JPH10168483A - 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法 - Google Patents

粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10168483A
JPH10168483A JP33235496A JP33235496A JPH10168483A JP H10168483 A JPH10168483 A JP H10168483A JP 33235496 A JP33235496 A JP 33235496A JP 33235496 A JP33235496 A JP 33235496A JP H10168483 A JPH10168483 A JP H10168483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surfactant
nonionic
clay mineral
anionic surfactant
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33235496A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Horie
弘道 堀江
Yoshiharu Takahashi
由治 高橋
Hiroyuki Masui
宏之 増井
Seiji Abe
誠治 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP33235496A priority Critical patent/JPH10168483A/ja
Publication of JPH10168483A publication Critical patent/JPH10168483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維のきしみが防止されかつアニオン界面活
性剤の存在下においても、帯電防止性能に優れた高嵩密
度粒状ノニオン洗剤組成物を提供する。 【解決手段】 成分として、ノニオン界面活性剤、アニ
オン界面活性剤、有機処理粘土鉱物及び吸油性担体を含
有する。有機処理粘土鉱物は、陽荷電窒素原子を含有す
る界面活性剤を粘土鉱物の結晶層間にインターカレーシ
ョンしたものである。ノニオン界面活性剤:アニオン界
面活性剤の重量比は9:1〜1:1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高嵩密度粒状ノニ
オン洗剤組成物に関し、特に、繊維のきしみが防止され
かつアニオン界面活性剤の存在下においても、帯電防止
性能に優れた高嵩密度粒状ノニオン洗剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来技術】ノニオン界面活性剤は、一般に低泡性であ
り、洗浄力が水の硬度の影響を受けにくく、特に泥汚れ
や低温での汚れ分散性にも優れている。更に、ノニオン
界面活性剤は、生分解性が良好で環境負荷が低く、低毒
性で安全性の高い優れた界面活性剤である。しかしなが
ら、ノニオン界面活性剤を主体とする洗剤は、特にアク
リル繊維に対して乾燥後のきしみを生じさせる問題があ
る。本発明らは、このようなノニオン界面活性剤を主体
とする洗剤に対して、アニオン界面活性剤を少量で併用
することにより、繊維のきしみが低下することが分かっ
た。しかしながら、アニオン界面活性剤を併用すると、
今度は、洗剤に配合したカチオン界面活性剤等の柔軟剤
又は帯電防止剤の効果が低下するという新たな問題が生
じることが分かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、繊
維のきしみを防止しかつアニオン界面活性剤の存在下に
おいても、帯電防止性能に優れた高嵩密度粒状ノニオン
洗剤組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するため鋭意検討した結果、ノニオン界面活性
剤、アニオン界面活性剤及び陽荷電窒素原子を含有する
界面活性剤をインターカレーションした有機処理粘土鉱
物を含有する洗剤において、吸油性担体を更に配合する
ことにより、繊維のきしみが防止されかつアニオン界面
活性剤の存在下においても、帯電防止性能に優れた高嵩
密度粒状ノニオン洗剤組成物が得られることを見出し、
本発明に到達したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で使用されるノニオン界面活性剤として
は、各種のノニオン界面活性剤を使用することができ
る。好ましいノニオン界面活性剤としては、例えば、以
下のものを挙げることができる。 (1)例えば、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の
脂肪族アルコールに、例えば、炭素数2〜4のアルキレ
ンオキシドを例えば平均3〜30モル、好ましくは7〜
20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又は
アルケニル)エーテル。この中でも、ポリオキシエチレ
ンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニ
ル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族ア
ルコールとしては、第1級アルコールや、第2級アルコ
ールが使用される。また、そのアルキル基は、分岐鎖を
有していてもよい。好ましい脂肪族アルコールとして
は、第1級アルコールが使用される。 (2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)
フェニルエーテル。 (3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間に
アルキレンオキシドが付加した、例えば、以下の式で示
される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート。
【0006】R1 CO(OA)n OR2 (R1 COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の
脂肪酸残基を表わす。OAは、エチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3の
アルキレンオキシドの付加単位を表わす。nは、アルキ
レンオキシドの平均付加モル数を示し、一般に3〜3
0、好ましくは7〜20の数である。R2は、炭素数1
〜3の置換基を有してもよい、低級アルキル基を表
す。) (4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 (6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (8)グリセリン脂肪酸エステル。 (9)脂肪酸アルカノールアミド。
【0007】上記のノニオン界面活性剤の中でも、融点
が40℃以下、好ましくは5〜35℃で、HLBが9〜
16、好ましくは10〜15のポリオキシエチレンアル
キル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エー
テル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキシドが付加
した脂肪酸メチルエステルエトキシレートが特に好適に
用いられる。また、これらのノニオン界面活性剤は混合
物として使用してもよい。本発明で使用するアニオン界
面活性剤としては、従来より洗剤において使用されるも
のであれば、特に限定されることなく、各種のアニオン
界面活性剤を使用することができる。このようなアニオ
ン界面活性剤としては、具体的には、例えば、炭素数8
〜16のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキル
ベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜20のアルキル硫
酸塩又はアルケニル硫酸塩、炭素数10〜20のα−オ
レフィンスルホン酸(AOS)塩、炭素数10〜20の
アルカンスルホン酸酸、炭素数10〜20の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有し、平均0.
