JPH10162738A - 液冷型陰極線管の液漏れ検査方法 - Google Patents

液冷型陰極線管の液漏れ検査方法

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JPH10162738A
JPH10162738A JP31797196A JP31797196A JPH10162738A JP H10162738 A JPH10162738 A JP H10162738A JP 31797196 A JP31797196 A JP 31797196A JP 31797196 A JP31797196 A JP 31797196A JP H10162738 A JPH10162738 A JP H10162738A
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JP
Japan
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coupler
liquid
coolant
pressure
ray tube
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Pending
Application number
JP31797196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takesawa
浩行 武沢
Flowleck John
フローレック ジョン
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Sony Corp
Sony Electronics Inc
Original Assignee
Sony Corp
Sony Electronics Inc
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Publication date
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液冷型陰極線管の前面に配設したカプラー内
に冷却液を注入する前に液漏れ状態を検知可能な液冷型
陰極線管の液漏れ試験方法を得る。 【解決手段】 陰極線管1の前面にカプラー10等を装
着した陰極線管組立体で冷却液4を注入する以前に冷却
液注入口6或はダイアフラム取付口7から高圧エアーを
カプラー10内に吹き込んでエアー圧力変化を計測し組
立体の液漏れチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写型陰極線管の
様に、蛍光面前面に設けたカプラー内に冷却液を封入し
た液冷型陰極線管の液漏れ試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、大画面のスクリーンに受像画
面を投写して、使用される投写型陰極線管はフェースパ
ネル面の温度上昇を抑える為に、液冷型陰極線管(以下
CRTと記す)と成されている。
【0003】この様なCRTは、例えば図4に示す様に
構成されている。図4はCRTの側断面図を示すもの
で、CRT1のフェースパネル3とフロントパネル2と
の間にはエチレングレコール等の冷却液4がカプラー1
0の冷却液注入口6より注入される。カプラー10とフ
ロントパネル2及びカプラー10とフェースパネル3と
の対接面にはシリコーンゴム5が介在されて、冷却液4
を気密封止する様に成されている。
【0004】図4に示す様な、CRTに於ける冷却液4
の液漏れの試験方法(以下チェック方法と記す)ではC
RT全体を恒温槽に100℃〜120℃で約1時間投入
して、冷却液4を熱膨張させ、冷却液4の内圧を高くす
ることで、液漏れをチェックする様に成したチェック方
法が特開平7−240162号公報に開示されている。
【0005】上述のCRTの液漏れチェック方法では、
CRT内のカソード等に悪影響を与え、更に、加熱に非
常に時間がかかるため、例えば、特開昭7−13494
5号公報に於いては図5に示す様にカプラー10に設け
られている圧力調整弁に外圧を加えることで冷却液4封
止後の組立ミスや部品欠陥等のチェックのための液漏れ
チェックを行っている。
【0006】図5では、CRT1のフェースパネル3の
前面を冷却する冷却液4がカプラー10内に収納されて
おり、冷却液4はフェースパネル3とレンズ11との間
に配されている。カプラー10には、冷却液4の圧力を
制御する圧力調整弁12及び圧力調整弁ホルダー13が
嵌合されている。
【0007】この圧力調整弁ホルダー13に対して、エ
アー供給装置14を強く押し当てながら、エアー供給装
置14の所定の開口17から例えば0.5〜3Kg/c
2の高圧エアーを供給し、圧力調整弁12に外圧を加
えることによって冷却液4を加圧して液漏れチェックを
行っている。圧力調整弁ホルダー13に強く押し当てら
れるエアー供給装置14の部位は気密性を図るため、エ
アー供給装置14の上面と圧力調整弁ホルダー間にゴム
パッキング等が介在されている。
【0008】なお図5中20は、カプラー10の上方部
に設けられた冷却液注入口6を封止するための封止ねじ
であり、気密性を保つためパッキンが備えられている。
また18はレンズ支持用のレンズプレート、19は気密
を保つためOリングである。このチェック方法では、圧
力調整弁12に加えた圧力が冷却液4を確実に膨張させ
るため、図5の封止ねじ20、Oリング19、その他の
部位での組立ミス、部品欠陥を発見することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5で詳述した従来構
成のCRTによると、冷却液4を封止後に圧力調整弁1
2に外圧を供給する様に成しているので、圧力調整弁1
2にピンホール等がある場合はこのピンホールから流れ
出す冷却液を外圧により押し戻す方向に働くため完璧な
チェック方法ではない問題があった。
【0010】更に、従来のチェック方法ではカプラー1
0内に冷却液4を封入後にチェックを行うために、冷却
液4の漏れが見つかり、再生し直す場合には冷却液4で
汚れた部品を洗浄、乾燥させた後に使用しなければなら
ず、多くの手間を要する問題があった。
【0011】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、発明が解決しようとする課題は冷却液4
の注入前に組立チェックが可能で、組立不良発生後の再
組立に冷却液4の洗浄が不用で、再組立が容易で、精度
よく組立ミスや欠陥部品を発見することが出来る液冷型
陰極線管を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の液冷型陰極線管
の液漏れチェック方法はその例が図1に示されている様
に、液冷型陰極線管1のカプラー10に冷却液4を注入
する前にカプラー10内にエアー23を注入し、エアー
圧を計測して、カプラー10内の液漏れを検査して成る
ものである。
【0013】本発明のサブアッセンブルされた液冷型陰
極線管は冷却液4をカプラー10内に注入する前に液漏
れチェックを行うため、ダイアフラム取付部7或は冷却
液注入口6より高圧エアー23を封止状態にして注入
し、その圧力を計測することで冷却液4の漏れを事前に
チェックする様にしたので、冷却液4の注入前に組立チ
ェックが可能となり、組立不良発生後の再組立を容易に
なすことが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の1例を図1
乃至図3によって説明する。図1は本発明の液冷型陰極
線管の液漏れチェック方法を説明するための要部の側断
面図、図2は同様の他の側断面図、図3は本発明の液冷
型陰極線管の側断面図である。
【0015】図1及び図2によって本例の液漏れチェッ
ク方法を説明する前に図3によって全体的な液冷型陰極
線管1の構成を説明する。投写型テレビジョンに用いる
R,G,B用の3管のCRTは夫々R,G,Bの蛍光体
をフェースパネル内面に沈澱法等で全面形成して、蛍光
面23が形成されている。又、明るさは通常のカラー陰
極線管の20倍以上必要とすることと、投入電力の90
%以上が熱エネルギーに変換されるため高負荷に耐える
放熱構造が必要となる。
【0016】この為に種々放熱構造のものが提案されて
いるが、図3の場合はCRT管体のフェースパネル3の
前面にカプラー10が設けられ、カプラー10内に注入
された冷却液4がフェースパネル3の前面に接して、蛍
光面23から発生する熱エネルギーを液冷する様に成さ
れる。冷却液4としては80%エチレングリコール水溶
液が用いられる。
【0017】カプラー10の形状は正面からみて略矩形
状に形成され、略々中央部には透孔26が穿たれ、この
透孔26に凹状に形成したレンズ11を気密封止させる
為にOリング19を介して嵌着されている。レンズ11
はレンズプレート18を介してカプラー10に螺着され
ている。カプラー10の前面側には放熱効果を高めるた
めフィンが並設されている。
【0018】CRT1のフェースパネル3とカプラー1
0との接合面はOリング19を介して気密封止されてい
る。カプラー10の例えば、下側壁にはダイアフラム取
付口7が穿たれ、圧力調整弁(以下ダイアフラムと記
す)12が圧力調整ホルダー13を介して気密に取り付
けられている。このダイアフラム12は冷却液4が高温
となって膨張した際の圧力を自動的に調整するための調
整弁である。カプラー10の上側には冷却液注入口6が
穿たれ、冷却液4の注入後は気密に封止ねじ20を介し
て封止される。
【0019】上述の如き構成に於いて本例では、例えば
図1に示す様にサブアッセンブルされ、冷却液4がカプ
ラー10内に充填される前段階で液漏れチェックを行う
様にする。
【0020】図1はカプラー10に冷却液注入口6がな
く、ダイアフラム取付口7のみが穿たれた構成を示す。
この場合のカプラー10では冷却液4はダイアフラム取
付口7を介して注入されるが、このダイアフラム取付口
7に気密に高圧エアーノズル8を装着する。
【0021】高圧エアーノズル8をダイアフラム取付口
7に気密封止するために図示しないがOリング等を用い
てダイアフラム取付口7に嵌合させればよい。
【0022】高圧エアーノズル8はエアー供給源21に
接続され、圧力メータ22によって圧力計測が行われ
る。
【0023】本例ではエアー供給源21から1Kg・F
/cm2 程度の高圧エアー23をカプラー10内に吹込
むことで、レンズ11とカプラー10間のOリング19
による気密性並びにカプラー10とCRT1のフェース
パネル3間のOリング19による気密性が充分に保た
れ、組立後の各部品に欠陥が無ければカプラー10内の
内圧は変化しない。従って圧力メータ22の変化を計測
すれば、組立後の気密不良は直ちに見つけることが出来
る。
【0024】図2に示す構成のCRT組立体は、ダイア
フラム12がダイアフラム取付口7に組み込まれたもの
で、この場合は冷却液注入口6に高圧エアーノズル8を
気密に装着して、カプラー10内に高圧エアー23を吹
き込む様にすればダイアフラム12の気密性のチェック
も可能である。
【0025】この様に液漏れチェックを冷却液注入前に
行うことが出来るので従来の様に冷却液をカプラー10
内に注入した後に不良個所がみつかり、再組立を行う際
にはカプラー10、レンズ11、CRT1のフェースパ
ネル3の洗浄等を行う必要がないので、再組立が簡単で
あり、精度良く組立不良チェックを行うことが出来る。
【0026】尚、上述した様に冷却液4の注入前のチェ
ック及び図5で示した冷却液注入後にダイアフラム12
に外圧を加えて液漏れチェックを行う2重チェックを行
うことで、組立チェックはより確実化される。
【0027】
【発明の効果】本発明の液冷型陰極線管の液漏れ検査方
法によれば、冷却液をカプラー内に注入前にCRT組立
体の液漏れチェックが行える為にチェック不良時の再組
立時の各部品の冷却液の洗浄作業等の手間が省け、且
つ、確実に各部品の気密性が高い精度で確認可能なもの
で得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明は液冷型陰極線管の試験方法の説明図で
ある。
【図2】本発明の液冷型陰極線管の他の試験方法の説明
図である。
【図3】本発明の液冷型陰極線管の一部側断面図であ
る。
【図4】従来の液冷型陰極線管の側断面図である。
【図5】従来の液冷型陰極線管の試験方法説明図であ
る。
【符号の説明】 1 陰極線管(CRT)、4 冷却液、6 冷却液注入
口、7 ダイアフラム取付口、8 高圧エアーノズル、
10 カプラー、11 レンズ、12 圧力調整弁(ダ
イアフラム)、21 エアー供給源、22 圧力メータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武沢 浩行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 ジョン フローレック アメリカ合衆国 ニュージャージー州 パ ークリッジ ソニードライブ(番地なし) ソニー エレクトロニクス インコーポ レイテッド内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液冷型陰極線管のカプラーに冷却液を注
    入する前に該カプラー内にエアーを注入し、エアー圧を
    計測して、カプラー内の液漏れを検査して成ることを特
    徴とする液冷型陰極線管の液漏れ検査方法。
  2. 【請求項2】 前記エアーの吹き込みを前記カプラーの
    ダイアフラム取付口より行うことを特徴とする請求項1
    記載の液冷型陰極線管の液漏れ検査方法。
  3. 【請求項3】 前記エアーの吹き込みを前記カプラーの
    冷却液注入口より行うことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の液冷型陰極線管の液漏れ検査方法。
  4. 【請求項4】 前記エアー吹き込み検査試験後に前記カ
    プラー内に冷却液を注入後に圧力調整弁に外圧を加えて
    二重の液漏れ試験を行うことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3記載のいずれか1項記載の液冷型陰極線管の液
    漏れ検査方法。
JP31797196A 1996-11-28 1996-11-28 液冷型陰極線管の液漏れ検査方法 Pending JPH10162738A (ja)

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ID=18094041

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JP (1) JPH10162738A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297699A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液冷型陰極線管の製造方法と製造装置
KR100692545B1 (ko) * 2004-12-21 2007-03-13 주식회사 대우일렉트로닉스 음극선관용 커플러의 불량검사장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297699A (ja) * 2000-04-17 2001-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液冷型陰極線管の製造方法と製造装置
KR100692545B1 (ko) * 2004-12-21 2007-03-13 주식회사 대우일렉트로닉스 음극선관용 커플러의 불량검사장치

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