JPH10166063A - 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具 - Google Patents

電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具

Info

Publication number
JPH10166063A
JPH10166063A JP32814496A JP32814496A JPH10166063A JP H10166063 A JPH10166063 A JP H10166063A JP 32814496 A JP32814496 A JP 32814496A JP 32814496 A JP32814496 A JP 32814496A JP H10166063 A JPH10166063 A JP H10166063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
top plate
electric
pin
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32814496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3427650B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Oda
裕幸 尾田
Tomoumi Yoshimizu
智海 吉水
Nobuaki Hatanaka
信昭 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP32814496A priority Critical patent/JP3427650B2/ja
Priority to US08/827,908 priority patent/US5931039A/en
Priority to DE1997114663 priority patent/DE19714663C2/de
Publication of JPH10166063A publication Critical patent/JPH10166063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3427650B2 publication Critical patent/JP3427650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、構成の簡単化、軽量化、防塵性、操
作性、組立性、安全性の向上を図り、長寿命で安価な電
動切断曲げ工具または電動切断曲げ工具を提供する。 【解決手段】(1)電動機1を内蔵するハウジング6を
天板5の横に設ける。 (2)曲げの支点となる中心ピン及び反力受けを一体に
構成したセンタプレート15を、2つの堅牢な軸である
出力軸4と揺腕10の支軸9の延長上の軸に嵌挿固定す
る。 (3)曲げ機構部の円板19と天板5の間に弾性変形可
能な部材を介在させる。 (4)切断部を覆う安全カバー21及び曲げ時に鉄筋の
セット場所となる鉄筋通路部を遮蔽するレバー22を連
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅やビルの建築、
外構、土木工事等において、鉄筋、パイプ材等の棒状の
被加工材を任意の長さに切断すると共に曲げる電動式切
断曲げ工具や、被加工材を任意の角度に曲げる電動式曲
げ工具に関するものである。以下直径13mmの鉄筋を
切断及び曲げる切断曲げ工具を例に説明する。
【0002】
【従来の技術】
(1)操作性について 従来の曲げ工具は、特開平4−262824号公報に開
示された鉄筋折り曲げ機のような構造であって、天板の
真下の箱の中に電動機が位置しており、複数の歯車列を
介して動力を出力軸に伝達していたため、曲げ加工面で
ある天板は電動機が内蔵された分高い位置にあった。こ
のため、図11に示す如く、長尺の鉄筋26等を曲げる
場合、撓んだ鉄筋26を曲げローラ14の高さになるよ
うに高く持ち上げなければならなかった。また電動機の
大きさで工具の高さが必然的に決定されてしまい、工具
の小型化が困難であった。
【0003】(2)曲げ機構の機能、組立性について 従来の曲げ機構部は、図12、図13に示す如く、曲げ
の支点となる中心ピン27と反力受け28は夫々独立し
た部品であり、中心ピン27は曲げられる鉄筋26と共
に回動しないようにキー29とボルトにより天板5に固
定されている。このような構造では、中心ピン27と反
力受け28を別々に組立なければならず、構造が複雑で
組立性が悪い上に天板5に厚い鋼板を使用しなければな
らず、工具が重くなるという問題があった。
