JPH10165209A - ピアス用耳たぶ穿孔器 - Google Patents
ピアス用耳たぶ穿孔器Info
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- JPH10165209A JPH10165209A JP33347196A JP33347196A JPH10165209A JP H10165209 A JPH10165209 A JP H10165209A JP 33347196 A JP33347196 A JP 33347196A JP 33347196 A JP33347196 A JP 33347196A JP H10165209 A JPH10165209 A JP H10165209A
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- JP
- Japan
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- piercing
- arm
- needle
- cylinder
- earlobe
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44C—PERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
- A44C7/00—Ear-rings; Devices for piercing the ear-lobes
- A44C7/001—Devices for piercing the ear-lobes
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- Adornments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】片手で操作することができる使い勝手の良いピ
アス用耳たぶ穿孔器を提供する。 【解決手段】中央アーム1と前アーム2とを互いに前後
に離れるように弾性的に付勢するとともに、中央アーム
1の基端に後アーム3を枢着し、中央アーム1の先端に
シリンダ7を設けてピアス針5をその針部が前方へ突出
した状態になるように収容し、前アーム2の先端に止具
8を保持し、後アーム3の先端にピアス針5をシリンダ
から前方に押出すための押圧部11を設ける。シリンダ
7に押出しロッド6の前端部をピアス針5と共に収容
し、押出しロッド6の後端をシリンダ7から後方へ突出
させる。後アーム3を前方へ回動させることによってそ
の押圧部11で押出しロッド6を押してピアス針5をシ
リンダ7より押出す。
アス用耳たぶ穿孔器を提供する。 【解決手段】中央アーム1と前アーム2とを互いに前後
に離れるように弾性的に付勢するとともに、中央アーム
1の基端に後アーム3を枢着し、中央アーム1の先端に
シリンダ7を設けてピアス針5をその針部が前方へ突出
した状態になるように収容し、前アーム2の先端に止具
8を保持し、後アーム3の先端にピアス針5をシリンダ
から前方に押出すための押圧部11を設ける。シリンダ
7に押出しロッド6の前端部をピアス針5と共に収容
し、押出しロッド6の後端をシリンダ7から後方へ突出
させる。後アーム3を前方へ回動させることによってそ
の押圧部11で押出しロッド6を押してピアス針5をシ
リンダ7より押出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアス用耳たぶ穿
孔器に関する。
孔器に関する。
【0002】
【従来の技術】ピアス用耳たぶ穿孔器として、第1アー
ムと第2アームとが互いの基端部で連なった弾性を有す
るU字状本体を有し、第1アームの先端にピアス針のカ
ートリッジとプランジャとを挿入するシリンダを設け、
第2アームの先端にピアス針の止具を保持する保持部を
設けたものが知られている(実開平4−89014号公
報参照)。上記カートリッジはピアス針のヘッドを収容
する分割型のものであり、ピアス針の先端は上記シリン
ダから前方へ突出した状態にされる。プランジャはその
後端部が上記シリンダから後方へ突出した状態にされ
る。このプランジャにはシリンダの後端に当接する舌片
が設けられている。
ムと第2アームとが互いの基端部で連なった弾性を有す
るU字状本体を有し、第1アームの先端にピアス針のカ
ートリッジとプランジャとを挿入するシリンダを設け、
第2アームの先端にピアス針の止具を保持する保持部を
設けたものが知られている(実開平4−89014号公
報参照)。上記カートリッジはピアス針のヘッドを収容
する分割型のものであり、ピアス針の先端は上記シリン
ダから前方へ突出した状態にされる。プランジャはその
後端部が上記シリンダから後方へ突出した状態にされ
る。このプランジャにはシリンダの後端に当接する舌片
が設けられている。
【0003】上記耳たぶ穿孔器の使用方法は、上記U字
状本体を片手で把持してピアス針と止具との間に耳たぶ
を差し入れ、U字状本体の広がりを狭めることによって
ピアス針と止具とで耳たぶを挾み、上記プランジャを指
で押すことによってピアス針をカートリッジと共に前進
させて耳たぶに刺し通しその背部の止具に結合させる、
というものである。上記プランジャの舌片は所定以上の
力が加わったときに破損するから該プランジャの前進に
勢いをつける働きをする。上記U字状本体の把持力を弱
めると、その広がりが大きくなってピアス針がカートリ
ッジと共に上記円筒部から抜け、カートリッジをピアス
針から外すことができる。
状本体を片手で把持してピアス針と止具との間に耳たぶ
を差し入れ、U字状本体の広がりを狭めることによって
ピアス針と止具とで耳たぶを挾み、上記プランジャを指
で押すことによってピアス針をカートリッジと共に前進
させて耳たぶに刺し通しその背部の止具に結合させる、
というものである。上記プランジャの舌片は所定以上の
力が加わったときに破損するから該プランジャの前進に
勢いをつける働きをする。上記U字状本体の把持力を弱
めると、その広がりが大きくなってピアス針がカートリ
ッジと共に上記円筒部から抜け、カートリッジをピアス
針から外すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ピアス用
耳たぶ穿孔器では、U字状本体の把持とプランジャの押
動とを片手で行なうことが難しく、特に手が小さい場合
には片手操作ができない。これに対して、両手を使って
当該穿孔器を操作することも、実際には手元が狂い易く
て難しい。また、プランジャの押動には指を使用するこ
とになるが、指では強い力を加えにくい。
耳たぶ穿孔器では、U字状本体の把持とプランジャの押
動とを片手で行なうことが難しく、特に手が小さい場合