5〜8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロ
ピレンオキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加
したアルキルエーテル硫酸(AES)塩、又はアルケニ
ルエーテル硫酸塩、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖
のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜
8モルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド又はエチレンオキサイド/プロピレ
ンオキサイド=0.1/9.9〜9.9/0.1の比で付加した
アルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエーテル
カルボン酸塩、炭素数10〜20のアルキルグリセリル
エーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコールエ
ーテル硫酸塩、炭素数10〜20の高級脂肪酸塩、炭素
数8〜20の飽和又は不飽和α−スルホ脂肪酸(α−S
F)塩又はそのメチル、エチルもしくはプロピルエステ
ル等のアニオン界面活性剤、若しくはそれらの混合物を
使用することができる。特に好ましいアニオン界面活性
剤としては、例えば、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
(LAS)のナトリウム又はカリウム塩や、AOS、α
−SF、AESのナトリウム又はカリウム塩を挙げるこ
とができる。
【0008】ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性
剤の合計量は、粒状ノニオン洗剤組成物の重量に基づい
て、好ましくは10〜40重量%、更に好ましくは15
〜35重量%、特に好ましくは20〜30重量%で含有
される。この量が10重量%未満では、洗浄力が低下す
るので好ましくない。また、この量が、40重量%を越
えると、洗剤の流動性及び固化性が低下するので好まし
くない。ノニオン界面活性剤と、アニオン界面活性剤と
の使用割合は、ノニオン界面活性剤:アニオン界面活性
剤の重量比で、9:1〜1:1、好ましくは7:1〜
3:1、特に好ましくは6:1〜2:1とすることが適
当である。この比が9:1よりもノニオン界面活性剤の
量が多くなると、相対的にアニオン界面活性剤の量が少
なくなり、繊維基布にきしみが生じる。一方、1:1よ
りも、過剰にアニオン界面活性剤の量が多くなると、帯
電防止性能を向上させることが困難となる。
【0009】本発明で使用される有機処理粘土鉱物は、
陽荷電窒素原子を含有する界面活性剤を粘土鉱物の結晶
層間にインターカレーションされたものである。このよ
うな有機処理粘土鉱物は、市場において入手可能なもの
である。また、このように粘土鉱物の結晶層間に陽荷電
窒素原子を含有する界面活性剤をインターカレーション
する方法としては、例えば、粘土鉱物を水中に微分散
後、この中に陽荷電窒素原子を含有する界面活性剤を添
加し、粘土鉱物の結晶層間に存在するアルカリ金属イオ
ン又はアルカリ土類金属イオンとイオン交換反応させ
(インターカレーション)た後、副生成した塩を水洗、
濾過によって除去し、濾過ケークを乾燥する方法が好適
なものとして挙げることができる。ここで使用される粘
土鉱物としては、特に、スメクタイト群に属し、その結
晶構造がジオクタヘドラル型3層構造又はトリオクタヘ
ドラル型3層構造をとるものを好ましく使用することが
できる。このような粘土鉱物は、劈開性を有し、層状構
造をしている。この粘土鉱物は、以下で任意に使用され
る成分として説明する吸油性担体に比べて、吸油量が小
さい。
【0010】好ましい粘土鉱物は、例えば、吸油量が8
0ml/100g未満、好ましくは30〜70ml/100g、一
方、嵩密度は、例えば、0.1g/cc以上、好ましくは、0.
2〜1.5g/ccのものである。このような粘土鉱物の具体
例には、例えば、ジオクタヘドラル型3層構造をとる粘
土鉱物として、モンモリロナイト(吸油量:50ml/100
g、嵩密度:0.3g/cc)、ノントロナイト(吸油量:4
0ml/100g、嵩密度:0.5g/cc)、バイデライト(吸油
量:62ml/100g、嵩密度:0.55g/cc)、パイロフィ
ライト(吸油量:70ml/100g、嵩密度:0.63g/cc)
などが挙げられ、一方、トリオクタヘドラル型3層構造
をとる粘土鉱物として、サポナイト(吸油量:73ml/1
00g、嵩密度:0.15g/cc)、ヘクトライト(吸油量:
72ml/100g、嵩密度:0.7g/cc)、スチーブンサイト
(吸油量:30ml/100g、嵩密度:1.2g/cc)、タルク
(吸油量:70ml/100g、嵩密度:0.1g/cc)などが挙
げられる。これらの粘土鉱物は、一般に天然に産出され
たもの、人工的に水熱合成されたもの両方があるが特に
は限定されない。このような粘土鉱物は、X線分析で1
0〜20Åに検出される粘土の層の拡がりに由来するピ
ークと4〜5Åに検出される粘土の3層構造に由来する
ピークが発達したものであれば、特に制限なく使用する
ことができる。また、陽荷電窒素原子を含有する界面活
性剤としては、分子中に陽荷電窒素原子を含有するもの
であれば、各種の界面活性剤を制限なく広範に使用する
ことができる。このような界面活性剤の好ましいものと
しては、例えば、以下のものを例示することができる。
【0011】(1)カチオン界面活性剤 1)ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型4級アンモニウム
塩 [R1 2 3 4 N]+・X- (式中、R1 及びR2 は、通常炭素数が12〜26、好まし
くは14〜18のアルキル基を示す。R3 及びR4 は、通常
炭素数が1〜4、好ましくは1〜2のアルキル基、ベン
ジル基、通常炭素数が2〜4、好ましくは2〜3のヒド
ロキシアルキル基、又はポリオキシアルキレン基を示
す。Xは、ハロゲン、CH3 SO4 、C25 SO4
1/2SO4 、OH、HSO4 、CH3 CO2 又はCH
3 −C6 4 −SO3 を示す。) ジ長鎖アルキルジ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩と
