JPH02191511A - 濾過装置及びその逆洗方法 - Google Patents
濾過装置及びその逆洗方法Info
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- JPH02191511A JPH02191511A JP968689A JP968689A JPH02191511A JP H02191511 A JPH02191511 A JP H02191511A JP 968689 A JP968689 A JP 968689A JP 968689 A JP968689 A JP 968689A JP H02191511 A JPH02191511 A JP H02191511A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、用水、下水、産業排水などの処理に際し、被
処理水中の懸濁性固形物粒子(以下。
処理水中の懸濁性固形物粒子(以下。
SSと云う〉を除去する濾過装置及びその逆洗方法に関
する。
する。
[従来技術]
用水、下水、産業排水などの処理におけるSSの除去に
おいては、濾材を充填して濾層を形成した濾過装置が使
用され、被処理水を濾過する操作が行われている。
おいては、濾材を充填して濾層を形成した濾過装置が使
用され、被処理水を濾過する操作が行われている。
このような分野に使用される濾過装置は第3図に示す構
成になっている。第3図におて、濾過槽1内には、砂、
アンスラサイトなど空隙率が40%〜60%程度の濾材
を充填した濾層40を有している。3は被処理水導入管
、4は処理水排出管、20は空気供給管、41は逆洗水
供給管、42は逆洗排水排出管を示す、この装置によっ
て濾過を行う場合、被処理水5を濾過槽1に通水して被
処理水5中のSSを濾層40に捕捉させ、低SS濃度の
処理水6を得る。この濾過操作を継続していると、捕捉
したSSによって濾層40に目詰まりが生ずるため、あ
る濾過時間が経過する毎に濾層40の逆洗が必要となる
。
成になっている。第3図におて、濾過槽1内には、砂、
アンスラサイトなど空隙率が40%〜60%程度の濾材
を充填した濾層40を有している。3は被処理水導入管
、4は処理水排出管、20は空気供給管、41は逆洗水
供給管、42は逆洗排水排出管を示す、この装置によっ
て濾過を行う場合、被処理水5を濾過槽1に通水して被
処理水5中のSSを濾層40に捕捉させ、低SS濃度の
処理水6を得る。この濾過操作を継続していると、捕捉
したSSによって濾層40に目詰まりが生ずるため、あ
る濾過時間が経過する毎に濾層40の逆洗が必要となる
。
濾層40の逆洗は次のように行われる。被処理水5の通
水を停止した後、濾層40の下方から、空気16単独ま
たは空気16と逆洗水15を同時に供給して濾層1に付
着したSSを剥離し、次いで、逆洗水15を供給して剥
離させたSSを逆洗排水43中に懸濁させて濾過槽1か
ら排出する。
水を停止した後、濾層40の下方から、空気16単独ま
たは空気16と逆洗水15を同時に供給して濾層1に付
着したSSを剥離し、次いで、逆洗水15を供給して剥
離させたSSを逆洗排水43中に懸濁させて濾過槽1か
ら排出する。
逆洗排水43は別工程で処理される。
濾層40の逆洗時に使用する逆洗水15は、被処理水5
の通水量に対し1%〜4%を必要とする。
の通水量に対し1%〜4%を必要とする。
また、この際に排出する逆洗排水43のSS濃度は20
00 mg / J 〜8000 rng / f程度
である。
00 mg / J 〜8000 rng / f程度
である。
上述の逆洗において排出した逆洗排水は、例えば、第4
図のような処理がなされた後、処分される。第4図は逆
洗排水の処理工程の一例を示した図である。濾過槽1か
ら排出した逆洗排水43を濃縮槽44に送り、凝集剤を
添加して沈降濃縮し、この濃縮された逆洗排水45を脱
水機46で処理して脱水汚泥47とする。脱水汚泥47
は焼却などによって処分される。
図のような処理がなされた後、処分される。第4図は逆
洗排水の処理工程の一例を示した図である。濾過槽1か
ら排出した逆洗排水43を濃縮槽44に送り、凝集剤を
添加して沈降濃縮し、この濃縮された逆洗排水45を脱
水機46で処理して脱水汚泥47とする。脱水汚泥47
は焼却などによって処分される。
[発明が解決しようとする課題1
上記従来技術においては、逆洗水の供給によってSSを
排出するものであるので、逆洗水を多量に必要とする。
排出するものであるので、逆洗水を多量に必要とする。
このため、逆洗排水のSS濃度が低く、除去したSSの
処理に際しては逆洗排水を濃縮するための濃縮工程が必
要であった。
処理に際しては逆洗排水を濃縮するための濃縮工程が必
要であった。
本発明は上記従来技術の問題点を解決し、逆洗水の使用
量が少なく、従って逆洗排水のSS濃度が高く、逆洗排
水の濃縮を必要としない濾過装置及びその逆洗方法を提
供することを目的とする。
量が少なく、従って逆洗排水のSS濃度が高く、逆洗排