には片手操作ができない。これに対して、両手を使って
当該穿孔器を操作することも、実際には手元が狂い易く
て難しい。また、プランジャの押動には指を使用するこ
とになるが、指では強い力を加えにくい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記ピアス
針を保持する第1アーム及び止具を保持する第2アーム
に加えて、ピアス針を押動する第3のアームを設ける
と、構造を特に複雑にすることなく、上記課題を解決す
ることができることを見出だしたものである。
針を保持する第1アーム及び止具を保持する第2アーム
に加えて、ピアス針を押動する第3のアームを設ける
と、構造を特に複雑にすることなく、上記課題を解決す
ることができることを見出だしたものである。
【0006】すなわち、この出願の発明は、基端にヘッ
ドを有するピアス針を耳たぶに刺し通して該耳たぶの背
部で止具に結合させるピアス用耳たぶ穿孔器であって、
中央のアームと、上記中央アームの前側に設けられ基端
が該中央アームに連なった前アームと、上記中央アーム
の後側に設けられ且つ前後に回動するように該中央アー
ムの基端に枢着された後アームと、上記中央アームの先
端に設けられ、上記ピアス針をその針部が前方へ突出し
た状態になるように収容する前後方向に延びるシリンダ
と、上記前アームの先端に設けられ、上記止具を保持す
る保持部と、上記後アームの先端に設けられ、上記中央
アームのシリンダからピアス針を前方に押出すための押
圧部と、前端部が上記ピアス針と共に上記中央アームの
シリンダに収容されて、後端が該シリンダから後方へ突
出した状態になるように設けられ、上記後アームの前方
への回動によってその押圧部に押され上記ピアス針を上
記シリンダより押出す押出しロッドとを備えていること
を特徴とする。
ドを有するピアス針を耳たぶに刺し通して該耳たぶの背
部で止具に結合させるピアス用耳たぶ穿孔器であって、
中央のアームと、上記中央アームの前側に設けられ基端
が該中央アームに連なった前アームと、上記中央アーム
の後側に設けられ且つ前後に回動するように該中央アー
ムの基端に枢着された後アームと、上記中央アームの先
端に設けられ、上記ピアス針をその針部が前方へ突出し
た状態になるように収容する前後方向に延びるシリンダ
と、上記前アームの先端に設けられ、上記止具を保持す
る保持部と、上記後アームの先端に設けられ、上記中央
アームのシリンダからピアス針を前方に押出すための押
圧部と、前端部が上記ピアス針と共に上記中央アームの
シリンダに収容されて、後端が該シリンダから後方へ突
出した状態になるように設けられ、上記後アームの前方
への回動によってその押圧部に押され上記ピアス針を上
記シリンダより押出す押出しロッドとを備えていること
を特徴とする。
【0007】上記ピアス用耳たぶ穿孔器によれば、中央
アームのピアス針と前アームの止具との間に耳たぶを入
れて後アームを前方へ移動させれば、該後アームの押圧
部によって中央アームのシリンダの押出しロッドを押す
ことができる。これによって、ピアス針をシリンダから
押出して耳たぶに刺し通しその背部の止具に結合させる
ことができる。従って、当該穿孔器の使用にあたって
は、これを片手で前後から把持して、前アームと後アー
ムとが互いに接近するように力を加えればよく、押出し
ロッドを別途指で押す必要はないから、ピアス針に力を
加え易くなって操作が容易になるとともに、手元の狂い
を招くことを避けることができる。
アームのピアス針と前アームの止具との間に耳たぶを入
れて後アームを前方へ移動させれば、該後アームの押圧
部によって中央アームのシリンダの押出しロッドを押す
ことができる。これによって、ピアス針をシリンダから
押出して耳たぶに刺し通しその背部の止具に結合させる
ことができる。従って、当該穿孔器の使用にあたって
は、これを片手で前後から把持して、前アームと後アー
ムとが互いに接近するように力を加えればよく、押出し
ロッドを別途指で押す必要はないから、ピアス針に力を
加え易くなって操作が容易になるとともに、手元の狂い
を招くことを避けることができる。
【0008】上記中央アームと前アームとは、合成樹脂
によってU字形状になるように一体成形することができ
るが、この両アームの基端同士を枢着して前後に相対的
に回動するようにし、且つ両アーム間に、該両アームを
互いに離れるよう弾性的に付勢する弾性手段を設けるよ
うにすることもできる。その場合、ピアス針を止具に結
合させた後、上記前後のアームに加えた把持力を弱めれ
ば、中央アームと前アームとがその両者間の弾性的な付
勢によって前後に離れ、ピアス針が装着された耳たぶを
この両アーム間から抜くことができる。
によってU字形状になるように一体成形することができ
るが、この両アームの基端同士を枢着して前後に相対的
に回動するようにし、且つ両アーム間に、該両アームを
互いに離れるよう弾性的に付勢する弾性手段を設けるよ
うにすることもできる。その場合、ピアス針を止具に結
合させた後、上記前後のアームに加えた把持力を弱めれ
ば、中央アームと前アームとがその両者間の弾性的な付
勢によって前後に離れ、ピアス針が装着された耳たぶを
この両アーム間から抜くことができる。
【0009】上記中央アームと前アームとの間に該両ア
ームを上記弾性的な付勢力に抗して近付けることができ
る距離を規制するストッパを設ければ、耳たぶがこの両
アームのピアス針と止具との間に強く挾まれてしまうこ
とを避けることができる。また、後アームを前方に押し
た際に中央アームがストッパによって規制されて前方へ
移動しないから、該後アームを押す力が押出しロッドの
みに伝わり、ピアス針を中央アームのシリンダから前方
へ確実に押出すことができる。
ームを上記弾性的な付勢力に抗して近付けることができ
る距離を規制するストッパを設ければ、耳たぶがこの両
アームのピアス針と止具との間に強く挾まれてしまうこ
とを避けることができる。また、後アームを前方に押し
た際に中央アームがストッパによって規制されて前方へ
移動しないから、該後アームを押す力が押出しロッドの
みに伝わり、ピアス針を中央アームのシリンダから前方
へ確実に押出すことができる。
【0010】上記押出しロッドの中間部に、上記シリン
ダの後端に後方から当接するように外方へ突出する力溜
めを設け、該押出しロッドに対して前方へ所定以上の力
が加わったときに該力溜めが折損して該押出しロッドの
前方への移動を許容するようにすれば、押出しロッドは
所定以上の力が作用するときにのみ前方へ移動するか
ら、ピアス針を前方へ勢い良く押出すことができる。
ダの後端に後方から当接するように外方へ突出する力溜
めを設け、該押出しロッドに対して前方へ所定以上の力
が加わったときに該力溜めが折損して該押出しロッドの
