JPH10169616A - 油圧装置の油漏れ検出装置及び方法 - Google Patents
油圧装置の油漏れ検出装置及び方法Info
- Publication number
- JPH10169616A JPH10169616A JP33106996A JP33106996A JPH10169616A JP H10169616 A JPH10169616 A JP H10169616A JP 33106996 A JP33106996 A JP 33106996A JP 33106996 A JP33106996 A JP 33106996A JP H10169616 A JPH10169616 A JP H10169616A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- oil
- hydraulic
- hydraulic cylinder
- detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の油圧装置の油漏れ検出方法としては、
シリンダのパッキン直下に予め油漏れを受ける容器を設
けて油を受け、液面の変化をみて又は管内の圧力を検出
して警報等を出していたが、油圧装置及び配管が位置す
る環境は劣悪な状況下であるため、その作業及びメンテ
ナンスは極めて危険であった。 【解決手段】 本発明による油圧装置の油漏れ検出装置
及び方法は、ポンプ(6)から切替弁(10)を経て油圧シリ
ンダ(8)迄の配管(20,21)及び配管外に設けた温度センサ
(1,2,3,4)により検出した温度T0〜T3を用いて比較処
理することにより、各配管の漏れ、油圧シリンダ(8)の
漏れ及び要注意状態を検出する構成である。
シリンダのパッキン直下に予め油漏れを受ける容器を設
けて油を受け、液面の変化をみて又は管内の圧力を検出
して警報等を出していたが、油圧装置及び配管が位置す
る環境は劣悪な状況下であるため、その作業及びメンテ
ナンスは極めて危険であった。 【解決手段】 本発明による油圧装置の油漏れ検出装置
及び方法は、ポンプ(6)から切替弁(10)を経て油圧シリ
ンダ(8)迄の配管(20,21)及び配管外に設けた温度センサ
(1,2,3,4)により検出した温度T0〜T3を用いて比較処
理することにより、各配管の漏れ、油圧シリンダ(8)の
漏れ及び要注意状態を検出する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧装置の油漏れ検
出装置及び方法に関するものである。
出装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製鉄所には大型の機械装置を駆
動させるために多くの油圧装置が用いられているが、例
えば連続鋳造装置で鋳片を鋳造するには、鋳片幅制御、
鋳型スタンドの固定や鋳片を引き抜くピンチロール等の
設備があり、これらの設備を駆動するために油圧装置が
用いられている。これらの油圧装置は、狭くて高温多湿
の極めて悪い環境の下に設置されており、定期的に設備
を休止して油漏れ箇所の有無や亀裂等の不備の有無の点
検がなされる。この油漏れを検出する先行技術として
は、例えば導管内の圧力を測定して油漏れを検出する特
表平4−500728号公報やシリンダのパッキン直下
に油漏れを受ける容器を設けて、液面の変化で油漏れを
検出する特開平6−207608号公報がある。そのう
ち、特開平6−207608号公報によると、シリンダ
のパッキン直下に予め油漏れを受ける容器を設けて油漏
れを受け、その液面の変化を2つの液面センサで検知し
てコントローラが自動的にスピーカやランプ等で警報を
発し、非常停止あるいはサイクル終了後停止等の処理を
行う方法が開示されている。
動させるために多くの油圧装置が用いられているが、例
えば連続鋳造装置で鋳片を鋳造するには、鋳片幅制御、
鋳型スタンドの固定や鋳片を引き抜くピンチロール等の
設備があり、これらの設備を駆動するために油圧装置が
用いられている。これらの油圧装置は、狭くて高温多湿
の極めて悪い環境の下に設置されており、定期的に設備
を休止して油漏れ箇所の有無や亀裂等の不備の有無の点
検がなされる。この油漏れを検出する先行技術として
は、例えば導管内の圧力を測定して油漏れを検出する特
表平4−500728号公報やシリンダのパッキン直下
に油漏れを受ける容器を設けて、液面の変化で油漏れを
検出する特開平6−207608号公報がある。そのう
