JPH10164616A - 映像信号記録装置 - Google Patents

映像信号記録装置

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Publication number
JPH10164616A
JPH10164616A JP8323788A JP32378896A JPH10164616A JP H10164616 A JPH10164616 A JP H10164616A JP 8323788 A JP8323788 A JP 8323788A JP 32378896 A JP32378896 A JP 32378896A JP H10164616 A JPH10164616 A JP H10164616A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
output
frequency
pal
Prior art date
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Application number
JP8323788A
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English (en)
Inventor
Shinichi Uchiyama
伸一 内山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8323788A priority Critical patent/JPH10164616A/ja
Publication of JPH10164616A publication Critical patent/JPH10164616A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールド周波数が60Hzで、搬送色信号
がPAL方式である疑似PAL信号が入力された場合、
色信号をVHS規格に基づいた形式に変換できなかっ
た。 【解決手段】 入力映像信号がPAL方式であるかNT
SC方式であるかを判別する判別回路31と、判別回路
31の判別結果がPAL方式の場合において入力搬送色
信号をNTSC方式に変換する変換回路28を設けるこ
とにより、疑似PAL信号を正規のNTSC方式に基づ
いて記録することができる映像信号記録装置が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をテープ
やディスクなどの記録媒体に記録する映像信号記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、代表的な映像信号記録再生装置で
あるビデオテープレコーダは、アジア地域においては、
映像信号がNTSC方式とPAL方式の双方に対応した
マルチ方式対応となっているだけではなく、NTSC方
式で記録されたテープ再生時には、輝度信号はそのまま
で、搬送色信号をNTSC方式からPAL方式に変換し
て複合映像信号として出力する機能を備えている。すな
わちフィールド周波数が60Hzで搬送色信号がPAL
方式である映像信号(以下、疑似PAL信号と記す。)
が出力される。この疑似PAL信号は、PAL専用のテ
レビジョンで再生可能となるため、ビデオCDなどの他
の映像信号再生器においても出力される機能が備えられ
ることが多くなっている。
【0003】以下に従来の映像信号記録装置について説
明する。従来、映像信号記録装置としては、VHS方式
ビデオテープレコーダがある。図5は従来のマルチ放送
方式対応VHSビデオテープレコーダの記録系のブロッ
ク図である。図5において、1は入力端子、2は入力端
子1に入力された信号の振幅を一定に制御する自動振幅
制御回路(以下、AGC回路と記す。)、3はAGC回
路2の出力信号を外部に出力する出力端子、4は出力端
子3に接続されたPAL方式テレビジョン受像機(以
下、PAL方式TVと記す)、5はAGC回路2の出力
信号のうち低域のみ通過させるローパスフィルタ(以
下、LPFと記す。)、6はLPF5の出力信号を周波
数変調する周波数変調器(以下、FM変調器と記
す。)、7はFM変調器6の出力信号のうち高域のみ通
過させるハイパスフィルタ(以下、HPFと記す。)、
8はHPF7の出力信号と後述するLPF17の出力信
号とを加算する加算器、9は加算器8の出力信号を外部
に出力する出力端子、10はLPF5の出力輝度信号か
ら同期信号を分離する同期信号分離回路、11は同期信
号分離回路10の出力同期信号のうち垂直同期信号を抽
出するLPF、12は周波数検出器、13は入力端子1
に入力された信号のうち搬送色信号を抽出するバンドパ
スフィルタ(以下、BPFと記す。)、14はBPF1