【0004】(3)防塵性について 切断曲げ工具は主に屋外の現場で使用される工具であ
り、また鉄筋26そのものからも曲げの際に多量のスケ
ールが禿げ落ちるため、工具機構部や電動機内部への防
塵性は、工具の寿命を大きく左右する。
【0005】(4)安全性について 図14、図15に代表的な切断曲げ工具を示す。図13
のような可搬定置形工具では曲げ、切断の切替スイッチ
が装着されているが、切断カッタ部31が、工具側面に
剥き出しに取り付けられており、誤って切替スイッチを
切断のままにして曲げ加工を行おうとした時、カッタ部
31に異物を噛み込む恐れがあった。また図15のよう
なカッタ部31を覆うカバー32を装着した切断曲げ工
具においても、故意にカバー32をスライドさせてカッ
タ部31を覆わなければ、図14の切断曲げ工具と同じ
ようにカッタ部31に異物を噛み込む恐れがあった。
【0006】(5)図10のようなカム11と揺腕10
を用いた切断機構と曲げピン13を用いた曲げ機構を共
存させる場合に、出力軸4と揺腕10の支軸9が必然的
に長くなり、これを固定部材8のみにより片持ち構造で
支持した場合、切断時に発生する力(図中F1、F2)
によって、出力軸4と支軸9には大きな曲げ応力が作用
するため強度上不利となる。
【0007】(6)図14や図15のような従来の切断
曲げ工具で、5mにも及ぶ長く重い鉄筋26を切断する
場合、カッタ部31が工具の端部(重心から離れた位
置)にあるため、鉄筋26をセットしたり、ずらしたり
する場合に、工具がぐらつきやすく、作業がしにくかっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
曲げ工具や切断曲げ工具には次のような課題があった。 (1) 天板の高さが低くなるよう工具を小型化し、長
尺の鉄筋を高く持ち上げることなく曲げれるようにす
る。 (2) 主要曲げ機構部を簡略化して構成部品の削減及
び組立性を向上させて軽量な工具とする。 (3)防塵性を向上させる。
【0009】(4)切断部や曲げ部の不用意な誤操作を
防止し、安全性を向上させる。 (5)曲げローラの回転中心及び反力受けとなる中心ピ
ン及び支軸に作用する曲げ応力を軽減する。 (6)切断時の工具のぐらつきを小さくし安定をよくす
る。
【0010】本発明の目的は、上記した従来の曲げ工具
や切断曲げ工具の欠点を解消し、安価、軽量で操作性、
組立性、寿命、安全性の向上を図った曲げ工具や切断曲
げ工具を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的は次のよう
にして達成される。以下上記課題の順に説明する。 (1)天板の高さを低くする 電動機を天板の下方に設けるのではなく、天板の横に位
置するハウジング内に位置させ、電動機回転軸を曲げの
出力軸と平行にすると共に回転軸の出力部であるピニオ
ンを回転軸の下方に設ける。 (2)主要曲げ機構部の簡略化 中心ピンと反力受けを同一部材のセンタプレートで構成
し、センタプレートを2個の離れた堅牢な軸(出力軸と
支軸)に嵌挿固定し、曲げ作業時に鉄筋に発生するモー
メントを堅牢な2個の軸で受けるようにする。 (3)防塵性を向上させる 円板と天板との間に弾性変形可能な部材を介在させ、部
材を円板及び天板の各々に圧設させて切断機構部の防塵
を図ると共に冷却風吸入口を天板よりも上面に設けるこ
とで電動機部の防塵を図り、更に持ち歩きの場合の電動
機やハンドルを持つ手への防塵は、天板、電動機、ハン
ドルの順にほぼ1列に配置する。
【0012】(4)切断と曲げの誤操作を防止する カッタ部を覆う安全カバーと、曲げ作業時に棒状被加工
材のセット場所となる通路部を解放・遮蔽する部材を設
け、これらを連動させる。 (5)出力軸と支軸の応力軽減 曲げ作業時の中心ピンと反力受けとなる同一部材からな
るセンタプレートに嵌挿される出力軸及び支軸を固定部
材及びセンタプレートにより両端支持する。 (6)工具の安定性向上 切断刃を天板の中心と電動機の間に配置することで切断
される被加工材を工具の重心近くに位置させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を示した図
1〜図10、図16、図17を参照して説明する。 (全体配置の説明)図1において、電動機1は樹脂製の
ハウジング6に内蔵され、後述する天板5の横に配置さ
れている。電機子7の回転軸7aが後述する出力軸4と
平行に、回転軸7aのピニオン7bが工具底面方向(図
中下向き)に向き、その反対側の整流子7c側のハウジ
ング6の上端部は天板5よりも上方に60mm程突出さ
れている。ハウジング6の上端部の冷却風吸入口7dか
ら入った冷却風は、冷却ファン7eによってギヤカバー
2側の冷却風出口7fから排出される。以上の部分を以
下動力部といい、動力部の高さは約150mmである。
