JPH10164971A - 移動式天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パレット - Google Patents
移動式天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パレットInfo
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- JPH10164971A JPH10164971A JP8327057A JP32705796A JPH10164971A JP H10164971 A JPH10164971 A JP H10164971A JP 8327057 A JP8327057 A JP 8327057A JP 32705796 A JP32705796 A JP 32705796A JP H10164971 A JPH10164971 A JP H10164971A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来不可能であった降雪量の多い寒冷地など
のサッカースタジアム等において、いかなる条件におい
ても1年を通じて良好な天然芝グランドを提供でき、天
然芝パレットを多くの人力や時間を必要とせず、短時間
に低コストで移動でき、さらに天然芝パレットの給水・
排水を簡単に行えるようにする。 【解決手段】天然芝グランドを所定の平面サイズの天然
芝パレット1に分割し、これら複数の天然芝パレット1
を屋内に敷き詰め、自然気候状態に応じて前記天然芝パ
レット1を空気浮上により屋外に移動させ、屋外におい
て天然芝の養生を行い、走行給水システム装置を使用し
て天然芝パレットへ水・肥料等を散布する。天然芝パレ
ット1は上面に複数の排水溝を有し、排水管に排水量調
整機能を備えたプレート2上に床土Bを堆積し、この床
土上に天然芝Aを設け、プレート2の下面に複数のエア
ベアリング6を有する空気浮上システム5を設ける。
のサッカースタジアム等において、いかなる条件におい
ても1年を通じて良好な天然芝グランドを提供でき、天
然芝パレットを多くの人力や時間を必要とせず、短時間
に低コストで移動でき、さらに天然芝パレットの給水・
排水を簡単に行えるようにする。 【解決手段】天然芝グランドを所定の平面サイズの天然
芝パレット1に分割し、これら複数の天然芝パレット1
を屋内に敷き詰め、自然気候状態に応じて前記天然芝パ
レット1を空気浮上により屋外に移動させ、屋外におい
て天然芝の養生を行い、走行給水システム装置を使用し
て天然芝パレットへ水・肥料等を散布する。天然芝パレ
ット1は上面に複数の排水溝を有し、排水管に排水量調
整機能を備えたプレート2上に床土Bを堆積し、この床
土上に天然芝Aを設け、プレート2の下面に複数のエア
ベアリング6を有する空気浮上システム5を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サッカースタジ
アムのような天然芝グランドに適用され、降雪地や寒冷
地などいかなる自然環境条件下においても一年を通じて
高品質のスポーツ天然芝を維持することのできる移動式
天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パ
レットに関するものである。
アムのような天然芝グランドに適用され、降雪地や寒冷
地などいかなる自然環境条件下においても一年を通じて
高品質のスポーツ天然芝を維持することのできる移動式
天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パ
レットに関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】サッカー
スタジアム等の天然芝グランドは一般に定置式であり、
図5(a)に示すようなドーム形式の場合、日照量,日
照時間の不足や確保において、また通気の不足や確保に
おいて、天然芝の良好な生育条件を得ることが困難であ
った。
スタジアム等の天然芝グランドは一般に定置式であり、
図5(a)に示すようなドーム形式の場合、日照量,日
照時間の不足や確保において、また通気の不足や確保に
おいて、天然芝の良好な生育条件を得ることが困難であ
った。
【0003】一方、図5(b)に示すようなオープン形
式のスタジアムの場合、降雪量が多い寒冷地において
は、降雪と低温により芝が活動せず、また雪を除去する
場合、人力ではコストが大幅にかかり、機械では芝を傷
めるため、冬期に天然芝グランドを使用することは不可
能であった。
式のスタジアムの場合、降雪量が多い寒冷地において
は、降雪と低温により芝が活動せず、また雪を除去する
場合、人力ではコストが大幅にかかり、機械では芝を傷
めるため、冬期に天然芝グランドを使用することは不可
能であった。
【0004】また、スポーツグランドなどの天然芝の維
持管理において重要なものとして、給水・排水・肥料散
布、そして日照時間や照度の確保などがある。天然芝へ
の給水に関しては、従来、スプリンクラー・手動散布・
レインガンといった方法がとられてきたが、人力による
散水の場合は人手がかかりランニングコストが高くな
る、散水が不均一になり天然芝に悪影響を及ぼす、風な
