JPH10166154A - 鋼管類の現場円周溶接方法 - Google Patents
鋼管類の現場円周溶接方法Info
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- JPH10166154A JPH10166154A JP34060196A JP34060196A JPH10166154A JP H10166154 A JPH10166154 A JP H10166154A JP 34060196 A JP34060196 A JP 34060196A JP 34060196 A JP34060196 A JP 34060196A JP H10166154 A JPH10166154 A JP H10166154A
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- welding
- band
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼管類の現場円周溶接における経費の低減を
図る。 【解決手段】 鋼管類の現場円周溶接で使用する溶接補
助治具A1 を鉄製バンド1と銅製のバンド2とを複合し
たものとする。すなわち、緊締具6,7を備えた鉄製バ
ンド1の上端を段差面3aに形成し、この上に、下側を
段差面3aに係合する段差面3bとし、上側に開先4を
施した銅製バンド2を載置して溶接補助治具A1 を形成
する。これを鋼管10aに締着して溶接を行う。鋼製バン
ド2の開先4aが劣化したときは、新たな銅製バンドと
取り替えて使用する。
図る。 【解決手段】 鋼管類の現場円周溶接で使用する溶接補
助治具A1 を鉄製バンド1と銅製のバンド2とを複合し
たものとする。すなわち、緊締具6,7を備えた鉄製バ
ンド1の上端を段差面3aに形成し、この上に、下側を
段差面3aに係合する段差面3bとし、上側に開先4を
施した銅製バンド2を載置して溶接補助治具A1 を形成
する。これを鋼管10aに締着して溶接を行う。鋼製バン
ド2の開先4aが劣化したときは、新たな銅製バンドと
取り替えて使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管杭や鋼管矢板等を
現場で縦向きに結合するための円周溶接方法に関するも
のである。
現場で縦向きに結合するための円周溶接方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鋼管杭や鋼管矢板の埋設においては、そ
れら単材の複数を現場において順次、溶接により縦継ぎ
しながら施工を進めている。鋼管杭等の縦継ぎのための
溶接は、下杭の上に上杭を接合して円周溶接を行うが、
その際、図8に示すように、溶接部の下側にバンド治具
17を嵌め付けて、溶接部14の溶融金属の垂れ落ちを防ぐ
ようにしている。このバンド治具17は、垂れ落ちを防ぐ
とともに、溶融金属の付着の防止及び熱容量を増すよう
にすることから、従来は銅製のバンド治具を用いるよう
にしている。
れら単材の複数を現場において順次、溶接により縦継ぎ
しながら施工を進めている。鋼管杭等の縦継ぎのための
溶接は、下杭の上に上杭を接合して円周溶接を行うが、
その際、図8に示すように、溶接部の下側にバンド治具
17を嵌め付けて、溶接部14の溶融金属の垂れ落ちを防ぐ
ようにしている。このバンド治具17は、垂れ落ちを防ぐ
とともに、溶融金属の付着の防止及び熱容量を増すよう
にすることから、従来は銅製のバンド治具を用いるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、鋼管杭
等の縦継ぎ溶接では、バンド治具の全体が銅製であるた
め、価格が非常に高価であるばかりでなく、開先の劣化
により使用不能となるため、消耗度が高く、僅かな使用
回数で廃棄するようになり、銅本体のほか締め付け金具
や蝶番等も使用不能となることから、溶接がコスト高と
なっていた。
等の縦継ぎ溶接では、バンド治具の全体が銅製であるた
め、価格が非常に高価であるばかりでなく、開先の劣化
により使用不能となるため、消耗度が高く、僅かな使用
回数で廃棄するようになり、銅本体のほか締め付け金具
や蝶番等も使用不能となることから、溶接がコスト高と
なっていた。
【0004】本発明は、上記従来の欠点を解決するため
になされたもので、現場の円周溶接による縦継ぎにおい
て、劣化しないで長期間使用できる部材を生かし、劣化
部材のみの交換が可能な、または上下両側を使用できる
ようにした溶接補助治具を用いて溶接する方法を提供使
用とするものである。
になされたもので、現場の円周溶接による縦継ぎにおい
て、劣化しないで長期間使用できる部材を生かし、劣化
部材のみの交換が可能な、または上下両側を使用できる
