JPH10174120A - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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Publication number
JPH10174120A
JPH10174120A JP8329348A JP32934896A JPH10174120A JP H10174120 A JPH10174120 A JP H10174120A JP 8329348 A JP8329348 A JP 8329348A JP 32934896 A JP32934896 A JP 32934896A JP H10174120 A JPH10174120 A JP H10174120A
Authority
JP
Japan
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signal
output
frequency
pal
switch
Prior art date
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Application number
JP8329348A
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English (en)
Inventor
Shinichi Uchiyama
伸一 内山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールド周波数が60Hzで、搬送色信号
がPAL方式である疑似PAL信号を出力した場合、こ
の疑似PAL信号をビデオテープレコーダで記録しよう
としたとき、正規に記録できないことを、使用者が記録
時に知ることができなかった。 【解決手段】 再生信号がNTSC方式の場合におい
て、再生色信号をNTSC方式からPAL方式に変換す
る変換回路21と、再生輝度信号の所定期間にマクロビ
ジョン信号を付加する加算回路7を設けることにより、
疑似PAL信号を記録しようとすると、記録できないこ
とがテレビ画面を通して、記録時に知ることができるよ
うになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をテープ
やディスクなどの記録媒体から再生する映像信号再生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、代表的映像信号記録再生装置であ
るビデオテープレコーダは、アジア地域においては、映
像信号がNTSC方式とPAL方式の双方に対応したマ
ルチ方式対応となっているだけではなく、NTSC方式
で記録されたテープ再生時には、輝度信号はそのまま
で、搬送色信号をNTSC方式からPAL方式に変換し
て複合映像信号として出力する機能を備えている。すな
わちフィールド周波数が60Hzで搬送色信号がPAL
方式である映像信号(以下、疑似PAL信号と記す。)
が出力される。この疑似PAL信号は、PAL専用のテ
レビジョンで再生可能となるため、ビデオCDなどの他
の映像信号再生器においても出力される機能が備えられ
ることが多くなっている。
【0003】以下に従来の映像信号再生装置について説
明する。従来、映像信号再生装置としては、VHS方式
ビデオテープレコーダがある。図3は従来のマルチ放送
方式対応VHSビデオテープレコーダに利用される映像
信号再生装置のブロック図である。図3において、1は
ビデオテープ(図示せず)からの再生映像信号が入力さ
れる入力端子、2は入力端子1に入力された再生映像信
号からFM変調輝度信号を抽出するハイパスフィルタ
(以下、HPFと記す。)、3はHPF2で抽出したF
M変調輝度信号を復調するFM復調器、4はFM復調器
3で復調した輝度信号から不要成分を除去するローパス
フィルタ(以下、LPFと記す。)、8はLPF4から
の輝度信号と後述するバーストシフト回路16からの色
信号とを加算する加算器、9は加算器8の出力信号を外
部に出力する出力端子、10は入力端子1に入力される
再生映像信号から低域変換色信号を抽出するLPF、1
1はLPF10で抽出した低域変換色信号の振幅を制御
する自動クロマ制御回路(以下、ACC回路と記
す。)、12はACC回路11の出力信号を高域に周波