水の濃縮を必要としない濾過装置及びその逆洗方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]上記の目的を達
成するために1本発明の濾過装置は、濾過槽内に濾層を
備え、この濾層に空気溶解加圧水を供給するための空気
溶解加圧水供給手段を備えている。
成するために1本発明の濾過装置は、濾過槽内に濾層を
備え、この濾層に空気溶解加圧水を供給するための空気
溶解加圧水供給手段を備えている。
また、この濾過装置の逆洗方法は、次の工程からなる。
(ア)濾層に空気を供給して前記濾層に付着したSSを
剥離させる工程、 (イ)前記濾層に空気溶解加圧水を供給し、剥離したS
Sに微細空気気泡を付着させて前記剥離したSSを浮上
分離させる工程、 (つ)浮上分離させたSSを排出する工程。
剥離させる工程、 (イ)前記濾層に空気溶解加圧水を供給し、剥離したS
Sに微細空気気泡を付着させて前記剥離したSSを浮上
分離させる工程、 (つ)浮上分離させたSSを排出する工程。
本発明の濾過装置は上記のように構成されているので、
空気溶解加圧水を濾層に供給すると、加圧されていた空
気溶解加圧水は常圧になり、溶解していた空気はガス体
となる。この際、ガス体の空気は極めて微細な気泡とな
って上昇し、濾層中のSSに付着する。気泡が付着した
SSには浮力が生じ、濾層中のSSは浮上して濾過槽上
部にSS濃度の高い層を生成する。このSS濃度が高い
層を濾過槽外に取り出せば、高SS濃度の逆洗排水が得
られる。
空気溶解加圧水を濾層に供給すると、加圧されていた空
気溶解加圧水は常圧になり、溶解していた空気はガス体
となる。この際、ガス体の空気は極めて微細な気泡とな
って上昇し、濾層中のSSに付着する。気泡が付着した
SSには浮力が生じ、濾層中のSSは浮上して濾過槽上
部にSS濃度の高い層を生成する。このSS濃度が高い
層を濾過槽外に取り出せば、高SS濃度の逆洗排水が得
られる。
上記装置の逆洗に際しては、空気溶解加圧水を供給する
前に、濾層に空気を供給し、濾層を振動させて濾層に付
着したSSを剥離させ、浮遊させる9次いで、空気溶解
加圧水を供給して剥離させたSSに微細気泡を付着させ
、SSを浮上分離させる。
前に、濾層に空気を供給し、濾層を振動させて濾層に付
着したSSを剥離させ、浮遊させる9次いで、空気溶解
加圧水を供給して剥離させたSSに微細気泡を付着させ
、SSを浮上分離させる。
[実施例]
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の装置の一実施例を模式的に示した説明
図である。第1図において、濾過槽1内には空隙率が6
0%以上の濾材が充填され濾層2を形成している。空隙
率60%以上の濾材とは、例えば、耐水性繊維企二次元
構造あるいは三次元構造にしたもの、ラシヒリング、レ
ッシングリング、ボールリンク、インタロックサドルな
どであり、その形状については限定されない。
図である。第1図において、濾過槽1内には空隙率が6
0%以上の濾材が充填され濾層2を形成している。空隙
率60%以上の濾材とは、例えば、耐水性繊維企二次元
構造あるいは三次元構造にしたもの、ラシヒリング、レ
ッシングリング、ボールリンク、インタロックサドルな
どであり、その形状については限定されない。
濾過槽1には各種の配管が接続されている。′6X層2
の上方には被処理水導入管3、iIt層2の下方には処
理水排出管4が接続され、導入された被処理水5が濾過
されたのち処理水6となって排出する流路が形成されて
いる。
の上方には被処理水導入管3、iIt層2の下方には処
理水排出管4が接続され、導入された被処理水5が濾過
されたのち処理水6となって排出する流路が形成されて
いる。
そして、濾M2を逆洗するための空気溶解加圧水供給手
段7を備えている。空気溶解加圧水供給手段7は、′6
11層2の下方に設けられた散水器8、空気溶解槽9、
空気圧縮機10、加圧水ポンプ11及びこれらを接続す
る配管12.13.14よりなり、逆洗水15に空気1
6を溶解させて空気溶解加圧水にし、濾層2に供給する
ようになっている。前記散水器8は空気溶解加圧水が濾
層2の下面全面に分散する構造になっている。また、濾
過槽1の上部には、移動する多数のフライト18を設け
た掻き寄せ機17が備えられており、浮上分離したSS
を掻き寄せ、逆洗排水19としてm出するようになって
いる。
段7を備えている。空気溶解加圧水供給手段7は、′6
11層2の下方に設けられた散水器8、空気溶解槽9、
空気圧縮機10、加圧水ポンプ11及びこれらを接続す
る配管12.13.14よりなり、逆洗水15に空気1
6を溶解させて空気溶解加圧水にし、濾層2に供給する
ようになっている。前記散水器8は空気溶解加圧水が濾
層2の下面全面に分散する構造になっている。また、濾
過槽1の上部には、移動する多数のフライト18を設け
た掻き寄せ機17が備えられており、浮上分離したSS
を掻き寄せ、逆洗排水19としてm出するようになって
いる。
20は濾M2に空気16を単独で供給するための空気供