ようにした溶接補助治具を用いて溶接する方法を提供使
用とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1の方法は、溶接する鋼管a
の外周に締着する鉄製のバンド1の上端に、溶融金属の
垂れ落ちを防ぐ銅製のバンド2を取り替え可能に取り付
けた溶接補助治具A1 を作製し、その銅製バンド2を鋼
管10a,10bの接合溶接部14に添わせて溶接補助治具A
1 を締着し、溶接を施すことを特徴とするものである。
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1の方法は、溶接する鋼管a
の外周に締着する鉄製のバンド1の上端に、溶融金属の
垂れ落ちを防ぐ銅製のバンド2を取り替え可能に取り付
けた溶接補助治具A1 を作製し、その銅製バンド2を鋼
管10a,10bの接合溶接部14に添わせて溶接補助治具A
1 を締着し、溶接を施すことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2の方法は、上下両側に開先
加工16を施した銅製の溶接補助治具A2 を作製し、該溶
接補助治具A2 を、その上下どちら側かを選択して鋼管
接合溶接部14に添わせて締着し、溶接を施すことを特徴
とするものである。
加工16を施した銅製の溶接補助治具A2 を作製し、該溶
接補助治具A2 を、その上下どちら側かを選択して鋼管
接合溶接部14に添わせて締着し、溶接を施すことを特徴
とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図3は本発明の第1
の方法の実施態様とこれに使用する溶接補助治具の一実
施例の要部を示したものであり、図4、図5はそれぞれ
上記溶接補助治具の他の実施例の要部を示したものであ
り、また、図6、図7は本発明の第2の方法の実施態と
これに使用する溶接補助治具の一実施例の要部を示した
ものである。
て図面を参照して説明する。図1〜図3は本発明の第1
の方法の実施態様とこれに使用する溶接補助治具の一実
施例の要部を示したものであり、図4、図5はそれぞれ
上記溶接補助治具の他の実施例の要部を示したものであ
り、また、図6、図7は本発明の第2の方法の実施態と
これに使用する溶接補助治具の一実施例の要部を示した
ものである。
【0008】本発明の第1の方法について説明する。こ
の方法は、図2、図3に示すような溶接補助治具A1 を
用いて行われる。この溶接補助治具A1 は、鉄製のバン
ド1と銅製のバンド2とを備えている。鉄製のバンド1
は、溶接を施す鋼管10aのほぼ半外周に接合する半環体
1a,1bの一対よりなり、それら半環体1a,1bは
各一端部においてピン5により回動自在に結合され、各
他端部の外側面には、締付金具6,6が突設され、それ
らは締付ボルト7によって緊締できるようになってい
る。そして、各半環体1aは、縦長断面の帯状に形成さ
れているとともに、その上端は内周側を低く外周側を高
くした段差部3aに形成されている。
の方法は、図2、図3に示すような溶接補助治具A1 を
用いて行われる。この溶接補助治具A1 は、鉄製のバン
ド1と銅製のバンド2とを備えている。鉄製のバンド1
は、溶接を施す鋼管10aのほぼ半外周に接合する半環体
1a,1bの一対よりなり、それら半環体1a,1bは
各一端部においてピン5により回動自在に結合され、各
他端部の外側面には、締付金具6,6が突設され、それ
らは締付ボルト7によって緊締できるようになってい
る。そして、各半環体1aは、縦長断面の帯状に形成さ
れているとともに、その上端は内周側を低く外周側を高
くした段差部3aに形成されている。
【0009】銅製ハンド2は、鉄製バンド1の上面に載
置して使用されるもので、鉄製バンド1の半環体1a,
1bと同様に、2つ割りした一対の半環銅材2a,2b
とからなり、それらは、上面に開先部4が形成されてい
るとともに、下面は鉄製バンド1の段差面3aに適合す
る段差面3bに形成されている。
置して使用されるもので、鉄製バンド1の半環体1a,
1bと同様に、2つ割りした一対の半環銅材2a,2b
とからなり、それらは、上面に開先部4が形成されてい
るとともに、下面は鉄製バンド1の段差面3aに適合す
る段差面3bに形成されている。
【0010】上記の溶接補助治具A1 を用いて鋼管の円
周溶接を行うには、図1に示すように、下杭等の下部鋼
管10aの上端部内周にストッパ片11, 11を隔設して、そ
の上に裏当てリング12を載設しておき、下端に開先部13
を設けた上杭等の上部鋼管10bを下部鋼管10aの上端に
載置する。そして、鉄製バンド1の半環体1a,1bを
下部鋼管10aの上端部外周に嵌め合せ、締付ボルト7に
よって締付金具6,6どうしを緊締し、鉄製バンド1の
取り付けを行う。そして、この鉄製バンド1の上面に、
