JP2019030938A - 棒材切断機 - Google Patents
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Description
ハウジングに、切断刃の外側を部分的に覆うガード部が形成されて、ガード部における切断刃の上方部分の少なくとも一部が透明であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、ガード部における切断刃の後方部分の少なくとも一部も透明であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成において、ガード部における透明な上方部分と透明な後方部分とは連続していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3の構成において、ガード部における透明な上方部分と透明な後方部分とは一体に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、切断刃の近傍に、切断刃の作動時に発光する光源が設けられて、光源の発光により、ガード部における少なくとも透明部分が発光することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5の構成において、光源は切断刃に向けて発光し、ガード部に、光源と切断刃との間に延びる仕切部が設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ガード部における切断刃の後方部分も透明であるので、切断刃の位置が上方から一層分かりやすくなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、ガード部における透明な上方部分と後方部分とは連続しているので、透明部分が一体に表れてより視認性が高くなる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3の効果に加えて、ガード部における透明な上方部分と後方部分とは一体に形成されているので、透明部分の形成が容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、光源によってガード部における透明部分が発光することで、暗所でも切断部及び切断刃の視認性が確保できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5の効果に加えて、ガード部に、光源と切断刃との間に延びる仕切部が設けられることで、ハウジング内への異物の混入が防止される。
図1〜4に、棒材切断機の一例である全ネジカッタを示す。図1は側面、図2は正面、図3は背面、図4は中央縦断面をそれぞれ示している。
この全ネジカッタ1は、前後方向の本体部2と、本体部2から斜め後ろへ下向きに延びるハンドル部3と、ハンドル部3の下端に設けられるバッテリー装着部4とを備える。ハンドル部3の前方で本体部2の前部とバッテリー装着部4の前部との間には、支持バー5が架設されている。全ネジカッタ1のハウジング6は、本体部2とハンドル部3とバッテリー装着部4と支持バー5とを連接した左右一対の半割ハウジング6a,6bを左右からネジ止めし、本体部2を形成する左右の半割ハウジング6a,6bの前方から、別体の前カバー7をネジ止めすることで形成される。本体部2の後部左側面には、吊り下げ用のフック8の一端が回転可能に連結されている。このフック8は、本体部2の外面に沿って前方へ引き回されて右側面に設けた係止部9に係止させる収納位置から、係止部9から外して後方へ突出させる使用位置へ回転可能となっている。
右側ガード部11の上部には、六角孔13が前後方向に貫通形成されて、この六角孔13に、図5に示すように、全ネジボルトの長さ方向での切断位置を決めるための横断面六角形状の棒状のゲージ14を遊挿可能となっている。右側ガード部11のハウジング6b側の右側面には、六角孔13を貫通させたゲージ14を外側から押圧して固定するツマミネジ15がねじ込み可能となっている。このゲージ14により、前端を壁に当接させて全ネジボルトを定寸切断したり、ゲージ14上に記された目盛りに合わせて切断したりすることができる。
また、右側ガード部11内には、図6にも示すように、六角孔13内に外周面の一部が突出する円柱状のラバーピン16が設けられている。よって、六角孔13に遊挿されたゲージ14は、ツマミネジ15で固定しない状態でもラバーピン16に押圧されて仮止めされ、不意に六角孔13から抜け落ちることが防止される。
こうしてLEDホルダ17を組み付けた状態では、図10に斜線で示すように、透明な後壁部18と上壁部19、仕切部20とが本体部2の外部に表れ、これらの透明部分を介して切断部10、特に可動刃61の動きを外から容易に視認できる。また、LED25の発光により、切断部10を照明することができるため、暗所の作業でも視認性は確保できる。