【0014】ハウジング6を挾んで天板5の反対側に、
ハンドル53、コード55が配置され、ハンドル53内
には電動機1の給電回路を開閉するスイッチ54及び図
示しないコントローラ、角度設定回路等が収納されてい
る。以下この部分を電源部という。
【0015】電動機1の回転を約1/1000に減速す
る平歯車からなる4段の歯車列3a〜3gがアルミダイ
キャスト製のギヤカバー2に内蔵されている。歯車列3
a〜3gは極力高くならないよう高さ方向に噛み合い位
置を変えて配置され、この高さは動力部の約半分の70
mm程である。出力軸4は下端を軸受56、中央部を固
定部材8の軸受部8a及び上端を後述するセンタプレー
ト15の円筒部15aの3点で支持されている。以下こ
の部分を減速部という。出力軸4の天板5の上面より上
方に突出する上端部は本発明中心ピンを構成する。
【0016】減速部の上側には出力軸4に一体または別
体で形成されたカム11、揺腕10、可動切断刃及び固
定切断刃から構成される一対の切断刃12からなる切断
機構部が配置されており、この部分の高さは50mm程
である。
【0017】切断機構部の上側には天板5や円板19を
挟み込んだ形でセンタプレート15、曲げピン13、曲
げローラ14からなる曲げ機構部が配置されている。天
板5は工具上部を保護する厚さ2mm程の薄肉の鋼板か
らなり、ギヤカバー2の上面に小ねじ50により取り付
けられている。天板5の外周には、鉄筋26等の接触に
よってギヤカバー2の角部に傷がつかないようにするた
め、絞り加工5aが施されている。
【0018】図2は図1の平面図で、前記電源部、動力
部、切断機構部と曲げ機構部の上の天板5が右からほぼ
1列に並んだ配置にしていることを示している。切断刃
12は、曲げ機構部と動力部のほぼ中間位置やや上方に
配置されており、この位置は重い切断機構部と動力部に
挟まれており、工具の重心に近いことは図から明らかで
ある。曲げ時に鉄筋26が載る鉄筋通路部15cは電源
部と動力部を結ぶ線Xとほぼ直交するように設けられて
いる。切断刃12及び鉄筋通路部15cは夫々安全カバ
ー21及びレバー22で開放、遮蔽可能に構成されてい
る。
【0019】(切断機構部)図4、図10において、切
断機構部には揺腕従動節が用いられ、ギヤカバー2に装
着された固定部材8、固定部材8に圧入された支軸9、
支軸9に回動可能に取り付けられた揺腕10、出力軸4
と一体に形成されたカム11等から構成されている。固
定部材8及び揺腕10の各々の相対向する端部には固定
切断刃及び可動切断刃の一対の切断刃12が装着されて
いる。
【0020】(曲げ機構部)カム11には出力軸4から
偏心した位置に曲げピン13が圧入されており、曲げピ
ン13には曲げローラ14が回転可能に装着され、止め
ワッシャにより抜け止めされている。
【0021】センタプレート15は、図2、図4に示す
ように、出力軸4と支軸9が夫々貫通する穴を有し、出
力軸4のカム11及び支軸9の揺腕10は固定部材8と
センタプレート15により夫々両端支持された配置にな
っている。出力軸4に嵌合した円筒部15aは高さが鉄
筋径の2倍(約25mm)、外径が鉄筋26の曲げRの
大きさ(約28mm)の筒型をしており、鉄筋曲げ時の
中心となる。受け部15bは、支軸9の取付穴部15d
の近くに一体で形成され、曲げ時の反力受けとなる。な
おこれら円筒部15a、受け部15b、鉄筋通路部15
c、取付穴部15dをロストワックス鋳造法で作り一体
化したが、これは強度確保と加工組立のコスト低減のた
めであり、別々の部材で作り溶接やねじ止めしてもよ
い。円筒部15aと受け部15bの間には曲げられる鉄
筋26が載置される鉄筋通路部15cが設けられている
が、これは鉄筋26が円板19に直接載置しないように
するためである。
【0022】(防塵機構部)カム11と揺腕10の上方
は天板5で覆われており、天板5とギヤカバー2との接
合部は全周に設けた絞り部5aで密封されている。天板
5の曲げピン13が回動する部分には円弧状の軌道穴5
bが設けられている。円板19は厚さ約2mmの薄い鋼
板からなり、中心には出力軸4、外周付近には曲げピン
13が貫通する穴を有し、底には円板19とほぼ同じ内
外径のフェルトシート20が貼付けられている。円板1
9は出力軸4と曲げピン13が嵌挿され、センタプレー
ト15によって上部よりフェルトシート20が僅かに縮
む程度押し付けられており、軌道穴5bを外周側5mm
程、内周側30mm程両方から面接触でシ−ルする構造
になっている。円板19は曲げピン13に追従して回動
し、軌道穴5bを塞ぐようになっている。
【0023】(安全カバー)安全カバー21は、図6、
図7に示す形状の透明な樹脂製で、切断刃12を覆うの
に十分な大きさを有し、支軸9が貫通する穴21aを有
する平面には突起21bが形成されている。図8、図9