段差面3a,3bどうしを合せて銅製バンド2の半環銅
材2a,2bを載置する。
周溶接を行うには、図1に示すように、下杭等の下部鋼
管10aの上端部内周にストッパ片11, 11を隔設して、そ
の上に裏当てリング12を載設しておき、下端に開先部13
を設けた上杭等の上部鋼管10bを下部鋼管10aの上端に
載置する。そして、鉄製バンド1の半環体1a,1bを
下部鋼管10aの上端部外周に嵌め合せ、締付ボルト7に
よって締付金具6,6どうしを緊締し、鉄製バンド1の
取り付けを行う。そして、この鉄製バンド1の上面に、
段差面3a,3bどうしを合せて銅製バンド2の半環銅
材2a,2bを載置する。
【0011】この場合、載置した際の銅製バンド2の開
先部4が、両鋼管10a,10bの接合された溶接部14に添
うように、鉄製バンド1の位置決めを行うようにする。
また、銅製バンド2は鉄製バンド1の鋼管10aへの取り
付けに先立って鉄製バンド1に載置してもよい。なお、
鉄製バンド1は、上記実施例では、半環体1a,1bの
一端部どうしをピン結合5としているが、この一端部ど
うしも他端部と同様に、締付金具6,6を設けて締付ボ
ルト7により分離可能な結合とすることができる。
先部4が、両鋼管10a,10bの接合された溶接部14に添
うように、鉄製バンド1の位置決めを行うようにする。
また、銅製バンド2は鉄製バンド1の鋼管10aへの取り
付けに先立って鉄製バンド1に載置してもよい。なお、
鉄製バンド1は、上記実施例では、半環体1a,1bの
一端部どうしをピン結合5としているが、この一端部ど
うしも他端部と同様に、締付金具6,6を設けて締付ボ
ルト7により分離可能な結合とすることができる。
【0012】上記のようにして溶接補助治具A1 を取り
付けた状態で鋼管10a,10bの円周溶接を実施する。そ
の際、溶融金属は、銅製バンド2の開先部4の存在によ
って溶接部14に蓄えられ、充分な強度の肉盛りがなされ
るとともに、溶融金属の垂れ落ちや溶融金属の付着が防
がれる。また、銅製バンド2により熱容量が増大し、溶
接が良好に行われることになる。溶接補助治具A1 は、
溶接終了後、締付ボルト7を取り外して、鋼管10aより
撤去し、他の鋼管溶接に繰り返し使用される。
付けた状態で鋼管10a,10bの円周溶接を実施する。そ
の際、溶融金属は、銅製バンド2の開先部4の存在によ
って溶接部14に蓄えられ、充分な強度の肉盛りがなされ
るとともに、溶融金属の垂れ落ちや溶融金属の付着が防
がれる。また、銅製バンド2により熱容量が増大し、溶
接が良好に行われることになる。溶接補助治具A1 は、
溶接終了後、締付ボルト7を取り外して、鋼管10aより
撤去し、他の鋼管溶接に繰り返し使用される。
【0013】銅製バンド2は、溶接の回数が増えること
によりその開先部4が劣化するので、その劣化した時点
で新規な銅製バンドと交換して使用する。したがって、
溶接補助治具A1 としては、銅製バンド2だけを交換す
るだけで数多くの溶接に使用できることになり、コスト
が大幅に低減されることになる。
によりその開先部4が劣化するので、その劣化した時点
で新規な銅製バンドと交換して使用する。したがって、
溶接補助治具A1 としては、銅製バンド2だけを交換す
るだけで数多くの溶接に使用できることになり、コスト
が大幅に低減されることになる。
【0014】図4は、上記銅製バンド10の他の実施例を
示したものである。この実施例では、半環銅材2a,2
bが多段に積み重ねできるようになっている。この場合
は、鉄製バンド1の半環体1a(1b)は、その上面内
周側がテーパ面をなす段差面8aに形成され、また、多
段の各半環銅材2a,2bの下面及び上面は、段差面8
aと互いに適合する段差面8a,8bに形成されてお
り、上面の段差面8aは実質的に開先部となる。この実
施のものを使用する場合は、上段の銅製バンド2が劣化
したときはそれを取り除いて次の段の鋼製バンド2を用
いて溶接を実施すればよい。
示したものである。この実施例では、半環銅材2a,2
bが多段に積み重ねできるようになっている。この場合
は、鉄製バンド1の半環体1a(1b)は、その上面内
周側がテーパ面をなす段差面8aに形成され、また、多
段の各半環銅材2a,2bの下面及び上面は、段差面8
aと互いに適合する段差面8a,8bに形成されてお
り、上面の段差面8aは実質的に開先部となる。この実
施のものを使用する場合は、上段の銅製バンド2が劣化
したときはそれを取り除いて次の段の鋼製バンド2を用
いて溶接を実施すればよい。
【0015】図5は、銅製バンドのさらに他の実施例を
示したものである。この実施例では、鉄製バンド1の半
環体1a,(1b)は図3の実施例のものとほぼ同様で
あり、その上端は段差面3aに形成されている。そし
て、銅製バンド2は、上記段差面3aの下段部に載る径