また、バッテリー装着部4の内部には、回路基板からなるコントローラ32が収容されて、その下方に設けた端子台33に、電源となるバッテリーパック34が前方からスライド装着可能となっている。コントローラ32の回路基板には、ブラシレスモータ40の端部に設けられたセンサ回路基板で検知されたロータ44の回転位置情報に基づいて制御信号を送信する制御回路、この制御回路から受信した制御信号に基づいてブラシレスモータ40の電流をスイッチングする駆動回路、及びバッテリーパック34の状態の検出結果に応じて過放電又は過電流状態とならないようにブラシレスモータ40への電力供給を遮断するオートストップ回路等が搭載されている。
ブラシレスモータ40は、ステータ43と、ステータ43を貫通するロータ44とを有し、ロータ44の中心に設けた回転軸45を前向きにした姿勢で本体部2内に保持されている。ステータ43の後側で回転軸45には、遠心ファン46が設けられ、本体部2の左右の側面でステータ43の前側には、吸気口47,47・・(図1,5等)が、遠心ファン46の外側には、排気口48,48・・(図1,5等)がそれぞれ形成されている。回転軸45の前端には、ピニオン49が固定されている。
固定刃60は、切断部10において、本体部2の上面よりも上側で右側ガード部11の下部に、半円状の刃部60aを内側へ向けた姿勢で固定されている。
可動刃61は、固定刃60よりも前側で揺動体62の上部後面に、半円状の刃部61aを内側へ向けて固定されている。
揺動体62は、出力ギヤ53の上側でギヤハウジング50及び支持板54により前後方向に支持される揺動軸63によって回転可能に支持され、揺動軸63の左側で下端には、カムローラ66が、連結軸67を介して回転可能に固定されている。
カム65は、出力ギヤ53の下方でギヤハウジング50及び支持板54によって前後方向に支持されて回転可能なカムシャフト69を有し、カムシャフト69に結合された大径の減速ギヤ70が、出力ギヤ53と噛合している。カム65は、支持板54の前方でカムシャフト69の前端に、偏心位置で一体に形成され、周面にカム面71を有する正面視半月状で、カム面71の円弧部分寄りの前面には、リターンプレート64のカム孔68の内面に当接するガイドローラ72が設けられている。
固定ガイド板76は、前後方向に立設された壁体で、前後の内面は、図13に示すように、大径の全ネジボルトB1を固定刃60の刃部60aにセットした状態で、当該全ネジボルトB1の側面が当接するように、刃部60aの右側内面の後方延長上に位置する外ガイド面78,78となっている。外ガイド面78,78の間は、右側へ凹む嵌合部79となっている。
このガイド部材77は、図12(A)に示すように、ガイド片82が収容部80から上方へ突出して固定ガイド板76の嵌合部79に嵌合し、第1のガイド面83が上下方向に、第2のガイド面84が左右方向にそれぞれ露出する第1のガイド姿勢と、図12(B)に示すように、ガイド片82が収容部80内に退避して両ガイド面83,84が露出しない第2のガイド姿勢との間で回転操作可能となっている。
一方、第2のガイド姿勢では、第1のガイド面83の裏側に形成される第3のガイド面85が本体部2の上面と連続して、図13に示すように、大径の全ネジボルトB1をセットした状態で、第3のガイド面85はハウジング6と同一面となり、ハウジング6と共に、全ネジボルトB1の下面が当接するようにその後方延長上に位置している。
なお、図12に示すように、ガイド部材77の前端面には、位置決め凹部86,86が形成されて、本体部2における収容部80の前部内面には、ガイド部材77の第1、第2のガイド姿勢で位置決め凹部86,86にそれぞれ嵌合してガイド部材77を位置決めする位置決め凸部87が突設されている。
この状態でトリガ30を押し操作すると、スイッチ29がONしてブラシレスモータ40が駆動し、回転軸45が回転して減速機構41を介して出力ギヤ53を回転させる。これにより、減速ギヤ70を介してカムシャフト69が回転し、カム65が正回転することで、前述のように揺動体62を揺動させて可動刃61を閉動作させる。よって、固定刃60との間で全ネジボルトB1を切断することができる。その後、カム65が正回転を続けることで可動刃61は開動作する。
この状態でトリガ30を押し操作すると、同様に揺動体62が揺動して可動刃61が閉動作し、固定刃60との間で全ネジボルトB2を切断することができる。その後、カム65が正回転を続けることで可動刃61は開動作する。
こうして全ネジボルトB1,B2の切断作業を続けている間は、透明なLEDホルダ17によって左側ガード部12の外側から切断部10が視認できる。LED25はスイッチ29のONと同時に点灯するため、暗所でも容易に視認できる。また、回転軸45の回転によって遠心ファン46が回転し、吸気口47から外気を吸い込んでブラシレスモータ40を通過させ、排気口48から排出される。これにより、ブラシレスモータ40を冷却することができる。
