JPH10168679A

JPH10168679A - トラベラクリーナを備えた精紡機

Info

Publication number: JPH10168679A
Application number: JP34003897A
Authority: JP
Inventors: Bloodman Felix; ブラットマンフェリックス; Schmidt Willi; シュミートヴィリ; Stalder Herbert; シュタルダーヘルベルト; Togweiler Peter; トッグヴァイラーペーター; Gerber Willi; ゲルバーヴィリ
Original assignee: Maschinenfabrik Rieter AG
Current assignee: Maschinenfabrik Rieter AG
Priority date: 1996-12-10
Filing date: 1997-12-10
Publication date: 1998-06-23
Also published as: DE19753767A1; IT1296433B1; ITMI972536A1

Abstract

(57)【要約】【課題】精紡機、特にリング精紡機であって、紡績リ
ング１１及びトラベラ１２を備え、トラベラに糸が紡績
バルーンを形成して供給され、トラベラクリーナ１３を
設けてあり、トラベラクリーナが直線的な掻取エッジ１
４及び捕捉エッジ１５を備えている形式のものにおい
て、トラベラを完全かつ確実にクリーニングするだけで
はなく、トラベラへの巻き付きも効果的に回避する。【解決手段】捕捉エッジが、糸若しくはトラベラの循
環方向に対して横方向に紡績リングに関連してトラベラ
の上側に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は精紡機、特にリング
精紡機であって、紡績リング及び該紡績リング上に配置
されたトラベラを備えており、トラベラに糸が紡績バル
ーンを形成し(unter Bildung eines Spinnballon)て供
給されるようになっており、トラベラ軌道の半径方向外
側にトラベラクリーナを設けてあり、トラベラクリーナ
が、トラベラに向けられていて該トラベラに２ｍｍまで
の間隔を置いて保持された掻取エッジ及び、直線的な掻
取エッジに続いてかつ該掻取エッジの上側に位置する捕
捉エッジを備えており、この場合、もっぱらトラベラク
リーナの掻取エッジ若しくは捕捉エッジが、糸若しくは
トラベラに付着する繊維に相対して配置されている形式
のものに関する。

【０００２】

【従来の技術】リング精紡機のリングレールにトラベラ
クリーナを設けて、精紡運転中にトラベラクリーナによ
って繊維及びその他の異物の汚れを掻取ることは公知で
ある（ドイツ連邦共和国特許公告第１６８５８９８号明
細書）。トラベラクリーナは紡績リングの外側輪郭にほ
ぼ平行に延びている。トラベラクリーナはカッティング
エッジとして形成されており、このカッティングエッジ
は垂直に立上がっていて、トラベラに付着する繊維をト
ラベラから分離する。しかしながら、紡績バルーンによ
って捕らえられたルーズな繊維浮遊物はトラベラに巻き
付き(Umspinnen)、これはバルーンの崩壊や糸切れを招
く原因となる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の精紡機を改善して、トラベラを完全かつ
確実にクリーニングするだけではなく、トラベラへの巻
き付きも効果的に回避することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の構成では、捕捉エッジが、糸若しくはトラベ
ラの循環方向に対して横方向(quer zur Umlaufrichtun
g)に紡績リングに関連してトラベラの上側に位置してい
る。

【０００５】

【発明の効果】本発明の思想は、クリーニングブレード
の直線的な、特に部分的に直線的な掻取エッジが、有利
には該掻取エッジに直接的に接続して糸走行方向に対し
て横方向(quer zum Garnlauf)に位置する捕捉エッジと
協働することにある。この場合に有利には、トラベラを
備えるリングの高さにはもっぱら掻取エッジだけが配置
されているのに対して、捕捉エッジは有利にはトラベラ
の直ぐ上側のレベルからようやく出発して延びている。

【０００６】本発明に基づくトラベラクリーナは前記構
成に基づきトラベラの汚れを効果的にかつ完全に掻取る
だけではなく、糸に付着する繊維浮遊物もトラベラに到
達する前に、捕捉エッジによって止めて効果的に取り除
く。場合によっては捕捉エッジによって、完全には結束
されずに糸から突出する繊維も取り除かれる。