しては、具体的には、ジステアリルジメチルアンモニウ
ム塩や、ジ水添牛脂アルキルジメチルアンモニウム塩、
ジ水添牛脂アルキルベンゼンメチルアンモニウム塩、ジ
ステアリルメチルベンジルアンモニウム塩、ジステアリ
ルメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジステアリ
ルメチルヒドロキシプロピルアンモニウム塩、ジステア
リルジヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジオレイルジ
メチルアンモニウム塩、ジココナッツアルキルジメチル
アンモニウム塩などが挙げられる。また、Xであるハロ
ゲンの具体例としては、塩素原子や、臭素原子等が挙げ
られる。
【0012】2)モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル型
4級アンモニウム塩 [R1 2 3 4 N]+・X- (式中、R1 は、通常、炭素数が12〜26、好ましくは14
〜18のアルキル基を示す。R2 、R3 及びR4 は、通
常、炭素数が1〜4、好ましくは1〜2のアルキル基、
ベンジル基、通常炭素数が2〜4、好ましくは2〜3の
ヒドロキシアルキル基、又はポリオキシアルキレン基を
示す。Xは、ハロゲン、CH3 SO4 、C 2 5
4 、1/2SO4 、OH、HSO4 、CH3 CO2
はCH3 −C64 −SO3 を示す。) モノ長鎖アルキルトリ短鎖アルキル型4級アンモニウム
塩としては、具体的には、ラウリルトリメチルアンモニ
ウム塩や、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、水添
牛脂アルキルトリメチルアンモニウム塩、水添牛脂アル
キルベンゼンジメチルアンモニウム塩、ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム塩、ステアリルジメチルヒド
ロキシエチルアンモニウム塩、ステアリルジメチルヒド
ロキシプロピルアンモニウム塩、ステアリルトリヒドロ
キシエチルアンモニウム塩、オレイルトリメチルアンモ
ニウム塩、ココナッツアルキルトリメチルアンモニウム
塩などが挙げられる。また、Xであるハロゲンの具体例
としては、塩素原子や、臭素原子等が挙げられる。
【0013】3)テトラ短鎖アルキル型4級アンモニウ
ム塩 [R1 2 3 4 N]+・X- (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は、通常、炭素数が
1〜4、好ましくは1〜3のアルキル基、ベンジル基、
通常、炭素数が2〜4、好ましくは2〜3ヒドロキシア
ルキル基、又はポリオキシアルキレン基を示す。Xは、
ハロゲン、CH3 SO4 、C2 5 SO4 、1/2SO
4 、OH、HSO4 、CH3 CO2 又はCH3 −C6
4 −SO3 を示す。) テトラ短鎖アルキル型4級アンモニウム塩としては、具
体的には、テトラメチルアンモニウムクロライド、テト
ラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモ
ニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキ
サイドテトラブチルアンモニウムハイドロゲンサルフェ
ート、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベ
ンジルトリメチルアンモニウムハイドロキサイド、ベン
ジルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリ
ブチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリブチルア
ンモニウムクロライド、トリメチルフェニルアンモニウ
ムクロライドなどが挙げられる。
【0014】4)トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型
4級アンモニウム塩 [R1 2 3 4 N]+ ・X- (式中、R1 、R2 及びR3 は、通常、炭素数が12〜2
6、好ましくは14〜18のアルキル基を示す。R4 は、通
常、炭素数が1〜4、好ましくは1〜2アルキル基、ベ
ンジル基、通常、炭素数が2〜4、好ましくは2〜3の
ヒドロキシアルキル基又はポリオキシアルキレン基を示
す。Xは、ハロゲン、CH3 SO4 、C2 5 SO4
1/2SO4 、OH、HSO4 、CH3 CO2 又はCH
3 −C6 4−SO3 を示す。) トリ長鎖アルキルモノ短鎖アルキル型4級アンモニウム
塩としては、具体的には、トリラウリルメチルアンモニ
ウムクロライド、トリステアリルメチルアンモニウムク
ロライドトリオレイルメチルアンモニウムクロライド、
トリココナッツアルキルメチルアンモニウムクロライド
などが挙げられる。 (2)両性界面活性剤 1)以下の式で示されるベタイン類
【0015】
【化1】 (式中、R1 は、通常、炭素数が12〜18、好ましく
は12〜16のアルキル基である。R2 及びR3 は、そ
れぞれ、CH3 、C2 5 、C3 7 、CH2 COOH
等である。nは、1〜3の整数を示す。) 上記ベタイン類としては、具体例には、ラウリン酸アミ
ドプロピルベタインや、ステアリン酸アミドエチルベタ
イン等が挙げられる。 2)以下の式で示されるイミダゾリン誘導体類
【0016】
【化2】 (式中、R1 は、通常、炭素数が12〜18、好ましく
は12〜16のアルキル基である。) 上記イミダゾリン誘導体類としては、具体例には、2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインや、N−ヤシ油脂肪酸アシ
ル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチ
レンジアミンナトリウム等が挙げられる。 3)リン酸塩型 リン酸塩型としては、以下の式で示されるレシチン(ホ
スファチジルコリン)が好ましいものとして挙げられ
る。
【0017】
【化3】 (式中、R1 及びR2 は、通常、炭素数が14〜22、
好ましくは14〜18のアルキル基である。) なお、陽荷電窒素原子を含有する界面活性剤は、高温で
処理すると、変質する。例えば、80℃以上では、得ら
れる洗剤中には陽荷電窒素原子を含有する界面活性剤
は、インターカレーションにより粘土鉱物の結晶層間に
存在していても、カチオン臭、アンモニア臭を発生しな