ここでは、全ネジカッタ1を、右側を下にして平坦面に横置きして定置切断する際、本体部2から取り外したカバー90を全ネジカッタ1の後方に横置きすれば、ガイド部75の後方で全ネジボルトB1,B2を水平に支持できるようになっている。
特にここでは、固定刃60及び可動刃61は、作動機構42を収容するハウジング6から上方へ突出し、ガイド部材77は、全ネジボルトB2の側面に当接する上下方向の第1のガイド面83と、全ネジボルトB2の下面に当接する左右方向の第2のガイド面84とをそれぞれ備えて、第1、第2のガイド姿勢の選択により第1、第2のガイド面83,84の位置を変更可能であるので、小径の全ネジボルトB2であってもガイド部材77で簡単に位置決めすることができる。
さらに、第1のガイド面83と第2のガイド面84とは一体に形成されていることで、2つのガイド面83,84を備えたガイド部材77を簡単に形成可能となる。
加えて、ガイド部材77は、第1のガイド面83と第2のガイド面84とが直交して形成される横断面L字形状を有し、前後方向を軸として回転させることで第1、第2のガイド姿勢が選択可能であるので、回転操作によってガイド姿勢の選択が容易に行える。
特に、ハウジング6に、ガイド部材77の第2のガイド姿勢で全ネジボルトB1の側面が当接可能な固定ガイド板76が設けられているので、全ネジボルトB1を確実に位置決めすることができる。
また、ガイド部材は回転操作に限らず、複数のガイド面を直線上或いは曲線上に並設した棒状のガイド部材を左右方向にスライド操作することで、全ネジボルトの径に合わせてガイド姿勢を選択可能とすることも可能である。
さらに、ガイド部の位置も、ハウジングの上面に限らず、側面や前面にあっても本発明は適用可能であるし、固定ガイド板は省略することもできる。
特にここでは、左側ガード部12における可動刃61の後方部分(後壁部18)も透明であるので、可動刃61の位置が上方から一層分かりやすくなる。
また、左側ガード部12における透明な上壁部19と後壁部18とは連続しているので、透明部分が一体に表れてより視認性が高くなる。
加えて、可動刃61の近傍に、可動刃61の作動時に発光するLED25が設けられて、LED25の発光により、左側ガード部12におけるLEDホルダ17が発光することで、暗所でも切断部10及び可動刃61の視認性が確保できる。
そして、LED25は可動刃61に向けて発光し、左側ガード部12に、LED25と可動刃61との間に延びる仕切部20が設けられることで、ハウジング6内への異物の混入が防止される。
また、LED等の光源は異なる場所に設けてもよいし、光源は省略してもよい。
さらに、上記形態では左側ガード部に透明部分を形成しているが、右側ガード部にも透明部分を形成してもよい。
Claims (6)
- ハウジングから突出する一対の切断刃によって棒材を剪断加工する棒材切断機であって、
前記ハウジングに、前記切断刃の外側を部分的に覆うガード部が形成されて、前記ガード部における前記切断刃の上方部分の少なくとも一部が透明であることを特徴とする棒材切断機。 - 前記ガード部における前記切断刃の後方部分の少なくとも一部も透明であることを特徴とする請求項1に記載の棒材切断機。
- 前記ガード部における透明な前記上方部分と透明な前記後方部分とは連続していることを特徴とする請求項2に記載の棒材切断機。
- 前記ガード部における透明な前記上方部分と透明な前記後方部分とは一体に形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の棒材切断機。
- 前記切断刃の近傍に、前記切断刃の作動時に発光する光源が設けられて、前記光源の発光により、前記ガード部における少なくとも透明部分が発光することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の棒材切断機。
- 前記光源は前記切断刃に向けて発光し、前記ガード部に、前記光源と前記切断刃との間に延びる仕切部が設けられることを特徴とする請求項5に記載の棒材切断機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023177861A1 (en) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | Milwaukee Electric Tool Corporation | Track saw |
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- 2017-08-08 JP JP2017153547A patent/JP6953227B2/ja active Active
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