給管であり、21は散気器である。22は水洗水23を
供給するための水洗水供給管であり、24は水洗水23
の供給によって発生した水洗排水25を排出する水洗排
水排出管である。
給管であり、21は散気器である。22は水洗水23を
供給するための水洗水供給管であり、24は水洗水23
の供給によって発生した水洗排水25を排出する水洗排
水排出管である。
上記装置の濾層を逆洗する方法について説明する。
被処理水5の通水を停止した後、まず、散気器21から
濾層2に空気16を吹き込む。空気16の吹き込みによ
って濾層2に付着したSSは剥離し、濾層2中及びその
上部に浮遊する0次に、圧縮機10を起動し、所定の水
位まで逆洗水15を張り込んである空気溶解槽9内に空
気16を散気して槽内の圧力を上昇させる。圧力が所定
値になった段階で加圧水ポンプ11を起動して逆洗水1
5を導入し、空気溶解加圧水にして濾層2の下方に供給
する。この際の空気溶解槽9の圧力は2〜5 kg f
/ cnt程度にするのがよい、供給された空気溶解
加圧水中には微細気泡が生成し、この微細気泡は濾層2
中を上昇しながら前工程で剥離させたSSに付着する。
濾層2に空気16を吹き込む。空気16の吹き込みによ
って濾層2に付着したSSは剥離し、濾層2中及びその
上部に浮遊する0次に、圧縮機10を起動し、所定の水
位まで逆洗水15を張り込んである空気溶解槽9内に空
気16を散気して槽内の圧力を上昇させる。圧力が所定
値になった段階で加圧水ポンプ11を起動して逆洗水1
5を導入し、空気溶解加圧水にして濾層2の下方に供給
する。この際の空気溶解槽9の圧力は2〜5 kg f
/ cnt程度にするのがよい、供給された空気溶解
加圧水中には微細気泡が生成し、この微細気泡は濾層2
中を上昇しながら前工程で剥離させたSSに付着する。
微細気泡が付着したSSは浮上して濾層2の上部にSS
濃度の高い層を形成する。この層を掻き寄せfi17に
よって掻き出し、逆洗排水1つとして排出する。逆洗排
水19は5Sf4度が高いので、濃縮することなく、直
接、脱水機で処理することができる。
濃度の高い層を形成する。この層を掻き寄せfi17に
よって掻き出し、逆洗排水1つとして排出する。逆洗排
水19は5Sf4度が高いので、濃縮することなく、直
接、脱水機で処理することができる。
SSの浮上が終わった時点で、濾過を再開できるが、濾
層2の水洗を行うのが好ましい、濾層2の水洗を行う場
合には、水洗水供給管22から水洗水23を導入し、濾
層2に未だ残留するSSを除去する。濾層2を水洗した
低SS濃度の水洗排水は水洗排水排出管24から排出し
、被処理水の貯槽に送り、被処理水とともに濾過する。
層2の水洗を行うのが好ましい、濾層2の水洗を行う場
合には、水洗水供給管22から水洗水23を導入し、濾
層2に未だ残留するSSを除去する。濾層2を水洗した
低SS濃度の水洗排水は水洗排水排出管24から排出し
、被処理水の貯槽に送り、被処理水とともに濾過する。
なお、本実施例においては、通水方向が濾過槽の上部か
ら被処理水を通水する下向流式である場合について説明
したが、この態様に限定されるものではなく、上向流式
であってもよい。
ら被処理水を通水する下向流式である場合について説明
したが、この態様に限定されるものではなく、上向流式
であってもよい。
次に、本発明において使用する濾材について説明する。
前述のように、濾材は60%以上の空隙率を有すること
を要件とする。濾層に充填された1llf4の空隙率が
、砂、アンスラサイトなどのように45%〜55%程度
のものであると、上述のような効果は得られにくい、す
なわち、濾材の空隙率が小さいと、空気溶解加圧水中に
生成した微細気泡が上昇する流路が狭く、その上昇が遅
くなる。
を要件とする。濾層に充填された1llf4の空隙率が
、砂、アンスラサイトなどのように45%〜55%程度
のものであると、上述のような効果は得られにくい、す
なわち、濾材の空隙率が小さいと、空気溶解加圧水中に
生成した微細気泡が上昇する流路が狭く、その上昇が遅
くなる。
このため、微細気泡は濾層内を上昇している間に、濾材
に付着してしまうか、あるいは濾層内に閉じ込められる
ものが多くなり、SSへの付着率が少なくなる。また、
その間に微細気泡は集合して大きくなり、気泡のもたら
す効果が減少する。
に付着してしまうか、あるいは濾層内に閉じ込められる
ものが多くなり、SSへの付着率が少なくなる。また、
その間に微細気泡は集合して大きくなり、気泡のもたら
す効果が減少する。
従って、前記したような空隙率60%以上の濾材を使用
する。
する。
第2図は本発明に使用するのに好適な濾材の一例を模式
的に示した図である。この濾材は本発明者らが多くの実
験に基づいて選定されたものであり、必要に応じて所望
の空隙率を有するものを製作することができる。また、
この濾材は空隙率が非常に大きなものを使用し2ても高
いSS除去率が得られ、この場合、濾層の圧損が小さく
なるため長時間の濾過を継続することができる。第2図
