JPH10164743A - 保護管及び保護管の連結方法 - Google Patents

保護管及び保護管の連結方法

Info

Publication number
JPH10164743A
JPH10164743A JP8332800A JP33280096A JPH10164743A JP H10164743 A JPH10164743 A JP H10164743A JP 8332800 A JP8332800 A JP 8332800A JP 33280096 A JP33280096 A JP 33280096A JP H10164743 A JPH10164743 A JP H10164743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
bellows
tubular body
pipe
insertion passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8332800A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Kato
美由紀 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8332800A priority Critical patent/JPH10164743A/ja
Publication of JPH10164743A publication Critical patent/JPH10164743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
    • G02B6/4461Articulated

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中に埋設する電線を保護する保護管が充分
に屈曲できるようにし、他の保護管との連結が容易に行
えるようにすること。 【解決手段】 蛇腹部12,14,16,18を有する
蛇腹部材13,15,17,19によって被覆された端
部管3,10及び内部管4〜9を連結ボルト31で締め
付け固定した構成の保護管1を、連結ボルト31を回転
させて他の保護管に連結する。その後、連結ボルト31
に所定値350kgf/cm2以上の締め付け力が加えられる
と、連結ボルト31が破断し、保護管1が伸縮自在とな
り充分に屈曲できるようになる。従って、地震や地盤沈
下等により保護管1に力が加わっても、他の保護管との
連結部分が離れることがなく、外部から土砂や水の進入
を阻止することができる。また、所望する曲率に保護管
1を屈曲することができ、屈曲した状態の配管作業を容
易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地中に埋設する電
線、例えば送電線、通信線(光ファイバも含む)等を土
砂や水等から保護する保護管及び保護管の連結方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地中に埋設する電線、例えば送電
線、通信線(光ファイバも含む)等を土砂や水等から保
護する保護管は、コンクリートや陶器等によって形成さ
れている。その保護管には、図15に示すように、真っ
直ぐに所定長さ延びた直保護管101と、固定された曲
率を有する曲保護管105とがある。そして、保護管を
配管する場合は、図15(a)のように、直保護管10
1をその端部にシールパッキン103を介して他の直保
護管101に連結したり、図15(b)のように、曲率
が固定された曲保護管105を複数用いて、曲げた状態
で保護管を配管する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保護管では、地震や地盤沈下等により直保護管101、
曲保護管105に力が加わると、それらの連結部分が離
れて、外部から土砂や水の進入を阻止できなくなる虞が
ある。また、上記のように、曲保護管105の曲率は、
予め固定されてしまうため、それぞれの現場に適合する
ように数種類の曲率の曲保護管105を製造しておかな
ければならなく、その製造や管理に手間を必要とする問
題があった。更に、現場に適合する曲率の曲保護管10
5がなければ、適合した曲率の曲保護管105を製造し
なければならず、配管の施行が遅れるといった問題があ
った。
【0004】このような問題を解決するために、実公平
6−23152号公報では、図16に示すように、保護
管111の一端の外周面に球面状凸部113を設け、他
端の内周面に、球面状突部113に回動自在に嵌着する
球面状凹部115を設け、保護管111の球面状凸部1
13に、他の保護管111の球面状凹部115を嵌着し
て保護管111を連結して、図16(a)、(b)のよ
うに、真っ直ぐに配管したり、保護管111の球面状凸
部113と球面状凹部115との回転を利用して曲げて
配管したりしている。しかし、この保護管111の球面
状凸部113と球面状凹部115との回転可能範囲は、
図16(c)のように、球面状凹部115の面が形成す
る立体角θの範囲内に規制されるので、充分な回転が得
られないといった問題があった。また、保護管111の
球面状凸部113と球面状凹部115とをはめ込んで連
結しなければならず、非常に手間がかかるといった問題
があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、配管後に力が加わっても充分な
曲げが得られて連結部分での密閉性が保たれる保護管を
提供し、また容易に保護管を連結することができる保護
管の連結方法を提示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1では、地中に埋設する電線を土砂や水等か
ら保護する保護管において、前記電線を挿通する挿通路
を有する第一管体と、前記第一管体の前記挿通路に対応
した位置に設けられた前記電線を挿通する挿通路を有す
る第二管体と、前記第一管体と前記第二管体との間に配
置される蛇腹部を有する蛇腹部材と、前記第一管体及び
前記第二管体それぞれに対して締め付け固定されると共
に、所定値未満の締め付け力によって前記蛇腹部を収縮
した状態とし、所定値以上の締め付け力によって破断し
て前記蛇腹部を伸縮可能な状態とし、端部において他の
保護管に連結する連結部材とを備えている。従って、前
記連結部材に所定値以上の締め付け力が与え前記連結部
材の締め付け力を所定値未満として、所定間隔を隔てて
隣接する他の保護管の間に対し、前記蛇腹部材の蛇腹部
を収縮させて保護管が容易に挿入される。また、前記連
結部材が他の保護管に連結されて、連結部材に所定値以
上の締め付け力が与えられることにより、連結部材が破
断されると、前記蛇腹部材の前記蛇腹部によって、第一
管体と第二管体との間が伸縮自在となる。
【0007】また、請求項2では、請求項1に記載の保
護管において、前記第一管体の前記挿通路と前記第二管
体の前記挿通路とに跨って挿入されて前記蛇腹部材の蛇
腹部に対応した位置に配置され、前記電線を挿通する貫
通孔を有するカラー部材を備えている。前記蛇腹部材は
前記カラー部材により保護されているため、土圧によっ
て蛇腹部材が破損される不具合が防止される。また、地
中での前記蛇腹部材の前記蛇腹部への土圧は、前記カラ
ー部材によって、挿通された電線に与えられない。
【0008】そして、請求項3では、地中に埋設する電
線を土砂や水等から保護する保護管において、前記電線
を挿通する挿通路を有する第一管体と、前記第一管体の
前記挿通路に対応した位置に設けられた前記電線を挿通
する挿通路を有する第二管体と、前記第一管体と前記第
二管体との間に配置される蛇腹部を有する蛇腹部材とか
らなるユニットを複数有し、1つのユニットの第二管体
に他のユニットの第一管体を固定する固定部材と、保護
管の一端に配置されたユニットの第一管体及び保護管の
他端に配置されたユニットの第二管体それぞれに対して
締め付け固定されると共に、所定値未満の締め付け力に
よって各ユニットの各蛇腹部を収縮した状態とし、所定
値以上の締め付け力によって破断して各ユニットの各蛇
腹部を伸縮可能な状態とし、端部において他の保護管に