前方への移動を許容するようにすれば、押出しロッドは
所定以上の力が作用するときにのみ前方へ移動するか
ら、ピアス針を前方へ勢い良く押出すことができる。
【0011】特に、上記力溜めが、中央アームと前アー
ムとの間に作用している弾性的な付勢力よりも大きな力
が前方へ加わったときに折損するものであれば、当該穿
孔器を前後から把持して後アームを押出しロッドに当て
前進させたときに、中央アームが上記力溜めを介して当
該前進力を受けて、上記弾性的な付勢力に抗して前方へ
移動する。そして、この中央アームの前進がストッパに
よって規制された後に力溜めが折損して押出しロッドが
勢い良く前進することになる。
ムとの間に作用している弾性的な付勢力よりも大きな力
が前方へ加わったときに折損するものであれば、当該穿
孔器を前後から把持して後アームを押出しロッドに当て
前進させたときに、中央アームが上記力溜めを介して当
該前進力を受けて、上記弾性的な付勢力に抗して前方へ
移動する。そして、この中央アームの前進がストッパに
よって規制された後に力溜めが折損して押出しロッドが
勢い良く前進することになる。
【0012】従って、前後のアームに互いに近付くよう
に力を加えるだけで、中央アームと前アームとをストッ
パで規制される所定距離になるまで近付けて耳たぶをこ
の両アーム間に位置決め保持し、その状態でピアス針を
勢い良く前進させることができ、ピアス針が前進する際
に中央アームと前アームと耳たぶとの位置関係がくずれ
ないため、ピアス針を耳たぶに確実に刺し通して止具に
結合させるうえで有利になる。
に力を加えるだけで、中央アームと前アームとをストッ
パで規制される所定距離になるまで近付けて耳たぶをこ
の両アーム間に位置決め保持し、その状態でピアス針を
勢い良く前進させることができ、ピアス針が前進する際
に中央アームと前アームと耳たぶとの位置関係がくずれ
ないため、ピアス針を耳たぶに確実に刺し通して止具に
結合させるうえで有利になる。
【0013】上記押出しロッドの前端部に、ロッド本体
に形成された受け部とキャップとからなるヘッド収容部
を設け、該収容部にピアス針のヘッドを収容して該ピア
ス針をその針部が前方を向くように保持するようにし、
且つこの押出しロッドを上記キャップが上記シリンダよ
り出るまで上記押圧部によって押すようにすれば、ピア
ス針の向きを規制することができるため、これを耳たぶ
の予定位置に刺し通すうえで有利になり、また、キャッ
プが収容孔から押出されるから、耳たぶに刺し通したピ
アス針を押出しロッドから簡単に外すことができる。
に形成された受け部とキャップとからなるヘッド収容部
を設け、該収容部にピアス針のヘッドを収容して該ピア
ス針をその針部が前方を向くように保持するようにし、
且つこの押出しロッドを上記キャップが上記シリンダよ
り出るまで上記押圧部によって押すようにすれば、ピア
ス針の向きを規制することができるため、これを耳たぶ
の予定位置に刺し通すうえで有利になり、また、キャッ
プが収容孔から押出されるから、耳たぶに刺し通したピ
アス針を押出しロッドから簡単に外すことができる。
【0014】上記シリンダを上記中央アームに対して着
脱自在に設ければ、ピアス針の種類、特にヘッドの大き
さに応じたシリンダを中央アームに組み付けることがで
き、種類の異なるピアス針に中央アームを共用すること
ができる。また、左右の耳たぶにピアス針を刺し通す場
合、右耳用ピアス針を収容したシリンダと、左耳用ピア
ス針を収容したシリンダとを別個に準備し、これらのシ
リンダを差し替えて使用するようにすることができる。
脱自在に設ければ、ピアス針の種類、特にヘッドの大き
さに応じたシリンダを中央アームに組み付けることがで
き、種類の異なるピアス針に中央アームを共用すること
ができる。また、左右の耳たぶにピアス針を刺し通す場
合、右耳用ピアス針を収容したシリンダと、左耳用ピア
ス針を収容したシリンダとを別個に準備し、これらのシ
リンダを差し替えて使用するようにすることができる。
【0015】また、上記シリンダの先端部に、上記ピア
ス針の針部を該シリンダの中心に保持し、後方から所定
以上の力が作用したときに破損して該ピアス針のヘッド
の前進を許容する針保持部を設けるようにすれば、ピア
ス針を押出しヘッドで保持せずとも該針保持部によって
ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予定位置に確
実に刺し通すことができる。
ス針の針部を該シリンダの中心に保持し、後方から所定
以上の力が作用したときに破損して該ピアス針のヘッド
の前進を許容する針保持部を設けるようにすれば、ピア
ス針を押出しヘッドで保持せずとも該針保持部によって
ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予定位置に確
実に刺し通すことができる。
【0016】
【発明の効果】従って、この出願の発明によれば、中央
アームに前アームを連ね、該中央アームの基端に後アー
ムを枢着し、中央アームの先端にシリンダを設けてピア
ス針をその針部が前方へ突出した状態になるように収容
し、前アームの先端に止具を保持し、後アームの先端に
ピアス針をシリンダから前方に押出すための押圧部を設
け、上記シリンダに押出しロッドの前端部を上記ピアス
針と共に収容し、該押出しロッドの後端を該シリンダか
ら後方へ突出させ、上記後アームを前方へ回動させるこ
とによってその押圧部で押出しロッドを押して上記ピア
ス針を上記シリンダより押出すようにしたから、当該穿
孔器の使用にあたっては、これを片手で前後から把持し
て前後のアームが互い接近するように力を加えればよ
く、押出しロッドを別途指で押す必要はないから、ピア
ス針に力を加え易くなって操作が容易になるとともに、
手元の狂いを生じにくくなり、ピアス針を耳たぶの予定
の位置に確実に刺し通すうえで有利になる。
アームに前アームを連ね、該中央アームの基端に後アー
ムを枢着し、中央アームの先端にシリンダを設けてピア
ス針をその針部が前方へ突出した状態になるように収容
し、前アームの先端に止具を保持し、後アームの先端に
ピアス針をシリンダから前方に押出すための押圧部を設
け、上記シリンダに押出しロッドの前端部を上記ピアス
針と共に収容し、該押出しロッドの後端を該シリンダか
ら後方へ突出させ、上記後アームを前方へ回動させるこ
とによってその押圧部で押出しロッドを押して上記ピア
ス針を上記シリンダより押出すようにしたから、当該穿
孔器の使用にあたっては、これを片手で前後から把持し
て前後のアームが互い接近するように力を加えればよ
く、押出しロッドを別途指で押す必要はないから、ピア
ス針に力を加え易くなって操作が容易になるとともに、
手元の狂いを生じにくくなり、ピアス針を耳たぶの予定
