JPH10168020A - 2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノー ルの製造方法 - Google Patents
2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノー ルの製造方法Info
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- JPH10168020A JPH10168020A JP8326796A JP32679696A JPH10168020A JP H10168020 A JPH10168020 A JP H10168020A JP 8326796 A JP8326796 A JP 8326796A JP 32679696 A JP32679696 A JP 32679696A JP H10168020 A JPH10168020 A JP H10168020A
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- methoxyphenol
- butyl
- tert
- acid
- isobutylene
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 4−メトキシフェノールを酸触媒の存在下で
イソブチレンと反応せしめて、酸化防止剤や安定剤とし
て有効な2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノールを高転化率、高選択率で製造する。 【解決手段】 4−メトキシフェノールを、酸触媒とし
てメタンスルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスル
ホン酸の存在下に、イソブチレンと反応せしめて、2,
5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールを
製造する。
イソブチレンと反応せしめて、酸化防止剤や安定剤とし
て有効な2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノールを高転化率、高選択率で製造する。 【解決手段】 4−メトキシフェノールを、酸触媒とし
てメタンスルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスル
ホン酸の存在下に、イソブチレンと反応せしめて、2,
5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールを
製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2,5−ジ−ter
t−ブチル−4−メトキシフェノールの製造方法に関す
る。2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールは各種工業薬品、農医薬、染料等の中間体として
利用されるが、近年酸化防止剤、安定化剤の原料として
の用途が注目されている。
t−ブチル−4−メトキシフェノールの製造方法に関す
る。2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールは各種工業薬品、農医薬、染料等の中間体として
利用されるが、近年酸化防止剤、安定化剤の原料として
の用途が注目されている。
【0002】
【従来の技術】従来フェノール類のイソブチレンによる
ジ−tert−ブチル化反応の際の触媒としては、硫
酸、燐酸、活性白土又はp−トルエンスルホン酸等が使
用されているが、4−メトキシフェノールをイソブチレ
ンと反応せしめて2,5−ジ−tert−ブチル−4−
メトキシフェノールを製造する場合に、これらの触媒を
使用して反応を行なうと、2,5−ジ置換体の他に2,
6−ジ置換体が多量に併産する。酸化防止剤や安定化剤
としての効力を有するのは、2,5−ジ置換体からの誘
導体であるため、極力2,5−ジ−tert−ブチル−
4−メトキシフェノールの選択率を高める必要がある。
ジ−tert−ブチル化反応の際の触媒としては、硫
酸、燐酸、活性白土又はp−トルエンスルホン酸等が使
用されているが、4−メトキシフェノールをイソブチレ
ンと反応せしめて2,5−ジ−tert−ブチル−4−
メトキシフェノールを製造する場合に、これらの触媒を
使用して反応を行なうと、2,5−ジ置換体の他に2,
6−ジ置換体が多量に併産する。酸化防止剤や安定化剤
としての効力を有するのは、2,5−ジ置換体からの誘
導体であるため、極力2,5−ジ−tert−ブチル−
4−メトキシフェノールの選択率を高める必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、4−メ
トキシフェノールを酸触媒の存在下でイソブチレンと反
応せしめて、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールを製造するに際し、高い転化率でしかも酸化防止
剤、安定化剤の製造原料として有用な2,5−ジ置換体
の選択率を高め、2,6−ジ置換体の生成を極力抑制す
る方法につき検討を行ない、本発明の方法に到達した。
トキシフェノールを酸触媒の存在下でイソブチレンと反
応せしめて、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールを製造するに際し、高い転化率でしかも酸化防止
剤、安定化剤の製造原料として有用な2,5−ジ置換体
の選択率を高め、2,6−ジ置換体の生成を極力抑制す
る方法につき検討を行ない、本発明の方法に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明方法は4
−メトキシフェノールを、酸触媒の存在下でイソブチレ
ンと反応せしめて、ジ−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノールを製造するに当たり、酸触媒としてメタン
スルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスルホン酸を
使用することにより、高い転化率でしかも目的の2,5
−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールの選
択率も高く、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メト
キシフェノールの併産を抑制することができる。
−メトキシフェノールを、酸触媒の存在下でイソブチレ
ンと反応せしめて、ジ−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノールを製造するに当たり、酸触媒としてメタン
スルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスルホン酸を
使用することにより、高い転化率でしかも目的の2,5
−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールの選
択率も高く、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メト
キシフェノールの併産を抑制することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明方法の実施の形態例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0006】4−メトキシフェノール(4MOPと略記
することがある)に対するイソブチレン(IBと略記す
ることがある)使用量は、好ましくは4MOP1モル当
たり1.4〜2.5モル比相当量、より好ましくは1.
