JPH10164365A - 画像処理方法および画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法および画像形成装置

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JPH10164365A
JPH10164365A JP8332950A JP33295096A JPH10164365A JP H10164365 A JPH10164365 A JP H10164365A JP 8332950 A JP8332950 A JP 8332950A JP 33295096 A JP33295096 A JP 33295096A JP H10164365 A JPH10164365 A JP H10164365A
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JP8332950A
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Inventor
Tokutaro Fukushima
徳太郎 福嶋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向のラインに対して主走査方向の画
素数よりも少ない画素数分で、注目画素周辺の誤差デー
タ値を記憶することによって誤差拡散処理を行い、高密
度化やカラー化の要求に対しても、誤差拡散データを記
憶するラインメモリのコストを抑え、誤差拡散処理回路
のASIC化での難点も解決させた画像処理方法、また
は、画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 画像データを誤差拡散処理して扱う画像
処理方法において、主走査方向のラインに対して主走査
方向の画素数よりも少ない画素数分で、注目画素の前ラ
インの誤差データ値を記憶することによって誤差拡散処
理を行うこと画像処理方法であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、また
は、装置内で画像データを処理する際の画像処理方法に
関し、特に画像データの誤差拡散処理を用いた画像処理
方法及び該画像処理方法を実施することができる画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誤差拡散処理を行う画像処理方
法、または、画像データを誤差拡散処理して画像を形成
する画像形成装置においては、主走査方向のラインに対
して主走査方向の画素数分の記憶容量を持つラインバッ
ファーを備え、該ラインバッファーによって得られた画
像データを用いて誤差拡散処理を行なうのが一般的であ
る。したがって、近年、電子写真に関するレーザ書き込
み技術の向上により、プリンタエンジン等の解像度が飛
躍的に高くなるに伴い、画質が向上する反面、誤差拡散
データを記憶するラインバッファーの容量が増加し、装
置を構成する上でコストアップの一因となっていた。ま
た一方、CPUの高機能化、高速化に伴い、プロセッサ
周辺の処理も高速化が求められており、前述したような
誤差拡散処理回路を含めてASIC化されており、AS
IC内部に大容量のRAMを持たせて、ワンチップ化す
る要求が増しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように画像形
成装置としては高解像度化やカラー化の要求を満たすた
めに誤差拡散データを記憶するラインバッファー(ライ
ンメモリ)の容量をますます増加せざるを得ず、また、
誤差拡散処理回路の処理を高速化するためにはASIC
化が望ましいが、ラインメモリの容量を大容量にすると
誤差拡散処理回路のASIC化が難しく、しかも、ライ
ンメモリの大容量化は装置そのもののコストアップにも
なると云う不具合を生じていた。そこで本発明は、主走
査方向のラインに対して主走査方向の画素数よりも少な
い画素数分のラインメモリを用い、該ラインメモリによ
って注目画素周辺の誤差データ値を記憶し、この記憶デ
ータに基づいて誤差拡散処理を行うことにより、高解像
度化やカラー化の要求に対しても、誤差拡散データを記
憶するラインメモリを増加することなく、またラインメ
モリを小容量にすることによって装置のコストを抑え且
つ誤差拡散処理回路のASIC化を容易にすることがで
きる画像処理方法、または、該画像処理方法を実施する
画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成方法の請求項1記載の発明
は、画像データを誤差拡散処理して扱う画像処理方法に
おいて、主走査方向のラインに対して主走査方向の画素
数よりも少ない画素数分で、注目画素の前ラインの誤差
データ値を記憶することによって誤差拡散処理を行うこ
とを特徴とする。本発明に係る画像形成方法の請求項2
記載の発明は、請求項1記載の発明に加え、注目画素の
直前一ラインの誤差データ値を記憶することによって誤
差拡散処理を行うことを特徴とする。本発明に係る画像
形成方法の請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明
に加え、注目画素の直前ラインより複数ラインの誤差デ
ータ値を記憶することによって誤差拡散処理を行うこと