に示す形状のレバー22は厚さ1mm程度の鉄板製で、
安全カバー21と同様に支軸9が貫通する穴22aを有
すると共に安全カバー21の突起21bが貫通する嵌合
穴22bを有し、嵌合穴22bを有する面に対し垂直な
壁22cが形成されている。U字形に折れ曲がった安全
カバー21の一端には凸部21c、凸部21dが一体に
設けられている。凸部21c、21dに対応するギヤカ
バー2の位置に係止部70が設けられている(図4、図
5参照)。安全カバー21は、図4に示すように支軸9
に嵌挿され、切断刃12を覆うようにギヤカバー2内に
収納されており、レバー22の嵌合穴22bは天板5を
挟んで突起21bに嵌挿され、センタプレート15との
間に介在されている。センタプレート15が支軸9に挿
入され止めワッシャで固定されると安全カバー21とレ
バー22は支軸9に対して回動可能に抜け止めされる。
突起21bと嵌合穴22bの嵌合によりレバー22と安
全カバー21は連結され、レバー22を動かすと安全カ
バー21と共に支軸9を中心に回動する。
【0024】次に本発明切断曲げ工具の動作について説
明する。 (切断の場合)鉄筋26を切断する場合は図16に示す
如く、工具を図2の下側を地面に向けた状態すなわち切
断刃12が上に位置するように地面に置く。次にレバー
22を図2の黒矢印方向に動かし、安全カバー21を天
板5内へ引込んで切断刃12を露出させる。ここで安全
カバー21の作用について図2、図3を用いて説明す
る。安全カバー21は支軸9に対して約45度回動可能
で、レバー22によって回動される。切断時においては
図2のように安全カバー21は切断の邪魔になるので、
レバー22により安全カバー21を切断刃12が露出す
る位置まで回動させて切断作業を行う。この時誤って曲
げ作業をやろうとしても、レバー22の壁22cが鉄筋
通路部15cを遮蔽しているため鉄筋26をセットする
ことができず曲げ作業は行われない。曲げ作業を行うた
めにはレバー22を必ず白矢印方向すなわち安全カバー
21が切断刃12を覆う位置に回動させなければなら
ず、曲げ作業時に切断刃12に異物が噛込まれる恐れが
なく安全である。図2及び図5において、安全カバー2
1の凸部21cがギヤカバー2の係止部70に係止し、
安全カバー21が不用意に動くことはなく安全である。
レバー22を強く回すことで図5の黒矢印方向に安全カ
バー21が弾性変形し凸部21c、21dが係止部70
を乗り越えて動くので、クリック感があり操作感が良
い。また何らこのための部品の追加もなく達成できるの
で経済的である。
【0025】次に切断する鉄筋12bを曲げ機構部と動
力部の中間にある切断刃12の円弧状刃部12aに載せ
る。切断刃12は上記したように中間部に配置したこと
で、操作者のいるハンドル53側からは見やすく位置合
わせが容易である。従来例のように工具重心から離れた
位置に切断刃12がある場合に比べて、切断刃12が重
心近くにあるのでセットした鉄筋26を位置合わせのた
めにずらす場合に重い鉄筋26の重量が切断刃12に加
わっても工具がぐらつきにくく安定で操作性が良い。図
1から明らかな如く、ハウジング6は天板5よりも上方
に突出し、切断刃12は高さ方向の中央近くに位置して
いるため、重心に近く安定で操作性が良い。
【0026】図1のコード55を電源へつなぎハンドル
53を握りスイッチ54を入れると、電動機1は約18
000rpmで高速回転する。回転軸7aの回転は4段
の平歯車列3a〜3gで約1/1000の18rpmに
減速され、出力軸4に伝達される。出力軸4には扇状の
カム11が一体で刻設され、支軸9に揺動可能に取り付
けられた揺腕10の一端のローラ60がカム11に接触
しているので、出力軸4の回転に伴ってローラ60が押
し上げられ、可動切断刃は支軸9を中心に下向きに回転
し、約6000kgの切断力で鉄筋26を剪断する。こ
の時、カム11とローラ60の間には約3000kgの
力が作用し、出力軸4に約3000kgのF1と支軸9
に約9000kgのF2が作用し、2個の軸4、9をね
じる方向に曲げ力が作用するが、図4において上記した
ように固定部材8とセンタプレート15で両端支持され
ているので、固定部材8に加わる曲げ力は従来の片持ち
の場合に比べて1/2以下に小さくなり、固定部材8の
薄肉化が可能となると共に出力軸4を細くすることが可
能となり小形軽量化と低価格化が可能となる。
【0027】(曲げの場合)鉄筋26を曲げる場合は、
図16の切断状態から図17のように工具を90度回転
する。すなわち図1の下方が地面に付く状態で工具を置
く。次に図3において(曲げの場合図3が工具を上から
見た状態に相当)、鉄筋通路部15cを遮蔽していたレ
バー22を白矢印方向に回転する。切断刃12はレバー
22に連動した安全カバー21に覆われるため、誤って