がら分解して、他の化合物に変化する。従って、製造工
程で80℃以上で処理する方法、例えば、この化合物を
含有するスラリーを80℃以上で噴霧乾燥ような工程は
避けなければならない。有機処理粘土鉱物は、本発明の
粒状ノニオン洗剤組成物の重量に基づいて、例えば、1
〜30重量%、好ましくは2〜20重量%、特に好まし
くは3〜10重量%の量で使用することが適当である。
有機処理粘土鉱物の量が、1重量%よりも少ない量であ
ると、帯電防止性能が劣化し易いので好ましくない。ま
た、この量が、30重量%を越えると、洗剤の溶解性が
低下するので好ましくない。
【0018】本発明で使用される吸油性担体は、アニオ
ン界面活性剤の存在下における陽荷電窒素原子を含有す
る界面活性剤の劣化を防止し、洗剤の帯電防止性能若し
くは柔軟性付与機能を向上させるために使用される。吸
油性担体は、ノニオン界面活性剤を吸着・保持するのに
十分な多孔性微粉体であり、ノニオン界面活性剤を物理
的に吸着し、一方、これにより膨潤するものではない。
好ましい吸油性担体としては、JIS−K6220試験
方法で表される吸油量が80ml/100g以上、好ましくは
150〜600ml/100gの吸油性であり、かつ嵩密度が
0.1g/cc未満、好ましくは0.001〜0.08g/ccである
物質が好適に用いられる。このような吸油性担体として
は、例えば、非晶質珪酸(吸油量:250ml/100g、嵩
密度:0.06g/cc)(トクソー製トクシール、日本アエ
ロジル製アエロジル、日本シリカ製ニップシール)、非
晶質珪酸カルシウム(吸油量:450ml/100g、嵩密
度:0.03g/cc)(トクソー製フローライト、コフラン
ケミカル製チクソレックス)、非晶質アルミノ珪酸塩
(吸油量:150ml/100g、嵩密度:0.08g/cc)、珪
酸マグネシウム(吸油量:180ml/100g、嵩密度:0.
08g/cc)、炭酸マグネシウム(吸油量:150ml/100
g、嵩密度:0.08g/cc)、炭酸カルシウム(吸油量:
110ml/100g、嵩密度:0.09g/cc)、スピネル(吸
油量:600ml/100g、嵩密度:0.008g/cc)、コー
ディエライト(吸油量:600ml/100g、嵩密度:0.0
08g/cc)、ムライト(吸油量:560ml/100g、嵩密
度:0.009g/cc)、澱粉分解物(吸油量:200ml/1
00g、嵩密度:0.06g/cc)(松谷化学製パインフロ
ー)等が挙げられる。また、これらの吸油性担体は混合
物として使用してもよい。吸油性担体は、粒状ノニオン
洗剤組成物中に、好ましくは0.5〜20重量%、更に好
ましくは1〜15重量%、特に好ましくは2〜10重量
%で含有される。この量が0.5重量%未満では、アニオ
ン界面活性剤の存在下における陽荷電窒素原子を含有す
る界面活性剤の安定性を向上させるのに十分ではない。
一方、20重量%を超えると、洗剤粒子の微粉量が増加
し、粉だちが発生し易い。なお、吸油性担体を使用する
ことによって、ノニオン界面活性剤のしみ出しを抑制で
きるので、洗剤粒子の高温高湿下での固化性が向上する
という付加的な効果も生じる。
【0019】本発明の粒状ノニオン洗剤組成物中には、
通常洗剤原料に配合されている以下のような成分を配合
することができる。これらの成分の配合方法には、各種
の方法が適用でき、例えば、これらの成分を造粒処理工
程で配合してもよく、また、造粒処理により得られた洗
剤粒子に混合してもよく。 (1)無機質洗浄ビルダーとして、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、結晶性ゼ
オライト、トリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナト
リウム等。 (2)有機質洗浄ビルダーとして、クエン酸塩、コハク
酸塩、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸−マレイン酸
共重合体、EDTA等。 (3)蛍光剤として、ビス(トリアジニルアミノ)スチ
ルベンジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビ
フェニル塩[チノパールCBS]等。 (4)酵素として、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラー
ゼ、アミラーゼ等。 (5)漂白剤として、過炭酸塩、過硼酸塩等。 (6)帯電防止剤として、ジアルキル型4級アンモニウ
ム塩などのカチオン界面活性剤等。 (7)表面改質剤として、微粉炭酸カルシウム、微粉ゼ
オライト、ポリエチレングリコール等。 (8)再汚染防止剤として、カルボキシメチルセルロー
スなどのセルロース誘導体等。 (9)増量剤として、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、
塩化ナトリウム等。 (10)還元剤として、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム等。
【0020】本発明の粒状ノニオン洗剤組成物は、例え
ば、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、有機処
理粘土鉱物、及び吸油性担体を攪拌造粒することによっ
て製造することができる。この時、他の洗剤成分、例え
ば、ゼオライトや、蛍光剤等を配合してもよい。好まし
い態様においては、まず、例えば、アルカリビルダー
や、蛍光剤等の任意成分をアニオン界面活性剤とともに
水に溶解若しくは分散させスラリーを調製した後、この
スラリーを噴霧乾燥し、乾燥粒子を得た後、乾燥粒子
と、ノニオン界面活性剤、有機処理粘土鉱物、及び吸油
性担体を攪拌造粒機で処理する方法が挙げられる。上記
攪拌造粒操作で用いられる撹拌造粒機としては、ハイス
ピードミキサー、シュギミキサー、レーディゲミキサー
などの造粒器内部に撹拌翼を有し、この撹拌翼と造粒器
内部壁面との間に30mm以下のクリアランスを有する
内部撹拌型の造粒機が洗剤粒子を得る上で好適に用いら
れる。攪拌造粒の温度は、一般に20〜60℃、好まし
くは30〜50℃、更に好ましくは35〜50℃であ
る。温度が20℃よりも低い場合には、造粒が進みにく
く好ましくない。一方、温度が60℃よりも高くなる
と、逆に、造粒機内での付着が増え、負荷が過大となり
易く、好ましくない。また、攪拌造粒処理における処理
時間は、通常、1〜10分、好ましくは2〜8分であ