連結する連結部材とを備えている。従って、隣接するユ
ニットの相対する第一管体と第二管体とが固定部材によ
って固定されることで、所要数のユニットが連接された
保護管が構成される。そして、前記連結部材の締め付け
力を所定値未満として、所定間隔を隔てて隣接する他の
保護管の間に対し、各蛇腹部材の各蛇腹部を収縮させて
保護管を容易に挿入される。前記連結部材が他の保護管
に連結されて、連結部材に所定値以上の締め付け力が加
わることにより、連結部材が破断されると、前記蛇腹部
材の前記蛇腹部によって、各ユニットの第一管体と第二
管体との間が伸縮自在となり、ユニットの数に応じて伸
縮幅が変えることができる。
【0009】また、請求項4では、請求項3に記載の保
護管において、前記ユニットの前記第一管体の前記挿通
路と該ユニットの前記第二管体の前記挿通路とに跨って
挿入されて前記蛇腹部材の蛇腹部に対応した位置に配置
され、前記電線を挿通する貫通孔を有するカラー部材を
各ユニットにそれぞれ備えたことを特徴とする。各ユニ
ットの前記蛇腹部材は前記カラー部材により保護されて
いるため、土圧によって各蛇腹部材が破損される不具合
が防止される。また、地中での各ユニットの前記蛇腹部
材の前記蛇腹部への土圧は、前記カラー部材によって、
挿通された電線に与えられない。
【0010】また、請求項5では、請求項2及び4に記
載の保護管において、前記第一管体及び前記第二管体に
は、それぞれの挿通路内において、前記カラー部材が前
記蛇腹部に対応した位置から外れないように、カラー部
材の前記挿通路方向の移動を規制するためのリブ部が設
けられ、前記カラー部材には、前記リブ部に係合可能な
複数の係合部が設けられていることを特徴とする。前記
第一管体及び前記第二管体のリブ部に、前記カラー部材
の係合部が係合することによって、部品点数を増加する
ことなくカラー部材の前記挿通路方向の移動が規制さ
れ、前記カラー部材が前記蛇腹部に対応した位置から外
れない。
【0011】更に、請求項6では、請求項5に記載の保
護管において、前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長しきる前
に、前記カラー部材の前記係合部が前記第一管体及び前
記第二管体の前記リブ部に係合するように、カラー部材
の係合部と第一管体及び第二管体のリブ部とが配置され
ていることを特徴とする。前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長
しきる前に、前記カラー部材の前記係合部が前記第一管
体及び前記第二管体の前記リブ部に係合することによっ
て、蛇腹部材の蛇腹部の伸び量を制限して、蛇腹部が過
大に伸長されて破損されることが防止され、蛇腹部に土
圧等の圧力が加わっても充分な耐久性が得られる。
【0012】また、請求項7では、請求項5に記載の保
護管において、前記第一管体または前記第二管体の少な
くとも一方の前記挿通路内に、前記カラー部材の回転を
規制する回転規制部材を備えたことを特徴とする。前記
回転規制部材が前記カラー部材の回転を規制することに
よって、確実に前記カラー部材が前記蛇腹部に対応した
位置から外れることが防止される。
【0013】また、請求項8では、請求項1及び3に記
載の保護管において、前記連結部材が破断する締め付け
力を示す前記所定値は、200〜1000kgf/cm2の範
囲内であることを特徴とする。前記所定値を200〜1
000kgf/cm2の範囲内とすることによって、保護管の
組み立て作業や他の保護管への連結作業が容易となる。
【0014】更に、請求項9では、請求項8に記載の保
護管において、前記連結部材における、前記第一管体の
締め付け固定位置と前記第二管体の締め付け固定位置と
の間に、前記所定値が前記範囲内となるように設定する
ために切り欠き部が設けられ、前記所定値以上の締め付
け力によって、前記連結部材が前記切り欠き部において
破断することを特徴とする。前記切り欠き部によって、
前記所定値を容易に前記範囲内とすることができ、ま
た、破断位置を所望とする位置とすることができる。
【0015】そして、請求項10では、地中に埋設する
電線を土砂や水等から保護する保護管において、前記電
線を挿通する挿通路を有する第一管体と、前記第一管体
の前記挿通路に対応した位置に設けられた前記電線を挿
通する挿通路を有する第二管体と、前記第一管体と前記
第二管体との間に配置される蛇腹部を有する蛇腹部材
と、前記第一管体の前記挿通路と前記第二管体の前記挿
通路とに跨って挿入されて前記蛇腹部材の蛇腹部に対応
した位置に配置され、前記電線を挿通する貫通孔を有す
るカラー部材と、前記第一管体及び前記第二管体の挿通
路内にそれぞれ設けられ、前記カラー部材が前記蛇腹部
に対応した位置から外れないように、カラー部材の前記
挿通路方向の移動を規制するためのリブ部と、前記カラ
ー部材に設けられ、前記リブ部に係合可能な複数の係合
部とを備え、前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長しきる前に、
前記カラー部材の前記係合部が前記第一管体及び前記第
二管体の前記リブ部に係合するように、カラー部材の係
合部と第一管体及び第二管体のリブ部とが配置されてい
ることを特徴とする。従って、所定間隔を隔てて隣接す
る他の保護管の間に対し、前記蛇腹部材の蛇腹部を収縮
させて保護管が容易に挿入される。また、前記蛇腹部材
の蛇腹部は前記カラー部材により保護されているため、
土圧によって蛇腹部が破損される不具合が防止される。
また、地中での前記蛇腹部材の前記蛇腹部への土圧は、
前記カラー部材によって、挿通された電線に与えられな
い。更に、前記蛇腹部材の前記蛇腹部によって、前記第
一管体と前記第二管体との間が伸縮自在となり、蛇腹部
材の蛇腹部が伸長しきる前に、前記カラー部材の前記係
合部が第一管体及び第二管体の前記リブ部に係合するこ
とによって、蛇腹部が過大に伸長されて破損することが
防止され、蛇腹部に土圧等の圧力が加わっても充分な耐
久性が得られる。
【0016】また、請求項11では、請求項1、3及び
10に記載の保護管において、前記蛇腹部材は、前記第
一管体及び前記第二管体の外周面を被覆し、その蛇腹部
材の端部は、第一管体及び第二管体の挿通孔開口面に設
けられた溝に圧入されていることを特徴とする。前記蛇
腹部材が、前記第一管体及び前記第二管体の外周面を被
覆して、その蛇腹部の端部が溝に圧入されていることに
より、蛇腹部材が第一管体及び第二管体から外れない。
【0017】また、請求項12では、請求項1、3及び
10に記載の保護管において、前記第一管体及び前記第
二管体の外形は矩形状であることを特徴とする。前記第
一管体及び前記第二管体が矩形状であることによって、
配管作業が容易となる。
【0018】そして、請求項13では、地中に埋設する
電線を挿通する挿通路を有する第一管体と、前記第一管
体の前記挿通路に対応した位置に設けられた前記電線を
挿通する挿通路を有する第二管体と、前記第一管体と前
記第二管体との間に配置される蛇腹部を有する蛇腹部材
と、前記第一管体及び前記第二管体それぞれに対して締
め付け固定されると共に、所定値未満の締め付け力によ
って前記蛇腹部を収縮した状態とし、所定値以上の締め
付け力によって破断して前記蛇腹部を伸縮可能な状態と
し、端部において他の保護管に連結する連結部材とを備
え、前記電線を土砂や水等から保護する保護管の連結方
法であって、前記連結部材の前記第一管体側の一端部
を、他の保護管の連結部材に対向して配置するステップ
と、前記連結部材の前記第二管体側の他端部を回転させ
ることにより、一端部を他の保護管の連結部材に連結す
るステップと、前記連結部材の前記他端部を更に回転さ
せる方向に前記所定値以上の締め付け力を与えて、連結
部材を破断するステップと、前記連結部材の前記他端部
に更に他の保護管の連結部材を連結するステップとから
なることを特徴とする。従って、前記連結部材の締め付
け力を所定値未満として、所定間隔を隔てて隣接する他
の保護管の間に対し、前記蛇腹部材の蛇腹部を収縮させ
て保護管が容易に挿入される。また、前記連結部材の前
記第二管体側の他端部を回転させることにより、連結部
材の一端部を他の保護管の連結部材に連結し、連結部材