どの影響を受けやすいといった問題があった。
持管理において重要なものとして、給水・排水・肥料散
布、そして日照時間や照度の確保などがある。天然芝へ
の給水に関しては、従来、スプリンクラー・手動散布・
レインガンといった方法がとられてきたが、人力による
散水の場合は人手がかかりランニングコストが高くな
る、散水が不均一になり天然芝に悪影響を及ぼす、風な
どの影響を受けやすいといった問題があった。
【0005】排水に関しては、床土部の下部に砕石を敷
設し、ある間隔ごとに排水管を敷設する必要があり、コ
ストがかかる。また、広面積のグランドをセルと呼ばれ
る小さいブロックに分割して水分管理を行い、グランド
下に縦横に敷設した特殊二重管構造の有孔管(毛細管現
象を利用)により地下から給水と排水を行うセルシステ
ムがあるが、この場合も多数の配管を敷設する必要があ
り、さらにパレット形式のような移動システムを採用す
る場合には、配管の接続・分離といった手間がかかる。
設し、ある間隔ごとに排水管を敷設する必要があり、コ
ストがかかる。また、広面積のグランドをセルと呼ばれ
る小さいブロックに分割して水分管理を行い、グランド
下に縦横に敷設した特殊二重管構造の有孔管(毛細管現
象を利用)により地下から給水と排水を行うセルシステ
ムがあるが、この場合も多数の配管を敷設する必要があ
り、さらにパレット形式のような移動システムを採用す
る場合には、配管の接続・分離といった手間がかかる。
【0006】また、肥料散布に関しては、人力または耕
うん機のような機械で散布するため、手間がかかる。さ
らに、日照時間や照度の確保に関しては、屋内に長時間
設置される場合、陰になるエリアがある場合、日照時間
が不足する場合、天然芝の劣化に対して、芝の張り替え
やきめの細かいメンテナンスなどを必要とし、ランニン
グコストがかかっていた。
うん機のような機械で散布するため、手間がかかる。さ
らに、日照時間や照度の確保に関しては、屋内に長時間
設置される場合、陰になるエリアがある場合、日照時間
が不足する場合、天然芝の劣化に対して、芝の張り替え
やきめの細かいメンテナンスなどを必要とし、ランニン
グコストがかかっていた。
【0007】本発明は、従来の天然芝グランドの使用が
不可能であった降雪量の多い寒冷地や天然芝の生育に必
要な環境条件を確保することが困難な地域のサッカース
タジアム等において、天然芝グランドを分割パレット形
式によって建設することによりいかなる条件においても
1年を通じて良好な天然芝グランドを提供することがで
き、さらに従来用いられてきたカセットターフ式天然芝
のように多くの人力や時間を必要とせず、天然芝パレッ
トを短時間に低コストで移動することができ、また、天
然芝への給水や施肥等を均一に効率よく行うことができ
る共に、パレット内の給水管・排水管を省略することの
できる移動式天然芝グランドシステム装置およびその移
動式天然芝パレットを提供することにある。
不可能であった降雪量の多い寒冷地や天然芝の生育に必
要な環境条件を確保することが困難な地域のサッカース
タジアム等において、天然芝グランドを分割パレット形
式によって建設することによりいかなる条件においても
1年を通じて良好な天然芝グランドを提供することがで
き、さらに従来用いられてきたカセットターフ式天然芝
のように多くの人力や時間を必要とせず、天然芝パレッ
トを短時間に低コストで移動することができ、また、天
然芝への給水や施肥等を均一に効率よく行うことができ
る共に、パレット内の給水管・排水管を省略することの
できる移動式天然芝グランドシステム装置およびその移
動式天然芝パレットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動式天然
芝グランドシステム装置は、天然芝グランドを所定の平
面サイズの天然芝パレットに分割し、これら複数の天然
芝パレットを屋内に敷き詰め、自然気候状態に応じて前
記天然芝パレットを空気浮上により屋外に移動させ、屋
外において天然芝の養生を行い、屋内または屋外におい
て走行給水システム装置を使用して天然芝パレットへ水
または肥料等を散布することを特徴とする。
芝グランドシステム装置は、天然芝グランドを所定の平
面サイズの天然芝パレットに分割し、これら複数の天然
芝パレットを屋内に敷き詰め、自然気候状態に応じて前
記天然芝パレットを空気浮上により屋外に移動させ、屋
外において天然芝の養生を行い、屋内または屋外におい
て走行給水システム装置を使用して天然芝パレットへ水
または肥料等を散布することを特徴とする。
【0009】本発明に係る移動式天然芝パレットは、上
面に複数の排水溝を有し、かつ排水量調整機能を備えた
プレート上に床土を堆積し、この床土上に天然芝を設
け、前記プレートの下面に空気浮上システムを設けたこ
とを特徴とする。
面に複数の排水溝を有し、かつ排水量調整機能を備えた
プレート上に床土を堆積し、この床土上に天然芝を設
け、前記プレートの下面に空気浮上システムを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】走行給水システム装置には、所定スパンの
鋼製架構と、この鋼製架構の両端部に設けられ鋼製架構
を天然芝の上方に位置する状態で鋼製架構長手方向と直
交する方向に走行自在に支持する走行装置と、前記鋼製