る。
【0021】更に、本発明の粒状ノニオン洗剤組成物
は、上記攪拌造粒の場合と同様に、混練押出し機、好ま
しくは、密閉式の圧密化処理装置、更に好ましくは横型
連続式のニーダーに導入し、ニーダー内で剪断力を付与
しながら混合して造粒物(固体洗剤)を形成し、次いで
破砕造粒機によって破砕造粒し、圧密化処理を行って、
本発明の粒状ノニオン洗剤組成物を製造することができ
る。この場合、ニーダーの他に、一軸又は二軸スクリュ
ー押出機などを用いて行うこともできる。本発明で使用
する混練押出し機として、具体的には、株式会社栗本鐵
工所製のKRCニーダーなどが挙げられる。破砕造粒機
としては、カッターミル等を使用することができる。破
砕造粒機としては、例えば、ホソカワミクロン(株)製
のフィッツミル(DKASO6号)等を使用することができ
る。混練押出し機は、一般に30〜60℃、好ましくは
35〜55℃、更に好ましくは40〜50℃である。温
度が30℃よりも低い場合には、混練押出し機への負荷
が過大となり易く、好ましくない。一方、温度が60℃
よりも高くなると、逆に、混練物が粉砕機に付着し易く
なり、好ましくない。処理時間は、通常、0.2〜2分、
好ましくは0.5〜1分である。また、破砕造粒処理は、
一般に5〜30℃、好ましくは10〜25℃、更に好ま
しくは10〜20℃である。温度が5℃よりも低い場合
には、結露が発生し易くなり、好ましくない。一方、温
度が30℃よりも高くなると、逆に粉砕機への付着が生
じ易くなり、好ましくない。処理時間は、通常、1〜3
0秒、好ましくは3〜30秒である。
【0022】このような攪拌造粒又は混練押出しによ
り、本発明では嵩密度が0.3〜1.2g/ml 、好ましくは
0.5〜1g/ml の圧密化物を得るのが好ましい。更に、
このようにして製造された洗剤粒子に対してコーティン
グ剤を添加してコーティング処理してもよい。これによ
り、流動特性を改良することができる。コーティング剤
としては、 JIS200メッシュふるい通過分が50%以
上の無機質粉末が好適であり、素材的には例えば、炭酸
カルシウム等の炭酸塩や、非晶質シリカ、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、ゼオライト等
のアルミノケイ酸塩等を使用することができる。コーテ
ィング剤は、本発明の粒状ノニオン洗剤組成物中に、一
般に0.5〜15重量%、好ましくは1〜10重量%の量
で使用される。
【0023】更に、このように製造された洗剤粒子に
は、酵素、香料などを後添加することもできる。得られ
た本発明の粒状ノニオン洗剤組成物は、一般に平均粒径
300〜3000μm 、好ましくは350〜2000μ
m 、特に好ましくは400〜1000μm で得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明について、実施例及び比較例に
より更に詳細に説明する。実施例及び比較例において
は、以下の試験方法により各洗剤を評価した。なお、下
記試験に先立ち行った洗剤の保存条件は、以下の通りで
ある。 [洗剤の保存試験]外側からコートボール紙(坪量:3
50g/m2)、ワックスサンド紙(坪量:30g/m2)、ク
ラフトパルプ紙(坪量:70g/m2)の3層からなる紙を
用いて作成した長さ15cm×巾9.3cm×高さ18.5
cmの箱に洗剤を1.2kg入れ、50℃、85%RHの
恒温恒湿室中で30日間保存した。 [洗浄力試験]以下に示す人工汚垢組成の汚垢浴中に清
浄綿布(日本油化学協会指定綿布60番、5×5cm)
を浸漬した後、ゴム製2本ロールで水を絞り、汚垢の付
着量を均一化した。この汚垢布を105℃、30分乾燥
した後、布の表面を左右25回ラビングした。このう
ち、反射率が42±2%のものを汚垢布とした。この汚
垢布60枚と試料洗剤12gとを2槽式洗濯機(三菱電
機(株)製、CW−225型)に投入し、15℃、30
リットルの水(3°DH)で10分間洗浄を行った後、
1分間脱水した。次いで、15℃、30リットルの水で
3分間のためすすぎと1分間の脱水を2回繰り返した。
その後、被洗布を48時間屋内にて風乾した後、この被
洗布の反射率を測定し、下記式により洗浄率を求めた。 洗浄率(%)=(汚垢布のK/S−洗浄布のK/S)/
(汚垢布のK/S−未汚垢布のK/S)×100 K/S=(1−R/100)2 /(2R/100)(ク
ベルカ・ムンクの式) 汚垢組成(%) 割合(%) オレイン酸 28.3 トリオレイン 15.6 コレステロールオレート 12.2 流動パラフィン 2.5 スクワレン 2.5 コレステロール 2.5 ゼラチン 7.0 無機汚垢 29.85 カーボンブラック(日本油化学協会指定) 0.5
【0025】[溶解性試験]5℃に冷やした水道水をス
ターラーで緩やかに撹拌しておき、そこへ洗剤5gを投
入し、8分間撹拌した後、これをナイロンメッシュで濾
過し、メッシュ上に溶け残った粒子を105℃で2時間
乾燥した後、溶け残った粒子の重量を秤量し、以下の式
により、溶解残分を算出した。 溶解残分(%)={溶け残った粒子の重量(g)/5
(g)}×100 [流動性試験]JIS Z2502に基づいて、45
℃、85RH%で3日間保存した後の洗剤粒子について
測定した。 [発塵性試験]2槽式洗濯機(三菱電機(株)製、CW
225型)を用い、空の洗濯機内に約70cmの高さか
らスプーン1杯(約25g)の洗剤を落下し、発塵状態
を目視にて次の基準で評価した。 ◎:発塵が認められない ○:発塵が僅かに認められる △:発塵が少し認められる ×:発塵が認められる [固化性試験]上記条件で保存後、この容器の上部を開
き、JIS規格4メッシュのふるい上に注意深く移しふ
るいを穏やかに振動したあと、ふるい上の重量と総重量
とを測り、下記式から固化性を算出した。 固化性(%)={ふるい上の重量(g)/総重量
(g)}×100 [嵩密度試験]JIS Z2504に準じて、嵩密度を
測定した。 [きしみ性試験]前処理済のアクリルジャージ1kgと
試料洗剤15gを2槽式洗濯機(三菱電機(株)製CW
−225型)に投入し、15℃、30リットルの水(3
°DH)で10分間洗浄を行った後、1分間脱水した。
次いで、15℃、30リットルの水で3分間のためすす
ぎと、1分間の脱水を2回繰り返した後、被洗布を48
時間屋内にて風乾した。次いで、アクリル布を触感でき
しみ具合いを評価した。 ◎:きしみなし ○:きしみわずか △:きしみ少し ×:きしみ多い