ち、特開平6−207608号公報によると、シリンダ
のパッキン直下に予め油漏れを受ける容器を設けて油漏
れを受け、その液面の変化を2つの液面センサで検知し
てコントローラが自動的にスピーカやランプ等で警報を
発し、非常停止あるいはサイクル終了後停止等の処理を
行う方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の油圧装置の油漏
れ検出装置は以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、油圧装置などは、
点検が必要となるホースやパッキン等が多数あるうえ
に、これらの部分は装置各部に分散しており、また高圧
である油は溶接接合部や配管材料の不具合があれば漏れ
を生じ、点検等に当たっては作業が繁雑という問題が有
る。また、シリンダ内部のピストン部のシール不良によ
りシリンダ内の導通状態は外部からでは発見が難しく、
制御に不具合が生じて初めて気付くものであった。さら
に油圧装置の稼働部等の危険箇所に接近して目視確認す
ることは難しく、また油圧装置が大型の場合には高所作
業となり、点検するには極めて危険であった。従って、
油圧装置においては多量の油漏れが発生していることも
多く、確実な油漏れを検出することが極めて困難であっ
た。また、前述の特開平6−207608号公報に開示
されている方法では、機械器具が密集した狭隘な箇所で
は油を受ける容器の設置箇所を確保することは容易では
なく、容器が設置できる箇所だけの漏れ検出を行うこと
しか不可能であった。
れ検出装置は以上のように構成されていたため、次のよ
うな課題が存在していた。すなわち、油圧装置などは、
点検が必要となるホースやパッキン等が多数あるうえ
に、これらの部分は装置各部に分散しており、また高圧
である油は溶接接合部や配管材料の不具合があれば漏れ
を生じ、点検等に当たっては作業が繁雑という問題が有
る。また、シリンダ内部のピストン部のシール不良によ
りシリンダ内の導通状態は外部からでは発見が難しく、
制御に不具合が生じて初めて気付くものであった。さら
に油圧装置の稼働部等の危険箇所に接近して目視確認す
ることは難しく、また油圧装置が大型の場合には高所作
業となり、点検するには極めて危険であった。従って、
油圧装置においては多量の油漏れが発生していることも
多く、確実な油漏れを検出することが極めて困難であっ
た。また、前述の特開平6−207608号公報に開示
されている方法では、機械器具が密集した狭隘な箇所で
は油を受ける容器の設置箇所を確保することは容易では
なく、容器が設置できる箇所だけの漏れ検出を行うこと
しか不可能であった。
【0004】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたもので、特に、自動化が可能で油漏れ点検を
確実に行え、狭隘な箇所で、しかも、高温多湿の悪い環
境の下でも油圧装置の油漏れを確実に検知することがで
きる油圧装置の油漏れ検出装置及び方法を提供すること
を目的とする。
になされたもので、特に、自動化が可能で油漏れ点検を
確実に行え、狭隘な箇所で、しかも、高温多湿の悪い環
境の下でも油圧装置の油漏れを確実に検知することがで
きる油圧装置の油漏れ検出装置及び方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による油圧装置の
油漏れ検出装置は、油圧ポンプと、油を貯蔵する貯油槽
と、前記油の圧送方向を切替える切替弁と、油圧で駆動
する油圧シリンダと、を有する油圧装置において、前記
油圧ポンプから切替弁までの一次配管側と前記切替弁か
ら油圧シリンダまでの二次配管側に設けられ前記油の温
度及び前記配管外の雰囲気温度を検出する温度検出手段
と、前記温度検出手段で得られた温度を用いて比較演算
するデータ処理装置と、前記比較演算結果から表示警報
を発する表示警報器と、を設けた構成である。
油漏れ検出装置は、油圧ポンプと、油を貯蔵する貯油槽
と、前記油の圧送方向を切替える切替弁と、油圧で駆動
する油圧シリンダと、を有する油圧装置において、前記
油圧ポンプから切替弁までの一次配管側と前記切替弁か
ら油圧シリンダまでの二次配管側に設けられ前記油の温
度及び前記配管外の雰囲気温度を検出する温度検出手段
と、前記温度検出手段で得られた温度を用いて比較演算
するデータ処理装置と、前記比較演算結果から表示警報
を発する表示警報器と、を設けた構成である。
【0006】本発明による油圧装置の油漏れ検出方法