を特徴とする。本発明に係る画像形成方法の請求項4記
載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3記載の発明
に加え、誤差拡散処理する画像データの状態により、主
走査方向と副走査方向のラインを入れ替えて誤差データ
値を記憶することによって誤差拡散処理を行うことを特
徴とする。
【0005】本発明に係る画像形成方法の請求項5記載
の発明は、請求項4記載の発明に加え、誤差拡散処理す
る画像データの状態により、主走査方向と副走査方向の
ラインを入れ替える或いはラインを入れ替えないを選択
できるようにしたことを特徴とする。本発明に係る画像
形成装置の請求項6記載の発明は、画像データを誤差拡
散処理して画像を形成する画像形成装置において、主走
査方向のラインに対して主走査方向の画素数よりも少な
い画素数分で、注目画素の前ラインの誤差データ値を記
憶する誤差記憶手段と、前記誤差記憶手段から前ライン
の注目画素位置に相当する誤差データ値を一時的に記憶
する第1記憶手段と、前記第1記憶手段から1画素前の
誤差データ値を一時的に記憶する第2記憶手段と、注目
画素より1画素前の誤差データ値を一時的に記憶する第
3記憶手段と、前記誤差記憶手段、前記第1記憶手段、
前記第2記憶手段、および、前記第3記憶手段の誤差デ
ータ値と、注目画素のデータ値を基に演算処理する演算
手段と、前記演算手段の演算結果の出力データと、あら
かじめ定められた閾値データとを比較演算して、注目画
素の出力状態と注目画素の誤差データ値を出力する比較
演算手段を備えたことを特徴とする。本発明に係る画像
形成装置の請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像
形成装置に加えて、前記誤差記憶手段は、注目画素の直
前一ラインの誤差データ値を記憶することを特徴とす
る。
【0006】本発明に係る画像形成装置の請求項8記載
の発明は、請求項6記載の画像形成装置に加えて、前記
誤差記憶手段は、注目画素の直前ラインより複数ライン
の誤差データ値を記憶したことを特徴とする。本発明に
係る画像形成装置の請求項9記載の発明は、請求項6、
請求項7、請求項8記載の発明において、前記誤差記憶
手段は、RAMで構成したことを特徴とする。本発明に
係る画像形成装置の請求項10記載の発明は、請求項
6、請求項7、請求項8あるいは請求項9記載の発明に
おいて、誤差拡散処理する画像データの状態により、主
走査方向と副走査方向のラインを入れ替えて、前記誤差
記憶手段に誤差データ値を記憶させるライン入替手段を
備えたことを特徴とする。本発明に係る画像形成装置の
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明におい
て、前記ライン入替手段の機能を選択する若しくは選択
しないの何れかを選ぶことが可能であるライン入替選択
手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の画像処理方法は、主走査方向の
画素数よりも少ない画素数分の誤差データを記憶して行
うようになっているので、誤差データを記憶する記憶容
量を少なくでき、誤差拡散処理回路のASIC化も容易
にできるようになる。請求項2記載の画像処理方法は、
請求項1記載の画像処理方法において、注目画素の直前
一ラインの誤差データ値を記憶して、誤差拡散処理を行
うようになっているので、誤差データを記憶する記憶容
量を極端に少なくでき、誤差拡散処理回路のASIC化
も容易になる。請求項3記載の画像処理方法は、請求項
1記載の画像処理方法において、注目画素の直前ライン
より複数ラインの誤差データ値を記憶して、誤差拡散処
理を行うようになっているので、少ない記憶容量で効率
良く誤差拡散処理を行う参照画素を広げることができ、
高画質化に向いた処理が可能になる。請求項4記載の画
像処理方法は、請求項1、請求項2、或いは請求項3記
載の画像処理方法において、入力画像のイメージ展開の
方向を90度回転させた、主走査方向と副走査方向のラ
インを入れ替えた誤差データ値で誤差拡散処理を行うこ
とができるので、ラインを入れ替えて見て、誤差データ
を記憶するライン容量に足りるなら、高速に誤差拡散処
理を行うことが可能である。請求項5記載の画像処理方
法は、請求項4記載の画像処理方法において、主走査方
向と副走査方向のラインを入れ替える、入れ替えないを
選択できるようになっているので、画像データの種類に
よりラインを入れ替えを選択することが可能である。請
求項6記載の画像形成装置は、主走査方向の画素数より
も少ない画素数分の誤差記憶手段を用いて、演算手段に
よって、注目画素のデータ値と、注目画素の周辺の誤差
データ値とを演算処理し、周辺の誤差データ値を考慮し
た画像データ値を出力させ、比較演算手段によって、閾
値データとを比較演算し、注目画素の出力状態と注目画
素の誤差データ値を出力することができるので、記憶容
量の少ない誤差記憶手段によって効率良く誤差拡散処理
を行うことができる。請求項7記載の画像形成装置は、
請求項6記載の画像形成装置において、前記誤差記憶手
段は、注目画素の直前一ラインの誤差データ値を記憶す
るようになっているので、誤差データを記憶する記憶容
量を極端に少なくでき、誤差拡散処理回路のASIC化
も容易になる。請求項8記載の画像形成装置は、請求項