【0026】[帯電防止試験]前処理済のアクリルジャ
ージ1kgと試料洗剤15gを2槽式洗濯機(三菱電機
(株)製CW−225型)に投入し、15℃、30リッ
トルの水(3°DH)で10分間洗浄を行った後、1分
間脱水した。次いで、15℃、30リットルの水で3分
間のためすすぎと、1分間の脱水を2回繰り返した後、
被洗布を48時間屋内にて風乾した。次いで、この被洗
布にHONESTMETER(SHISHIDO&C
o.LTD.製)を用いて10kVの静電気を30秒間
帯電させた後、5kVまで帯電圧が減少するまでの半減
期を測定した。この半減期が短いほど、帯電防止効果は
高い。 [製造例]表中、酵素及び香料を除く任意成分をアニオ
ン界面活性剤とともに水に溶解若しくは分散させスラリ
ーを調製した後、このスラリーを噴霧乾燥し、乾燥粒子
を得た。次いで、該乾燥粒子と、ノニオン界面活性剤、
有機処理粘土鉱物及び吸油性担体を連続ニーダー(栗本
鉄工(株)製、KRC−4型)に投入し、混練して固形
洗剤を製造した。この固形洗剤を粉砕助剤としてのゼオ
ライトとともに、フィッツミル(ホソカワミクロン
(株)製、DKASO6型)に投入し、10℃の冷風共
存下で平均粒子径が400〜600μmとなるまで粉砕
処理を行った。最後に、転動ドラム内でゼオライトを加
えて、得られた洗剤粒子を被覆し、酵素及び香料を加
え、高嵩密度粒状ノニオン洗剤組成物を調製した(平均
粒子径:450〜550μm)。
【0027】[使用原料]実施例及び比較例で使用し
た、ノニオン界面活性剤、ノニオンゲル化剤、陽荷電窒
素含有化合物及び吸油性担体は、以下の通りである。ノニオン界面活性剤 (1)A−1 C12-13 25-27 O(CH2 CH2 O)7 H(新日本理
科(株)製コノール20P(第1級アルコール、炭素数
12、分岐度0%)と三菱化学(株)製ダイアドール1
3(第1級アルコール、炭素数13、分岐度50%)と
を1:4の重量比で混合したアルコールにエチレンオキ
シドを平均7モル付加したポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ライオン化学(株)製、商品名:NALG−
83) (2)A−2 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(ソルビタ
ンモノオレートにエチレンオキシドを平均20モル付加
したポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、日
光ケミカルズ(株)製、TO−10)アニオン界面活性剤 (1)B−1 直鎖C11-13 のアルキルベンゼンスルホン酸カリウム
(ライオン(株)製) (2)B−2 α−スルホミリスチン酸メチルエステルナトリウムとα
−スルホパルミチン酸メチルエステルナトリウムとの
2:8(重量比)の混合物有機処理粘土鉱物 (1)C−1 モンモリロナイトの結晶層間にトリメチルステアリルア
ンモニウムイオンが28重量%インターカレーションし
た有機粘土(豊順洋行(株)製、エスベンE) (2)C−2 モンモリロナイトの結晶層間にジメチルジステアリルア
ンモニウムイオンが43重量%インターカレーションし
た有機粘土(豊順洋行(株)製、ニューエスベンD)吸油性担体 (1)D−1 非晶質アルミノ珪酸ナトリウム(水沢化学(株)製、吸
油量170ml/100g) (2)D−2 無定形含水非晶質珪酸((株)トクヤマ製トクシール
N、吸油量280ml/100g)
【0028】
【表1】 表1 実施例組成(重量%) 1 2 3 4 5 6 7 8 必須成分 ノニオン界面活性剤 A−1 22.4 21 17 15 13 10 15 26 A−2 1 1 1 1 1 1 0.4 1.5 アニオン界面活性剤 B−1 2.6 4 4 10 0.8 3 B−2 4 10 2 2 2 2有機処理粘土鉱物 C−1 7 5 3.5 2 3.5 3.5 3.5 C−2 2 3.5 5 7 3.5 3.5 3.5 A/B 比* 9 5.5 2.3 1.6 1.2 5.5 5.5 5.5 吸油性担体 D−1 1 2 3 4 4 3 D−3 4 3 2 1 1 5 任意成分 ゼオライト 30 30 30 30 30 30 30 30 亜硫酸曹 1 1 1 1 1 1 1 1 ソーダ灰 22 22 22 22 22 35 30 15 蛍光剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 酵素 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 その他少量成分 Bla* Bla Bla Bla Bla Bla Bla Bla 評価結果 流動性 35 35 35 35 35 35 35 40 発塵性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ きしみ性 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎帯電防止能(秒) 保存前 15 15 15 15 18 15 15 15 保存後 15 15 15 18 23 15 15 15 嵩密度(g/ml) 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 固化性 0 0 0 0 0 0 0 0 洗浄力(%) 85 85 85 85 85 80 83 88 溶解残渣(%) 0 0 0 0 0 0 0 0 アミン臭 無 無 無 無 無 無 無 無 注)A/B 比は、ノニオン界面活性(A)/アニオン界面活性剤(B)比を示す。 以下同様。 Bla*は、残量を意味する。
【0029】