架構に沿って取付けられ外部からの水や肥料を散布する
ノズルが鋼製架構長手方向に間隔をおいて多数配設され
た給水パイプを備えたものを使用する。さらに、この走
行給水システム装置には、補光用照明装置を設けること
もできる。
鋼製架構と、この鋼製架構の両端部に設けられ鋼製架構
を天然芝の上方に位置する状態で鋼製架構長手方向と直
交する方向に走行自在に支持する走行装置と、前記鋼製
架構に沿って取付けられ外部からの水や肥料を散布する
ノズルが鋼製架構長手方向に間隔をおいて多数配設され
た給水パイプを備えたものを使用する。さらに、この走
行給水システム装置には、補光用照明装置を設けること
もできる。
【0011】天然芝パレットのプレートはデッキプレー
トなどとし、その凹部を排水溝として利用し、この排水
溝の端部に有孔管等を設けて水を導き、排水管から外部
へ排水できるようにする。排水量調整機能は、前記排水
管に調整バルブを取り付けて構成する。
トなどとし、その凹部を排水溝として利用し、この排水
溝の端部に有孔管等を設けて水を導き、排水管から外部
へ排水できるようにする。排水量調整機能は、前記排水
管に調整バルブを取り付けて構成する。
【0012】空気浮上システムは、プレート下面に多数
配設したエアベアリングと、このエアベアリングにエア
を供給するエア配管などから構成する。また、パレット
接合端部には、特殊な布を設け、床土の構造的な安定と
パレット分離時の根がらみ防止を図る。
配設したエアベアリングと、このエアベアリングにエア
を供給するエア配管などから構成する。また、パレット
接合端部には、特殊な布を設け、床土の構造的な安定と
パレット分離時の根がらみ防止を図る。
【0013】以上のような構成において、移動式天然芝
パレットを空気浮上により移動させ、屋内に多数敷き詰
め、所定の目的に応じた天然芝グランドを形成する。屋
外の自然気候状態に応じて、ドーム建屋内などに設置さ
れた移動式天然芝パレットを空気浮上により屋外に移動
させて養生に必要な環境を与え、従来は不可能とされて
いた降雪地等における天然芝の育成を可能とする。使用
時あるいは豪雪時などには、移動式天然芝パレットを屋
内に戻す。
パレットを空気浮上により移動させ、屋内に多数敷き詰
め、所定の目的に応じた天然芝グランドを形成する。屋
外の自然気候状態に応じて、ドーム建屋内などに設置さ
れた移動式天然芝パレットを空気浮上により屋外に移動
させて養生に必要な環境を与え、従来は不可能とされて
いた降雪地等における天然芝の育成を可能とする。使用
時あるいは豪雪時などには、移動式天然芝パレットを屋
内に戻す。
【0014】屋内における使用状態あるいは屋外におけ
る養生状態において、走行給水システム装置を走行さ
せ、給水パイプの複数のノズルから水や肥料等を散布す
る。水等は天然芝の上から均一に効率よく自動的に散布
される。天然芝パレットの床土内に吸収された水は、複
数の排水溝を通って端部に集められ、ここから外部に自
動的に排出される。天然芝パレットには、給水管・排水
管を埋設する必要がなく、天然芝パレットを簡単な構造
で軽量なものとすることができると共に、パレットの接
合・分離に際して配管の接続・遮断を一切省略できる。
る養生状態において、走行給水システム装置を走行さ
せ、給水パイプの複数のノズルから水や肥料等を散布す
る。水等は天然芝の上から均一に効率よく自動的に散布
される。天然芝パレットの床土内に吸収された水は、複
数の排水溝を通って端部に集められ、ここから外部に自
動的に排出される。天然芝パレットには、給水管・排水
管を埋設する必要がなく、天然芝パレットを簡単な構造
で軽量なものとすることができると共に、パレットの接
合・分離に際して配管の接続・遮断を一切省略できる。
【0015】また、天然芝パレットからの排水量は排水
管の調整バルブにより調整する。排水量を調整すること
により、散水手間の軽減を図れると共に、水および肥料
等の有効利用を図ることができる。また、パレット接合
端部の特殊な布により、天然芝の根がらみが防止され、
パレットの分離が容易となる。さらに、走行給水システ
ム装置に補光用照明装置を設けた場合には、日照時間不
足あるいは照度不足等を解消することができる。
管の調整バルブにより調整する。排水量を調整すること
により、散水手間の軽減を図れると共に、水および肥料
等の有効利用を図ることができる。また、パレット接合
端部の特殊な布により、天然芝の根がらみが防止され、
パレットの分離が容易となる。さらに、走行給水システ
ム装置に補光用照明装置を設けた場合には、日照時間不
足あるいは照度不足等を解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示する一実施
例に基づいて説明する。図1に本発明に係る移動式天然
芝グランドおよび移動式天然芝パレットを示す。図2は
移動式天然芝パレットの部分詳細図であり、図3に移動
式天然芝パレットの空気浮上システムを示す。図4に本
発明に係る移動式天然芝グランドシステムの概要を示
す。
例に基づいて説明する。図1に本発明に係る移動式天然
芝グランドおよび移動式天然芝パレットを示す。図2は
移動式天然芝パレットの部分詳細図であり、図3に移動
式天然芝パレットの空気浮上システムを示す。図4に本
発明に係る移動式天然芝グランドシステムの概要を示
