また、危険判定手段の内容を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段を停電時も動作させるためのバッ
クアップ電源と、停電復帰時には前記記憶内容により電
源をオン/オフ制御する復帰確認手段を備えたものであ
る。そして、復帰時に確認を行うことで災害による復帰
時の安全性を高めることができる。
【0013】また、持ち運び可能なケースと、前記ケー
スに設置された外部との相対位置変化を検出する相対位
置変化検出手段と、相対位置変化検出手段の検出信号に
よって危険か否かを判定する危険判定手段を備えたもの
であり、さらに相対位置変化検出手段は、外部との距離
または移動距離を検出する距離検出手段を備えたもので
ある。そして、感震装置が位置移動したことで危険と判
別することができるので、移動するような大きな揺れや
危険量の移動の時だけ危険が検知できる。
【0014】また、ケースに人体が接触することで第2
の危険判定手段を停止する停止手段を備えたものであ
る。そして、人体が触れている時は移動量が所定値以上
になっても危険を判定することがないので、機器を移動
する時の危険検知動作を防止することができる。
【0015】また、停止手段は第2の所定時間でリセッ
トされるようにしたものである。そして、人体が触れた
時から自動的にリセットされ、危険判定手段が動作する
ので入れ忘れなどの失敗がない。
【0016】また、機器に固定された第1の感震手段
と、持ち運び可能なケースに設置された第2の感震手段
と、前記第1の感震手段の信号で危険か否かを判定する
第1の危険判定手段と、前記第2の感震手段の信号で危
険か否かを判定する第2の危険判定手段と、第1の危険
判定手段と第2の危険判定手段が共に危険と判定した時
に真の危険判定を行う第3の危険判定手段を備えたもの
である。そして、2つの危険判定手段によって危険を検
知するので危険検知精度が非常に高くなる。
【0017】また、第1の危険判定手段と第2の危険判
定手段は互いに無線通信手段によって危険判定信号を送
受信するようにしたものである。そして、無線通信によ
ってデータを送受信することでお互いの設置位置が自由
であるとともに、災害時に家屋が崩壊した場合でも接続
が切れることなく通信が可能となり確実に危険を検知す
ることができる。
【0018】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の感震装置のブロ
ック図である。図1において、9と10は電気信号を機
械振動に変換し、かつ機械振動を電気信号に変換する音
響送受波手段である圧電ブザー、11と12は圧電ブザ
ー9、10へそれぞれ電気信号を印加する信号発生手
段、13と14は圧電ブザー9、10からそれぞれの電
気信号を受ける受信手段、15と16は信号発生手段1
1、12と受信手段13、14をそれぞれ切換える切換
手段、17は受信手段13、14の信号から危険か否か
を判定する危険判定手段である。ここで、18は危険判
定手段17の内容を記憶する記憶手段、19は記憶手段
18を停電時も動作させるためのバックアップ電源、2
0は停電復帰時には記憶内容を確認し、危険判別による
停電を記憶した場合には電源をオンにしない復帰確認手
段である。そして、21は復帰操作手段、22は電源、
23は電源遮断手段、24は電気ヒーターである。
【0019】次に動作、作用について図2から図5を用
いて説明する。本発明の感震装置は、圧電ブザー9、1
0が振動加速度検出手段として動作することを利用し
て、受信手段13、14で振動加速度を検出する。そし
て、その振動加速度の信号を危険判定手段17が所定レ
ベル未満(85cm/s2)かどうかをチェックし、所定
値未満であれば経過時間を0にして時間リセットし、再
び振動加速度の受信を待機する。ここで、経過時間は振
動加速度の検出中、タイマーでカウントされている。ま
た図3に示すように、振動加速度の信号が所定レベルL
1以上であれば、その振動加速度レベルL1(例えば、
150cm/s2)以上を観測した経過時間t1と、図4
に示す振動加速度レベルL1に対応した所定時間T1と
比較する。そして、t1がT1未満であれば、観測され
た振動加速度は危険ではないと判定し、再度振動観測の
待機状態になる。また、t1がT1以上の時は危険であ