6〜2.2モル比相当量である。これよりモル比が小さ
いと、2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフ
ェノール(2,5−ジ置換体と略記することがある)の
選択率は良好であるが、ジ−tert−ブチル−4−メ
トキシフェノール(2,5ジ置換体+2,6ジ置換体)
への転化率が小さくなる傾向があり、これより大きくし
てもその割合に転化率は大きくはならず、IBのポリマ
ー生成量が増大し、効率がよくならない。IBの添加方
法は液面、液中いずれでもよいが、添加時の撹拌及び発
熱に注意を要する。
することがある)に対するイソブチレン(IBと略記す
ることがある)使用量は、好ましくは4MOP1モル当
たり1.4〜2.5モル比相当量、より好ましくは1.
6〜2.2モル比相当量である。これよりモル比が小さ
いと、2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフ
ェノール(2,5−ジ置換体と略記することがある)の
選択率は良好であるが、ジ−tert−ブチル−4−メ
トキシフェノール(2,5ジ置換体+2,6ジ置換体)
への転化率が小さくなる傾向があり、これより大きくし
てもその割合に転化率は大きくはならず、IBのポリマ
ー生成量が増大し、効率がよくならない。IBの添加方
法は液面、液中いずれでもよいが、添加時の撹拌及び発
熱に注意を要する。
【0007】酸触媒としてのメタンスルホン酸又はトリ
フルオロメタンスルホン酸の使用量は、4MOP100
重量部(以下単に部という)に対して、前者では好まし
くは0.5〜20部、より好ましくは3〜10部であ
り、後者では好ましくは0.5〜10部、より好ましく
は2〜6部である。これらの範囲より小さいと反応速度
が遅くなる傾向があり、かつ2,5−ジ置換体の選択率
が低下する傾向がある。これらの範囲より大きくなって
もその割合に反応速度及び2,5−ジ置換体の選択率は
高くならず、効率がよくならない。
フルオロメタンスルホン酸の使用量は、4MOP100
重量部(以下単に部という)に対して、前者では好まし
くは0.5〜20部、より好ましくは3〜10部であ
り、後者では好ましくは0.5〜10部、より好ましく
は2〜6部である。これらの範囲より小さいと反応速度
が遅くなる傾向があり、かつ2,5−ジ置換体の選択率
が低下する傾向がある。これらの範囲より大きくなって
もその割合に反応速度及び2,5−ジ置換体の選択率は
高くならず、効率がよくならない。
【0008】反応温度は好ましくは65〜95℃、より
好ましくは75〜90℃であるが、反応前半は特に反応
熱の発生により反応混合物の温度制御に注意を要する。
反応時間は反応規模、触媒量、反応温度、撹拌効率等に
より異なるが、通常3〜15時間である。
好ましくは75〜90℃であるが、反応前半は特に反応
熱の発生により反応混合物の温度制御に注意を要する。
反応時間は反応規模、触媒量、反応温度、撹拌効率等に
より異なるが、通常3〜15時間である。
【0009】反応終了後、好ましくは80〜90℃に保
温しながら、反応混合物に水に不溶で反応系に不活性な
有機溶媒、例えばn−ヘキサン等を加えた後、水を加え
て洗浄し、水層を分液して触媒を回収する。その後十分
洗浄を繰り返すが、第2回目の洗浄は塩基性物質、例え
ば炭酸ナトリウムやブチルアミン等を少量含有せしめた
水を使用すると効率的である。洗浄水量は通常4MOP
使用量の1/3〜同等相当量程度である。有機溶媒の使
用量はその反応生成物に対する熱時及び冷時の溶解度を
勘案して決められるが、通常4MOPの1/2〜2倍量
程度である。洗浄終了後反応混合液を脱水し、必要なら
ば脱溶媒濃縮、冷却して目的物を析出せしめ、分離、取
得する。
温しながら、反応混合物に水に不溶で反応系に不活性な
有機溶媒、例えばn−ヘキサン等を加えた後、水を加え
て洗浄し、水層を分液して触媒を回収する。その後十分
洗浄を繰り返すが、第2回目の洗浄は塩基性物質、例え
ば炭酸ナトリウムやブチルアミン等を少量含有せしめた
水を使用すると効率的である。洗浄水量は通常4MOP
使用量の1/3〜同等相当量程度である。有機溶媒の使
用量はその反応生成物に対する熱時及び冷時の溶解度を
勘案して決められるが、通常4MOPの1/2〜2倍量
程度である。洗浄終了後反応混合液を脱水し、必要なら
ば脱溶媒濃縮、冷却して目的物を析出せしめ、分離、取
得する。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例及び比較例について述べ
る。 [実施例1]撹拌機、温度計、イソブチレンガス及び窒
素ガス吹込み管及び還流冷却器を装着した1リットル容
反応機に、4−メトキシフェノール372g(3モル)
を仕込み、窒素ガス雰囲気中で加温し、約75℃で完全
に溶融せしめてから、メタンスルホン酸45gを添加し
た。強い撹拌下で窒素ガス吹込みをイソブチレンガス吹
込みに切り替え、反応温度を85〜90℃に保持しなが
ら、1時間当たりイソブチレンガス吹込み量を約56g
に調節し、6時間吹き込んだ。イソブチレン吹込み合計
量336g(6モル)であった。吹込み終了後1時間熟