す。
【0017】図1(a)に示すように、天然芝グランド
を、天然芝の維持管理面および多目的利用(サッカーな
どのスポーツやその他のイベント)を図る点から、ある
適切な平面サイズの移動式天然芝パレット1に分割す
る。この移動式天然芝パレット1は、例えば長さL=3
0m,幅W=20m程度の平板ユニットとし、このパレ
ットを16ユニット接合させることによりサッカーグラ
ンドの必要面積を確保することができる。
を、天然芝の維持管理面および多目的利用(サッカーな
どのスポーツやその他のイベント)を図る点から、ある
適切な平面サイズの移動式天然芝パレット1に分割す
る。この移動式天然芝パレット1は、例えば長さL=3
0m,幅W=20m程度の平板ユニットとし、このパレ
ットを16ユニット接合させることによりサッカーグラ
ンドの必要面積を確保することができる。
【0018】この移動式天然芝パレット1は、図1,図
2に示すように、主に、天然芝Aの床土Bが堆積される
デッキプレート2と、このデッキプレートの剛性を保持
するための複数の支持フレーム(H形鋼)3からなる。
デッキプレート2の上面にはシール材4を添設し、さら
にデッキプレート2の凹凸を利用し、凹部に砂利等を充
填することにより、排水溝2aを形成し、これにより通
常の芝グランドにおける排水管の機能をもたせる。
2に示すように、主に、天然芝Aの床土Bが堆積される
デッキプレート2と、このデッキプレートの剛性を保持
するための複数の支持フレーム(H形鋼)3からなる。
デッキプレート2の上面にはシール材4を添設し、さら
にデッキプレート2の凹凸を利用し、凹部に砂利等を充
填することにより、排水溝2aを形成し、これにより通
常の芝グランドにおける排水管の機能をもたせる。
【0019】排水溝2aにより集水された水は、例えば
パレット側部に設けた多孔管(特殊二重管)に集め、所
定の位置に設けた排水管により外部に排出できるように
構成する。前記多孔管は排水溝2aと直交するように配
設し、排水管は多孔管の下部に配設する。また、前記排
水管には、排水量を調整することのできる調整バルブを
取り付けておく。
パレット側部に設けた多孔管(特殊二重管)に集め、所
定の位置に設けた排水管により外部に排出できるように
構成する。前記多孔管は排水溝2aと直交するように配
設し、排水管は多孔管の下部に配設する。また、前記排
水管には、排水量を調整することのできる調整バルブを
取り付けておく。
【0020】移動式天然芝パレット1への給水には、走
行給水システム装置を用いる。この走行給水システム装
置には、例えば、所定スパンのトラス形式の鋼製架構
と、この鋼製架構の両端部に設けられる自走式の走行装
置と、多数の圧力調整ノズルを有する給水パイプと、外
部に設置される水タンクまたは水源・薬剤(肥料)タン
ク・自動制御盤と、補光用の照明装置と、水・薬剤・電
気を外部から移動する装置本体に導入するためのリール
などからなる装置を使用する。
行給水システム装置を用いる。この走行給水システム装
置には、例えば、所定スパンのトラス形式の鋼製架構
と、この鋼製架構の両端部に設けられる自走式の走行装
置と、多数の圧力調整ノズルを有する給水パイプと、外
部に設置される水タンクまたは水源・薬剤(肥料)タン
ク・自動制御盤と、補光用の照明装置と、水・薬剤・電
気を外部から移動する装置本体に導入するためのリール
などからなる装置を使用する。
【0021】鋼製架構のスパンは、移動式天然芝パレッ
ト1の幅よりも長くし、天然芝パレット全体にわたって
均等に水等を散布できるようにする。走行装置は、鋼製
架構の両端部に下方に向かって垂設されて鋼製架構を天
然芝の上方の所定の位置に保持する支持脚と、この支持
脚の下部に取付けられた走行用タイヤと、自走のための
走行用モータ(3kW程度)からなる。走行用タイヤは
左右一対のものを前後に間隔をおいて配設して、安定走
行できるようにし、さらに必要に応じて鋼製架構の中間
にも中間支点用の走行装置を設ける。
ト1の幅よりも長くし、天然芝パレット全体にわたって
均等に水等を散布できるようにする。走行装置は、鋼製
架構の両端部に下方に向かって垂設されて鋼製架構を天
然芝の上方の所定の位置に保持する支持脚と、この支持
脚の下部に取付けられた走行用タイヤと、自走のための
走行用モータ(3kW程度)からなる。走行用タイヤは
左右一対のものを前後に間隔をおいて配設して、安定走
行できるようにし、さらに必要に応じて鋼製架構の中間
にも中間支点用の走行装置を設ける。
【0022】給水パイプは、先端が閉塞されたフレキシ
ブル管などを用いて鋼製架構の下弦材に沿って配設し、
パイプの下面に圧力調整ノズルを鋼製架構長手方向に間
隔をおいて多数取付け、この圧力調整ノズルにより移動
式天然芝パレット1の幅方向全体にわたって均一に散水
が行われるようにする。また、補光用照明装置も、鋼製
架構の長手方向に間隔をおいて多数取付け、均一に光が
当たるようにする。
ブル管などを用いて鋼製架構の下弦材に沿って配設し、
パイプの下面に圧力調整ノズルを鋼製架構長手方向に間
隔をおいて多数取付け、この圧力調整ノズルにより移動
式天然芝パレット1の幅方向全体にわたって均一に散水
が行われるようにする。また、補光用照明装置も、鋼製
架構の長手方向に間隔をおいて多数取付け、均一に光が
当たるようにする。