の丸棒により形成した半環銅材2a,2bの一対により
構成されている。この場合は、銅製バンド2の半環銅材
2a,2bには丸棒が用いられているので、銅製バンド
2のコストはさらに低減されることになる。
示したものである。この実施例では、鉄製バンド1の半
環体1a,(1b)は図3の実施例のものとほぼ同様で
あり、その上端は段差面3aに形成されている。そし
て、銅製バンド2は、上記段差面3aの下段部に載る径
の丸棒により形成した半環銅材2a,2bの一対により
構成されている。この場合は、銅製バンド2の半環銅材
2a,2bには丸棒が用いられているので、銅製バンド
2のコストはさらに低減されることになる。
【0016】次に、本発明の第2の方法について説明す
る。この方法では、図6、図7に示すような溶接補助治
具A2 を用いて行われる。この溶接補助治具A2 は、全
体を銅製とした半環体15a,15bの一対よりなり、上記
第1の方法におけると同様に一端部をピン結合とし他端
部に締付金具6,6を設けて締付ボルト7により緊締で
きるようにするが、両端部を共に締付金具6,6と締付
ボルト7で緊締できるように構成することもできる。そ
して、半環体15a,15bは、縦長断面の帯状に形成され
ているとともに、その上下両端は、それぞれ内周側が短
尺となるように傾斜した開先部16,16に形成されてい
る。
る。この方法では、図6、図7に示すような溶接補助治
具A2 を用いて行われる。この溶接補助治具A2 は、全
体を銅製とした半環体15a,15bの一対よりなり、上記
第1の方法におけると同様に一端部をピン結合とし他端
部に締付金具6,6を設けて締付ボルト7により緊締で
きるようにするが、両端部を共に締付金具6,6と締付
ボルト7で緊締できるように構成することもできる。そ
して、半環体15a,15bは、縦長断面の帯状に形成され
ているとともに、その上下両端は、それぞれ内周側が短
尺となるように傾斜した開先部16,16に形成されてい
る。
【0017】上記の溶接補助治具A2 は、半環体15a,
15bのどちらかの開先部16を溶接部14に添わせて鋼管10
aに取付けられて、溶接が実施される。この方法では、
溶接補助治具A2 の一方の開先部16が劣化したときは他
方の開先部16が溶接部14に添うように反転して使用する
ことができる。したがって、従来の溶接補助治具を用い
たものに比べて2倍の寿命を有することになり、それだ
け溶接経費の節減が図れることになる。
15bのどちらかの開先部16を溶接部14に添わせて鋼管10
aに取付けられて、溶接が実施される。この方法では、
溶接補助治具A2 の一方の開先部16が劣化したときは他
方の開先部16が溶接部14に添うように反転して使用する
ことができる。したがって、従来の溶接補助治具を用い
たものに比べて2倍の寿命を有することになり、それだ
け溶接経費の節減が図れることになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋼管杭や鋼管矢板等鋼管の現場での円周溶接を、鉄製バ
ンドの上に鉄製バンドを載せた溶接補助治具を使用して
行うものであるから、溶接時における溶融金属の垂れ止
めや付着の防止、熱容量の増大が図れることは勿論のこ
と、溶接補助治具のコスト低減ができるとともに、溶接
により銅製バンドの劣化が生じたときは、従来のように
溶接補助治具の全体を廃棄することなく、銅製バンドの
みを交換することによって何回も使用することができ、
したがって、溶接補助治具に要する費用が大幅に軽減さ
れ、溶接が経済的に行えることになる。
鋼管杭や鋼管矢板等鋼管の現場での円周溶接を、鉄製バ
ンドの上に鉄製バンドを載せた溶接補助治具を使用して
行うものであるから、溶接時における溶融金属の垂れ止
めや付着の防止、熱容量の増大が図れることは勿論のこ
と、溶接補助治具のコスト低減ができるとともに、溶接
により銅製バンドの劣化が生じたときは、従来のように
溶接補助治具の全体を廃棄することなく、銅製バンドの
みを交換することによって何回も使用することができ、
したがって、溶接補助治具に要する費用が大幅に軽減さ
れ、溶接が経済的に行えることになる。
【0019】また、請求項2の方法では、溶接補助治具
は従来のものに比べ2倍も多く使用することができ、こ
れまた溶接費用の軽減に役立つものである。
は従来のものに比べ2倍も多く使用することができ、こ
れまた溶接費用の軽減に役立つものである。
【図1】本発明の第1の方法の態様を示す半部縦断側面
図である。
図である。
【図2】同方法において使用する溶接補助治具の平面図
である。
である。
【図3】同要部を示す(イ) 側断面図、及び(ロ) 同分離し
て示した側断面図である。
て示した側断面図である。
【図4】溶接補助治具の他の実施例の要部を示す(イ) 側
