JPH0748940A - 天然芝競技場システム - Google Patents

天然芝競技場システム

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Publication number
JPH0748940A
JPH0748940A JP5212210A JP21221093A JPH0748940A JP H0748940 A JPH0748940 A JP H0748940A JP 5212210 A JP5212210 A JP 5212210A JP 21221093 A JP21221093 A JP 21221093A JP H0748940 A JPH0748940 A JP H0748940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
stadium
lawn
natural
maintenance
Prior art date
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Pending
Application number
JP5212210A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoyuki Iwahashi
岩橋基行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP5212210A priority Critical patent/JPH0748940A/ja
Publication of JPH0748940A publication Critical patent/JPH0748940A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競技場の隣接地を利用することによって、競
技場内での天然芝による芝生グランドの使用を必要に応
じて可能とし、また他の競技に支障なく自然光のもとに
芝生の保守管理を可能とする。 【構成】 競技場1の隣接地を天然芝の保守管理場2と
する。保守管理場2にて天然芝を植え込んだ芝生グラン
ドを移送可能な大きさに分割して自然光により生育す
る。分割グランド6の移送手段を保守管理上から競技場
内のグランド3まで配設する。競技種目に応じて分割グ
ランド6を競技場内に移送して芝生グランド21を設置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、競技場の型式に関係
なく天然芝による芝生グランドの使用と生育が可能であ
り、また必要に応じて天然芝の保守管理が行き届いた芝
生グランドの使用が可能な天然芝競技場システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】多くの競技場では保守管理の点からグラ
ンドの芝生には、緩衝材を裏側に積層した平織基布に、
合成繊維などによる葉茎を植設して構成した人工芝を採
用している。特にドームなどの屋内競技場では、屋根に
より場内への日差しが遮られているため、自然光による
芝生の生育ができないので、その使用は人工芝に限られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この人工芝は、マット
表面及び葉茎が合成樹脂よりなるので意外に固く、緩衝
材が裏打ちされていても、競技者に擦過傷や捻挫等の事
故が生じ易く、また合成樹脂は熱伝導性が悪いので僅か
な摩擦熱でも高温になり易い。このようなことから、国
際サッカー連盟ではサッカーグランドの芝生を天然芝に
制限している。
【0004】このため屋内競技場でのサッカーは人工芝
を天然芝に張り替えない限り実施され難く、また天然芝
を採用し得たとしても、天然芝は高照度の日照りを必要
とするので、競技により生じた損傷をカバーし、生育さ
せるためには5万ルックスの照度を要する。これは人工
照明では得られない数値であり、実現困難とされている
いる。
【0005】屋外の競技場においても、サッカー等の比
較的激しいスポーツの場合、使用は週に1度程度で、後
の日数は芝生の養生のために使用せずにおくことが最も
好ましいとされている。したがって競技場の事業収益を
考慮すると、天然芝を採用した競技はこの点からも何か
と課題が多いものであった。
【0006】この発明は上記事情から考えられたもので
あって、その目的は競技場の隣接地を利用することによ
って、屋内、屋外を問わず競技場での天然芝による芝生
グランドの使用を必要に応じて可能とし、また芝生の保
守管理を他の競技に支障なく自然光のもとに行い得る新
たな天然芝競技場システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
の特徴は、競技場の隣接地を天然芝の保守管理場とし、
その保守管理場にて天然芝を植え込んだ芝生グランドを
移送可能な大きさに分割して自然光により生育するとと
もに、分割グランドの移送手段を保守管理場から競技場
内のグランドまで配設し、競技種目に応じて分割グラン
ドを競技場内に移送して芝生グランドを設置することに
ある。
【0008】
