JPH10165716A - 流動層濾過器 - Google Patents

流動層濾過器

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JPH10165716A
JPH10165716A JP8333715A JP33371596A JPH10165716A JP H10165716 A JPH10165716 A JP H10165716A JP 8333715 A JP8333715 A JP 8333715A JP 33371596 A JP33371596 A JP 33371596A JP H10165716 A JPH10165716 A JP H10165716A
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JP
Japan
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liquid
fluidized bed
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JP8333715A
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English (en)
Inventor
Hiromu Awata
煕 粟田
Shigeru Nishigori
茂 錦織
Shoji Moriyasu
祥二 森安
Kaihei Riyuu
海平 劉
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Individual
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】濾過器の濾過能力を濾過しつつ回復させて、充
填した濾過材の量以上の濾過能力に高めることができる
流動層濾過器を提供すること。 【解決手段】密閉容器のハウジング1と、ハウジング内
に設けられた下に凸な形状の第1濾過部2と、第1濾過
部より下側のハウジング内に配置され被濾過物を含む液
体3を第1濾過部2に吹き付ける液供給ノズル4と、ハ
ウジング1の頂部に配置し前記被濾過物を濾過した液体
を排出する液排出部5とを備え、第1濾過部2の上側の
ハウジング1内にポーラスな軽い球状物12を封入し、
ハウジング内を上昇する前記液体により該球状物を浮上
させ又は第1濾過部上で流動させ又は一部浮上一部流動
させ、前記第1濾過部を通過して一部濾過された前記液
体を該球状物12で更に濾過するようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形の不純物を主
として含む加工液、例えば放電加工に用いる純水の再利
用や半導体の研磨工程で用いる研磨剤の回収、中水への
利用、磁気を使用した時のスケールの除去及び産業排水
の再利用に関する。
【0002】
【従来の技術】放電加工は、加工電極と被加工物を加工
液中に浸漬して行われる。加工液は絶縁、消イオン、冷
却、加工屑の排除の為に用いられ通常純水または灯油が
使われる。加工液に純水を使う場合は、所定の電気伝導
度を維持するためにイオン交換膜装置を通し循環使用し
ている。
【0003】また他の濾過装置として、特開平8−98
32号公報に記載されたものがある。この公報に記載さ
れた濾過装置は、水性動物用水槽に用いられるものであ
るが、液体中の汚濁因子(排泄物や餌滓等)である被濾
過物を濾材で直接捕捉した場合の早期目詰まりを防止す
るために、濾材収容部が、逆錐状の分離面を有し、その
分離面は前記液体に含まれる汚濁因子を衝突させて該汚
濁因子を液体の流れから分離して後方に沈殿させるよう
に構成されている。そして液体はその分離面に形成され
た多数の透孔を通過して先方に流れ、濾材で濾過される
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加工液をイオン交換膜
装置に供給する場合にイオン交換膜の目づまりを防止す
るため加工屑を除去する必要が有る。そのために従来
は、紙のエレメントを装着した濾過器を用いているが、
例えばアルミニウムを加工する場合は1日で使用不能と
なり、エレメント自体のコスト高及びエレメント交換の
煩雑さが問題になっている。
【0005】また特開平8−9832号公報に開示され
た濾過装置は、その分離面によって大きな汚濁因子を分
離沈殿除去してから液体を濾材に通すため、該濾材の目
詰まりを従来のものより遅らせることができる。しかし
ながら、それでも濾材に捕捉される汚濁因子の量は増え