の他端部を更に回転させる方向に前記所定値以上の締め
付け力を与えて、連結部材を破断して、前記蛇腹部材の
前記蛇腹部を伸縮自在として、連結部材の他端部に更に
他の保護管の連結部材が連結されることによって、伸縮
自在の保護管が容易に他の保護管に連結される。
【0019】また、請求項14では、請求項13に記載
の保護管の連結方法において、前記連結部材の前記他端
部に更に他の保護管を連結するステップにおいて、連結
部材の他端部に連結部材の回転を規制する回転規制カラ
ーを取り付けた後、連結部材の他端部に更に他の保護管
の連結部材を連結することを特徴とする。前記回転規制
カラーによって、破断した連結部材の回転が規制され
て、他端部での他の保護管との連結が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、地中に埋設する電
線、例えば送電線、通信線(光ファイバも含む)等を土
砂や水等から保護する保護管1の側面断面図である。図
1に示すように、保護管1の両端には端部管3,10が
配置され、端部管3と端部管10との間には内部管4,
5,6,7,8,9が配置される。そして、端部管3と
内部管4との間に蛇腹部12を配置した蛇腹部材13が
端部管3及び内部管4の外周面を被覆して取り付けられ
ており、内部管5と内部管6との間に蛇腹部14を配置
した蛇腹部材15が内部管5及び内部管6の外周面を被
覆して取り付けられており、内部管7と内部管8との間
に蛇腹部16を配置した蛇腹部材17が内部管7及び内
部管8の外周面を被覆して取り付けられており、内部管
9と端部管10との間に蛇腹部18を配置した蛇腹部材
19が内部管9及び端部管10の外周面を被覆して取り
付けられている。
【0021】また、内部管4と内部管5とは接続ナット
25と接続ボルト26とによって接続されており、内部
管6と内部管7とは接続ナット27と接続ボルト28と
によって接続されており、内部管8と内部管9とは接続
ナット29と接続ボルト30とによって接続されてい
る。尚、接続ナット25,27,29は同一のものであ
り、接続ボルト26,28,30は同一のものである。
それらの端部管3、内部管4〜9及び端部管10内を通
って連結ボルト31が配置され、連結ボルト31の一端
は連結ナット33と内部ナット34とに螺合して端管部
3に固定され、連結ボルト31の他端は連結ナット35
と内部ナット36とに螺合して端管部10に固定されて
いる。
【0022】次に、端部管3について図2を参照して説
明する。図2(a)は端部管3の正面図である。端部管
3は、硬質合成樹脂やアルミ、鋳鉄等の金属で形成され
ており、その外形は矩形状である。保護管1の端面とな
る端部管3の面Hには、外形に沿った溝部40が形成さ
れており、その溝部40には蛇腹部材13の端部が圧入
される。また、端管部3の溝部40に囲まれた領域に
は、電線を挿通する円形状の4つの挿通路42が形成さ
れている。その各挿通路42の面J側(図2(c))に
はリブ43、44が設けられいる。そのリブ43,44
は、挿通路42の円周の1/4よりわずかに短い長さで
あり、リブ43とリブ44とは、挿通路42の中心軸に
対して対称に配置されている。つまり、リブ43,44
は略90度の角度を隔てて、且つ、略90度の角度を持
っている。
【0023】そして、端部管3の正面中央には、連結ボ
ルト31が挿通する中心孔45が形成されており、その
中心孔45に連通した6角形状の凹部46が面H側に形
成されている。この凹部46の開口部の大きさは、中心
孔45よりも大きくて連結ナット33(図1)が回転可
能な大きさであれば良く、凹部46の形状も円でなけれ
ば良く、例えば、四角形状や楕円形状でも良い。そし
て、図2(b)、図2(c)に示すように、保護管1の
内部管4側となる端部管3の面Jには、蛇腹部材13の
蛇腹部12が配置される切り欠き部48が端部管3の外
形に沿って形成されている。図2(a)、図2(b)、
図2(c)に示すように、端部管3の外周面における蛇
腹部材13が接するコーナー部49,50,51は、蛇
腹部材13が傷まないように曲面となっている。尚、端
部管10は、端部管3と同一のもので、面を裏返しにし
て配置したものであり、具体的に説明すると、面Jを内
部管9側としたものである。
【0024】次に、内部管4について図3を参照して説
明する。図3(a)は内部管4の正面図である。内部管
4は、端部管3と同位一の材料である硬質合成樹脂やア
ルミ、鋳鉄等の金属で形成されており、その外形は端部
管3と同様の矩形状である。保護管1の端部管3の面J
と対向する内部管4の面Kには、蛇腹部材13の蛇腹部
12が配置される切り欠き部55が内部管4の外形に沿
って形成されている。また、内管部4の切り欠き部55
に囲まれた領域には、端部管3の挿通路42に対応して
配置され、電線を挿通する円形状の4つの挿通路57が
形成されている。その各挿通路57の面K側(図3
(c))にはリブ58、59が設けられいる。そのリブ
58,59は、挿通路57の円周の1/4よりわずかに
短い長さであり、リブ58とリブ59とは、挿通路57
の中心軸に対して対称に配置されている。つまり、リブ
58,59は略90度の角度を隔てて、且つ、略90度
の角度を持っている。更に、リブ58とリブ59とは、
端部管3の挿通路42の円周におけるリブ43,44が
設けられていない領域に対応するように配置されてい
る。
【0025】そして、内部管4の正面中央には、連結ボ
ルト31が挿通する中心孔60が形成されており、その
中心孔46の大きさは、内部ナット34(図1)が挿通
可能な大きさである。また、内部管4の切り欠き部55
に囲まれた領域における、切り欠き部55の近傍であ
り、且つ、各挿通孔57間には、接続ボルト26(図
1)のねじ部が挿通可能な貫通孔62が4カ所形成され
ており、その貫通孔62に連通した円形状の凹部63が
面K側に形成されている。この凹部63の開口部大きさ
は、接続ナット25(図1)を圧入固定する大きさであ
る。
【0026】そして、図3(b)、図3(c)に示すよ
うに、保護管1の内部管5側となる内部管4の面Lに
は、溝部65が外形に沿って形成されており、その溝部
65には蛇腹部材13の端部が圧入される。図3
(a)、図3(b)、図3(c)に示すように、内部管
4の外周面における蛇腹部材13が接するコーナー部6
7,68,69は、蛇腹部材13が傷まないように曲面
となっている。尚、内部管5〜9は、内部管4と同一の
ものであって、内部管6,8は、面の向く方向を内部管
4と同一方向に配置したものであり、内部管5,7,9
は、面を裏返しにして配置したものであり、内部管5を
例にして具体的に説明すると、面Lを内部管4側とした
ものである。
【0027】次に、蛇腹部材13について図4を参照し
て説明する。図4(a)は蛇腹部材13の正面と側面と
を示す図である。蛇腹部材13は、CR,NBR,EP
DM,シリコン等の塩化ビニル,PP,PE等の軟質合
成樹脂により、ブロー成形、押出成形、射出成形等によ
って形成される。その蛇腹部材13は、端部管3の外周
面を被覆して密着固定される被覆部70と、内部管4の
外周面を被覆して密着固定される被覆部71と、被覆部
70と被覆部71との間に設けられた蛇腹部12とを有
している。被覆部70,71の内面形状は、端部管3、
内部管4の外周面に密着するために、端部管3及び内部
管4の外形と同様な矩形状であり、被覆部70,71の
内径寸法は、端部管3、内部管4の外形寸法よりもやや
小さめに設定されている。
【0028】また、図4(b)は、蛇腹部材13の側面
断面の一部を示す図である。蛇腹部材13の端部72,
73は、端管部3の面H及び内部管4の面Lに接するよ
うにそれぞれ直角状に折り返されており、その端部7
2,73には蛇腹部12方向に延びた係止突部74,7
5が設けられ、それら係止突部74,75には所要数の
係止爪76,77が設けられている。そして、蛇腹部材
13を端部管3及び内部管4に取り付けた状態を図4
(c)を参照して説明する。蛇腹部材13の被覆部7
0,71は、端部管3、内部管4の外周面を被覆して密
着固定されており、蛇腹部12は、端部管3の切り欠き
部48及び内部管4の切り欠き部55に配置されてい
る。また、蛇腹部材13の端部72の係止突部74が端