3から出力される搬送色信号のカラーバーストが一定に
なるよう制御する自動クロマ制御回路(以下、ACC回
路と記す。)、16はACC回路14の出力信号が入力
される平衡変調器(以下、BMと記す。)、17はBM
16の出力信号のうち低域成分のみを通過させるLP
F、18は周波数検出器12の出力信号に基づき動作す
る電圧制御発振器(以下、VCOと記す。)、19はV
CO18の出力信号を1/4分周する1/4分周器、2
0はロータリ回路(以下、Rotaryと記す。)、2
1はACC回路14の出力信号と後述するVXO23の
出力信号とを位相比較して位相誤差信号を出力する位相
比較器、22は位相誤差信号を平滑させるLPF、23
はLPF22の出力信号に基づき動作する電圧制御水晶
発振器(以下、VXOと記す。)である。
【0004】以上のように構成された従来の映像信号記
録装置について、以下その動作について説明する。
【0005】まず、入力端子1から複合映像信号が入力
される。この複合映像信号はAGC回路2で振幅を一定
に制御され、出力端子3を介してPAL方式TV4に接
続される。また、AGC回路2より出力される複合映像
信号は、LPF5で搬送色信号が除去され、輝度信号を
出力する。この輝度信号はFM変調器6で周波数変調さ
れてHPF7を通り、加算器8へ供給される。
【0006】一方、入力端子1からの複合映像信号は、
BPF13で搬送色信号が抽出され、ACC回路14で
カラーバースト信号の振幅が一定になるように制御され
る。このカラーバースト信号は位相比較器21でVXO
23の出力信号と位相比較される。この位相誤差信号は
LPF22で平滑され、VXO23の発振周波数が、カ
ラーバースト信号と同一となるように制御される。
【0007】また、ACC回路14から出力される搬送
色信号はBM16で周波数変換され、LPF17で不要
成分が除去されて低域変換色信号が取り出され、加算器
8に供給される。加算器8ではHPF7からのFM変調
輝度信号とLPF17からの低域変換色信号とが加算さ
れ、出力端子9より出力される。図示しないが、出力端
子9から出力された信号は、磁気ヘッドを介してビデオ
テープ上に記録される。
【0008】同期信号分離回路10では、LPF5より
出力される輝度信号から同期信号を分離する。同期信号
分離回路10より出力される同期信号からLPF11で
垂直同期信号を抽出する。周波数検出器12では、その
垂直同期信号の周波数を検出することで、入力映像信号
のフィールド周波数を判定する。このフィールド周波数
が60Hzの場合には、入力映像信号がNTSC方式で
記録されるように制御し、50Hzの場合にはPAL方
式として記録されるように制御する。例えば、VCO1
8の発振周波数は、副搬送波周波数(以下、fscと記
す。)と低域変換色信号周波数(以下、flと記す。)
の和の4倍の周波数に制御されるが、flがPAL方式
とNTSC方式で異なる。また、VCO18の出力信号
周波数は1/4分周器19で1/4分周され、Rota
ry20へ供給される。Rotary20ではVHSの
規格に基づいて90度ローテーションを行い、BM16
の変換キャリア信号を作成するが、この90度ローテー
ションの規格がPAL方式で異なる。
【0009】以上のように構成することにより、入力信
号としてNTSC方式の信号が入力された場合、そのフ
ィールド周波数が60Hzであることを検出することに
よりNTSC方式の規格に従い記録され、PAL方式の
信号が入力された場合、そのフィールド周波数が50H
zであることを検出することによりPAL方式の規格に
従い記録されることとなる。
【0010】次に、擬似PAL信号について図6を用い
て説明する。図6はマルチ方式対応ビデオテープレコー
ダの再生系のブロック図である。図6において、51は
入力端子、52は入力端子51に入力された信号から低
域変換色信号が除去されFM変調輝度信号が取り出され
るHPF、53はHPF52からのFM変調輝度信号を
復調するFM復調器、54はFM復調器53の出力信号
から不要成分を除去するLPF、55は加算器、56は
加算器55の出力信号を外部に出力する出力端子、57
は入力信号から低域変換色信号を抽出するLPF、58
はLPF57の出力信号の振幅制御を行うACC回路、
59はACC回路58の出力信号を高域の周波数変換す
るBM、60はBM59の出力信号から不要成分を除去
するBPF、61はBPF60の出力信号のうち隣接ク
ロストーク成分を除去するくし形フィルタ(以下、CO
MBと記す。)、62はスイッチ回路、63はVCO、
64は1/4分周器、65はRotary、66はVX
O、67は2逓倍器、68はバーストシフト回路、69
はBM、70はBPF、71は変換器、72は入力端
子、73は周波数検出器である。