る一方であって、濾材を使用しつつその濾過能力を回復
させて目詰まりを更に遅らせることはできなかった。
【0006】本発明の目的は、濾過器の濾過能力を濾過
しつつ回復させて、充填した濾過材の量以上の濾過能力
に高めることができる流動層濾過器を提供することにあ
る。また、放電加工に用いる加工液を濾過する濾過器の
寿命を延長することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1記載の発明は、密閉容器のハウジング
と、該ハウジング内に設けられた第1濾過部と、該第1
濾過部より下側のハウジング内に配置され被濾過物を含
む液体を前記第1濾過部に吹き付ける液供給ノズルと、
前記ハウジングの頂部に配置し前記被濾過物を濾過した
液体を排出する液排出部とを備えた流動層濾過器におい
て、前記第1濾過部の上側のハウジング内にポーラスな
軽い球状物を封入し、ハウジング内を上昇する前記液体
により該球状物を浮上させ又は第1濾過部上で流動させ
又は一部浮上一部流動させ、前記第1濾過部を通過して
一部濾過された前記液体を該球状物で更に濾過するよう
にしたことを特徴とするものである。上記構成によれ
ば、液体に含まれる被濾過物の内の大きめの物は、第1
濾過部に吹き付けられた時にその液体の流れから分離さ
れ、ハウジング底部に沈殿堆積する。そして第1濾過部
を通過した液体は、ハウジング内に封入されたポーラス
な軽い球状物と接触しつつ上方に流れる。この液体の上
昇流によって前記球状物もその大きさや重量の設定値に
よってハウジング内を上昇する、又は上昇しないがその
場で流動層となって流動する、又は一部上昇一部流動層
となる。この球状物によって更に液体の濾過が行われ
る。該球状物は濾過が進むにつれ重くなるため、ある重
量にまで増加するとハウジング内を上昇していた球状物
は液体の流れに抗して下降し、第1濾過部の上面まで落
下し、そこで流動層状態となる。この流動層状態になる
ことにより該球状物同士は互いに衝突し合い、該球状物
に濾過されて付着していた被濾過物は前記衝撃により該
球状物から剥がれ落ちる。これにより球状物の濾過能力
は回復し、再び該球状物は軽くなって上昇する。各球状
物がこの上昇、下降、流動層状態、そして上昇を繰り返
して濾過を継続できるため、濾過能力は格段に高まる、
すなわち球状物の濾過能力を長く維持できる。第1濾過
部の上面付近で剥がれ落ちた前記被濾過物は塊となって
第1濾過部の下に落下し、ハウジング底部に堆積する。
従って、球状物の濾過能力を回復するための逆洗操作等
が相当の長期間不要となる。また上昇しないで流動層状
態となる球状物は、濾過しつつある程度濾過したら前記
と同じく衝撃により被濾過物が剥がれ落ちるため、濾過
能力は長く維持できる。一部上昇一部流動の場合も前記
の説明から明らかなように濾過能力を長く維持できる。
【0008】また本願請求項2記載の発明は、前記第1
項記載の発明において、液体が吹き付けられて被濾過物
を分離する第1濾過部の分離面は、その下端部から上端
部まで連続する縦スリットより成る透孔が周方向に配設
されて成ることを特徴とするものである。この縦スリッ
ト構造により球状物が第1濾過部上で全体に均一な流動
層状態となりやすく、更に球状物から剥がれた被濾過物
がスリットを通ってその第1濾過部の下に落ちやすいと
いう効果が得られる。
【0009】また本願請求項3記載の発明は、前記第1
項記載の発明において、前記液体が吹き付けられて被濾
過物を分離する第1濾過部の分離面は、網等の多孔部材
で形成されていることを特徴とするものである。これに
より、構造簡単にして1次濾過部としての機能を具備さ
せることができる。
【0010】また本願請求項4記載の発明は、前記第1
項〜第3項のいずれかに記載の発明において、ハウジン
グは、密閉容器の上部ハウジングと、該上部ハウジング
底部に連結した下部ハウジングとからなり、前記上部ハ
ウジング底部と該下部ハウジングの頂部間に下に凸な円
錐形状の第1濾過部が挾持されたことを特徴とするもの
である。これにより、製造が簡単になると共に一層均一
な濾過及び分離除去が可能となる。
【0011】また本願請求項5記載の発明は、前記第1
項〜第4項のいずれかに記載の発明において、ハウジン
グ上部にフィルターを設けたことを特徴とするものであ
る。このフィルターにより液体は一層浄化されると共
に、前記球状物の後流位置にフィルターを設けたことに
より、該フィルターの負荷が低減でき、もってその濾過
能力を長く維持することが可能となる。
【0012】また本願請求項6記載の発明は、前記第1
項〜第5項のいずれかに記載の発明において、第1濾過