部管3の溝部40に圧入されており、係止突部74の係
止爪76によって係止部74が溝部40から外れにくく
なっている。同様にして、蛇腹部材13の端部73の係
止突部75が、係止爪77によって内部管4の溝部65
から外れにくくなっている。尚、蛇腹部材15,17,
19は蛇腹部材13と同一のものである。
【0029】次に、連結ボルト31について図5を参照
して説明する。連結ボルト31の両端部には、ネジ方向
を逆にした雄ネジ部80,81が形成されており、中央
部には径を小さくするための切り欠き部82が形成され
ている。その切り欠き部82の形状は、連結ボルト31
に所定値以上の応力、例えば350kgf/cm2以上の回転
応力が与えられたときに、連結ボルト31が切り欠き部
82において破断するような形状であればよい。尚、前
記所定値は350kgf/cm2に設定したが、200〜10
00kgf/cm2の範囲内で設定すればよい。これは、前記
所定値が200kgf/cm2未満であると、保護管1の端部
管3及び端部管10に取り付けるときに、連結ボルト3
1が破断して他の保護管に連結できない不良品となった
り、容易に連結ボルト31が破断してしまうので他の保
護管に強固に連結することができなかったりするからで
ある。また、所定値が1000kgf/cm2を越えて前記所
定値が設定されていると、人力では連結ボルト31を破
断することが困難になり、他の保護管との連結時の作業
効率が悪くなるからである。
【0030】そして、連結ボルト31を保護管1に取り
付けた状態を図6を参照して説明する。連結ボルト31
の雄ネジ部80には、内部ナット34が基端部まで螺合
され、ワッシャー84が挿通されている。そして、端部
管3の中心孔45を挿通した雄ネジ部80に、端部管3
の面H側の凹部46において連結ナット33が螺合し
て、連結ナット33が凹部46の底面に接し、且つ、ワ
ッシャー84が端部管3の面Jと接した状態とされてい
る。同様にして、連結ボルト31の雄ネジ部81には、
内部ナット36が螺合され、ワッシャー85が挿通され
ており、端部管10の中心孔45を挿通した雄ネジ部8
1に、端部管10の面H側の凹部46において連結ナッ
ト35が螺合して、連結ナット35が凹部46の底面に
接し、且つ、ワッシャー85が端部管10の面Jと接し
た状態とされている。
【0031】次に、図7を参照して、端部管3の挿通路
42及び内部管4の挿通路57に挿通され、蛇腹部材1
3の蛇腹部12に対応した位置に配置されるカラー部材
87について説明する。カラー部材87は端部管3,1
0及び内部管4〜9と同一の材料である硬質合成樹脂や
アルミ、鋳鉄等の金属によって形成されている。尚、カ
ラー部材87は、端部管3と内部管4とに跨って移動可
能に組み付けられることで、蛇腹部材13の蛇腹部12
の伸縮を妨げることなく保護するものである。図7
(a)のカラー部材87の斜視図に示すように、カラー
部材87の形状は、電線が挿通される貫通孔88を有し
た管形状である。カラー部材87の外周面の両端には、
外側に延び、且つ外周に沿って延びた突部89,90,
91,92が設けられており、突部89,90が一端に
配置され、突部91,92が他端に配置されている。
【0032】そして、図7(b)のカラー部材87の平
面図、図7(c)のカラー部材87の側面図に示すよう
に、突部89,90,91,92の外周方向の長さは、
カラー部材87の外周の1/4よりわずかに小さい長さ
である。つまり、突部89,90,91,92は、組み
付け性を考慮して、略90度の角度を隔てて、且つ、略
90度の角度を持っている。突部89と突部90とは、
カラー部材87の中心軸に対して対照位置に配置されて
おり、突部91と突部92との配置位置は、カラー部材
87の中心軸に対して対照位置であり、且つ、カラー部
材87の外周における突部89,90が配置されていな
い位置である。ここで、突部89の先端から突部90の
先端まで距離(突部91の先端から突部92の先端まで
距離)である直径Mは、端部管3の挿通路42及び内部
管4の挿通路57の直径よりも小さく、且つ、端部管3
のリブ43の先端からリブ44の先端までの距離(内部
管4のリブ58の先端からリブ59の先端までの距離)
よりも大きい。また、カラー部材87の外周の直径N
は、端部管3のリブ43の先端からリブ44の先端まで
の距離(内部管4のリブ58の先端からリブ59の先端
までの距離)よりも小さい。そして、突部89,90か
ら突部91,92までの距離Pは、蛇腹部材13の蛇腹
部12が伸長しきった長さよりも短く設定されている。
これにより、蛇腹部材13の蛇腹部12が過大に伸長さ
れる不具合を防止することができる。
【0033】このような形状のカラー部材87を、端部
管3の挿通路42及び内部管4の挿通路57に挿通し、
蛇腹部材13の蛇腹部12に対応した位置に配置する方
法を、図8を参照して説明する。まず、例えば、図8
(a)に示すように、内部管4の挿通路57にカラー部
材87を、内部管4のリブ58,59(図8にはリブ5
9のみを示す)にカラー部材87の突部89,90(図
8には突部89のみを示す)が接するまで挿入する。そ
して、挿入する力を加えながらカラー部材87を回転す
ると、突部89,90がリブ58,59が無い位置(前
記切り欠き部の位置)に移動したとき、図8(b)に示
すように、カラー部材87が挿通路57を挿通する。更
に、カラー部材87を挿入すると、カラー部材87の突
部89,90が端部管3のリブ43,44(図8にはリ
ブ43のみを示す)に接する。そして、挿入する力を加
えながらカラー部材87を略90度回転すると、突部8
9,90がリブ43,44が無い位置(前記切り欠き部
の位置)に移動したとき、図8(c)に示すように、カ
ラー部材87が端部管3の挿通路42内に挿入され、カ
ラー部材87の配置が完了する。
【0034】カラー部材87の配置が完了した状態のま
までは、保護管1を運んでいるとき等に何らかの要因に
てカラー部材87が回転してカラー部材87の配置位置
が図8(a),図8(b)のような位置、つまり、カラ
ー部材87が蛇腹部材13の蛇腹部12に対応しない位
置にズレてしまう虞がある。このため、図9に示すよう
な、軟性合成樹脂で形成され、回転規制突起96を有す
る回転規制部材95を、図10に示すように、内部管4
の挿通路57内周におけるリブ58,59が存在しない
領域において、回転規制部材95の回転規制突起96の
長手方向が、内部管4の挿通路57の中心軸方向と平行
となるように取り付ける。この回転規制突起96の長さ
は、カラー部材87が挿通路57の中心軸方向に移動可
能な長さよりも大きく設定してある。このようにして、
カラー部材87が回転すると、突部90,91(図10
には突部91のみを示す)が回転規制部材95の回転規
制突起96に当接して、カラー部材87の回転が規制さ
れるので、カラー部材87の突部89,90,91,9
2が挿通路42,57の内周におけるリブ43,44,
58,59が存在しない位置に移動することがない。従
って、カラー部材87の配置位置が図8(a),図8
(b)のような位置にズレてしまうことがない。この回
転規制部材95は、端管部3もしくは内部管4の少なく
とも一方に取り付ければよい。
【0035】次に、図11及び図12を参照して、保護
管1の組み立て方法を説明する。まず、図11(a)に
示すように、蛇腹部材13の被覆部70を端部管3にセ
ットする。このとき、図4(c)に示すように、端部管
3の溝部40には蛇腹部材13の係止突部74が圧入さ
れている。そして、図11(b)に示すように、凹部6
3(図3参照)に接続ナット25(図1)が、予め周り
止めされて圧入された内部管4を蛇腹部材13の被覆部
71にセットする。このとき、図4(c)に示すよう
に、内部管4の溝部65には蛇腹部材13の係止突部7
5が圧入されている。
【0036】次に、図11(c)に示すように、カラー
部材87を、上述したような方法で、端部管3の挿通路
42及び内部管4の挿通路57に挿通し、蛇腹部材13
の蛇腹部12に対応した位置に配置する。その後、回転
規制部材95を内部管4の挿通路57に取り付ける。こ
れにより1つのユニットが完成する。そして、図11
(d)に示すように、蛇腹部材15に内部管5をセット