【０００７】要するに本発明の構成により、特定の位
置、即ち糸搬送方向(Garnfoerderrichtung)で見てバル
ーンの終端部で、糸並びにトラベラに付着する異物及び
汚れが効果的に排除される。

【０００８】前述の効果的なクリーニングにより、糸切
れが回避されるだけではなく、糸の品質も本発明に基づ
き構成されたクリーニング手段(Reinigungsmassnahmen)
によって改善される。

【０００９】本発明の有利な構成が従属請求項に記載し
てある。

【００１０】請求項７に記載の構成が特に有利であり、
それというのは該構成により、捕捉エッジと掻取エッジ
との間に、クリーニング効果を総体的に向上せしめるよ
うな角度が調節されているからである。有利なパラメー
タの要件が請求項８から１３に記載してあいる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に、本発明を図示の実施例に
基づき説明する：図１に示すように、ホルダ１９に円錐
形の同軸的な紡績リング１１を配置してあり、紡績リン
グ(Spinnring)が軸線１７を有しかつヘッド１１′を備
えており、ヘッドに、紡績リング１１に通常の形式で設
けられるトラベラ(Laeufer)１２が周方向移動可能に配
置されている。トラベラ１２は半径方向外側に対して間
隔を置いてヘッド１１′の周りに案内されており、従っ
て中間室(Zwischenraum)が形成され、該中間室を介して
糸(Garn)２１がガイドされるようになっている。

【００１２】トラベラ１２は半径方向外側でリング１１
の半径方向の横断面(radialer Querschnitt)に対してほ
ぼ平行に延びるほぼ直線的な外側領域(Aussenbereich)
１２′へ移行している。

【００１３】リング１１の半径方向外側にはクリーニン
グブレード(Reinigungblatt)１３がホルダ１９に直接又
は間接的に取り付けてあり、トラベラ１２がちょうど図
１に示す周方向位置を占めた際に、クリーニングブレー
ドに設けられた直線的な掻取エッジ(Abstreifkante)１
４がトラベラ１２の直線的な部分１２′に対してわずか
な間隔を置いて相対するようになっている。

【００１４】直線的な掻取エッジ１４の上側に捕捉エッ
ジ(Fangkante)１５が配置されている。これら両方のエ
ッジは１つの平面内に位置していてよい。

【００１５】図２ではトラベラクリーナ(Laeuferreinig
er)１３は、エッジ１４，１５を備えた剛性のプレート
(Platte)として形成されている。

【００１６】図１では、紡績リング１１は糸２１の走行
方向とは逆の方向に円錐形に収斂(konisch zusammenlau
fend)するように形成されており、この場合、円錐角α
は例えば３３°である。掻取エッジ１４もホルダ１９の
表面に対して同じ角度を成している。

【００１７】糸２１に対してほぼ平行に位置する捕捉エ
ッジ１５′は良好なクリーニング効果を有するものの、
この実施例では糸２１が捕捉エッジ１５′に比較的長く
とどまる。

【００１８】捕捉エッジ１５はトラベラ１２の最上のレ
ベルの上側で始まっている。捕捉エッジは図２に示すよ
うに垂直線に対して所定の角度γを成していて、かつ糸
２１の、トラベラ１２による水平方向への転向の直前で
糸２１の走行方向に対してほぼ直角に位置している。捕
捉エッジ１５は、糸２１に付着する浮遊物(anhaftender
Flug)若しくは突出している繊維(abstehende Faser)を
糸２１から、トラベラ１２に達する前に切断し又は切り
離す。

【００１９】掻取エッジ１４は紡績リングから間隔ｇ、
若しくはトラベラ１２から間隔ｇ′を置いて位置してい
る。掻取エッジ１４と捕捉エッジ１５との間の移行部(U
ebergang)Ｋは、紡績リング１１の上縁に対して寸法ｈ
だげ高く位置している。

【００２０】掻取エッジ１４及び捕捉エッジ１５の長さ
が符号ｂ及びｃで示してある。トラベラクリーナの基部
１６が支持面Ａを備えていて、掻取エッジ１４に対して
所定の角度βだけ曲げられている。トラベラクリーナ１
３の幅ｄは上方に向かって連続的に幅ｅに減少していて
よい。