部又はその近傍に超音波装置を設けたことを特徴とする
ものである。この超音波装置により、球状物に付着し該
球状物が流動層状態となって衝撃を受けても剥離しない
被濾過物を剥離させることが可能となり、もって濾過能
力及び分離除去能力は一層向上する。
【0013】また本願請求項7記載の発明は、加工液に
含まれる加工屑を濾過する濾過器を備えた放電加工機に
おいて、該濾過器の上流に請求項1〜6のいずれかに記
載の流動層濾過器を配置したことを特徴とするものであ
る。これにより、下流の濾過器の負担を軽くしエレメン
トの寿命を延長することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は本発明の実施の形態に係る流動層
濾過器を示す縦断面図である。この流動層濾過器は、密
閉容器のハウジング1と、該ハウジング1内に設けられ
た第1濾過部2と、第1濾過部2より下側のハウジング
内に配置され被濾過物を含む液体3を前記第1濾過部2
に吹き付ける液供給ノズル4と、前記ハウジング1の頂
部に配置し前記被濾過物を濾過した液体を排出する液排
出部5とを備えている。
【0015】ここで、本実施の形態例では、ハウジング
1は、密閉容器の上部ハウジング6と、その底部に連結
した下部ハウジング7との2分割構造からなる。上部ハ
ウジング6の下端部外縁に雄ねじ8が形成され、下部ハ
ウジング7の上部に上部ハウジング6の雄ねじ8が螺合
する雌ねじ9が設けられ、上部ハウジング1の雄ねじ8
を下部ハウジング3の雌ねじ9に螺合することにより、
両ハウジング6、7は一体化されている。上部ハウジン
グ6の底部と下部ハウジング7の頂部間に下に凸な円錐
形状の第1濾過部2が挾持された構造に形成されてい
る。この第1濾過部2は大きめの被濾過物をほとんど通
過させずに分離する1次濾過部として機能するもので、
この実施の形態例では、第1濾過部2の下面すなわち前
記液体が吹き付けられて被濾過物を分離する分離面10
は、その下端部から上端部まで連続する縦スリットより
成る透孔11が周方向に配設されて成る構造である。縦
スリットの幅等の寸法は該濾過器を用いる対象の水質に
応じて適宜定まるものである。また第1濾過部の分離面
は、前記スリット孔構造のものではなく、網等の多孔部
材で形成してもよい。尚、第1濾過部2は前記円錐形状
に限定されない。
【0016】そして、上部ハウジング6内にポーラスな
軽い球状物12が多数封入されている。この球状物12
は、上部ハウジング6内を上昇する前記液体により浮上
するように形成されている。又は第1濾過部2上で流動
層となって流動するように形成されている。又は一部浮
上一部流動層となるように形成されている。該球状物1
2は、第1濾過部2を通過して一部濾過された液体を更
に濾過するものである。球状物12は、塩化ビニリデン
繊維等を外径約5〜50mm程度の球状に成形したもの
からなり、嵩比重も上記の如く浮上又は流動可能な大き
さに設定されている。勿論、球状物12は、同様な機能
を発揮すれば他の繊維や発泡体から成るものであっても
よいし、その大きさや嵩比重等も適宜要求される濾過仕
様に応じて最適に定められるものである。更に、濾過対
象の水質によってはその表面に微生物を付けたり、繊維
の中にトルマリンをいれてもよい。
【0017】上記実施の形態例では、第1濾過部を縦ス
リット構造にしたので、球状物12は第1濾過部2上で
全体に均一な流動層状態となりやすい。更に球状物12
から剥がれた被濾過物がスリットの透孔11を通って第
1濾過部2の下に落ちやすいという効果が得られる。ま
た、ハウジング1は上部ハウジング6底部と下部ハウジ
ング7の頂部間に第1濾過部2が挾持された構造である
ため、製造が簡単になると共に一層均一な濾過及び分離
除去が可能となる。下部ハウジング7の底面には開閉可
能な取出口16が設けられている。
【0018】次に、より具体的な実施例を説明すると、
上部ハウジング6には100Aスケジュール20のSU
S304ステンレス管を用いて上管端に同外径の厚さ4
mmのSUS304盲板を溶接し、盲板の中心にSUS
304で13Aの液排出ノズル5を溶接する。この10
0Aスケジュール20管下部に同じ100Aのスケジュ
ール40のステンレス管を溶接し端部に雄ねじ8を形成
する。上部ハウジング6の長さは310mmとした。下
部ハウジング7には上部ハウジング6と同じ100Aス
ケジュール20のSUS304ステンレス管を用いて上
管端に上部ハウジング6の下部内径より小さい径の孔を
あけた外径の140mmのSUS304板を溶接し、そ
の外周に125Aスケジュール120のSUS304ス
テンレス管を輪切りにした下部ハウジングリングを溶接