【表2】 表1(続き) 実施例組成(重量%) 9 10 11 12 13 14 15 16 17 必須成分 ノニオン界面活性剤 A−1 30 21 21 21 21 21 21 21 21 A−2 3 1 1 1 1 1 1 1 1アニオン界面活性剤 B−1 4 4 4 4 4 2 2 2 2 B−2 2 2 2 2 2有機処理粘土鉱物 C−1 3.5 10 15 5 5 5 5 C−2 3.5 1.5 2.5 5 10 2 2 2 2 A/B 比 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 吸油性担体 D−1 1 1 1 1 6 9 D−3 8 3 3 3 3 0.8 1.5 6 9 任意成分 ゼオライト 20 30 30 22 17 30 30 22 19 亜硫酸曹 1 1 3 1 1 2 1 1 1 ソーダ灰 28 28 24 22 17 24 22 22 19 蛍光剤 0.2 0.1 0.2 0.3 0.5 0.2 0.2 0.2 0.2 酵素 1 1 2 1 1 1 3 1 1 香料 0.2 0.1 0.1 0.4 0.5 0.2 0.2 0.2 0.2 その他少量成分 Bla* Bla Bla Bla Bla Bla Bla Bla Bla 評価結果 流動性 45 45 40 35 35 35 35 35 35 発塵性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ きしみ性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎帯電防止能(秒) 保存前 15 25 20 15 15 25 20 15 15 保存後 15 25 20 15 15 25 20 15 15 嵩密度(g/ml) 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 0.9 固化性 3 0 0 0 0 5 3 0 0 洗浄力(%) 88 85 85 85 85 85 85 85 85 溶解残渣(%) 0 0 0 3 5 0 0 0 0アミン臭 無 無 無 無 無 無 無 無 無 注)Bla*は、残量を意味する。
【0030】
【表3】 表1(続き) 比較例組成(重量%) 1 2 3 4 5 必須成分 ノニオン界面活性剤 A−1 23 9 21 21 21 A−2 1 1 1 1アニオン界面活性剤 B−1 2 8 4 4 4 B−2 - 8有機処理粘土鉱物 C−1 5 5 5 C−2 2 2 2吸油性担体 D−1 1 1 1 1 D−2 3 3 3 3 A/B 比 12 0.6 5.5 5.5 5.5 任意成分 モンモリロナイト 4.5 2HT* 2.5 ゼオライト 30 30 30 30 30 亜硫酸曹 1 1 1 1 1 ソーダ灰 22 22 29 26 22 蛍光剤 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 酵素 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 その他少量成分 Bla* Bla Bla Bla Bla 評価結果 流動性 35 35 90 45 35 発塵性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 発塵性 ×〜△ ◎ ◎ ◎ ◎ 帯電防止能(秒) 保存前 15 180 300 30 180 保存後 15 300 300 50 300 嵩密度(g/ml) 0.9 0.9 0.9 0.9 0.4 固化性 0 0 0 30 0 洗浄力(%) 85 85 85 85 80 溶解残渣(%) 0 0 0 0 0 アミン臭 無 無 無 無 有 注)2HTは、ジ水添牛脂ジメチルアンモニウムクロラ
イドを意味する。
【0031】Bla*は、残量を意味する。なお、上記で説
明した成分以外の上記表1で使用した成分は、以下の通
りである。 ゼオライト:結晶質アルミノ珪酸ナトリウム(水沢化学
(株)製) 亜硫曹:亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製、無水亜
硫酸曹達) ソーダ灰:重質炭酸ナトリウム(旭硝子(株)製、粒
灰) 蛍光剤:2:4,4´−ビス(2−スルホスチリル)ビ
フェニルジナトリウム(チバガイギー製、チノパールC
BS−X) 酵素:アルカリプロテアーゼ顆粒とアルカリリパーゼ顆
粒の7/2(重量比)の混合物(ノボノルディスク社
製、サビナーゼ12T/リポラーゼEX=7/2の混合
物) 香料は、以下の組成からなっている。
【0032】 香料組成 重量部 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−オール 80 3,7−ジメチル−1,6−オクタジエン−3−イル−アセテート 60 3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール 40 β−フェニルエチルアルコール 50 p−tert−ブチルーα−メチルヒドロシンナミックアルデヒド 70 α−メチル−p−イソプロピルフェニルプロピオンアルデヒド 60 α−n−アミルシンナミックアルデヒド 20 α−n−ヘキシルシンナミックアルデヒド 60 7−アセチル−1,1,3,4,4,6− 80 ヘキサメチルテトラヒドロナフタレン 3−(5,5,6−トリメチル−ノルバルナン− 20 2−イル)シクロヘキサン−1−オール ベルトフィックス 30 2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3− 10 シクロペンテ−1−イル)−2−ブタン−1−オール 10% α,α−ジメチル−p−エチルヒドロシンナミックアルデヒド 40 2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1− 10 カルボキシアルデヒド cis−3−ヘキセノール 10 2−trans−3,7−ジメチル−2,6− 30 オクタジエン−1−オール n−デシルアルデヒド 5 10−ウンデセン−1−アール 5 メチルノニルアセトアルデヒド 5 4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3− 30 シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド ナフタレン−2−アセチル−1,2,3,4,6,7,8 30 −オクタヒドロ2,3,8,8−テトラメチル 5−(2−メチレン−6,6−ジメチル−シクロヘキシル) 50 −4−ペンテン−3−オン 2−メトキシ−4−プロペニルフェノール 20 アリルシクロヘキサンプロピオネート 10 6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル− 5 4(5H)−インダノン p−プロペニルフェニルメチルエーテル 5 メチル−2−アミノベンゾエート 5 レモンオイル 30 オレンジオイル 20 ラバンジンオイル 20 パチュリオイル 10 3,7−ジメチル−2,6−オクタジエナール 30 メチルジヒドロジャスモネート 50 沸点230度(1気圧)の香料成分が、全香料中に 66 占める割合(wt%)