【0023】リールには、水を供給する給水ホースおよ
び薬剤を供給する薬剤ホースが巻掛けられ、リールの回
転軸を介して給水パイプに水または薬剤を供給できるよ
うにされている。また、電気・制御ケーブルも巻掛けら
れ、走行用モータおよび補光用照明装置に給電可能され
ると共に、自動制御盤のコンピュータ制御により走行自
動制御および給水自動制御が可能とされている。
び薬剤を供給する薬剤ホースが巻掛けられ、リールの回
転軸を介して給水パイプに水または薬剤を供給できるよ
うにされている。また、電気・制御ケーブルも巻掛けら
れ、走行用モータおよび補光用照明装置に給電可能され
ると共に、自動制御盤のコンピュータ制御により走行自
動制御および給水自動制御が可能とされている。
【0024】この走行給水システム装置は、天然芝グラ
ンドの上方に配置した所定スパンの鋼製架構を鋼製架構
長手方向と直交する方向に走行させ、鋼製架構の長手方
向に間隔をおいて多数配設したノズルから水あるいは肥
料を天然芝に散布するものであり、水等を天然芝の上か
ら均一に効率よく自動的に散布することができる。
ンドの上方に配置した所定スパンの鋼製架構を鋼製架構
長手方向と直交する方向に走行させ、鋼製架構の長手方
向に間隔をおいて多数配設したノズルから水あるいは肥
料を天然芝に散布するものであり、水等を天然芝の上か
ら均一に効率よく自動的に散布することができる。
【0025】移動式天然芝パレット1は、この実施例で
は約500トンと大重量の構造物となるため、これを円
滑かつ短時間に移動させるために、空気浮上システム5
を使用する。この空気浮上システム5は、図2,図3に
示すように、多数のエアベアリング6と、このエアベア
リングにエアを供給するエア配管7などからなり、デッ
キプレート2の下面に設ける。
は約500トンと大重量の構造物となるため、これを円
滑かつ短時間に移動させるために、空気浮上システム5
を使用する。この空気浮上システム5は、図2,図3に
示すように、多数のエアベアリング6と、このエアベア
リングにエアを供給するエア配管7などからなり、デッ
キプレート2の下面に設ける。
【0026】エアベアリング6は、フレーム6aとダイ
ヤフラム6bからなり、図2(b)に示すように、ダイ
ヤフラム6b内に溜め込まれた圧縮エアを小穴から外部
に噴出させてダイヤフラムと床面との間にエアフィルム
を形成し、僅かな力で重量物をあらゆる方向に移動でき
るものであり、この移動式天然芝パレット1において
は、50基程度(本実施例では48基)のエアベアリン
グ6を設置する。なお、エアベアリング6は、その取付
板6cをその両端部に配設した支持フレーム3’(接合
端部においては支持フレーム3と支持フレーム3’)に
支持させる。
ヤフラム6bからなり、図2(b)に示すように、ダイ
ヤフラム6b内に溜め込まれた圧縮エアを小穴から外部
に噴出させてダイヤフラムと床面との間にエアフィルム
を形成し、僅かな力で重量物をあらゆる方向に移動でき
るものであり、この移動式天然芝パレット1において
は、50基程度(本実施例では48基)のエアベアリン
グ6を設置する。なお、エアベアリング6は、その取付
板6cをその両端部に配設した支持フレーム3’(接合
端部においては支持フレーム3と支持フレーム3’)に
支持させる。
【0027】エア配管7は、図3に示すように、メイン
エア配管7aとここから分岐する複数の枝配管7bから
なり、メインエア配管7aにコンプレッサーからの供給
ホース8をワンタッチ継手9を介して接続する。なお、
1ユニットのエアベアリング6は2つのグループに分
け、エア配管7等を2系統設けている。
エア配管7aとここから分岐する複数の枝配管7bから
なり、メインエア配管7aにコンプレッサーからの供給
ホース8をワンタッチ継手9を介して接続する。なお、
1ユニットのエアベアリング6は2つのグループに分
け、エア配管7等を2系統設けている。
【0028】また、移動式天然芝パレット1の4つの接
合端面には、図2(c)に示すように、側板10と遮根
布11を設ける。側板10は必要に応じてリブで補強
し、その上端は床土Bの上面より下方に位置させ(例え
ば10cm程度)、サッカー等のプレイに支障を生じな
いようにし、プレイングクオリティを確保する。遮根布
11は側板10の内面に添接して床土Bの上面まで立ち
上げ、床土Bを構造的に安定させ、かつパレット分離時
の天然芝Aの根がらみを防止する。さらに、遮根布11
に隣接する部分には特殊な床土(ヘチマロン+砂)B’
を使用し、接合端部における床土の崩壊を防止し、接合
面の平滑性を保持する。
合端面には、図2(c)に示すように、側板10と遮根
布11を設ける。側板10は必要に応じてリブで補強
し、その上端は床土Bの上面より下方に位置させ(例え
ば10cm程度)、サッカー等のプレイに支障を生じな
いようにし、プレイングクオリティを確保する。遮根布
11は側板10の内面に添接して床土Bの上面まで立ち
上げ、床土Bを構造的に安定させ、かつパレット分離時
の天然芝Aの根がらみを防止する。さらに、遮根布11
に隣接する部分には特殊な床土(ヘチマロン+砂)B’
を使用し、接合端部における床土の崩壊を防止し、接合
面の平滑性を保持する。
【0029】(1) 以上のような構成の移動式天然芝パレ
ット1を使用し、この移動式天然芝パレット1を空気浮