【0011】以上のように構成されたマルチ方式対応ビ
デオテープレコーダの再生系について説明する。
【0012】入力端子51には、ビデオテープで再生さ
れる映像信号が入力される。HPF52では低域変換色
信号が除去され、FM変調輝度信号が取り出される。さ
らにFM復調器53で復調され、LPF54で不要成分
が除去され輝度信号となる。この輝度信号は加算器55
に供給される。
【0013】一方、LPF57ではFM変調輝度信号が
除去されて、低域変換色信号が取り出される。この低域
変換色信号はACC58で振幅が制御され、BM59に
供給される。BM59では高域に周波数変換され、BP
F60で不要成分が除去され、COMB61で隣接のク
ロストーク成分が除去されて搬送色信号となる。なお、
BM59の変換キャリア信号は、fscとflの和の4
倍で発振するように制御されるVCO63の出力信号周
波数を1/4分周器64で1/4分周し、Rotary
65で90度ローテーションを行うことで作成される。
【0014】入力端子72にはテープ上に記録されたコ
ントロール信号が入力される。このコントロール信号の
周波数を周波数検出器73で検出する。この周波数が5
0Hzの場合には、VCO63及びRotary65は
PAL方式となるように制御される。このときCOMB
61の出力信号はPAL方式の搬送色信号となる。この
場合、スイッチ回路62、バーストシフト回路68は素
通りして、加算器55に供給される。加算器55では輝
度信号と搬送色信号を加算して出力端子56より出力さ
れる。
【0015】一方、周波数検出器73の検出信号が60
Hzの場合には、VCO63、Rotary65はNT
SC方式となるように制御される。ここではfscがP
AL方式のものに固定してあるため、COMB61の出
力信号は副搬送波はPAL方式であるが、変調方式がN
TSC方式である搬送色信号となる。この搬送色信号は
BM69でベクトル図上のR−Y軸が反転する。BM6
9のキャリア信号は、VXO66の出力信号であるfs
c信号を2逓倍器69で逓倍することで作成される。B
PF70では不要成分が除去される。スイッチ回路62
では1水平走査期間(以下、1Hと記す。)毎にCOM
B61とBPF70からの出力信号を交互に選択する。
さらにバーストシフト回路ではPAL方式のカラーバー
スト信号となるように1H毎に+/−45度交互に位相
シフトする。これにより、点線で囲まれた変換回路71
では、COMB61の出力信号であるNTSC方式の搬
送色信号はPAL方式の搬送色信号に変換することがで
きる。
【0016】特にアジア地域向けマルチ方式対応ビデオ
テープレコーダでは上記のようにNTSC方式で記録さ
れたテープ再生時に搬送色信号をNTSC方式からPA
L方式に変換し擬似PAL信号として出力するようにな
っている。これはPAL方式のテレビジョン受像機でも
再生映像を見ることを可能とするためである。
【0017】上記のように、図5において入力端子1か
ら擬似PAL信号が入力された場合、PAL方式TV4
では映像を見ることができるが、記録信号が出力される
出力端子9には正規の記録信号が出力されないというこ
とになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、フィールド周波数が60Hzで、搬送色
信号がPAL方式である擬似PAL信号が入力された場
合、色信号がVHS規格に基づいた形式に変換できない
ため、再生時に色信号が再生できないという問題点を有
していた。
【0019】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、擬似PAL信号が入力された場合にも映像信号を規
格に基づいた記録信号を作成することができる映像信号
記録装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像信号記録装置は、入力映像信号から搬送
色信号を抽出するバンドパスフィルタと、前記バンドパ
スフィルタから出力される搬送色信号のカラーバースト
が一定になるよう制御するACC回路と、入力映像信号
のフィールド周波数を検出する周波数検出器と、前記周
波数検出器で検出したフィールド周波数が60Hzの場
合に搬送色信号の変調方式がPAL方式であるかNTS
C方式であるかを前記ACC回路から出力されるカラー
バースト信号を用いて判別する判別回路と、前記判別回
路の判別結果がPAL方式の場合には前記ACC回路か
ら出力される搬送色信号をNTSC方式に変換する変換
回路とを備えたものである。
【0021】また、入力映像信号から搬送色信号を抽出
するバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタか
ら出力される搬送色信号のカラーバーストが一定になる
よう制御するACC回路と、入力映像信号のフィールド
周波数を検出する周波数検出器と、前記周波数検出器で
検出したフィールド周波数が60Hzの場合に搬送色信
号の変調方式がPAL方式であるかNTSC方式である
かを前記ACC回路から出力されるカラーバースト信号
を用いて判別する判別回路と、前記判別回路の判別結果
がPAL方式の場合には前記搬送色信号をPAL方式に
てベースバンドに復調する復調回路を備えたものであ
る。
【0022】この構成によって、擬似PAL信号の搬送
色信号がNTSC方式に変換できるため、NTSC方式
に基づいた記録信号を作成することができる映像信号記
録装置が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び2に記載の
発明は、入力映像信号から搬送色信号を抽出するバンド
パスフィルタと、前記バンドパスフィルタから出力され
る搬送色信号のカラーバーストが一定になるよう制御す
るACC回路と、入力映像信号のフィールド周波数を検
出する周波数検出器と、前記周波数検出器で検出したフ
ィールド周波数が60Hzの場合に搬送色信号の変調方
式がPAL方式であるかNTSC方式であるかを前記A
CC回路から出力されるカラーバースト信号を用いて判
別する判別回路と、前記判別回路の判別結果がPAL方
式の場合には前記ACC回路から出力される搬送色信号
をNTSC方式に変換する変換回路とを備え、これによ
りPAL方式の搬送色信号をNTSC方式に変換するこ
とができ、これにより擬似PAL信号を正規のNTSC
方式の規格に基づいて記録することができるという作用
を有する。
【0024】請求項3に記載の発明は、入力映像信号か
ら搬送色信号を抽出するバンドパスフィルタと、前記バ
ンドパスフィルタから出力される搬送色信号のカラーバ
ーストが一定になるよう制御するACC回路と、入力映
像信号のフィールド周波数を検出する周波数検出器と、
前記周波数検出器で検出したフィールド周波数が60H
zの場合に搬送色信号の変調方式がPAL方式であるか
NTSC方式であるかを前記ACC回路から出力される
カラーバースト信号を用いて判別する判別回路と、前記
判別回路の判別結果がPAL方式の場合には前記搬送色
信号をPAL方式にてベースバンドに復調する復調回路
を備え、これにより、擬似PAL信号の搬送色信号をベ
ースバンド信号に復調することができ、この復調された
ベースバンド信号をNTSC方式の規格に基づいて記録
信号を作成することで、擬似PAL信号を正規のNTS
C方式の規格に基づいて記録することができるという作
用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の映像信号記録装置の実
施の形態のブロック図であり、図1において、点線で囲
まれた変換回路28及び判別回路31以外の構成は、従
来技術の図5の構成と同一であるため同一番号を付与し
てその詳細説明は省略する。
【0026】図1の変換回路28において、26はAC
C回路14から出力される搬送色信号をNTSC方式の
カラーバースト信号にするバーストシフト回路、27は
VXO23の出力信号周波数を2倍にする2逓倍器、2
4はバーストシフト回路26の出力信号が入力され2逓
倍器27の出力信号周波数をキャリアとして平衡変調を
行うBMで、これにより入力搬送色信号のR−Y軸を反
転することができる。25はBM24の出力信号から不
要成分を除去するLPF、15はバーストシフト回路2
6からの搬送色信号とその搬送色信号のR−Y軸を反転
させたLPF25からの搬送色信号が入力されるスイッ
チ回路で、それぞれ切り換えてBM16に出力する。ま
た、31は周波数検出器12で検出したフィールド周波
数が60Hzの場合に搬送色信号の変調方式がPAL方
式であるかNTSC方式であるかをACC回路14から
出力され位相比較器21を介して入力されるカラーバー
スト信号を用いて判別する判別回路で、LPF29と判
定回路30よりなる。
【0027】以上のように構成された本実施の形態の映
像信号記録装置について、以下その動作について説明す
る。
【0028】まず、入力端子1から複合映像信号が入力
される。この複合映像信号はAGC回路2で振幅を一定
に制御され、出力端子3を介してPAL方式TV4に接
続される。また、AGC回路2より出力される複合映像
信号は、LPF5で搬送色信号が除去され、輝度信号を
出力する。この輝度信号はFM変調器6で周波数変調さ
れてHPF7を通り、加算器8へ供給される。
【0029】一方、入力端子1からの複合映像信号は、
BPF13で搬送色信号が抽出され、ACC回路14で
カラーバースト信号の振幅が一定になるように制御され
る。このカラーバースト信号は位相比較器21でVXO
