JPH10164265A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10164265A
JPH10164265A JP32382696A JP32382696A JPH10164265A JP H10164265 A JPH10164265 A JP H10164265A JP 32382696 A JP32382696 A JP 32382696A JP 32382696 A JP32382696 A JP 32382696A JP H10164265 A JPH10164265 A JP H10164265A
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JP
Japan
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communication
telephone number
party
caller
telephone
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JP32382696A
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Inventor
Shigetaka Tanaka
重隆 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、公衆回線に接続される通信端末装
置に関し、通信サービス提供会社から提供される発呼元
の電話番号を相手先に通知するサービスを受けないよう
に依頼する制限番号「184」を自動的に公衆回線に送
出することにより、意識して操作する必要のない「通信
毎ブロッキング」の依頼を可能にして、操作性を低下さ
せることなく不必要な電話番号通知を防止することを目
的とする。 【解決手段】 ファクシミリ通信および通話などの通信
機能を備えるファクシミリ装置10は、CPU11が、直流
ループ形成後の通信を開始するモードに移行したとき、
電話番号を最初の桁から送出する前に、RAM13内から
読み出したサービス提供会社に「通信毎ブロッキング」
を依頼する制限番号「184」を電話回線に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続された公衆回
線を介する情報の伝送を行なう通信端末装置に関し、詳
しくは、発呼元の電話番号を相手先に通知する通信サー
ビス提供会社の公衆回線を利用する通信端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、接続された公衆回線を介して
相手先を発呼し具備する通信機能に応じた情報、例え
ば、音声信号やデータ信号を相手先に伝送する通信端末
装置が知られており、近年では、情報量の増大や通信技
術の高度化に伴ってアナログ公衆回線においても利用者
は多種多用のサービスを受けることができるようになっ
てきている。この種の通信端末装置が受け得るサービス
の1つとして、米国や英国と同様に発呼元の電話番号を
相手先に通知することが通信サービス提供会社により開
始されることとなり、発呼してきた者(発呼元)の電話
番号を相手先が知ることができるようになる。
【0003】なお、デジタル通信回線のISDN(Inte
grated Services Digital Network)を利用する通信端
末装置では、発呼元となる場合に自己の番号を相手先に
通知することができ、その相手先において通知されてき
た発呼元番号に応じて着信の要否を選択したり、発呼元
に応じてサービスを提供することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信端末装置にあっては、発呼元電話番号の
通知サービスを受けることにより、相手先では、例え
ば、ハンドセットをとる前に発呼してきた者の電話番号
を知ることができ、応答するか否か発呼元に応じて判断
することができるようになるが、この発呼元電話番号の
通知サービスは、米国や英国と同様に原則通知であるた
めに、知らせる必要がない場合にまで相手先に電話番号
を知らせてしまいプライバシーの保護などの問題が指摘
されている。
【0005】これが問題とならないように、全ての通信
において発呼元電話番号の通知サービスを受けないこ
と、所謂「回線毎ブロッキング」を通信サービス提供会
社に依頼することができるが、この手続が周知されて徹
底されるまでに時間が掛かることが予想される。また、
通信毎に発呼元電話番号の通知サービスを受けないこ
と、所謂「通信毎ブロッキング」も依頼することができ