した後、接続ボルト26を内部管5の凹部63、貫通孔
62及び内部管4の貫通孔62を通して接続ナット25
と螺合して、蛇腹部材13の端部73と蛇腹部材15の
端部72とが弾性圧縮して密接し、これによって内部管
4と内部管5とが隙間無く接続される。
【0037】その後、内部管4と同様に、接続ナット2
7(図1)が圧入された内部管6は、蛇腹部材15にセ
ットされる(図12(a))。図11(c)と同様にし
て、カラー部材87を、内部管5、6に跨って配置し、
回転規制部材95を内部管6に取り付ける(図12
(b))。図11(d)と同様にして、蛇腹部材17に
内部管7をセットした後、接続ボルト28を内部管6の
接続ナット27と螺合して、内部管6と内部管7とを接
続する。このような動作を繰り返して、内部管8及び内
部管9を接続する。
【0038】そして、この状態で、雄ネジ部80に内部
ナット34及びワッシャー84を取り付けた連結ボルト
31を内部管9,8,7,6,5,4の中心孔60を通
して、雄ネジ部80を端部管3の中心孔45に挿通させ
る。その挿通した雄ネジ部80に連結ナット33を螺合
する。次に、連結ボルト31の雄ネジ部81に内部ナッ
ト36及びワッシャー85を取り付けた後、端部管10
の中心孔45に連結ボルト31の雄ネジ部81を挿通し
つつ、端部管10を蛇腹部材19にセットする。そし
て、端部管10の中心孔45を挿通した連結ボルト31
の雄ネジ部80に連結ナット33を螺合する(図6参
照)。上述したように、4つのユニットが直列に連接さ
れて組み立てられた保護管1は、図1に示すような状態
となる。
【0039】このようにして組み立てられた保護管1
を、他の保護管、例えば、コンクリートや、陶器等で形
成された伸縮しない保護管に連結する方法を図13を用
いて説明する。まず、図13(a)に示すように、伸縮
しない保護管97の中心に取り付けられた連結ボルト9
9に、伸縮可能な保護管1の一端側の連結ナット33が
対向するように、保護管1を配置する。次に、保護管1
の他端側の連結ナット35をラチェットやスパナ等によ
り回転することにより、その回転が連結ボルト31を介
して連結ナット33に伝わり、連結ナット33が伸縮し
ない保護管97の連結ボルト98に螺合する。その後、
更に、連結ナット35にラチェットやスパナ等により回
転する力を与えて、つまり、連結ボルト31に上述した
所定値350kgf/cm2以上の力を与えて、連結ボルト3
1を切り欠き部82において破断する(図13
(b))。連結ボルト31が破断すると、保護管1は、
蛇腹部材13,15,17,19の蛇腹部12,14,
16,18によって伸縮自在となる。
【0040】このとき、連結ナット35が破断した連結
ボルト31と共に回転自在であるので、連結ナット35
が回転しないように、回転規制カラー83を図13
(c)に示すように、連結ナット35及び6角形状の凹
部46(図2)に嵌合する。この回転規制カラー83の
幅は、凹部46の深さよりも小さく設定されている。そ
して、次の伸縮しない保護管99の連結ボルト100
を、連結ナット35に対応した位置に配置して、保護管
99の他端側から連結ボルト100を回転させて、連結
ボルト100が連結ナット35に螺合して、伸縮する保
護管1が伸縮しない保護管97,99に連結される。
【0041】以上説明したように、連結ボルト31が他
の保護管97に連結されて、連結ボルト31に所定値3
50kgf/cm2以上の締め付け力が与えられることによ
り、連結ボルト31が破断されて、蛇腹部材13,1
5,17,19の蛇腹部12,14,16,18によっ
て伸縮自在となるので、地震や地盤沈下等により保護管
1に力が加わっても、他の保護管97,99との連結部
分が離れることがなく、外部から土砂や水の進入を阻止
することができる。また蛇腹部12,14,16,18
によって充分な伸縮が得られるので、所望する曲率に保
護管1を屈曲することができる。従って、保護管1の製
造や管理に手間を必要とすることがなく、更に、屈曲し
た状態の配管を容易に行うことができる。また、内部管
及び蛇腹部材の数を変えれば、保護管1の伸縮幅が変化
するので、容易に所望の伸縮幅とすることができる。
【0042】また、カラー部材87が、各蛇腹部12,
14,16,18に対応した位置に配置されているの
で、土圧によって各蛇腹部12,14,16,18が破
損することによる不具合を防止することができ、地中で
の蛇腹部12,14,16,18への土圧が、カラー部
材87によって支持され、挿通された電線に影響を与え
ることがない。
【0043】また、端部管3、10の挿通路42及び内
部管4〜9の挿通路57にリブ43,44,及び58,
59が設けられ、カラー部材87の突部89,90,9
1,92が設けられているので、リブ43,44,5
8,59にカラー部材87の突部89,90,91,9
2が係合してカラー部材の前記挿通路方向の移動が規制
される。従って、部品点数を増加することなく、カラー
部材87が蛇腹部12,14,16,18に対応した位
置から外れにくくすることができる。
【0044】更に、突部89,90から突部91,92
までの距離Pは、蛇腹部材13の蛇腹部12が伸長しき
った長さよりも短く設定されているので、蛇腹部材13
の蛇腹部12,14,16,18が伸長しきる前に、カ
ラー部材13の突部89,90,91,92がリブ4
3,44,58,59に係合する。従って、蛇腹部材1
3,15,17,19の蛇腹部12,14,16,18
の伸び量を制限して、蛇腹部12,14,16,18が
過大に伸長されて破損されることが防止され、蛇腹部1
2,14,16,18に土圧等の圧力が加わっても充分
な耐久性を得ることができる。
【0045】また、内部管4、6,8及び端部管10に
は、回転規制部材95が取り付けられているので、カラ
ー部材87の回転が規制され、確実にカラー部材87が
蛇腹部12,14,16,18に対応した位置から外れ
ることを防止することができる。
【0046】また、連結ボルト31の中央部には切り欠
き部82が設けられているので、連結ボルト31が破断
する所定値を容易に200〜1000kgf/cm2の範囲内
とすることができ、また、破断位置を所望とする位置と
することができる。
【0047】また、蛇腹部材13,15,17,19
は、端部管3、内部管4〜9及び端部管10の外周面を
被覆し、蛇腹部材13の端部72,73の係止突部7
4,75は、端部管3、内部管4〜9及び端部管10の
各溝部40,65に圧入されているので、保護部材1が
他の保護部材97,99に連結された状態において、蛇
腹部材13,15,17,19が外れることがない。
【0048】また、端部管3,10及び内部管4〜9の
外形は矩形状であるので、連結時に保護管1が転がった
りすることなく、連結作業をスムーズに行うことがで
き、保護管1の製造や管理においても良好に行うことが
できる。
【0049】そして、連結ボルト31に螺合した連結ナ
ット35を回転させることにより、連結ナット33を他
の保護管97の連結ボルト98に連結し、更に連結ナッ
ト35を回転させる方向に所定値350kgf/cm2以上の
締め付け力を与えて、連結ボルト31を破断して、蛇腹
部材13,15,17,19の蛇腹部12,14,1
6,18を伸縮自在とし、連結ナット35に更に他の保
護管99の連結ボルト100が連結されるので、伸縮自
在の保護管1を容易に他の保護管97,99に連結する
ことができる。従って、連結作業の効率が向上する。
【0050】尚、本実施の形態では、蛇腹部材13の蛇
腹部12,14,16,18が伸長しきる前に、カラー
部材13の突部89,90,91,92がリブ43,4
4,58,59に係合して、蛇腹部12,14,16,
18に撓み部分を形成していたが、その係合だけではな
く、端部管3、10及び内部管4〜9にワイヤを挿通す
るためのワイヤ挿通孔を設けて、ワイヤの作用によって
も、蛇腹部材13の蛇腹部12,14,16,18が伸
長しないようにすることができる。
【0051】また、本実施の形態では、保護管1に挿通
孔を4つ設けて電線が4つ挿通される構成となっていた
が、挿通孔の数はいくつであっても良く、例えば、挿通
孔が6つの場合は、図14(a)に示すように、保護管
201の外形は長方形状となり、連結ボルトが挿通する