は、油圧ポンプと、油を貯蔵する貯油槽と、前記油の圧
送方向を切替える切替弁と、油圧で駆動する油圧シリン
ダと、を有する油圧装置において、前記切替弁から前記
油圧シリンダまでの配管内容積が前記油圧シリンダの内
容積と同等より僅かに前記油圧シリンダ側でかつ前記油
の流入及び流出側位置に温度検出手段を設けて温度を検
出する第1工程と、前記温度検出手段を設けた付近の雰
囲気温度を検出する第2工程と、前記油圧シリンダへ流
入する油の温度と雰囲気温度を比較演算する第3工程
と、前記油圧シリンダから流出する油の温度と雰囲気温
度とを比較演算する第4工程と、前記油圧ポンプから加
圧された油の温度と前記油圧シリンダへ流入する油の温
度とを比較演算する第5工程と、前記油圧ポンプから加
圧された油の温度と前記油圧シリンダの排出側の温度と
を比較演算する第6工程とよりなる方法である。
は、油圧ポンプと、油を貯蔵する貯油槽と、前記油の圧
送方向を切替える切替弁と、油圧で駆動する油圧シリン
ダと、を有する油圧装置において、前記切替弁から前記
油圧シリンダまでの配管内容積が前記油圧シリンダの内
容積と同等より僅かに前記油圧シリンダ側でかつ前記油
の流入及び流出側位置に温度検出手段を設けて温度を検
出する第1工程と、前記温度検出手段を設けた付近の雰
囲気温度を検出する第2工程と、前記油圧シリンダへ流
入する油の温度と雰囲気温度を比較演算する第3工程
と、前記油圧シリンダから流出する油の温度と雰囲気温
度とを比較演算する第4工程と、前記油圧ポンプから加
圧された油の温度と前記油圧シリンダへ流入する油の温
度とを比較演算する第5工程と、前記油圧ポンプから加
圧された油の温度と前記油圧シリンダの排出側の温度と
を比較演算する第6工程とよりなる方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による油
圧装置の油漏れ検出装置及び方法の好適な実施の形態に
ついて説明する。図1において、貯油槽5と、この貯油
槽5に溜てある油を加圧し油圧シリンダ8へ送るポンプ
6と、このポンプ6を駆動するためのモータ7と、この
油圧シリンダ8へ圧縮した油を送る方向を切替えるため
の切替弁10と、データ処理装置9と、表示警報器11
とからなり、送油の温度または配管12,13の温度を
検出する温度検出手段である第1温度センサ1と、がポ
ンプ6と切替弁10との間の一次油配管20側に設けて
ある。さらに、切替弁10と油圧シリンダ8間の油を供
給する第1配管12と排出する第2配管13にそれぞれ
温度検出手段である第2、第3温度検出センサ2,3が
設けられ、また、各配管12,13内の油の温度が雰囲
気に影響して変動するため、各配管12,13外の雰囲
気温度を検出するための温度検出手段である第4温度検
出センサ4が設けられている。
圧装置の油漏れ検出装置及び方法の好適な実施の形態に
ついて説明する。図1において、貯油槽5と、この貯油
槽5に溜てある油を加圧し油圧シリンダ8へ送るポンプ
6と、このポンプ6を駆動するためのモータ7と、この
油圧シリンダ8へ圧縮した油を送る方向を切替えるため
の切替弁10と、データ処理装置9と、表示警報器11
とからなり、送油の温度または配管12,13の温度を
検出する温度検出手段である第1温度センサ1と、がポ
ンプ6と切替弁10との間の一次油配管20側に設けて
ある。さらに、切替弁10と油圧シリンダ8間の油を供
給する第1配管12と排出する第2配管13にそれぞれ
温度検出手段である第2、第3温度検出センサ2,3が
設けられ、また、各配管12,13内の油の温度が雰囲
気に影響して変動するため、各配管12,13外の雰囲
気温度を検出するための温度検出手段である第4温度検
出センサ4が設けられている。
【0008】なお、前記油圧シリンダ8内の油は全て貯
油槽5に流れ込むことはなく、切替弁10の作動により
油圧シリンダ8の内容積の油が切替弁10に流れる。ま
た油圧シリンダ8に油を満たすように作動すると、切替
弁10から油圧シリンダ8の内容積と等しい配管内容積
の配管長さだけ油が供給される。従って、油の漏れがな
い正常な時は、油圧シリンダ8の内容積に等しい容積に
相当する配管長さまで油が移動することになる。よっ
て、第2、第3温度センサ2及び3の設置箇所は前記配
管12,13の切替弁10から油圧シリンダ8間の二次
配管21における油圧シリンダ8の内容積に等しい配管
長さから、確実な温度差を検出するため僅かに油圧シリ
ンダ8側に設けられている。また、図2は、図1におけ
る切替弁10と油圧シリンダ8間の各配管12,13内