6記載の画像形成装置において、前記誤差記憶手段は、
注目画素の直前ラインより複数ラインの誤差データ値を
記憶するようになっているので、少ない記憶容量で効率
良く誤差拡散処理の参照画素を広げることができ、高画
質化に向いた処理が可能になる。請求項9記載の画像形
成装置は、請求項6、請求項7、或いは請求項8記載の
画像形成装置において、前記誤差記憶手段はRAMで構
成されているので、容量的な選択がし易く、どこの誤差
データ値の読み書きも自由である。請求項10記載の画
像形成装置は、請求項6、請求項7、請求項8、或いは
請求項9記載の画像形成装置において、ライン入替手段
によって、主走査方向と副走査方向のラインを入れ替え
て、前記誤差記憶手段に誤差データ値を記憶させること
ができるので、ラインを入れ替えて見て、誤差データを
記憶するライン容量に足りるなら、高速に誤差拡散処理
を行うことが可能である。請求項11記載の画像形成装
置は、請求項10記載の画像形成装置において、ライン
入替選択手段によって、前記ライン入替手段の機能を選
択する、しないを選ぶことできるので、画像データの種
類に適した選択をすることが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は誤差拡散処理を行
って画像データ処理するプリンタの主要部を示すブロッ
ク図であり、プリンタ制御装置12は誤差拡散処理部1
0、プリンタドライバ13、ホストインターフェース
(以下、ホストI/Fと記す)14、CPU15、RO
M16、RAM17、入力バッファ18、出力バッファ
19、エンジンインターフェース(以下、エンジンI/
Fと記す)20からなる。またこのプリンタ制御装置1
2はホストコンピュータ11及びプリンタエンジン21
と接続している。先ず、ホストコンピュータ11より印
刷したい画像を画像データとしてプリンタ制御装置12
に送り、プリンタ制御装置12側では、接続されている
プリンタの機能が最大限に発揮できるように、装置内の
プリンタドライバ13で画像データを解釈し、ホストI
/F14を経由して入力バッファ18に記憶する。CP
U15は、入力バッファ18に格納された画像データを
調べ、誤差拡散処理するべき画像データであるか否かを
区別し、誤差拡散処理の必要のない画像データの場合に
は画像データをRAM17の所定の領域に格納し、ま
た、誤差拡散処理を要する画像データの場合には誤差拡
散処理部10により誤差拡散処理を施した後、出力バッ
ファ19を経てRAM17に記憶する。
【0009】その後、RAM17に記憶された画像デー
タはプリンタエンジン21で印刷可能な形態にするため
に、RAM17内部のフレームバッファとして予め割り
当てられた領域にイメージデータや圧縮した画像データ
等の形で展開され、印刷用紙1ページ毎の印刷データの
形に整えられる。1ページ単位の印刷データがRAM1
7に整えられると、エンジンI/F20を介してプリン
タエンジン21に出力し、印刷が行われる。尚、ROM
16は、主にCPU15のプログラムが格納されてお
り、上述した処理の流れ及びプリンタ制御装置12の全
体の制御動作を記憶しており、ROM16に記憶された
プログラムに従ってCPU15が動作する。上記の過程
において、入力バッファ18はホストコンピュータ11
から受信した画像データを一時的に保持したり、或いは
ホストコンピュータ11とプリンタ制御装置12との通
信速度の違いやCPU15の処理速度の違い等を吸収す
るために設けられている。また入力バッファ18の容量
には制限があるため、1ページ分の画像データが該入力
バッファ18内に格納しきれない場合には、画像データ
の一部または全てをRAM17に格納する。さらに、入
力バッファ18への展開の際に、通常のモノクロプリン
タでの印刷では、画像データを2値のデータとしてRA
M17に記憶させておくため、ディザ処理や誤差拡散処
理等の階調処理を行った後に蓄えられる。
【0010】図2は本発明に係る画像処理方法を実施す
るために備えられた誤差拡散処理部10の詳細なブロッ
ク図であり、同図において1は誤差記憶部、2は第一記
憶部、3は第二記憶部、4は第三記憶部、5は演算部、
6は比較演算部である。このように構成した誤差拡散処
理部10の動作を以下詳細に説明する。誤差記憶部1に
は注目画素より1ライン前の誤差分のデータが記憶され
ている。但し、誤差記憶部1の1ラインの記憶容量は、
スキャナ等からの読み取りデータを扱うのであれば、読
み取りの1ラインの画素数よりも少ない画素数分のデー
タを記憶する容量であり、またホストコンピュータから
の画像データを受け取るのであれば、印刷の1ラインの
画素数よりも少ない画素数分でのデータを記憶する容量
とする。なお、1ラインの画素数分は読み取り用紙や印
刷用紙のサイズ等によって異なるが、”1ラインの画素
数より少ない画素数分”とは扱う最大サイズの1ライン
画素数を基準とし、この画素数よりも少ない画素数分を
意味している。従って、ホストコンピュータ11から送
られてきた1ラインの画素数よりも誤差記憶部1の1ラ
インの記憶容量の方が大きい場合は問題がないので、誤
差記憶部1の1ラインの記憶容量の方が少ない場合につ
いての動作説明を行う。
【0011】第1記憶部2は注目画素ラインに対して1
ライン前の注目画素に相当する位置の誤差データ値を誤
