JPH10166369A - 加熱硬化装置 - Google Patents

加熱硬化装置

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JPH10166369A
JPH10166369A JP35308796A JP35308796A JPH10166369A JP H10166369 A JPH10166369 A JP H10166369A JP 35308796 A JP35308796 A JP 35308796A JP 35308796 A JP35308796 A JP 35308796A JP H10166369 A JPH10166369 A JP H10166369A
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JP
Japan
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heat
work
furnace
heating
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP35308796A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumi Murata
照美 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉の出入り口からの熱洩れを有効に防止して
効率的な加熱を実現できる加熱硬化装置を提供する。 【解決手段】 熱硬化性材料を加熱硬化させる加熱硬化
炉であって、内部にヒータを備えた部屋13、14、1
5と、部屋の入口13Bから部屋内にワークWを搬入し
て出口15Bから搬出するベルトコンベア12とを備え
たものに於て、上記入口と出口に夫々熱洩れ防止手段2
2、23、25を備え、上記ベルトコンベア下に予熱用
ヒータ26を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱硬化性シリコンフ
ォーム等の加熱硬化性のガスケット材料の加熱硬化炉の
改良に関し、特に寒冷期等に於いても生産性を低下させ
ずに加熱硬化させることができる加熱硬化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ダストシール、防水シール、粉体シール
等のシール手段として用いられるガスケットの材料とし
ては、加熱により発泡硬化する加熱硬化型のシリコン発
泡材料が用いられることが多い。このガスケットの具体
的な用法としては、例えば複写機等のトナーカートリッ
ジを構成するケーシングの継目等を封止する場合等を例
示することができる。ガスケットによるシーリングの対
象となるワークの材質、種類は種々あるが、シリコン発
泡材料を用いる場合には、ワークの被シール部分にシリ
コン材料を塗布した状態で加熱硬化炉内に於て加熱する
作業が行われる。即ち、プラスチック、金属等から成る
ワークの被シール部分に加熱硬化型のシリコン発泡材料
を塗布してからシリコン発泡ガスケット材料を硬化させ
る場合には、シリコン発泡ガスケット材料に白金触媒を
利用し、加熱硬化炉内において80℃以上の雰囲気中で
所要時間加熱することによりシリコン材料を活性化させ
る。この結果、シリコン材料から水素ガス生成反応と硬
化反応が起きる。シリコン材料のフォームの性状(セル
の均一性)の良否は、加熱条件の良否により大きな影響
を受けるため、加熱温度等の条件の管理が重要である。
具体的には、セルが均一化した理想的なフォームを得る
ためには、水素生成反応と硬化反応とが適切にバランス
した状態を実現する必要がある。すなわち、シリコン材
料から水素ガスが発生することによりセルを形成した後
に、セルが形成されている被膜の硬化が進行してセルを
保持しなければならない。このような理想的な反応を実
現する為には、加熱した時にシリコン材料にどのように
熱が伝わり、どのように温度が上昇したかという問題に
ついての検討が必要であり、このような条件を満たす加
熱方式を採用した加熱硬化炉を実現する必要がある。
【0003】また、ワークの材質、大きさ、形状、炉の
種類、設定温度、加熱時間、炉内でのワークの位置、炉
内での風の方向など、製品の品質の良否に影響を与える
因子が多いため、例えばシリコン材料が急速に昇温した
り、あまりにも昇温が遅い場合には良い結果は得られな
い。例えば、一般に熱伝導率の小さいプラスチック材料
の場合は発泡加熱に要する時間は金属材料にくらべて時
間がかかる。つまり、ワークの材質、サイズ、同時に加
熱する部品の数、加熱時間の制約によって最適の加熱方
式が選択されなければならない。しかし、このような要
求を満たす加熱硬化炉はこれまで提案されていない。特
に、従来のコンベア炉においては炉の出入口が外気を十
分に遮断する構成を備えていなかった為、出入り口から
炉内に進入する外気の影響によりシリコン材料の加熱効
率が低下しやすく、特に冬期においては被塗布物のワー
クも外気温と同等に冷えており、所定時間内に硬化に必
要な温度上昇が得られずに、塗布ビードの硬化不良とな