23の出力信号と位相比較される。この位相誤差信号は
LPF22で平滑され、VXO23の発振周波数がカラ
ーバースト信号と同一となるように制御される。
【0030】また、ACC回路14から出力される搬送
色信号は変換回路28を介してBM16で周波数変換さ
れ、LPF17で不要成分が除去されて低域変換色信号
が取り出され、加算器8に供給される。加算器8ではH
PF7からのFM変調輝度信号とLPF17からの低域
変換色信号とが加算され、出力端子9より出力される。
図示しないが、出力端子9から出力された信号は、磁気
ヘッドを介してビデオテープ上に記録される。
【0031】同期信号分離回路10では、LPF5より
出力される輝度信号から同期信号を分離する。同期信号
分離回路10より出力される同期信号からLPF11で
垂直同期信号を抽出する。周波数検出器12では、その
垂直同期信号の周波数を検出することで、入力映像信号
のフィールド周波数を判定し、Rotary20とVC
O18とバーストシフト回路26と判定回路30を制御
する。このフィールド周波数が60Hzの場合には、入
力映像信号がNTSC方式で記録されるように制御し、
50Hzの場合にはPAL方式として記録されるように
制御する。例えば、VCO18の発振周波数は、fsc
とflの和の4倍の周波数に制御されるが、flがPA
L方式とNTSC方式で異なる。また、VCO18の出
力信号周波数は1/4分周器19で1/4分周され、R
otary20へ供給される。Rotary20ではV
HSの規格に基づいて90度ローテーションを行い、B
M16の変換キャリア信号を作成するが、この90度ロ
ーテーションの規格がPAL方式で異なる。
【0032】以上のように構成することにより、入力信
号としてNTSC方式の信号が入力された場合、そのフ
ィールド周波数が60Hzであることを検出することに
よりNTSC方式の規格に従い記録され、PAL方式の
信号が入力された場合、そのフィールド周波数が50H
zであることを検出することによりPAL方式の規格に
従い記録されることとなる。
【0033】次に、変換回路28の動作について説明す
る。まず、周波数検出器12が50Hzを検出している
場合には、スイッチ回路15がa端子に接続され、AC
C回路14から出力される搬送色信号はバーストシフト
回路26及びスイッチ回路15を素通りして、BM16
へ供給される。これにより、PAL方式信号が入力され
ている場合には、従来の図5と同様にPAL方式に基づ
いた記録信号が作成される。
【0034】次に、周波数検出器12が60Hzを検出
している場合には、まず判別回路31において入力搬送
色信号がNTSC方式であるかPAL方式であるかを判
別する。この判別結果がNTSC方式の場合には、スイ
ッチ回路15はa端子に接続され、ACC回路14から
出力される搬送色信号は、バーストシフト回路26及び
スイッチ回路15を素通りして、BM16へ供給され
る。これにより、NTSC方式信号が入力されている場
合には、従来の図5と同様にNTSC方式に基づいた記
録信号が作成される。
【0035】一方、周波数検出器12が60Hzを検出
し、かつ判別回路31がPAL方式を検出している場合
には、以下のような処理が変換回路28で施される。ま
ず、ACC回路14からの搬送色信号はバーストシフト
回路26において、カラーバースト信号を交互に+45
度、ー45度とすることで、NTSC方式のカラーバー
スト信号にする。この出力信号はスイッチ回路15とB
M24へ供給される。VXO23の出力信号周波数fs
cは2逓倍器27で周波数が2倍となり、この周波数を
キャリアとしてBM24で平衡変調を行うと、入力搬送
色信号のR−Y軸を反転することができる。BM24の
出力信号はLPF25へ入力され、LPF25では不要
成分を除去してスイッチ回路15へ供給される。これに
よりスイッチ回路15のa端子にはバーストシフト回路
26からの搬送色信号が入力され、b端子にはLPF2
5の出力信号であるR−Y軸を反転させた搬送色信号が
入力される。スイッチ回路15は、判定回路30の制御
によりこの2つの搬送色信号を1H毎に交互に選択す
る。これにより、ACC回路14の出力信号であるPA
L方式搬送色信号を、NTSC方式の搬送色信号に変換
してスイッチ回路15より出力することができる。以上
のようにして、擬似PAL信号は正規のNTSC記録信
号にすることができる。
【0036】次に判別回路31の動作を図3、図4を用
いて説明する。図3(a)は、図1の位相比較器21に
入力されるPAL方式のカラーバースト信号とVXO2
3からのfsc信号のベクトル図上の位相を示してい
る。太線矢印41はVXO23からの信号位相であり、
点線矢印42はACC回路14からのPAL方式搬送色
信号のカラーバースト信号の位相である。この時、LP