の位置に確実に刺し通すうえで有利になる。
【0017】上記中央アームと前アームとを互いに離れ
るように弾性的に付勢して設けるとともに、該両アーム
間にその最短間隔を規制するストッパを設けたものによ
れば、耳たぶがこの両アームのピアス針と止具との間に
強く挾まれることを避けながら、後アームを押す力を押
出しロッドのみに伝えて、ピアス針を中央アームのシリ
ンダから前方へ確実に押出すことができるようになる。
るように弾性的に付勢して設けるとともに、該両アーム
間にその最短間隔を規制するストッパを設けたものによ
れば、耳たぶがこの両アームのピアス針と止具との間に
強く挾まれることを避けながら、後アームを押す力を押
出しロッドのみに伝えて、ピアス針を中央アームのシリ
ンダから前方へ確実に押出すことができるようになる。
【0018】上記押出しロッドの中間部に、上記中央ア
ームと前アームとの間に作用している弾性的な付勢力よ
りも大きな力が前方へ加わったときに折損する力溜めを
設けたものによれば、ピアス針を前方へ勢い良く押出す
ことができるとともに、当該穿孔器に前後のアームが互
いに近付くように力を加えるだけで、中央アームと前ア
ームとを所定距離になるまで近付けて耳たぶをこの両ア
ーム間に保持し、その状態でピアス針を勢い良く前進さ
せることができ、ピアス針を耳たぶに確実に刺し通して
止具に結合させるうえで有利になる。
ームと前アームとの間に作用している弾性的な付勢力よ
りも大きな力が前方へ加わったときに折損する力溜めを
設けたものによれば、ピアス針を前方へ勢い良く押出す
ことができるとともに、当該穿孔器に前後のアームが互
いに近付くように力を加えるだけで、中央アームと前ア
ームとを所定距離になるまで近付けて耳たぶをこの両ア
ーム間に保持し、その状態でピアス針を勢い良く前進さ
せることができ、ピアス針を耳たぶに確実に刺し通して
止具に結合させるうえで有利になる。
【0019】上記押出しロッドの前端部にヘッド収容部
を設け、ピアス針をその針部が前方を向くように保持
し、この押出しロッドをヘッド収容部のキャップがシリ
ンダより出るまで後アームによって押すようにしたもの
によれば、ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予
定位置に刺し通すうえで有利になり、耳たぶに刺し通し
たピアス針を押出しロッドから簡単に外すことができ
る。
を設け、ピアス針をその針部が前方を向くように保持
し、この押出しロッドをヘッド収容部のキャップがシリ
ンダより出るまで後アームによって押すようにしたもの
によれば、ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予
定位置に刺し通すうえで有利になり、耳たぶに刺し通し
たピアス針を押出しロッドから簡単に外すことができ
る。
【0020】上記シリンダを中央アームに対して着脱自
在に設けたものによれば、種類の異なるピアス針に中央
アームを共用することができるとともに、右耳用ピアス
針を収容したシリンダと、左耳用ピアス針を収容したシ
リンダとを別個に準備してこれらを差し替えて使用する
ことができるようになる。
在に設けたものによれば、種類の異なるピアス針に中央
アームを共用することができるとともに、右耳用ピアス
針を収容したシリンダと、左耳用ピアス針を収容したシ
リンダとを別個に準備してこれらを差し替えて使用する
ことができるようになる。
【0021】また、上記シリンダの先端部に、針保持部
を設けたものによれば、ピアスはを押出しヘッドで保持
せずに該ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予定
位置に確実に刺し通すうえで有利になる。
を設けたものによれば、ピアスはを押出しヘッドで保持
せずに該ピアス針の向きを規制してこれを耳たぶの予定
位置に確実に刺し通すうえで有利になる。
【0022】
<実施形態1> (ピアス用耳たぶ穿孔器の構成)図1に示すピアス用耳
たぶ穿孔器は合成樹脂製であり、1は中央アーム、2は
中央アーム1の前側に設けられた前アーム、3は中央ア
ーム1の後側に設けられた後アームである。このアーム
1〜3は、それらの基端同士が同軸で枢着されて互いに
相対的に前後に回動自在に設けられている。また、上記
中央アーム1と前アーム2との間に該両アーム1,2の
間隔を拡げるようにするリターンスプリング4が設けら
れている 上記中央アーム1の先端には、ピアス針5が押出しロッ
ド6と共に差し入れられる前後方向に延びる透明なシリ
ンダ7が設けられている。上記前アーム2の先端には、
上記ピアス針5の針部5aが結合する止具8を保持する
ための保持部9が設けられている。上記後アーム3の先
端には、上記押出しロッド6を押してピアス針5を上記
中央アーム1のシリンダ7から前方に押出すための押圧
部11が設けられている。
たぶ穿孔器は合成樹脂製であり、1は中央アーム、2は
中央アーム1の前側に設けられた前アーム、3は中央ア
ーム1の後側に設けられた後アームである。このアーム
1〜3は、それらの基端同士が同軸で枢着されて互いに
相対的に前後に回動自在に設けられている。また、上記
中央アーム1と前アーム2との間に該両アーム1,2の
間隔を拡げるようにするリターンスプリング4が設けら
れている 上記中央アーム1の先端には、ピアス針5が押出しロッ
ド6と共に差し入れられる前後方向に延びる透明なシリ
ンダ7が設けられている。上記前アーム2の先端には、
上記ピアス針5の針部5aが結合する止具8を保持する
ための保持部9が設けられている。上記後アーム3の先
端には、上記押出しロッド6を押してピアス針5を上記
中央アーム1のシリンダ7から前方に押出すための押圧
部11が設けられている。
【0023】上記アーム1〜3の枢着構造は図2及び図
3に示されている。すなわち、前アーム2の基端部には
左右に対峙する一対の円板部12,12が形成されてい
る。各円板部12の中心に内側と外側にそれぞれ突出す
る枢軸13,14が設けられている。中央アーム1の基
端部にも同じく左右に対峙する一対の円板部が形成され
ていて、該両円板部の中心に形成された軸孔に上記前ア
ーム2の内側枢軸13,13が相対回転自在に嵌合して
いる。また、後アーム3の基端部にも同じく左右に対峙
する一対の円板部が形成されていて、該両円板部の中心
に形成された軸孔に上記前アーム2の外側枢軸14,1
4が相対回転自在に嵌合している。
3に示されている。すなわち、前アーム2の基端部には
左右に対峙する一対の円板部12,12が形成されてい
る。各円板部12の中心に内側と外側にそれぞれ突出す
る枢軸13,14が設けられている。中央アーム1の基
端部にも同じく左右に対峙する一対の円板部が形成され
ていて、該両円板部の中心に形成された軸孔に上記前ア