上により移動させ、ドーム建屋内に多数敷き詰め、天然
芝グランドを形成する。パレット形式で空気浮上による
移動方式であるため、目的に応じてテニスコート,クリ
ケット,ハンドボールなど多目的スポーツ施設に容易に
変更することが可能となる。また、天然芝グランドがパ
レット分割式で空気浮上式になっているため、サッカー
場などで芝生が最も悪化しやすいエリア(センター付近
など)の芝生交換を試合のスケジュールなどに支障なく
容易に行うことができる。
ット1を使用し、この移動式天然芝パレット1を空気浮
上により移動させ、ドーム建屋内に多数敷き詰め、天然
芝グランドを形成する。パレット形式で空気浮上による
移動方式であるため、目的に応じてテニスコート,クリ
ケット,ハンドボールなど多目的スポーツ施設に容易に
変更することが可能となる。また、天然芝グランドがパ
レット分割式で空気浮上式になっているため、サッカー
場などで芝生が最も悪化しやすいエリア(センター付近
など)の芝生交換を試合のスケジュールなどに支障なく
容易に行うことができる。
【0030】(2) 図4に示すように、ドーム建屋内ある
いは庇下などに設置された移動式天然芝パレット1を自
然気候状態に応じて(好天時などに)外部に空気浮上に
より移動させ、養生に必要な環境を与える。使用時およ
び豪雪時などには屋内に戻す。
いは庇下などに設置された移動式天然芝パレット1を自
然気候状態に応じて(好天時などに)外部に空気浮上に
より移動させ、養生に必要な環境を与える。使用時およ
び豪雪時などには屋内に戻す。
【0031】これにより、従来は不可能とされていた降
雪地や寒冷地などにおける天然芝の育成が可能となる。
移動式天然芝パレット1の移動は、吹き出し空気により
ユニット全体を持ち上げるため、摩擦がなくあらゆる方
向に移動させることができ、定められた位置に短時間で
的確に小さな力で移動することができる。これにより、
従来のレール式では不可能であった任意の位置にパレッ
トを水平移動させることができると共に、従来の油圧式
やギヤ式と比較し、低コストで短時間の移動が可能とな
る。
雪地や寒冷地などにおける天然芝の育成が可能となる。
移動式天然芝パレット1の移動は、吹き出し空気により
ユニット全体を持ち上げるため、摩擦がなくあらゆる方
向に移動させることができ、定められた位置に短時間で
的確に小さな力で移動することができる。これにより、
従来のレール式では不可能であった任意の位置にパレッ
トを水平移動させることができると共に、従来の油圧式
やギヤ式と比較し、低コストで短時間の移動が可能とな
る。
【0032】(3) スポーツグランド内に敷き詰められた
使用状態、あるいはグランド外に移動して設置された養
生状態の移動式天然芝パレット1に対して走行給水シス
テム装置をパレット1の幅方向を跨ぐように配置し、走
行装置により自動走行させながら圧力調整ノズルにより
自動的に散水を行う。また、必要に応じて水に代えて肥
料を散布する。このような走行給水システム装置によ
り、天然芝への給水あるいは施肥等を均一に効率良く行
うことができ、人手による散布を解消することができ、
ランニングコストおよび作業時間を大幅に低減すること
ができる。また、均一な散布が可能となり、天然芝に対
して悪影響を与えることがない。また、この走行給水シ
ステム装置に補光用照明装置を設け、これを点灯させて
自動走行させることにより、日照時間不足・照度不足を
解消することが可能となる。
使用状態、あるいはグランド外に移動して設置された養
生状態の移動式天然芝パレット1に対して走行給水シス
テム装置をパレット1の幅方向を跨ぐように配置し、走
行装置により自動走行させながら圧力調整ノズルにより
自動的に散水を行う。また、必要に応じて水に代えて肥
料を散布する。このような走行給水システム装置によ
り、天然芝への給水あるいは施肥等を均一に効率良く行
うことができ、人手による散布を解消することができ、
ランニングコストおよび作業時間を大幅に低減すること
ができる。また、均一な散布が可能となり、天然芝に対
して悪影響を与えることがない。また、この走行給水シ
ステム装置に補光用照明装置を設け、これを点灯させて
自動走行させることにより、日照時間不足・照度不足を
解消することが可能となる。
【0033】(4) 移動式天然芝パレット1の床土内に吸
収され保持された水は、排水溝2aを通って端部の有孔
管に集水され、排水管により自動的に外部へと排出され
る。このような排水機構と、走行給水システム装置の使
用とにより、パレット内の給水管・排水管が不要となる
ため、パレットを簡単な構造で軽量なものとすることが
でき、またパレットの接合・分離に際して配管の接続・
遮断を一切省略することができ、作業の効率化を図るこ
とができる。また、排水管に調整バルブを取り付けるこ
とにより、排水量を調整することができ、散水手間を軽
減することができると共に、水や肥料等の有効利用を図
ることができる。
収され保持された水は、排水溝2aを通って端部の有孔
管に集水され、排水管により自動的に外部へと排出され
る。このような排水機構と、走行給水システム装置の使
用とにより、パレット内の給水管・排水管が不要となる
ため、パレットを簡単な構造で軽量なものとすることが
でき、またパレットの接合・分離に際して配管の接続・