【作 用】上記構成では、分割グランドを隣接地の保守
管理場から競技場内に移送して、天然芝による芝生グラ
ンドでサッカー等の競技を行うことができ、不使用時に
は隣接地にて自然光により芝の生育が行われる。また保
守管理場を複数とすることができ、この場合には芝生グ
ランドを交換して競技を実施できるので、競技日数が1
週に1回程度に制限されるようなことはない。
【0009】
【実施例】図中1は競技場、2は競技場1に隣接した芝
生グランドの保守管理場である。この保守管理場2から
上記競技場1のグランド3には、所要数の移送用レール
4が一対ごとに並行に敷設してある。
【0010】上記保守管理場2のレール上には、天然芝
を植え込んだ芝生グランドを分割移送する長方形の台車
5が載せてある。この実施例では競技場内の柱1aの間
を通して移送する都合上、芝生グランドを4分割してい
るが、その分割は最大巾20m、経済的には10mが好
ましく、長さは90〜150mの範囲で充分にその目的
を達成し得る。
【0011】上記分割グランド6は図5に示すように、
防錆塗装または亜鉛どぶ漬けの鋼板による台板7の上に
敷いた塩化ビニールの防水シート8と、防水シート上の
厚さ約300mmの基盤となる土壌層9と、その土壌層8
に密に植え込んだ天然芝とから構成され、台板7の底面
に上記移送用レール4上を転動する車輪10が取付けて
ある。
【0012】また土壌層8の下部内には、一端部が排水
桝(図では省略)となった塩化ビニールの80φ程度の
給排水管11が配設してある。この給排水管11の下部
には、1φ程度の水孔12が数10mmピッチごとに穿設
してあり、排水桝には底部から10〜50mmの位置に吸
水管が形成してある。
【0013】この給排水管11による水分の供給は、図
では省略したが、土壌層中に設けた水分センサーにより
乾燥状態を検知して自動的に行われ、また降雨時には吸
水管により土壌層8の水位をコントロールすることがで
きるようにしてある。
【0014】上記給排水管11と地上の灌水設備や排水
設備等との接続は、電磁式カプラーの採用により自動的
に行うことができ、これにより分割グランドと地上の両
方の水路は、分割グランド6を競技場内に移送するとき
に閉鎖され、さらに接続解除されて、台車5の移送を可
能とする。
【0015】上記グランド3には、上記台車5とほぼ大
きさを同じくする長方形の同数のグランド基座13を展
開状態にて収容する四辺形の凹所14が設けてある。こ
の凹所14の底面上には上記移送用レール4に対し直角
方向に所要数のガイドレール15が一定ピッチ(たとえ
ば1〜3m ピッチ)ごとに敷設してあ。
【0016】上記グランド基座13はコンクリート製
で、図4及び図5に示すように、上部両側に所要深さの
溝16が長手方向に設けてあり、その溝内に上記移送用
レール4が延長して敷設してある。また上面には競技用
のクッション材17が張設してある。このクッション材
17は溝16の部分にも、図4に示すように、受板18
を当てがって設けられ、上記台車5がグランド3に搬送
されるときに受板18と一緒に取り除かれる。
【0017】またグランド基座13の下面には、上記ガ
イドレール15上を転動する所要数の車輪19が所定位
置ごとに設けてある。この車輪19と上記ガイドレール
15とにより、4台のグランド基座15を横移動させて
凹所中央に巾寄せし、その巾寄せにより生じた両側のス
ペース20(図3参照)をパネルで塞いで競技に使用す
る。このパネル施工は人力によるが、省力化と確実性を
目的として自動化することもでき、この時には観客席の
下部からパネルの出入を行うのが好ましい。
【0018】実施競技により天然芝の芝生グランドが必
要なときには、まず両側のパネルを取り除いて各グラン
ド基座13を横移動して展開し、レール位置を合わせ
る。この後に競技場1の保守管理場側のシャッターを明
け、保守管理場2の分割グランドを、図では省略したが
ギアやチェーン等の通常の移送手段を用いて、競技場内
に順次引き込み、各々を展開状態にある上記グランド基
座13の上に図5に示すように重ね置く。
【0019】次に各グランド基座15を横移動させて凹
所中央に巾寄せし、図3に示すように、分割状態にある
分割グランド6を合体させて1つにまとめ、両側のスペ
ース20をパネルで塞ぐことで天然芝による芝生グラン
ド21が完成する。また不要となったときには上記搬送
作業を逆に行うことで、競技場内を再びグランド基座1
3の合体による競技グランドに戻すことができる。
【0020】上記実施例は、屋根付競技場の場合である
が、屋外の競技場においても同様な構成によって競技場
内の芝生グランドの設置と、保守管理場における天然芝
の生育とを行うことができる。また保守管理場も1個所
に制限せず、競技場周辺の隣接、例えば四方の隣接地を
保守管理場として4つの芝生グランドの生育を行えるよ
うにした場合には、入換えにより1週に4回の芝生グラ
ンドの使用が可能となる。
【0021】なお、上記実施例における芝生グランドの
移送は、全てコンピューターにより制御でき、これによ
り芝生グランドを常に水平に維持することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は上述のように、競技場の隣接