成し、反応混合物の一部を採り、ガスクロマトグラフ分
析した結果、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールへの転化率は81%、2,5−ジ置換体と2,6
−ジ置換体との生成比は96:4であった。
る。 [実施例1]撹拌機、温度計、イソブチレンガス及び窒
素ガス吹込み管及び還流冷却器を装着した1リットル容
反応機に、4−メトキシフェノール372g(3モル)
を仕込み、窒素ガス雰囲気中で加温し、約75℃で完全
に溶融せしめてから、メタンスルホン酸45gを添加し
た。強い撹拌下で窒素ガス吹込みをイソブチレンガス吹
込みに切り替え、反応温度を85〜90℃に保持しなが
ら、1時間当たりイソブチレンガス吹込み量を約56g
に調節し、6時間吹き込んだ。イソブチレン吹込み合計
量336g(6モル)であった。吹込み終了後1時間熟
成し、反応混合物の一部を採り、ガスクロマトグラフ分
析した結果、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェ
ノールへの転化率は81%、2,5−ジ置換体と2,6
−ジ置換体との生成比は96:4であった。
【0011】反応終了後80〜85℃に保温しながら、
反応混合物に水100gとシクロヘキサン400gを添
加して十分撹拌洗浄したのち、水層を分離し触媒を回収
した。さらに同様にして水100g/回で洗浄水が酸性
を呈しなくなるまで洗浄したのち、油層中の残留水を共
沸により脱水し、室温に冷却して析出した結晶を濾過
し、少量のシクロヘキサンで洗浄し、乾燥して白色結晶
性粉末の2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノール276gを得た。収率39%(対4−メトキ
シフェノール)。純度99.0%。融点103℃。結晶
分離濾液中には2,5−ジ−tert−ブチル−4−メ
トキシフェノール270gの残留が認められた。結晶取
得物と濾液残留物との合計2,5−ジ置換体量546g
(収率77%)。
反応混合物に水100gとシクロヘキサン400gを添
加して十分撹拌洗浄したのち、水層を分離し触媒を回収
した。さらに同様にして水100g/回で洗浄水が酸性
を呈しなくなるまで洗浄したのち、油層中の残留水を共
沸により脱水し、室温に冷却して析出した結晶を濾過
し、少量のシクロヘキサンで洗浄し、乾燥して白色結晶
性粉末の2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシ
フェノール276gを得た。収率39%(対4−メトキ
シフェノール)。純度99.0%。融点103℃。結晶
分離濾液中には2,5−ジ−tert−ブチル−4−メ
トキシフェノール270gの残留が認められた。結晶取
得物と濾液残留物との合計2,5−ジ置換体量546g
(収率77%)。
【0012】[実施例2]実施例1におけるメタンスル
ホン酸45gの代わりにトリフルオロメタンスルホン酸
20gを使用した以外は実施例1と同様に操作した。イ
ソブチレンガス吹込み後の反応混合物を分析したとこ
ろ、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールへ
の転化率は83%、2,5−ジ置換体と2,6−ジ置換
体との生成比は94:6であった。その後引き続き同様
に操作して、白色結晶性粉末の2,5−ジ−tert−
ブチル−4−メトキシフェノール273gを得た。収率
38.6%。純度99.2%。融点103℃。結晶分離
濾液中には2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノール272gの残留が認められた。結晶取得物
と濾液残留物との合計2,5−ジ置換体545g(収率
77%)。
ホン酸45gの代わりにトリフルオロメタンスルホン酸
20gを使用した以外は実施例1と同様に操作した。イ
ソブチレンガス吹込み後の反応混合物を分析したとこ
ろ、ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールへ
の転化率は83%、2,5−ジ置換体と2,6−ジ置換
体との生成比は94:6であった。その後引き続き同様
に操作して、白色結晶性粉末の2,5−ジ−tert−
ブチル−4−メトキシフェノール273gを得た。収率
38.6%。純度99.2%。融点103℃。結晶分離
濾液中には2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノール272gの残留が認められた。結晶取得物
と濾液残留物との合計2,5−ジ置換体545g(収率
77%)。
【0013】[比較例1]実施例1におけるメタンスル
ホン酸45gの代わりに硫酸45gを使用した以外は、
実施例1と同様に操作して得られたイソブチレン吹込み
後の反応混合物を分析したところ、ジ−tert−ブチ
ル−4−メトキシフェノールへの転化率は86%、2,
5−ジ置換体と2,6−ジ置換体との生成比は65:3
5であった。
ホン酸45gの代わりに硫酸45gを使用した以外は、
実施例1と同様に操作して得られたイソブチレン吹込み
後の反応混合物を分析したところ、ジ−tert−ブチ
