JPH10166285A - 垂直多関節ロボット - Google Patents

垂直多関節ロボット

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Publication number
JPH10166285A
JPH10166285A JP34251396A JP34251396A JPH10166285A JP H10166285 A JPH10166285 A JP H10166285A JP 34251396 A JP34251396 A JP 34251396A JP 34251396 A JP34251396 A JP 34251396A JP H10166285 A JPH10166285 A JP H10166285A
Authority
JP
Japan
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arm
shaft
reduction gear
base
attitude
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34251396A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sano
和生 佐野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH10166285A publication Critical patent/JPH10166285A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具姿勢を保持した状態で、平面上の任意の
位置に平行移動可能にする。 【構成】 プーリ18aとプーリ18bの有効径を等し
くして第1及び第2減速機の減速比を等しくすると、第
1のモータ13aの駆動により、第1の関節軸13aと
第2の関節軸13bは相対的に姿勢が変化しないので、
固定基盤11に対して第2の関節軸13bの姿勢を保持
したままで第1のアーム17が旋回し、更に第2のモー
タ21の駆動により、第3関節軸22aと第4の関節軸
22bは相対的に姿勢が変化しないので、移動基盤20
に対して第4関節軸22bの姿勢を保持したままで第2
のアーム26が旋回する。そして、第2の関節軸13b
と第4の関節軸22bは同一軸であるので、垂直多関節
ロボットの移動基盤20の先端に取り付けた工具は、姿
勢を保持したまま垂直面内の任意の位置に平行移動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具姿勢を保持し
た状態で、平面上を任意の位置に平行移動可能な垂直多
関節ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工具姿勢を保持する関節型ロボッ
トは、特開昭62−199377号公報や特開昭62−
199378号公報等に記載されている通り、基盤に固
定した部品に直接にベルトやリンク等を取り付けて基盤
との平行を保つように構成されている。一般に、図2に
示すようなベルト駆動は、水平3関節ロボットの工具姿
勢保持装置として使用され、基盤1に第1関節軸2aを
介して第1のアーム3aが取り付けられ、第1のアーム
3aの先端には第2の関節軸2bを介して第2のアーム
3bが取り付けられ、第2のアーム3bの先端に第3の
関節軸2cが設けられている。そして、第2の関節軸2
b、第3の関節軸2cはそれぞれベルト4a、4bによ
り姿勢を保持したまま水平面内を移動するようになって
いる。
【0003】また、図3、図4に示すような平行リンク
駆動は、垂直多関節ロボットの工具姿勢保持装置として
使用され、基盤5に第1の関節軸6aを介して第1のア
ーム7aが取り付けられ、第1のアーム7aの先端に第
2の関節軸6bを介して第2のアーム7bが取り付けら
れ、第2のアーム7bの他端に第3の関節軸6cが設け
られている。そして、平行リンク8は第1のアーム7
a、第2のアーム7bにより姿勢を保持したまま垂直面
内を移動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の平行リンク駆動により工具姿勢を保持する場合には、
リンク機構の性質上、部品点数が多くなり、かつ要求さ
れる部品精度が厳しいために生産性が悪くなる。更に、
工具位置のストロークを拡げるためには、リンクの寸法
を大きくする必要があるので、装置全体の寸法が大きく
なり、リンク機構の死点を通過させて動かさなければな
らず、位相が異なるリンク又はベルト伝達機構を追加す
る必要がある。一方、従来例のベルト駆動を重力に抗し
て工具姿勢を保持する垂直多関節ロボットに利用する場
合には、ベルトテンションが大きい上に、姿勢精度が悪
いという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
工具姿勢を保持した状態で平面上を任意の位置に平行移