の油の動きと油圧シリンダ8の動作とを示すものであ
る。
油槽5に流れ込むことはなく、切替弁10の作動により
油圧シリンダ8の内容積の油が切替弁10に流れる。ま
た油圧シリンダ8に油を満たすように作動すると、切替
弁10から油圧シリンダ8の内容積と等しい配管内容積
の配管長さだけ油が供給される。従って、油の漏れがな
い正常な時は、油圧シリンダ8の内容積に等しい容積に
相当する配管長さまで油が移動することになる。よっ
て、第2、第3温度センサ2及び3の設置箇所は前記配
管12,13の切替弁10から油圧シリンダ8間の二次
配管21における油圧シリンダ8の内容積に等しい配管
長さから、確実な温度差を検出するため僅かに油圧シリ
ンダ8側に設けられている。また、図2は、図1におけ
る切替弁10と油圧シリンダ8間の各配管12,13内
の油の動きと油圧シリンダ8の動作とを示すものであ
る。
【0009】これらの油の温度を検出する各温度センサ
1,2,3からの信号1a,2a,3aと配管12,1
3の外側の雰囲気の温度を検出した第4温度センサ4か
らの信号4aをデータ処理装置9に取り込み、油漏れの
有無の判断がデータ処理装置9で行われ、この結果がオ
ペレータ室の表示警報器11に表示され、油漏れがあっ
た場合には警報を発するように構成されている。なお、
各温度センサ1〜4としては、周知の熱電対、あるいは
白金抵抗体等を用いることができる。
1,2,3からの信号1a,2a,3aと配管12,1
3の外側の雰囲気の温度を検出した第4温度センサ4か
らの信号4aをデータ処理装置9に取り込み、油漏れの
有無の判断がデータ処理装置9で行われ、この結果がオ
ペレータ室の表示警報器11に表示され、油漏れがあっ
た場合には警報を発するように構成されている。なお、
各温度センサ1〜4としては、周知の熱電対、あるいは
白金抵抗体等を用いることができる。
【0010】従って、送油の温度を検出する第1温度セ
ンサ1の温度T0を検出し、油圧シリンダ8へ油を導く
第1配管12の第2温度センサ2の温度T1を検出し、
第2配管13の温度を検出する第3温度センサ3からの
温度T2を検出し、さらに温度T1,T2を検出した付近
の雰囲気を検出する第4温度センサ4からの雰囲気温度
T3を検出し、これらの温度T0,T1,T2,T3をデー
タ処理装置9へ取り込んで処理する。
ンサ1の温度T0を検出し、油圧シリンダ8へ油を導く
第1配管12の第2温度センサ2の温度T1を検出し、
第2配管13の温度を検出する第3温度センサ3からの
温度T2を検出し、さらに温度T1,T2を検出した付近
の雰囲気を検出する第4温度センサ4からの雰囲気温度
T3を検出し、これらの温度T0,T1,T2,T3をデー
タ処理装置9へ取り込んで処理する。
【0011】次に、本発明による油漏れ検出装置のデー
タ処理装置9を用いて油漏れを判定する方法についてフ
ロー図に基づき説明する。まず、スタート後、第1ステ
ップ100で、油圧シリンダ8へ油を導く第1配管12
の第2温度センサ2の温度T1と温度T1,T2付近の雰
囲気温度を検出する第4温度センサ4からの温度T3と
を比較演算して温度差があるかどうかの判定をする。温
度差がTα以下であれば第3ステップ300へ進み、温
度差がTα以上なら第2ステップ200へ進む。この第
2ステップ200では、第2配管13の配管温度を検出
する第3温度センサ3からの温度T2と温度T1,T2付
近の第4温度センサ4からの温度T3を比較演算して、
温度差がTα以上ならば再びスタート点へ戻り繰り返さ
れる。この第2ステップ200でも温度差がTα以下で
あれば、第3ステップ300へ進み、油圧シリンダ8へ
油を供給する第2配管13の第2温度センサ2の温度T
1と送油の温度を検出する第1温度センサ1の温度T0と
を比較演算する。この比較演算の結果、温度が所定温度
範囲Tβ以下であれば温度T1の第2温度センサ2を取
り付けた第1配管12の一部に油漏れがあると判断をし
て温度T1系配管油漏れ発生と表示し警報を表示警報器
11で出す。
タ処理装置9を用いて油漏れを判定する方法についてフ
ロー図に基づき説明する。まず、スタート後、第1ステ
ップ100で、油圧シリンダ8へ油を導く第1配管12
の第2温度センサ2の温度T1と温度T1,T2付近の雰
囲気温度を検出する第4温度センサ4からの温度T3と
を比較演算して温度差があるかどうかの判定をする。温
度差がTα以下であれば第3ステップ300へ進み、温
度差がTα以上なら第2ステップ200へ進む。この第