数変換する平衡変調器(以下、BMと記す。)、13は
BM12の出力信号から不要成分を除去するバンドパス
フィルタ(以下、BPFと記す。)、14は隣接のクロ
ストーク成分を除去するくし形フィルタ(以下、COM
Bと記す。)、15はスイッチ回路、16はバーストシ
フト回路、17はBM、18はBPF、19はfsc信
号を発生する水晶発振器(以下、VXOと記す。)、2
0はVXO19からのfsc信号を2逓倍する2逓倍
器、21は変換回路、22は電圧制御発振器(以下、V
COと記す。)、23はVCO22の出力信号を1/4
分周する1/4分周器、24は1/4分周器23の出力
信号に対し90度ローテーションを行うロータリ回路
(以下、Rotaryと記す。)、25は再生コントロ
ール信号が入力される入力端子、26は入力端子25に
入力されたコントロール信号の周波数を検出する周波数
検出器である。
【0004】以上のように構成された従来の映像信号再
生装置について、以下その動作について説明する。
【0005】入力端子1には、ビデオテープからの再生
信号が入力される。HPF2で低域変換色信号が除去さ
れ、FM変調輝度信号が取り出される。さらにFM復調
器3で復調され、LPF4で不要成分が除去され輝度信
号となる。この輝度信号は加算器8に供給される。
【0006】一方、LPF10ではFM変調輝度信号が
除去されて、低域変換色信号が取り出される。この低域
変換色信号はACC回路11で振幅が制御され、BM1
2に供給される。BM12では高域に周波数変換され、
BPF13で不要成分が除去され、COMB14で隣接
のクロストーク成分が除去されて搬送色信号となる。な
お、BM12の変換キャリア信号は、副搬送波周波数
(以下、fscと記す。)と低域変換色信号周波数(以
下、flと記す。)の和の4倍で発振するように制御さ
れるVCO22の出力信号周波数を1/4分周器23で
1/4分周し、Rotary24で90度ローテーショ
ンを行うことで作成される。
【0007】入力端子25には、ビデオテープ上に記録
されたコントロール信号が入力される。このコントロー
ル信号の周波数を周波数検出器26で検出する。この周
波数が50Hzの場合には、VCO22及びRotar
y24はPAL方式となるように制御される。このとき
COMB14の出力信号はPAL方式の搬送色信号とな
り、スイッチ回路15及びバーストシフト回路16は素
通りして、加算器8に供給される。加算器8では輝度信
号と搬送色信号とを加算して出力端子9より出力され
る。
【0008】一方、周波数検出器26の検出信号が60
Hzの場合には、VCO22及びRotary24はN
TSC方式となるように制御される。ここではfscが
PAL方式のものに固定してあるため、COMB14の
出力信号は副搬送波はPAL方式であるが、変調方式が
NTSC方式である搬送色信号となる。この搬送色信号
はBM17でベクトル図上のR−Y軸が反転する。BM
17のキャリア信号は、VXO19の出力信号であるf
sc信号を2逓倍器20で逓倍することで作成される。
BPF18では不要成分が除去される。スイッチ回路1
5では1水平走査期間(以下、1Hと記す。)毎にCO
MB14とBPF18からの出力信号を交互に選択す
る。さらにバーストシフト回路16ではPAL方式のカ
ラーバースト信号となるように1H毎に+/−45度交
互に位相シフトする。これにより、点線で囲まれた変換
回路21では、COMB14の出力信号であるNTSC
方式の搬送色信号はPAL方式の搬送色信号に変換する
ことができる。
【0009】特にアジア地域向けマルチ方式対応ビデオ
テープレコーダでは上記のようにNTSC方式で記録さ
れたテープ再生時に搬送色信号をNTSC方式からPA
L方式に変換し擬似PAL信号として出力するようにな
っている。これはPAL方式のテレビでも再生映像を見
ることを可能とするためである。
【0010】上記従来の映像信号再生装置の課題を明確
にするため、次に映像信号記録装置であるVHS方式ビ
デオテープレコーダの再生系について説明する。図4は
マルチ放送方式ビデオテープレコーダの再生系のブロッ
ク図である。同図において、51は複合映像信号が入力
される入力端子、52は入力される複合映像信号の振幅
を一定にする自動振幅制御回路(以下、AGC回路と記
す。)、53はAGC回路52の出力信号が出力される
出力端子、54はPAL方式テレビジョン受像機(以