切断刃12が異物を噛み込む心配がなくなり安全であ
る。安全カバー21の凸部21dがギヤカバー2の係止
部70に係止し不用意に動かない。これは切断の場合と
同様である。天板5の真下には電動機1を内蔵するハウ
ジング6が存在しないため、工具底面から天板5までの
高さは、従来のものより半分程度の120mm程度とな
る。長尺の鉄筋26の曲げ作業時においては、鉄筋26
のたわみ量が少なくなるため、図11のように、鉄筋2
6を途中で高く持ち上げなくても曲げることができ作業
性が良い。ハウジング6は工具に剥き出しに取り付けら
れているため、着脱が極めて容易で組立性、修理性の良
いものになっている。加えて、電動機1のカーボンブラ
シをハウジング6の側面より交換が容易にできるように
なりメンテナンス性が向上する。図3において鉄筋通路
部15cはハンドル53と電動機1を結ぶ線Xに直交し
て設けられているので、目測で直角に曲げる時など、直
角が目測で分かり易く作業性が良い。
【0028】次に鉄筋26を鉄筋通路部15cに置き、
スイッチ54を入れると上記切断の場合と同様出力軸4
が回転し、カム11に設けられた曲げピン13が図3の
斜線矢印の方向に回転する。この時円板19も曲げピン
13と共に出力軸4を中心に回転する。鉄筋26はセン
タプレート15の円筒部15aと受け部15bに固定さ
れ、円筒部15aを中心に所定の角度まで約18kgm
のトルクで曲げられる(曲げる角度は図示していない制
御回路で任意に設定可能であり、設定角度に達した後は
電動機1が逆転して曲げピン13が初期位置に戻るが、
詳細な説明は省略する)。鉄筋通路部15cにセットさ
れた鉄筋26は厚さ5mm程の強固なセンタプレート1
5上に載っているので、回転する円板19に接すること
なく浮いており(図1参照)、円板19を薄い鉄板で作
っても摩耗等の心配がなく軽量化できる。
【0029】センタプレート15は、出力軸4と支軸9
に嵌挿させて止めワッシャとワッシャのみにより出力軸
4に固定するだけであるので、組立が非常に容易にな
る。センタプレート15の作用は、曲げ時において、円
筒部15aが曲げの支点となる従来工具の中心ピン、受
け部15bが反力受けとなるが、出力軸4と支軸9の2
つの堅牢な軸に支持されているため、従来のように、中
心ピンを単体でキーを用いて天板に固定する必要はな
い。よって、天板の板厚を厚くする必要もないため、部
品も少なく、薄い鋼板で工具上部を構成できるため工具
を軽量化できる。
【0030】また鉄筋26を曲げる際、鉄筋26の表面
の黒皮(スケール、鉄粉)が天板5や円板19上に禿げ
落ち、これがカム11やローラ60の機構部に入るとか
じり等の不具合を起こす恐れがあるが、曲げピン13と
共に回転する円板19の裏側と天板5の間には、フェル
トシート20が円板19と天板5に密着して隙間を無く
し、機構部への異物の侵入を防ぎ防塵性を向上させてい
る。図3の黒点の範囲に示す広い面積でシ−ルしている
ので矢印Aや矢印Bの両方から軌道穴5bへの鉄粉の侵
入を効果的に防止できる。フェルトシート20は、ゴム
や合成樹脂等他の弾性変形率の高い部材を用いてもよ
く、またこの部材を天板5側に貼付てもその効果は同様
である。フエルトは含油性があり潤滑油を含浸させてお
けるのでより防塵性が高まり防錆効果もある。
【0031】電動機1への鉄粉の侵入もカーボンブラシ
(図示せず)や整流子7cの早期摩耗に結び付く恐れが
あるが、冷却風吸入口7dのあるハウジング6の上端部
を天板5よりも60mm程高くしたので、曲げ時に天板
5上に落下したスケールが冷却風吸入口7dに入ること
はほとんどなく、電動機1の信頼性が増す。曲げ作業終
了後、ハンドル53を持って工具を持ち歩く際に、曲げ
機構部、動力部、電源部の順に配置しているので、重心
の関係から天板5が最も地面に近い下側になり、電動機
1やハンドル53は天板5よりも上になるので、天板5
上に堆積したスケールが電動機1に降りかかり内部に入
ったり、ハンドル53を持つ手に降りかかることがなく
清潔である。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば次のよ
うな作用効果を奏し得るようになる。 (1)電動機を内蔵するハウジングを天板の横に設ける
と共に電動機回転軸を曲げの出力軸と平行にし、更に回
転軸の出力部を下方にしたので、天板の高さを低くで
き、長尺の棒状被加工材を高く持ち上げることなく曲げ
ることが可能になる。 (2)電動機の冷却風吸込口を天板よりも高い位置にあ
るハウジングの上端に設けたので、曲げ時に出るスケー
ル等が電動機内に吸入されることがなくなり信頼性向上
が図れる。
【0033】(3)切断機構部を天板と電動機の間の重
心近くに位置させたので、切断時に重い被加工材が載っ
てもぐらつくことがなく安定した切断作業が可能とな