2ステップ200では、第2配管13の配管温度を検出
する第3温度センサ3からの温度T2と温度T1,T2付
近の第4温度センサ4からの温度T3を比較演算して、
温度差がTα以上ならば再びスタート点へ戻り繰り返さ
れる。この第2ステップ200でも温度差がTα以下で
あれば、第3ステップ300へ進み、油圧シリンダ8へ
油を供給する第2配管13の第2温度センサ2の温度T
1と送油の温度を検出する第1温度センサ1の温度T0と
を比較演算する。この比較演算の結果、温度が所定温度
範囲Tβ以下であれば温度T1の第2温度センサ2を取
り付けた第1配管12の一部に油漏れがあると判断をし
て温度T1系配管油漏れ発生と表示し警報を表示警報器
11で出す。
【0012】第4ステップ400では第2配管13の配
管温度を検出する第3温度センサ3からの温度T2と送
油の温度を検出する第1温度センサ1の温度T0とを比
較演算して温度が所定温度範囲Tβ以下であれば温度T
2の第3温度センサ3を取り付けた第2配管13の一部
に油漏れがあると判断をして温度T2系配管油漏れ発生
と表示し表示警報器11で警報を出す。第3ステップ3
00及び第4ステップ400で両方とも温度差が少ない
と判断したら、油圧シリンダ8に異常が起こり油圧シリ
ンダ8から油漏れが発生していると表示し警報を出す。
第1ステップ100と第2ステップ200の演算の結
果、両方とも温度差が少ないが、第3ステップ300お
よび第4ステップ400では温度差が大きい時には注意
するように表示ができる。なお、切替弁10によって油
の流れる方向は切り替わるから前記した供給、排出は逆
転することになる。
管温度を検出する第3温度センサ3からの温度T2と送
油の温度を検出する第1温度センサ1の温度T0とを比
較演算して温度が所定温度範囲Tβ以下であれば温度T
2の第3温度センサ3を取り付けた第2配管13の一部
に油漏れがあると判断をして温度T2系配管油漏れ発生
と表示し表示警報器11で警報を出す。第3ステップ3
00及び第4ステップ400で両方とも温度差が少ない
と判断したら、油圧シリンダ8に異常が起こり油圧シリ
ンダ8から油漏れが発生していると表示し警報を出す。
第1ステップ100と第2ステップ200の演算の結
果、両方とも温度差が少ないが、第3ステップ300お
よび第4ステップ400では温度差が大きい時には注意
するように表示ができる。なお、切替弁10によって油
の流れる方向は切り替わるから前記した供給、排出は逆
転することになる。
【0013】
【発明の効果】本発明による油圧装置の油漏れ検出装置
及び方法は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、配管側に設け
た温度検出手段と配管外の雰囲気を検出する温度検出手
段からの検出信号を比較することによって油漏れの有無
を検出できるため、検出の自動化が可能で油漏れ点検を
確実に行え、狭隘な箇所で、しかも、高温多湿の悪い環
境下でも油圧装置の油漏れを素早く検知する事ができ、
この種の設備関係の稼働の安定化及びメンテナンスの容
易化を得ることができる。
及び方法は、以上のように構成されていたため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、配管側に設け
た温度検出手段と配管外の雰囲気を検出する温度検出手
段からの検出信号を比較することによって油漏れの有無
を検出できるため、検出の自動化が可能で油漏れ点検を
確実に行え、狭隘な箇所で、しかも、高温多湿の悪い環
境下でも油圧装置の油漏れを素早く検知する事ができ、
この種の設備関係の稼働の安定化及びメンテナンスの容
易化を得ることができる。
【図1】本発明による油圧装置の油漏れ検出装置の概要
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図2】図1の配管内の油の動きを説明する説明図であ
る。
る。
【図3】図1の油漏れを示すフロー図である。
1 第1温度センサ 2 第2温度センサ 3 第3温度センサ 4 第4温度センサ 5 貯油槽 6 ポンプ 7 モータ 8 油圧シリンダ 9 データ処理装置 10 切替弁 11 表示警報器 12 第1配管 13 第2配管 20 一次配管 21 二次配管
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧ポンプ(6)と、油を貯蔵する貯油槽
(5)と、前記油の圧送方向を切替える切替弁(10)と、油