において、繊維濾材30は、塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、塩化ビニールなどの合成繊維あるいはステンレス
鋼などの金属線等の耐水性繊維31を結合剤で被覆結合
して不織に形成し、三次元の網目様構造の直方体や立方
体にしたものである。
的に示した図である。この濾材は本発明者らが多くの実
験に基づいて選定されたものであり、必要に応じて所望
の空隙率を有するものを製作することができる。また、
この濾材は空隙率が非常に大きなものを使用し2ても高
いSS除去率が得られ、この場合、濾層の圧損が小さく
なるため長時間の濾過を継続することができる。第2図
において、繊維濾材30は、塩化ビニリデン、ポリエチ
レン、塩化ビニールなどの合成繊維あるいはステンレス
鋼などの金属線等の耐水性繊維31を結合剤で被覆結合
して不織に形成し、三次元の網目様構造の直方体や立方
体にしたものである。
繊維温石30を構成する耐水性繊維31の径は100デ
ニール(約0.091.Im)〜10000デニール(
約0−91m+a)の範囲である。
ニール(約0.091.Im)〜10000デニール(
約0−91m+a)の範囲である。
そして、繊維濾材30の空隙率は上限が99.5%であ
り、この範囲においては良好なSS除去率が得られる。
り、この範囲においては良好なSS除去率が得られる。
この繊維濾材30により流層を形成する方法は、濾過塔
内に敷き詰めるように充填して固定層とする。
内に敷き詰めるように充填して固定層とする。
第1図の構成により第2図の繊維濾材を充填した装置に
都市下水の沈砂池流出水を通水して濾過した後、前述の
逆洗方法によって流層を逆洗した結果によれば、逆洗水
及び水洗水の合計使用量は被処理水の通水量に対し1%
未満であった。
都市下水の沈砂池流出水を通水して濾過した後、前述の
逆洗方法によって流層を逆洗した結果によれば、逆洗水
及び水洗水の合計使用量は被処理水の通水量に対し1%
未満であった。
また、逆洗排水のSS濃度は高く、10000u /
!j 〜30000 u / 、11 ノ範囲であツタ
。
!j 〜30000 u / 、11 ノ範囲であツタ
。
次に、実施結果の一例について説明する。
(実施例)
(1) 濾過試験
直径20cmの濾過槽に繊維濾材1.5mを充填して装
置を使用し、濾過速度L■−120m/日で3.8m’
/日の上記被処理水を濾過した。
置を使用し、濾過速度L■−120m/日で3.8m’
/日の上記被処理水を濾過した。
この際のSSの平均濃度は、被処理水が1100I1/
lI、処理水が21履g/ Ji’であり、SSの除去
率は極めて良好であった。
lI、処理水が21履g/ Ji’であり、SSの除去
率は極めて良好であった。
(2) 流層の逆洗
濾過試験終了後、次に示す条件で逆洗を行った。
■空気洗浄0.7 Nrr!/m2・濾層・分で2分
■空気溶解加圧水供給50ρ ■静置15分 ■掻き寄せ 上記空気溶解加圧水の調製は次のようにした。
■空気溶解加圧水供給50ρ ■静置15分 ■掻き寄せ 上記空気溶解加圧水の調製は次のようにした。
空気溶解量 気固比AS=0.013 g/g溶解時
間 5分 結果は次のごとくであった。
間 5分 結果は次のごとくであった。
逆洗排水量 12J
被処理水量比 0.3%
(逆洗水量/被処理水通水量)
逆洗排水のSS濃度 24000mg/fIこのように
、従来技術に比べ、逆洗水の使用量は極めて少なく、ま
た非常に高濃度の逆洗排水を排出することができた。
、従来技術に比べ、逆洗水の使用量は極めて少なく、ま
た非常に高濃度の逆洗排水を排出することができた。
[発明の効果コ
本発明の濾過装置は流層に空気溶解加圧水を供給するた
めの空気溶解加圧水供給手段を備えており、また、その
逆洗方法は、流層に空気溶解加圧水を供給して空気の微
細気泡を生成させ、この微細気泡をSSに付着させて浮
上分離する方法であるので、被処理水に対する逆洗水の
使用比率が小さくて済み、効率のよい濾過を行うことが
できる。また、SS濃度の高い逆洗排水を排出させるこ
とができ、逆洗排水の処理に際しては濃縮工程が不要と
なる。
めの空気溶解加圧水供給手段を備えており、また、その
逆洗方法は、流層に空気溶解加圧水を供給して空気の微
細気泡を生成させ、この微細気泡をSSに付着させて浮
上分離する方法であるので、被処理水に対する逆洗水の
使用比率が小さくて済み、効率のよい濾過を行うことが
できる。また、SS濃度の高い逆洗排水を排出させるこ
とができ、逆洗排水の処理に際しては濃縮工程が不要と
なる。
第1図は本発明の装置の一実施例を模式的に示した説明
図、第2図は本発明に使用するのに好適な濾材の一例を
模式的に示した図、第3図は従来技術の説明図、第4図
は従来技術における逆洗排水の処理工程を示した図であ
る。 1・・濾過槽、2・・・流層、5・・・被処理水、6・
・・処理水、7・・・空気溶解加圧水供給手段、15・
・・逆洗水、16・・・空気、17・・・掻き寄せ機、
19・・・逆洗排水。
図、第2図は本発明に使用するのに好適な濾材の一例を