下、PAL方式TVと記す)、55はAGC回路52の
出力信号中の輝度信号を抽出するLPF、56はLPF
55の出力信号を周波数変調するFM変調器、57はH
PF、58はHPF57の出力信号と後述するLPF6
6の出力信号とを加算する加算器、59は加算器58の
出力信号を外部に出力する出力端子、60はLPF55
の出力信号中の同期信号を分離する同期信号分離回路、
61は分離された同期信号のうち垂直同期信号を抽出す
るLPF、62は抽出した垂直同期信号の周波数を検出
する周波数検出器、63は複合映像信号から低域変換色
信号を抽出するBPF、64は低域変換色信号の振幅が
一定になるように制御するACC回路、65はACC回
路64から出力される搬送色信号を周波数変換するB
M、66はBM65の出力信号中の不要成分を除去する
LPF、67はVCO、68は1/4分周器、69はR
otaryである。
【0011】以上のように構成されたビデオテープレコ
ーダの記録系について、以下その動作について説明す
る。
【0012】まず、入力端子51から複合映像信号が入
力される。この複合映像信号はAGC回路52で振幅を
一定に制御され、出力端子53を介してPAL方式TV
54に接続される。また、AGC回路52より出力され
る複合映像信号は、LPF55で搬送色信号が除去さ
れ、輝度信号を出力する。この輝度信号はFM変調器5
6で周波数変調され、HPF57を通り加算器58へ供
給される。
【0013】一方、入力端子51からの複合映像信号
は、BPF63で搬送色信号が抽出され、ACC回路6
4でカラーバースト信号の振幅が一定になるように制御
される。ACC64から出力される搬送色信号はBM6
5で周波数変換され、LPF66で不要成分が除去され
低域変換色信号が取り出され、加算器58に供給され
る。加算器58ではFM変調輝度信号と低域変換色信号
とが加算され、出力端子59より出力される。図示しな
いが、出力端子59から出力された映像信号は磁気ヘッ
ドを介して、ビデオテープ上に記録される。
【0014】同期信号分離回路60ではLPF55より
出力される輝度信号から同期信号を分離する。LPF6
1では同期信号分離回路60より出力される同期信号か
ら垂直同期信号を抽出する。周波数検出器62では、そ
の垂直同期信号の周波数を検出することで、入力映像信
号のフィールド周波数を判定する。このフィールド周波
数が60Hzの場合には、入力映像信号がNTSC方式
で記録されるように制御し、50Hzの場合にはPAL
方式として記録されるように制御する。例えば、VCO
67の発振周波数は、副搬送波周波数(以下、fscと
記す。)と低域変換色信号周波数(以下、flと記
す。)の和の4倍の周波数に制御されるが、flがPA
L方式とNTSC方式で異なる。また、VCO67の出
力信号周波数は1/4分周器68で1/4分周され、R
otary69へ供給される。Rotary69ではV
HSの規格に基づいて90度ローテーションを行い、B
M65の変換キャリア信号を作成するが、この90度ロ
ーテーションの規格がPAL方式で異なる。
【0015】以上のように構成することにより、入力信
号としてNTSC方式の信号が入力された場合、そのフ
ィールド周波数が60Hzであることを検出することに
よりNTSC方式の規格に従い記録され、PAL方式の
信号が入力された場合、そのフィールド周波数が50H
zであることを検出することによりPAL方式の規格に
従い記録されることとなる。
【0016】以下、図4におけるAGC回路52の動作
について図5、図6を参照して説明する。
【0017】AGC回路52に図5(a)に示される通
常の映像信号を入力した場合には、出力信号レベルは、
所望の出力レベルに制御される。しかしながら、図5
(b)に示すように、垂直同期信号から約3.5H後
に、7H期間マクロビジョン信号が付加された映像信号
(以下、コピーガード信号と呼ぶ。)がAGC回路52
に入力されると、その出力信号は全期間において所望の
出力レベルの約40%以下となる。これは、VHSにお
けるAGC規格である。マクロビジョン信号の詳細な1
H期間の波形を図6に示す。AGC回路52の出力レベ
ルがコピーガード信号の場合小さくなるため、出力端子
53からの出力レベルも小さくなる。この出力レベルが
小さくなったコピーガード信号をPAL方式TV54で
映出すると、暗い画面となる。さらに、このコピーガー
ドは小さいレベルの状態で記録されるため、この信号を
再生するとレベルが小さいままとなり、画面上では暗い
画面となる。すなわち、コピーガード信号は不法にコピ
ーされることを防止するための信号で、映画などの市販
テープにはコピーガード信号として正規のレベルで記録
されたものが多い。正規のレベルで記録されていると、
図3の再生系ではAGC回路が存在しないため、所望の
出力レベルが維持される。この信号を図4のビデオテー
プレコーダーにて記録しようとすると、AGC回路52
で信号レベルが小さくなってしまう。すなわち、コピー
ガード信号は正常には記録できないとともに、使用者は
記録できないことをPAL方式TV54を通じて知るこ
とができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図3
に示す従来の構成では、出力端子9より疑似PAL信号
が出力され、図4のビデオテープレコーダにて記録しよ
うとしても、フィールド周波数が60Hzで搬送色信号
がPAL方式であるため、色信号がVHS規格に基づい
た形式に変換できず、色信号が記録できない。一方、P
AL方式TV54では疑似PAL信号の色信号は再現で
きるため、使用者は記録時に色信号が記録できないとい
うことを知ることができず、再生時に初めて色信号が記
録できていないことがわかるという問題点を有してい
た。
【0019】本発明は上記問題点を解決するもので、疑
似PAL信号をコピーガード信号として出力することが
でき、この信号を記録する場合、使用者は記録時に正規
には記録できないことをテレビ画面を通して知ることが
できる映像信号再生装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の映像信号再生装置は、磁気テープに記録され
た映像信号及びコントロール信号を再生可能な映像信号
再生装置であって、再生される映像信号からFM変調輝
度信号を抽出するハイパスフィルタと、前記ハイパスフ
ィルタで抽出したFM変調輝度信号を復調するFM復調
器と、マクロビジョン信号を発生するマクロビジョン信
号発生器と、前記磁気テープから再生されたコントロー
ル信号の周波数を検出する周波数検出器と、前記周波数
検出器により制御され前記FM復調器と前記マクロビジ
ョン信号発生器の出力信号をそれぞれ切り換えて出力す
るスイッチとを備え、前記スイッチは通常FM復調器側
へ接続し所定期間のみ前記スイッチを前記マクロビジョ
ン信号発生器側に接続するよう前記周波数検出器により
制御されるものである。
【0021】この構成によって、疑似PAL信号をコピ
ーガード信号として出力することができ、この信号を記
録する場合、使用者は記録時に正規には記録できないこ
とをテレビ画面を通して知ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、磁気テープに記録された映像信号及びコントロール
信号を再生可能な映像信号再生装置であって、再生され
る映像信号からFM変調輝度信号を抽出するハイパスフ
ィルタと、前記ハイパスフィルタで抽出したFM変調輝
度信号を復調するFM復調器と、マクロビジョン信号を
発生するマクロビジョン信号発生器と、前記磁気テープ
から再生されたコントロール信号の周波数を検出する周
波数検出器と、前記周波数検出器により制御され前記F
M復調器と前記マクロビジョン信号発生器の出力信号を
それぞれ切り換えて出力するスイッチとを備え、前記ス
イッチは通常FM復調器側へ接続し所定期間のみ前記ス
イッチを前記マクロビジョン信号発生器側に接続するよ
う前記周波数検出器により制御されるものであり、これ
により疑似PAL信号をコピーガード信号として出力す
ることができ、この信号を記録する場合、使用者は記録
時に正規には記録できないことをテレビを通して知るこ
とができるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の映像信号再生装置の実
施の形態である再生系のブロック図であり、図1におい
て、1はビデオテープ(図示せず)からの再生映像信号
が入力される入力端子、2は入力端子1に入力された再
生映像信号からFM変調輝度信号を抽出するHPF、3
はHPF2で抽出したFM変調輝度信号を復調するFM
復調器、4はFM復調器3で復調した輝度信号から不要
成分を除去するLPF、6は所定期間マクロビジョン信