る。
【0034】(4)センタプレートにより曲げの支点及
び反力を受けるようにすると共に被加工材を載置するよ
うにしたので、構成部品が少なく組立性の良い軽量な工
具とすることが可能となる。 (5)天板の曲げピンが回動する際に通過する軌道穴を
塞ぐ円板を設け、円板を曲げピンに追従させて回動する
ようにしたので、防塵性を向上できる。 (6)切断部を覆う安全カバーと、鉄筋通路部を開放遮
蔽するレバーとを連動させるようにしたので、切断部の
異物の噛み込みを防止できると共に安全性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電動式切断曲げ工具の一実施例を示す一
部断面側面図。
【図2】図1の平面図で曲げ作業時を示す。
【図3】図1の平面図で切断作業時を示す。
【図4】図2のA−A断面図。
【図5】図4の安全カバーと係止部との関係を示す斜視
図。
【図6】本発明を構成する安全カバーの一実施例を示す
側面図。
【図7】図6をB方向から見た図。
【図8】本発明を構成するレバーの一実施例を示す側面
図。
【図9】図8をC方向から見た図。
【図10】本発明を構成する切断機構部の平面図。
【図11】従来の電動式曲げ工具の曲げ作業を示す側面
図。
【図12】従来の電動式曲げ工具の一例を示す斜視図。
【図13】図12をD方向から見た図。
【図14】従来の電動式切断曲げ工具の一例を示す斜視
図。
【図15】従来の電動式切断曲げ工具の他の例を示す斜
視図。
【図16】本発明電動式切断曲げ工具の切断作業時を示
す斜視図。
【図17】本発明電動式切断曲げ工具の曲げ作業時を示
す斜視図。
【符号の説明】
1は電動機、2はギヤカバー、3は減速部、4は出力
軸、5は天板、6はハウジング、7は電機子、8は固定
部材、9は支軸、10は揺腕、11はカム、12は切断
刃、13は曲げピン、14は曲げローラ、15はセンタ
プレート、19は円板、20はフェルトシート、21は
安全カバー、22はレバー、26は鉄筋、53はハンド
ル、54はスイッチ、55はコード、70は係止部であ
る。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転を減速する減速歯車列を内
    蔵するギヤカバーと、ギヤカバーの上面に設けられた天
    板と、減速歯車列を介して駆動される出力軸と、出力軸
    により駆動されて出力軸の周りに回動可能に設けられ、
    上端が天板より上方に突出した曲げピンとを備え、天板
    上に載置された棒状の被加工材を曲げピンを回動させる
    ことにより曲げるようにした電動式曲げ工具であって、 前記電動機をギヤカバーの横に設けられたハウジング内
    に設け、電動機回転軸の下方から前記減速歯車列に回転
    を伝達することを特徴とした電動式曲げ工具。
  2. 【請求項2】 前記曲げピンの回転中心に天板上面から
    上方に突出した中心ピンを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の電動式曲げ工具。
  3. 【請求項3】 前記出力軸の天板上面より上方に突出し
    た部分を中心ピンとしたことを特徴とする請求項2記載
    の電動式曲げ工具。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの上端を天板より高くし
    たことを特徴とする請求項1記載の電動式曲げ工具。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの上端に冷却風吸入口を
    設けたことを特徴とする請求項4記載の電動式曲げ工
    具。
  6. 【請求項6】 前記ギヤカバーとの間にハウジングを挾
    むようにハウジングにハンドルを取り付け、ハンドル、
    ハウジング、天板がほぼ1列に並ぶようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の電動式曲げ工具。
  7. 【請求項7】 前記出力軸にカムを設け、カムに前記曲
    げピンを取り付けたことを特徴とする請求項1記載の電
    動式曲げ工具。
  8. 【請求項8】 前記減速歯車列を複数の平歯車で構成す
    ると共にこれら平歯車の高さ方向の噛み合い位置を変え
    たことを特徴とする請求項1記載の電動式曲げ工具。
  9. 【請求項9】 前記出力軸の中間部をギヤカバーに支持
    された固定部材で支持したことを特徴とする請求項1記
    載の電動式曲げ工具。
  10. 【請求項10】 上端が前記天板の上面より上方に突出
    した支軸を設け、支軸を曲げ時の反力受けとしたことを
    特徴とする請求項1記載の電動式曲げ工具。
  11. 【請求項11】 前記中心ピン及び支軸の上端部に嵌合