し、この下部ハウジングリングの内周側に上部ハウジン
グ6の雄ねじ8と螺合する雌ねじ9を形成し、下側管端
には厚さ5mmのSUS304板を溶接し密閉構造とし
た。第1濾過部2は材質がSUS304の薄板で下部は
円錐状で全面にスリットを設けてある。下部ハウジング
7の側面に第1濾過部2へ被濾過物を含む液体3を供給
するSUS304で13Aの液供給ノズル4を溶接す
る。下部ハウジング7の長さは400mmと長く形成
し、沈殿物が巻き上げられにくくした。球状物12は、
塩化ビニリデン繊維を外径約30mm弱の球状に成形し
たものからなり、嵩比重0.2g/cm3程度である。
【0019】次に上記実施の形態例の作用を説明する。
液体に含まれる被濾過物の内の大きめの物は、第1濾過
部2に吹き付けられた時にその液体の流れから分離さ
れ、下部ハウジング7の底部に沈殿堆積する。そして第
1濾過部2を通過した液体は、上部ハウジング6内に封
入された球状物12と接触しつつ上方に流れる。この液
体の上昇流によって球状物12もその大きさや重量の設
定値によって上部ハウジング6内を上昇する。又は上昇
しないがその場で流動層となって流動する。あるいは一
部上昇一部流動層となる。この球状物12によって更に
液体の濾過が行われる。
【0020】球状物12は濾過が進むにつれ重くなるた
め、ある重量にまで増加すると上部ハウジング6内を上
昇していた球状物12は液体の流れに抗して下降し、第
1濾過部2の上面まで落下し、そこで流動層状態とな
る。この流動層状態になることにより球状物12同士は
互いに衝突し合い、該球状物12に濾過されて付着して
いた被濾過物は前記衝突の衝撃により該球状物12から
剥がれ落ちる。これにより球状物12の濾過能力は回復
し、再び該球状物12は軽くなって上昇する。各球状物
12がこの上昇、下降、流動層状態、そして上昇を繰り
返して濾過を継続できるため、球状物12の濾過能力を
長く維持できる。第1濾過部2の上面付近で剥がれ落ち
た前記被濾過物は塊となって第1濾過部2の下に落下
し、下部ハウジング7の底部に堆積する。また上昇しな
いで流動層状態となる球状物12は、濾過しつつある程
度濾過したら前記と同じく衝撃により被濾過物が剥がれ
落ちるため、濾過能力は長く維持できる。一部上昇一部
流動の場合も前記の説明から明らかなように球状物12
の濾過能力を長く維持できる。
【0021】次に、上記流動層濾過器を、アルミニウム
を加工するワイヤ放電加工機の加工液である純水に含ま
れる加工屑を濾過・除去する濾過器の上流に配置した場
合の動作を説明する。加工液であるアルミニウム加工屑
を含む純水を当該流動層濾過器へ供給すると被濾過物で
あるアルミニウム加工屑は液供給ノズル4から第1濾過
部2に吹き付けられた後に塊となって沈下して下部ハウ
ジング7の底部に堆積する。加工液の流速は約25リッ
トル/min程度で一定で、球状物12の終末速度より
少し速く設定されている。上昇する加工液が球状物12
に接触して第1濾過部2を通過したアルミニウム加工屑
が該球状物12に捕集される。その捕集により球状物1
2の密度が大きくなるので上昇、静止の状態から下降に
転ずる。そして球状物12は第1濾過部2上に沈降し
て、そこで流動し捕集されたアルミニウム加工屑が剥離
して第1濾過部2の透孔11を通過して下部ハウジング
7の底部に堆積する。球状物12はアルミニウム加工屑
の剥離により密度が小さくなるから終末速度が小さくな
り、再び上部ハウジング1内を上昇する。このように球
状物12は循環するので逆洗操作が不要となる。加工液
中のアルミニウム加工屑は二段階で分離されるので濾過
効率を向上させることができる。また、ワイヤ放電加工
に用いる加工液を上流の流動層濾過器で濾過することに
より、下流の濾過器の負担を軽くし紙エレメントの寿命
を延長することができる。
【0022】尚、本発明に係る流動層濾過器は、被濾過
液中の被濾過物を全量取る必要がなく、一部取り、再利
用できるようなものの濾過にも利用できることは勿論で
ある。例えば、製紙の白水や米の磨ぎ汁等の濾過の場合
が挙げられる。
【0023】図1に示した実施の形態例に変えて図2又
は図3に示したようにしてもよい。これらは、上部ハウ
ジング6内の上部にフィルター13(図2)、14(図
3)を設けたもので、このフィルター13、14によ
り、液体は一層浄化されると共に、球状物12の後流位
置にフィルター13、14を設けたことにより、該フィ
ルター13、14の負荷が低減でき、もってその濾過能
力を長く維持することが可能となる。
【0024】また、更に図2に示したように第1濾過部
2又はその近傍となるハウジング1の外周に超音波装置