遮断を一切省略することができ、作業の効率化を図るこ
とができる。また、排水管に調整バルブを取り付けるこ
とにより、排水量を調整することができ、散水手間を軽
減することができると共に、水や肥料等の有効利用を図
ることができる。
【0034】さらに、天然芝はある程度の時間密接した
状態になると、根のからみが発生し、芝の生育に支障な
く分離することは困難であるが、パレット接合端部に遮
根布等を設けることにより、これを解消することができ
る。また、接合端部に遮根布と特殊な床土を設けること
により、パレット接合部分に平滑で連続した芝が形成さ
れ、サッカー等のプレイに支障を与えることがない。
状態になると、根のからみが発生し、芝の生育に支障な
く分離することは困難であるが、パレット接合端部に遮
根布等を設けることにより、これを解消することができ
る。また、接合端部に遮根布と特殊な床土を設けること
により、パレット接合部分に平滑で連続した芝が形成さ
れ、サッカー等のプレイに支障を与えることがない。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る移動式天然芝グランドシス
テム装置および移動式天然芝パレットは、以上のような
構成からなるので、次のような効果を奏する。
テム装置および移動式天然芝パレットは、以上のような
構成からなるので、次のような効果を奏する。
【0036】(1) ドーム建屋内などに設置された移動式
天然芝パレットを自然気候状態に応じて外部に移動し、
養生に必要な環境を与えることができ、従来は不可能と
されていた降雪地などにおける天然芝の育成が可能とな
り、降雪地や寒冷地などにおいて一年を通じて使用可能
で、また高品質な天然芝グランドを提供することができ
る。
天然芝パレットを自然気候状態に応じて外部に移動し、
養生に必要な環境を与えることができ、従来は不可能と
されていた降雪地などにおける天然芝の育成が可能とな
り、降雪地や寒冷地などにおいて一年を通じて使用可能
で、また高品質な天然芝グランドを提供することができ
る。
【0037】(2) 移動式天然芝パレットを空気浮上によ
り移動させるため、あらゆる方向に小さな力で水平移動
させることができ、従来用いられてきたカセットターフ
式天然芝のように多くの人力や時間を必要とせず、天然
芝パレットを短時間に低コストで任意の位置に容易に移
動することができる。
り移動させるため、あらゆる方向に小さな力で水平移動
させることができ、従来用いられてきたカセットターフ
式天然芝のように多くの人力や時間を必要とせず、天然
芝パレットを短時間に低コストで任意の位置に容易に移
動することができる。
【0038】(3) 移動式天然芝パレットにより、サッカ
ー場などで最も悪化しやすいエリアの芝生交換を迅速か
つ容易に行うことかでき、また目的に応じたスポーツ施
設・イベント施設に容易に変更することができる。
ー場などで最も悪化しやすいエリアの芝生交換を迅速か
つ容易に行うことかでき、また目的に応じたスポーツ施
設・イベント施設に容易に変更することができる。
【0039】(4) 走行給水システム装置で給水・給肥等
を行うことにより、天然芝への給水あるいは施肥等を均
一に効率良く行うことができ、人手による散布を解消す
ることができ、ランニングコストおよび作業時間を大幅
に低減することができ、さらにパレットのプレートの凹
凸を排水溝として利用することにより、パレット内に給
水管・排水管が不要となり、パレットを簡単な構造で軽
量のものとすることができると共に、パレットの接続・
分離に際して、配管の接続・遮断を一切省略することが
でき、設置・分離作業の効率化等を図ることができる。
また、散水量を調節することができるため、散水手間の
軽減と、水あるいは肥料等の有効利用を図ることができ
る。さらに、パレット接合端部に遮根布等を設けること
により、パレット分離時の根がらみを解消することがで
きる。
を行うことにより、天然芝への給水あるいは施肥等を均
一に効率良く行うことができ、人手による散布を解消す
ることができ、ランニングコストおよび作業時間を大幅
に低減することができ、さらにパレットのプレートの凹
凸を排水溝として利用することにより、パレット内に給
水管・排水管が不要となり、パレットを簡単な構造で軽
量のものとすることができると共に、パレットの接続・
分離に際して、配管の接続・遮断を一切省略することが
でき、設置・分離作業の効率化等を図ることができる。
また、散水量を調節することができるため、散水手間の
軽減と、水あるいは肥料等の有効利用を図ることができ
る。さらに、パレット接合端部に遮根布等を設けること
により、パレット分離時の根がらみを解消することがで
きる。
【図1】本発明に係る移動式天然芝パレットを示す
(a)は設置状態の全体平面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
(a)は設置状態の全体平面図、(b)は平面図、
(c)は側面図である。
【図2】(a)は本発明に係る移動式天然芝パレットの
接合状態を示す断面図、(b)はエアベアリングの構造
を示す概略図、(c)は移動式天然芝パレットの接合端
部の詳細を示す断面図である。
接合状態を示す断面図、(b)はエアベアリングの構造
を示す概略図、(c)は移動式天然芝パレットの接合端
