JPH10162671A - 密封開閉器 - Google Patents

密封開閉器

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JPH10162671A
JPH10162671A JP31534996A JP31534996A JPH10162671A JP H10162671 A JPH10162671 A JP H10162671A JP 31534996 A JP31534996 A JP 31534996A JP 31534996 A JP31534996 A JP 31534996A JP H10162671 A JPH10162671 A JP H10162671A
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JP
Japan
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sealed
housing
contact portion
lubricant
contact
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Application number
JP31534996A
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English (en)
Inventor
Takashi Ono
隆 大野
Takashi Imaguchi
孝志 今口
Kazuhiro Nobutoki
和弘 信時
Kazunori Tani
和憲 谷
Tomoyoshi Hayashi
友好 林
Michio Abe
道男 阿部
Shigenori Uda
成徳 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封リレーや密封スイッチなどの密封開閉器
において接点の接触信頼性を高めることを課題とする。 【解決手段】 接点部1をハウジング4に密封して収容
した密封開閉器に関する。ハウジング4内をパラフィン
類からなる潤滑剤の雰囲気に形成する。パラフィン類は
有機ガス分子に優先して接点部1の表面に吸着し、接点
部1の表面を潤滑剤分子の膜で覆って接点部1の表面に
有機ガス分子が付着することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング内に接
点部を密封したリレーやスイッチなどの密封開閉器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】リレーにおいて、内部に外部から腐食性
ガスが侵入すると、リレー機構部の接点等が腐食性ガス
で悪影響を受けるために、リレー機構部をハウジング内
に密封することが行なわれている。しかしこのような密
封リレーにあって、リレー機構部の一部をなす電磁石ブ
ロックのコイル部は表面を樹脂等で処理されており、こ
のコイル部から有機ガスが発生すると、密封されたハウ
ジング内に有機ガスが充満し、電磁石ブロックの接点部
の接触面が有機ガスで腐食されるおそれがあり、また接
点開閉の際のアークで有機ガスが燃焼されて炭化物が接
点の表面に付着し、接点部の接触信頼性が低下するとい
う問題があった。このような有機ガスは、コイル部のみ
ならず、コイルボビンやハウジング等の樹脂成形品な
ど、リレーを構成する有機質材料から発生するおそれが
ある。
【0003】また、スイッチにおいても、外部から腐食
性ガスが侵入するとスイッチ機構部の接点部等が腐食性
ガスで悪影響を受けるために、スイッチ機構部をハウジ
ング内に密封することが行なわれている。しかしこのよ
うな密封スイッチにあっても、ハウジング等の樹脂成形
品などから有機ガスが発生すると、密封されたハウジン
グ内に有機ガスが充満し、スイッチ機構部の接点部の接
触面が有機ガスで腐食されるおそれがあり、また接点開
閉の際のアークで有機ガスが燃焼されて炭化物が接点の
表面に付着し、接点部の接触信頼性が低下するという問
題があった。
【0004】密封リレーや密封スイッチなど接点部をハ
ウジングに密封した密封開閉器におけるこのような問題
を解消するために、コイル部をはじめ、コイルボビンや
ハウジング等の材料としてガスが発生しないものを選定
することが試みられているが、この場合には材料が高コ
スト化するおそれがあり、しかもガスの発生を完全に防
止することは難しく、解決手段としてあまり有効なもの
ではない。
【0005】そこでコイル部やコイルボビン、ハウジン
グなどをアニール等して予め有機ガスを取り除く脱ガス
処理が行なわれている。しかしこの場合には製造工程が
煩雑になるという問題があった。また脱ガス処理を行な
うことによってハウジング内部の有機ガス量が減少する
が、アーク発生時に燃焼するものが減少することになる
ためにその代わりにハウジング内の空気中のN2 が開閉
アークによって燃焼され、ハウジング内にNOx が発生
して接点部の接触不良がこのNOx によって生じるおそ
れがあるという問題もあった。
【0006】また、接点部の表面が清浄化されている状
態で直流電流を負荷すると、特に容量負荷で接点を開閉
する場合、接点部の表面の一点に開閉の際のアークポイ
ントが集中し、片方の接点が溶融あるいは蒸発して他方
の接点に移転していく転移現象が発生し、接点部の表面
に凹凸が発生すると共に転移現象の進行によって接点が
ロック状態になるロッキングが生じ、リレーやスイッチ
の動作不良が発生するおそれがあるという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
密封リレーや密封スイッチなどの密封開閉器においては
接点の接触信頼性に問題が発生する可能性があった。従
って本発明は、密封リレーや密封スイッチなどの密封開
閉器において接点の接触信頼性を高めることを課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、接点
部をハウジングに密封して収容した密封開閉器におい
て、ハウジング内をパラフィン類からなる潤滑剤の雰囲
気に形成して成ることを特徴とするものである。請求項
2の発明は、接点部をハウジングに密封して収容した密
封開閉器において、ハウジング内をオレフィン類からな
る潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とするもの
である。
【0009】請求項3の発明は、接点部をハウジングに
密封して収容した密封開閉器において、ハウジング内を
環状エーテル類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成る
ことを特徴とするものである。請求項4の発明は、接点
部をハウジングに密封して収容した密封開閉器におい
て、ハウジング内を単数または複数の−CO−結合を有
するケトン類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成るこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項5の発明は、接点部をハウジングに
密封して収容した密封開閉器において、ハウジング内を
単数または複数の−OH基を有するエステルアルコール
類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴と
するものである。請求項6の発明は、接点部をハウジン
グに密封して収容した密封開閉器において、ハウジング
内を単数または複数の−COO−結合を有するエステル
類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴と
するものである。
【0011】請求項7の発明は、接点部をハウジングに
密封して収容した密封開閉器において、ハウジング内を
単数または複数の−COOH基を有する脂肪酸類からな
る潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とするもの
である。請求項8の発明は、接点部をハウジングに密封
して収容した密封開閉器において、ハウジング内をオキ
シ単環テルペン類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成
ることを特徴とするものである。
【0012】請求項9の発明は、接点部をハウジングに
密封して収容した密封開閉器において、ハウジング内を
単数または複数の−OH基を有するアミノアルコール類
からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とす
るものである。請求項10の発明は、接点部をハウジン
グに密封して収容した密封開閉器において、ハウジング
内を単数または複数の−CONH−結合を有するアルキ
ルアミド類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ること
を特徴とするものである。
【0013】また請求項11の発明は、接点部及びコイ
ル部を有する電磁石ブロックをハウジングに密封して収
容した密封リレーであることを特徴とするものである。
請求項12の発明は、接点部等のスイッチ機構をハウジ
ングに密封して収容した密封スイッチであることを特徴
とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1及び図2は密封リレーAの一例の構造を示す
ものである。鉄芯5の外周にはコイルボビン11にコイ
ル12を巻装して形成したコイル部2が設けてあり、略
コ字形に形成されるこの鉄芯5の両端の磁極部6の間に
永久磁石13が取り付けてある。この鉄芯5とコイル部
2と永久磁石13等から電磁石ブロック3が形成される
ものである。この電磁石ブロック3は固定接点端子15
a,共通接点端子15b及びコイル12に通電を行なう
コイル端子15cと共に合成樹脂のボディ14に一体成
形してあり、鉄芯5の両端の磁極部6はボディ14の両
端部の上面に突出させてある。また固定接点端子15a
に接続された固定接点1aがボディ14の両端部の上面
に突出させてあり、共通接点端子15cに接続された固
着片16がボディ14の中央部の上面に露出させてあ
る。
【0015】18はアマチュアであり、アマチュア18
の中央部にモールドした成形品20によってその両側に
接点ばね19を一体的に設けて、アマチュアブロック7
を形成するようにしてある。各接点ばね19の中央部に
はヒンジばね片19aが延設してあり、各接点ばね19
の両端の下面に可動接点1bが設けてある。そして成形
品20の下面には突条21が突設してあり、図2(c)
のようにこの突条21を揺動支点としてアマチュアブロ
ック7を電磁石ブロック3の永久磁石13の上に回動自
在に載置し、接点ばね19のヒンジばね片19aを上記
の固着片16に固着することによって、アマチュアブロ
ック7の取り付けを行なうと共に接点ばね19と共通接
点端子15bとを電気的に接続するようにしてある。こ
のようにアマチュアブロック7を取り付けると、固定接
点1aと可動接点1bが上下に対向し、この対向する固
定接点1aと可動接点1bとで接点部1が形成されるも
のである。
【0016】カバー22は合成樹脂成形品で下面が開口
する箱状に形成してあり、このカバー22内に上記のボ
ディ14をはめ込んで、接着等することによって、カバ
ー22とボディ14とで形成されるハウジング4内に電
磁石ブロック3やアマチュアブロック7などのリレー部
材を密封した密封リレーAを組み立てることができるも
のである。図中24は内部を封止するための孔であり、
塞がれものである。
【0017】次に上記の有極リレーとして形成される密
封リレーAの動作について簡単に説明する。まずコイル
12への通電が停止されている定常時には、永久磁石1
3の起磁力でヒンジばね片19aの延出位置をずらせた
側と反対側のアマチュア18の端部が磁極部6に吸着さ
れ、図2(b)に示すようにアマチュアブロック7は傾
いている。この状態では図2(b)の左側の接点部1は
閉じていると共に右側の接点部1は開いている。次にコ
イル12に通電を行なうとアマチュア18の他方の端部
が磁極部6に吸着されるようになり、アマチュアブロッ
ク7が回動して図2(b)の傾斜と反対側にアマチュア
ブロック7は傾き、図2(a)の左側の接点部1が開く
と共に右側の接点部1が閉じる。この状態はコイル12
に通電を行なっている間保持される。次に、コイル12
への通電を停止すると、ヒンジばね片19aのばね力で
永久磁石4によるアマチュア18と磁極部6との吸着力
に抗してアマチュア18は元の定常状態に復帰回動す
る。このようにして、アマチュアブロック7の回動に伴
って接点部1の固定接点1aと可動接点1bを接触開3
させて開閉を行なうことができるものである。
【0018】図3は密封スイッチBの一例を示すもので
ある。合成樹脂成形品で形成されるボディ30に共通端
子31、常開端子32、常閉端子33が同時成形で取り
付けてあり、共通端子31の上部には接点バネ34の基
部を取着してある。接点バネ34の先端の上下面にはそ
れぞれ可動接点1cが固着してあり、この上下の可動接
点1c,1cに対向するように固定接点1d,1fが常
閉端子33と常開端子32から延出した部分に設けてあ
る。これらの可動接点1cと固定接点1d,1dとで接
点部1が形成されるものであり、またこの接点部1と接
点バネ34によってスイッチ機構8が形成されるもので
ある。
【0019】カバー35は合成樹脂成形品で下面が開口
する箱状に形成されるものであり、接点バネ34を駆動
する押釦36がカバー35の挿通孔37に通して設けて
ある。この挿通孔37にはゴムキャップなどの弾性キャ
ップ38が取着してあり、挿通孔37を弾性キャップ3
8で密閉するようにしてある。39は押釦カバーであ
る。そしてこのカバー35をボディ30に被せて接着等
することによって、ボディ30とカバー35で形成され
るハウジング4内にスイッチ機構8を密封した密封スイ
ッチBを組み立てることができるものである。40は二
次成形で設けた防塵用の弾性材である。
【0020】そして、上記のような密封リレーAや密封
スイッチBなどの密封開閉器において、密封したハウジ
ング4内を、請求項1の発明ではパラフィン類による潤
滑剤の気相雰囲気に、請求項2の発明ではオレフィン類
による潤滑剤の気相雰囲気に形成するようにしてある。
請求項1のパラフィン類としては、2,2,4−トリメ
チルペンタン(1気圧下での沸点99.2℃)、n−デ
カン(1気圧下での沸点174.1℃)、n−ドデカン
(1気圧下での沸点216.3℃)、テトラデカン(1
気圧下での沸点253.6℃)などを用いることがで
き、さらに流動パラフィンを用いることもできる。
【0021】また請求項2のオレフィン類としては、低
分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子
量ポリイソブチレン、式(1)に示すイソブチレン、式
(2)に示す4,4−ジメチル−2−ペンテンなどを用
いることができる。
【0022】
【化1】
【0023】上記のように密封開閉器のハウジング4内
をパラフィン類やオレフィン類による潤滑剤の雰囲気に
することによって、接点部1の接触信頼性を高めること
ができるものであり、そのメカニズムを図4及び図5に
基づいて説明する。図5はこのような潤滑剤を用いない
ときの状態を示すものであり、接点部1の開閉前は図5
(a)のように、ハウジング4などを構成する有機質材
料から発生する有機ガス分子m1 や水分子m2 が接点部
1の表面に吸着しており、接点部1が開閉される際の電
流で、図5(b)のようにアークaが発生すると、この
アークaのエネルギーで接点部1の接触ポイントに付着
する有機ガス分子m1 が炭化され、図5(c)のように
接点部1の表面が炭化物cで覆われる。このように接点
部1の表面に炭化物cが生じることによって、接点部1
の接触不良が生じて接触信頼性が低下する。
【0024】一方、上記のようにハウジング4内が潤滑
剤の雰囲気であると、有機ガス分子m1 や水分子m2
他に気相の潤滑剤分子m3 がハウジング4内に共存して
おり、これらの分子は接点材料が持っている表面エネル
ギーや接点表面への水素結合や2次結合等の形で吸着す
るが、分子自身が持っている極性の強弱やファンデルワ
ルス力によって吸着の強さが異なる。そしてパラフィン
類やオレフィン類からなる潤滑剤の分子m3 は吸着力が
強いために優先的に接点部1の表面に吸着し、図4
(a)のように接点部1の表面が潤滑剤分子m3 の膜で
覆われるものであり、接点部1の表面に有機ガス分子m
1 が付着することを防ぐことができる。次に接点部1の
開閉の際にアークaが発生して、接点部1の接触ポイン
トの表面に付着する潤滑剤分子m3 にアークaのエネル
ギーが作用すると、潤滑剤分子m3 は炭化水素からな
り、しかもベンゼン環を含まないために鎖が切れ易く、
潤滑剤分子m3 は燃焼されて水と炭酸ガスに分解し、ご
く一部が低分子カーボンに分解されるだけであり、図4
(b)のように接点部2の接触ポイントの表面から潤滑
剤分子m3 が消失すると共に、接点部1の接触ポイント
の表面は潤滑剤分子m3 の燃焼で活性化される。このよ
うに活性化された接点部1の接触ポイントには、吸着力
が高い潤滑剤分子m3 が優先的に吸着し、図4(c)の
ように再び潤滑剤分子m3 の膜で覆われ、有機ガス分子
1 が吸着することを防ぐことができる。
【0025】このように、ハウジング4内をパラフィン
類やオレフィン類による潤滑剤の雰囲気に形成すること
によって、接点部1の表面に有機ガスが付着することを
防止することができ、しかもアークによって潤滑剤が燃
焼されると水と炭酸ガスに分解されて炭化物が接点部1
の表面に付着するようなことがないものであり、開閉時
のアークによる接点部1の接触不良の発生を防ぐことが
できるのである。また、パラフィン類やオレフィン類は
潤滑性が高く、接点同士が微細な振動で擦り合わされた
際に融着するステッキングが起こることを有効に防止す
ることができるものである。
【0026】また、上記のような密封リレーAや密封ス
イッチBなどの密封開閉器において、密封したハウジン
グ4内を、請求項3の発明では環状エーテル類による潤
滑剤の気相雰囲気に、請求項4の発明では単数または複
数の−CO−結合を有するケトン類よる潤滑剤の気相雰
囲気に、請求項5の発明では単数または複数の−OH基
を有するエステルアルコール類による潤滑剤の気相雰囲
気に、請求項6の発明では単数または複数の−COO−
結合を有するエステル類による潤滑剤の雰囲気に、請求
項7の発明では単数または複数の−COOH基を有する
脂肪酸類による潤滑剤の気相雰囲気に、請求項8の発明
ではオキシ単環テルペン類からなる潤滑剤の気相雰囲気
に、それぞれ形成するようにしてある。
【0027】請求項3の環状エーテル類は、ベンゼン環
を有しないリニアーな炭素結合を有するか側鎖を有する
環状エーテル類であり、このような環状エーテル類とし
て、1,4−ジオキサン(1気圧下での沸点101.4
℃)、1,3−ジオキサン(1気圧下での沸点106
℃)、シクロヘプタノン(1気圧下での沸点180℃)
などを用いることができる。
【0028】また請求項4の単数または複数の−CO−
結合を有するケトン類は、ベンゼン環を有しないリニア
ーな炭素結合を有するか側鎖を有するケトン類であり、
このようなケトン類として、ジクロペンタノン(1気圧
下での沸点130.7℃)、2−オクタノン(1気圧下
での沸点174℃)、2−ノナノン(1気圧下での沸点
195℃)、2−ウンデカノン(1気圧下での沸点22
9℃)などを用いることができる。
【0029】また請求項5の単数または複数の−OH基
を有するエステルアルコール類は、ベンゼン環を有しな
いリニアーな炭素結合を有するか側鎖を有するエステル
アルコール類であり、このようなエステルアルコール類
として、乳酸エチル(1気圧下での沸点154℃)、グ
リコール酸エチル(1気圧下での沸点160℃)、2−
ヒドロキシエチルアセテート(1気圧下での沸点188
℃)、L−リンゴ酸ジエチル(1気圧下での沸点253
℃)などを用いることができる。
【0030】また請求項6の単数または複数の−COO
−結合を有するエステル類は、ベンゼン環を有しないリ
ニアーな炭素結合を有するか側鎖を有するエステル類で
あり、このようなエステル類として、コハク酸ジメチル
(1気圧下での沸点195℃)、オクタン酸エチル(1
気圧下での沸点208℃)、フマル酸ジエチル(1気圧
下での沸点214℃)、デカン酸ジエチル(1気圧下で
の沸点242℃)、アジピン酸ジエチル(1気圧下での
沸点245℃)などを用いることができる。
【0031】また請求項7の単数または複数の−COO
H基を有する脂肪酸類は、ベンゼン環を有しない、リニ
アーな炭素結合を有するか側鎖を有する脂肪酸類であ
り、このような脂肪酸類としては、ピバル酸(1気圧下
での沸点164℃)、イソクロトン酸(1気圧下での沸
点169℃)、イソ吉草酸(1気圧下での沸点177
℃)、アジピン酸(1気圧下での沸点205.5℃)、
ヘキサノン酸(1気圧下での沸点205.8℃)、n−
オクタン酸(1気圧下での沸点239℃)、クロトン酸
(1気圧下での沸点189℃)、マロン酸(1気圧下で
の融点135℃)などを用いることができる。
【0032】また請求項8のオキシ単環テルペン類は、
ベンゼン環を有しない、リニアーな炭素結合を有するか
側鎖を有するテルペン類であり、このようなオキシ単環
テルペン類としては、γ−ターピネオール(1気圧下で
の沸点114〜115℃)、β−ターピネオール(75
2mmHg下での沸点209〜210℃)、α−ターピ
ネオール(1気圧下での沸点219〜221℃)、l−
メントール(1気圧下での沸点216.5℃)、d−シ
ョウノウ(1気圧下での沸点209℃)などを用いるこ
とができる。
【0033】上記の各潤滑剤にあって、請求項3の環状
エーテル類はエーテル結合の存在によって極性が強く、
請求項4の−CO−結合を有するケトン類はその−CO
−結合の存在によって極性が強く、請求項5の−OH基
を有するエステルアルコール類はエステル結合とOH基
の存在によって極性が強く、請求項6の−COO−結合
を有するエステル類はその−COO−結合によって極性
が強く、請求項7の−COOH基を有する脂肪酸類はそ
のCOOH基の存在によって極性が強く、請求項8のオ
キシ単環テルペン類は−CO−結合やOH基によって極
性が強い。
【0034】このようにこれらの各潤滑剤は極性が強い
ので、前記のパラフィン類やオレフィン類よりさらに接
点部1に対する吸着力が高い。従って、前記のパラフィ
ン類やオレフィン類の場合よりも一層、有機ガスに優先
して接点部1の表面に吸着して膜を形成し、有機ガスの
分子が接点部1の表面に付着することを防止することが
でき、有機ガスからの接点部1の保護効果を一層高く得
ることができるものであり、しかもこれらの各潤滑剤は
いずれも分子構造中に酸素を有するので燃焼効率が良
く、炭化物が接点部1の表面に残ることようなことがな
くなり、接点部1の接触信頼性を向上させることができ
るものである。
【0035】このように上記の環状エーテル類、−CO
−結合を有するケトン類、−OH基を有するエステルア
ルコール類、−COO−結合を有するエステル類、−C
OOH基を有する脂肪酸類、オキシ単環テルペン類は、
有機ガスよりも優先的に接点部1の表面に吸着すると共
に完全燃焼して接点部1の表面に炭化物が残らないため
に、脱ガス処理をする必要がなくなり、脱ガス処理を行
なうことに伴って生じ易くなる空気中のN2 の燃焼によ
るNOx がハウジング4内に発生することがなくなり、
NOx によって生じる接点部1の接触不良を防止するこ
とができるものである。さらにこれらの環状エーテル
類、−CO−結合を有するケトン類、−OH基を有する
エステルアルコール類、−COO−結合を有するエステ
ル類、−COOH基を有する脂肪酸類、オキシ単環テル
ペン類は、パラフィン類やオレフィン類と同様に潤滑性
が高く、接点同士が微細な振動で擦り合わされた際に融
着するステッキングが起こることを有効に防止すること
ができるものである。
【0036】また、上記のような密封リレーAや密封ス
イッチBなどの密封開閉器において、密封したハウジン
グ4内を、請求項9の発明では単数または複数の−OH
基を有するアミノアルコール類による潤滑剤の気相雰囲
気に、請求項10の発明では、単数または複数の−CO
NH−結合を有するアルキルアミド類による潤滑剤の雰
囲気に形成するようにしてある。
【0037】請求項9の単数または複数の−OH基を有
するアミノアルコール類は、二重結合を有しない、また
ベンゼン環を有しない、リニアーな炭素結合を有するか
側鎖を有するアミノアルコール類であり、このようなア
ミノアルコール類としては、ジエチルエタノールアミン
(1気圧下での沸点163℃)、ジブチルエタノールア
ミン(1気圧下での沸点199℃)などを用いることが
できる。
【0038】また請求項10の単数または複数の−CO
NH−結合を有するアルキルアミド類は、ベンゼン環を
有しないリニアーな炭素結合を有するか側鎖を有するア
ルキルアミド類であり、このようなアルキルアミド類と
しては、n−エチルアセトアミド(1気圧下での沸点2
05℃)などを用いることができる。ここで、OH基を
有するアミノアルコール類はそのOH基の存在によって
極性が強く、また−CONH−結合を有するアルキルア
ミド類はその−CONH−結合の存在によって極性が強
い。このようにアミノアルコール類やアルキルアミド類
は極性が強いので、前記のパラフィン類やオレフィン類
よりさらに接点部1に対する吸着力が高い。従って、前
記のパラフィン類やオレフィン類の場合よりも一層、有
機ガスに優先して接点部1の表面に吸着して膜を形成
し、有機ガスの分子が接点部1の表面に付着することを
防止することができ、有機ガスからの接点部1の保護効
果を一層高く得ることができるものであり、しかもアミ
ノアルコール類やアルキルアミド類は分子構造中に酸素
を有するので燃焼効率が良く、炭化物が接点部1の表面
に残ることようなことがなくなり、接点部1の接触信頼
性を向上させることができるものである。
【0039】このようにアミノアルコール類やアルキル
アミド類は、有機ガスよりも優先的に接点部1の表面に
吸着すると共に完全燃焼して接点部1の表面に炭化物が
残らないために、脱ガス処理をする必要がなくなり、脱
ガス処理を行なうことに伴って生じ易くなる空気中のN
2 の燃焼によるNOx がハウジング4内に発生すること
がなくなり、NOx によって生じる接点部1の接触不良
を防止することができるものである。またアミノアルコ
ール類やアルキルアミド類は、パラフィン類やオレフィ
ン類と同様に潤滑性が高く、接点同士が微細な振動で擦
り合わされた際に融着するステッキングが起こることを
有効に防止することができるものである。さらに、この
アミノアルコール類やアルキルアミド類は接点部1の金
属を腐食から守る防錆効果も高いものである。
【0040】そして、ハウジング4内を上記のような潤
滑剤の雰囲気に形成するには、潤滑剤をあらかじめ気体
状態にしてハウジング4内に充填することによって行な
うことができる。例えば潤滑剤を加熱してガス状にして
内部の空気を追い出しながらハウジング4内に圧入する
ことによって、気体状態の潤滑剤でハウジング4内を充
填することができる。このように気体状態にしてハウジ
ング4内に潤滑剤を充填することによって、ハウジング
4内の潤滑剤の濃度を均一にすることができ、ハウジン
グ4内で潤滑剤の濃度のバラツキによる接点部の接触信
頼性の向上等の効果のバラツキを低減することができる
ものである。
【0041】また上記の潤滑剤を液体状態でハウジング
4内に入れることによって、ハウジング4内を潤滑剤の
雰囲気に形成することもできる。例えば液状の潤滑剤を
ハウジング4のカバー22,35の内面に塗布すること
によって、ハウジング4内に潤滑剤を入れるようにする
ことができる。図6はカバー22,35の内面への潤滑
剤10の塗布の一例を示すものであり、接触ピン26の
下端に潤滑剤10を図6(a)のように付着させた後、
図6(b)(c)のようにカバー22の内面に潤滑剤1
0を接触ピン26から転写させて塗布を行なうようにし
てある。このように液体状態の潤滑剤をハウジング4内
に入れるようにすれば、潤滑剤はハウジング4内で徐々
に気化してハウジング4内に長期に亘って充満し、接点
部の接触信頼性の向上等の効果を長期間持続させること
ができるものである。
【0042】さらに上記の潤滑剤を固体状態でハウジン
グ4内に入れることによって、ハウジング4内を潤滑剤
の雰囲気に形成することもできる。固体状態の潤滑剤は
ハウジング4内の所要場所に配置し易く、ハウジング4
内への組み込みが容易になるものである。潤滑剤が液状
の場合には、スポンジ等の多孔質体に潤滑剤を含ませ
て、固体状態と同様な取り扱いができるようにしてもよ
い。
【0043】ここで、図1、図2に示すような鉄芯5の
磁極部6に当接・反発動作させるようにアマチュアブロ
ック7を回動支持して形成したリレー部材をハウジング
4に密封収容するようにした密封リレーAにあって、上
記のように潤滑剤を気体状態で、あるいは液体状態で、
あるいは固体状態で入れて、ハウジング4内を潤滑剤の
雰囲気にすると、気化された潤滑剤がアマチュアブロッ
ク7の支持部、例えば突条21に回り込み、潤滑剤の分
子の薄膜を生じさせてアマチュアブロック7の回動をス
ムーズに行なわせることができるものである。また鉄芯
5の磁極部6とアマチュア18との間にも気化された潤
滑剤の分子の薄膜が生じ、磁極部6とアマチュア18の
開閉による摩耗を低減することができるものである。
【0044】尚、上記の請求項1乃至10の潤滑剤を構
成する物質は、それぞれを単独で使用する他に、一種類
以上を併用することもできるものである。
【0045】
【発明の効果】上記のように、接点部をハウジングに密
封して収容した密封開閉器において、請求項1の発明は
ハウジング内をパラフィン類からなる潤滑剤の雰囲気に
形成し、請求項2の発明はハウジング内をオレフィン類
からなる潤滑剤の雰囲気に形成するようにしたので、こ
れらパラフィン類やオレフィン類は有機ガス分子に優先
して接点部の表面に吸着し、接点部の表面を潤滑剤分子
の膜で覆って接点部の表面に有機ガス分子が付着するこ
とを防ぐことができるものであり、開閉時のアークによ
る有機ガス分子の炭化で接点部に接触不良が発生するこ
とを防ぐことができ、接点の接触信頼性を高めることが
できるものである。また、これらパラフィン類やオレフ
ィン類はベンゼン環を持たないために鎖が切れ易く、燃
焼効率が良好で完全燃焼し易いものであり、アークのエ
ネルギーで容易に分解されて炭化物が接点部の表面に残
ることがないものであって、接点の接触信頼性の効果を
高く得ることができるものである。さらにこれらパラフ
ィン類やオレフィン類は潤滑性が高く、接点同士が微細
な振動で擦り合わされた際に融着するステッキングが起
こることを有効に防止することができるものである。
【0046】また接点部をハウジングに密封して収容し
た密封開閉器において、ハウジング内を、請求項3の発
明は環状エーテル類、請求項4の発明は単数又は複数の
−CO−結合を有するケトン類、請求項5の発明は単数
又は複数の−OH基を有するエステルアルコール類、請
求項6の発明は単数又は複数の−COO−結合を有する
エステル類、請求項7の発明は単数又は複数の−COO
H基を有する脂肪酸類、請求項8の発明はオキシ単環テ
ルペン類からなる潤滑剤の雰囲気に形成するようにした
ので、これらの潤滑剤分子は極性が高いために吸着力が
強く、有機ガス分子に優先して接点部の表面に吸着し、
接点部の表面を潤滑剤分子の膜で覆って接点部の表面に
有機ガス分子が付着することを防ぐことができるもので
あり、開閉時のアークによる有機ガス分子の炭化で接点
部に接触不良が発生することを防ぐことができ、接点の
接触信頼性を高めることができるものである。また、こ
れらの潤滑剤分子は分子内に燃焼を助ける酸素を含んで
おり、燃焼効率が良好で完全燃焼し易いものであり、ア
ークのエネルギーで容易に分解されて炭化物が接点部の
表面に残ることがないものであって、接点の接触信頼性
の効果を高く得ることができるものである。さらにこれ
らは潤滑性が高く、接点同士が微細な振動で擦り合わさ
れた際に融着するステッキングが起こることを有効に防
止することができるものである。
【0047】また接点部をハウジングに密封して収容し
た密封開閉器において、請求項9の発明は、ハウジング
内を単数または複数の−OH基を有するアミノアルコー
ル類からなる潤滑剤の雰囲気に形成し、請求項10の発
明は、ハウジング内を単数または複数の−CONH−結
合を有するアルキルアミド類からなる潤滑剤の雰囲気に
形成するようにしたので、これらのアミノアルコール類
やアルキルアミド類の潤滑剤分子は極性が高いために吸
着力が強く、有機ガス分子に優先して接点部の表面に吸
着し、接点部の表面を潤滑剤分子の膜で覆って接点部の
表面に有機ガス分子が付着することを防ぐことができる
ものであり、開閉時のアークによる有機ガス分子の炭化
で接点部に接触不良が発生することを防ぐことができ、
接点の接触信頼性を高めることができるものである。ま
た、アミノアルコール類やアルキルアミド類は分子内に
燃焼を助ける酸素を含んでおり、燃焼効率が良好で完全
燃焼し易いものであり、アークのエネルギーで容易に分
解されて炭化物が接点部の表面に残ることがないもので
あって、接点の接触信頼性の効果を高く得ることができ
るものである。さらにアミノアルコール類やアルキルア
ミド類は潤滑性が高く、接点同士が微細な振動で擦り合
わされた際に融着するステッキングが起こることを有効
に防止することができると共に、アミノアルコール類や
アルキルアミド類は防錆効果が高く、接点部の寿命を長
く維持することができるものである。
【0048】また請求項11の発明は、接点部及びコイ
ル部を有する電磁石ブロックをハウジングに密封して収
容した密封リレーにおいて、ハウジング内を上記の潤滑
剤の雰囲気に形成するようにしたので、接点の接触信頼
性の高い密封リレーを得ることができるものである。ま
た請求項12の発明は、接点部等のスイッチ機構をハウ
ジングに密封して収容した密封スイッチにおいて、ハウ
ジング内を上記の潤滑剤の雰囲気に形成するようにした
ので、接点の接触信頼性の高い密封スイッチを得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密封リレーによる実施の形態の一例を
示す分解斜視図である。
【図2】本発明の密封リレーによる実施の形態の一例を
示すものであり、(a)はカバーを切断した正面図、
(b)はカバーと電磁石ブロックの一部を切断した正面
図、(c)は電磁石ブロックとアマチュアブロックの概
略正面図である。
【図3】本発明の密封スイッチによる実施の形態の一例
を示す断面図である。
【図4】本発明における接点開閉時の接点部の表面の状
態を示すものであり、(a),(b),(c)はそれぞ
れ概略図である。
【図5】従来における接点開閉時の接点部の表面の状態
を示すものであり、(a),(b),(c)はそれぞれ
概略図である。
【図6】カバーへの潤滑剤の塗布を示すものであり、
(a),(b),(c)は手順を示す概略図である。
【符号の説明】
1 接点部 2 コイル部 8 スイッチ機構 A 密封リレー B 密封スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信時 和弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 谷 和憲 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 林 友好 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 阿部 道男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 宇田 成徳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内をパラフィン類から
    なる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とする密
    封開閉器。
  2. 【請求項2】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内をオレフィン類から
    なる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とする密
    封開閉器。
  3. 【請求項3】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を環状エーテル類か
    らなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とする
    密封開閉器。
  4. 【請求項4】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数の
    −CO−結合を有するケトン類からなる潤滑剤の雰囲気
    に形成して成ることを特徴とする密封開閉器。
  5. 【請求項5】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数の
    −OH基を有するエステルアルコール類からなる潤滑剤
    の雰囲気に形成して成ることを特徴とする密封開閉器。
  6. 【請求項6】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数の
    −COO−結合を有するエステル類からなる潤滑剤の雰
    囲気に形成して成ることを特徴とする密封開閉器。
  7. 【請求項7】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数の
    −COOH基を有する脂肪酸類からなる潤滑剤の雰囲気
    に形成して成ることを特徴とする密封開閉器。
  8. 【請求項8】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内をオキシ単環テルペ
    ン類からなる潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴
    とする密封開閉器。
  9. 【請求項9】 接点部をハウジングに密封して収容した
    密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数の
    −OH基を有するアミノアルコール類からなる潤滑剤の
    雰囲気に形成して成ることを特徴とする密封開閉器。
  10. 【請求項10】 接点部をハウジングに密封して収容し
    た密封開閉器において、ハウジング内を単数または複数
    の−CONH−結合を有するアルキルアミド類からなる
    潤滑剤の雰囲気に形成して成ることを特徴とする密封開
    閉器。
  11. 【請求項11】 接点部及びコイル部を有する電磁石ブ
    ロックをハウジングに密封して収容した密封リレーであ
    ることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載
    の密封開閉器。
  12. 【請求項12】 接点部等のスイッチ機構をハウジング
    に密封して収容した密封スイッチであることを特徴とす
    る請求項1乃至10のいずれかに記載の密封開閉器。
JP31534996A 1996-11-26 1996-11-26 密封開閉器 Withdrawn JPH10162671A (ja)

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