ーム2の内側枢軸13,13が相対回転自在に嵌合して
いる。また、後アーム3の基端部にも同じく左右に対峙
する一対の円板部が形成されていて、該両円板部の中心
に形成された軸孔に上記前アーム2の外側枢軸14,1
4が相対回転自在に嵌合している。
【0024】リターンスプリング4は、中央アーム1の
基端部近くより前方へ斜め上に向かって突出した板ばね
によって形成されていて、その先端が、前アーム2の基
端部近くに設けられたスプリング受け15に当接するよ
うになっている。また、中央アーム1の先端部近くと前
アーム2の先端部近くとには、互いに相手側へ突出し上
記リターンスプリング4の付勢に抗して両アーム1,2
を近付けるときに当接して両アーム1,2の間隔を所定
距離以上に狭くならないように規制するストッパ16,
17が形成されている。中央アーム1のストッパ16の
中央には前後方向の筒孔16aが形成され、前アーム2
のストッパ17の中央からは筒孔16aに嵌まる突起1
7aが突出している。
基端部近くより前方へ斜め上に向かって突出した板ばね
によって形成されていて、その先端が、前アーム2の基
端部近くに設けられたスプリング受け15に当接するよ
うになっている。また、中央アーム1の先端部近くと前
アーム2の先端部近くとには、互いに相手側へ突出し上
記リターンスプリング4の付勢に抗して両アーム1,2
を近付けるときに当接して両アーム1,2の間隔を所定
距離以上に狭くならないように規制するストッパ16,
17が形成されている。中央アーム1のストッパ16の
中央には前後方向の筒孔16aが形成され、前アーム2
のストッパ17の中央からは筒孔16aに嵌まる突起1
7aが突出している。
【0025】上記ピアス針5は、図4に示すように、針
部5aの基端に球状のヘッド5bを有する。一方、上記
押出しロッド6は、前部の棒ピストン6aと後部のロッ
ド部6bとを中間に薄板状の力溜め19を介して嵌合し
てなるものである。すなわち、棒ピストン6aの後面に
凹部が形成され、ロッド部6aの前面に凸部が形成さ
れ、力溜め19に孔が形成されており、ロッド部6bの
凸部が力溜め19の孔を貫通して棒ピストン6aの凹部
に嵌合している。また、棒ピストン6a前部には上記ピ
アス針5のヘッド5bを収容するヘッド収容部18が形
成されている。
部5aの基端に球状のヘッド5bを有する。一方、上記
押出しロッド6は、前部の棒ピストン6aと後部のロッ
ド部6bとを中間に薄板状の力溜め19を介して嵌合し
てなるものである。すなわち、棒ピストン6aの後面に
凹部が形成され、ロッド部6aの前面に凸部が形成さ
れ、力溜め19に孔が形成されており、ロッド部6bの
凸部が力溜め19の孔を貫通して棒ピストン6aの凹部
に嵌合している。また、棒ピストン6a前部には上記ピ
アス針5のヘッド5bを収容するヘッド収容部18が形
成されている。
【0026】上記ヘッド収容部18は、棒ピストン6a
の前部に形成された半球状の窪みを有するヘッド受け1
8aと、該ヘッド受け18aに被せる半球状の窪みを有
するキャップ18bとによって上記ヘッド5bに倣った
球状に形成されている。ヘッド受け18aとキャップ1
8bとは、互いの合わせ面に形成された凹部と凸部とを
嵌合させることによって係合するようになっている。さ
らに、このヘッド収容部18の先端のヘッド受け18a
とキャップ18bとの合わせ面にはピアス針5の針部5
aを、シリンダ7の中心を前方へ向かって突出した状態
になるように保持する針保持部が形成されている。ま
た、上記押出しロッド6のロッド部6bの後端面は凸曲
面21に形成されている。
の前部に形成された半球状の窪みを有するヘッド受け1
8aと、該ヘッド受け18aに被せる半球状の窪みを有
するキャップ18bとによって上記ヘッド5bに倣った
球状に形成されている。ヘッド受け18aとキャップ1
8bとは、互いの合わせ面に形成された凹部と凸部とを
嵌合させることによって係合するようになっている。さ
らに、このヘッド収容部18の先端のヘッド受け18a
とキャップ18bとの合わせ面にはピアス針5の針部5
aを、シリンダ7の中心を前方へ向かって突出した状態
になるように保持する針保持部が形成されている。ま
た、上記押出しロッド6のロッド部6bの後端面は凸曲
面21に形成されている。
【0027】上記ピアス針5は、そのヘッド5bが押出
しロッド6のヘッド収容部18に収容された状態で該押
出しロッド6と共に上記中央アーム1のシリンダ7に挿
入されるものであり、該挿入状態では、ピアス針5の針
部5aがシリンダ7より前方へ突出し、また、押出しロ
ッド6のロッド6bがシリンダ7より後方へ突出する。
しロッド6のヘッド収容部18に収容された状態で該押
出しロッド6と共に上記中央アーム1のシリンダ7に挿
入されるものであり、該挿入状態では、ピアス針5の針
部5aがシリンダ7より前方へ突出し、また、押出しロ
ッド6のロッド6bがシリンダ7より後方へ突出する。
【0028】止具8は、中央に針孔を有する円板部8a
と、該円板部8aの周縁の直径方向に向合う部位から後
方へ延び内側に互いに接近するように丸まった相対峙す
る弾性リング部8b,8bとからなり、該リング8b,
8bによってピアス針5の針部5aを挟持するものであ
る。
と、該円板部8aの周縁の直径方向に向合う部位から後
方へ延び内側に互いに接近するように丸まった相対峙す
る弾性リング部8b,8bとからなり、該リング8b,
8bによってピアス針5の針部5aを挟持するものであ
る。
【0029】前アーム2の止具保持部9は、図4及び図
5に示すように、止具8のリング部8b,8bを上下に
配置して嵌め込む縦溝9aを有し、該縦溝9aの相対す
る左右の側壁に係合突条9b,9bが形成されている。
この係合突条9b,9bは、上記リング部8b,8b間
に挟持されることによって止具8に抜け止め抵抗を与
え、該リング8b,8b間にピアス針5の針部5aが嵌
まって該リング部8b,8b間の間隔が弾性的に拡がっ
たときに、抜け止め抵抗を解除するものである。従っ
て、上記係合突条9bの上下幅は針部5aよりも小径に
形成されている。
5に示すように、止具8のリング部8b,8bを上下に
配置して嵌め込む縦溝9aを有し、該縦溝9aの相対す
る左右の側壁に係合突条9b,9bが形成されている。
この係合突条9b,9bは、上記リング部8b,8b間
に挟持されることによって止具8に抜け止め抵抗を与
え、該リング8b,8b間にピアス針5の針部5aが嵌
まって該リング部8b,8b間の間隔が弾性的に拡がっ
たときに、抜け止め抵抗を解除するものである。従っ
て、上記係合突条9bの上下幅は針部5aよりも小径に
形成されている。
【0030】また、止具保持部9の周囲からは断面U字
状の耳当て9cが後方へ突出している。