穴203は図のように2カ所配置される。また挿通孔が
9つの場合は、図14(b)に示すように、保護管20
5の外形は正方形状となり、連結ボルトが挿通する穴2
07は図のように2カ所配置される。
【0052】また、本実施の形態では、伸縮可能な保護
管1の両側に伸縮不可能な保護管97,99を連結して
いたが、伸縮可能な保護管1に伸縮可能な保護管1を連
結することも可能である。
【0053】また、本実施の形態では、蛇腹部材13の
蛇腹部12の凹部の数が2つであったが、この限りでは
なく、例えば1つや3つであっても良い。
【0054】また、本実施の形態の保護管99が固定さ
れたハンドホール(図示せず)から突出したものとする
と、連結ボルト31の締め付け力を所定値350kgf/cm
2未満として、所定間隔を隔てて隣接する他の保護管9
7,99の間に対し、蛇腹部材13,15,17,19
の蛇腹部12,14,16,18を収縮させて保護管1
を挿入する。このとき、蛇腹部材13,15,17,1
9の蛇腹部12,14,16,18を収縮させているの
で、保護管1を隣接する他の保護管97,99の間に容
易に挿入することができる。そして、上述したように、
保護管97と保護管1とを連結して、連結ボルト31に
所定値350kgf/cm2以上の締め付け力を与えて、連結
ボルト31を破断した後、前記ハンドホール内から保護
管99の貫通孔を通して連結ボルト100が挿通され
る。そして、連結ボルト100の一端が連結ナット35
に螺合されて、蛇腹部材13,15,17,19の蛇腹
部12,14,16,18を引き伸ばしながら前記ハン
ドホールの保護管99の端面に引き寄せられ、保護管1
の端部管10が蛇腹部材19の端部73を介して前記ハ
ンドホールの保護管99の端面に隙間無く当接される。
これにより、保護管97と前記ハンドホールの保護管9
9とが保護管1によって連結される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1記載の保護管によれば、前記蛇腹部材の蛇腹部が
前記第一管体と前記第二管体との間に配置され、端部に
おいて他の保護管に連結する前記連結部材が第一管体及
び第二管体それぞれに対して締め付け固定されて、蛇腹
部を収縮した状態とし、その連結部材に所定値以上の締
め付け力が加わると連結部材が破断して、蛇腹部が伸縮
可能な状態となるので、地震や地盤沈下等により保護管
に力が加わっても、蛇腹部の伸縮によって他の保護管と
の連結部分が離れることがなく、外部から土砂や水の進
入を阻止することができる。また蛇腹部によって充分な
伸縮が得られるので、所望する曲率に保護管を屈曲する
ことができる。従って、従来のような保護管の製造や管
理に手間を必要とすることがなく、更に、屈曲した状態
での配管を容易に行うことができる。また、前記連結部
材が他の保護管に連結されて、連結部材に所定値以上の
締め付け力が与え前記連結部材の締め付け力を所定値未
満として、所定間隔を隔てて隣接する他の保護管の間に
対し、前記蛇腹部材の蛇腹部を収縮させて保護管を容易
に挿入することができる。
【0056】また、請求項2である請求記1に記載の保
護管によれば、前記カラー部材が前記蛇腹部材の蛇腹部
に対応した位置に配置されているので、土圧によって前
記蛇腹部材が破損される不具合を防止することができ、
地中での蛇腹部への土圧が、カラー部材によって支持さ
れ、挿通された電線に影響を与えることがない。
【0057】そして、請求項3の保護管によれば、前記
第一管体、前記第二管体及び前記蛇腹部材からなるユニ
ットを複数有し、固定部材が各ユニット同士を固定し、
端部において他の保護管に連結する連結部材が、保護管
の一端に配置されたユニットの第一管体及び保護管の他
端に配置されたユニットの第二管体それぞれに対して締
め付け固定されて、各ユニットの各蛇腹部を収縮した状
態とし、その連結部材に所定値以上の締め付け力が加わ
ると、連結部材が破断して、各ユニットの各蛇腹部が伸
長可能な状態となるので、地震や地盤沈下等により保護
管に力が加わっても、各ユニットの各蛇腹部が伸縮して
他の保護管との連結部分が離れることがなく、外部から
土砂や水の進入を阻止することができる。また各ユニッ
トの各蛇腹部によって充分な伸縮が得られるので、所望
する曲率に保護管を屈曲することができる。従って、従
来のような保護管の製造や管理に手間を必要とすること
がなく、更に、屈曲した状態での配管を容易に行うこと
ができる。また、ユニットの数を変えれば、保護管の伸
縮幅が変化するので、容器に所望の伸縮幅とすることが
できる。
【0058】また、請求項4である請求項3に記載の保
護管によれば、各ユニットの前記蛇腹部材の蛇腹部に対
応した位置に前記カラー部材が配置されているので、土
圧によって各蛇腹部材が破損される不具合を防止するこ
とができ、地中での各ユニットの前記蛇腹部への土圧
が、カラー部材によって支持され、挿通された電線に影
響を与えることがない。
【0059】また、請求項5である請求項2及び4に記
載の保護管によれば、前記第一管体及び前記第二管体の
挿通路内に設けられたリブ部に、前記カラー部材の係合
部が係合することによって、部品点数を増加することな
く、カラー部材の前記挿通路方向の移動が規制されるの
で、カラー部材が蛇腹部に対応した位置から外れにくく
することができる。
【0060】更に、請求項6である請求項5に記載の保
護管によれば、前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長しきる前
に、前記カラー部材の前記係合部が前記第一管体及び前
記第二管体の前記リブ部に係合するので、蛇腹部材の蛇
腹部の伸び量を制限して、蛇腹部が過大に伸長されて破
損されることをが防止することができ、蛇腹部に土圧等
の圧力が加わっても充分な耐久性を得ることができる。
【0061】また、請求項7である請求項5に記載の保
護管によれば、前記第一管体または前記第二管体の少な
くとも一方の前記挿通路内に、前記カラー部材の回転を
規制する回転規制部材が設けられているので、確実にカ
ラー部材が蛇腹部に対応した位置から外れることを防止
することができる。
【0062】また、請求項8である請求項1及び3に記
載の保護管によれば、前記連結部材が破断する締め付け
力を示す前記所定値が、200〜1000kgf/cm2の範
囲内であるので、保護管の組み立て作業や他の保護管と
の連結作業が容易となり、作業効率を向上することがで
きる。
【0063】更に、請求項9である請求項8に記載の保
護管によれば、前記連結部材における、前記第一管体の
締め付け固定位置と前記第二管体の締め付け固定位置と
の間に、前記切り欠き部が設けられているので、前記所
定値を容易に前記範囲内とすることができ、また、破断
位置を切り欠き部を設けた所望の位置とすることができ
る。
【0064】そして、請求項10の保護管によれば、前
記蛇腹部材の蛇腹部が、前記第一管体と前記第二管体と
の間に配置されているので、地震や地盤沈下等により保
護管に力が加わっても、蛇腹部の伸縮によって他の保護
管との連結部分が離れることがなく、外部から土砂や水
の進入を阻止することができる。また蛇腹部によって充
分な伸縮が得られるので、所望する曲率に保護管を屈曲
することができる。従って、従来のような保護管の製造
や管理に手間を必要とすることがなく、更に、屈曲した
状態での配管を容易に行うことができる。また、前記蛇
腹部材の蛇腹部が伸長しきる前に、前記カラー部材の前
記係合部が前記第一管体及び前記第二管体の前記リブ部
に係合するので、蛇腹部が過大に伸長されて破損するこ
とを防止することができ、蛇腹部に土圧等の圧力が加わ
っても充分な耐久性を得ることができる。更に、所定間
隔を隔てて隣接する他の保護管の間に対し、前記蛇腹部
材の蛇腹部を収縮させて保護管を容易に挿入することが
できる。
【0065】また、請求項11である請求項1、3及び
10に記載の保護管によれば、前記蛇腹部材は、前記第
一管体及び前記第二管体の外周面を被覆し、その蛇腹部
材の端部が、第一管体及び第二管体の挿通孔開口面に設
けられた溝に圧入されているので、保護部材を他の保護
部材に連結した状態では、蛇腹部材が第一管体及び第二
管体から外れることがない。