【００２１】図１及び図２に示す装置のパラメータの数
値は次の通りである：クリーニングブレード１３のエッ
ジ１４，１５の領域内の厚さｓ・・・・・・・・・・・０.６ｍｍ（０.１から１
ｍｍまで）間隔ｇ・・・・・・・・・・・１.６ｍｍ（１.５から
２.５ｍｍまで）間隔ｇ′・・・・・・・・・・０.５ｍｍ（０.４から
１.４ｍｍまで）長さｃ・・・・・・・・・・・４から１
０ｍｍまで幅ｄ若しくはｅ・・・・・・・（６から１
２ｍｍまで） β・・・・・・・・・・・・・・５７°（５０から７
５°まで） γ・・・・・・・・・・・・・・７２°（６０から８
５°まで）ｈ・・・・・・・・・・・・・・３ｍｍ（１から６
ｍｍまで）上記の数値のうち括弧の外の数値は有利な数値を示し、
括弧内の数値はトラベラクリーナ１３の十分な機能の得
られる範囲を示している。

【００２２】捕捉エッジ１５は、図面に示してあるよう
に掻取エッジ１４に対比して比較的強く曲げられてい
る。最良の結果が、図１に実線で示す輪郭に相応して、
いわゆる傾斜フランジリング(Schraegflanschring)と一
緒に形成されたトラベラクリーナ１３によって得られ
る。図４に示す実施例はＴ・フランジリング(T-Flansch
-Ring)のために設けられている。掻取エッジは垂直であ
り、かつ捕捉エッジは外側へ角４５°曲げられている。
この種の紡績リングの輪郭は一点鎖線で示してある。

【００２３】図２のａ，ｂ，ｃ〜図４のａ，ｂ，ｃに、
トラベラクリーナの種々の実施例が２つの観点で示して
ある。図２のｂ，ｃ、図３のｂ，ｃ、図４のｂ，ｃから
明らかなように、トラベラクリーナ１３は板状に構成さ
れていて、有利には折り曲げられた薄板(abgekantetes
Blech)から成っている。この場合、トラベラクリーナ１
３は長手方向にそれぞれ１つの掻取エッジ１４及び捕捉
エッジ１５を備えている。図２のｃ、図３のｃ、図４の
ｃに示すように、トラベラクリーナ１３は上方に向かっ
て幅を狭くするように構成されていてよい。

【００２４】前述の装置の作用は次の通りである：紡績
リング１１上でのトラベラ１２の回転(Rotieren)に際し
て、トラベラは回転毎(bei jeder Umdrehung)に１回、
掻取エッジ１４を通過し、この場合、ぶら下がる繊維部
分 (anhaengender Faserteil)は掻取エッジ１４の領域
(Bereich)に生じる機械的な接触により除去され、即ち
引き離される。

【００２５】糸１２はトラベラ１２の上側でトラベラ１
２の各回転毎に１回、捕捉エッジ１５の近傍を通過し、
その結果、糸２１から突出する繊維若しくは糸に付着す
る汚れが捕捉されて掻取られる。図５に示してあるよ
うに、トラベラクリーナ１３は掻取エッジ１４及び／又
は捕捉エッジ１５の領域内で湾曲(gebogen)して形成さ
れていてよく、これによって、流過する空気に対するせ
き止め作用(Stauwirkung)が防止される。

【００２６】通常有利には、トラベラクリーナは中央軸
線Ａ′に対して対称的に形成されていて、これによって
精紡機のスピンドルの両方の回転方向Ｒ１，Ｒ２（Ｓ撚
り若しくはＺ撚り）のために同じ条件が得られる。

【００２７】前述の記載は、図１の当業者にとって一般
的な理解の上に立脚している。「垂直」なる表現は、リ
ングの軸線１７に対して平行な方向を意味している。リ
ングの軸線１７は有利には垂直に配置されているが、し
かし、精紡機においては垂直から異なる位置に配置され
てよい。

【００２８】図６又は図７に示す実施例のトラベラクリ
ーナ１３を用いると、トラベラ１２若しくはヘッド１１
ａに付着するルーズな浮遊物が、図２のａ及び図４のａ
に示す実施例によりも良好に除去される。掻取エッジ１
４は半径方向外向きの折り曲げ部を有しており、従って
それぞれ上側の部分１４ａ及び下側の部分１４ｂが垂直
に対して所定の取り付け角δ，ζを成している。