地を天然芝の保守管理場として利用し、その保守管理場
から天然芝を植え込んだ分割グランドを必要に応じて競
技場内に移送し、それらの合体により直ちに芝生グラン
ドを設置することができるように構成してなることか
ら、下記効果を奏する。
【0023】・ 芝生グランドを必要に応じて何時でも
競技場のグランドに設置することができるので、屋外だ
けではなくドームのような屋根付競技場でも天然芝生に
よりサッカーを行うことができ。また人工芝生による競
技も通常に行えるので、競技場を多目的に利用できるよ
うになり、これにより芝生グランドの使用が週1回であ
っても事業収益が向上する。
【0024】・ 天然芝を不要とする競技実施中は、隣
接地で日光により芝の生育ができ、また施肥、除草、芝
刈りなどの作業もその場所で出来るので、芝生の保守管
理が隅々まで行き届くので常に良好なコンデションを維
持できる。
【0025】・ 天然芝の保守管理場は1個所に制限さ
れず、競技場周辺の隣接地に同様な構成により複数個所
設けて、芝生グランドを複数にすることができるので、
サッカー競技場では入換えにより競技回数が増し、また
保守管理場の下は駐車場などに使用できるので、周辺土
地の有効利用が図られ、設備の使用効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る天然芝競技場システムの第1
実施例の略示縦断面図である。
【図2】 同上の略示平断面図である。
【図3】 競技場内に芝生グランドを設置した状態を示
す場合の略示平断面図である面図である。
【図4】 グランド基座の部分縦断面図である。
【図5】 グランド基座上に分割グランドを移送した状
態を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 競技場 2 保守管理場 3 グランド 4 移送用レール 5 台車 6 分割グランド 13 グランド基座 14 凹所 15 ガイドレール 17 クッション材 20 スペース 21 芝生グランド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01C 13/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技場の隣接地を天然芝の保守管理場と
    し、その保守管理場にて天然芝を植え込んだ芝生グラン
    ドを移送可能な大きさに分割して自然光により生育する
    とともに、分割グランドの移送手段を保守管理場から競
    技場内のグランドまで配設し、競技種目に応じて分割グ
    ランドを競技場内に移送して芝生グランドを設置するこ
    とを特徴とする天然芝競技場システム。
JP5212210A 1993-08-04 1993-08-04 天然芝競技場システム Pending JPH0748940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5212210A JPH0748940A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 天然芝競技場システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5212210A JPH0748940A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 天然芝競技場システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0748940A true JPH0748940A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16618757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5212210A Pending JPH0748940A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 天然芝競技場システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748940A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7090586B1 (en) 1999-10-01 2006-08-15 Ascot Racecourse Limited Activity surfaces
JP2020115751A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 清水建設株式会社 天然芝フィールド育成システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7090586B1 (en) 1999-10-01 2006-08-15 Ascot Racecourse Limited Activity surfaces
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