部の詳細を示す断面図である。
【図3】本発明に係る移動式天然芝パレットの空気浮上
システムを示す(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
システムを示す(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
【図4】本発明に係る移動式天然芝グランドシステムを
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図5】従来のサッカースタジアムの形式を示す概略斜
視図であり、(a)はクローズトタイプ、(b)はオー
プンタイプである。
視図であり、(a)はクローズトタイプ、(b)はオー
プンタイプである。
A……天然芝 B……床土 1……移動式天然芝パレット 2……デッキプレート 2a…排水溝 3……支持フレーム 4……シール材 5……空気浮上システム 6……エアベアリング 6a…フレーム 6b…ダイヤフラム 7……エア配管 8……供給ホース 9……ワンタッチ継手 10……側板 11……遮根布
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E01C 13/00 E01C 13/00 A (72)発明者 鶴田 泰久 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 冨岡 正裕 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 岡野 英介 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Claims (2)
- 【請求項1】 天然芝グランドを所定の平面サイズの天
然芝パレットに分割し、これら複数の天然芝パレットを
屋内に敷き詰め、自然気候状態に応じて前記天然芝パレ
ットを空気浮上により屋外に移動させ、屋外において天
然芝の養生を行い、屋内または屋外において走行給水シ
ステム装置を使用して天然芝パレットへ水または肥料等
を散布することを特徴とする移動式天然芝グランドシス
テム装置。 - 【請求項2】 上面に複数の排水溝を有し、かつ排水量
調整機能を備えたプレート上に床土を堆積し、この床土
上に天然芝を設け、前記プレートの下面に空気浮上シス
テムを設けたことを特徴とする移動式天然芝パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32705796A JP3316152B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 移動式天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32705796A JP3316152B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 移動式天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10164971A true JPH10164971A (ja) | 1998-06-23 |
JP3316152B2 JP3316152B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=18194826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32705796A Expired - Fee Related JP3316152B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 移動式天然芝グランドシステム装置およびその移動式天然芝パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3316152B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105508A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Takeshi Nakagawa | 人工芝の敷設構造 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32705796A patent/JP3316152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105508A (ja) * | 2012-11-28 | 2014-06-09 | Takeshi Nakagawa | 人工芝の敷設構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3316152B2 (ja) | 2002-08-19 |
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Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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