ると判定し、危険判定出力を出力する。また、振動加速
度レベルがL2(200cm/s2)以上の時は、経過時
間t2とL2に対応した第1の所定時間T2との比較を
行うこととするが、図3のようにL2のレベルを越えな
い振動の場合は比較しない。
【0020】このように、振動加速度の所定レベルは離
散的に設けておき、計測した振動加速度が最も大きな所
定レベルLを越える時の、所定レベルLに対応した所定
時間Tと比較するようにしている。そして、信号レベル
Lと所定時間Tは、図4のように反比例の関係とするこ
とで、強い振動の時は短い時間で危険を判定し、弱い振
動の時は長い時間で危険を判定する。その結果、危険判
定の精度が向上し、誤動作を防止することができる。な
お、危険判定は所定時間で判定するとしたが、信号波形
を周波数分析して判定することも容易に行えるので、判
定に要する時間を長くすれば分析精度を向上することに
なり、危険判定精度も向上する。
【0021】そして、危険であると判定した後には電源
遮断手段23で電源をオフにし、危険を検知したことを
報知する。この報知は圧電ブザー9で行う。すなわち、
切換手段15で受信手段13から信号発生手段11に切
換えて、危険報知の信号を圧電ブザー9によって発信す
るものである。このブザー音は、通常の操作時のブザー
音と周波数を変えることによって、通常と違うことを異
なった音色で知らせることによって、危険を的確に報知
することができる。圧電ブザー9、10は、図6に示す
ように、それぞれが互いに直行する方向に配置されてい
るので、水平方向の2方向の振動加速度が検出できる。
そして、本実施例では、周波数を変えて発音することで
説明したが、それぞれの圧電ブザーの共振周波数を異な
る周波数として、危険を検知したときは圧電ブザー9を
作動させ、通常の操作検知の時は圧電ブザー10を作動
するようにして危険検知をわかりやすく報知することも
可能である。さらに、圧電ブザー9、10を交互に鳴ら
して、より危険をわかりやすく報知することも可能であ
る。
【0022】なお、危険報知が終了した後、その判定結
果を記憶手段に記憶するとしたが、危険信号の判定結果
の出力から記憶までの操作の順序は、本実施例の順序が
最適であるが、必ずしもこの順序で行う必要はない。
【0023】また、一度危険を検知した後、再び電源を
復帰させるには、復帰確認手段で次のような判定を行
う。すなわち、電源遮断手段23がオンにされると、記
憶手段18の記憶データの内容を確認する。ここで、記
憶データとして危険判定信号がなければ、電源遮断手段
23のオン操作を認めて電気ヒーター24に通電するよ
うにコントロールする。また、記憶データとして危険判
定データが入っていた場合は、復帰操作を確認する。復
帰操作が復帰操作手段21によって行われなければ、復
帰操作が行われるまで待機する。
【0024】このように、圧電ブザーの信号で振動加速
度のレベルをとらえることができ、精度よく危険を検出
することができるとともに、音響送受波手段より音や音
声によって的確に報知することができる。また、災害で
電源が切れた場合の復帰時の操作を、復帰操作手段によ
って再確認することで、何らかの現象で電源遮断手段が
オンになっても、すぐに通電されることはなく、2次災
害の発生を防止することができる。
【0025】そして、このような感震装置は図6に示す
ような電気ストーブ25に用いることができる。26は
圧電ブザー9、10と第1の危険判定手段17などを構
成したマイコンの回路基板、27はコンセントである。
【0026】ここで、圧電ブザー9、10は図7のよう
に圧電素子28を電極のひとつとする金属板29に取り
付けた円盤を、穴のあいたケース30にとりつけて音響
音を発生する構造としたが、図8に示すような動電型の
スピーカ31でも同様の効果が得られるので、テレビ、
オーディオ機器などでも、信号処理装置を設けるだけで
感震装置を備えた機器とすることができ、安全を考慮し
た器具とすることができる。
【0027】(実施例2)図9は本発明の実施例2の感
震装置を示す構成図である。実施例1と異なる点は、移
動距離検出手段32と、危険判定手段33と、接触検知
手段34と、停止手段35と、無線手段36を備えたこ
とにある。ここで、37は移動距離検出手段としてのボ
