JPH10169997A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH10169997A
JPH10169997A JP33111896A JP33111896A JPH10169997A JP H10169997 A JPH10169997 A JP H10169997A JP 33111896 A JP33111896 A JP 33111896A JP 33111896 A JP33111896 A JP 33111896A JP H10169997 A JPH10169997 A JP H10169997A
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JP
Japan
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cooking
main body
state
temperature
built
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JP33111896A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Ishikawa
友義 石川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常状態で使用しても、組み込み状態で使用
しても、調理の出来具合を極力一定にすると共に、電気
部品を劣化しにくくする。 【解決手段】 制御装置は、最初にオーブン調理を行う
場合、通常状態の条件で調理を開始し(ステップA
4)、機械室の温度センサによる検出温度T1が、予め
設定された基準温度T0を越えるか否かを判別する(ス
テップA5,6)。検出温度T1が基準温度T0を越え
た場合には、本体が組み込み状態で設置されていると判
定し、組み込み状態に適した条件に変更して調理を行う
(ステップA8)。検出温度T1が基準温度T0を越え
ない場合には、調理時間が終了するまで、通常状態の条
件で調理を行う。この場合には、本体が通常状態に設置
されていると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本体を、周囲が閉
塞されたような部分に組み込んで使用することが可能な
加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理器、例えばオ
ーブン機能を有する電子レンジにおいては、本体を、周
囲が開放された場所に設置して(以下、通常状態とい
う)使用される場合に限らず、周囲が閉塞されたような
部分に組み込んだ状態(以下、組み込み状態という)で
使用される場合もある。
【0003】しかしながら、従来においては、通常状態
であっても、組み込み状態であっても、例えばオーブン
調理の際の条件である、庫内温度(加熱室内の温度)や
調理時間、或いは電気部品冷却用の冷却ファンの回転数
などは同じであった。このため、組み込み状態で使用し
た場合、通常状態で使用した場合に比べて、調理の出来
具合が悪くなったり、或いは、機械室内の温度が高くな
って内部の電気部品が劣化しやすいなどの問題点があっ
た。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、通常状態で使用しても、組み込
み状態で使用しても、調理の出来具合を極力一定にでき
ると共に、電気部品を劣化しにくくできる加熱調理器を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
の目的を達成するために、加熱室を有する本体と、前記
加熱室内に収容された被調理物を加熱調理する加熱手段
と、前記本体に設けられた電気部品冷却用の冷却ファン
と、前記本体が、周囲が閉塞されたような部分に組み込
まれた組み込み状態であるか否かを判定する設置状態判
定手段と、この設置状態判定手段の判定結果に基づい
て、前記加熱手段の加熱調理に係わる調理定数や前記冷
却ファンの回転数を制御する制御手段とを具備する構成
としたところに特徴を有する。
【0006】上記した手段によれば、設置状態判定手段
が、本体が組み込み状態で設置されていると判定した場
合には、加熱手段の加熱調理に係わる調理定数や冷却フ
ァンの回転数を、組み込み状態での使用に適するように
制御することにより、調理の出来具合を、本体が通常状
態で使用された場合と同様にすることが可能になると共
に、電気部品を適度に冷却することが可能になる。
【0007】請求項3の発明は、温度センサとして、本
体が有する機械室内の温度を検出するように設けられた
ものを用い、設置状態判定手段は、前記温度センサの検
出温度が予め設定された基準温度に達した場合に、本体
が組み込み状態であると判定するようにしたものであ
る。
【0008】請求項5の発明は、温度センサとして、加
熱室内の温度を検出するように設けられたものを用い、
設置状態判定手段は、前記温度センサの検出温度が予め
設定された第1の設定値から第2の設定値に達するまで
の立上がり時間を測定すると共に、この測定した立上が
り時間と予め設定された基準時間とを比較し、立上がり
時間が基準時間よりも短い場合に、本体が組み込み状態
であると判定するようにしたものである。
【0009】請求項8の発明は、組み込み設定用スイッ
チを備え、設置状態判定手段は、前記組み込み設定用ス
イッチが操作されることに基づいて、本体が組み込み状
態であると判定するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、オーブン機能を
有する電子レンジに適用した第1実施例について図1な
いし図6を参照して説明する。まず、図3ないし図5に
おいて、本体1は、内部に加熱室2を備えていて、前面
には、加熱室2を開閉する扉3が回動可能に設けられて
いると共に、その扉3の右横に操作パネル4が設けられ
ている。操作パネル4の後方には、機械室5が設けられ
ている。
【0011】上記加熱室2の天井部には、加熱手段の一
つである上ヒータ6が配設されている。また、加熱室2
の底部の下面には、図4に示すように、これも加熱手段
の一つである下ヒータ7が配設されていると共に、図示
しないターンテーブルを回転駆動するためのRTモータ
8、被調理物の重量を検出する、例えば静電容量型の重
量センサ9、この重量センサ9のためのプリント基板1
0などが配設されている。プリント基板10には、重量
センサ9について個々の調理器の誤差を補正するため
の、サーミスタからなる器差補正用の温度センサ11が
設けられている。加熱室2の右側壁には、加熱室2内の
温度を検出するための、サーミスタからなる加熱室2用
の温度センサ12が配設されている。
【0012】上記機械室5には、加熱室2の右側壁に位
置させて、加熱手段の一つで電気部品でもあるマグネト
ロン13(図2参照)の他、図示はしないが高圧トラン
スや高圧コンデンサなどの電気部品が配設されている。
また、操作パネル4の裏側には、図5に示すように、制
御回路用のプリント基板14が配設されていて、このプ
リント基板14に、電気部品である例えばマイクロコン
ピュータからなる制御装置15や他の電気部品16が設
けられていると共に、上部に位置させて機械室5内の温
度を検出するための、これもサーミスタからなる機械室
5用の温度センサ17が設けられている。
【0013】さらに、機械室5内には、上記マグネトロ
ン13、高圧トランスや高圧コンデンサなどの電気部
品、及び制御装置15や他の電気部品16などを冷却す
るための電気部品冷却用の冷却ァン18(図2参照)が
配設されている。
【0014】上記操作パネル4の前面には、スタートス
イッチ19aを含む各種のスイッチ19及び表示部20
が設けられている。本体1からは、先端部に差し込みプ
ラグ21を有する電気コード22が導出されている。
【0015】図2は電気的構成を示したものである。こ
の図2において、上記制御装置15には、スタートスイ
ッチ19aを含む各種のスイッチ19、重量センサ9、
器差補正用の温度センサ11、加熱室用の温度センサ1
2、機械室用の温度センサ17からの信号が入力される
ようになっている。そして、制御装置15は、これらか
ら入力信号に基づき、予め記憶されたプログラムに従っ
て、表示部20を制御すると共に、それぞれ駆動回路2
3を介して、マグネトロン13、冷却ファン18、RT
モータ8、上ヒータ6及び下ヒータ7を制御する機能を
有している。
【0016】ここで、特に上ヒータ6及び下ヒータ7を
用いたオーブン調理を行う場合、本体1を周囲が閉塞さ
れたような部分に組み込んだ場合(以下、組み込み状態
という)と、本体1を周囲が開放された場所に設置した
場合(以下、通常状態という)とでは、図6に示すよう
に、機械室5内の温度変化が異なる。すなわち、組み込
み状態でオーブン調理を行った場合には、通常状態でオ
ーブン調理を行った場合に比べて、機械室5内の温度が
高くなる。
【0017】そこで、後述するように、制御装置15
は、オーブン調理を行う場合に、機械室5内の温度を機
械室用の温度センサ17により検出し、その検出温度T
1と、予め設定された基準温度T0、例えば80℃とを
比較し、本体1が組み込み状態で設置されているか否か
を判定する機能を有すると共に、この判定結果に基づ
き、庫内温度(加熱室2内の温度)、上及び下ヒータ6
及び7のオン/オフ時間、調理時間と、冷却ファン18
の回転数を、設置状態に適した条件となるように設定し
て、調理を実行させる機能を有する構成となっている。
この場合、庫内温度(加熱室2内の温度)と、上及び下
ヒータ6及び7のオン/オフ時間と、調理時間とを、本
発明でいう加熱調理に係わる調理定数としている。
【0018】したがって、制御装置15は、本体1の設
置状態を判定する設置状態判定手段と、この設置状態判
定手段の判定結果に基づいて調理の条件(加熱調理に係
わる調理定数と、冷却ファン18の回転数)を制御する
制御手段を構成している。
【0019】さて、図1のフローチャートには、制御装
置15による制御内容のうち、本発明の要旨に関係した
部分が示されており、以下これについて関連した作用と
共に説明する。この場合、調理としては、ハンバーグを
調理する場合を例にして説明する。
【0020】(1)使用者が本体1を、周囲が開放され
たような載置台の上、或いは周囲が閉塞されたような棚
の中に設置した状態で、電気コード22の差し込みプラ
グ21を電源コンセント(図示せず)に差し込むと、図
1のフローチャートがスタートし、制御装置15は、ま
ず初期化を行う(ステップA1)。このとき、2個のフ
ラグFa,Fbを共に「0」に設定する。そして、調理
開始の指令があるまで待機する(ステップA2)。
【0021】使用者が、被調理物としてのハンバーグを
加熱室2内に収容した状態で、スタートスイッチ19a
を操作して調理の開始を指令すると、制御装置15は、
ステップA3へ移行し、ここで、フラグFaが「1」で
あるか否かを判別する。この場合は、ステップA1の初
期化において、フラグFaは「0」に設定されているの
で、「NO」に従ってステップA4へ移行し、通常状態
の条件で調理を開始する。
【0022】ここで、通常状態の条件とは、この場合、
次の条件とする。条件のうちの調理定数は、庫内温度
(加熱室2内の温度)が250℃、上ヒータ6及び下ヒ
ータ7のオン/オフ比が共に25秒オン/5秒オフ、調
理時間が25分であり、また、冷却ファン18の回転速
度は通常としている。
【0023】そして、ステップA5において、設定され
た調理時間が経過したか否かを判別すると共に、ステッ
プA6において、機械室5用の温度センサ17により機
械室5内の検出温度T1が、予め設定された基準温度T
0(80℃)を越えたか否かを判別する。
【0024】ここで、設定された調理時間が経過する前
に、機械室5内の検出温度T1が基準温度T0(80
℃)を越えた場合には、本体1が、周囲が閉塞された部
分に組み込まれた組み込み状態で設置されていると判定
し、ステップA7へ移行する。このステップA7では、
設置状態を判定したとして、フラグFaを「1」に設定
すると共に、本体1が組み込み状態で設置されていると
判定したとして、フラグFbも「1」に設定する。そし
て、ステップA8において、調理の条件を、組み込み状
態の条件に変更して調理を実行する。
【0025】ここで、組み込み状態の条件とは、この場
合、次の条件とする。条件のうちの調理定数は、庫内温
度(加熱室2内の温度)が230℃、上ヒータ6及び下
ヒータ7のオン/オフ比が共に23秒オン/7秒オフ、
調理時間が28分であり、また、冷却ファン18の回転
速度は通常よりも速くする。
【0026】そして、ステップA9において、組み込み
状態での条件で設定された調理時間が経過したか否かを
判別し、調理時間が経過したら、調理を終了する(ステ
ップA10)。これにより、上ヒータ6及び下ヒータ
7、冷却ファン18が断電されれる。この後、ステップ
A2へ戻り、待機状態となる。
【0027】一方、本体1を、周囲が開放されたような
載置台の上に設置した状態で、上記のオーブン調理を行
った場合には、機械室5内の温度T1が、基準温度T0
(80℃)にまで達しないため、ステップA5におい
て、通常状態の条件で設定された調理時間(25分)が
経過したら、ステップA11において、設置状態を判定
したとして、フラグFaを「1」に設定し、この後、ス
テップA10へ移行して調理を終了する。この場合、本
体1の設置状態が通常状態であり、フラグFbは「0」
のままとする。
【0028】(2)2回目以降の調理の場合には、使用
者が、被調理物を加熱室2内に収容した状態で、スター
トスイッチ19aを操作して調理の開始を指令すると
(ステップA2)、制御装置15は、ステップA3で、
フラグFaが「1」であるか否かを判別する。この場合
は、フラグFaが「1」に設定されているため(本体1
の設置状態がすでに1度判定されているため)、「YE
S」に従ってステップA12へ移行し、ここで、フラグ
Fbが「1」であるか否かを判別する。
【0029】ここで、フラグFbが「1」に設定されて
いる場合(ステップA7において、本体1が組み込み状
態で設置されていると判定された場合)には、「YE
S」に従ってステップA13へ移行し、上記した組み込
み状態の条件(ステップA8と同じ条件)で調理を実行
する。そして、ステップA14において、組み込み状態
での条件で設定された調理時間が経過したか否かを判別
し、調理時間が経過したら、調理を終了する(ステップ
A10)。
【0030】また、2回目以降の調理の場合において、
ステップA12において、Fbが「0」の場合(ステッ
プA11において、本体1が通常状態で設置されている
と判定された場合)には、「N0」に従ってステップA
15へ移行し、上記した通常状態の条件(ステップA4
と同じ条件)で調理を実行する。そして、ステップA1
4において、通常状態での条件で設定された調理時間が
経過したか否かを判別し、調理時間が経過したら、調理
を終了する(ステップA10)。
【0031】(3)一方、本体1の設置位置を変更する
ために、電気コード22の差し込みプラグ21を電源コ
ンセントから抜き、本体1の設置位置を変更し、この
後、差し込みプラグ21を電源コンセントに差し込んだ
場合には、制御装置15は、本体1を初めて設置した場
合((1)の場合)と同様に、まず初期化を行い(ステ
ップA1)、2個のフラグFa,Fbを共に「0」に設
定して、調理開始の指令があるまで待機する(ステップ
A2)。
【0032】この後、上記した(1)の場合と同様に、
まず通常状態の条件で調理を実行し(ステップA4)、
機械室5内の温度T1が基準温度T0を越えるか否かを
判別し(ステップA5,6)、機械室5内の温度T1が
基準温度T0を越えた場合には、本体1が組み込み状態
であると判定して、組み込み状態の条件に変更する(ス
テップA7,8)。機械室5内の温度T1が基準温度T
0を越えない場合には、設定された調理時間が経過する
まで通常状態の条件で調理を行い、本体1が通常状態で
あると判定する(ステップA11)。
【0033】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。すなわち、オーブン調理の際
に、機械室5内の温度を温度センサ17により検出し、
その検出温度T1が予め設定された基準温度T0を越え
た場合に、本体1が組み込み状態で設置されていると判
定し、上ヒータ6及び下ヒータ7による加熱調理に係わ
る調理定数及び冷却ファン18の回転数を、組み込み状
態での使用に適するように制御することにより、調理の
出来具合を、本体1が通常状態で使用された場合と同様
にすることが可能になると共に、マグネトロン13や制
御装置15などの電気部品を適度に冷却することが可能
になる。よって、通常状態で使用しても、組み込み状態
で使用しても、調理の出来具合を極力一定にできると共
に、電気部品を劣化しにくくできる。
【0034】また、本体1の設置状態を一度判定した後
は、電気コード22の差し込みプラグ21が電源コンセ
ントから抜かれるまでは、その判定した状態に適する条
件で調理が実行されるので、常に良好に調理を行うこと
ができる。また、電気コード22の差し込みプラグ21
が一旦電源コンセントから抜かれた場合には、本体1の
設置状態を再度判定するようにしているので、本体1の
設置状態が代わっても、良好に調理を行うことができ
る。
【0035】上記した第1実施例においては、本体1の
設置状態を判定するのに、機械室5内の温度を検出する
機械室用の温度センサ17を用いたが、重量センサ9の
器差補正用の温度センサ11を用いて、上記と同様な判
定を行うようにすることもできる。このようにした場合
には、専用の温度センサを用いる必要がなくなる利点が
ある。
【0036】図7及び図8は本発明の第2実施例を示し
たものであり、以下、この第2実施例について説明す
る。オーブン調理を行う場合、本体1を組み込み状態で
使用する場合と、周囲が開放された通常状態で使用する
場合とでは、図8に示すように、加熱室2内の温度の立
上がりの変化が異なる。すなわち、組み込み状態でオー
ブン調理を行った場合には、通常状態でオーブン調理を
行った場合に比べて、加熱室2内の温度が速く高くな
る。
【0037】そこで、この第2実施例では、オーブン調
理の際に、加熱室2内の温度を加熱室用の温度センサ1
2により検出すると共に、その検出温度が、予め設定さ
れた第1の設定値(例えば100℃)から第2の設定値
(例えば200℃)に達するまでの立上がり時間t1を
測定し、この立上がり時間t1が、予め設定された基準
時間t0よりも速い場合には、本体1が組み込み状態と
あると判定し、それ以外は本体1が通常状態であると判
定するようにしている。以下、その具体的な例につい
て、主に図7のフローチャートを用いて説明する。この
場合も、調理としては、ハンバーグを調理する場合を例
にして説明する。
【0038】(1)使用者が本体1を、周囲が開放され
たような載置台の上、或いは周囲が閉塞されたような棚
の中に設置した状態で、電気コード22の差し込みプラ
グ21を電源コンセント(図示せず)に差し込むと、図
7のフローチャートがスタートし、制御装置15は、ま
ず初期化を行う(ステップB1)。このとき、2個のフ
ラグFa,Fbを共に「0」に設定する。そして、調理
開始の指令があるまで待機する(ステップB2)。
【0039】使用者が、被調理物としてのハンバーグを
加熱室2内に収容した状態で、スタートスイッチ19a
を操作して調理の開始を指令すると、制御装置15は、
ステップB3へ移行し、ここで、フラグFaが「1」で
あるか否かを判別する。この場合は、ステップB1の初
期化において、フラグFaは「0」に設定されているの
で、「NO」に従ってステップB4へ移行し、通常状態
の条件で調理を開始する。
【0040】ここで、通常状態の条件とは、この場合
も、第1実施例と同様な条件とする。すなわち、条件の
うちの調理定数は、庫内温度(加熱室2内の温度)が2
50℃、上ヒータ6及び下ヒータ7のオン/オフ比が共
に25秒オン/5秒オフ、調理時間が25分であり、ま
た、冷却ファン18の回転速度は通常としている。
【0041】そして、ステップB5において、加熱室2
内の温度を温度センサ12により検出し、この検出温度
T2が、予め設定された第1の設定値T3、この場合1
00℃に達するまで待機し、100℃に達したら、タイ
マをスタートさせる(ステップB6)。そして、検出温
度T2が、予め設定された第2の設定値T4、この場合
200℃に達するまで待機し(ステップB7)、200
℃に達したら、タイマをストップし、100℃から20
0℃になるまでの立上がり時間t1を測定する(ステッ
プB8,9)。
【0042】ステップB10において、測定した立上が
り時間t1と、予め設定された基準時間t0、例えば1
0分とを比較し、測定した立上がり時間t1が基準時間
t0以下の場合には、本体1が、周囲が閉塞された部分
に組み込まれた組み込み状態で設置されていると判定
し、「YES」に従ってステップB11へ移行する。こ
のステップB11では、設置状態を判定したとして、フ
ラグFaを「1」に設定すると共に、本体1が組み込み
状態で設置されていると判定したとして、フラグFbも
「1」に設定する。そして、ステップB12において、
調理の条件を、組み込み状態の条件に変更して調理を実
行する。
【0043】ここで、組み込み状態の条件とは、第1実
施例の場合と同様に、次の条件とする。すなわち、条件
のうちの調理定数は、庫内温度(加熱室2内の温度)が
230℃、上ヒータ6及び下ヒータ7のオン/オフ比が
共に23秒オン/7秒オフ、調理時間が28分であり、
また、冷却ファン18の回転速度は通常よりも速くす
る。
【0044】そして、ステップB13において、組み込
み状態での条件で設定された調理時間が経過したか否か
を判別し、調理時間が経過したら、調理を終了する(ス
テップB14)。これにより、上ヒータ6及び下ヒータ
7、冷却ファン18が断電されれる。この後、ステップ
B2へ戻り、待機状態となる。
【0045】一方、本体1を、周囲が開放されたような
載置台の上に設置した状態で、上記のオーブン調理を行
った場合には、加熱室2内の検出温度T2が100℃か
ら200℃になるまでの立上がり時間t1が、基準時間
t0よりも大きくなるため、ステップB10において、
「NO」に従ってステップB15へ移行し、通常状態の
条件で設定された調理時間(25分)が経過するまで通
常状態の条件で調理を行い、調理時間が経過したら、ス
テップB16において、設置状態を判定したとして、フ
ラグFaを「1」に設定し、この後、ステップB14へ
移行して調理を終了する。この場合、本体1の設置状態
が通常状態であり、フラグFbは「0」のままとする。
【0046】(2)2回目以降の調理の場合には、使用
者が、被調理物を加熱室2内に収容した状態で、スター
トスイッチ19aを操作して調理の開始を指令すると
(ステップB2)、制御装置15は、ステップB3で、
フラグFaが「1」であるか否かを判別する。この場合
は、フラグFaが「1」に設定されているため(本体1
の設置状態がすでに1度判定されているため)、「YE
S」に従ってステップB17へ移行し、ここで、フラグ
Fbが「1」であるか否かを判別する。
【0047】ここで、フラグFbが「1」に設定されて
いる場合(ステップB11において、本体1が組み込み
状態で設置されていると判定された場合)には、「YE
S」に従ってステップB18へ移行し、上記した組み込
み状態の条件(ステップB12と同じ条件)で調理を実
行する。そして、ステップB19において、組み込み状
態での条件で設定された調理時間が経過したか否かを判
別し、調理時間が経過したら、調理を終了する(ステッ
プB14)。
【0048】また、2回目以降の調理の場合において、
ステップB17において、Fbが「0」の場合(ステッ
プB16において、本体1が通常状態で設置されている
と判定された場合)には、「N0」に従ってステップB
20へ移行し、上記した通常状態の条件(ステップB4
と同じ条件)で調理を実行する。そして、ステップB1
9において、通常状態での条件で設定された調理時間が
経過したか否かを判別し、調理時間が経過したら、調理
を終了する(ステップB14)。
【0049】(3)一方、本体1の設置位置を変更する
ために、電気コード22の差し込みプラグ21を電源コ
ンセントから抜き、本体1の設置位置を変更し、この
後、差し込みプラグ21を電源コンセントに差し込んだ
場合には、制御装置15は、本体1を初めて設置した場
合((1)の場合)と同様に、まず初期化を行い(ステ
ップB1)、2個のフラグFa,Fbを共に「0」に設
定して、調理開始の指令があるまで待機する(ステップ
B2)。
【0050】この後、上記した(1)の場合と同様に、
まず通常状態の条件で調理を実行し(ステップB4)、
加熱室2内の検出温度T2が100℃から200℃にな
るまでの立上がり時間t1を測定し(ステップB5〜B
9)、その立上がり時間t1と基準時間t0とを比較す
る(ステップB9)。測定した立上がり時間t1が基準
時間t0以下の場合には、本体1が組み込み状態である
と判定して、組み込み状態の条件に変更する(ステップ
B11,12)。また、測定した立上がり時間t1が基
準時間t0よりも大きい場合には、設定された調理時間
が経過するまで通常状態の条件で調理を行い、本体1が
通常状態であると判定する(ステップB15,16)。
【0051】このような第2実施例によれば、基本的に
上記した第1実施例と同様な作用効果を得ることができ
る。加えて、この第2実施例においては、次のような利
点もある。
【0052】すなわち、本体1の設置状態を判定するた
めの、加熱室2内の立上がり時間t1を、予め設定され
た第1の設定値(100℃)から第2の設定値(200
℃)に達するまでの時間として測定しているので、その
立上がり時間t1を常に極力正確に測定することがで
き、ひいては本体1の設置状態を一層正確に判定するこ
とができる。
【0053】ちなみに、立上がり時間t1を、調理開始
時点から例えば100℃に達するまでの時間とした場合
には、調理開始時点の加熱室2内の温度が季節などによ
って異なることがあるため、本体1が同じ設置状態であ
っても、その立上がり時間t1が季節などによって異な
ってしまいうおそれがある。この点、この第2実施例に
よれば、そのような不具合を極力避けることができる。
【0054】また、本体1の設置状態を判定するための
温度センサとして、加熱室用の温度センサ12を利用し
ているので、この場合も、別途専用の温度センサを必要
としない利点もある。
【0055】図9及び図10は本発明の第3実施例を示
したものであり、この第3実施例は、上記した第2実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、予熱を行うオ
ーブン調理の場合には、予熱時の加熱室2内の立上がり
時間を測定し、この立上がり時間に基づき、本体1の設
置状態を判定するようにしたものである。以下、その具
体的な例について、説明する。この場合、調理として
は、クッキーを例にして説明する。
【0056】(1)使用者が本体1を、周囲が開放され
たような載置台の上、或いは周囲が閉塞されたような棚
の中に設置した状態で、電気コード22の差し込みプラ
グ21を電源コンセント(図示せず)に差し込むと、図
9のフローチャートがスタートし、制御装置15は、ま
ず初期化を行う(ステップC1)。このとき、2個のフ
ラグFa,Fbを共に「0」に設定する。そして、予熱
開始の指令があるまで待機する(ステップC2)。
【0057】使用者が、例えば、操作パネル4における
オーブンキーを2度続けて押すことにより、予熱の開始
を指令すると、制御装置15は、上ヒータ6及び下ヒー
タ7を通電して予熱を開始する(ステップC3)。そし
て、ステップC4へ移行し、ここで、フラグFaが
「1」であるか否かを判別する。この場合は、ステップ
C1の初期化において、フラグFaは「0」に設定され
ているので、「NO」に従ってステップC5へ移行す
る。なお、予熱時には、加熱室2内へは被調理物を収容
しない。
【0058】ステップC5において、加熱室2内の温度
を温度センサ12により検出し、この検出温度T2が、
予め設定された第1の設定値T3、この場合100℃に
達するまで待機し、100℃に達したら、タイマをスタ
ートさせる(ステップC6)。そして、検出温度T2
が、予め設定された第2の設定値T4、この場合200
℃に達するまで待機し(ステップC7)、200℃に達
したら、タイマをストップし、100℃から200℃に
なるまでの立上がり時間t1を測定し(ステップC8,
9)、予熱を終了する(ステップC10)。このとき、
図には示されていないが、ブザーにより予熱が終了した
ことを使用者に報知する。そして、制御装置15は、調
理開始の指令があるまで待機する(ステップC11)。
【0059】予熱が終了したら、使用者は、被調理物で
ある調理前のクッキーを加熱室2内に収容した後、スタ
ートスイッチ19aを操作して調理の開始を指令する。
すると、制御装置15は、ステップC12へ移行し、こ
こで、ステップC9において測定した立上がり時間t1
と、予め設定された基準時間t0、例えば10分とを比
較し、測定した立上がり時間t1が基準時間t0以下の
場合には、本体1が、周囲が閉塞された部分に組み込ま
れた組み込み状態で設置されていると判定し、「YE
S」に従ってステップC13へ移行する。このステップ
C13では、設置状態を判定したとして、フラグFaを
「1」に設定すると共に、本体1が組み込み状態で設置
されていると判定したとして、フラグFbも「1」に設
定する。そして、ステップC14において、組み込み状
態の条件で調理を実行する。
【0060】ここで、組み込み状態の条件とは、例えば
次の条件とする。すなわち、条件のうちの調理定数は、
庫内温度(加熱室2内の温度)が230℃、上ヒータ6
及び下ヒータ7のオン/オフ比が共に23秒オン/7秒
オフ、調理時間が28分であり、また、冷却ファン18
の回転速度は通常よりも速くする。
【0061】そして、ステップC15において、組み込
み状態での条件で設定された調理時間が経過したか否か
を判別し、調理時間が経過したら、調理を終了する(ス
テップC16)。これにより、上ヒータ6及び下ヒータ
7、冷却ファン18が断電されれる。この後、ステップ
C2へ戻り、待機状態となる。
【0062】一方、本体1を、周囲が開放されたような
載置台の上に設置した状態で、上記のオーブン調理を行
った場合には、加熱室2内の検出温度T2が100℃か
ら200℃になるまでの立上がり時間t1が、基準時間
t0よりも大きくなるため、ステップC12において、
「NO」に従ってステップC17へ移行する。ここで、
設置状態を判定したとして、フラグFaを「1」に設定
した後、ステップC18へ移行し、通常状態の条件で調
理を実行する。この場合、本体1の設置状態が通常状態
であり、フラグFbは「0」のままとする。
【0063】ここで、通常状態の条件とは、例えば次の
条件とする。すなわち、条件のうちの調理定数は、庫内
温度(加熱室2内の温度)が250℃、上ヒータ6及び
下ヒータ7のオン/オフ比が共に25秒オン/5秒オ
フ、調理時間が25分であり、また、冷却ファン18の
回転速度は通常としている。
【0064】そして、通常状態の条件の調理時間が経過
したら、調理を終了する(ステップC15,16)。
【0065】(2)2回目以降の調理の場合には、使用
者が、オーブンキーを2度続けて押すことにより、予熱
の開始を指令すると(ステップC2)、制御装置15
は、予熱を開始した後(ステップC3)、ステップC4
で、フラグFaが「1」であるか否かを判別する。この
場合は、フラグFaが「1」に設定されているため(本
体1の設置状態がすでに1度判定されているため)、
「YES」に従ってステップC19へ移行し、ここで、
加熱室2内の温度を検出する温度センサ12の検出温度
T2が200℃になるまで待機する。
【0066】検出温度T2が200℃に達したら、予熱
を終了し(ステップC20)、また、ブザーにより予熱
が終了したことを使用者に報知する。そして、制御装置
15は、調理開始の指令があるまで待機する(ステップ
C21)。
【0067】予熱が終了したら、使用者は、被調理物を
加熱室2内に収容した後、スタートスイッチ19aを操
作して調理の開始を指令する。すると、制御装置15
は、ステップC22において、フラグFbが「1」であ
るか否かを判別する。
【0068】ここで、フラグFbが「1」に設定されて
いる場合(ステップC13において、本体1が組み込み
状態で設置されていると判定された場合)には、「YE
S」に従ってステップC14へ移行し、組み込み状態の
条件で調理を実行する。
【0069】また、ステップC22において、Fbが
「0」の場合(ステップC17において、本体1が通常
状態で設置されていると判定された場合)には、「N
0」に従ってステップC18へ移行し、通常状態の条件
で調理を実行する。
【0070】このような第3実施例によれば、基本的に
上記した第2実施例と同様な作用効果を得ることができ
る。加えて、この第3実施例においては、次のような利
点がある。
【0071】すなわち、この第3実施例においては、本
体1の設置状態を判定するための、加熱室2内の立上が
り時間t1を、加熱室2内に被調理物が収容されていな
い予熱時に測定するようにしているので、立上がり時間
t1の測定の際に、被調理物の影響を受けずに測定する
ことができ、立上がり時間t1を一層正確に測定するこ
とが可能になり、ひいては本体1の設置状態を一層正確
に判定することができるようになる。
【0072】さらに、本発明は、図示はしないが、次の
ような実施例とすることもできる。すなわち、例えば操
作パネル4に、使用者が操作する組み込み設定用スイッ
チを設ける。そして、制御装置15は、この組み込み設
定用スイッチがオン操作された場合には、本体1が組み
込み状態に設置されていると判定し、組み込み状態の条
件で調理を実行するようにし、また、組み込み設定用ス
イッチがオン操作されなかった場合には、本体1が通常
状態に設置されていると判定し、通常状態の条件で調理
を実行するようにする。
【0073】また、上記した各実施例では、調理の条件
を制御装置15において決定する、いわゆる自動調理の
例であるが、調理定数を使用者が設定して調理を行う場
合には、例えば次のように制御することもできる。
【0074】すなわち、例えば、オーブン調理を行う場
合において、調理温度及び調理時間を使用者が設定した
場合に、制御装置15が本体1の設置状態を判定して、
本体1が通常状態で設置されていると判定した場合に
は、冷却ファン18の回転数を通常とし、本体1が組み
込み状態で設置されていると判定した場合には、冷却フ
ァン18の回転数を通常よりも速くするように制御す
る。
【0075】さらに、上記した各実施例では、冷却ファ
ン18は電気部品冷却用としているが、本体1の外箱な
ども同時に冷却するようになっていても良い。
【0076】なお、本発明は、設置状態判定手段の判定
結果に基づいて、調理定数や冷却ファン18の回転数の
いずれか一方のみを変更するものであっても良いなど、
種々の変形が可能である。
【0077】
【発明の効果】請求項1,2,3,8の発明によれば、
設置状態判定手段が、本体が組み込み状態で設置されて
いると判定した場合には、加熱手段の加熱調理に係わる
調理定数や冷却ファンの回転数を、組み込み状態での使
用に適するように制御することにより、調理の出来具合
を、本体が通常状態で使用された場合と同様にすること
が可能になると共に、電気部品を適度に冷却することが
可能になる。よって、通常状態で使用しても、組み込み
状態で使用しても、調理の出来具合を極力一定にできる
と共に、電気部品を劣化しにくくできる。
【0078】請求項4の発明によれば、本体の設置状態
を判定するための温度センサとして、重量センサの器差
補正用の温度センサを利用することにより、別途専用の
温度センサを用いる必要がない利点がある。
【0079】請求項5の発明によれば、本体の設置状態
を判定するための、加熱室内の温度の立上がり時間を極
力正確に検出できて、本体の設置状態を一層正確に判定
することができる。また、本体の設置状態を判定するた
めの温度センサとして、加熱室用の温度センサを利用し
ているので、別途専用の温度センサを必要としない利点
もある。
【0080】請求項6の発明によれば、本体の設置状態
を判定するための、加熱室内の温度の立上がり時間の測
定の際に、被調理物の影響を受けずに測定することがで
きるので、立上がり時間を一層正確に測定することがで
き、本体の設置状態を一層正確に判定することができる
ようになる。
【0081】請求項7の発明によれば、本体の設置状態
を一度判定した後は、電源がオフされるまでは、その判
定した状態に適する条件で調理が実行されるので、常に
良好に調理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、制御装置の
制御内容を示すフローチャート
【図2】電気的構成を示すブロック図
【図3】全体の正面図
【図4】加熱室の下部部分の縦断正面図
【図5】操作パネルの裏側部分の斜視図
【図6】調理時間と機械室の温度との関係を示す図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】調理時間と加熱室の温度との関係を示す図
【図9】本発明の第3実施例を示すフローチャートその
【図10】フローチャートその2
【符号の説明】
1は本体、2は加熱室、5は機械室、6は上ヒータ(加
熱手段)、7は下ヒータ(加熱手段)、9は重量セン
サ、11は器差補正用の温度センサ、12は加熱室用の
温度センサ、13はマグネトロン(加熱手段、電気部
品)、15は制御装置(設置状態判定手段、制御手段、
電気部品)、16は他の電気部品、17は機械室用の温
度センサ、18は冷却ファン、19はスイッチ、21は
差し込みプラグである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室を有する本体と、 前記加熱室内に収容された被調理物を加熱調理する加熱
    手段と、 前記本体に設けられた電気部品冷却用の冷却ファンと、 前記本体が、周囲が閉塞されたような部分に組み込まれ
    た組み込み状態であるか否かを判定する設置状態判定手
    段と、 この設置状態判定手段の判定結果に基づいて、前記加熱
    手段の加熱調理に係わる調理定数や前記冷却ファンの回
    転数を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする
    加熱調理器。
  2. 【請求項2】 設置状態判定手段は、温度センサの検出
    結果に基づいて、本体が組み込み状態であるか否かを判
    定することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 温度センサは、本体が有する機械室内の
    温度を検出するように設けられたものを用い、 設置状態判定手段は、前記温度センサの検出温度が予め
    設定された基準温度に達した場合に、本体が組み込み状
    態であると判定することを特徴とする請求項2記載の加
    熱調理器。
  4. 【請求項4】 温度センサは、加熱室内に収容される被
    調理物の重量を検出する重量センサの器差補正用のもの
    を用いるようにしたことを特徴とする請求項2記載の加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 温度センサは、加熱室内の温度を検出す
    るように設けられたものを用い、 設置状態判定手段は、前記温度センサの検出温度が予め
    設定された第1の設定値から第2の設定値に達するまで
    の立上がり時間を測定すると共に、この測定した立上が
    り時間と予め設定された基準時間とを比較し、立上がり
    時間が基準時間よりも短い場合に、本体が組み込み状態
    であると判定することを特徴とする請求項2記載の加熱
    調理器。
  6. 【請求項6】 立上がり時間の測定は、予熱時にのみ行
    うことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 設置状態判定手段が、本体が組み込み状
    態であると判定した場合、制御手段は、電源がオフされ
    るまでは、調理定数や冷却ファンの回転数を組み込み用
    に設定して調理を実行することを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 組み込み設定用スイッチを備え、 設置状態判定手段は、前記組み込み設定用スイッチが操
    作されることに基づいて、本体が組み込み状態であると
    判定することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
JP33111896A 1996-12-11 1996-12-11 加熱調理器 Pending JPH10169997A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006351399A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波加熱装置
CN113915859A (zh) * 2020-12-02 2022-01-11 海信(山东)冰箱有限公司 冰箱及其控制方法

Cited By (3)

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JP4556779B2 (ja) * 2005-06-17 2010-10-06 パナソニック株式会社 高周波加熱装置
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