断面図、及び(ロ) 同分離して示した側断面図である。
断面図、及び(ロ) 同分離して示した側断面図である。
【図5】溶接補助治具のさらに他の実施例の要部を示す
(イ) 側断面図、 及び(ロ) 同分離して示した側断面図であ
る。
(イ) 側断面図、 及び(ロ) 同分離して示した側断面図であ
る。
【図6】本発明の第2の方法の態様を示す半部縦断側面
図である。
図である。
【図7】同方法において使用する溶接補助治具の要部を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図8】円周溶接の一般的態様を示す斜視図である。
A1 ,A2 溶接補助治具 1 鉄製バンド 1a,1b 半環体 2 銅製バンド 2a,2b 半環銅材 3a,3b 段差面 4 開先部 5 ピン結合 6 締付金具 7 締付ボルト 8a,8b 段差面 10a,10b 鋼管 11 ストッパ片 12 裏当てリング 13 開先部 14 溶接部 15a,15b 銅製半環体 16 開先部
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接する鋼管の外周に締着する鉄製のバ
ンドの上端に、溶融金属の垂れ落ちを防ぐ銅製のバンド
を取り替え可能に取り付けた溶接補助治具を作製し、そ
の銅製バンドを鋼管の接合溶接部に添わせて溶接補助治
具を締着し、溶接を施すことを特徴とする、鋼管類の現
場円周溶接方法。 - 【請求項2】 上下両側に開先加工を施した銅製の溶接
補助治具を作製し、該溶接補助治具を、その上下どちら
側かを選択して鋼管接合溶接部に添わせて締着し、溶接
を施すことを特徴とする、鋼管類の現場円周溶接方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34060196A JP3318590B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 鋼管類の現場円周溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34060196A JP3318590B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 鋼管類の現場円周溶接方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166154A true JPH10166154A (ja) | 1998-06-23 |
JP3318590B2 JP3318590B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=18338550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34060196A Expired - Fee Related JP3318590B2 (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 鋼管類の現場円周溶接方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3318590B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015117505A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 株式会社技研製作所 | 鋼矢板の接合方法 |
JP2017080798A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管の矯正方法、鋼管の接合方法、形状保持器具 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP34060196A patent/JP3318590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015117505A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-06-25 | 株式会社技研製作所 | 鋼矢板の接合方法 |
JP2017080798A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社横山基礎工事 | 鋼管の矯正方法、鋼管の接合方法、形状保持器具 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3318590B2 (ja) | 2002-08-26 |
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