状の耳当て9cが後方へ突出している。
【0031】上記押出しロッド6の力溜め19は、上記
棒ピストン6aとロッド部6bとの間に挾まって外方へ
突出した合成樹脂製の薄板によって形成されており、上
記シリンダ7の後端に後方から当接し、上記中央アーム
と前アームとの間に働く上記リターンスプリング4の弾
性的な付勢力よりも大きな前進力が該押出しロッド6に
加わったときに折損して該押出しロッド6の前方への移
動を許容するものである。
棒ピストン6aとロッド部6bとの間に挾まって外方へ
突出した合成樹脂製の薄板によって形成されており、上
記シリンダ7の後端に後方から当接し、上記中央アーム
と前アームとの間に働く上記リターンスプリング4の弾
性的な付勢力よりも大きな前進力が該押出しロッド6に
加わったときに折損して該押出しロッド6の前方への移
動を許容するものである。
【0032】(ピアス用耳たぶ穿孔器の使用)ピアス針
5を押出しロッド6に組み込んでこの両者を中央アーム
1のシリンダ7に挿入する一方、前アーム2の保持部9
に止具8を保持する。当該穿孔器を片手で前後から把持
した状態で中央アーム1のピアス針5と前アーム2の止
具8との間に耳たぶを差し入れる。穿孔器の握りを少し
強めて前後のアーム2,3を互いに接近させるようにす
ると、後アーム3の押圧部11の前進力が押出しロッド
6、力溜め19を介して中央アーム1に作用して、該中
央アーム1がリターンスプリング4の弾性反発力に抗し
てストッパ16,17同士が当たるまで前アーム2に接
近する。これにより、耳たぶは上記ピアス針5の針部5
aと止具保持部9の耳当て9cとによって軽い力で挾ま
れて中央アーム1と前アーム2との間に位置決め保持さ
れることになる。
5を押出しロッド6に組み込んでこの両者を中央アーム
1のシリンダ7に挿入する一方、前アーム2の保持部9
に止具8を保持する。当該穿孔器を片手で前後から把持
した状態で中央アーム1のピアス針5と前アーム2の止
具8との間に耳たぶを差し入れる。穿孔器の握りを少し
強めて前後のアーム2,3を互いに接近させるようにす
ると、後アーム3の押圧部11の前進力が押出しロッド
6、力溜め19を介して中央アーム1に作用して、該中
央アーム1がリターンスプリング4の弾性反発力に抗し
てストッパ16,17同士が当たるまで前アーム2に接
近する。これにより、耳たぶは上記ピアス針5の針部5
aと止具保持部9の耳当て9cとによって軽い力で挾ま
れて中央アーム1と前アーム2との間に位置決め保持さ
れることになる。
【0033】そのまま、上記穿孔器の握りを強めると、
押出しロッド6に加わる力が所定以上にたった時点で、
図6に示すように、上記力溜め19が折損し、該押出し
ロッド6がピアス針5と共に勢い良く前進する。これに
より、ピアス針5の針部5aが耳たぶを貫通してその背
部の止具8に結合する。この押出しロッド6の前進端で
は、つまりピアス針5の針部5aが止具8に結合した状
態では、押出しロッド6のヘッド収容部18のキャップ
18bがシリンダ7より完全に露出する。
押出しロッド6に加わる力が所定以上にたった時点で、
図6に示すように、上記力溜め19が折損し、該押出し
ロッド6がピアス針5と共に勢い良く前進する。これに
より、ピアス針5の針部5aが耳たぶを貫通してその背
部の止具8に結合する。この押出しロッド6の前進端で
は、つまりピアス針5の針部5aが止具8に結合した状
態では、押出しロッド6のヘッド収容部18のキャップ
18bがシリンダ7より完全に露出する。
【0034】上記穿孔器に対する握りを弱めると、リタ
ーンスプリング4の弾性反発力によって中央アーム1と
前アーム2との間隔が拡がる。これにより、耳たぶをピ
アス針5及び止具8と共に中央アーム1と前アーム2と
の間から抜くことができる。すなわち、ピアス針5の結
合によってリング部8b,8bの間隔が拡がっているか
ら、上記止具8が前アーム2の保持部9から外れるもの
であり、上記キャップ18bがシリンダ7から露出して
いて押出しロッド本体から外れるから、該押出しロッド
6のヘッド収容部18からピアス針5のヘッド5bが外
れるものである。
ーンスプリング4の弾性反発力によって中央アーム1と
前アーム2との間隔が拡がる。これにより、耳たぶをピ
アス針5及び止具8と共に中央アーム1と前アーム2と
の間から抜くことができる。すなわち、ピアス針5の結
合によってリング部8b,8bの間隔が拡がっているか
ら、上記止具8が前アーム2の保持部9から外れるもの
であり、上記キャップ18bがシリンダ7から露出して
いて押出しロッド本体から外れるから、該押出しロッド
6のヘッド収容部18からピアス針5のヘッド5bが外
れるものである。
【0035】なお、上記押出しロッド6のヘッド収容部
18の形状はピアス針5のヘッド5bが筒状であれば円
筒状に、角形であれば角形に形成することになる。
18の形状はピアス針5のヘッド5bが筒状であれば円
筒状に、角形であれば角形に形成することになる。
【0036】<実施形態2>本形態は、図7に示されて
おり、押出しロッド6及びシリンダ7の構造が先の形態
と異なる。すなわち、押出しロッド6の棒ピストン6a
はシリンダ7の内径に匹敵する径に形成されていて、ヘ
ッド収容部は備えていない。シリンダ7は、ピアス針5
のヘッド5bが進退自在に嵌まる内径に形成されてい
て、前端部にピアス針5の針部5aを保持する針保持部
22を備えている。また、シリンダ7は、脚部7aを有
し、該脚部7aの下面に、中央アーム1の先端面に形成
された嵌合凹部1aに嵌まる凸部7bを有し、中央アー
ム1に対して着脱自在に形成されている。上記針保持部
22は、上記ピアス針5の針部5aをシリンダ7の中心
に保持し、後方から所定以上の力が作用したときに破損
して該ピアス針5のヘッド5bの前進を許容するもので
あって、シリンダ7の内周面より該シリンダ7の中心に
向かって斜めに突出し中央に針孔を有する可撓性フィル
ムによって形成されている。
おり、押出しロッド6及びシリンダ7の構造が先の形態
と異なる。すなわち、押出しロッド6の棒ピストン6a
はシリンダ7の内径に匹敵する径に形成されていて、ヘ
ッド収容部は備えていない。シリンダ7は、ピアス針5
のヘッド5bが進退自在に嵌まる内径に形成されてい
て、前端部にピアス針5の針部5aを保持する針保持部
22を備えている。また、シリンダ7は、脚部7aを有
し、該脚部7aの下面に、中央アーム1の先端面に形成
された嵌合凹部1aに嵌まる凸部7bを有し、中央アー
ム1に対して着脱自在に形成されている。上記針保持部
22は、上記ピアス針5の針部5aをシリンダ7の中心
に保持し、後方から所定以上の力が作用したときに破損
して該ピアス針5のヘッド5bの前進を許容するもので
あって、シリンダ7の内周面より該シリンダ7の中心に