15を設けると、この超音波装置15により、球状物に
付着し該球状物が流動層状態となって衝撃を受けても剥
離しない被濾過物を剥離させることが可能となり、もっ
て濾過能力及び分離除去能力は一層向上する。
【0025】尚、上記説明では流動層濾過器を1台で用
いる場合を説明したが、これは複数台を直列に又は並列
に繋げて用いることが可能である。これにより1台当り
の負荷を低減できると共に、全体としての濾過能力を大
幅に高めることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、濾過器の濾過能力を濾
過しつつ回復させて、充填した濾過材の量以上の濾過能
力に高めることができる。すなわち、濾過材である球状
物は循環して濾過能力を回復するので逆洗操作が不要と
なる。また、放電加工に用いる加工液を濾過する濾過器
の寿命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態の構成を示す要部縦断
面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の構成を示す要部縦断
面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 第1濾過部 3 被濾過物を含む液体 4 液供給ノズル 5 液排出ノズル 6 上部ハウジング 7 下部ハウジング 8 雄ねじ 9 雌ねじ 10 分離面 11 透孔 12 球状物 13、14 フィルター 15 超音波装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 劉 海平 東京都杉並区南荻窪4丁目29番10号 田丸 ビル 東洋技術工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器のハウジングと、該ハウジング
    内に設けられた第1濾過部と、該第1濾過部より下側の
    ハウジング内に配置され被濾過物を含む液体を前記第1
    濾過部に吹き付ける液供給ノズルと、前記ハウジングの
    頂部に配置し前記被濾過物を濾過した液体を排出する液
    排出部とを備えた流動層濾過器において、 前記第1濾過部の上側のハウジング内にポーラスな軽い
    球状物を封入し、ハウジング内を上昇する前記液体によ
    り該球状物を浮上させ又は第1濾過部上で流動させ又は
    一部浮上一部流動させ、前記第1濾過部を通過して一部
    濾過された前記液体を該球状物で更に濾過するようにし
    たことを特徴とする流動層濾過器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記液体が吹き付け
    られて被濾過物を分離する第1濾過部の分離面は、その
    下端部から上端部まで連続する縦スリットより成る透孔
    が周方向に配設されて成ることを特徴とする流動層濾過
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記液体が吹き付け
    られて被濾過物を分離する第1濾過部の分離面は、網等
    の多孔部材で形成されていることを特徴とする流動層濾
    過器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、ハウ
    ジングは、密閉容器の上部ハウジングと、該上部ハウジ
    ング底部に連結した下部ハウジングとからなり、前記上
    部ハウジング底部と該下部ハウジングの頂部間に下に凸
    な円錐形状の第1濾過部が挾持されたことを特徴とする
    流動層濾過器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、ハウ
    ジング上部にフィルターを設けたことを特徴とする流動
    層濾過器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、第1
    濾過部又はその近傍に超音波装置を設けたことを特徴と
    する流動層濾過器。
  7. 【請求項7】 加工液に含まれる加工屑を濾過する濾過
    器を備えた放電加工機において、該濾過器の上流に請求
    項1〜6のいずれかに記載の流動層濾過器を配置したこ
    とを特徴とする放電加工機。
JP8333715A 1996-12-13 1996-12-13 流動層濾過器 Pending JPH10165716A (ja)

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