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ノニオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤、有機処理粘土鉱物を含有する洗剤
に、吸油性担体を配合することにより、繊維のきしみが
防止されかつアニオン界面活性剤の存在下においても、
帯電防止性能に優れた高嵩密度粒状ノニオン洗剤組成物
が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 誠治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
    剤、有機処理粘土鉱物及び吸油性担体を含有し、前記有
    機処理粘土鉱物が、陽荷電窒素原子を含有する界面活性
    剤を粘土鉱物の結晶層間にインターカレーションしたも
    のであり、かつ前記ノニオン界面活性剤:アニオン界面
    活性剤の重量比が9:1〜1:1であることを特徴とす
    る高嵩密度粒状ノニオン洗剤組成物。
  2. 【請求項2】 ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
    剤、有機処理粘土鉱物及び吸油性担体を攪拌造粒する
    か、又は捏和後に破砕造粒する高嵩密度粒状ノニオン洗
    剤組成物の製造方法であって、前記有機処理粘土鉱物
    が、陽荷電窒素原子を含有する界面活性剤を粘土鉱物の
    結晶層間にインターカレーションしたものであり、かつ
    前記ノニオン界面活性剤:アニオン界面活性剤の重量比
    が9:1〜1:1であることを特徴とする方法。
JP33235496A 1996-12-12 1996-12-12 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法 Pending JPH10168483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33235496A JPH10168483A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33235496A JPH10168483A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10168483A true JPH10168483A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18254029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33235496A Pending JPH10168483A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10168483A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093696A1 (ja) 2007-02-01 2008-08-07 Kao Corporation 洗剤組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093696A1 (ja) 2007-02-01 2008-08-07 Kao Corporation 洗剤組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0987696A (ja) 錠剤型ノニオン洗剤組成物
JP2565757B2 (ja) 洗剤組成物
JP3043976B2 (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH09194899A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH10168496A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH10168483A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH0987699A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH10158697A (ja) 高嵩密度粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JP4170079B2 (ja) 粉末洗浄剤組成物
JPH10168495A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JP4108193B2 (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH10168497A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JP4006106B2 (ja) 溶解性及び嵩密度に優れた粒状ノニオン洗剤組成物の製造方法
JPH1095998A (ja) 粒状洗剤組成物
JPH11302686A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH11310790A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JP4591704B2 (ja) 粒状洗剤組成物及びその製造方法
GB2159534A (en) Antistatic synthetic organic detergent composition
JPH09194898A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物
JP4108199B2 (ja) 粒状洗剤組成物の製造方法
JP2927334B2 (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH1143694A (ja) 低泡性粒状洗剤組成物
JPH1143700A (ja) 粒状洗剤組成物及びその製造方法
JPH11293294A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法
JPH1135980A (ja) 粒状ノニオン洗剤組成物及びその製造方法