る場合があった。請求項1の発明は、炉の出入り口から
の熱洩れを有効に防止して効率的な加熱を実現できる加
熱硬化装置を提供することを目的としている。次に、請
求項1の発明ではまだベルトコンベア上のワークを入口
から定温に昇温させるための立上がり時間が遅いという
問題があるが、請求項2の発明は、このような不具合の
解消を目的としている。次に、請求項2の発明ではまだ
温度の上昇という点で問題がある。ヒータ温はワークの
耐熱温度以下でかつシリコーンフォームの硬化温度以上
に制御されていなければならない。請求項3の発明はこ
のような問題点を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為、請
求項1の発明は、熱硬化性材料を加熱硬化させる加熱硬
化炉であって、内部にヒータを備えた部屋と、部屋の入
口から部屋内にワークを搬入して出口から搬出するベル
トコンベアとを備えたものに於て、上記入口と出口に夫
々熱洩れ防止手段を備え、上記ベルトコンベア下に予熱
用ヒータを備えたことを特徴とする。請求項2の発明で
は、上記ベルトコンベア下に配置するヒータは、金属板
からなり上記入口寄りに配置されていることを特徴とす
る。請求項3の発明では、上記各ヒータの温度はワーク
の耐熱温度以下に制御されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるシリ
コン発泡ガスケット材料塗布装置及び加熱硬化炉の全体
図であり、図2は図1の装置を用いた加熱工程のフロー
図である。本発明の加熱硬化装置は、シリコン発泡ガス
ケット材料塗布装置(以下、塗布装置という)1と、加
熱硬化炉2と、から構成されている。塗布装置1は、ワ
ークを載置する作業台5と、ワーク上にシリコン材料を
塗布するディスペンサ6と、ディスペンサ6を搭載した
ロボット7と、2液性の発泡シリコンをディスペンサ6
に供給するぺール缶サプライポンプ8と、2種類の発泡
シリコンを収容した2つの容器9、9とを有する。ぺー
ル缶サプライポンプ8は、2液性の発泡シリコン材料を
自動的に計量混合した上で、ロボット7に搭載されたデ
ィスペンサ6に供給して、被塗布対象部品であるワーク
の所要箇所(被シール部分)に吐出塗布する。図3(a)
(b) 及び(c) は加熱硬化炉2の正面図、平面図、及び右
側面図であり、この加熱硬化炉2はベース11の上部に
長手方向に沿ってエンドレスに張設されたベルトコンベ
ア12を有するとともに、ベルトコンベア12の移動方
向に沿って3つの部屋13、14、15を有し、各部屋
13、14、15には夫々遠赤外線パイプヒータ13
A,ヒータ及びファン14A、15Aが夫々配置されて
いる。ベース11内には制御部20を配置すると共に、
その外面適所には操作パネル21を配置する。各部屋1
3、14、15はその天井を開閉し得るように構成す
る。
【0006】図4に示すように第1の部屋13の入口1
3Bと、第3の部屋15の出口15Bには夫々炉内への
冷気の混入を防止するためのフード(熱漏れ防止手段)
22、23を設ける。また、出口15Bには更に外気が
炉内へ浸入するのを防ぐ手段としてのカーテン25を設
ける。更に、ベルトコンベア12の上部12aの直下位
置には、入口13Bから所定の距離に渡ってワークWの
予熱効果を持たせる手段である熱板ヒータ26を配置す
る。この形態例の加熱硬化炉2は、ワークWに塗布した
シリコン材料を80℃〜90℃の温度に5分以上保持し
て加熱硬化させる。加熱硬化炉2の各部屋13、14、
15内は、例えばワークの耐熱温度の90℃以下であ
り、且つシリコンの硬化温度の80℃以上に保たれてお
り、ベルトコンベア12の移動速度は、ワークが炉の入
口13Bから出口15Bへ移動するのに要する時間がシ
リコンの硬化時間を保持でき、かつ組立ラインのタクト
タイムに合致するように、操作パネル21から調整可能
になっている。なお、図5は本発明装置により加熱硬化
されるガスケットを備えたワークの一例であり、このワ
ークはトナーカートリッジである。図中黒で示した部分
30がガスケット部分である。
【0007】次に、上記加熱硬化装置を用いた作業手順
の一例を説明する。まず、作業者はワークWを作業台5
上に配置し位置決めする(図2のステップ1)。次に位
置決めされたワークWにロボット7に搭載されたディス
ペンサ6によりA液、B液からなるシリコン材料を一定
量所定の位置に塗布する(S2、7)。次いで、シリコ
ン材料の塗布が完了したワークWを作業台5より取外
し、加熱硬化炉2の入口部のベルト12上に移載する
(S3、4)。ワークWはワーク表面温度が80℃〜9
0℃になるよう設定された加熱硬化炉2内を一定時間
(例えば、5分)かけて通過する(S5)。加熱硬化炉
内を通過するうちにワークWに塗布されたシリコン材料
は発泡硬化する。加熱硬化炉2より出てきたワークWを
出口15Bから取り出すことにより作業は終了する(S
6)。上記のようにワーク温が耐熱温度以下になるよう
に温度条件が設定されているため、ワークにひずみ、収
縮等の変形をおこさない。
【0008】本発明では、加熱硬化炉2の入口13Bと
出口15Bに炉内への冷気の混入を防止するためのフー