動可能な垂直多関節ロボットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る垂直多関節ロボットは、基盤と、該基盤
に設置した駆動源と、前記基盤に対して旋回可能に軸支
したアームと、該アームを関節部分に支持する軸受と、
該軸受と同心上に配置し前記駆動源の出力により前記ア
ームを旋回する第1の減速機と、前記アームの他端に旋
回軸と平行に設けた従動軸と、該従動軸の軸受と同心上
に配置した第2の減速機と、前記第1の減速機の入力軸
の回転を前記第2の減速機の入力軸に伝達する前記アー
ム内部に設けた伝達機構と、前記第2の減速機の出力軸
を前記アームに固定して前記従動軸の姿勢を保持したま
ま前記アームを回転する駆動機構とを有することを特徴
とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図1に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。図1は実施例の垂直3関節ロボッ
トの断面図を示し、固定基盤11には駆動源である第1
のモーター12と垂直旋回軸である第1関節軸(ハーモ
ニックドライブ減速機のサーキュラスプライン)13a
が固定されており、第1の関節軸13aと同心上に第1
の減速機の入力軸(ウェーブジェネレータ)14aが配
置され、この第1の減速機の入力軸14aの周りに同心
上に第1の減速機の出力軸(フレクスプライン)15a
が配置されている。また、第1の関節軸13aの周りに
は、クロスローラベアリング16aから成る軸受により
旋回可能に第1のアーム17が支持されている。
【0008】第1のアーム17の基部においては、第1
の減速機の入力軸14aにプーリ18aが同心固定され
ており、プーリ18aはタイミングベルト19により、
第1のアーム17の先端部に配置されたプーリ18bに
連結され、これによって第1の減速機の入力角がプーリ
18bに伝達されるようになっている。また、第1のア
ーム17の先端部には、第1の関節軸13aと平行にク
ロスローラベアリング16bから成る軸受により第2の
関節軸13bが旋回可能に支持され、第2の関節軸13
bと同心上に第2の減速機の入力軸14b、その周りに
出力軸15bが配置されている。
【0009】一方、工具等を先端に取り付ける移動基板
20には、第2のモーター21と第3の関節軸22aが
固定され、第3の関節軸22aに第3の減速機の入力軸
23a、その周りに出力軸24aが配置されている。そ
して、第3の関節軸22aの周りには、クロスローラベ
アリング25aを介して第2のアーム26が支持されて
いる。この第2のアーム26の基部において、第3の減
速機の入力軸23aにプーリ27aが同心固定され、タ
イミングベルト28を介して第2のアーム26の先端側
に配置されたプーリ27bに連結されている。そして、
第2のアーム26の先端には、第4の減速機の入力軸2
3b、その周りには出力軸24bが配置されている。
【0010】これらの2台のアーム機構は、第2の関節
軸13bと第4の関節軸22bの横断面において対称に
連結され、垂直3関節ロボットが形成されている。
【0011】上述の構成により、第1モーター12が駆
動すると、第1の減速機の入力軸14aが回転し、次に
第1の減速機の出力軸15aが減速回転し、その回転を
受けて第1のアーム17が旋回する。第1の減速機の入
力軸14aの回転は、プーリ18a、タイミングベルト
19、プーリ18bを介して、第2の減速機の入力軸1
4bに伝達され、第2の減速機の出力軸15bが減速回
転し、その回転を第1のアーム17が受ける。
【0012】ここで、プーリ18aとプーリ18bの有
効径を等しくして第1及び第2の減速機の減速比を等し
くすると、第1の関節軸13aと第2の関節軸13bは
相対的に姿勢が変化しないので、固定基盤11に対して
第2の関節軸13bの姿勢を保持したままで、第1のア
ーム17が旋回する。
【0013】同様にして、第2のモータ21が駆動する
と、第3の関節軸22aと第4の関節軸22bは相対的
に姿勢が変化しないので、移動基盤20に対して第4の
関節軸22bの姿勢を保持したままで、第2のアーム2
6が旋回する。そして、第2の関節軸13bと第4の関
節軸22bは同一軸であるので、垂直3関節ロボットの
移動基盤20の先端に取り付けられた工具は、その姿勢
を保持した状態で垂直面内の任意の位置に平行移動する
ことが可能となる。
【0014】また、関節軸と同心上に配置された減速機
として遊星歯車機構を使用すれば、工具位置や姿勢の精
度は若干低下するが、パワー損失が低減されランニング
コストを削減することができる。更に、関節軸と減速機
の出力軸の取付部位を逆にしても同様に機能させること
ができ、またベルト伝達機構と減速機の速度比を適当に
変更することにより、工具姿勢をアーム旋回角に応じて
所定の角度だけ回転させることも可能である。
【0015】このように、基盤11に対して取付工具の
姿勢を保持したまま、平面的に任意の位置に平行移動す