【００２９】次に挙げる数値範囲が効果的であり、この
場合、下線を引いた数値が有利である：１）図６に示す傾斜フランジリングのトラベラ１２の数
値： δ＝２５°〜３３°〜４５° ζ＝１０°〜３０°〜４０° ２）図７に示すＴ・フランジリングのトラベラ１１ａの
数値： δ＝３０°〜４０°〜５０° ζ＝２５°〜３０°〜４５° ３）図６及び図７に示す捕捉エッジ１５の傾斜角： γ＝６０°〜７２°〜９０° ε＝１２°〜１８°〜２５°

【図面の簡単な説明】

【図１】トラベラクリーナと紡績リング、例えば傾斜フ
ランジリングの半径方向内側に隣接する部分との部分的
な子午線断面図(Meridianschnitt)

【図２】トラベラクリーナの、紡績リングの周方向及び
半径方向で見た図

【図３】トラベラクリーナの、紡績リングの周方向及び
半径方向で見た図

【図４】Ｔ・フランジリングのためのトラベラクリーナ
の、図２に対応する図

【図５】トラベラクリーナの平面図

【図６】トラベラクリーナの別の実施例の側面図

【図７】トラベラクリーナの別の実施例の側面図

【符号の説明】

１１紡績リング、１１′ ヘッド、１２ト
ラベラ、１２′外側領域、１３トラベラクリ
ーナ、１４掻取エッジ、１４ａ，１４ｂ部
分、１５捕捉エッジ、１６基部、１７
軸線、１９ホルダ、２１糸、２２部
分、Ｋ縁部、Ａ支持面、ｃ長さ、
ｄ，ｅ幅、ｈ間隔、 α 円錐角、
β，γ，ε 傾斜角、 δ，ζ 取り付け角

フロントページの続き (72)発明者ヴィリシュミートスイス国グンタリンゲンアイヒホーフシュトラーセ 368 (72)発明者ヘルベルトシュタルダースイス国コルブルンフォアデレベーンタールシュトラーセ９ (72)発明者ペータートッグヴァイラースイス国ヴィンテルトゥールフルフテッグシュトラーセ４ (72)発明者ヴィリゲルバースイス国コルブルンリンデンシュトラーセ６アー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】精紡機、特にリング精紡機であって、紡
績リング（１１）及び該紡績リング上に配置されたトラ
ベラ（１２）を備えており、トラベラに糸が紡績バルー
ンを形成して供給されるようになっており、トラベラ軌
道の半径方向外側にトラベラクリーナ（１３）を設けて
あり、トラベラクリーナが、トラベラ（１２）に向けら
れていて該トラベラに２ｍｍまでの間隔を置いて保持さ
れた掻取エッジ（１４）及び、該直線的な掻取エッジ
（１４）に続いてかつ該掻取エッジの上側に位置する捕
捉エッジ（１５）を備えており、この場合、もっぱらト
ラベラクリーナの掻取エッジ（１４）若しくは捕捉エッ
ジ（１５）が、糸（２１）若しくはトラベラ（１２）に
付着する繊維に相対して配置されている形式のものにお
いて、捕捉エッジ（１５）が、糸（２１）若しくはトラ
ベラ（１２）の循環方向に対して横方向に紡績リング
（１１）に関連してトラベラの上側に位置していること
を特徴とする、トラベラクリーナを備えた精紡機。
【請求項２】掻取エッジ（１４）と捕捉エッジ（１
５）とが互いに直接に続いている請求項１記載の精紡
機。
【請求項３】掻取エッジ（１４）が捕捉エッジ（１
５）に続いて直線的な領域（１４，１４ａ）を備えてお
り、この直線的な領域がトラベラ（１２）の直線的な外
側領域（１２′）に平行に延びている請求項１又は２記
載の精紡機。
【請求項４】トラベラクリーナ（１３）の掻取エッジ
（１４）がトラベラクリーナの支持面（Ａ）に対して少
なくとも部分的にβ＜９０°の角度（β）を成してお
り、この場合、掻取エッジが紡績リング軸線（１７）に
対して傾斜している請求項１から３までのいずれか１項
記載の精紡機。
【請求項５】紡績リング（１１）が上方に向かって先
細の円錐の形を有しており、かつ掻取エッジ（１４）の
直線的な領域（１４ａ）が紡績リングの円錐の円錐角に
相応して傾斜しており、かつ掻取エッジ（１４）の一部
（１４ａ）が相応して傾斜している請求項１から４まで
のいずれか１項記載の精紡機。
【請求項６】円錐角（α）が２８°から３５°まで、
有利には３０°から３４°まで、特にほぼ３３°である
請求項５記載の精紡機。
【請求項７】捕捉エッジ（１５）が紡績リング軸線に
対して所定の角度（γ）＝６０°〜９０°を成して紡績
リング軸線から離れるように傾斜して延びている請求項
１から６までのいずれか１項記載の精紡機。
【請求項８】掻取エッジ（１４）と紡績リング（１
１）のヘッド（１１′）との間隔（ｇ）が１ｍｍから３
ｍｍまで、有利には１．５ｍｍから２．５ｍｍまで、特
にほぼ１．６ｍｍである請求項１から７までのいずれか
１項記載の精紡機。
【請求項９】掻取エッジ（１４）とトラベラ（１２）
との間隔（ｇ′）が有利には０．２ｍｍから１．５ｍｍ
まで、特にほぼ０．５ｍｍである請求項１から８までの
いずれか１項記載の精紡機。
【請求項１０】捕捉エッジ（１５）の長さ（ｃ）が４
ｍｍから１０ｍｍまでである請求項１から９までのいず
れか１項記載の精紡機。
【請求項１１】トラベラクリーナ（１３）が、６ｍｍ
から１２ｍｍまでの幅（ｄ）を有する曲げられた薄板ス
トリップから成っている請求項１から１０までのいずれ
か１項記載の精紡機。
【請求項１２】トラベラクリーナ（１３）の厚さ
（ｓ）が０．４ｍｍから１ｍｍまで、特に０．６ｍｍで
ある請求項１から１１までのいずれか１項記載の精紡
機。
【請求項１３】掻取エッジ（１４）若しくは捕捉エッ
ジ（１５）の幅（ｄ若しくはｅ）が連続的に、特に１２
ｍｍから６ｍｍまで、それも掻取エッジから捕捉エッジ
に向かう方向で減少している請求項１から１２までのい
ずれか１項記載の精紡機。
【請求項１４】掻取エッジ（１４）が曲げられてお
り、かつ掻取エッジの、支持面（Ａ）に向けられた側の
部分（２２）が紡績リング（１１）の軸線（１７）に対
して平行に位置している請求項１から１３までのいずれ
か１項記載の精紡機。
【請求項１５】Ｔ・及び傾斜フランジリングのための
トラベラクリーナ（１３）の掻取エッジ（１４）が、少
なくとも部分的に紡績リング（１１）の軸線（１７）に
平行に位置している請求項１から１４までのいずれか１
項記載の精紡機。
【請求項１６】掻取エッジ（１４）と捕捉エッジ（１
５）との間の縁部（Ｋ）が、紡績リング（１１）の軸線
（１７）に向かう方向で測定して紡績リング（１１）の
ヘツドから、１ｍｍから６ｍｍまで、有利には３ｍｍの
間隔を置いて位置している請求項１から１５までのいず
れか１項記載の精紡機。
【請求項１７】トラベラクリーナ（１３）が、紡績リ
ングの外縁に周方向で対応させて湾曲して円弧状に形成
されている請求項１から１６までのいずれか１項記載の
精紡機。
【請求項１８】トラベラクリーナが中央軸線（Ａ）に
対して対称的に形成されている請求項１から１７までの
いずれか１項記載の精紡機。
【請求項１９】掻取エッジ（１４）が半径方向外向き
に曲げられており、この場合、上側の部分（１４ａ）が
軸線（１７）に対して所定の角度（δ）＝２５°〜５０
°を成しており、かつ下側の部分（１４ｂ）が軸線（１
７）に対して所定の角度（ζ）＝１０°〜４０°若しく
は２５°〜４５°を成している請求項１から１８までの
いずれか１項記載の精紡機。