るが、これには相手先の電話番号の前に特定の番号(制
限情報、日本国では184)をダイヤルしなければなら
ず操作が煩わしいという問題があった。
【0006】なお、ISDNを利用する通信端末装置で
は、例えば、特開平5−3508号公報や特開平7−1
11538号公報に記載されているように、自己の番号
を通知するか否かをスイッチを切り換えて決定したり、
共同利用する内線端末で相手先に応じた発信元番号を通
知するように工夫することが提案されているが、何れも
自機が備える機能を制御するものであり、通信サービス
提供会社により番号通知サービスが行なわれる場合には
対応することができない。
【0007】そこで、本発明は、発呼元電話番号の通知
サービスを受けないようにする制限情報を自動的に公衆
回線に送出するようにすることにより、意識して操作す
る必要のない「通信毎ブロッキング」の依頼を可能にし
て、操作性を低下させることなく不必要な電話番号通知
を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、発呼元の電話番号を相手先に通
知する通信サービス提供会社の公衆回線を介して相手先
を発呼し情報を伝送する通信端末装置であって、情報の
伝送を開始する状態となったことを検知する開始状態検
知手段と、該検知情報に基づいて前記通信サービス提供
会社が発呼元電話番号の通知サービスを行なわないよう
にする制限情報を前記公衆回線に送出するサービス制限
手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0009】この請求項1に記載の発明では、情報の伝
送を開始する状態となったこと、例えば、オフフック状
態などが検知されたとき、発呼元電話番号の通知サービ
スを行なわない(受けない)ようにする制限情報(日本
国では「184」、番号でない場合には当該制御信号)
が、相手先の電話番号の前に必要な場合にはその前に、
公衆回線に送出される。したがって、通信サービス提供
会社に「通信毎ブロッキング」が依頼され、併せて送ら
れてくる電話番号の相手先との通信には発呼元電話番号
の通知サービスが行なわれない。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記サービス制限手段の動作時
に、前記発呼元電話番号の通知サービスを受けないよう
にする動作を実行中である旨を報知する動作報知手段を
設けたことを特徴とするものである。この請求項2に記
載の発明では、発呼元電話番号の通知サービスを行なわ
ないようにする制限情報の公衆回線への送出時には、発
呼元電話番号の通知サービスを受けないようにする動作
を実行中である旨が備える機能により、例えば、表示あ
るいは音声により報知される。したがって、操作してい
ないのに動作(ダイヤルリング)する理由を知ることが
できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記サービス制限手段の動作を許
容または禁止する設定に基づいて制限する制限禁止手段
を設けたことを特徴とするものである。この請求項3に
記載の発明では、発呼元電話番号の通知サービスを行な
わないようにする制限情報の公衆回線への送出が許容ま
たは禁止する設定に基づいて制限される。したがって、
相手先に応じて「通信毎ブロッキング」を通信サービス
提供会社に依頼することができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明の構成に加え、前記制限禁止手段を、発呼する相
手先を判別して前記許容または禁止を判断するように構
成したことを特徴とするものである。この請求項4に記
載の発明では、発呼する相手先が判別され、その相手先
に応じて、発呼元電話番号の通知サービスを行なわない
ようにする制限情報の公衆回線への送出が許容または禁
止されているか判断され、相手先に応じて制限情報が公
衆回線に送出され、または該送出が禁止される。したが
って、相手先に応じて「通信毎ブロッキング」を自動的
に通信サービス提供会社に依頼することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図6は本発明に係る通信端末装置の第1
実施形態を示す図であり、本実施形態をファクシミリ装
置に適用した一例を示す図である。なお、本実施形態
は、請求項1に記載の発明に対応する。
【0014】まず、構成を説明する。図1において、10
はファクシミリ通信機能および通話機能を備えるファク
シミリ装置(通信端末装置)であり、ファクシミリ装置
10は、予め格納されている制御プログラムに従って装置
各部を統括制御しファクシミリ装置の基本動作を実行す