ール、38はボールの回転を検出する回転検出器、39
は回転検出器の信号を電気信号に変える回転電気変換
器、40は接触検知センサーとしてのケース、41は電
池である。
【0028】次に動作、作用について図10から図12
を用いて説明する。危険判定手段33は、ボール37が
回転すると回転検出器38が同じように回転する。回転
検出器38は回転によってパルス信号を発生し、そのパ
ルス信号を回転電気変換器39が電気信号に変換する。
この電気信号から移動距離検出手段32により移動量を
検出する。検出された移動量は危険判定手段33によ
り、所定移動量以上か否かを判定する。例えば、計測さ
れた移動量が100mm以上であれば危険と判定する。
そして、その判定出力を無線手段36により出力する。
無線信号は、別設された受信手段に送信され、受信手段
では危険検知信号が受信されたとき、機械などの運転を
停止するように動作する。
【0029】ここで、危険判定手段33は図11に示す
ように、接触検知手段34が人体を検知していないとき
にのみ有効となる。そして、人体が検知されれば、タイ
マーがオンになり、所定時間T3(例えば10秒)だけ
危険判定手段33が動作しないようにする。そして、タ
イマーがオフになれば自動的に再び出す2の危険判定手
段33が動作できるモードに設定する。
【0030】このように、移動可能な器具の中に感震装
置を設置する場合は、移動量を検出して危険を検知する
ことで、より正確に危険検知が可能である。なぜなら、
移動可能な器具は移動が前提となっているので、たびた
び移動される。そのときに発生する揺れは地震の揺れと
非常によく似ているために、地震検知の方法をこのよう
に移動量での検知方法に変えないと精度よく検出できな
い。また、人体が接触しているときは、移動であるから
危険判定手段を無効にする方法で移動器具の危険判定精
度を向上することができる。人体が接触しているときに
は、地震が発生しても安全に危険を回避できるので危険
判定手段は動作しなくてもよい。そして、危険判定手段
を無効にした場合でも、所定時間経過すれば再び有効に
することで、無効状態のまま放置されることがなく、所
定時間経過すれば危険を検知できる状態にもどることが
できる。
【0031】(実施例3)図12は本発明の実施例3の
感震装置を示す構成図である。実施例1と異なる点は、
機器に固定された第1の感震手段である圧電ブザー9、
10と、持ち運び可能なケースに設置された第2の感震
手段である移動量検知手段32と、前記圧電ブザーの信
号で危険か否かを判定する第1の危険判定手段42と、
移動量検知手段32の信号で危険か否かを判定する第2
の危険判定手段43と、第1の危険判定手段42と第2
の危険判定手段43が共に危険と判定した時に真の危険
判定を行う第3の危険判定手段44を備えた点にある。
ここで、45は圧電ブザー9、10と第1の危険判定手
段42と第3の危険判定手段44を備えた電気ストー
ブ、46は移動量検知手段32と第2の危険判定手段4
3を備えたリモコン装置である。
【0032】次に動作、作用について図13を用いて説
明する。第3の危険判定手段44は、第1の危険判定手
段42と第2の危険判定手段43から共に危険判定信号
を受信したとき真の危険判定信号を出力する。そして、
電気ストーブ45の電源をオフにして災害を防止するの
である。ここで、第1の感震手段である圧電ブザーと第
1の危険判定手段は実施例1で前述した通りであり、ま
た第2の感震手段である移動量検知手段32と第2の危
険判定手段は実施例2で前述した通りである。
【0033】このように、2つの危険判定手段によって
危険を検知するので危険検知精度が非常に高くできる。
すなわち、器具とリモコン装置が共に危険信号を判定し
なければ第3の危険判定信号が危険とは判定しないから
である。器具を移動する場合は器具の第1の危険判定手
段だけが危険を判定するので、移動と地震などの危険と
を区別することができ、精度よく危険を判定することが
できる。また、無線手段によって第1の危険判定手段と
第2の危険判定手段が通信することで配線は不要であ
り、災害などで通信線が切断されるようなことがない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
