JPH10169548A - アキシアルピストン機械のための保持装置 - Google Patents
アキシアルピストン機械のための保持装置Info
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- JPH10169548A JPH10169548A JP9307668A JP30766897A JPH10169548A JP H10169548 A JPH10169548 A JP H10169548A JP 9307668 A JP9307668 A JP 9307668A JP 30766897 A JP30766897 A JP 30766897A JP H10169548 A JPH10169548 A JP H10169548A
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- shoe
- holding device
- center line
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- shoe plate
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B1/00—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B1/12—Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B1/122—Details or component parts, e.g. valves, sealings or lubrication means
- F04B1/124—Pistons
- F04B1/126—Piston shoe retaining means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01B—MACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
- F01B3/00—Reciprocating-piston machines or engines with cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F01B3/0082—Details
- F01B3/0085—Pistons
- F01B3/0088—Piston shoe retaining means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピストンのシューの転倒(チッピング)を実
質的になくすことのできるピストンのシュー保持装置を
提供する。 【解決手段】 アキシアルピストン機械用保持装置は、
半径方向に複数の開口をもつシュープレートとして具体
化される。各々の開口の各側面上の実質的に平坦な側部
分は、シューとの半径方向の接触を保つようにしてい
る。シュープレートは、複数の突出表面が形成された力
伝達部分を有する。突出表面は、各シュー上に2つの軸
方向の接触領域を与える。この2つの軸方向の接触領域
は、一般に正反対に対置しており、シューと斜板との摺
動接触を保ち、このようにして実質的にシューの転倒を
なくす。
質的になくすことのできるピストンのシュー保持装置を
提供する。 【解決手段】 アキシアルピストン機械用保持装置は、
半径方向に複数の開口をもつシュープレートとして具体
化される。各々の開口の各側面上の実質的に平坦な側部
分は、シューとの半径方向の接触を保つようにしてい
る。シュープレートは、複数の突出表面が形成された力
伝達部分を有する。突出表面は、各シュー上に2つの軸
方向の接触領域を与える。この2つの軸方向の接触領域
は、一般に正反対に対置しており、シューと斜板との摺
動接触を保ち、このようにして実質的にシューの転倒を
なくす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にアキシアル
ピストン機械のための保持装置に関し、さらに詳細に
は、ピストンのシューの転倒(チッピング)を実質的に
なくすことのできるピストンシューの保持装置に関す
る。
ピストン機械のための保持装置に関し、さらに詳細に
は、ピストンのシューの転倒(チッピング)を実質的に
なくすことのできるピストンシューの保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体ポンプ及びモータのような多くのア
キシアルピストン機械が、ピストンの排出量を変えるた
めの調整可能な斜板を用いている。ピストンのシュー
は、回動可能な継ぎ手を経てそれぞれのピストンの一端
に連結されている。それぞれのピストンの残りの長さの
大部分は、回転可能な円筒胴部に設けられたそれぞれの
穴の中を往復運動する。ピストンが、円筒胴部と共に回
転すると、シューは、斜板の傾斜表面に沿って摺動し、
これが、ピストンの往復運動を引き起こす。アキシアル
ピストン機械の適切な作動のために、常時シューの摺動
表面と斜板とを摺動接触に保つことが必要である。
キシアルピストン機械が、ピストンの排出量を変えるた
めの調整可能な斜板を用いている。ピストンのシュー
は、回動可能な継ぎ手を経てそれぞれのピストンの一端
に連結されている。それぞれのピストンの残りの長さの
大部分は、回転可能な円筒胴部に設けられたそれぞれの
穴の中を往復運動する。ピストンが、円筒胴部と共に回
転すると、シューは、斜板の傾斜表面に沿って摺動し、
これが、ピストンの往復運動を引き起こす。アキシアル
ピストン機械の適切な作動のために、常時シューの摺動
表面と斜板とを摺動接触に保つことが必要である。
【0003】ピストンのシュー保持装置で広く使用され
ている構造は、シューの軸受け表面を、大きな表面領域
を越えて軸方向に接触させるものである。この構造は、
シューの首部が開口を通って延びているような開口をも
つ環状のシュープレートとして、通常具体化されてい
る。多くの場合において、開口は、円い孔であり、また
シューの軸受け面は、完全に取り囲まれている。シュー
プレートとシューの軸受け面との間に大きな面積の軸方
向の接触を有していたならば問題が生じる。
ている構造は、シューの軸受け表面を、大きな表面領域
を越えて軸方向に接触させるものである。この構造は、
シューの首部が開口を通って延びているような開口をも
つ環状のシュープレートとして、通常具体化されてい
る。多くの場合において、開口は、円い孔であり、また
シューの軸受け面は、完全に取り囲まれている。シュー
プレートとシューの軸受け面との間に大きな面積の軸方
向の接触を有していたならば問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在のシュープレート
とシューの軸受け面との間の軸方向の大きな領域での接
触をもつというシュープレート構造に関連する問題の1
つは、シュープレートにゆがみが生じたときに起きる。
ゆがめられたシュープレートは、シューの軸受け面上で
の不等接触を引き起こす。シューとシュープレートとの
この不等接触は、シューの摺動面が、斜板に対して平坦
で、平行な位置に保持されないようにし、これは、一般
にシューの転倒(チッピング)と言われている。
とシューの軸受け面との間の軸方向の大きな領域での接
触をもつというシュープレート構造に関連する問題の1
つは、シュープレートにゆがみが生じたときに起きる。
ゆがめられたシュープレートは、シューの軸受け面上で
の不等接触を引き起こす。シューとシュープレートとの
この不等接触は、シューの摺動面が、斜板に対して平坦
で、平行な位置に保持されないようにし、これは、一般
にシューの転倒(チッピング)と言われている。
【0005】シューの転倒(チッピング)は、シューの
摺動面と斜板との間の流体軸受けが、こわされ、大きな
損傷を生ずるものとなるため、重大な問題である。転倒
したシューが、斜板の傾斜面に沿って移動するとき、ピ
ストンの排出行程からの圧力が、シューを斜板と接触に
引き戻させる。ピストン上での高圧力が、傾いたシュー
上に力を発生し、シューが流体軸受けを介した衝突を起
す。シューの摺動面と斜板との間の流体軸受けの防護が
なくては、シュー及び斜板の材料の摩損又はすり傷が起
きる。
摺動面と斜板との間の流体軸受けが、こわされ、大きな
損傷を生ずるものとなるため、重大な問題である。転倒
したシューが、斜板の傾斜面に沿って移動するとき、ピ
ストンの排出行程からの圧力が、シューを斜板と接触に
引き戻させる。ピストン上での高圧力が、傾いたシュー
上に力を発生し、シューが流体軸受けを介した衝突を起
す。シューの摺動面と斜板との間の流体軸受けの防護が
なくては、シュー及び斜板の材料の摩損又はすり傷が起
きる。
【0006】現在のシュープレートの構造と関連したも
う1つの問題は、発生する側面荷重が拡大されることで
ある。シューとシュープレートとの間の側面荷重の拡大
は、特に、シューの首部がシュープレートの円い穴を通
って延びている場合に見られる。ほとんどの作動状態の
下で、かつシュープレートに円い穴がある場合に、シュ
ーとシュープレートとの間の半径方向の接触が、接触面
とある角度をもって起きる。このように、どんな接触面
での荷重も、シューとシュープレートとの間の接触角の
正割(セカント)によって拡大される。シュー上の拡大
された側面荷重は、シューを斜板の表面から離れて倒れ
るようにする。
う1つの問題は、発生する側面荷重が拡大されることで
ある。シューとシュープレートとの間の側面荷重の拡大
は、特に、シューの首部がシュープレートの円い穴を通
って延びている場合に見られる。ほとんどの作動状態の
下で、かつシュープレートに円い穴がある場合に、シュ
ーとシュープレートとの間の半径方向の接触が、接触面
とある角度をもって起きる。このように、どんな接触面
での荷重も、シューとシュープレートとの間の接触角の
正割(セカント)によって拡大される。シュー上の拡大
された側面荷重は、シューを斜板の表面から離れて倒れ
るようにする。
【0007】本発明は、前述した1つ又はそれ以上の問
題を克服することを意図するものである。
題を克服することを意図するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、保持
装置は、アキシアルピストン機械に使用される。アキシ
アルピストン機械は、斜板と複数のシューとを有してい
る。シューは、保持装置の基準周面の中心線にほぼ沿っ
て設けられている。それぞれのシューは、軸受け面と摺
動面とを有している。保持装置は、シューの摺動面と斜
板とを摺動接触に保つ。保持装置は、複数の開口を有す
るシュープレートであって、このシュープレートは、基
準周面の中心線に沿って半径方向に配置されているもの
を、具体化している。シュープレートは、複数の突出表
面によって区画形成された力伝達部分を有している。突
出表面は、それぞれのシュー軸受け面と接触している。
装置は、アキシアルピストン機械に使用される。アキシ
アルピストン機械は、斜板と複数のシューとを有してい
る。シューは、保持装置の基準周面の中心線にほぼ沿っ
て設けられている。それぞれのシューは、軸受け面と摺
動面とを有している。保持装置は、シューの摺動面と斜
板とを摺動接触に保つ。保持装置は、複数の開口を有す
るシュープレートであって、このシュープレートは、基
準周面の中心線に沿って半径方向に配置されているもの
を、具体化している。シュープレートは、複数の突出表
面によって区画形成された力伝達部分を有している。突
出表面は、それぞれのシュー軸受け面と接触している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、容積可変の液
体ポンプ又はモータのようなアキシアルピストン機械1
0は、ハウジング11、回転可能な円筒胴部12、円筒
胴部12に設けられた複数の穴14及び穴14の中を往
復運動する複数のピストン16を有している。複数のシ
ュー18が回動可能な継ぎ手20を経てピストン16に
取り付けられており、そのようにして、それぞれのピス
トン16とシュー18とで一つのピストンの組み立て体
22を作り出している。それぞれのシュー18は、軸受
け面24、首部25及び摺動面26とを有している。保
持装置28が、シューの軸受け面24に接触するように
配置され、かつシューの摺動面26と調整可能な斜板3
0とが、摺動接触を保つようにされている。
体ポンプ又はモータのようなアキシアルピストン機械1
0は、ハウジング11、回転可能な円筒胴部12、円筒
胴部12に設けられた複数の穴14及び穴14の中を往
復運動する複数のピストン16を有している。複数のシ
ュー18が回動可能な継ぎ手20を経てピストン16に
取り付けられており、そのようにして、それぞれのピス
トン16とシュー18とで一つのピストンの組み立て体
22を作り出している。それぞれのシュー18は、軸受
け面24、首部25及び摺動面26とを有している。保
持装置28が、シューの軸受け面24に接触するように
配置され、かつシューの摺動面26と調整可能な斜板3
0とが、摺動接触を保つようにされている。
【0010】図2で示されるように、保持装置28は、
基準周面の中心線34で示されるシュープレート32で
ある。基準周面の中心線34は、環状で、省略した軌道
の平均中心線を表わしており、斜板30が最小から最大
に排水量を調整されるに従い、シュー18が、その軌道
内を移動する。シュープレート32は、基準周面の中心
線34のまわりに、半径方向に配置され、その中心線3
4の中に区画形成された複数の開口36を有している。
それぞれの開口36の幅(D)は、それぞれのシュー1
8の首部25を受け入れるに十分である。シュープレー
ト32は、外方部分37と内方部分38とを有してい
る。好ましい実施態様においては、開口36は、外方部
分37を越えて、半径方向で、外方に延びている。シュ
ープレート32の力伝達部分39には、複数の突出表面
40が形成されている。
基準周面の中心線34で示されるシュープレート32で
ある。基準周面の中心線34は、環状で、省略した軌道
の平均中心線を表わしており、斜板30が最小から最大
に排水量を調整されるに従い、シュー18が、その軌道
内を移動する。シュープレート32は、基準周面の中心
線34のまわりに、半径方向に配置され、その中心線3
4の中に区画形成された複数の開口36を有している。
それぞれの開口36の幅(D)は、それぞれのシュー1
8の首部25を受け入れるに十分である。シュープレー
ト32は、外方部分37と内方部分38とを有してい
る。好ましい実施態様においては、開口36は、外方部
分37を越えて、半径方向で、外方に延びている。シュ
ープレート32の力伝達部分39には、複数の突出表面
40が形成されている。
【0011】図3は、突出表面40をもつ力伝達部分3
9の拡大断面図を示している。好ましい実施態様におい
ては、それぞれの突出表面40は、それぞれの開口36
間の力伝達部分39を横切って延びており、かつ基準周
面の中心線34に沿って配置されている。突出表面40
のそれぞれは、開口36の1つを横断する長さ(D)の
ほぼ10%〜25%の範囲、好ましくは約15%の予め
決められた半径方向の長さ(L1 )を有している。
9の拡大断面図を示している。好ましい実施態様におい
ては、それぞれの突出表面40は、それぞれの開口36
間の力伝達部分39を横切って延びており、かつ基準周
面の中心線34に沿って配置されている。突出表面40
のそれぞれは、開口36の1つを横断する長さ(D)の
ほぼ10%〜25%の範囲、好ましくは約15%の予め
決められた半径方向の長さ(L1 )を有している。
【0012】突出表面40が、決められた範囲の上限を
越える半径方向の長さ(L1 )を有する場合は、突出表
面40のそれぞれとシュー18の軸受け面24との間の
軸方向の接触の総量が、望ましいとされる量よりも大き
くなる。突出表面40のそれぞれと軸受け面24との軸
方向の接触の大きな領域が、特にシュープレート32
が、ゆがめられたような場合に、シュープレート32と
シュー18との間に不等の軸方向の接触を引き起こす。
越える半径方向の長さ(L1 )を有する場合は、突出表
面40のそれぞれとシュー18の軸受け面24との間の
軸方向の接触の総量が、望ましいとされる量よりも大き
くなる。突出表面40のそれぞれと軸受け面24との軸
方向の接触の大きな領域が、特にシュープレート32
が、ゆがめられたような場合に、シュープレート32と
シュー18との間に不等の軸方向の接触を引き起こす。
【0013】同様に、突出表面40が、決められた範囲
の下限よりも小さい半径方向の長さ(L1 )を有する場
合は、突出表面40のそれぞれとシュー18の軸受け面
24との間の軸方向の接触の総量が、望ましいとされる
量よりも小さくなる。突出表面40のそれぞれと軸受け
面24との間の軸方向の接触領域が小さい場合には、軸
受け面24が、高い軸方向の接触圧力を受ける。軸受け
面24に与えられたこの高い軸方向の接触圧力は、軸受
け面24と突出表面40との接触面で、過剰の摩損を引
き起し、かつシュー18とシュープレート32の有用な
作動寿命を減少する。
の下限よりも小さい半径方向の長さ(L1 )を有する場
合は、突出表面40のそれぞれとシュー18の軸受け面
24との間の軸方向の接触の総量が、望ましいとされる
量よりも小さくなる。突出表面40のそれぞれと軸受け
面24との間の軸方向の接触領域が小さい場合には、軸
受け面24が、高い軸方向の接触圧力を受ける。軸受け
面24に与えられたこの高い軸方向の接触圧力は、軸受
け面24と突出表面40との接触面で、過剰の摩損を引
き起し、かつシュー18とシュープレート32の有用な
作動寿命を減少する。
【0014】図3は、シュープレート32の開口36
が、この開口36の向い合わせの側に設けられた実質的
に平坦な側部分42を有していることを、示している。
平坦な側部分42は、それぞれの基準半径方向の中心線
に実質的に平行に設けられ、この中心線は、シュープレ
ート32の中心からそれぞれの開口36の中心を通って
延びている。これらの平坦な側部分42は、一般に軸受
け面24上の領域で、シュー18と半径方向に接触する
ように係合する。開口36の平坦な側部分42は、一般
に周面の中心線34に沿って設けられている。それぞれ
の平坦な側部分42は、それぞれの突出表面40の半径
方向の長さ(L1 )に、一般的に等しい半径方向の長さ
(L2 )を有している。
が、この開口36の向い合わせの側に設けられた実質的
に平坦な側部分42を有していることを、示している。
平坦な側部分42は、それぞれの基準半径方向の中心線
に実質的に平行に設けられ、この中心線は、シュープレ
ート32の中心からそれぞれの開口36の中心を通って
延びている。これらの平坦な側部分42は、一般に軸受
け面24上の領域で、シュー18と半径方向に接触する
ように係合する。開口36の平坦な側部分42は、一般
に周面の中心線34に沿って設けられている。それぞれ
の平坦な側部分42は、それぞれの突出表面40の半径
方向の長さ(L1 )に、一般的に等しい半径方向の長さ
(L2 )を有している。
【0015】図4は、それぞれの突出表面40が実質的
に平坦な部分44を有していることを示している。平坦
な部分44は、シュー18の摺動面26と斜板30との
摺動接触を保つために、シュー18の軸受け面24と接
触している。突出表面40のそれぞれは、平坦な部分4
4に隣接した複数の縁46を有している。縁46の形状
の多くの変形、例えば、直角にされたもの、斜面を付さ
れたもの、面取りされたもの、先細にされたもの等が、
採用できる。しかしながら、好ましい実施態様において
は、縁46は、円くされている。
に平坦な部分44を有していることを示している。平坦
な部分44は、シュー18の摺動面26と斜板30との
摺動接触を保つために、シュー18の軸受け面24と接
触している。突出表面40のそれぞれは、平坦な部分4
4に隣接した複数の縁46を有している。縁46の形状
の多くの変形、例えば、直角にされたもの、斜面を付さ
れたもの、面取りされたもの、先細にされたもの等が、
採用できる。しかしながら、好ましい実施態様において
は、縁46は、円くされている。
【0016】本発明のシュープレート32の別の実施態
様が、図5に示されている。第1の実施態様の同じ参照
数字が、この実施態様の同様に構成された対応する要素
を示すのに使用されていることに気がつくであろう。し
かしながら、この実施態様では、それぞれの突出表面4
0が、2つ又はそれ以上の部分に分けられているのが、
示されている。それぞれの突出表面40の分割は、図2
に示されているシュープレート32の実施態様にも、同
様に適用できる。また、複数の開口36が、シュープレ
ート32の外方部分37と内方部分38との両方によっ
て仕切られているのが、示されている。外方部分37と
内方部分38によって仕切られた開口36を示している
この実施態様では、図2に示されるような分割されてい
ない突出表面40を組み入れることができる。シュープ
レート32のいろいろな他の実施態様が、ここで述べら
れた特徴の異なった組み合わせを使用することによって
達成できることが、認識される。
様が、図5に示されている。第1の実施態様の同じ参照
数字が、この実施態様の同様に構成された対応する要素
を示すのに使用されていることに気がつくであろう。し
かしながら、この実施態様では、それぞれの突出表面4
0が、2つ又はそれ以上の部分に分けられているのが、
示されている。それぞれの突出表面40の分割は、図2
に示されているシュープレート32の実施態様にも、同
様に適用できる。また、複数の開口36が、シュープレ
ート32の外方部分37と内方部分38との両方によっ
て仕切られているのが、示されている。外方部分37と
内方部分38によって仕切られた開口36を示している
この実施態様では、図2に示されるような分割されてい
ない突出表面40を組み入れることができる。シュープ
レート32のいろいろな他の実施態様が、ここで述べら
れた特徴の異なった組み合わせを使用することによって
達成できることが、認識される。
【0017】
【発明の効果】アキシアルピストン機械10において、
シュープレート32は、シュー18と斜板30とを摺動
接触に保つ装置である。シュープレート32の力伝達部
分39は、複数の突出表面40をシュー18の軸受け面
24との軸方向の接触を保つのに利用している。突出表
面40は、周面の中心線34にほぼ沿って配置され、一
般に正反対に対置される領域で、軸受け面24に接触す
るようにされている。
シュープレート32は、シュー18と斜板30とを摺動
接触に保つ装置である。シュープレート32の力伝達部
分39は、複数の突出表面40をシュー18の軸受け面
24との軸方向の接触を保つのに利用している。突出表
面40は、周面の中心線34にほぼ沿って配置され、一
般に正反対に対置される領域で、軸受け面24に接触す
るようにされている。
【0018】たとえ、シュー18が、斜板30の角度を
変えた結果として、開口36内の位置が変わっても、突
出表面40は、シュー18の軸受け面24との一般に正
反対に対置された軸方向の接触を保つことが、まだでき
る。突出表面40との、一般に正反対な対置された軸方
向の接触が、唯一の領域に与えられたとしても、シュー
18上にはつり合いがとれた負荷が起きる。つり合いが
とれた負荷は、シュー18の摺動面26を斜板に対し
て、平坦で、平行な方向に保たたせ、かつ実質的にシュ
ー18の転倒(チッピング)をなくす。シュープレート
32が、いくぶん、ゆがめられたとしても、突出表面4
0は、一般に正反対に対置された軸方向の接触を与える
ことができる。
変えた結果として、開口36内の位置が変わっても、突
出表面40は、シュー18の軸受け面24との一般に正
反対に対置された軸方向の接触を保つことが、まだでき
る。突出表面40との、一般に正反対な対置された軸方
向の接触が、唯一の領域に与えられたとしても、シュー
18上にはつり合いがとれた負荷が起きる。つり合いが
とれた負荷は、シュー18の摺動面26を斜板に対し
て、平坦で、平行な方向に保たたせ、かつ実質的にシュ
ー18の転倒(チッピング)をなくす。シュープレート
32が、いくぶん、ゆがめられたとしても、突出表面4
0は、一般に正反対に対置された軸方向の接触を与える
ことができる。
【0019】開口36の内の平坦な側部分42は、ピス
トン組み立て体22が円筒胴部12と共に回転するにつ
れ、シュー18に、シュープレート32上へ接線方向の
作用する力を与えさせる。この接線方向の作用する力
は、実質的にシュー18上への拡大した力を減じる。こ
の拡大した力の減少は、シュー18の摺動面28上への
破壊をもたらすような影響を少なくし、さらにシュー1
8の転倒(チッピング)をなくす。
トン組み立て体22が円筒胴部12と共に回転するにつ
れ、シュー18に、シュープレート32上へ接線方向の
作用する力を与えさせる。この接線方向の作用する力
は、実質的にシュー18上への拡大した力を減じる。こ
の拡大した力の減少は、シュー18の摺動面28上への
破壊をもたらすような影響を少なくし、さらにシュー1
8の転倒(チッピング)をなくす。
【0020】本発明の他の形態、目的及び特徴が、図
面、開示及び特許請求の範囲を研究することから得られ
る。
面、開示及び特許請求の範囲を研究することから得られ
る。
【図1】図1は、アキシアルピストン機械の一部断面図
である。
である。
【図2】図2は、保持装置の下面図である。
【図3】図3は、図2の保持装置の力伝達部分の拡大部
分の図である。
分の図である。
【図4】図4は、図3の力伝達部分上の突出表面の1つ
の部分図である。
の部分図である。
【図5】図5は、図2の保持装置の別の実施態様の下面
図である。
図である。
10…アキシアルピストン機械 11…ハウジング 12…円筒胴部 14…穴 16…ピストン 18…シュー 20…継ぎ手 22…ピストン組み立て体 24…軸受け面 25…首部 26…摺動面 28…保持装置 30…斜板 32…シュープレート 36…開口 37…外方部分 38…内方部分 39…力伝達部分 40…突出表面 42…平坦な側部分 44…平坦な部分 46…縁
Claims (12)
- 【請求項1】 アキシアルピストン機械に用いるように
した保持装置であって、斜板と、該保持装置のほぼ基準
周面の中心線に沿って配置された複数のシューとを有
し、それぞれのシューが軸受け面と該軸受け面に隣接し
た首部と摺動面とを有し、前記保持装置が、前記シュー
の摺動面と前記斜板とを摺動接触に保つようにされてい
る保持装置において、 前記基準周面の中心線にほぼ沿って、かつ半径方向に配
置された複数の開口を有するシュープレートと、 該基準周面の中心線にほぼ沿って配置された予め決めら
れた半径方向の長さをもつ複数突出表面を有し、前記突
出表面のそれぞれが、各々のシューの軸受け面と接触し
ている力伝達部分と、を具備してなる保持装置。 - 【請求項2】 それぞれの突出表面が、開口の1つから
隣接した開口まで前記力伝達部分を横切って延びている
請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項3】 それぞれの突出表面が、2つ又はそれ以
上の部分に分けられている請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項4】 それぞれの突出表面が、前記シューの軸
受け面の1つに接触するようにされた実質的に平坦な部
分を含んでいる請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項5】 それぞれの突出表面が、前記複数の開口
の1つを横断する長さのほぼ10%〜25%の範囲の半
径方向の長さを有している請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項6】 それぞれの突出表面が、複数の縁を有
し、前記縁が円くされている請求項1に記載の保持装
置。 - 【請求項7】 前記シュープレートの開口が、それぞれ
の開口の各側面に実質的に平坦な側部分を含み、前記実
質的に平坦な側部分が、基準周面の中心線にほぼ沿って
配置されている請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項8】 それぞれの実質的に平坦な部分が、それ
ぞれの突出表面の半径方向の長さに、ほぼ等しい半径方
向の長さを有している請求項7に記載の保持装置。 - 【請求項9】 前記シュープレートは、外方部分と内方
部分とを有している請求項1に記載の保持装置。 - 【請求項10】 それぞれの開口が、シュープレートの
前記外方部分を越えて、半径方向外方に延びている請求
項9に記載の保持装置。 - 【請求項11】 それぞれの開口が、シュープレートの
前記外方部分と前記内方部分によって区画されている請
求項9に記載の保持装置。 - 【請求項12】 アキシアルピストン機械に用いる保持
装置であって、斜板と、保持装置の基準周面の中心線に
ほぼ沿って配置された複数のシューとを有し、それぞれ
のシューが、軸受け面、該軸受け面に隣接した首部及び
摺動面を有し、該保持装置が、前記シューの摺動面を前
記斜板と摺動接触するよう保持するようにされている保
持装置において、 該保持装置が、 前記基準周面の中心線にほぼ沿って、かつ半径方向に配
置された複数の開口を有するシュープレートと、 該シュープレート上に配置され、それぞれの前記シュー
の軸受け面に接触するようにされた力伝達部分であっ
て、前記基準周面の中心線にほぼ沿って配置された複数
の突出表面を有する、力伝達部分と、 該力伝達部分上に設けられ、かつ前記複数の開口の1つ
を横断する長さのほぼ10%〜25%の範囲の半径方向
の長さを有する実質的に平坦な部分と、 該実質的に平坦な部分に隣接した前記力伝達部分上に設
けられた複数の円くされた縁と、 前記開口の向い合った側面上にかつ前記基準周面の中心
線にほぼ沿って設けられた複数の実質的に平坦な側部分
であって、前記シューの首部に接触するようにされてい
る実質的に平坦な側部分とを具備してなる保持装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US08/759904 | 1996-12-04 | ||
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IT (1) | IT1296604B1 (ja) |
Cited By (1)
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1997
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- 1997-12-03 IT IT97TO001051A patent/IT1296604B1/it active IP Right Grant
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IT1296604B1 (it) | 1999-07-14 |
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ITTO971051A0 (it) | 1997-12-03 |
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