ド22、23を夫々取付けた。また、入口寄りのベルト
12の下には熱板のヒータ26を取付け、電源投入から
定温に昇温するまでの時間を短縮している。つまり、ワ
ークを床下側から直接暖める状態にしている。ワークは
寒冷時においてはそれ自体が低温となっており、ワーク
が大量に加熱硬化炉内に入ると、ワーク温の影響で炉の
温度が低下したり、所定の温度保持時間が得られない、
立上りが遅いなどの問題があったが、本発明によれば、
図4に示したように寒冷期には、時間△a+△bの分だ
け長い時間加熱を行うこととなり、加熱効率が高くな
る。つまり、従来の加熱炉はフ−ド22、23と、熱板
ヒータ26を有していなかった為、その温度上昇を示す
点線から明らかなように短かったが、本発明の炉によれ
ば、入口と出口において夫々時間△a、△bの分だけ加
熱時間が長くなり、歩留よく生産性を高めることができ
る。なお、本発明装置は、シリコン材料に限らず、熱硬
化性のガスケット材料一般に適用することができる。
【0009】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
熱漏れ防止手段(フード22、23、カーテン)と予熱
手段(ヒータ26)により、ワーク及びシリコン材料に
適した加熱温度、例えば80℃以上90℃以下の条件を
一定時間確保することができ、シリコンの良質なセルを
得ることができる。請求項2の発明によれば、入口に予
熱用ヒータを取付けたことにより寒冷期においても炉の
立ち上がりが早くなり、定温の確保が早くできるように
なった。請求項3の発明によれば、ワーク温が耐熱温度
以下になるように温度条件が設定されているため、ワー
クにひずみ、収縮等の変形をおこさないという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシリコン発泡ガスケット材料塗布
装置及び加熱硬化炉の全体図。
【図2】図1の装置を用いた加熱工程のフロー図。
【図3】(a) (b) 及び(c) は加熱硬化炉の正面図、平面
図、及び右側面図。
【図4】本発明の加熱硬化炉によるワークの温度と加熱
時間との関係を従来例と比較する図。
【図5】ワークの一例の説明図。
【符号の説明】 1 シリコン発泡ガスケット材料塗布装置、2 加熱硬
化炉、5 作業台、6ディスペンサ、7 ロボット、8
サプライポンプ、9 容器、11 ベース、12 ベ
ルトコンベア、13、14、15 部屋、13A 遠赤
外線パイプヒータ、14A、15A ヒータ及びファ
ン、20 制御部、21操作パネル、25 カーテン、
26 ヒータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性材料を加熱硬化させる加熱硬化
    炉であって、内部にヒータを備えた部屋と、部屋の入口
    から部屋内にワークを搬入して出口から搬出するベルト
    コンベアと、を備えたものに於て、 上記入口と出口に夫々熱洩れ防止手段を備え、上記ベル
    トコンベア下に予熱用ヒータを備えたことを特徴とする
    加熱硬化装置。
  2. 【請求項2】 上記ベルトコンベア下に配置するヒータ
    は、金属板からなり上記入口寄りに配置されていること
    を特徴とする請求項1の加熱硬化装置。
  3. 【請求項3】 上記各ヒータの温度はワークの耐熱温度
    以下に制御されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の加熱硬化装置。
JP35308796A 1996-12-13 1996-12-13 加熱硬化装置 Pending JPH10166369A (ja)

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JP35308796A JPH10166369A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 加熱硬化装置

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JP35308796A JPH10166369A (ja) 1996-12-13 1996-12-13 加熱硬化装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100760679B1 (ko) * 2006-06-01 2007-10-04 유시엽 선형 고무제품 연속 생산 장치
CN109834881A (zh) * 2017-11-26 2019-06-04 丹阳康斯特光学元件有限公司 一种镜片后固化用烘箱

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KR100760679B1 (ko) * 2006-06-01 2007-10-04 유시엽 선형 고무제품 연속 생산 장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040423

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02