差記憶部1から入力し、一時的に記憶する。また、第2
記憶部3は注目画素の1画素前の誤差データ値を第1記
憶部2より入力し、一時的に記憶する。さらに、演算部
5はCPUより出力された注目画素の画像データ値と誤
差記憶部1及び第1、第2、第3記憶部より出力された
誤差データ値を加算し、該加算結果を比較演算部6に出
力する。比較演算部6はあらかじめ定められた閾値デー
タと演算部5より入力した注目画素の誤差データ値とを
比較する。第3記憶部4は比較演算部6によって計算さ
れた注目画素の誤差データ値を一時的に記憶し、更に比
較演算部6によって算出された注目画素の誤差データ値
はRAM17(図1参照)の所定の位置に書き込まれ
る。RAM17に格納されている誤差データ値は制御部
9によってコントロールされたタイミングで、前記誤差
記憶部1に取り込むことができるようになっている。
【0012】次に、誤差拡散処理の演算過程を図3〜図
11を用いて説明する。図3(a)は注目画素に対する
参照窓の例を示す図であり、A、B、C、Dで示された
各画素は斜線で示した注目画素を演算処理する際に考慮
されるべき周辺画素である。即ち、A、B、C、Dの画
素のデータ値はそれぞれ誤差記憶部1、第1記憶部2、
第2記憶部3及び第3記憶部4の出力に相当する。ま
た、図3(b)は、A、B、C、Dの画素の誤差に対す
る重み付けの数値の一例を表しており、この重み付けの
数値は接続するプリンタエンジン等の特性によって最適
値が変化するものである。次に計算を分かり易くするた
めに、図4に示したように256階調のデータ値の扱い
の中で、誤差拡散処理を行う画像データ値として受け取
ったデータ値が、全て80であり、且つ2値の誤差拡散
処理の閾値を常に中間の128であると仮定して説明を
行う。この閾値の値は、必ずしも中間の値である必要は
ないが、閾値を中間値として設定すると、大小の比較を
行う際に閾値を越えているか否かを調べるにあたり、最
上位のビットだけを判定すれば良く、また誤差の値は必
ず7ビットで表すことが可能となり、制御が簡単になる
という特徴を有す。
【0013】先ず、初期化の際に、誤差データを記憶し
ている誤差記憶部1の内容は、全て0(誤差無し)とし
て扱う。従って、図5に示すように参照窓には注目画素
の画像データ値80以外は、全て0になる。この状態に
おいて、図2の演算部5における演算結果は、{(0×
1/8)+(0×2/8)+(0×1/8)+(0×4
/8)}+80の計算を行って、80を得る。次に、比
較演算部6によって演算部5の演算結果80と閾値12
8との大小が比較される。ここでは、注目画素の画像デ
ータ値と周辺の誤差データ値を加算した方の値(=8
0)よりも、閾値の値(=128)の方が、大きい(8
0<128)ため、注目画素の出力状態としてデータ0
(データ無し)を出力すると共に、注目画素の誤差分と
して誤差データ値80を出力する。
【0014】次の画素のタイミングでは、図6に示すよ
うに、第3記憶部4に誤差データ値80が記憶されてお
り、図3(b)に示した重み付けの結果、誤差データ値
(80×4/8=40)が、一時的に記憶され、その
後、上記と同様な演算処理によって注目画素の誤差デー
タ値が演算部5において計算される。即ち、{(0×1
/8)+(0×2/8)+(0×1/8)+(80×4
/8)}+80の演算結果より注目画素の誤差データ値
120を得る。また、注目画素の出力状態としては、注
目画素の画像データ値と周辺の誤差データ値を加算した
方の値(=120)よりも、閾値の値(=128)の方
が、大きい(120<128)ため、比較演算部6よ
り”0”を出力すると共に、注目画素の誤差分として1
20を出力し、第3記憶部4に保持される。さらに、次
の画素では図7に示すような値が参照窓に入力される。
従って、同様な演算処理が演算部5で行れ、{(0×1
/8)+(0×2/8)+(0×1/8)+(120×
4/8)}+80の演算結果より注目画素の誤差データ
値140を得る。従って、この場合は、注目画素の画像
データ値と周辺の誤差データ値を加算した方の値(=1
40)の方が、閾値の値(=128)より大きくなった
ため、注目画素の出力状態として1を出力し、また、注
目画素の誤差データ値は、画像データの最大値255と
の差分を出力するため、140−255=−115とな
る。
【0015】このようにして、誤差拡散処理の過程の最
中に、比較演算部6によって計算された注目画素の誤差
データ値が次々と図1のRAM17の所定の場所に格納
され、また、最初に、誤差記憶部1に取り込んだ誤差デ
ータ値を使い終わると、前記RAM17の所定の領域か
らラインの続きの誤差データ値を取り込み、同様な誤差
拡散処理の過程を繰り返す。対象にすべき画像データの
1ラインの処理が終わると、誤差記憶部1は、1周し
て、1つ前のラインの誤差データ値を取り扱えるよう
に、RAM17から該当するデータを読み出して来て取
り揃える。従って、1ライン後の注目画素の誤差データ
値は、図8(以後、重み付けの数値をはずして記す)の
ようになって、演算部5での演算処理は、{(0×1/
8)+(80×2/8)+(120×1/8)+(0×
4/8)}+80となって、注目画素の誤差データ値1
15を得る。また、注目画素の画像データ値と周辺の誤
差データ値を加算した方の値(=115)よりも、閾値
の値(=128)の方が、大きい(115<128)た