る垂直多関節ロボットを構成することにより、工具の姿
勢精度が向上し、工具の移動範囲が広くなり、かつ工具
の重量を大きくすることができる。また、直動機構の組
み合わせにより構成された垂直駆動機構と比較して、関
節のシールが容易であり、高速移動が可能であるので、
クリーン環境における搬送システムにも好適である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る垂直多
関節ロボットは、従動軸の姿勢を保持したままでアーム
を旋回するアーム機構であり、アーム内部の伝達機構の
伝達力と伝達誤差が減速比に応じて低減され、伝達機構
の耐久性と従動軸の姿勢精度が向上し、従動軸に大トル
クが作用する場合にも適用することができる。更に、部
品点数が少なくなるので装置がコンパクトになり、また
大ストロークであるため、生産性及び機能性が共に向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の垂直多関節ロボットの断面図ある。
【図2】従来の水平多関節ロボットの構成図である。
【図3】従来の平行リンク機構の側面図である。
【図4】正面図である。
【符号の説明】
11 固定基盤 17、26 アーム 12、21 モータ 13a、13b、22a、22b 関節軸 14a、14b、23a、23b 減速機の入力軸 15a、15b、24a、24b 減速機の出力軸 16a、16b、25a、25b クロスローラベアリ
ング 18a、18b、27a、27b プーリ 19、28 タイミングベルト 20 移動基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤と、該基盤に設置した駆動源と、前
    記基盤に対して旋回可能に軸支したアームと、該アーム
    を関節部分に支持する軸受と、該軸受と同心上に配置し
    前記駆動源の出力により前記アームを旋回する第1の減
    速機と、前記アームの他端に旋回軸と平行に設けた従動
    軸と、該従動軸の軸受と同心上に配置した第2の減速機
    と、前記第1の減速機の入力軸の回転を前記第2の減速
    機の入力軸に伝達する前記アーム内部に設けた伝達機構
    と、前記第2の減速機の出力軸を前記アームに固定して
    前記従動軸の姿勢を保持したまま前記アームを回転する
    駆動機構とを有することを特徴とする垂直多関節ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記基盤、駆動源、アーム、従動軸から
    成る2台のアーム機構を前記従動軸の端面において互い
    に背中合せに配置し、前記アームが垂直面内で旋回可能
    に前記基盤の一方を固定し、前記基盤の他方に工具を取
    り付けることにより、前記基盤の工具取付部がその姿勢
    を保持した状態で平面内の任意の位置に平行移動するよ
    うにした請求項1に記載の垂直多関節ロボット。
JP34251396A 1996-12-06 1996-12-06 垂直多関節ロボット Withdrawn JPH10166285A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34251396A JPH10166285A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 垂直多関節ロボット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34251396A JPH10166285A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 垂直多関節ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10166285A true JPH10166285A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18354330

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34251396A Withdrawn JPH10166285A (ja) 1996-12-06 1996-12-06 垂直多関節ロボット

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JP (1) JPH10166285A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8393243B2 (en) 2005-10-18 2013-03-12 Seiko Epson Corporation Parallel link mechanism and industrial robot

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