【0066】また、請求項12である請求項1、3及び
10に記載の保護管によれば、前記第一管体及び前記第
二管体の外形が矩形状であるので、配管作業が容易であ
る。
【0067】そして、請求項13の保護管の連結方法に
よれば、前記連結部材の前記第一管体側の一端部が他の
保護管の連結部材に対向して保護管を配置し、その保護
管の連結部材の前記第二管体側の他端部を回転させるこ
とにより、一端部を他の保護管の連結部材に連結し、連
結部材の他端部を更に回転させる方向に前記所定値以上
の締め付け力を与えて、連結部材を破断して、前記蛇腹
部材の前記蛇腹部を伸縮自在とし、連結部材の他端部に
更に他の保護管の連結部材が連結されるので、伸縮自在
の保護管を容易に他の保護管に連結することができる。
従って、配管作業の効率が向上する。更に、前記連結部
材の締め付け力を所定値未満として、所定間隔を隔てて
隣接する他の保護管の間に対し、前記蛇腹部材の蛇腹部
を収縮させて保護管を容易に挿入することができる。
【0068】また、請求項14である請求項13に記載
の保護管の連結方法によれば、連結部材が破断した後、
前記連結部材の前記他端部に回転規制カラーを取り付け
ているので、破断した連結部材の回転が規制されて、他
端部での他の保護管との連結が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の保護管1を示す側面断面
図である。
【図2】前記保護管1の端部管3を示す図である。
【図3】前記保護管1の内部管4を示す図である。
【図4】前記保護管1の蛇腹部材13を示す図である。
【図5】前記保護管1の連結ボルト31を示す図であ
る。
【図6】前記連結ボルト31を保護管1に組み付けた状
態を示す図である。
【図7】前記保護管1のカラー部材87を示す図であ
る。
【図8】前記カラー部材87の挿入手順を示す図であ
る。
【図9】前記保護管1の回転規制部材95を示す図であ
る。
【図10】前記回転規制部材95を取り付けた状態を示
す図である。
【図11】前記保護管1の組み立て手順を示す図であ
る。
【図12】前記保護管1の組み立て手順を示す図であ
る。
【図13】前記保護管1を他の保護管97,99に連結
する手順を示す図である。
【図14】本発明の他の実施の形態の保護管201,2
05を示す正面図である。
【図15】従来技術の保護管101,105を示す図で
ある。
【図16】他の従来技術の保護管111を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 保護管 3,10 端部管 4,5,6,7,8,9 内部管 12,14,16,18 蛇腹部 13,15,17,19 蛇腹部材 25,27,29 接続ナット 26,28,30 接続ボルト 31 連結ボルト 33,35 連結ナット 34,36 内部ナット 40,65 溝部 42,57 挿通孔 43,44,58,59 リブ 82 切り欠き部 83 回転規制カラー 87 カラー部材 88 貫通孔 89,90,91,92 突部 95 回転規制部材 96 回転規制突起 97,99 他の保護管

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設する電線を土砂や水等から保
    護する保護管において、 前記電線を挿通する挿通路を有する第一管体と、 前記第一管体の前記挿通路に対応した位置に設けられた
    前記電線を挿通する挿通路を有する第二管体と、 前記第一管体と前記第二管体との間に配置される蛇腹部
    を有する蛇腹部材と、 前記第一管体及び前記第二管体それぞれに対して締め付
    け固定されると共に、所定値未満の締め付け力によって
    前記蛇腹部を収縮した状態とし、所定値以上の締め付け
    力によって破断して前記蛇腹部を伸縮可能な状態とし、
    端部において他の保護管に連結する連結部材とを備えた
    ことを特徴とする保護管。
  2. 【請求項2】 前記第一管体の前記挿通路と前記第二管
    体の前記挿通路とに跨って挿入されて前記蛇腹部材の蛇
    腹部に対応した位置に配置され、前記電線を挿通する貫
    通孔を有するカラー部材を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の保護管。
  3. 【請求項3】 地中に埋設する電線を土砂や水等から保
    護する保護管において、 前記電線を挿通する挿通路を有する第一管体と、前記第
    一管体の前記挿通路に対応した位置に設けられた前記電
    線を挿通する挿通路を有する第二管体と、前記第一管体
    と前記第二管体との間に配置される蛇腹部を有する蛇腹
    部材とからなるユニットを複数有し、 1つのユニットの第二管体に他のユニットの第一管体を
    固定する固定部材と、 保護管の一端に配置されたユニットの第一管体及び保護
    管の他端に配置されたユニットの第二管体それぞれに対
    して締め付け固定されると共に、所定値未満の締め付け
    力によって各ユニットの各蛇腹部を収縮した状態とし、
    所定値以上の締め付け力によって破断して各ユニットの
    各蛇腹部を伸縮可能な状態とし、端部において他の保護
    管に連結する連結部材とを備えたことを特徴とする保護
    管。
  4. 【請求項4】 前記ユニットの前記第一管体の前記挿通
    路と該ユニットの前記第二管体の前記挿通路とに跨って
    挿入されて前記蛇腹部材の蛇腹部に対応した位置に配置
    され、前記電線を挿通する貫通孔を有するカラー部材を
    各ユニットにそれぞれ備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の保護管。
  5. 【請求項5】 前記第一管体及び前記第二管体には、そ
    れぞれの挿通路内において、前記カラー部材が前記蛇腹
    部に対応した位置から外れないように、カラー部材の前
    記挿通路方向の移動を規制するためのリブ部が設けら
    れ、前記カラー部材には、前記リブ部に係合可能な複数
    の係合部が設けられていることを特徴とする請求項2及
    び4に記載の保護管。
  6. 【請求項6】 前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長しきる前
    に、前記カラー部材の前記係合部が前記第一管体及び前
    記第二管体の前記リブ部に係合するように、カラー部材
    の係合部と第一管体及び第二管体のリブ部とが配置され
    ていることを特徴とする請求項5に記載の保護管。
  7. 【請求項7】 前記第一管体または前記第二管体の少な
    くとも一方の前記挿通路内に、前記カラー部材の回転を
    規制する回転規制部材を備えたことを特徴とする請求項
    5に記載の保護管。
  8. 【請求項8】 前記連結部材が破断する締め付け力を示
    す前記所定値は、200〜1000kgf/cm2の範囲内で
    あることを特徴とする請求項1及び3に記載の保護管。
  9. 【請求項9】 前記連結部材における、前記第一管体の
    締め付け固定位置と前記第二管体の締め付け固定位置と
    の間に、前記所定値が前記範囲内となるように設定する
    ための切り欠き部が設けられ、前記所定値以上の締め付
    け力によって、前記連結部材が前記切り欠き部において
    破断することを特徴とする請求項8に記載の保護管。
  10. 【請求項10】 地中に埋設する電線を土砂や水等から
    保護する保護管において、 前記電線を挿通する挿通路を有する第一管体と、 前記第一管体の前記挿通路に対応した位置に設けられた
    前記電線を挿通する挿通路を有する第二管体と、 前記第一管体と前記第二管体との間に配置される蛇腹部
    を有する蛇腹部材と、 前記第一管体の前記挿通路と前記第二管体の前記挿通路
    とに跨って挿入されて前記蛇腹部材の蛇腹部に対応した
    位置に配置され、前記電線を挿通する貫通孔を有するカ
    ラー部材と、 前記第一管体及び前記第二管体の挿通路内にそれぞれ設
    けられ、前記カラー部材が前記蛇腹部に対応した位置か
    ら外れないように、カラー部材の前記挿通路方向の移動