るとともに本発明の各種処理を実行するCPU(Central
Processing Unit)11と、その制御プログラムを格納す
るROM(Read Only Memory)12と、装置各部の駆動条
件などの各種情報を設定するとともに動作する上で必要
なデータを記憶し、また、ワンタッチダイヤルや短縮ダ
イヤルする相手先の電話番号を設定登録するとともに後
述する制限番号(制限情報)を不揮発に記憶するRAM
(RandomAccess Memory)13と、オペレータによる設定
や命令等の入力操作を行なう操作部14と、駆動条件、装
置状態または入力情報などの各種情報を表示する表示部
15と、電話回線(アナログ公衆回線)に接続され発着信
の際に所定の回線制御を実行して回線接続あるいはその
切断を行なう網制御部16と、画像データや各種手順信号
を変復調し網制御部16を介して画像データを送受信(伝
送)するモデム17と、送信する画像データをデータ圧縮
して符号化する一方、受信した画像データを伸長して復
号化する符号化復号化部18と、読取/受信した画像デー
タを蓄積する画像メモリ19と、送信する原稿の画像を読
み取って画像データに変換するスキャナ20と、読取/受
信した画像データに基づいて記録媒体により用紙に画像
を記録して出力するプロッタ21と、がバスを介して接続
されており、通話する場合には図示を省略するモジュラ
ージャックにより網制御部16に接続されているハンドセ
ットを取り上げて行なうことができる。なお、図1中、
22は現在の時刻を計時して例えば、メモリ送信する時刻
を判断する際に利用する時計回路である。また、20a、
21aは原稿や記録紙などのスキャナやプロッタにセット
された用紙の有無を検知するセンサである。
【0015】ファクシミリ装置10は、ハンドセットを取
り上げて発呼するハンドセットモードと、ハンドセット
を装置本体にセットしたまま発呼するオンフックダイヤ
ルモードとを備えており、図2に示すように、待機状態
時に、ハンドセットが持ち上げられ直流ループが形成さ
れたこと(情報の伝送を開始する状態)が網制御部16に
より検出されたことをCPU11が検知したときには(ス
テップP1)、プログラム制御上におけるハンドセット
モードに移行する一方、操作部14のオンフックボタンの
押下により入力指示されたことをCPU11が検知したと
きには(ステップP2)、プログラム制御上におけるオ
ンフックダイヤルモードに移行してプログラム制御によ
り網制御部16を動作させて直流ループを形成する。ま
た、ハンドセットモードやオンフックダイヤルモードで
はなく、原稿センサ20aによりスキャナ20への原稿のセ
ットが検知されたときには(ステップP3)、原稿から
読み取った画像データの送信/蓄積(メモリ送信)/コ
ピーの何れかを行なうプログラム制御上における各種モ
ードに移行する。なお、モードを解除して待機状態にす
るには元の状態に戻せばよく、例えば、ハンドセットモ
ードに移行後は再びハンドセットを装置本体にセット
し、オンフックダイヤルモードに移行した後には再びオ
ンフックボタンを押下するかストップボタンを押下すれ
ばよい。すなわち、CPU11が開始状態検知手段を構成
している。
【0016】ここで、ファクシミリ装置10は、ファクシ
ミリ通信による画像データの送信は、マニュアル送信す
る場合にはハンドセットを取り上げた状態で相手先の電
話番号を入力して発呼し回線接続を確認した後にスター
トボタンを押下することにより読取/蓄積した画像デー
タの送信を開始し、ハンドセットを装置本体にセットし
たままで送信する場合には相手先の電話番号を入力した
後にスタートボタンを押下することにより回線接続して
読取/蓄積した画像データの送信を開始する。このよう
に、画像データの送信モードでも相手先を発呼する動作
は、ハンドセットモードやオンフックダイヤルモードと
同様に行なわれるので、以降の説明では、これらモード
の説明をして送信モードでの説明は割愛するが、この送
信モードにおいても同様な作用効果を得ることができ
る。
【0017】これらハンドセットモードやオンフックダ
イヤルモードに移行した後には、操作部16に配置された
テンキーにより発呼する相手先の電話番号が入力された
ときに、RAM13内に確保したダイヤルバッファとして
動作する領域に、その電話番号を入力順に取り込みなが
らダイヤラーへ渡して発呼するようになっており、この
ダイヤルバッファへの電話番号の取り込み時にもプログ
ラム制御が介在しているのでCPU11により電話番号の
電話回線への送出を容易に制御することができ、本実施
形態では電話番号の最初の桁を送出する前に予め制限番
号としてRAM13に設定されている「184」をそのR
AM13内から「1」,「8」,「4」と順次読み出し自
動的に送出する動作をそのプログラム制御中に挿入され
ている。なお、この電話番号の発呼は、ダイヤラーを使
用せずに、モデム17が備えているDTMF信号生成機能
を利用してトーンダイヤルにより発呼するようにした
り、プログラム制御が直流回路を開閉することによるパ
ルスダイヤルにより発呼するようにしてもよい。ここ
で、電話番号の前に送出する制限番号「184」は、日
本国内において電話回線を介して情報を伝送する際に利
用する通信サービス提供会社から、発呼元の電話番号を
相手先に通知する発呼元電話番号の通知サービスが提供
されることに伴って、そのサービスを受けないようにす
る所謂、「通信毎ブロッキング」をその通信サービス提
供会社に依頼する際に電話回線に送出する番号(制限情
報)である。すなわち、CPU11はサービス制限手段を
も構成している。
【0018】ところで、電話番号の発呼は、ハンドセッ
トモードまたはオンフックダイヤルモードに移行した後
に、入力された電話番号をRAM13のダイヤルバッファ
内に取り込む(一時記憶する)割込プログラム1と、取
り込んだ電話番号をダイヤラーに渡してダイヤルする割
込プログラム2とを繰り返し行なって、RAM13のダイ
ヤルバッファ内へに取り込んだ相手先の電話番号をその
取込順位(入力順位)に従って電話回線に送出して発呼
するようになっており、これら割込プログラム1、2
は、プログラム制御中の待機状態で稼働している状態監
視タスクが、回線の状態、原稿セット状態、記録紙セッ
ト状態、キー入力・センサ出力の種々の状態監視を行な
って実行する。なお、この状態監視タスクは割込プログ
ラムのアウトプットと資源管理状況を考慮してさらに実
行すべきタスクを起動する。
【0019】詳細には、RAM13のダイヤルバッファに
は、入力ポインタと出力ポインタが用意されて、入力ポ
インタが次にデータを格納すべき場所を示す一方、出力
ポインタが次にダイヤルすべき場所を示し、初期状態に
はこれらポインタは何れもバッファの先頭を指している
のを割込プログラム1、2を実行する毎に1つずつ進め
るようになっており、電話番号の入力が開始された後に
は、入力ポインタと出力ポインタとを比較することによ
り未処理の番号の有無を判断して電話番号を順次送出し
ダイヤルする。
【0020】割込プログラム1は、図3に示すように、
操作部14からのキー入力があると(ステップP11)、電
話回線に送出してダイヤルする電話番号である場合に
(ステップP12)、RAM13のダイヤルバッファ内に入
力番号として記憶させ(ステップP13)、同時に入力ポ
インタを1つ進める(+1)ようになっており(ステッ
プP14)、ハンドセットモードまたはオンフックダイヤ
ルモードに移行した後には、これを繰り返して入力番号
を電話番号として順次ダイヤルバッファ内に取り込む。
【0021】一方、割込プログラム2は、図4に示すよ
うに、入力ポインタと出力ポインタの位置をチェックし
て一致しない場合(入力ポインタが出力ポインタよりも
大きい場合)には(ステップP21)、出力ポインタが入
力ポインタに追い付いておらずRAM13のダイヤルバッ
ファ内に未送出の入力番号があると判断して、その出力
ポインタで示される場所に記憶されている入力番号を電
話回線に送出するダイヤル動作を行なって(ステップP
22)、同時に出力ポインタを1つ進める(+1)ように
なっており(ステップP23)、ハンドセットモードまた
はオンフックダイヤルモードに移行した後には、これを
繰り返して未送出の入力番号がある毎に電話回線に送出
してダイヤルする。
【0022】次に、作用を図2〜図5または図6を用い
てハンドセットモードまたはオンフックダイヤルモード
毎に説明する。 <ハンドセットモード>まず、待機状態から、ハンドセ
ットが持ち上げられて直流ループの形成が検知されると
(ステップP1)、ハンドセットモードに移行して入力
ポインタおよび出力ポインタがクリアされるとともに
(ステップP31)、RAM13から「1」,「8」,
「4」が順次読み出されてダイヤルバッファ内に記憶さ
れ(ステップP32)、3つの数字である制限番号「18
4」が記憶されたので入力ポインタが3つ進められた
(+3)後に(ステップP33)、割込プログラム1のス
テップP11から実行される。ここまでは、一般的に高速
に処理されるのでステップP11では有効なキー入力が確
認されずに(ステップP34-1)、次の割込プログラム2
のステップP21〜P23が実行されて、このときには既に
ダイヤルバッファに制限番号「184」が記憶され入力
ポインタと出力ポインタの位置は3つずれているので直