向かって斜めに突出し中央に針孔を有する可撓性フィル
ムによって形成されている。
【0037】従って、本形態によれば、右耳用ピアス針
5を収容したシリンダ7と、左耳用ピアス針5を収容し
たシリンダ7とを別個に準備すれば、これらのシリンダ
7を中央アーム1に差し替えて使用することができる。
また、ピアス針5をシリンダ7の針保持部22によって
針部5aがシリンダ7の中心を前方に向かった状態に保
持することができるから、押出しロッド6によってピア
ス針5のヘッド5bを保持しなくても、該ピアス針5を
耳たぶの予定位置に確実に刺し通すことができる。
5を収容したシリンダ7と、左耳用ピアス針5を収容し
たシリンダ7とを別個に準備すれば、これらのシリンダ
7を中央アーム1に差し替えて使用することができる。
また、ピアス針5をシリンダ7の針保持部22によって
針部5aがシリンダ7の中心を前方に向かった状態に保
持することができるから、押出しロッド6によってピア
ス針5のヘッド5bを保持しなくても、該ピアス針5を
耳たぶの予定位置に確実に刺し通すことができる。
【0038】<実施形態3>本形態は図8乃至図12に
示されており、シリンダ7、ストッパ16,17及びリ
ターンスプリング4の構造が先の実施形態とは相違す
る。
示されており、シリンダ7、ストッパ16,17及びリ
ターンスプリング4の構造が先の実施形態とは相違す
る。
【0039】すなわち、本形態のピアス用耳たぶ穿孔器
も合成樹脂製であって、中央アーム1の先端に透明のシ
リンダ7を有する。このシリンダ7は、図7の実施形態
と同様にピアス針5のヘッド5bが進退自在に嵌まる内
径に形成されているが、該シリンダ7の内周面の上部及
び下部にはシリンダ7の全長にわたって筒長方向に延び
る溝7b,7bが形成されている。そして、このシリン
ダ7の前端の上下から針保持部22,22が前方へ突出
しているとともに、該針保持部22,22の両側の各々
から耳当て23が前方へ突出している。この耳当て23
の先端面は上記針保持部22の先端より前方に突出して
いる。
も合成樹脂製であって、中央アーム1の先端に透明のシ
リンダ7を有する。このシリンダ7は、図7の実施形態
と同様にピアス針5のヘッド5bが進退自在に嵌まる内
径に形成されているが、該シリンダ7の内周面の上部及
び下部にはシリンダ7の全長にわたって筒長方向に延び
る溝7b,7bが形成されている。そして、このシリン
ダ7の前端の上下から針保持部22,22が前方へ突出
しているとともに、該針保持部22,22の両側の各々
から耳当て23が前方へ突出している。この耳当て23
の先端面は上記針保持部22の先端より前方に突出して
いる。
【0040】上記針保持部22,22は、上記シリンダ
7の前端の上下より前方へ且つ該シリンダ7の軸心の延
長線上に向かって突出し、該延長線上で上記ピアス針5
の針部5aを上下から保持するようになっている。すな
わち、この上下の針保持部22,22の先端部には、互
いに上下に対向する半円弧状の保持凹部が形成されてい
て、該保持凹部によって上記針部5aを保持するもので
ある。この上下の針保持部10,10の各々の保持凹部
の両側部は、互いに相手側に向かって先細に形成されて
いて、この先細部の先端同士は接触しているだけで互い
に結合していない。
7の前端の上下より前方へ且つ該シリンダ7の軸心の延
長線上に向かって突出し、該延長線上で上記ピアス針5
の針部5aを上下から保持するようになっている。すな
わち、この上下の針保持部22,22の先端部には、互
いに上下に対向する半円弧状の保持凹部が形成されてい
て、該保持凹部によって上記針部5aを保持するもので
ある。この上下の針保持部10,10の各々の保持凹部
の両側部は、互いに相手側に向かって先細に形成されて
いて、この先細部の先端同士は接触しているだけで互い
に結合していない。
【0041】また、各針保持部22の根元には肉厚が先
側の部分よりも薄くなって脆弱になった薄肉部(脆弱
部)22aが形成されている。この薄肉部22aは、ピ
アス針5のヘッド5bが通過するときに、該ヘッド5b
に押されて当該針保持部22が外側へ屈曲する起点とな
る。
側の部分よりも薄くなって脆弱になった薄肉部(脆弱
部)22aが形成されている。この薄肉部22aは、ピ
アス針5のヘッド5bが通過するときに、該ヘッド5b
に押されて当該針保持部22が外側へ屈曲する起点とな
る。
【0042】押出しロッド6は、前半部6aと後半部6
bとが同径に形成されていて、この前半部6aと後半部
6bとは先の実施形態と同様に力溜め19を介して嵌合
している。
bとが同径に形成されていて、この前半部6aと後半部
6bとは先の実施形態と同様に力溜め19を介して嵌合
している。
【0043】ストッパ16,17は、相対する面の上下
左右の4か所に互いに嵌合する凸部16a,17aと凹
部16b,17bとを設けたものである。凸部16a,
17a及び凹部16b,17bの各々は半円状に形成さ
れ、凹部16b,17bは片側の側面が開口している。
左右の4か所に互いに嵌合する凸部16a,17aと凹
部16b,17bとを設けたものである。凸部16a,
17a及び凹部16b,17bの各々は半円状に形成さ
れ、凹部16b,17bは片側の側面が開口している。
【0044】リターンスプリング4は先の実施形態とは
違って前アーム2に設けられて後方へ突出している。
違って前アーム2に設けられて後方へ突出している。
【0045】従って、本形態の場合は、前後のアーム
2,3を前後から把持し中央アーム1と前アーム2の先
端部間に耳たぶを入れて前後から力を加えると、中央ア
ーム1と前アーム2の間隔が狭まってストッパ16,1
7が嵌合当接し、その間隔が一定になる。これにより、
耳たぶは、上記シリンダ7の耳当て23と止具保持部9
の耳当て9cとによって保持されることになる。この状
態で、当該穿孔器に対する握りを強めると、力溜め19
が破損しピアス針5が押出しロッド6によって押されて
耳たぶを貫通し止具8に結合する。
2,3を前後から把持し中央アーム1と前アーム2の先
端部間に耳たぶを入れて前後から力を加えると、中央ア
ーム1と前アーム2の間隔が狭まってストッパ16,1
7が嵌合当接し、その間隔が一定になる。これにより、
耳たぶは、上記シリンダ7の耳当て23と止具保持部9
の耳当て9cとによって保持されることになる。この状
態で、当該穿孔器に対する握りを強めると、力溜め19
が破損しピアス針5が押出しロッド6によって押されて
耳たぶを貫通し止具8に結合する。
【0046】このとき、ピアス針5のヘッド5aはシリ
ンダ7の針保持部22,22に当ってこれを外側へ押し
拡げることになる。その際、針保持部22,22は、互
いの先端部同士が結合されていないから、中間で折れる
ことなく、脆弱に形成された根元の薄肉部22a,22