    する円筒部及びこれら円筒部の間に被加工材を載置する
    通路を有するセンタプレートを設けたことを特徴とする
    請求項10記載の電動式曲げ工具。
  12. 【請求項12】 電動機の回転を減速する減速歯車列を
    内蔵するギヤカバーと、ギヤカバーの上面に設けられた
    天板と、減速歯車列を介して駆動される出力軸と、出力
    軸により駆動されて出力軸の周りに回動可能に設けら
    れ、上端が天板より上方に突出した曲げピンとを備え、
    前記天板に設けられた曲げピンの軌道穴に沿って曲げピ
    ンを回動させることにより、天板上に載置された棒状の
    被加工材を曲げるようにした電動式曲げ工具であって、 前記天板の軌道穴を塞ぎ曲げピンの回動に追従して回動
    する円板を天板上面に設けたことを特徴とする電動式曲
    げ工具。
  13. 【請求項13】 前記天板と円板との間に弾性変形可能
    な部材を介在させたことを特徴とする請求項12記載の
    電動式曲げ工具。
  14. 【請求項14】 電動機の回転を減速する減速歯車列を
    内蔵するギヤカバーと、ギヤカバーの上面に設けられた
    天板と、減速歯車列を介して駆動される出力軸と、出力
    軸により駆動されるカムと、カムにより駆動されて出力
    軸の周りに回動可能に設けられ、上端が天板より上方に
    突出した曲げピンと、カムにより駆動され、固定部に取
    り付けられた固定切断刃に進退可能に対向する可動切断
    刃とを備え、天板上に載置された棒状の被加工材を曲げ
    ピンを回動させることにより曲げると共に可動切断刃及
    び固定切断刃により棒状の被切断材を切断するようにし
    た電動式切断曲げ工具であって、 前記電動機をギヤカバーの横に設けられたハウジング内
    に設け、電動機回転軸の下方から前記減速歯車列に回転
    を伝達することを特徴とした電動式切断曲げ工具。
  15. 【請求項15】 前記カムによって揺動される揺腕に前
    記可動切断刃を取り付けたことを特徴とする請求項14
    記載の電動式切断曲げ工具。
  16. 【請求項16】 前記固定切断刃及び可動切断刃を天板
    とハウジングとの間に設けたことを特徴とする請求項1
    4記載の電動式切断曲げ工具。
  17. 【請求項17】 固定切断刃及び固定切断刃に対して進
    退可能な可動切断刃から構成される切断部と、中心ピン
    及び中心ピンの周りを回動可能な曲げピンから構成され
    る曲げ部と、中心ピン及び曲げピンの上端が突出した上
    面のこれら中心ピン及び曲げピンとの間に曲げられる棒
    状の被加工材が載置される曲げ通路を有する天板と、可
    動切断刃及び曲げピンを駆動する電動機とを備えた電動
    式切断曲げ工具であって、 前記切断部を覆う安全カバーと、曲げ通路を開放・遮蔽
    する開放遮蔽部材とを設け、切断時に曲げ通路を遮蔽す
    ると共に切断部を開放し、曲げ時に曲げ通路を開放する
    と共に切断部を覆うように安全カバー及び開放遮蔽部材
    を連動させたことを特徴とする電動式切断曲げ工具。
JP32814496A 1996-04-10 1996-12-09 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具 Expired - Fee Related JP3427650B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32814496A JP3427650B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具
US08/827,908 US5931039A (en) 1996-04-10 1997-04-07 Electrical bar cutting and bending tool
DE1997114663 DE19714663C2 (de) 1996-04-10 1997-04-09 Elektrisches Schneid- und Biegewerkzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32814496A JP3427650B2 (ja) 1996-12-09 1996-12-09 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003003780A Division JP3675444B2 (ja) 2003-01-10 2003-01-10 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10166063A true JPH10166063A (ja) 1998-06-23