め、0を出力する。また、それと同時に、注目画素の誤
差分として115を出力する。
【0016】さらに、次の画像では図9ようなデータ値
を持った参照窓となり、同様に、演算部5においての演
算結果は、{(80×1/8)+(120×2/8)+
(−115×1/8)+(115×4/8)}+80と
なり、注目画素の誤差データ値163を得る。従って、
閾値の値(=128)より大きくなったため、注目画素
の出力状態として1を出力し、また、注目画素の誤差デ
ータ値は、画像データの最大値255との差分を出力す
るため、163−255=−92となる。さらに、次の
画素では図10に示すような値が参照窓に入力され、
{(120×1/8)+(−115×2/8)+(0×
1/8)+(−92×4/8)}+80の演算結果より
注目画素の誤差データ値20を得る。従って、閾値の値
(=128)より小さいため、注目画素の出力状態とし
て1を出力し、それと同時に、注目画素の誤差データ値
として20を得る。この誤差拡散処理の過程で、誤差記
憶部1の所定の領域までの誤差データ値が使用済みにな
ってくると、前ラインの所定の領域以後の誤差データ値
をRAM17から誤差記憶部1に移し、上記の誤差拡散
処理の結果、図11の印刷すべきデータが出力バッファ
19に一時的に記憶された後、RAM17に格納され
て、誤差拡散処理が終了する。また、先に説明したが、
比較演算部6によって出力された各注目画素の誤差デー
タ値は、RAM17の所定の場所に次々と格納され、も
し、誤差記憶部1に注目画素の誤差データ値を記憶する
ラインも保持していれば、比較演算部6の出力を直接記
憶させることが可能である。
【0017】上記のようにして、誤差拡散処理された画
像は、一般的にディザ処理を施した画像に比べて、自然
画や、中間調データが多い写真に対して有効な画像処理
とされており、特にカラープリンタ等には多く採用され
ている。これは、閾値で区切ってしまう方式に対して、
誤差拡散法では、1枚の紙上に対して量子化誤差が最悪
でも1ライン分だけであり、単位面積当たりの量子化誤
差が少なくなるためである。また、説明を省略したが、
多値の誤差拡散処理では1つの注目画素のデータに対し
て、比較する複数の閾値が存在することが大きく異なる
だけであって、その処理方法は上述した誤差拡散処理と
同様である。
【0018】図12は、複数ラインとして3ラインの誤
差記憶部1を持った本発明の誤差拡散処理部10の詳細
なブロック図である。図2との主な相違点は、誤差記憶
部1が複数ライン(ここでは3ラインとする)から構成
されていること及び2ラインの第1記憶部2と第2記憶
部3を持っている点である。また、誤差記憶部1はRA
Mで構成されている。3ラインの誤差記憶部1は、注目
画素のあるライン、その1つ前と2つ前のラインの計3
ラインで構成されている。即ち、第1記憶部2と第2記
憶部3は、注目画素の1つ前のラインの第1記憶部2a
と第2記憶部3a、注目画素の2つ前のラインの第1記
憶部2bと第2記憶部3bより構成されている。
【0019】演算部5には誤差記憶部1と、注目画素の
1つ前と2つ前のラインの誤差データ値を出力する第1
記憶部2及び第2記憶部3と、注目画素より1画素前の
誤差データ値を出力する第3記憶部4の各出力が入力さ
れており、CPUを経て送られてくる注目画素データ値
とが、演算部5にて演算処理されている。さらに、第3
記憶部4の出力、即ち、注目画素より1画素前の誤差デ
ータが、所定のタイミングにより次々と誤差記憶部1の
注目画素のあるラインに記憶される構成になっている。
このように構成することにより、バスラインを経てRA
M17に記憶する処理方法よりも高速に処理することが
可能である。更に、RAMで構成されている誤差記憶部
1は主走査方向のラインに対して主走査方向の画素数よ
りも少ない容量で構成されているために、1ラインの誤
差拡散処理中に誤差記憶部1の中の誤差データを更新し
たり、別の場所に格納する必要が起こる。そのため、R
AM17との間でデータのやり取りが発生する。このデ
ータのやり取りの制御をRAM制御部9がを司ってい
る。
【0020】図13は上記形態例に対する参照窓を示し
たものである。データ値Aは注目画素の1ライン前の誤
差記憶部1の出力、データ値Bは第1記憶部2aの出
力、データ値Cは第2記憶部3aの出力、データ値Dは
第3記憶部4の出力、データ値Eは注目画素の2ライン
前の誤差記憶部1の出力、データ値Fは第1記憶部2b
の出力、データ値Gは第2記憶部3bの出力に対応して
いる。次に本発明に係る画像形成装置の他の形態例を図
14に示す。同図に示した形態例は、主走査方向と副走
査方向のラインを入れ替えて、前記誤差記憶手段1に誤
差データ値を記憶させるライン入替部7を図13に追加
した構成となっている。ここでは、ライン入替部7の機
能を中心に述べる。今、使用するプリンタエンジンが、
最大A3サイズまで印刷可能であり、選択された用紙の
サイズがA4であった場合、プリンタの給紙方法として
は、A4横と、A4縦の2種類があり、あらかじめどの
給紙カセットにはどのサイズの用紙が収納しているかが
分かっており、一般的にはどちらでも選択できるように
なっている。
【0021】さらに、RAMで構成された誤差記憶部1
の容量を4KBとし、この誤差拡散部10を用紙サイズ