ちに、まず制限番号の「1」が電話回線に送出される
(ステップP35-1)。
【0023】次いで、同様に、割込プログラム1ではス
テップP11で有効なキー入力が確認さることなく、続け
て割込プログラム2が実行されて制限番号の「8」,
「4」が電話回線に順次送出される(ステップP34-2、
P35-2、P34-3、P35-3)。この後に、操作部14から電
話番号が入力される毎に、割込プログラム1および割込
プログラム2が実行されて、入力された相手先の電話番
号が順次1桁目からダイヤルバッファに「184」に続
く入力ポインタで示される位置に順次記憶されるととも
に(ステップP34-4)、その入力された番号が「18
4」に続けて順次電話回線に送出される(ステップP35
-4)。したがって、この割込プログラム1、2が繰り返
されて、まず、電話回線に送出された「184」で通信
サービス提供会社に「通信毎ブロッキング」が依頼され
るとともに、続けて送出された相手先の電話番号により
発信元の電話番号が通知されることなくその相手先が発
呼される。
【0024】そして、相手先が応答(ハンドセットを取
り上げて通話など)した後に、あるいは応答なく、ハン
ドセットが装置本体にセットされてオンフック状態とな
ったことが検知されると(ステップP36)、この処理が
終了されて待機状態となる。 <オンフックダイヤルモード>まず、待機状態から、操
作部14のオンフックボタンの押下により入力指示される
と、オンフックダイヤルモードに移行して網制御部16に
より直流ループが形成され(ステップP2)、以降、ハ
ンドセットモードと同様に、ステップP31〜P34-n、P
35-n(n:相手先の電話番号の桁数)が実行されて、電話
回線に送出された制限番号「184」により通信サービ
ス提供会社に「通信毎ブロッキング」が依頼されるとと
もに、続けて送出された相手先の電話番号により発信元
の電話番号が通知されることなくその相手先が発呼され
る。
【0025】そして、相手先が応答した後に、あるいは
応答がない場合に、ストップボタンやオンフックボタン
が押下され(ハンドセットが取り上げられたときには装
置本体へのセットにより)オンフック状態となったこと
が検知されると(ステップP46、P47)、この処理が終
了されて待機状態となる。なお、ファクシミリ装置10
は、ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤル機能を備えてお
り、この機能により登録された相手先に対して自動発呼
を行なうときにも同様に処理するようになっている。簡
単に説明すると、ワンタッチダイヤルキーや短縮ダイヤ
ルキーの入力があると、まず、RAM13のダイヤルバッ
ファの先頭に制限番号「184」が順次記憶されてか
ら、続けて、設定記憶されているその相手先の電話番号
が記憶されることにより、電話回線には制限番号「18
4」の後に相手先の電話番号が送出され、通信サービス
提供会社に「通信毎ブロッキング」が依頼されるととも
に発信元の電話番号が通知されることなくその相手先が
発呼される。
【0026】このように本実施形態においては、直流ル
ープが形成されたり、直流ループを形成するオンフック
ボタンが入力されたことを検知したときに、「通信毎ブ
ロッキング」を通信サービス提供会社に依頼する制限番
号「184」をRAM13内のダイヤルバッファに記憶さ
せ相手先の電話番号の前に電話回線に送出しているの
で、通信サービス提供会社による発呼元電話番号の通知
サービスを受けて相手先へ発呼元の電話番号が通知され
ることを意識して操作しなくても回避することができ、
その上で相手先と通信、例えば通話をすることができ
る。したがって、操作性を低下させることなく不必要な
電話番号通知を防止することができる。
【0027】なお、本実施形態では、全ての通信時に制
限番号「184」を電話回線に送出するので、全ての通
信において発呼元電話番号の通知サービスを受けないよ
うにする「回線毎ブロッキング」を通信サービス提供会
社に依頼したのと同様にになる。図7は本発明に係る通
信端末装置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態
は上述第1実施形態と略同様に構成されているので、図
1〜図4を流用して同様な構成には同一の符号を用いて
特徴部分を中心に説明する。なお、本実施形態は、請求
項2に記載の発明に対応する。
【0028】図1において、CPU11は、ハンドセット
モードなどに移行した後に、RAM13から読み出した制
限番号「184」を電話回線に送出する際には、表示部
13に予め準備されている「番号通知オフ」という文字を
表示させ、「通話毎ブロッキング」を通信サービス提供
会社に依頼する制御動作の実行中である旨をオペレータ
に報知するようになっており、その送出が完了するのと
同時に「番号通知オフ」の表示を終了(クリア)して通
常のダイヤル表示に戻すようになっている。すなわち、
CPU11が動作報知手段を構成するようになっている。
なお、「番号通知オフ」の表示は、表示部15が2行以上
の表示領域を有する場合には表示したままにしておいて
もよい。
【0029】詳細には、CPU11は、図7に示すよう
に、例えば、ハンドセットモードに移行した後には(ス
テップP1)、ステップP31〜P34-1、P35-1を実行し
て、制限番号の最初の桁の「1」を電話回線に送出すの
と同時に、「番号通知オフ」を表示部15に表示し(ステ
ップP52)、続けて、割込プログラム1、2を実行して
(ステップP34-2〜P35-3)、制限番号の2桁目と3桁
目の「8」,「4」を送出することにより出力ポインタ
が3以上になったことを確認したときに(ステップP5
3)、表示部15の「番号通知オフ」の表示をクリアし
(ステップP54)、以降、上述実施形態と同様に、割込
プログラム1、2を繰り返すことにより操作部14から入
力された相手先の電話番号を電話回線に送出して、通信
サービス提供会社に「通信毎ブロッキング」を依頼し発
信元の電話番号を通知することなくその相手先を発呼す
ることができ、ハンドセットが装置本体にセットされて
オンフック状態となったときに(ステップP36)、この
処理を終了する。なお、本実施形態では、ステップP1
で直流ループの形成によりハンドセットが持ち上げられ
されたことを検知してハンドセットモードに移行したと
きに表示部15に予め準備されている「ハンドセットモー
ドモード」という文字を表示させ(ステップP51)、オ
ペレータにモードの種別を報知するようになっている
が、これは本実施形態に限らず、他の実施形態でも行な
うようにしてもよく、表示部15の表示可能な行数に応じ
て採用すればよい。
【0030】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、通信サービス提供会社に「通話
毎ブロッキング」を依頼する制御番号「184」の送出
時には「番号通知オフ」が表示されてその制御動作中で
あることがオペレータに報知されるので、オペレータが
相手先の電話番号などの入力操作を行なう前に発呼動作
が開始される理由を知ることができ、何か誤操作を行な
ってしまったのではないかなどと不安を抱かせることを
防止することができる。
【0031】図8は本発明に係る通信端末装置の第3実
施形態を示す図であり、本実施形態は上述第1実施形態
と略同様に構成されているので、図1〜図4を流用して
同様な構成には同一の符号を用いて特徴部分を中心に説
明する。なお、本実施形態は、請求項3、4に記載の発
明に対応する。図1において、CPU11は、ハンドセッ
トモードなどに移行した後に行なわれる相手先の電話番
号の入力操作がテンキー入力か、ワンタッチダイヤルや
短縮ダイヤル機能を利用するものかを判別して、RAM
13から制御番号「184」を読み出して電話回線に送出
するか否かを判断し、テンキー入力のときにのみ制御番
号「184」を電話回線に送出して「通話毎ブロッキン
グ」を通信サービス提供会社に依頼し発呼元電話番号の
通知サービスを受けないようにする。すなわち、CPU
11が制限禁止手段を構成し、本実施形態では、ワンタッ
チダイヤルや短縮ダイヤル機能を利用可能に設定登録さ
れているか否かを、「通話毎ブロッキング」を通信サー
ビス会社に依頼する動作が許容あるいは禁止されている
かの設定として用いるようになっており、ワンタッチダ
イヤルや短縮ダイヤルに設定登録されている相手先か否
かを判別して、登録されている相手である場合には発呼
元の電話番号を通知しても支障のない相手と判断して、
制御番号「184」の電話回線への送出制御を実行(許
容)する一方、登録されておらずテンキー入力する所
謂、テンポラリダイヤルする相手である場合には発呼元
の電話番号を通知する必要がない相手と判断して、制御
番号「184」の電話回線への送出制御を禁止する。な
お、本実施形態では、ワンタッチダイヤルや短縮ダイヤ
ルの設定登録を、「通信毎ブロッキング」の依頼を許容
または禁止する設定に流用しているが、これに限らず、
専用に設定登録するように構成してもよく、機械的な切
換スイッチにより通信毎に設定を切り換え得るように構
成してもよい。しかし、本実施形態では、新規に設定登
録する必要がなく、自動的に「通信毎ブロッキング」の
依頼を許容または禁止することができるので、ワンタッ
チダイヤルや短縮ダイヤルの設定登録を流用するのが好