模式的に示した図、第3図は従来技術の説明図、第4図
は従来技術における逆洗排水の処理工程を示した図であ
る。 1・・濾過槽、2・・・流層、5・・・被処理水、6・
・・処理水、7・・・空気溶解加圧水供給手段、15・
・・逆洗水、16・・・空気、17・・・掻き寄せ機、
19・・・逆洗排水。
Claims (2)
- (1)濾過槽内に濾層を備え、この濾層に空気溶解加圧
水を供給するための空気溶解加圧水供給手段を備えてな
る濾過装置。 - (2)濾過槽内に濾層を備えた濾過装置の逆洗方法にお
いて、次の工程からなることを特徴とする濾過装置の逆
洗方法。 (ア)濾層に空気を供給して前記濾層に付着したSSを
剥離させる工程、 (イ)前記濾層に空気溶解加圧水を供給し、剥離したS
Sに微細空気気泡を付着させて前記剥離したSSを浮上
分離させる工程、 (ウ)浮上分離させたSSを排出する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP968689A JPH02191511A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 濾過装置及びその逆洗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP968689A JPH02191511A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 濾過装置及びその逆洗方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02191511A true JPH02191511A (ja) | 1990-07-27 |
Family
ID=11727096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP968689A Pending JPH02191511A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 濾過装置及びその逆洗方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02191511A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002119807A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 濾過装置の逆洗方法 |
KR20020085964A (ko) * | 2001-05-10 | 2002-11-18 | 왕창근 | 과포화 용존공기를 함유한 물에 의한 여과지의 역세척방법 |
WO2022243796A1 (en) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | Precision Planting Llc | Agricultural sampling system and related methods |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP968689A patent/JPH02191511A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002119807A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-23 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 濾過装置の逆洗方法 |
KR20020085964A (ko) * | 2001-05-10 | 2002-11-18 | 왕창근 | 과포화 용존공기를 함유한 물에 의한 여과지의 역세척방법 |
WO2022243796A1 (en) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | Precision Planting Llc | Agricultural sampling system and related methods |
WO2022243792A1 (en) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | Precision Planting Llc | Agricultural sampling system and related methods |
WO2022243794A1 (en) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | Precision Planting Llc | Agricultural sampling system and related methods |
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