JPH10163294A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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Publication number
JPH10163294A
JPH10163294A JP32495096A JP32495096A JPH10163294A JP H10163294 A JPH10163294 A JP H10163294A JP 32495096 A JP32495096 A JP 32495096A JP 32495096 A JP32495096 A JP 32495096A JP H10163294 A JPH10163294 A JP H10163294A
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JP
Japan
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substrate
unit
hand
movable
substrate holding
Prior art date
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Pending
Application number
JP32495096A
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English (en)
Inventor
Akira Harada
明 原田
Naokatsu Nishiguchi
直克 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のタイミングでハンド上の基板の有無を
判定することが可能な基板搬送装置を提供することであ
る。 【解決手段】 基板搬送装置は2つのハンド10a,1
0bを有する。ハンド10aはアーム21a,22aか
らなる関節アーム機構によりX軸方向に移動可能に第1
の移動体30上に設けられ、ハンド10bはアーム21
b,22bからなる関節アーム機構によりX軸方向に移
動可能に第1の移動体30上に設けれている。ハンド1
0a,10bには基板Wの裏面を検知するように基板セ
ンサ51が取り付けられている。基板センサ51に接続
されるワイヤ54はアーム21a,22a,21b,2
2bの側面に沿って案内され、ワイヤ係止め部55によ
り係止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板を搬送する基
板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用ガラス基
板等の基板に種々の処理を行うために基板処理装置が用
いられている。例えば、半導体デバイスの製造プロセス
では、生産効率を高めるために、一連の処理の各々をユ
ニット化し、複数の基板処理ユニットを統合した基板処
理装置が用いられている。このような基板処理装置で
は、一般に、一枚の基板に対して複数の異なる処理が連
続的に行われる。そのため、各基板処理ユニット間で基
板を搬送する基板搬送装置が設けられている。
【0003】図7は基板搬送装置を備えた基板処理装置
の一例を示す平面図である。図7の基板処理装置は、処
理領域A,Bおよび搬送領域Cを有する。処理領域A,
Bにそれぞれ複数の基板処理ユニット200が配置さ
れ、搬送領域Cに基板搬送装置100が設けられてい
る。また、処理領域A,Bの一端部側には、基板の搬入
および搬出を行うインデクサ300が設けられている。
【0004】インデクサ300の移載ロボット302
は、矢印Uの方向に移動し、カセット301から基板W
を取り出して基板搬送装置100に渡し、逆に、一連の
処理が施された基板Wを基板搬送装置100から受け取
ってカセット301に戻す。基板搬送装置100は、移
載ロボット302から渡された基板Wを指定された基板
処理ユニット200に搬送し、あるいは基板処理ユニッ
ト200から受け取った基板Wを他の基板処理ユニット
200または移載ロボット302に搬送する。
【0005】図8は従来の基板搬送装置の概略斜視図で
ある。図8の基板搬送装置は、基板を保持する2つのハ
ンド(基板保持部)10a,10b、第1の移動体(ヘ
ッド部)30および第2の移動体(ベース部)40を有
する。
【0006】第1の移動体30は、Z軸モータ(図示せ
ず)によりZ軸方向(垂直軸方向)に移動可能にかつθ
軸モータ(図示せず)によりθ軸方向(垂直軸を中心と
する回転方向)に回転可能に第2の移動体40上に設け
られている。
【0007】第2の移動体40は、図7に示す搬送領域
Cの長手方向に沿って延びるガイドレール41に取り付
けられている。この第2の移動体40は、Y軸モータ4
3およびボールねじ42によりY軸方向(搬送領域Cの
長手方向)に移動可能に設けられている。
【0008】搬送動作の効率化および省スペース化を図
るために、第1の移動体30上に同一サイズの2つのハ
ンド10a,10bが上下に重なる位置に配置されてい
る。各ハンド10a,10bは、Y軸、Z軸およびθ軸
上で駆動される第1の移動体30上にモータ、ベルトあ
るいはワイヤおよびレールを配置した直動機構によりX
軸方向(基板処理ユニット200に対して前進および後
退する方向)に駆動される。
【0009】このような基板搬送装置において、搬送対
象である基板Wを基板処理ユニット200または移載ロ
ボット302から受ける動作あるいは基板処理ユニット
200または移載ロボット302に置く動作が正常に遂
行されているか否かを搬送動作中に逐一判断し、搬送動
作の継続または停止を行うために光学的センサからなる
基板センサが設けられる。
【0010】上記のように各ハンド10a,10bは第
1の移動体30上で直動機構によりX軸方向に駆動され
るため、各ハンド10a,10b上に光学的センサのよ
うな電気的な構成要素を配置すると、第1の移動体30
と各ハンド10a,10bとの間でのワイヤの引き回し
が空中配線となるとともに、各ハンド10a,10bが
X軸方向に移動することによりワイヤの屈曲や捻転が発
生する。したがって、ワイヤの耐久性や長期安定動作を
保証することが非常に困難である。
【0011】そこで、従来は、X軸方向における各ハン
ド10a,10bの移動動作と同時には動かない第1の
移動体30に光学的センサからなる基板センサを取り付
けてハンド10a,10b上の基板の有無を判定してい
る。
【0012】ここで、第1の移動体30上に基板センサ
を取り付けた場合、どちらのハンド10a,10b上の
基板の有無を判定しているのかを判断することが困難で
ある。そのため、X軸方向における第1の移動体30上
の2箇所に基板センサを配置し、搬送動作シーケンスに
従って2つのハンド10a,10bの相互位置が適当な
位置にあるときに制御系がそれらの基板センサの状態を
読み込み、どちらのハンド上に基板があるか否かを判定
している。
【0013】図9は基板センサとして反射型センサを用
いた例を示す模式図である。第1の反射型センサ61
は、ハンド10a,10bがX軸上の原点位置にあると
きに基板の有無を判定できる位置PAに配置される。ま
た、第2の反射型センサ62は、X軸上でハンド10
a,10bの一方が原点位置から前方に僅かに移動した
ときにそのハンド上の基板の有無だけを判定できる位置
PBに配置される。
【0014】図9の例では、ハンド10aがX軸上で原
点位置から前進したときに第2の反射型センサ62によ
り基板Wが検知される。図10は基板センサとして透過
型センサを用いた例を示す模式図である。第1の移動体
30上に支持枠71,72が取り付けられている。支持
枠71は、ハンド10a,10bがX軸上の原点位置に
あるときに基板の有無を判定できる位置PAに配置され
る。また、支持枠72は、X軸上でハンド10a,10
bの一方が原点位置から前方に僅かに移動したときにそ
のハンド上の基板の有無だけを判定できる位置PBに配
置される。
【0015】支持枠71の下面に第1の透過型センサ6
3の投光部63aが取り付けられ、対向する第1の移動
体30の上面に第1の透過型センサ63の受光部63b
が取り付けられる。また、支持枠72の下面に第2の透
過型センサ64の投光部64aが取り付けられ、対向す
る第1の移動体30の上面に第2の透過型センサ64の
受光部64bが取り付けられる。
【0016】図10の例では、ハンド10aがX軸上で
原点位置から前進したときに第2の反射型センサ64に
より基板Wが検知される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
基板搬送装置では、第1の移動体30上の固定された点
で基板の有無を判定しているため、搬送動作シーケンス
中の既定のタイミング以外で基板センサの状態を読み込
んでも、その時点の2つのハンド10a,10bの位置
関係によって、読み込み結果が有効であるか無効である
か、あるいは読み込み結果が有効であればそれがどちら
のハンドの状態を示しているのか全く異なってくる。
【0018】したがって、どちらのハンドに基板が保持
されているかを判定するためには、搬送動作シーケンス
に基板センサの出力の読み込みタイミングを組み込み、
ハンド10a,10b相互がある一定の位置関係になる
既定のタイミングで基板センサの状態を読み込むことが
必要となる。
【0019】基板センサの状態を既定のタイミングで読
み込むことが必要であることは、言い換えると、次の読
み込みタイミングまでの間にハンド上の基板の状態に変
化があっても、制御系はそのことを把握できないことを
意味する。例えば、基板センサの出力の読み込みタイミ
ングの間で基板がハンドから落下した場合に、基板の落
下が実際にどの時点で起こったかを判定することができ
ない。それにより、制御系が基板の搬送動作を細やかに
制御することが不可能となる。
【0020】また、基板搬送装置による基板の搬送動作
においては、基板処理装置全体のスループットを低下さ
せないために許容された一定時間内に任意の2点間で基
板の搬送を完了しなけれなならない。そのため、基板セ
ンサにより基板の有無を判定するためだけの動作を実行
させることは時間的に許容されない。したがって、基板
の搬送動作中にハンド上の基板の有無の判定を行う必要
があり、その判定結果によって基板の搬送動作を即時停
止しなければならないこともある。このような場合に
は、搬送動作の急激な停止により駆動系に大きな負荷が
かかることになり、基板搬送装置の故障や搬送される基
板の破損につながるおそれがある。
【0021】特に、基板処理ユニットから基板を受ける
動作においては、基板を受ける前のハンド上に基板が無
いこと確認する必要がある。この確認は、ハンドがX軸
上で前進しているときに行われる。基板を受ける前のハ
ンド上に基板が有ると判定された場合には、基板処理ユ
ニットのピンまたはチャック等の構造物にハンド上の基
板が衝突しないようにX軸モータを即時にかつ基板を飛
ばさないように停止しなくてはならない。このような急
激な停止は、ショートストロークを高速で動作させるX
軸の駆動系には大きな負担となる。
【0022】本発明の目的は、任意のタイミングでハン
ド(基板保持部)上の基板の有無を判定することが可能
な基板搬送装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る基板搬送装置は、基板を保持する基板保持部
と、予め定められた1または複数の方向に移動可能な可
動支持部と、基板保持部を可動支持部に対して所定の方
向に移動させる駆動機構部とを備えた基板搬送装置にお
いて、駆動機構部が関節機構により折り畳み自在に連結
された複数のアーム部材からなり、基板保持部に基板の
有無を検知する基板検知手段が配設され、基板検知手段
からの配線が複数のアーム部材に沿って可動支持部に導
かれたものである。
【0024】本発明に係る基板搬送装置においては、可
動支持部が1または複数の方向に移動することにより、
任意の2つの位置間で基板の搬送動作が行われ、関節機
構により折り畳み自在に連結された複数のアーム部材か
らなる駆動機構部により基板保持部が可動支持部に対し
て所定の方向に駆動されることにより、基板の受け渡し
動作が行われる。
【0025】特に、基板保持部に基板の有無を検知する
基板検知手段が設けられているので、任意のタイミング
で基板保持部上の基板の有無を判定することができる。
したがって、基板保持部による基板の搬送動作および基
板の受け渡し動作を細やかに制御することが可能とな
る。
【0026】この場合、基板検知手段からの配線が複数
のアーム部材に沿って可動支持部に導かれているので、
駆動機構部による基板保持部の移動の際に配線の屈曲や
捻転が発生せず、配線の耐久性や基板搬送装置の長期安
定動作が保証される。
【0027】第2の発明に係る基板搬送装置は、第1の
発明に係る基板搬送装置の構成において、アーム部材に
配線を係止する配線係止部が設けられたものである。こ
れにより、基板検知手段からの配線が複数のアーム部材
に沿って案内されるので、配線の屈曲や捻転の発生が確
実に防止される。
【0028】第3の発明に係る基板搬送装置は、第1ま
たは第2の発明に係る基板搬送装置の構成において、可
動支持部が水平方向に移動可能、鉛直方向に移動可能か
つ鉛直軸の周りで回動可能に構成され、駆動機構部が複
数のアーム部材の折り畳み動作により基板保持部を可動
支持部上で水平方向に移動させ、基板検知手段が基板保
持部上の基板の有無を基板の裏面側から検知するように
基板保持部に配設されたものである。
【0029】この場合、可動支持部が水平方向に移動
し、かつ鉛直方向に上下動することにより、任意の2つ
の位置間で基板の搬送動作が行われ、可動支持部が鉛直
軸の周りで回動し、かつ駆動機構部が基板保持部を可動
支持部上で水平方向に移動させることにより、基板の受
け渡し動作が行われる。
【0030】特に、基板検知手段が基板保持部上の基板
の有無を基板の裏面側から検知するように設けられてい
るので、基板検知手段が基板の搬送動作および基板の受
け渡し動作に支障を与えず、また基板検知手段が他の構
造物に干渉することもない。
【0031】第4の発明に係る基板搬送装置は、第1、
第2または第3の発明に係る基板搬送装置の構成におい
て、基板保持部が可動支持部上に上下方向に重なるよう
に配置された複数の基板保持部を含み、駆動機構部が複
数の基板保持部を可動支持部上でそれぞれ水平方向に移
動させる複数組のアーム部材を含み、複数の基板保持部
の各々に基板の有無を検知する基板検知手段が配置さ
れ、各基板検知手段からの配線がそれぞれ対応するアー
ム部材に沿って可動支持部に導かれたものである。
【0032】この場合、複数の基板保持部相互の位置関
係を考慮せずに、各基板保持部上の基板の有無をそれぞ
れ任意のタイミングで判定することができる。したがっ
て、複数の基板保持部による基板の搬送動作および基板
の受け渡し動作を細やかに制御することが可能となると
ともに、可動支持部および駆動機構部の制御フローを簡
略化することが可能となり、かつ基板の搬送動作および
基板の受け渡し動作に急制動をかける必要もなくなる。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例にお
ける基板搬送装置の平面図であり、図2は図1の基板搬
送装置における1つのハンドの平面図である。
【0034】図1の基板搬送装置は、2つのハンド10
a,10b、第1の移動体(ヘッド部)30および第2
の移動体(ベース部)40を含む。第1の移動体30
は、図8に示したように、Z軸モータ(図示せず)によ
りZ軸方向(垂直軸方向)に移動可能にかつθ軸モータ
(図示せず)によりθ軸方向(垂直軸を中心とする回転
方向)に回転可能に第2の移動体40上に設けられてい
る。第2の移動体40は、図8に示したように、Y軸モ
ータおよびボールねじ(図示せず)によりY軸方向(図
9の搬送領域Cの長手方向)に移動可能に設けられてい
る。
【0035】ハンド10aは、アーム21a,22aお
よび駆動部31からなる関節アーム機構によりX軸方向
(基板処理ユニットに対して前進および後退する方向)
に移動可能に第1の移動体30上に設けられている。ハ
ンド10bは、アーム21b,22bおよび駆動部31
からなる関節アーム機構によりX軸方向に移動可能に第
1の移動体30上に設けられている。ハンド10aはハ
ンド10bの上部に重なるように配置され、アーム21
a,22aはそれぞれアーム21b,22bの上部に重
なるように配置されている。
【0036】駆動部31は第1の移動体30上に取り付
けられている。アーム22aの一端部は駆動部31に垂
直軸の周りで回動可能に取り付けられ、アーム22aの
他端部にはアーム21aの一端部が垂直軸の周りで回動
可能に取り付けられている。アーム21aの他端部には
ハンド10aが垂直軸の周りで回動可能に取り付けられ
ている。
【0037】同様に、アーム22bの一端部は駆動部3
1に垂直軸の周りで回動可能に取り付けられ、アーム2
2bの他端部にはアーム21bの一端部が垂直軸の周り
で回動可能に取り付けられている。アーム21bの他端
部にはハンド10bが垂直軸の周りで回動可能に取り付
けられている。
【0038】駆動部31によりアーム21a,22aが
水平面内で伸縮動作を行うことによりハンド10aがX
軸方向に前進および後退する。同様に、駆動部31によ
りアーム21b,22bが水平面内で伸縮動作を行うこ
とによりハンド10bがX軸方向に前進および後退す
る。
【0039】図2に示すように、ハンド10aは、基板
Wの外周に沿った形状を有する保持部11および平面部
13を有し、保持部11の内側に基板Wの裏面を支持す
る複数の支持部12が取り付けられている。
【0040】このハンド10aの保持部11の下面に
は、基板Wの裏面を検知するようにアンプ分離型の反射
型センサからなる基板センサ51が取り付けられてい
る。ハンド10aの平面部13上にはアンプ52が取り
付けられ、基板センサ51とアンプ52とが光ファイバ
53で結合されている。アンプ52には信号線および電
源線を含むワイヤ54が接続される。ハンド10bも、
ハンド10aと同様の構造を有する。
【0041】図1に示すように、ハンド10a上のアン
プ52に接続されるワイヤ54は、アーム21a,22
aの側面に沿って案内され、第1の移動体30の端子5
7aに接続される。また、ハンド10b上のアンプ52
に接続されるワイヤ54は、アーム21b,22bの側
面に沿って案内され、第1の移動体30の端子57bに
接続される。
【0042】アーム21a,22aの端部(関節部)近
傍の側面にそれぞれワイヤ係止め部55が設けられ、ワ
イヤ54がアーム21a,22aの伸縮に対してストレ
スを受けないように関節部で余裕を持ったループでワイ
ヤ係止め部55に係止される。同様に、アーム21b,
22bの端部(関節部)近傍の側面にもそれぞれワイヤ
係止め部55が設けられ、ワイヤ54がアーム21b,
22bの伸縮に対してストレスを受けないように余裕を
持ったループでワイヤ係止め部55に係止される。この
ようにして、ワイヤ54に、屈曲に対する耐久性が与え
られる。
【0043】本実施例では、ハンド10a,10bが基
板保持部に相当し、第1の移動体30が可動支持部に相
当し、アーム21a,22a,21b,22bがアーム
部材に相当する。また、基板センサ51が基板検知手段
に相当し、ワイヤ54が配線に相当し、ワイヤ係止め部
が配線係止部に相当する。
【0044】本実施例の基板搬送装置においては、各ハ
ンド10a,10bに基板の有無を検知する基板センサ
51が取り付けられているので、2つのハンド10a,
10b相互の位置関係を考慮することなく、任意のタイ
ミングでハンド10a,10b上の基板の有無をそれぞ
れ独立に判定することができる。それにより、基板の搬
送動作確認や動作異常監視を任意のタイミングで行って
基板の搬送動作をより細やかに制御することが可能とな
る。
【0045】例えば、制御系が一定周期で基板センサ5
1の状態を読み込むことにより、基板の落下等の基板の
状態の変化がどの時点で起こってもその変化を把握する
ことが可能となる。
【0046】また、ハンド10a,10bがX軸上での
移動動作中に基板センサ51の状態を確認する必要がな
くなるので、搬送動作の制御フローを簡略化することが
可能となる。さらに、ハンド10a,10bがX軸上で
の移動動作を開始する前にハンド10a,10b上の基
板の有無を判定することができるので、X軸上での移動
動作に急制動をかける必要がなくなる。これらの結果、
基板搬送装置の信頼性が向上する。
【0047】図3は本発明の第2の実施例における基板
搬送装置の平面図であり、図4は同実施例の基板搬送装
置の側面図である。図3および図4において、ハンド1
0aの平面部13の一方の側部には側面部14が垂直に
延設されている。同様に、ハンド10bの平面部13の
一方の側部には側面部14が垂直に延設されている。
【0048】ハンド10aは、アーム21a,22aお
よび駆動部32aからなる関節アーム機構によりX軸方
向に移動可能に第1の移動体30に取り付けられてい
る。同様に、ハンド10bは、アーム21b,22bお
よび駆動部32bからなる関節アーム機構によりX軸方
向に移動可能に第1の移動体30に取り付けられてい
る。
【0049】駆動部32a,32bは第1の移動体30
上の側部に設けられている。アーム22aの一端部は水
平軸の周りで回動可能に駆動部32aに取り付けられ、
アーム22aの他端部にはアーム21aの一端部が水平
軸の周りで回動可能に取り付けられている。アーム21
aの他端部にはハンド10aの側面部14が水平軸の周
りで回動可能に取り付けられている。
【0050】同様に、アーム22bの一端部は駆動部3
2bに水平軸の周りで回動可能に取り付けられ、アーム
22bの他端部にはアーム21bの一端部が水平軸の周
りで回動可能に取り付けられている。アーム21bの他
端部にはハンド10bの側面部14が水平軸の周りで回
動可能に取り付けられている。
【0051】駆動部32aによりアーム21a,22a
が垂直面内で伸縮動作を行うことによりハンド10aが
X軸方向に前進および後退する。同様に、駆動部32b
によりハンド10bが垂直面内で伸縮動作を行うこによ
りハンド10bがX軸方向に前進および後退する。
【0052】本実施例の基板搬送装置においても、ハン
ド10a,10bの保持部11の下面にアンプ分離型の
反射型センサからなる基板センサ51が取り付けられて
いる。また、ハンド10a,10bの平面部13の下面
にそれぞれアンプ52が取り付けられており、基板セン
サ51とアンプ52との間が光ファイバ53で結合され
ている。アンプ52には、信号線および電源線を含むワ
イヤ54が接続されている。
【0053】図4に示すように、ハンド10a下面のア
ンプ52に接続されるワイヤ54は、アーム21a,2
2aの下面に沿って案内され、第1の移動体30の内部
に引き込まれる。同様に、ハンド10b下面にアンプ5
2に接続されるワイヤ54は、ハンド21b,22bの
下面に沿って案内され、第1の移動体30の内部に引き
込まれる。
【0054】ハンド10aの側面部14の前端面および
アーム21a,22aの端部(関節部)近傍の下面には
それぞれワイヤ係止め部55が設けられ、ワイヤ54が
アーム21a,22aの伸縮に対してストレスを受けな
いように関節部で余裕を持ったループでワイヤ係止め部
55に係止される。同様に、ハンド10bの側面部14
の前端面およびアーム21b,22bの端部(関節部)
近傍の下面にはそれぞれワイヤ係止め部55が設けら
れ、ワイヤ54がアーム21b,22bの伸縮に対して
ストレスを受けないように関節部で余裕を持ったループ
でワイヤ係止め部55に係止される。これにより、各ワ
イヤ54に、屈曲に対する耐久性が与えられている。
【0055】本実施例の基板搬送装置においても、各ハ
ンド10a,10bに基板センサ51が取り付けられて
いるので、2つのハンド10a,10b相互の位置関係
を考慮することなく、任意のタイミングでハンド10
a,10b上の基板の有無をそれぞれ独立に確認するこ
とが可能となる。
【0056】上記第1および第2の実施例では、基板検
知手段としてアンプ分離型の反射型センサからなる基板
センサ51を用いているが、基板検知手段として他の種
類のセンサを用いてもよい。
【0057】なお、説明の都合上、両ハンド10a,1
0b間にある程度の高低差のある図面を用いたが、実際
は余り高低差のないものである。図5は基板センサの他
の例を示す平面図である。図5の例では、ハンド10a
の保持部11の下面に基板Wの裏面を検知するようにア
ンプ一体型の反射型センサからなる基板センサ50が取
り付けられている。基板センサ50には、電源線および
信号線を含むワイヤ54が接続されている。この基板セ
ンサ50を用いると、ハンド10aの平面部13にアン
プを取り付けるためのスペースが不要となる。
【0058】また、上記第1および第2の実施例では、
ハンド10a,10bをX軸方向に移動させるための関
節アーム機構がそれぞれ2本のアームで構成されている
が、関節アーム機構の構成は上記実施例に限定されな
い。
【0059】図6は関節アーム機構の他の例を示す平面
図である。図6の関節アーム機構は、3本のアーム21
a,22a,23aおよび駆動部31により構成され
る。この場合にも、ハンド10a下面の基板センサ50
に接続されるワイヤ54はアーム21a,22a,23
aの側面に沿って案内される。アーム21a,22a,
23aの端部(関節部)近傍の側面にそれぞれワイヤ係
止め部55が設けられ、ワイヤ54がアーム21a,2
2a,23aの伸縮に対してストレスを受けないように
関節部で余裕を持ったループでワイヤ係止め部55に係
止される。
【0060】なお、各ハンドへの基板センサの取り付け
方法は上記実施例の方法に限定されない。基板センサは
ハンドの任意の位置に組み込むことができるが、ハンド
上への基板の載置に支障を与えたり、他のハンドへ物理
的な干渉を起こさないようにかつ基板の受け渡し動作に
支障を与えないように、基板の裏面から基板の状態を確
認できる位置に組み込むことが望ましい。
【0061】上記実施例では、基板検知手段として光学
的センサを用いているが、基板検知手段として小型の近
接センサまたはフォトマイクロセンサを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における基板搬送装置の
平面図である。
【図2】図1の基板搬送装置における1つのハンドの平
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における基板搬送装置の
平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における基板搬送装置の
側面図である。
【図5】基板センサの他の例を示す平面図である。
【図6】関節アーム機構の他の例を示す平面図である。
【図7】基板搬送装置を備えた基板処理装置の一例を示
す平面図である。
【図8】従来の基板搬送装置の概略斜視図である。
【図9】従来の基板搬送装置において基板センサとして
反射型センサを用いた例を示す例である。
【図10】従来の基板搬送装置において基板センサとし
て透過型センサを用いた例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b ハンド 21a,22a,21b,22b アーム 30 第1の移動体 31,32a,32b 駆動部 40 第2の移動体 50,51 基板センサ 52 アンプ 54 ワイヤ 55 ワイヤ係止め部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持部と、予め定め
    られた1または複数の方向に移動可能な可動支持部と、
    前記基板保持部を前記可動支持部に対して所定の方向に
    移動させる駆動機構部とを備えた基板搬送装置におい
    て、 前記駆動機構部が関節機構により折り畳み自在に連結さ
    れた複数のアーム部材からなり、前記基板保持部に基板
    の有無を検知する基板検知手段が配設され、前記基板検
    知手段からの配線が前記複数のアーム部材に沿って前記
    可動支持部に導かれたことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のアーム部材に前記配線を係止
    する配線係止部が設けられたことを特徴とする請求項1
    記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記可動支持部は水平方向に移動可能、
    鉛直方向に移動可能かつ鉛直軸の周りで回動可能に構成
    され、前記駆動機構部は前記複数のアーム部材の折り畳
    み動作により前記基板保持部を前記可動支持部上で水平
    方向に移動させ、前記基板検知手段は前記基板保持部上
    の基板の有無を基板の裏面側から検知するように前記基
    板保持部に配設されたことを特徴とする請求項1または
    2記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持部は前記可動支持部上に上
    下方向に重なるように配置された複数の基板保持部を含
    み、前記駆動機構部は前記複数の基板保持部を前記可動
    支持部上でそれぞれ水平方向に移動させる複数組のアー
    ム部材を含み、前記複数の基板保持部の各々に基板の有
    無を検知する基板検知手段が配設され、各基板検知手段
    からの配線がそれぞれ対応するアーム部材に沿って可動
    支持部に導かれたことを特徴とする請求項1、2または
    3記載の基板搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004114262A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Daihen Corp 産業用ロボットのツール交換機構
JP2007090487A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Shinmei Ind Co Ltd ワーク搬送装置
JP2007227781A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Tokyo Electron Ltd 基板の位置ずれ検査機構,処理システム及び基板の位置ずれ検査方法
TWI628133B (zh) * 2017-11-03 2018-07-01 東台精機股份有限公司 雙向搬運臺車

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