F29では図3(c)のような信号が検波される。この
時、所定の基準電圧Vth1より高い信号及びVth2
よりも低い信号が検出されるため、LPF29ではそれ
ぞれH−IN及びL−INを出力する。これよりH−I
NとL−INは1H毎に交互に出力されることとなる。
【0037】一方、図3(b)は、図1の位相比較器2
1に入力されるNTSC方式のカラーバースト信号とV
XO23からのfsc信号のベクトル図上の位相を示し
ている。太線矢印43はVXO23からの信号位相であ
り、点線矢印44はACC回路14からのNTSC方式
搬送色信号のカラーバースト信号の位相である。この
時、LPF29では図3(d)のような信号が検波され
る。この時の所定の基準電圧Vth1より高い信号及び
Vth2よりも低い信号は検出されないため、LPF2
9ではH−IN及びL−INは出力されない。以上のよ
うに、PAL方式搬送色信号が入力されたときのみH−
IN、L−INが交互に出力されることとなる。
【0038】図4は図3で出力されるH−IN、L−I
Nを用いてPAL方式であるかNTSC方式であるかを
判別する判別回路31の回路図である。図4において、
101、102、109は入力端子、103、104は
インバータ素子、105、106、107、108、1
16、117、118、119はナンド素子、110、
111、112、113、114、115はDタイプフ
リップフロップ、120は出力端子である。入力端子1
01にはH−INが入力され、入力端子102にはL−
INが入力される。また入力端子109にはカラーバー
スト信号期間を示すバーストゲートパルス(以下、BG
Pと記す。)が入力される。
【0039】この構成により、Dタイプフリップフロッ
プ110、112、113には現在、1H前、2H前の
H−INの状態が保持される。一方、Dタイプフリップ
フロップ111、113、115には現在、1H前、2
H前のL−INの状態が保持される。ナンド素子116
では現在及び2H前にH−INから信号が入力され、か
つ1H前にL−INが入力された場合を検出する。これ
はPAL方式搬送色信号が入力された場合を検出するこ
ととなる。また、ナンド素子117では現在、1H前、
2H前にH−IN、L−INが全く検出されない場合を
示している。これはNTSC方式搬送色信号が入力され
た場合を検出することとなる。図4の回路構成では、P
AL方式の搬送色信号が入力されたときには、出力端子
120よりハイレベルが出力され、NTSC方式搬送色
信号が入力されたときには、出力端子120よりローレ
ベルが出力されることとなる。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、入力
搬送色信号の変調方式がPAL方式であるかNTSC方
式であるかをカラーバースト信号を用いて判別する判別
回路31と、その判別回路31の判別結果がPAL方式
の場合には、入力搬送色信号をNTSC方式に変換する
変換回路28を設けることにより、疑似PAL信号を正
規のNTSC方式の記録信号に変換することができる。
【0041】(実施の形態2)以下、本発明の第2の実
施の形態について説明する。
【0042】図2は本実施の形態の映像信号記録装置の
ブロック図であり、図2において、従来技術及び実施の
形態1と同様の構成要素については同一番号を付与し
て、その説明は省略する。また、実施の形態1と同様の
動作についてはその説明は省略する。図2において、3
2は周波数検出器12と判定回路30の制御により入力
搬送色信号をベースバンド信号に復調するデコード回
路、33はデコード回路32のベースバンド信号を低域
変換色信号に変調するエンコード回路である。
【0043】以上のように構成された本実施の形態の映
像信号記録装置について、以下その動作について説明す
る。
【0044】まず、ACC回路14からは搬送色信号が
出力されるが、デコード回路32では周波数検出器12
が50Hzを検出している場合には、PAL方式に基づ
いてRーY、BーYのベースバンド信号に復調される。
また、周波数検出器12が60Hzを検出している場合
には、判別回路31の判別出力によりNTSC方式およ
びPAL方式に基づいてRーY、BーYのベースバンド
に復調する。エンコード回路33では、周波数検出器1
2が50Hzの場合には、ベースバンド信号をPAL方
式に基づいて低域変換色信号に変調する。一方、周波数
検出器12が60Hzを検出している場合には、ベース
バンド信号をNTSC方式に基づいて低域変換色信号に
変換する。VCO18の発振周波数は4flに制御され
る。これにより、PAL方式信号が入力されている場合
には、PAL方式に基づいた記録信号が作成され、NT
SC方式信号が入力されている場合には、NTSC方式