A3、600dpiのプリンタエンジンに接続する場合
を仮定すると、100mm×180mmのイメージデー
タに対して誤差拡散処理を行うのに、図15に示すよう
なA4縦の原稿としてイメージ展開すると、誤差拡散処
理するイメージデータの主走査方向の長さが180mm
であるため、画素数は4252ドット(=180÷2
5.4×600)となり、誤差記憶部1の容量4092
(4KB容量)ドットを越えてしまい、このまま、誤差
拡散処理を行うとRAMで構成された誤差記憶部1と図
1に示すRAM17との間で誤差拡散データの入れ替え
が必要となり、RAM間のデータ転送が1ラインの中に
必ず1回入り処理スピードが極端に落ちてしまう。
【0022】そのため、図14に示したライン入替手段
7によって、A4横でイメージ展開を行えば、図16の
ようにイメージデータの主走査方向の長さが100mm
となるので、画素数は2362ドット(=100÷2
5.4×600)となり、誤差記憶部1の容量4092
(4KB容量)ドット内に収まり、誤差拡散データの入
れ替えのために両RAM間のデータ転送を1ラインの中
で行わなずみ済み、A4縦で展開するときよりも高速化
が可能になる。また図示してないが、図14のライン入
替部7の機能はライン入替選択部8によって選択可能に
なっている。即ち、ライン入替部7によって、主走査方
向と副走査方向のラインを入れ替えて、誤差データ値を
記憶させる機能を動作させるか否かをライン入替選択部
8の選択によって決定することができる。これは、誤差
拡散処理を施すとライン入れ替えによっては画質が変わ
るものが出てくる虞が生じる為であり、このような場合
にはライン入替選択部8によってライン入れ替えを拒否
することにより画質の変化を防止することができる。
【0023】次に、図14に示した形態例の如く、誤差
記憶部1が一定容量のRAMで構成されている場合の誤
差拡散処理部10の主要動作を図17に示す。先ず、ホ
ストコンピュータ11からの画像データ受け取りを待っ
て(ステップS1)、画像データが取り込まれると(S
1、Yes)、一時的に入力バッファ18或いはRAM
17に記憶する(S2)。CPU15は、入力バッファ
18に格納された画像データを調べて、誤差拡散処理す
るべきイメージデータの解像度や容量を判断して、誤差
記憶部1の中で2ライン分取れるか、否かが判断される
(S3)。もし、2ライン分のデータ容量を誤差記憶部
1に保持可能であった場合には(S3、Yes)、RA
M制御部9は、例えば図14のように、RAMのアドレ
ス線の11ビット目を副走査方向のラインに連れて、繰
り返して切り替わるように制御すると共に、CPU15
は図示してない誤差拡散処理部10の中のモードレジス
タに、3ラインであることを設定し(S12)、誤差拡
散処理を行う(S9)。
【0024】また演算部5では3ラインモードであるこ
とを伝達されると、図14の注目画素の1つ前のライン
の第1記憶部2a、第2記憶部3aのほかに、注目画素
の2つ前のラインの第1記憶部2bと第2記憶部3bの
出力も演算の対象にする。その際、各参照画素の重み付
けの値が、2ラインモードの時と、3ラインモードの時
とでは異なるため、それぞれのパラメータを変更し、乗
算、ビットシフト、加算等の構成を入れ替える。イメー
ジデータの容量が大きく、誤差記憶部1の中で2ライン
分取れない場合には(S3、No)、画像のイメージ展
開の方向を図15、図16で示したように、主走査方向
と副走査方向で入れ替えて、2ライン分取れるか再度調
べる(S4)。もし、入れ替えて2ライン分取れる場合
には(S4、Yes)、主走査方向と副走査方向を入れ
替えて(S11)、図示してない誤差拡散処理部10の
中のモードレジスタに、3ラインであることを設定し
て、3ラインモードにさせ(S12)、誤差拡散処理を
行う(S9)。
【0025】更に、主走査方向と副走査方向を入れ替え
てイメージ展開しても、2ライン分取れない場合には
(S4、No)、1ライン分取れるか否かを判断する
(S5)。もし、1ライン分取れれば(S5、Ye
s)、CPU15は、図示してない誤差拡散処理部10
の中のモードレジスタに、2ラインであることを設定し
て、2ラインモードにさせ(S8)、2ライン用のパラ
メータに変更し誤差拡散処理を行う(S9)。また、1
ライン分も取れない場合には(S5、No)、主走査方
向と副走査方向で入れ替えて、1ライン分取れるか再度
調べる(S6)。走査方向と副走査方向とを入れ替える
ことにより1ライン分取れる場合には(S6、Ye
s)、主走査方向と副走査方向を入れ替えて設定し(S
7)、図示してないモードレジスタに、2ラインである
ことを設定して、2ラインモードにさせ(S8)、誤差
拡散処理を行う(S9)。また、主走査方向と副走査方
向で入れ替えても、1ライン分も取れない場合には(S
6、No)、速度は遅くなるが誤差拡散処理は分割して
扱い、誤差記憶部1とRAM17との間で必要に応じて
誤差データの受け渡しを行いながら誤差拡散処理を行
う。以上説明したように、本発明に係る画像処理方法及
びそれを実施する画像形成装置では、注目画素の画素デ
ータ値を用いて誤差データを順次演算すると共に、記憶
された誤差データ及び入力した画素データ値とを用いて
注目画素の出力を決定するため、主走査方向のラインに
対して主走査方向の画素数より少ない画素数分のデータ
値を記憶するラインメモリのみ備えていればよく、誤差
拡散処理回路のASIC化を行うことが容易となる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、誤差デー
タを記憶する記憶容量を少なくでき、誤差拡散処理回路
のASIC化も容易にできるようになったので、コスト
を下げることが可能となると共に、誤差拡散処理の信頼
性を向上させた画像処理方法を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、誤差データを記憶する記
憶容量を極端に少なくでき、誤差拡散処理回路のASI
C化も容易にできるようになったので、コストを非常に
下げることが可能となると共に、誤差拡散処理の信頼性
を著しく向上させた画像処理方法を提供することができ
る。請求項3記載の発明によれば、前記請求項1記載の
画像処理方法に加えて、少ない記憶容量で効率良く誤差
拡散処理を行う参照画素を広げることができ、高画質化
に向いた処理を行うことが可能となり、コストを下げる
ことが可能となると共に、きれいな画質が得られる画像
処理方法を提供することができる。請求項4記載の発明
によれば、前記請求項1、請求項2及び請求項3記載の
画像処理方法に加えて、主走査方向と副走査方向のライ
ンを入れ替えた誤差データ値で誤差拡散処理を行うこと
ができるようになったので、ラインを入れ替えて、誤差
データを記憶するライン容量に足りる場合には、ライン
を入れ替えて誤差拡散処理を行うことにより、高速に誤
差拡散処理を行うことが可能である画像処理方法を提供
することができる。
【0027】請求項5記載の発明によれば、前記請求項
4記載の画像処理方法に加えて、主走査方向と副走査方
向のラインを入れ替える若しくは入れ替えないを選択で
きるようになったので、高速に誤差拡散処理を行うもの
はラインを入れ替え、画質に重点を置くものはラインを
入れ替えない等の画像データに適した選択ができる。請
求項6記載の発明によれば、主走査方向の画素数よりも
少ない画素数分の誤差記憶手段を用いて、誤差拡散処理
を行うことができるようになったので、誤差データを記
憶する記憶容量を少なくでき、誤差拡散処理回路のAS
IC化も容易にできるようになり、低コスト化と誤差拡
散処理の信頼性を向上させた画像形成装置を提供するこ
とができる。請求項7記載の発明によれば、前記請求項
6記載の画像形成装置に加えて、誤差データを記憶する
記憶容量を極端に少なくでき、誤差拡散処理回路のAS
IC化も容易になったので、低コスト化と誤差拡散処理
の信頼性を著しく向上させた画像形成装置を提供するこ
とができる。請求項8記載の発明によれば、前記請求項
6記載の画像形成装置に加えて、少ない記憶容量で効率
良く誤差拡散処理の参照画素を広げることができて、高
画質化に向いた処理が行われるようになったので、低コ
スト化を図ることができると共に、きれいな画質が得ら
れる画像形成装置を提供することができる。
【0028】請求項9記載の発明によれば、前記請求項
6、請求項7及び請求項8記載の画像形成装置に加え
て、前記誤差記憶手段はRAMで構成され、容量的な選
択が自由であり、どこの誤差データ値の読み書きも自由
にできようになったので、誤差記憶手段を効率良く使う
ことができる。請求項10記載の発明によれば、前記請
求項6、請求項7、請求項8及び請求項9記載の画像形
成装置に加えて、主走査方向と副走査方向のラインを入
れ替えた誤差データ値で誤差拡散処理を行うことができ
るようになったので、ラインを入れ替えて見て、誤差デ
ータを記憶するライン容量に足りるなら、ラインを入れ
替えて誤差拡散処理を行えば、高速に誤差拡散処理を行
うことが可能である画像形成装置を提供することができ
る。請求項11記載の発明によれば、前記請求項10記
載の画像形成装置に加えて、主走査方向と副走査方向の
ラインを入れ替える若しくは入れ替えないことを選択で
きるようになったので、高速に誤差拡散処理を行うもの
はラインを入れ替えたり、画質に重点を置くものはライ
ンを入れ替えない等の選択のできる画像形成装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の要
部のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の誤
差拡散処理部10の詳細なブロック図である。
【図3】(a)は注目画素に対する参照窓を説明する説
明図、(b)は周辺画素の誤差に対する重み付けを説明
する説明図である。
【図4】誤差拡散処理を行う画像データを説明する説明
図である。
【図5】第1の画像データに対する演算結果を説明する
説明図である。
【図6】第2の画像データに対する演算結果を説明する
説明図である。
【図7】第3の画像データに対する演算結果を説明する
説明図である。
【図8】第4の画像データに対する演算結果を説明する
説明図である。
【図9】第5の画像データに対する演算結果を説明する
説明図である。
【図10】第6の画像データに対する演算結果を説明す
る説明図である。
【図11】画像データを印刷データで示した説明図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
他の誤差拡散処理部の詳細なブロック図である。
【図13】上記図12に対する参照窓を説明する説明図
である。
【図14】上記図13にライン入替部が追加したブロッ
ク図である。
【図15】A4縦の原稿としてイメージデータを処理す
る説明図である。
【図16】A4横の原稿としてイメージデータを処理す
る説明図である。
【図17】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の
主要動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・誤差記憶部、2・・・第1記憶部、3・・・第
2記憶部、4・・・比較演算部、5・・・演算部、6・
・・比較演算部、7・・・ライン入替部、8・・・ライ
ン入替選択部、9・・・制御部、10・・・誤差拡散処
理部、15・・・CPU、17・・・RAM、18・・
・入力バッファ、19・・・出力バッファ、21・・・
プリンタエンジン。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを誤差拡散処理して扱う画像
    処理方法において、主走査方向のラインに対して主走査
    方向の画素数よりも少ない画素数分で、注目画素の前ラ
    インの誤差データ値を記憶することによって誤差拡散処
    理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 注目画素の直前一ラインの誤差データ値
    を記憶することによって誤差拡散処理を行うことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 注目画素の直前ラインより複数ラインの
    誤差データ値を記憶することによって誤差拡散処理を行
    うことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 誤差拡散処理する画像データの状態によ
    り、主走査方向と副走査方向のラインを入れ替えて誤差
    データ値を記憶することによって誤差拡散処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載
    の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 誤差拡散処理する画像データの状態によ
    り、主走査方向と副走査方向のラインを入れ替える、入
    れ替えないを選択できることを特徴とする請求項4記載
    の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 画像データを誤差拡散処理して画像を形
    成する画像形成装置において、主走査方向のラインに対
    して主走査方向の画素数よりも少ない画素数分で、注目
    画素の前ラインの誤差データ値を記憶する誤差記憶手段
    と、前記誤差記憶手段から前ラインの注目画素位置に相
    当する誤差データ値を一時的に記憶する第1記憶手段
    と、前記第1記憶手段から1画素前の誤差データ値を一
    時的に記憶する第2記憶手段と、注目画素より1画素前
    の誤差データ値を一時的に記憶する第3記憶手段と、前
    記誤差記憶手段、前記第1記憶手段、前記第2記憶手
    段、および、前記第3記憶手段の誤差データ値と、注目
    画素のデータ値を基に演算処理する演算手段と、前記演
    算手段の演算結果の出力データと、あらかじめ定められ
    た閾値データとを比較演算して、注目画素の出力状態と
    注目画素の誤差データ値を出力する比較演算手段を備え
    たことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記誤差記憶手段は、注目画素の直前一
    ラインの誤差データ値を記憶することを特徴とする請求
    項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記誤差記憶手段は、注目画素の直前ラ
    インより複数ラインの誤差データ値を記憶することを特
    徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記誤差記憶手段は、RAMで構成され
    たことを特徴とする請求項6、請求項7または請求項8
    記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 誤差拡散処理する画像データの状態に
    より、主走査方向と副走査方向のラインを入れ替えて、
    前記誤差記憶手段に誤差データ値を記憶させるライン入
    替手段を備えたことを特徴とする請求項6、請求項7、
    請求項8または請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記ライン入替手段の機能を選択す
    る、しないを選ぶことが可能であるライン入替選択手段
    を備えたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012176550A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像形成装置
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