圧で駆動する油圧シリンダ(8)と、を有する油圧装置に
おいて、前記油圧ポンプ(6)から切替弁(10)までの一次
配管(20)側と前記切替弁(10)から油圧シリンダ(8)まで
の二次配管(21)側に設けられ前記油の温度及び前記配管
(20,21)の雰囲気温度を検出する温度検出手段(1,2,3,4)
と、前記温度検出手段(1,2,3,4)で得られた温度を用い
て比較演算するデータ処理(9)装置と、前記比較演算結
果から表示警報を発する表示警報器(11)と、を設けたこ
とを特徴とする油圧装置の油漏れ検出装置。 - 【請求項2】 油圧ポンプ(6)と、油を貯蔵する貯油槽
(5)と、前記油の圧送方向を切替える切替弁(10)と、油
圧で駆動する油圧シリンダ(8)と、を有する油圧装置に
おいて、前記切替弁(10)から前記シリンダ(8)までの配
管内容積が前記油圧シリンダ(8)の内容積と同等より僅
かに前記油圧シリンダ(8)側でかつ前記油の流入及び流
出側位置に温度検出手段を設けて温度を検出する第1工
程と、前記温度検出手段(1,2,3)を設けた付近の雰囲気
温度(4)を検出する第2工程と、前記油圧シリンダ(8)へ
流入する油の温度と雰囲気温度を比較演算する第3工程
と、前記油圧シリンダ(8)から流出する油の温度と雰囲
気温度とを比較演算する第4工程と、前記油圧ポンプ
(6)から加圧された油の温度と前記油圧シリンダ(8)へ流
入する油の温度とを比較演算する第5工程と、前記油圧
ポンプ(6)から加圧された油の温度と前記油圧シリンダ
(8)の排出側の温度とを比較演算する第6工程とよりな
ることを特徴とする油圧装置の油漏れ検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33106996A JPH10169616A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 油圧装置の油漏れ検出装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33106996A JPH10169616A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 油圧装置の油漏れ検出装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169616A true JPH10169616A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18239514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33106996A Withdrawn JPH10169616A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 油圧装置の油漏れ検出装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169616A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100931128B1 (ko) | 2007-11-23 | 2009-12-10 | 현대자동차주식회사 | 실린더 블록 오일라인의 리크 측정 장치 및 방법 |
EP3067516A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-14 | Caterpillar Global Mining Europe GmbH | Hydraulic assembly for a mining system |
JP2018155374A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスの油圧機器故障診断方法 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP33106996A patent/JPH10169616A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100931128B1 (ko) | 2007-11-23 | 2009-12-10 | 현대자동차주식회사 | 실린더 블록 오일라인의 리크 측정 장치 및 방법 |