に基づいた記録信号が作成され、さらに疑似PAL信号
が入力された場合には、NTSC方式に基づいて記録信
号を作成することができる。
【0045】以上のように本実施の形態によれば、入力
搬送色信号の変調方式がPAL方式であるかNTSC方
式であるかをカラーバースト信号を用いて判別する判別
回路31と、その判別回路31の判別結果がPAL方式
の場合には、入力搬送色信号をPAL方式にてベースバ
ンドに復調するデコード回路32を設けることにより、
疑似PAL信号を正規のNTSC方式の記録信号に変換
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、疑似PAL信号
が入力された場合において、色信号を正規のNTSC方
式の記録信号に変換できるため、この記録信号を再生し
たときに色信号を再現できるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における映像信号記録装
置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における映像信号記録装
置のブロック図
【図3】(a)本発明の実施の形態1及び2における映
像信号記録装置の動作説明のためのベクトル図 (b)本発明の実施の形態1及び2における映像信号記
録装置の動作説明のためのベクトル図 (c)本発明の実施の形態1及び2における映像信号記
録装置の動作説明のための波形図 (d)本発明の実施の形態1及び2における映像信号記
録装置の動作説明のための波形図
【図4】本発明の実施の形態1における映像信号記録装
置の動作説明のための回路図
【図5】従来の映像信号記録装置のブロック図
【図6】従来の映像信号再生装置のブロック図
【符号の説明】
12 周波数検出器 13 BPF 14 ACC回路 15 スイッチ回路 24 BM 25 LPF 26 バーストシフト回路 27 2逓倍器 28 変換回路 31 判別回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号から搬送色信号を抽出する
    バンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタから出
    力される搬送色信号のカラーバーストが一定になるよう
    制御するACC回路と、入力映像信号のフィールド周波
    数を検出する周波数検出器と、前記周波数検出器で検出
    したフィールド周波数が60Hzの場合に搬送色信号の
    変調方式がPAL方式であるかNTSC方式であるかを
    前記ACC回路から出力されるカラーバースト信号を用
    いて判別する判別回路と、前記判別回路の判別結果がP
    AL方式の場合には前記ACC回路から出力される搬送
    色信号をNTSC方式に変換する変換回路とを備えたこ
    とを特徴とする映像信号記録装置。
  2. 【請求項2】 変換回路は、入力される搬送色信号をN
    TSC方式のカラーバースト信号に変換するバーストシ
    フト回路と、電圧制御水晶発振器の発振周波数を2逓倍
    する2逓倍器と、前記2逓倍器の発振周波数をキャリア
    として前記バーストシフト回路の出力信号を平衡変調す
    る平衡変調器と、前記平衡変調器の出力信号から不要成
    分を除去するローパスフィルタと、前記バーストシフト
    回路の出力信号と前記ローパスフィルタの出力信号とを
    判別回路の制御により切り換えて出力するスイッチ回路
    とからなることを特徴とする請求項1記載の映像信号記
    録装置。
  3. 【請求項3】 入力映像信号から搬送色信号を抽出する
    バンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタから出
    力される搬送色信号のカラーバーストが一定になるよう
    制御するACC回路と、入力映像信号のフィールド周波
    数を検出する周波数検出器と、前記周波数検出器で検出
    したフィールド周波数が60Hzの場合に搬送色信号の
    変調方式がPAL方式であるかNTSC方式であるかを
    前記ACC回路から出力されるカラーバースト信号を用
    いて判別する判別回路と、前記判別回路の判別結果がP
    AL方式の場合には前記搬送色信号をPAL方式にてベ
    ースバンドに復調する復調回路を備えたことを特徴とす
    る映像信号記録装置。
JP8323788A 1996-12-04 1996-12-04 映像信号記録装置 Pending JPH10164616A (ja)

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