感震装置によれば、次の効果が得られる。
【0035】音響送受波手段へ電気信号を印加する信号
発生手段と、音響送受波手段からの電気信号を受ける受
信手段と、受信手段の信号から危険か否かを判定する危
険判定手段を備えることで、振動のレベルを精度よく検
出することと危険を報知することを両立させることがで
きる。
【0036】また、音響送受波手段は、動電型スピーカ
で構成したことで、動電型スピーカが設置されている機
器、例えばテレビ、オーディオ装置、パソコンなどに信
号処理の部分だけを追加するだけで感震装置の設置が可
能になる。
【0037】また、音響送受波手段は、圧電型発音手段
で構成したことで、圧電型発音手段がブザーとして設置
されている機器、例えば電子レンジなどの家電機器へも
信号処理の部分だけを追加することで感震装置の設置が
可能になる。
【0038】また、複数個の音響送受波手段を設置し、
複数個の音響送受波手段としての圧電型発音手段は共振
周波数を異なる周波数としたことで、複数方向の振動、
すなわち水平方向のどの方向の振動も検出が可能となる
と共に、報知音も複数の音色で危険をわかりやすく報知
することができる。
【0039】また、危険判定手段は、受信手段からの信
号レベルに対応した所定時間を設け、前記受信手段が受
信している時間幅と前記所定時間とを比較して所定時間
以上の時に危険と判定するようにし、所定時間は、受信
手段からの信号レベルと反比例の関係になるように設定
し、そして、信号レベルが小さい時は長い信号の継続
で、信号レベルが高い時は短い信号の継続で危険を判定
することができ、持ち運びによる揺れと、地震による揺
れを精度よく判別することができる。
【0040】また、危険判定手段の内容を記憶する記憶
手段と、記憶手段を停電時も動作させるためのバックア
ップ電源と、停電復帰時には記憶内容を確認し、危険判
別による停電を記憶した場合には電源をオンにしない復
帰確認手段を備え、復帰時に確認を行うことで災害によ
る復帰時の安全性を高めることができる。
【0041】また、持ち運び可能なケースと、ケースに
設置された外部との相対位置変化を検出する相対位置変
化検出手段と、相対位置変化検出手段の検出信号によっ
て危険か否かを判定する危険判定手段を備え、相対位置
変化検出手段は、外部との距離または移動距離を検出す
る距離検出手段を備えることで、感震装置が位置移動し
たことで危険と判別することができるので、移動するよ
うな大きな揺れや危険量の移動の時だけ危険が検知でき
る。
【0042】また、ケースに人体が接触することで危険
判定手段を停止する停止手段を備えることで、人体が触
れている時は移動量が所定値以上になっても危険を判定
することがないので、機器を移動する時の危険検知動作
を防止することができる。
【0043】また、停止手段は所定時間でリセットされ
るようにしたことで、人体が触れた時から自動的にリセ
ットされ、危険判定手段が動作するので入れ忘れなどの
失敗がない。
【0044】また、機器に固定された第1の感震手段
と、持ち運び可能なケースに設置された第2の感震手段
と、前記第1の感震手段の信号で危険か否かを判定する
第1の危険判定手段と、前記第2の感震手段の信号で危
険か否かを判定する第2の危険判定手段と、第1の危険
判定手段と第2の危険判定手段が共に危険と判定した時
に真の危険判定を行う第3の危険判定手段を備えること
で、2つの危険判定手段によって危険を検知するので危
険検知精度が非常に高くすることができる。
【0045】また、第1の危険判定手段と第2の危険判
定手段は互いに無線通信手段によって危険判定信号を送
受信することで、お互いの設置位置が自由であるととも
に、災害時に家屋が崩壊した場合でも接続が切れること
なく通信が可能となり確実に危険を検知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の感震装置のブロック図
【図2】同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図3】同感震装置の動作を説明する振動波形図
【図4】同感震装置の動作を説明する特性図
【図5】同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図6】同感震装置を組み込んだ器具の構成図
【図7】同感震装置に使用する圧電ブザーの断面図
【図8】同感震装置に使用するスピーカーの断面図
【図9】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図10】同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図11】同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図12】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図13】同感震装置の動作を説明するフローチャート
【図14】従来の感震装置の構成図
【符号の説明】
10 圧電ブザー(音響送受波手段) 12 信号発生手段 13、14 受信手段 15、16 切換手段 17 第1の危険判定手段 18 記憶手段 19 バックアップ電源 20 復帰確認手段 22 電源 23 電源遮断手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気信号を機械振動に変換し、かつ機械振
    動を電気信号に変換する音響送受波手段と、前記音響送
    受波手段へ電気信号を印加する信号発生手段と、前記音
    響送受波手段からの電気信号を受ける受信手段と、前記
    受信手段の信号から危険か否かを判定する危険判定手段
    を備えた感震装置。
  2. 【請求項2】音響送受波手段は、動電型スピーカである
    請求項1記載の感震装置。
  3. 【請求項3】音響送受波手段は、圧電型発音手段である
    請求項1記載の感震装置。
  4. 【請求項4】音響送受波手段を複数個設置した請求項1
    記載の感震装置。
  5. 【請求項5】音響送受波手段としての圧電型発音手段は
    それぞれ異なる共振周波数とした請求項4記載の感震装
    置。
  6. 【請求項6】危険判定手段は、受信手段からの信号レベ
    ルに対応した所定時間を設け、前記受信手段が受信して
    いる時間幅と前記所定時間とを比較して所定時間以上の
    時に危険と判定する請求項1記載の感震装置。
  7. 【請求項7】所定時間は、受信手段からの信号レベルと
    反比例の関係になるように設定した請求項6記載の感震
    装置。
  8. 【請求項8】危険判定手段の内容を記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段を停電時も動作させるためのバックア
    ップ電源と、停電復帰時には前記記憶内容により電源を
    オン/オフ制御する復帰確認手段を備えた請求項1記載
    の感震装置。
  9. 【請求項9】持ち運び可能なケースと、前記ケースに設
    置された外部との相対位置変化を検出する相対位置変化
    検出手段と、この相対位置変化検出手段の検出信号によ
    って危険か否かを判定する危険判定手段を備えた感震装
    置。
  10. 【請求項10】相対位置変化検出手段は、外部との距離
    または移動距離を検出する距離検出手段を備えた請求項
    9記載の感震装置。
  11. 【請求項11】ケースに人体が接触することで危険判定
    手段を停止する停止手段を備えた請求項10記載の感震
    装置。
  12. 【請求項12】停止手段は所定時間でリセットされる請
    求項11記載の感震装置。
  13. 【請求項13】機器に固定された第1の感震手段と、持
    ち運び可能なケースに設置された第2の感震手段と、前
    記第1の感震手段の信号で危険か否かを判定する第1の
    危険判定手段と、前記第2の感震手段の信号で危険か否
    かを判定する第2の危険判定手段と、第1の危険判定手
    段と第2の危険判定手段が共に危険と判定した時に真の
    危険判定を行う第3の危険判定手段を備えた感震装置。
  14. 【請求項14】第1の危険判定手段と第2の危険判定手
    段は互いに無線通信手段によって危険判定信号を送受信
    する請求項13記載の感震装置。
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