号を発生するマクロビジョン信号発生器、5は周波数検
出器26の制御によりLPF4の出力信号かマクロビジ
ョン信号発生器6の出力信号かを切り換えて出力するス
イッチ、7はマクロビジョン信号発生器6及びスイッチ
5を備えた加算回路である。8はLPF4からの輝度信
号と後述するバーストシフト回路16からの色信号とを
加算する加算器、9は加算器8の出力信号を外部に出力
する出力端子、10は入力端子1に入力される再生映像
信号から低域変換色信号を抽出するLPF、11はLP
F10で抽出した低域変換色信号の振幅を制御するAC
C回路、12はACC回路11の出力信号を高域に周波
数変換するBM、13はBM12の出力信号から不要成
分を除去するBPF、14は隣接のクロストーク成分を
除去するCOMB、15はスイッチ回路、16はバース
トシフト回路、17はBM、18はBPF、19はfs
c信号を発生するVXO、20はVXO19からのfs
c信号を2逓倍する2逓倍器、21は変換回路、22は
VCO、23はVCO22の出力信号を1/4分周する
1/4分周器、24は1/4分周器23の出力信号に対
し90度ローテーションを行うRotary、25は再
生コントロール信号が入力される入力端子、26は入力
端子25に入力されたコントロール信号の周波数を検出
する周波数検出器である。
【0024】以上のように構成された本実施の形態の映
像信号再生装置について、以下その動作について説明す
る。
【0025】入力端子1には、ビデオテープからの再生
信号が入力される。HPF2で低域変換色信号が除去さ
れ、FM変調輝度信号が取り出される。さらにFM復調
器3で復調され、LPF4で不要成分が除去され輝度信
号となる。この輝度信号は加算回路7内のスイッチ5の
b端子を介して加算器8に供給される。
【0026】一方、LPF10ではFM変調輝度信号が
除去されて、低域変換色信号が取り出される。この低域
変換色信号はACC回路11で振幅が制御され、BM1
2に供給される。BM12では高域に周波数変換され、
BPF13で不要成分が除去され、COMB14で隣接
のクロストーク成分が除去されて搬送色信号となる。な
お、BM12の変換キャリア信号は、fscとflの和
の4倍で発振するように制御されるVCO22の出力信
号周波数を1/4分周器23で1/4分周し、Rota
ry24で90度ローテーションを行うことで作成され
る。
【0027】入力端子25には、ビデオテープ上に記録
されたコントロール信号が入力される。このコントロー
ル信号の周波数を周波数検出器26で検出する。この周
波数が50Hzの場合には、VCO22及びRotar
y24はPAL方式となるように制御される。このとき
COMB14の出力信号はPAL方式の搬送色信号とな
り、スイッチ回路15及びバーストシフト回路16は素
通りして、加算器8に供給される。加算器8では輝度信
号と搬送色信号とを加算して出力端子9より出力され
る。
【0028】一方、周波数検出器26の検出信号が60
Hzの場合には、VCO22及びRotary24はN
TSC方式となるように制御される。ここではfscが
PAL方式のものに固定してあるため、COMB14の
出力信号は副搬送波はPAL方式であるが、変調方式が
NTSC方式である搬送色信号となる。この搬送色信号
はBM17でベクトル図上のR−Y軸が反転する。BM
17のキャリア信号は、VXO19の出力信号であるf
sc信号を2逓倍器20で逓倍することで作成される。
BPF18では不要成分が除去される。スイッチ回路1
5では1H毎にCOMB14とBPF18からの出力信
号を交互に選択する。さらにバーストシフト回路16で
はPAL方式のカラーバースト信号となるように1H毎
に+/−45度交互に位相シフトする。これにより、点
線で囲まれた変換回路21では、COMB14の出力信
号であるNTSC方式の搬送色信号はPAL方式の搬送
色信号に変換することができる。
【0029】次に、加算回路7の動作について説明す
る。まず、周波数検出器26が50Hzを検出している
場合には、LPF4から出力される再生輝度信号は、b
端子に接続されているスイッチ5を素通りして、加算器
8へ供給される。これにより、PAL方式信号が再生さ
れている場合には、従来の図3と同様にPAL方式に基
づいた再生信号が作成される。
【0030】次に、周波数検出器26が60Hzを検出
している場合には、LPF4からの再生輝度信号は、加
算回路7において垂直同期信号から3.5H後から7H
期間はスイッチ5をa端子側へ切り換えられ、マクロビ
ジョン信号発生器6からのマクロビジョン信号を加算器
8へ出力する。
【0031】図2に各部の波形図を示す。図2におい
て、(a)はLPF4の出力波形図、(b)はスイッチ
5の出力波形図、(c)はマクロビジョン信号期間を示
す切換パルス、(d)はマクロビジョン信号を示してい
る。マクロビジョン信号発生器6ではマクロビジョン信
号(図2(d))を切換パルス期間(図2(c))作成
し、その切換パルス期間においてスイッチ5をa端子側
へ切り換えるように制御する。これにより、再生輝度信
号はコピーガード信号になるため、疑似PAL信号はコ
ピーガード信号となる。
【0032】以上のように本実施の形態によれば、疑似
PAL信号はコピーガード信号として出力することで、
この疑似PAL信号をビデオテープレコーダでコピーを
試みた場合、正規に記録できないことがテレビ画面を通
して、記録時に使用者が知ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、疑似PAL信号
出力するとき、コピーガード信号として出力するため、
使用者は、疑似PAL信号が正規に記録できないことを
記録時に知ることができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における映像信号再生装置
のブロック図
【図2】本発明の実施の形態における映像信号記録装置
の動作説明のための波形図
【図3】従来の映像信号再生装置のブロック図
【図4】従来の映像信号記録装置のブロック図
【図5】従来の映像信号記録装置の動作説明のための波
形図
【図6】従来の映像信号記録装置の動作説明のための波
形図
【符号の説明】
1 入力端子 2 HPF 3 FM復調器 5 スイッチ 6 マクロビジョン信号発生器 7 加算回路 26 周波数検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに記録された映像信号及びコ
    ントロール信号を再生可能な映像信号再生装置であっ
    て、再生される映像信号からFM変調輝度信号を抽出す
    るハイパスフィルタと、前記ハイパスフィルタで抽出し
    たFM変調輝度信号を復調するFM復調器と、マクロビ
    ジョン信号を発生するマクロビジョン信号発生器と、前
    記磁気テープから再生されたコントロール信号の周波数
    を検出する周波数検出器と、前記周波数検出器により制
    御され前記FM復調器と前記マクロビジョン信号発生器
    の出力信号をそれぞれ切り換えて出力するスイッチとを
    備え、前記スイッチは通常FM復調器側へ接続し所定期
    間のみ前記スイッチを前記マクロビジョン信号発生器側
    に接続するよう前記周波数検出器により制御されること
    を特徴とする映像信号再生装置。
JP8329348A 1996-12-10 1996-12-10 映像信号再生装置 Pending JPH10174120A (ja)

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JP8329348A JPH10174120A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 映像信号再生装置

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JP (1) JPH10174120A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4438656A1 (de) * 1993-11-02 1995-05-04 Mitsubishi Electric Corp Analog-Digital-Wandler

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4438656A1 (de) * 1993-11-02 1995-05-04 Mitsubishi Electric Corp Analog-Digital-Wandler

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