ル−4−メトキシフェノールへの転化率は86%、2,
5−ジ置換体と2,6−ジ置換体との生成比は65:3
5であった。
【0014】[比較例2]実施例1におけるメタンスル
ホン酸45gの代わりに活性白土70gを使用し、イソ
ブチレンガス吹込み時間6時間を10時間とした以外は
同様に操作して得られたイソブチレンガス吹込み終了後
の反応混合物を分析したところ、ジ−tert−ブチル
−4−メトキシフェノールへの転化率は55%、2,5
−ジ置換体と2,6−ジ置換体との生成比は70:30
であった。
ホン酸45gの代わりに活性白土70gを使用し、イソ
ブチレンガス吹込み時間6時間を10時間とした以外は
同様に操作して得られたイソブチレンガス吹込み終了後
の反応混合物を分析したところ、ジ−tert−ブチル
−4−メトキシフェノールへの転化率は55%、2,5
−ジ置換体と2,6−ジ置換体との生成比は70:30
であった。
【0015】
【発明の効果】4−メトキシフェノールを、酸触媒とし
てメタンスルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスル
ホン酸の存在下で、イソブチレンと反応せしめることに
より、特殊な薬品や装置、操作等を必要とせず、酸化防
止剤や安定剤の原料として有効な2,5−ジ−tert
−ブチル−4−メトキシフェノールを、高転化率、高選
択率で製造することができる。
てメタンスルホン酸又は/及びトリフルオロメタンスル
ホン酸の存在下で、イソブチレンと反応せしめることに
より、特殊な薬品や装置、操作等を必要とせず、酸化防
止剤や安定剤の原料として有効な2,5−ジ−tert
−ブチル−4−メトキシフェノールを、高転化率、高選
択率で製造することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 4−メトキシフェノールを、酸触媒の存
在下でイソブチレンと反応せしめて、2,5−ジ−te
rt−ブチル−4−メトキシフェノールを製造するに当
たり、酸触媒としてメタンスルホン酸及びトリフルオロ
メタンスルホン酸から選ばれる少なくとも1種を使用す
ることを特徴とする、2,5−ジ−tert−ブチル−
4−メトキシフェノールの製造方法。 - 【請求項2】 酸触媒としてのメタンスルホン酸の使用
量が4−メトキシフェノール100重量部当たり0.5
〜20重量部である請求項1記載の2,5−ジ−ter
t−ブチル−4−メトキシフェノールの製造方法。 - 【請求項3】 酸触媒としてのトリフルオロメタンスル
ホン酸の使用量が4−メトキシフェノール100重量部
当たり0.5〜10重量部である請求項1記載の2,5
−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノールの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326796A JPH10168020A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノー ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8326796A JPH10168020A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノー ルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168020A true JPH10168020A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18191809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8326796A Pending JPH10168020A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 2,5−ジ−tert−ブチル−4−メトキシフェノー ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10168020A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014534840A (ja) * | 2011-10-07 | 2014-12-25 | アメリカン パシフィック コーポレイション | ブロモフルオロカーボン組成物 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP8326796A patent/JPH10168020A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014534840A (ja) * | 2011-10-07 | 2014-12-25 | アメリカン パシフィック コーポレイション | ブロモフルオロカーボン組成物 |
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