aを中心として(起点として)屈曲する。よって、針保
持部22がシリンダ7から破断して周囲に飛び散ること
がない。
ンダ7の針保持部22,22に当ってこれを外側へ押し
拡げることになる。その際、針保持部22,22は、互
いの先端部同士が結合されていないから、中間で折れる
ことなく、脆弱に形成された根元の薄肉部22a,22
aを中心として(起点として)屈曲する。よって、針保
持部22がシリンダ7から破断して周囲に飛び散ること
がない。
【図1】実施形態1に係るピアス用耳たぶ穿孔器の側面
図。
図。
【図2】同穿孔器の縱断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】ピアス針及び止具が取り付けられた同穿孔器の
上部の拡大縱断面図。
上部の拡大縱断面図。
【図5】図1のB−B線断面図。
【図6】ピアス針を止具に結合した状態を示す穿孔器の
縱断面図。
縱断面図。
【図7】実施形態2に係る中央アームの上側部分を示す
縱断面図。
縱断面図。
【図8】実施形態3に係るピアス用耳たぶ穿孔器の側面
図
図
【図9】同形態におけるピアス針を止具に結合した状態
を示す穿孔器の側面図。
を示す穿孔器の側面図。
【図10】同形態のシリンダ部分の拡大縱断面図。
【図11】同形態のシリンダの横断面図。
【図12】同形態のストッパ部分の水平断面図。
1 中央アーム 2 前アーム 3 後アーム 4 リターンスプリング 5 ピアス針 5a 針部 5b ヘッド 6 押出しロッド 7 シリンダ 8 止具 9 止具保持部 9b 係合突条 11 押圧部 12 円板部 13 枢軸 14 枢軸 15 スプリング受け 16 ストッパ 17 ストッパ 18 ヘッド収容部 18a ヘッド受け 18b キャップ 19 力溜め 22 針保持部
Claims (6)
- 【請求項1】 基端にヘッドを有するピアス針を耳たぶ
に刺し通して該耳たぶの背部で止具に結合させるピアス
用耳たぶ穿孔器であって、 中央のアームと、 上記中央アームの前側に設けられ基端が該中央アームに
連なった前アームと、 上記中央アームの後側に設けられ且つ前後に回動するよ
うに該中央アームの基端に枢着された後アームと、 上記中央アームの先端に設けられ、上記ピアス針をその
針部が前方へ突出した状態になるように収容する前後方
向に延びるシリンダと、 上記前アームの先端に設けられ、上記止具を保持する保
持部と、 上記後アームの先端に設けられ、上記中央アームのシリ
ンダからピアス針を前方に押出すための押圧部と、 前端部が上記ピアス針と共に上記中央アームのシリンダ
に収容されて、後端が該シリンダから後方へ突出した状
態になるように設けられ、上記後アームの前方への回動
によってその押圧部に押され上記ピアス針を上記シリン
ダより押出す押出しロッドとを備えていることを特徴と
するピアス用耳たぶ穿孔器。 - 【請求項2】 請求項1に記載されているピアス用耳た
ぶ穿孔器において、 上記中央アームと前アームとは、互いに前後に相対的に
回動するようにその基端同士が枢着されているととも
に、この両アームの間隔が拡がるように弾性的に付勢し
て設けられており、この両アーム間に、この両アームを
上記弾性的な付勢力に抗して近付けることができる距離
を規制するストッパが設けられていることを特徴とする
ピアス用耳たぶ穿孔器。 - 【請求項3】 請求項2に記載されているピアス用耳た
ぶ穿孔器において、 上記押出しロッドの中間部に、上記シリンダの後端に後
方から当接するように外方へ突出し、上記中央アームと
前アームとの間に働く上記弾性的な付勢力よりも大きな
前進力が該押出しロッドに加わったときに折損して該押
出しロッドの前方への移動を許容する力溜めが設けられ
ていることを特徴とするピアス用耳たぶ穿孔器。 - 【請求項4】 請求項1に記載されているピアス用耳た
ぶ穿孔器において、 上記押出しロッドが、その前端部に、該ロッド本体に形
成された受け部と該受け部に被せるキャップとからなり
上記ピアス針のヘッドを収容して該ピアス針をその針部
が前方へ向くように保持するヘッド収容部を有し、上記
押出しロッドは上記キャップが上記シリンダより出るま
で上記押圧部によって押されることを特徴とするピアス
用耳たぶ穿孔器。 - 【請求項5】 請求項1に記載されているピアス用耳た
ぶ穿孔器において、 上記シリンダが上記中央アームに対して着脱自在に設け
られていることを特徴とするピアス用耳たぶ穿孔器。 - 【請求項6】 請求項1に記載されているピアス用耳た
ぶ穿孔器において、 上記シリンダの先端部には、上記ピアス針の針部を該シ
リンダの中心に保持し、後方から所定以上の力が作用し
たときに破損して該ピアス針のヘッドの前進を許容する
針保持部が設けられていることを特徴とするピアス用耳
たぶ穿孔器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333471A JP2957498B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ピアス用耳たぶ穿孔器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333471A JP2957498B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ピアス用耳たぶ穿孔器 |
Publications (2)
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JPH10165209A true JPH10165209A (ja) | 1998-06-23 |
JP2957498B2 JP2957498B2 (ja) | 1999-10-04 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4573456B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2010-11-04 | 株式会社セントラル・メディック | ピアス用穿孔器 |
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1996
- 1996-12-13 JP JP8333471A patent/JP2957498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4573456B2 (ja) * | 2001-03-23 | 2010-11-04 | 株式会社セントラル・メディック | ピアス用穿孔器 |
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