    を規制するためのリブ部と、 前記カラー部材に設けられ、前記リブ部に係合可能な複
    数の係合部とを備え、 前記蛇腹部材の蛇腹部が伸長しきる前に、前記カラー部
    材の前記係合部が前記第一管体及び前記第二管体の前記
    リブ部に係合するように、カラー部材の係合部と第一管
    体及び第二管体のリブ部とが配置されていることを特徴
    とする保護管。
  11. 【請求項11】 前記蛇腹部材は、前記第一管体及び前
    記第二管体の外周面を被覆し、その蛇腹部材の端部は、
    第一管体及び第二管体の挿通孔開口面に設けられた溝に
    圧入されていることを特徴とする請求項1、3及び10
    に記載の保護管。
  12. 【請求項12】 前記第一管体及び前記第二管体の外形
    は矩形状であることを特徴とする請求項1、3及び10
    に記載の保護管。
  13. 【請求項13】 地中に埋設する電線を挿通する挿通路
    を有する第一管体と、前記第一管体の前記挿通路に対応
    した位置に設けられた前記電線を挿通する挿通路を有す
    る第二管体と、前記第一管体と前記第二管体との間に配
    置される蛇腹部を有する蛇腹部材と、前記第一管体及び
    前記第二管体それぞれに対して締め付け固定されると共
    に、所定値未満の締め付け力によって前記蛇腹部を収縮
    した状態とし、所定値以上の締め付け力によって破断し
    て前記蛇腹部を伸縮可能な状態とし、端部において他の
    保護管に連結する連結部材とを備え、前記電線を土砂や
    水等から保護する保護管の連結方法であって、 前記連結部材の前記第一管体側の一端部を、他の保護管
    の連結部材に対向して配置するステップと、 前記連結部材の前記第二管体側の他端部を回転させるこ
    とにより、一端部を他の保護管の連結部材に連結するス
    テップと、 前記連結部材の前記他端部を更に回転させる方向に前記
    所定値以上の締め付け力を与えて、連結部材を破断する
    ステップと、 前記連結部材の前記他端部に更に他の保護管の連結部材
    を連結するステップとからなることを特徴とする保護管
    の連結方法。
  14. 【請求項14】 前記連結部材の前記他端部に更に他の
    保護管を連結するステップにおいて、連結部材の他端部
    に連結部材の回転を規制する回転規制カラーを取り付け
    た後、連結部材の他端部に更に他の保護管の連結部材を
    連結することを特徴とする請求項13に記載の保護管の
    連結方法。
JP8332800A 1996-11-28 1996-11-28 保護管及び保護管の連結方法 Pending JPH10164743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8332800A JPH10164743A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 保護管及び保護管の連結方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8332800A JPH10164743A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 保護管及び保護管の連結方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10164743A true JPH10164743A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18258953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8332800A Pending JPH10164743A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 保護管及び保護管の連結方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10164743A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095003A2 (en) * 2000-05-25 2001-12-13 Adc Telecommunications, Inc. Telescoping trough
JP2011067707A (ja) * 2011-01-14 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 洗濯乾燥機
CN111614055A (zh) * 2020-06-01 2020-09-01 广西天阳科技发展有限公司 一种现场组装式取电线路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095003A2 (en) * 2000-05-25 2001-12-13 Adc Telecommunications, Inc. Telescoping trough
WO2001095003A3 (en) * 2000-05-25 2003-09-04 Adc Telecommunications Inc Telescoping trough
US6739795B1 (en) 2000-05-25 2004-05-25 Adc Telecommunications, Inc. Telescoping trough
US7383634B2 (en) 2000-05-25 2008-06-10 Adc Telecommunications, Inc. Method of assembling a cable routing system
JP2011067707A (ja) * 2011-01-14 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 洗濯乾燥機
CN111614055A (zh) * 2020-06-01 2020-09-01 广西天阳科技发展有限公司 一种现场组装式取电线路
CN111614055B (zh) * 2020-06-01 2021-06-25 北京送变电有限公司 一种现场组装式取电线路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3225311B2 (ja) 環状凹凸波形管用ベルマウス
JP3947987B2 (ja) 壁体への螺旋管体連結用コネクタ
KR100701926B1 (ko) 로봇 아암의 케이블 보호용 유니트
US20200309290A1 (en) Adapter for sealing boot for electrical interconnections
JPH10164743A (ja) 保護管及び保護管の連結方法
JP2024032801A (ja) 配管の接続構造及び配管の接続方法
JPH1143937A (ja) 杭の継手部構造
JP3417830B2 (ja) 波形管
JP3089320B2 (ja) 接続用継手
JPH082134B2 (ja) 地中埋設される波付管の端末固定装置
JP3337991B2 (ja) 波付き管用継手
JPH09292072A (ja) 管体の屈曲接続管構造と屈曲接続具
JP3442599B2 (ja) 地下埋設用管体の接続具
JP3138572B2 (ja) ケーブル保護管
JP7419954B2 (ja) ケーブル保護管用継手
JPH0139984Y2 (ja)
JP3083418B2 (ja) 水管橋用管継手
JPH0729391U (ja) ケーブル用埋設管装置
JP7476649B2 (ja) ケーブル保護管用継手
JPH06709Y2 (ja) 螺旋管
JP2001124266A (ja) 管継手
JPH1047568A (ja) ケーブル敷設用管路の耐震管継手
JPH0626040A (ja) グラウンドアンカー用のトランペットシース、及びこれを用いた施工方法
JP2780945B2 (ja) 継 手
JP4180499B2 (ja) 管体への取着体の取着装置、及び管体の取着構造