適である。
【0032】詳細には、CPU11は、図8に示すよう
に、例えば、ハンドセットモードに移行して(ステップ
P1)、入力ポインタおよび出力ポインタをクリアした
後に(ステップP31)、割込プログラム1のステップP
11により操作部14からのキー入力が確認されると(ステ
ップP61)、その入力がワンタッチダイヤルキーまたは
短縮ダイヤルキーに該当しない手動で電話番号を入力す
るテンキー入力であるか否か確認して(ステップP6
2)、テンキー入力である場合には未登録の相手先であ
ると判別してRAM13から読み出した制御番号「18
4」に続けて先にテンキー入力された番号をダイヤルバ
ッファ内に記憶した後に(ステップP63)、4つの番号
「184x」を記憶したので入力ポインタを(+4)し
て4つ進め(ステップP64)、この後には、以降同様
に、ステップP35-1〜P34-n、P35-nを実行して、制御
番号「184」を電話回線に送出し通信サービス提供会
社に「通信毎ブロッキング」を依頼するとともに、続け
て相手先の電話番号を送出することにより、発信元の電
話番号を通知されることなくその相手先を発呼し、ハン
ドセットが装置本体にセットさたことを検知したときに
(ステップP36)、この処理を終了して待機状態とす
る。
【0033】一方、ステップP62でワンタッチダイヤル
または短縮ダイヤルを利用するキー入力であることを確
認した場合には、登録済みの相手先であると判別してR
AM13内に設定記憶されているその相手先の電話番号を
読み出してダイヤルバッファ内に記憶させ(ステップP
65)、入力ポインタをその電話番号の桁数分だけ進め
(ステップP66)、この後には、以降通常の通信動作と
同様に、ステップP35-1〜P34-n、P35-nを実行して、
通信サービス提供会社に「通信毎ブロッキング」を依頼
することなく、相手先の電話番号を送出して発信元の電
話番号が通知されることを許容しつつその相手先を発呼
し、ハンドセットが装置本体にセットさたことを検知し
たときに(ステップP36)、この処理を終了して待機状
態とする。
【0034】このように本実施形態では、上述第1実施
形態においては、通信を開始することを検知する毎に制
限番号「184」を電話回線に送出して通信サービス提
供会社に「通信毎ブロッキング」を依頼するので、全て
の通信において発呼元電話番号の通知サービスを受けな
いようにする「回線毎ブロッキング」を依頼したのと同
様になって、新たな発呼元電話番号の通知サービスによ
る利点を受けられないばかりか、相手先が発信元の不明
な通信を全て拒否する場合には通信不能となってしまう
おそれがあるのに対して、ワンタッチダイヤルや短縮ダ
イヤルに登録して簡単な操作でダイヤルできるようにし
ておくような業務上や個人的な用件で頻繁に通信する相
手は自分(発信元)の電話番号を悪用するおそれはない
ことから、このような相手先を発呼する場合には、制限
番号「184」を電話回線に送出することなく、設定記
憶済みの相手先の電話番号をワンタッチダイヤルや短縮
ダイヤル機能により電話回線に自動送出して発呼するこ
とができる。このため、ワンタッチダイヤルや短縮ダイ
ヤルに未登録の相手先であると判別した場合にのみ制限
番号「184」を電話回線に送出することを許容して通
信サービス提供会社に「通信毎ブロッキング」を依頼し
発信元電話番号を相手先に通知しないようにする一方、
登録済みの相手先であると判別した場合には制限番号
「184」の電話回線への送出を禁止して通信サービス
提供会社による発呼元電話番号の通知サービスを受ける
ことができる。したがって、意識して操作することなく
通知したくない相手先のみに発信元電話番号の通知サー
ビスを受けることを自動的に制限することができ、操作
性を低下させることなく不必要に発呼元の電話番号を相
手先に通知せずに通信を実行することができる。
【0035】なお、上述実施形態では、ファクシミリ通
信機能および通話機能を備えるファクシミリ装置に適用
した場合を一例として説明しているが、通話機能のみの
電話機やファクシミリ通信機能のみのファクシミリ装置
に適用してもよく、これに限らず、公衆回線に接続され
発呼元番号の通知サービスを受け得る通信端末装置に適
用可能であることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、オフフ
ック状態などように情報の伝送を開始する状態となった
ことを検知したときに、「通信毎ブロッキング」を通信
サービス提供会社に依頼する制限情報を公衆回線に送出
するので、その制限情報とともに公衆回線に送出する電
話番号の相手先との通信では、意識することなく発呼元
の電話番号を相手先に通知しないようにすることがで
き、操作性を低下させることなく不必要に発呼元の電話
番号を相手先に通知せずに通信を実行することができ
る。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、「通信毎
ブロッキング」を通信サービス提供会社に依頼する制限
情報を公衆回線へ送出するときに、発呼元電話番号の通
知サービスを受けないようにする動作を実行中である旨
を報知するので、操作していないのに行なわれるダイヤ
ルリングなどの動作を誤動作や故障と勘違いしてしまう
ことがなく、不安感を与えることがない。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、「通信毎
ブロッキング」を通信サービス提供会社に依頼する制限
情報を公衆回線へ送出することを、許容または禁止する
設定に基づいて制限するので、相手先に応じて発呼元の
電話番号を相手先に通知しないようにすることができ、
通知したくない相手先のみに発信元電話番号の通知を制
限することができる。
【0039】請求項4に記載の発明によれば、発呼する
相手先を判別して「通信毎ブロッキング」を通信サービ
ス提供会社に依頼する制限情報を公衆回線へ送出するこ
とを許容または禁止するか判断し公衆回線に送出するの
で、意識して操作することなく自動的に通知したくない
相手先のみに発信元電話番号を通知しないようにするこ
とができ、操作性を低下させることなく不必要に発呼元
の電話番号を相手先に通知せずに通信を実行することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の第1実施形態をフ
ァクシミリ装置に適用した一例を示す図であり、その概
略全体構成を示すブロック図である。
【図2】その通信モードの切換を説明するフローチャー
トである。
【図3】その電話番号の入力を説明する割込プログラム
のフローチャートである。
【図4】その電話番号の送出を説明する割込プログラム
のフローチャートである。
【図5】その通信モードにおける通信時の動作を説明す
るフローチャートである。
【図6】その図5と異なる通信モードにおける通信時の
動作を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る通信端末装置の第2実施形態をフ
ァクシミリ装置に適用した一例を示す図であり、その通
信モードにおける通信時の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】本発明に係る通信端末装置の第3実施形態をフ
ァクシミリ装置に適用した一例を示す図であり、その通
信モードにおける通信時の動作を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置(通信端末装置) 11 CPU(開始状態検知手段、サービス制限手段、
動作報知手段、制限禁止手段) 12 ROM 13 RAM 14 操作部 15 表示部 16 網制御部 17 モデム 18 符号化復号化部 19 画像メモリ 20 スキャナ 21 プロッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発呼元の電話番号を相手先に通知するサー
    ビス提供会社の公衆回線を介して相手先を発呼し情報を
    伝送する通信端末装置であって、 情報の伝送を開始する状態となったことを検知する開始
    状態検知手段と、該検知情報に基づいて前記サービス提
    供会社が発呼元電話番号の通知サービスを行なわないよ
    うにする制限情報を前記公衆回線に送出するサービス制
    限手段と、を設けたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】前記サービス制限手段の動作時に、前記発
    呼元電話番号の通知サービスを受けないようにする動作
    を実行中である旨を報知する動作報知手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】前記サービス制限手段の動作を許容または
    禁止する設定に基づいて制限する制限禁止手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】前記制限禁止手段を、発呼する相手先を判
    別して前記許容または禁止を判断するように構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
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