EP3067516A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-14 | Caterpillar Global Mining Europe GmbH | Hydraulic assembly for a mining system |
US20160265685A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-15 | Caterpillar Global Mining Europe Gmbh | Hydraulic assembly for a mining system |
CN105971974A (zh) * | 2015-03-13 | 2016-09-28 | 卡特彼勒环球矿业欧洲有限公司 | 开采系统的液压组件 |
US9982799B2 (en) * | 2015-03-13 | 2018-05-29 | Caterpillar Global Mining Europe Gmbh | Hydraulic assembly for a mining system |
AU2016201421B2 (en) * | 2015-03-13 | 2020-10-15 | Caterpillar Inc. | Hydraulic assembly for a mining system |
JP2018155374A (ja) * | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスの油圧機器故障診断方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6935163B2 (en) | Method for testing parts for leaks | |
US20050234660A1 (en) | Method and apparatus for diagnosing leakage in a fluid power system | |
KR102142812B1 (ko) | 호스 기밀 검사장치 및 검사방법 | |
CN103493033B (zh) | 高完整性保护系统及其测试和操作方法 | |
JPH10169616A (ja) | 油圧装置の油漏れ検出装置及び方法 | |
RU2670675C1 (ru) | Стенд для испытаний трубопроводной арматуры, ее элементов и фитингов на прочность, плотность и герметичность затвора | |
JPH0861591A (ja) | 圧力配管の異常検出装置および異常検出方法 | |
JP2002333381A (ja) | 水素ガス漏洩の検知方法 | |
JP4742548B2 (ja) | 液化ガスタンクの監視方法及び監視装置 | |
JP3818314B1 (ja) | オイルエア供給装置及びその異常検出方法 | |
JP2006308076A (ja) | オイルエア供給装置及びその異常検出方法 | |
JP4506122B2 (ja) | 塗布液供給装置 | |
JPH06207608A (ja) | 油圧装置の油漏れ検知方法 | |
JP2010060542A (ja) | 気密部品の欠陥検査方法および装置 | |
JPH11230118A (ja) | 気圧アクチュエータシステムの摩耗及び洩れ検出装置及び気圧アクチュエータシステムの摩耗及び洩れ異常検出方法 | |
KR101401495B1 (ko) | 특수 가스 누설 확인을 위한 고진공 시스템 | |
JPS63206629A (ja) | 鋼管水圧試験における漏れ検出方法及び装置 | |
JPH06294500A (ja) | ガス漏れ箇所自動遮断装置 | |
KR200266364Y1 (ko) | 가스 공급 시스템의 실시간 가스 모니터링 장치 | |
JP2002025918A (ja) | 半導体製造装置 | |
JPH0783735A (ja) | 油圧装置の油漏れ発見装置 | |
KR20240094258A (ko) | 차압을 이용한 실린더의 예지 보전방법 | |
JP2004347013A (ja) | 油圧設備の異常判定方法及び油圧設備 | |
JPH0156999B2 (ja) | ||
KR20240043286A (ko) | 차압을 이용한 실린더의 예지 보전방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |