JPH10169384A - トンネルライニング打設装置、方法及び覆工構造 - Google Patents

トンネルライニング打設装置、方法及び覆工構造

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JPH10169384A
JPH10169384A JP8325710A JP32571096A JPH10169384A JP H10169384 A JPH10169384 A JP H10169384A JP 8325710 A JP8325710 A JP 8325710A JP 32571096 A JP32571096 A JP 32571096A JP H10169384 A JPH10169384 A JP H10169384A
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JP
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lining
steel material
tunnel lining
tunnel
mold
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JP8325710A
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Inventor
Masashi Otake
昌志 大竹
Takashi Maruyama
孝志 丸山
Yasuo Kobayashi
康雄 小林
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ライニング材料の使用量を最小限にとどめると
共に、強度を確保しかつ施工効率の低下を伴わないトン
ネルライニング打設装置、方法及び覆工構造。 【解決手段】シールド掘削機20の内面に固定した外型
枠22と、外型枠22と共にライニング材料打設のため
の型枠を形成する、該外型枠22に対して接近・離隔自
在な内型枠23と、内外型枠23よりも前方に位置し、
かつ複数の鋼材34を、接近時の内型枠23と外型枠2
2との間に形成される空隙37の輪切り断面形状に倣っ
て組み立てる鋼材組立装置30と、組立鋼材35を前記
外型枠22の前端内周面に設置させると共に、内型枠2
3の離隔時に組立鋼材35を介して既設ライニング材料
を後方に押圧する推進ジャッキ装置32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば道路、鉄
道、水道、ケーブル布設等用のトンネルにライニングを
打設するためのトンネルライニング打設装置、方法及び
覆工構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなトンネルの掘削には通常シ
ールド掘削装置が使用され、同装置により同時にトンネ
ルライニングの打設を行うのが一般である。図4及び5
は、従来のこの種の装置を示すもので、シールド掘削機
1の内面に円筒状の外型枠2を固定すると共に、該外型
枠2の前端内面に環状の妻型枠2aを固定する。
【0003】さらに複数の分割枠3で形成した円筒状の
内型枠4を外型枠2の内部にこれと同心円状に配置し、
シールド掘削機1に設けた仕切板5から座板5aを介し
て後方突出する支持梁6のそれぞれを支持梁6の後端面
相互に亙り固定した結束環板7で互いに連結し、各支持
梁6に設けた一組のジャッキ8の、径方向に伸縮自在な
ジャッキロッド9端に各分割枠3を連結し、該ロッド9
の伸縮により内型枠4を外型枠2に相対して接近・離隔
自在にしたものである。
【0004】かかる装置によるトンネルライニングの打
設は、ジャッキロッド9の伸長により内型枠4を外型枠
2に接近させて内外両型枠2、4と妻型枠2aと先行固
化した既設ライニング材料10とによって環状の空隙1
1を形成し、該空隙11にライニング材料を打設して先
行するライニング材料10に接続させた後、ジャッキロ
ッド9を短縮させて内型枠4を外型枠2から離隔させ、
図示しないジャッキにより空隙11内のライニング材料
に押圧力を加え、その反力によってシールド掘削装置1
を前進させることによって行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のシールド掘削装置では打設されるトンネルライニン
グは無筋のレジンモルタルであるため、高深度、高水圧
及びトンネル口径大の条件下でトンネルを構築する場
合、トンネルライニング覆工厚を増加させなければ必要
な強度が得られず、このためライニング材料を大量に使
用する必要が生ずるが、こうした場合ライニング材料を
大量打設するための打設システムが大型化せざるを得
ず、これがトンネル構築施工性の低下を招いていた。
【0006】また、ライニング材料の大量使用を伴うた
め経済性が問題になるばかりか、トンネルライニング覆
工厚の増加は固化時における寸法変動の増大を招き、覆
工構造強度の低下をもたらすことになる。
【0007】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、ライ
ニング材料の使用量を最小限にとどめ得るトンネルライ
ニング打設装置、方法及び覆工構造を提供せんとするも
のである。
【0008】本発明の第2の目的は、高深度、高水圧及
びトンネル口径大の条件下で必要とされる強度を確保す
ることができるトンネルライニング打設装置、方法及び
覆工構造を提供せんとするものである。
【0009】本発明の第3の目的は、鋼材使用による強
度確保が可能であるにかかわらず、施工効率の低下を伴
わないトンネルライニング打設装置、方法及び覆工構造
を提供せんとするものである。
【0010】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、当該課題の解
決に当たり、トンネルライニングの補強材としての鋼材
を型枠に兼用することにより施工能率の低下を伴うこと
なく覆工構造の必要な強度を確保することができる。さ
らに具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発
明が次に列挙する新規な特徴的構成手段又は手法を採用
することにより、前記目的を達成するようになされる。
【0012】本発明装置の第1の特徴は、シールド掘削
機の内面に固定した外型枠と、該外型枠と共にライニン
グ材料打設のための型枠を形成自在に該外型枠に相対し
て接近・離隔自在な内型枠と、内外両型枠よりも前方に
位置し、かつ複数の鋼材を、接近時の該内型枠と該外型
枠との間に形成される空隙の断面形状に倣って組み立て
る鋼材組立装置と、該組み立てられた組立鋼材を前記内
外両型枠の前端部内周面に設置させて閉塞囲画した前記
空隙内に充填固化したライニング材料を、前記内型枠の
離隔後に組立鋼材を介して後方に押圧推進する推進ジャ
ッキ装置とを有してなるトンネルライニング打設装置の
構成採用にある。
【0013】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における内型枠が、周方向複数に分割さ
れ、径方向に伸縮自在なジャッキロッドによりそれぞれ
支持されている分割枠からなるトンネルライニング打設
装置の構成採用にある。
【0014】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1又は第2の特徴における内型枠が、その前端部
内周面と後端部内周面とに、組立鋼材と既設ライニング
材料にそれぞれ密着可能なシール材を有してなるトンネ
ルライニング打設装置の構成採用にある。
【0015】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における鋼材組立装置
が、前記鋼材を径及び周方向に移動させるための鋼材支
持部材を有してなるトンネルライニング打設装置の構成
採用にある。
【0016】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における組立鋼材
が、無端連続するリング状の組上げ形体であるトンネル
ライニング打設装置の構成採用にある。
【0017】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における推
進ジャッキ装置が、組立鋼材を支持可能でかつ前後方向
に伸縮自在なスプレッダを有してなるトンネルライニン
グ打設装置の構成採用にある。
【0018】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
けるライニング材料が、レジンモルタルであるトンネル
ライニング打設装置の構成採用にある。
【0019】本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特
徴における鋼材が、各種型鋼であるトンネルライニング
打設装置の構成採用にある。
【0020】本発明装置の第9の特徴は、前記本発明装
置の第3の特徴におけるシール材が、ゴム材であるトン
ネルライニング打設装置の構成採用にある。
【0021】本発明装置の第10の特徴は、前記本発明
装置の第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は
第9の特徴におけるジャッキロッドが、シールド掘削機
の内部を盲状に仕切った仕切板中央部から後方に内外両
型枠と同心円をなして周方向所定間隔置きに片持突出す
る各並行支持梁に対設したそれぞれのジャッキに出没動
自在に内挿してなるトンネルライニング打設装置の構成
採用にある。
【0022】本発明方法の第1の特徴は、シールド掘削
機の内面に外型枠を固定し、該外型枠に相対して接近・
離隔自在に内型枠を設け、ライニング材料充填打設のた
め該内型枠と前記外型枠間の前端を閉塞する離型自在な
妻型枠に代えて閉塞打ち放し自在な組立鋼材で打設継目
を施工してなるトンネルライニング打設方法の構成採用
にある。
【0023】本発明方法の第2の特徴は、シールド掘削
機の内面に外型枠を固定し、該外型枠に相対して接近・
離隔自在に内型枠を設け、該内外両型枠よりも前方にお
いて複数の鋼材を接近時の内型枠と外型枠との間に形成
される空隙の横断面形状に倣って組み立て、該組立鋼材
を前記外型枠の前端内周面に設置し、前記内型枠を該外
型枠に接近させて外型枠の前端内周面に位置する前記組
立鋼材と後端部内周面に位置する固化した既設ライニン
グ材料前端部とに圧接させ、前記内外両型枠と該内外両
型枠間の前端及び後端部に挾付位置する前記組立鋼材と
によって形成される空隙にライニング材料を打設し、該
ライニング材料の固化後、前記内型枠を前記外型枠から
離隔させ、前記組立鋼材を介し該固化後のライニング材
料に及ぼす後方作用力に対する反力によってシールド掘
削機を前進させてなるトンネルライニング打設方法の構
成採用にある。
【0024】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における内型枠が、周方向に複
数分割した割型であるトンネルライニング打設方法の構
成採用にある。
【0025】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における組立鋼材の組み
立てが、無端連続するリング状に組上げる現場組立施工
であるトンネルライニング打設方法の構成採用にある。
【0026】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における組立鋼材
が、同一又は複数の各種型鋼を用いて組上げてなるトン
ネルライニング打設方法の構成採用にある。
【0027】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴におけるラ
イニング材料が、レジンモルタルであるトンネルライニ
ング打設方法の構成採用にある。
【0028】本発明構造の第1の特徴は、トンネルライ
ニングにその周方向に延在する無端組立鋼材を軸方向に
所定の間隔をおき埋設して補強してなるトンネルライニ
ング覆工構造の構成採用にある。
【0029】本発明構造の第2の特徴は、前記本発明構
造の第1の特徴における無端組立鋼材が、トンネルライ
ニングの打設継目毎に介在してなるトンネルライニング
覆工構造の構成採用にある。
【0030】本発明構造の第3の特徴は、前記本発明構
造の第1又は第2の特徴における無端組立鋼材が、各種
型鋼であるトンネルライニング覆工構造の構成採用にあ
る。
【0031】本発明構造の第4の特徴は、前記本発明構
造の第1、第2又は第3の特徴におけるトンネルライニ
ングが、レジンモルタル製であるトンネルライニング覆
工構造の構成採用にある。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示すそれぞ
れの装置例と方法例と構造例を図面につき説明する。 (装置例)図1は組立鋼材設置前の状態を示すトンネル
ライニング打設装置の縦断面図、図2は図1のII−II線
視相当部分の断面図、図3は組立鋼材設置後の状態を示
すトンネルライニング打設装置の縦断側面図である。
【0033】図1及び2において、20はシールド掘削
機で、シールド掘削機20の内面に円筒状の外型枠22
を固定すると共に、円筒体をその軸線を含む断面で複数
に分割した分割枠23´で形成した円筒状の内型枠23
を外型枠22の内部にこれと同心円状に相対配置し、シ
ールド掘削機20に設けた仕切板24中央部から座板2
5を介して同心円状に後方突出する並行支持梁26群の
それぞれを支持梁26の後端面相互に亙り固定した結束
環板27で互いに連結する。
【0034】各支持梁26前後に設けた一組のジャッキ
28の、径方向に伸縮自在なジャッキロッド29のヘッ
ド29aに各分割枠23´を結合させ、該ロッド29の
伸縮により内型枠23を外型枠22に対して接近・離隔
自在としている。23aは弾性シール材としてのゴム材
で、内型枠23の前後両端部内周面に埋設しかつその表
面を内型枠23の外周面に露出させたものである。
【0035】さらに、鋼材組立装置30を内外両型枠2
2、23の前方に設置すると共に、該装置30に、後述
の鋼材34のリング状の組立てを可能にすべく該鋼材3
4を径方向及び周方向に移動させるための図示しない支
持歯車を装備させ支持部材31にて鋼材34を着脱自在
に支持している。
【0036】32は推進ジャッキで、仕切板24の外周
に沿って複数設置させ、仕切板24の後面からスプレッ
ダ33を後方に突出させている。スプレッダ33のヘッ
ド33aは後述の組立鋼材35の凹部に係合自在となっ
ている。
【0037】(方法例)次に該本装置例に適用する本実
施形態の方法例の施工手順について説明する。まず複数
の鋼材34を鋼材組立装置30の支持部材31に支持さ
せて支持歯車を径方向及び周方向に移動させることによ
り鋼材34をリング状に組み立てる。次いで、スプレッ
ダ33を後方に伸長させて組立鋼材35の片側溝部にヘ
ッド33aを係合させた後、図3に示すように、組立鋼
材35片側半部を外型枠22の前端部内周面に設置す
る。
【0038】その後、ジャッキロッド29の伸長により
内型枠23を外型枠22に接近させて内外両型枠22、
23と前端部の鋼材34と先行する固化した既設ライニ
ング材料36先端の打設継目に打ち放し半部埋設固着し
た鋼材34とによって環状の空隙37を形成し、該空隙
37にライニング材料を圧送充填打設する。この際、内
型枠23にはゴム材23aが設けられているので、内型
枠23と鋼材34及びライニング材料36とは密着す
る。
【0039】打設後のライニング材料が固化した後、ジ
ャッキロッド29を短縮させて内型枠4を外型枠22か
ら離隔させ、次いでスプレッダ33をさらに後方へ伸長
させることにより空隙37内のライニング材料先端の打
設継目を後方に押圧すると共に、その反力によってシー
ルド掘削機20を前進させる。そして、ライニング材料
の前端が外型枠22の後端に達したところで、スプレッ
ダ33を短縮させる。
【0040】要するに本方法例の概要を下記に示すと、
まず、シールド掘削機20の内面に外型枠22を固定
し、該外型枠22に相対して接近・離隔自在に内型枠2
3を設け、該内外両型枠22、23よりも前方において
複数の鋼材34をリング状に組み立て、該組立鋼材35
を外型枠22の前端部内周面に設置し、内型枠23を外
型枠22に接近させて外型枠22の前端部内周面に位置
する組立鋼材35と後端部内周面に位置する固化した既
設ライニング材料36前端部とに圧接させ、内外両型枠
22、23と該内外両型枠22、23の前端部間及び後
端部間に位置する組立鋼材35とによって形成される空
隙37にライニング材料を打設し、該ライニング材料の
固化後、内型枠23を外型枠22から離隔させ、次いで
スプレッダ33をさらに外方へ伸長させることにより空
隙37内のライニング材料を後方に押圧すると共に、そ
の反力によってシールド掘削機を前進させる。
【0041】(構造例)かくして、前記のようにくり返
してリング状組立鋼材35をライニング材料打設継目毎
に組入れ介在し順次連続継ぎ足して行き軸方向等間隔に
補強された本構造例のトンネルライニング覆工構造を施
工構築する。
【0042】なお、鋼材34はH形、溝形、I形、山形
等のいずれか一つ又はこれらの組合せのうちから選定す
る。この選定に際しては、土圧等により覆工構造にかか
る荷重をライニング材料と鋼材との合成材によって負担
し得る形状を選ぶ。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、鋼材
によりライニング材料を補強したので、高深度、高水圧
及びトンネル口径大の条件下で必要とされる強度を確保
するために覆工厚を増加させる必要がほとんどなく、し
たがってライニング材料の使用量を最小限にとどめるこ
とができる。 また、打ち放し鋼材を従来の妻型枠に兼
用させるため、鋼材補強をするにもかかわらず施工能率
が低下することがない。
【0044】しかも、本発明では、内型枠にゴム材を設
けるため、打設空隙の密閉性が向上し、打設材料の漏洩
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る装置例の鋼材設置前の
状態を示す縦断側面図である。
【図2】同上装置例の図1中II−II線視相当部分の断面
図である。
【図3】同上装置例の鋼材設置後の状態を示す縦断側面
図である。
【図4】従来のトンネルライニング打設装置例の縦断側
面図である。
【図5】同上装置例の図4中V−V線視相当部分の断面
図である。
【符号の説明】
1、20…シールド掘削機 2、22…外型枠 2a…妻型枠 3、23´…分割枠 4、23…内型枠 5、24…仕切板 5a、25…座板 6、26…支持梁 7、27…結束環板 8、28…ジャッキ 9、29…ジャッキロッド 10、36…ライニング材料 11、37…空隙 29a、33a…ヘッド 30…鋼材組立装置 31…支持部材 32…推進ジャッキ装置 33…スプレッダ 34…鋼材 35…組立鋼材

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘削機の内面に固定した外型枠
    と、 該外型枠と共にライニング材料打設のための型枠を形成
    自在に該外型枠に相対して接近・離隔自在な内型枠と、 内外両型枠よりも前方に位置し、かつ複数の鋼材を、接
    近時の該内型枠と該外型枠との間に形成される空隙の断
    面形状に倣って組み立てる鋼材組立装置と、 該組み立てられた組立鋼材を前記内外両型枠の前端内周
    面に設置させて閉塞囲画した前記空隙内に充填固化した
    ライニング材料を、前記内型枠の離隔後に該組立鋼材を
    介して後方に押圧推進する推進ジャッキ装置とを有す
    る、 ことを特徴とするトンネルライニング打設装置。
  2. 【請求項2】内型枠は、 周方向複数に分割され、径方向に伸縮自在なジャッキロ
    ッドによりそれぞれ支持されている分割枠からなる、 ことを特徴とする請求項1に記載のトンネルライニング
    打設装置。
  3. 【請求項3】内型枠は、 その前端部内周面と後端部内周面とに、組立鋼材と既設
    ライニング材料にそれぞれ密着可能なシール材を有す
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のトンネルライニ
    ング打設装置。
  4. 【請求項4】鋼材組立装置は、 前記鋼材を径及び周方向に移動させるための鋼材支持部
    材を有する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のトンネル
    ライニング打設装置。
  5. 【請求項5】組立鋼材は、 無端連続するリング状の組上げ形体である、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のトン
    ネルライニング打設装置。
  6. 【請求項6】推進ジャッキ装置は、 組立鋼材を支持可能でかつ前後方向に伸縮自在なスプレ
    ッダを有する、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    トンネルライニング打設装置。
  7. 【請求項7】ライニング材料は、 レジンモルタルである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のトンネルライニング打設装置。
  8. 【請求項8】鋼材は、 各種型鋼である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7
    に記載のトンネルライニング打設装置。
  9. 【請求項9】シール材は、 ゴム材である、 ことを特徴とする請求項3に記載のトンネルライニング
    打設装置。
  10. 【請求項10】ジャッキロッドは、 シールド掘削機の内部を盲状に仕切った仕切板中央部か
    ら後方に内外両型枠と同心円をなして周方向所定間隔置
    きに片持突出する各並行支持梁に対設したそれぞれのジ
    ャッキに出没動自在に内挿する、 ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、7、8又
    は9に記載のトンネルライニング打設装置。
  11. 【請求項11】シールド掘削機の内面に外型枠を固定
    し、 該外型枠に相対して接近・離隔自在に内型枠を設け、 ライニング材料充填打設のため該内型枠と前記外型枠間
    の前端を閉塞する離型自在な妻型枠に代えて閉塞打ち放
    し自在な組立鋼材で打設継目を施工する、 ことを特徴とするトンネルライニング打設方法。
  12. 【請求項12】シールド掘削機の内面に外型枠を固定
    し、 該外型枠に相対して接近・離隔自在に内型枠を設け、 該内外両型枠よりも前方において複数の鋼材を接近時の
    内型枠と外型枠との間に形成される空隙の断面形状に倣
    って組み立て、 該組立鋼材を前記外型枠の前端内周面に設置し、 前記内型枠を該外型枠に接近させて外型枠の前端内周面
    に位置する前記組立鋼材と後端部内周面に位置する固化
    した既設ライニング材料前端部とに圧接させ、 前記内外両型枠と該内外両型枠間の前端及び後端部に挾
    付位置する前記組立鋼材とによって形成される空隙にラ
    イニング材料を打設し、 該ライニング材料の固化後、前記内型枠を前記外型枠か
    ら離隔させ、 前記組立鋼材を介し該固化後のライニング材料に及ぼす
    後方作用力に対する反力によってシールド掘削機を前進
    させる、 ことを特徴とするトンネルライニング打設方法。
  13. 【請求項13】内型枠は、 周方向に複数分割した割型である、 ことを特徴とする請求項11又は12に記載のトンネル
    ライニング打設方法。
  14. 【請求項14】組立鋼材の組み立ては、 無端連続するリング状に組上げる現場組立施工である、 ことを特徴とする請求項11、12又は13に記載のト
    ンネルライニング打設方法。
  15. 【請求項15】組立鋼材は、 同一又は複数の各種型鋼を用いて組上げる、 ことを特徴とする請求項11、12、13又は14に記
    載のトンネルライニング打設方法。
  16. 【請求項16】ライニング材料は、 レジンモルタルである、 ことを特徴とする請求項11、12、13、14又は1
    5に記載のトンネルライニング打設方法。
  17. 【請求項17】トンネルライニングにその周方向に延在
    する無端組立鋼材を軸方向に所定の間隔をおき埋設して
    補強した、 ことを特徴とするトンネルライニング覆工構造。
  18. 【請求項18】無端組立鋼材は、 トンネルライニングの打設継目毎に介在する、 ことを特徴とする請求項17に記載のトンネルライニン
    グ覆工構造。
  19. 【請求項19】無端組立鋼材は、 各種型鋼である、 ことを特徴とする請求項17又は18に記載のトンネル
    ライニング覆工構造。
  20. 【請求項20】トンネルライニングは、 レジンモルタル製である、 ことを特徴とする請求項17、18又は19に記載のト
    ンネルライニング覆工構造。
JP8325710A 1996-12-05 1996-12-05 トンネルライニング打設装置、方法及び覆工構造 Pending JPH10169384A (ja)

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