JP3427650B2 JP3427650B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=18206994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32814496A Expired - Fee Related JP3427650B2 (ja) 1996-04-10 1996-12-09 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3427650B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6026668A (en) * 1998-05-15 2000-02-22 Hitachi Koki Co., Ltd. Electrically-powered cutting and bending machine
JP2011073048A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Bridgestone Flowtech Corp 加締装置
JP2019030938A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 株式会社マキタ 棒材切断機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6026668A (en) * 1998-05-15 2000-02-22 Hitachi Koki Co., Ltd. Electrically-powered cutting and bending machine
JP2011073048A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Bridgestone Flowtech Corp 加締装置
JP2019030938A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 株式会社マキタ 棒材切断機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3427650B2 (ja) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4550501A (en) Orbital-action reciprocating power saw
JPH0634897Y2 (ja) テーブルソーのロアーガード装置
JP2517369Y2 (ja) 卓上切断機
JP3707519B2 (ja) 面取り機
CA1082078A (en) Motor-driven saw having a circular saw blade
WO2010101258A1 (ja) 携帯用切断機
JP2000037705A (ja) 携帯マルノコの切り粉飛散防止構造
GB2158393A (en) Scroller jig saw
US11332934B2 (en) Tying machine
JP2009061741A (ja) 携帯用切断機
GB2393683A (en) Circular saw with removable blade cover
CN111975720B (zh) 电动工具
JPH10166063A (ja) 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具
EP0917170B1 (en) Operating mechanism of rotary electric component
JP3675444B2 (ja) 電動式曲げ工具及び電動式切断曲げ工具
JP3826876B2 (ja) 電気かみそり
WO2021230172A1 (ja) 作業機
CN215912618U (zh) 一种旋转式手柄及绿篱机
WO2023286849A1 (ja) 作業機
JP4822234B2 (ja) 電気かみそり
JP3726482B2 (ja) 電動式切断工具
JP3580742B2 (ja) 切粉遮蔽機能付き携帯用電気マルノコ
KR200299871Y1 (ko) 금속절단기의 톱날 커버
KR870000338Y1 (ko) 낚시용 스피닝리일의 베일아암 반전장치
JP3832118B2 (ja) 小型電気機器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150516

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees