JPH10161973A - バス制御装置およびバスユニット - Google Patents

バス制御装置およびバスユニット

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JPH10161973A
JPH10161973A JP31992296A JP31992296A JPH10161973A JP H10161973 A JPH10161973 A JP H10161973A JP 31992296 A JP31992296 A JP 31992296A JP 31992296 A JP31992296 A JP 31992296A JP H10161973 A JPH10161973 A JP H10161973A
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JP
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bus
data
protocol
interface
modules
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JP31992296A
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Inventor
Nobukazu Kondo
伸和 近藤
Toshio Tanaka
利男 田中
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準バスの互換性を維持しつつ、標準バスの
性能を向上させるバス制御装置を提供することにある。 【解決手段】 複数のモジュ−ルと、システムバス26お
よびバスインタフェース14、22などを介して、送信側の
モジュールから受信側のモジュールへのデータ転送を実
行する情報処理システムにおいて、システムバスユニッ
ト40は、システムバス中のデータの伝送速度よりも高速
な伝送速度をもつ第2のプロトコルにしたがった内部バ
ス、並びに、システムバスと内部バスとの間に設けら
れ、これらのデータの間のプロトコル変換を実行するプ
ロトコル変換部41、42などを備えている。バスユニット
40に与えられたデータは、対応するプロトコル変換部に
より、第2のプロトコルのデータに変換されて内部バス
中を転送され、受信側のプロトコル変換部により、第1
のプロトコルのデータに再度変換されて転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パ−ソナルコンピ
ュ−タなどの情報処理装置のバスを制御するバス制御装
置に関し、より詳細には、バスの標準化された情報処理
装置において、高速にデータの転送が可能なバス制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなど各種情報処
理装置においては、一般的には、プロセッサ間を接続す
るプロセッサバス、主記憶装置と接続されたメモリバス
に加え、システムバス、I/Oバスなどの標準バスが、
階層的に接続されている。このような各種のバスを備え
た情報処理装置の構成は、たとえば、特開平5−233
528号公報に開示されている。
【0003】図8は、このような従来の各種のバスを備
えた情報処理装置の構成を示す図である。図8に示すよ
うに、情報処理装置10’には、プロセッサ12−1、
12−2、・・・、バス・メモリインタフェース14と
を相互に接続するプロセッサバス16と、主記憶装置1
8とバス・メモリインタフェース16とを相互に接続す
るメモリバス20、バス・メモリインタフェース16
と、I/Oバスアダプタ22、高速I/O24−1およ
び24−2とを相互に接続するシステムバス26、並び
に、I/Oバスアダプタ22と、I/O28−1および
28−2とを相互に接続するI/Oバス30が設けられ
ている。
【0004】これら情報処理装置を構成するもののう
ち、プロセッサ12、バスメモリインタフェース14、
これらを接続するプロセッサバス16、主記憶装置1
8、主記憶装置18とバス・メモリインタフェースとを
接続するメモリバス20は、単一の基板などにユニット
化されて、情報処理装置内に配置され、システムバス2
6、I/Oバスアダプタ22などは、他の基板などに一
或いは複数にユニット化されて情報処理装置内に配置さ
れている。このように複数のバスを設け、かつ、複数の
ユニットに分けることは以下の理由による。すなわち、
プロセッサバスやメモリバスは、新しい高速なプロセッ
サが開発されるたびに、動作周波数の向上が要求される
ため、プロセッサの交換などに応じて変更されるべきで
あるのに対して、システムバスやI/Oバスは、数世代
にわたって共通のI/O装置(たとえば、フロッピーデ
ィスク装置、ハードディスク装置)、基板或いは部品な
どを利用するために、一定の動作周波数およびプロトコ
ルにて使用されることによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の標準
バスを装備した情報処理装置においては、数世代にわた
って共通のI/O装置、基板或いは部品を活用できると
いう利点がある一方、プロセッサやメモリをより高速な
ものに交換しても、これらの性能向上に見合ったデータ
転送の高速化を実現できないという問題点がある。 そ
の一方、システムバスやI/Oバスは、接続されたI/
O装置との整合を図るため、標準バスであるのが好まし
い。
【0006】また、図8に示すような、従来の情報処理
装置において、バス・メモリインタフェ−ス14とI/
Oバスアダプタ22との間のデ−タ転送(たとえば、主
記憶装置とハ−ドディスク間のDMA転送など)の期間
中に、高速I/O24−1と高速I/O24−2との間
のデ−タ転送(たとえば、CD−ROMドライブからグ
ラフィックスボ−ドへのデータの直接転送など)ができ
ないという問題点があった。特に、画像データや音声デ
ータの転送の場合、データ転送の待ち時間が大きいと得
られた画像や音声が途中でとだえてしまう。
【0007】本発明の目的は、標準バスの互換性を維持
しつつ、すなわち、従来のI/O装置、基板、或いは、
部品との適切な接続性を維持しつつ、標準バスの性能を
向上させるバス制御装置およびバスユニットを提供する
ことにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、並列にデータ
を高速に転送し、データ転送の待ち時間をより小さくす
るバス制御装置およびバスユニットを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、複数の
モジュ−ルと、前記複数のモジュールと接続され、前記
複数のモジュールからのデータを、共通の第1のバスの
第1のプロトコルに対応させて、当該第1のバスに送出
し、或いは、第1のバスからのデータを受け入れて、対
応するモジュールに転送するバスインタフェースとを有
し、送信側のモジュールから受信側のモジュールへのデ
ータ転送を実行する情報処理システムにおいて、前記第
1のバスから独立し、かつ、第1のバス中のデータの伝
送速度よりも高速な伝送速度をもつ第2のプロトコルに
したがった、少なくとも一つの第2のバスと、第1のバ
スと第2のバスとの間に設けられ、第1のバス中のデー
タと第2のバス中のデータとの間のプロトコル変換を実
行する複数のプロトコル変換手段であって、各々が、前
記バスインタフェースと、それぞれ接続された複数のプ
ロトコル変換手段とを備え、複数のモジュールのうちの
一つからバスインタフェースに与えられたデータが、対
応するプロトコル変換手段により、第2のプロトコルに
したがったデータに変換されて第2のバス中を転送さ
れ、受信側のモジュールに接続された受信側のバスイン
タフェースに対応するプロトコル変換手段により、第1
のプロトコルにしたがってデータに再度変換されて、受
信側のバスインタフェースを介して、受信側のモジュー
ルに転送されるように構成されたことを特徴とするバス
制御装置により達成される。
【0010】本発明によれば、第1のプロトコルより
も、そのデータ転送速度の高速な第2のプロトコルにし
たがってデータが第2のバス中を転送されるため、標準
バスとの互換性を維持しつつ、データ転送の性能を向上
させることが可能となる。
【0011】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第2のバスが、複数のバスにより構成され、さらに、
各々が、前記プロトコル変換部にそれぞれ接続され、前
記複数のバスの何れかと、対応するプロトコル変換部と
を接続するための、複数のバススイッチを備え、プロト
コル変換部から第1のバスおよびバスインタフェースを
介して接続されたモジュールが競合しない限り、前記複
数のバスにより、並列的にデータが転送されるように構
成されている。
【0012】これにより、データの並列性を実現でき、
データ転送の待ち時間をより小さくすることが可能とな
る。
【0013】また、本発明の好ましい実施態様において
は、さらに、前記第2のバスが、前記プロトコル変換部
と接続されたクロスバスイッチから構成され、プロトコ
ル変換部から第1のバスおよびバスインタフェースを介
して接続されたモジュールが競合しない限り、前記クロ
スバスイッチにより、並列的にデータが転送されるよう
に構成されている。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2のバスのプロトコルが、前記第1のバスの
プロトコルと、その動作周波数を除き、同一である。こ
れにより、プロトコル変換によりオーバーヘッドを大き
くせずに、プロトコル変換を実現することが可能とな
る。
【0015】本発明の別の実施態様においては、複数の
モジュ−ルと、前記複数のモジュールと接続され、前記
複数のモジュールからのデータを、共通の第1のバスの
第1のプロトコルに対応させて、当該第1のバスに送出
し、或いは、第1のバスからのデータを受け入れて、対
応するモジュールに転送するバスインタフェースとを有
し、送信側のモジュールから受信側のモジュールへのデ
ータ転送を実行する情報処理システムにおいて、バス制
御装置は、前記第1のバスから独立した、複数の第2の
バスと、第1のバスと第2のバスとの間に設けられ、各
々がバスインタフェースと接続された複数のバススイッ
チであって、前記複数の第2のバスの何れかと、対応す
るバスインタフェースとを接続するための複数のバスス
イッチを備え、複数のモジュールのうちの一つからバス
インタフェースに与えられたデータが、該バスインタフ
ェースに接続された何れかのバススイッチを介して、複
数の第2のバスの何れか中を転送され、受信側のバスイ
ンタフェースに接続されたバススイッチを介して、受信
側のモジュールに転送されるように構成され、かつ、第
1のバスおよびバスインタフェースを介して前記バスス
イッチに接続されたモジュールが競合しない限り、前記
複数のバスにより、並列的にデータが転送されるように
構成されている。
【0016】これにより、標準バスの互換性を維持しつ
つ、データを並列に転送することにより、データ転送の
待ち時間を小さくすることが可能となる。
【0017】別の見地からみると、本発明の目的は、複
数のモジュールと接続され、前記複数のモジュールから
のデータを、共通の第1のバスの第1のプロトコルに対
応させて、当該第1のバスに送出し、或いは、第1のバ
スからのデータを受け入れるバスインタフェースとを有
する情報処理システムにおいて、前記システムに着脱可
能であり、かつ、システム装着時に、前記第1のバスの
各々に接続されて、送信側のバスインタフェースから受
信側のバスインタフェースへのデータ転送を実行するバ
スユニットであって、前記第1のバスから独立し、か
つ、第1のバス中のデータの伝送速度よりも高速な伝送
速度をもつ第2のプロトコルにしたがった、少なくとも
一つの第2のバスと、前記バスインタフェースの各々に
接続された第1のバスと、それぞれ接続され、第1のバ
ス中のデータと第2のバス中のデータとの間のプロトコ
ル変換を実行する複数のプロトコル変換手段とを備え、
送信側のバスインタフェースから第1のバスを介して与
えられたデータが、対応するプロトコル変換手段によ
り、第2のプロトコルにしたがったデータに変換されて
第2のバス中を転送され、受信側のバスインタフェース
に対応するプロトコル変換手段により、第1のプロトコ
ルにしたがってデータに再度変換されて、変換されたデ
ータが、受信側のバスインタフェースに、対応する第1
のバスを介して転送されるように構成されたことを特徴
とするバスユニットにより達成される。
【0018】さらに、別の態様においては、複数のモジ
ュールと接続され、前記複数のモジュールからのデータ
を、共通の第1のバスの第1のプロトコルに対応させ
て、当該第1のバスに送出し、或いは、第1のバスから
のデータを受け入れるバスインタフェースとを有する情
報処理システムにおいて、前記システムに着脱可能であ
り、かつ、システム装着時に、前記第1のバスの各々に
接続されて、送信側のバスインタフェースから受信側の
バスインタフェースへのデータ転送を実行するバスユニ
ットは、前記第1のバスから独立した、複数の第2のバ
スと、前記バスインタフェースの各々と接続された第1
のバスと、それぞれ接続され、前記複数の第2のバスの
何れかと、対応するバスインタフェースとを接続するた
めの複数のバススイッチを備え、送信側のバスインタフ
ェースから第1のバスを介して与えられたデータが、該
バスインタフェースに接続された何れかのバススイッチ
を介して、複数の第2のバスの何れかを介して転送さ
れ、受信側のバスインタフェースに接続されたバススイ
ッチを介して、該受信側のバスインタフェースにデータ
が転送されるように構成され、かつ、第1のバスおよび
バスインタフェースを介して前記バススイッチに接続さ
れたモジュールが競合しない限り、前記複数のバスによ
り、並列的にデータが転送されるように構成されてい
る。
【0019】バスユニットは、前記システムに着脱可能
な単一の基板から構成されるのが好ましい。これによ
り、基板を装着することにより、容易に、データ転送を
高速化することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき、説明を加える。図1は、本発明
に実施の形態にかかるバス制御装置(システムバスユニ
ット)を使用した情報処理装置の構成を示すブロックダ
イヤグラムである。図1において、図8に示す従来の情
報処理装置の構成部品と同じものには、同じ符号を付し
ている。
【0021】図1に示すように、情報処理装置10は、
プロセッサ12−1、12−2、・・・、バス・メモリ
インタフェース14、これらの間を接続するプロセッサ
バス16、主記憶装置18、主記憶装置18とバス・メ
モリインタフェース14との間を接続するメモリバス2
0、I/Oバスアダプタ22、フロッピーディスク装置
などのI/O28−1、28−2、・・・、これらの間
を相互接続するI/Oバス30、高速I/O24−1、
24−2、・・・、並びに、バス・メモリインタフェー
ス14、I/Oバスアダプタ22および高速I/O24
−1、24−2、・・・と、システムバス26−1、2
6−2、26−3、26−4、・・・を介して接続され
たシステムバスユニット40を備えている。
【0022】本実施の形態において、プロセッサ12、
バスメモリインタフェース14、プロセッサバス16、
主記憶装置18およびメモリバス20は、一つのユニッ
トを形成している。また、システムバス26−1、26
−2、26−3、26−4は、図8に示す従来のシステ
ムバス26と同一のプロトコルを有し、かつ、I/Oバ
ス30も、図8に示す従来のI/Oバス30と同一のプ
ロトコルを有している。たとえば、システムバスは、P
CIバスであるが、他の標準バス(たとえば、VMEバ
スなど)であっても良い。
【0023】本実施の形態において、システムバスユニ
ットは、単一の基板上に一つのユニットとして形成さ
れ、この基板を取り付けることにより、システムバス2
6−1ないし26−4が、それぞれ、システムバスユニ
ット10と接続されるようになっている。その一方、基
板を取り外すことにより、情報処理装置は、図8に示す
従来の情報処理装置と同様な構成となる。高速I/O2
4−1、24−2、・・・は、画像RAM、D/A変換
器或いはA/D変換器など、画像信号や音声信号など、
高速に伝達すべき信号を扱うデバイスに対応する。
【0024】システムバスユニット40は、後に詳述す
るように、システムバス26におけるデータ転送より
も、高速にデータを伝送可能なプロトコルにしたがっ
て、データ転送ができるようになっている。図2は、シ
ステムバスユニット40およびその周辺の構成を示すブ
ロックダイヤグラムである。
【0025】図2に示すように、システムバスユニット
40は、システムバス26−1ないし26−4に、それ
ぞれ接続され、システムバスのプロトコルの入力信号
を、システムバスユニット40内のプロトコルの信号に
変換し、或いは、システムバスユニット40内のプロト
コルの信号を、システムバスのプロトコルの出力信号に
変換するプロトコル変換部41ないし44と、プロトコ
ル変換部41ないし44と、システムバスユニット40
内の二系統のバスの何れかとを、それぞれ接続するバス
スイッチ45ないし48と、バススイッチ45ないし4
8の一方の入出力端と接続された第1の内部バス49
と、バススイッチ45ないし48の他方の入出力端と接
続された第2の内部バス50と、内部バスの使用権を管
理する内部バスアービタ52とを備えている。また、第
1の内部バス49および第2の内部バス50において
は、システムバス26−1ないし26−4中を伝送され
るデータよりも、高速(たとえば、2倍程度)の動作周
波数にて、データが伝送されるようになっている。
【0026】バススイッチ45ないし48の各々には、
内部バスアービタ52に、内部バスの使用権を要求する
使用権要求信号を出力し、或いは、内部バスアービタ5
2からの、内部バスの使用権を許可する使用権許可信号
を受け入れ、これらにしたがって、バススイッチ45を
切り換えるための内部バス使用権制御部55ないし59
が設けられている。
【0027】次に、バススイッチ45ないし48と、内
部バスアービタ52との間の信号につき、図3を参照し
て説明を加える。バススイッチ45ないし48の内部バ
ス使用権制御部55ないし59は、それぞれ、バスの使
用を要求する際に、内部バス使用権要求信号(BREQ
1など)を、内部バスアービタ52に出力する。内部バ
スアービタ52は、内部バス使用権要求信号などに応答
して、バススイッチ45ないし48の何れかに、第1の
内部バスの使用を許可する第1の内部バス使用許可信号
(BACK1Aなど)或いは第2の内部バスの使用を許
可する第2の内部バス使用許可信号(BACK1Bな
ど)を与える。
【0028】さらに、内部バスアービタ52は、バス・
メモリインタフェース14、I/Oバスアダプタ22、
高速I/O24−1、24−2からのシステムバスユニ
ット使用権要求信号(たとえば、符号413)を受け入
れ、これに応答して、システムバスユニット使用許可信
号(たとえば、符号417)を、バス・メモリインタフ
ェース14などに出力するようになっている。
【0029】このように構成された情報処理装置、特
に、システムバスユニット40の作動につき説明する。
図4(a)および(b)は、システムバスユニット40
の内部バスアービタ52による内部バス使用権の調停手
順を示すフローチャートである。このフローチャートを
参照しつつ、具体的に、あるデバイスから他のデバイス
へのデータ転送を説明する。
【0030】まず、I/Oバスアダプタ22から、バス
・メモリインタフェース14にデータを転送する場合
に、I/Oバスアダプタ22は、システムバスユニット
40の内部バスアービタ52に、システムバスユニット
使用権要求信号(図3の符号414参照)を与える。こ
のような場合に、図4(a)のフローチャートのステッ
プ451において、イエス(Y)と判断される。
【0031】内部バスアービタ52は、次いで、第1の
内部バス50が未使用であるか否かを判断する(ステッ
プ452)。ステップ452においてノー(N)と判断
されると、内部バスアービタ52は、第2の内部バス5
1が未使用であるか否かを判断する(ステップ45
3)。第1および第2の内部バス50、51の双方が使
用中である場合には、ステップ452に戻り、何れかの
バスが未使用になるまで、ステップ452および453
を繰り返す。
【0032】第1の内部バス50或いは第2の内部バス
51の何れかが未使用である場合に、内部バスアービタ
52は、I/Oバスアダプタ22に、システムバスユニ
ット使用許可信号(図3の符号418参照)を与える
(ステップ454)。なお、内部バスアービタ52は、
同時に複数のデバイス(モジュール)から、システムバ
ス使用権要求信号が与えられた場合に、予め定められた
優先順位にしたがって、いずれかのデバイス(モジュー
ル)にシステムバス使用許可信号を与える。一般に、フ
ロッピーディスクなどのI/Oに接続されたI/Oバス
アダプタの優先順位と比較して、画像RAMなどに対応
する高速I/Oの優先順位の方が高くなるように定めら
れている。
【0033】システムバスユニット使用許可信号が与え
られると、I/Oバスアダプタ22は、システムバス2
6−2を介して、システムバスユニット40に、システ
ムバスのプロトコルにしたがったデータを転送する。シ
ステムバスユニット40においては、プロトコル変換部
42がデータを受け入れ、システムバスのプロトコルに
したがったデータを、内部バスのプロトコルにしたがっ
たデータに変換する。次いで、バススイッチ46の内部
バス使用権制御部56は、内部バスアービタ52に、内
部バス使用権要求信号(図3のBREQ2)を出力す
る。
【0034】このような場合に、図4(b)の図4のス
テップ461において、イエス(Y)と判断される。内
部バスアービタ52は、第1の内部バス50が未使用で
あるか否かを判断する(ステップ462)。ステップ4
62においてノー(N)と判断されると、内部バスアー
ビタ52は、第2の内部バス51が未使用であるか否か
を判断する(ステップ463)。第1および第2の内部
バス50、51の双方が使用中である場合には、ステッ
プ462に戻り、何れかのバスが未使用になるまで、ス
テップ462および463を繰り返す。
【0035】第1の内部バス50或いは第2の内部バス
51の何れかが未使用である場合に、内部バスアービタ
52は、バススイッチ46の内部バス使用権制御部56
に、内部バス使用許可信号(図3のBACK2A或いは
BACK2B)を与える(ステップ464または46
5)。なお、内部バスアービタ52は、同時に複数のバ
ススイッチの内部バス使用権制御部から、内部バス使用
権要求信号が与えられた場合に、予め定められた優先順
位にしたがって、いずれかの内部バス使用権制御部に内
部バス使用許可信号を与える。この優先順位は、プロト
コル変換部および第1のバスなどを介して接続されたモ
ジュールの優先順位と同一である。
【0036】第1の内部バスの使用許可信号(BACK
2A)がバス使用権制御部56に与えられた場合には、
バススイッチ46の出力側は、第1の内部バス50と接
続され、プロトコル変換部42から出力された、内部バ
スのプロトコルにしたがったデータが、第1の内部バス
50に送出される。或いは、第2の内部バスの使用許可
信号(BACK2B)がバス使用権制御部56に与えら
れた場合には、プロトコル変換部42から、内部バスの
プロトコルにしたがったデータが、第2の内部バス51
に送出される。
【0037】プロトコル変換部41ないし44は、それ
ぞれ、自己がデータ送出に使用していない内部バスの内
容(特に、アドレス)を、関連するバススイッチ45な
いし48を介して、常に監視している。したがって、内
部バス上に表れたデータのアドレス値が、予め自己或い
は自己に接続されたデバイス(モジュール)に割り当て
られた値に対応する場合には、関連するバススイッチ4
5ないし48を介して、このデータを受け入れるように
なっている。
【0038】上述した例において、バススイッチ46を
介して第1の内部バス50にデータが送出された場合
に、バス・メモリインタフェース14に接続されたプロ
トコル変換部41は、第1の内部バス50に送出された
データが、自己に関連するものであると判断し、バスス
イッチ45に、第1の内部バス50のデータを受け入れ
るように指示する。これにより、バススイッチ45を介
して、プロトコル変換部41に、データが伝達される。
【0039】プロトコル変換部41は、第1の内部バス
50からの、内部バスのプロトコルにしたがったデータ
を、システムバスのプロトコルにしたがったデータに変
換して、システムバス26−1に出力する。システムバ
ス26−1上に与えられたデータは、バス・メモリイン
タフェース14に伝達される。このようにして、I/O
バスアダプタ22から、バス・メモリインタフェース1
4にデータが転送される。
【0040】次に、第1の内部バス50を用いて、I/
Oバスアダプタ22からバス・メモリインタフェース1
4にデータを転送している際に、高速I/O24−1か
ら高速I/O24−2に、データを転送する必要が生じ
た場合につき、説明する。
【0041】このようなときに、高速I/O24−1
は、システムバスユニット40の内部バスアービタ52
に、システムバスユニット使用権要求信号(図3の符号
415参照)を与える。これに応答して、内部バスアー
ビタ52の処理中、図6(a)のステップ451におい
てイエスと判断され、次いで、第1の内部バス50が未
使用であるか否かが判断される(ステップ452)。
【0042】上述したように、第1の内部バス50は、
I/Oバスアダプタ22からバス・メモリインタフェー
ス14へのデータ転送のために使用されているため、ス
テップ452においては、ノー(N)と判断される。次
に、内部バスアービタ52は、第2の内部バス51が未
使用であるか否かを判断し(ステップ453)、未使用
である場合(ステップ453においてイエス(Y))に
は、高速I/O24−1に、システムバスユニット使用
許可信号(図3の符号419参照)を与える(ステップ
454)。
【0043】システムバスユニット使用許可信号が与え
られると、高速I/O24−1は、システムバス26−
3を介して、システムバスユニット40に、システムバ
スのプロトコルにしたがったデータを転送する。システ
ムバスユニット40においては、プロトコル変換部43
がデータを受け入れ、システムバスのプロトコルにした
がったデータを、内部バスのプロトコルにしたがったデ
ータに変換する。次いで、バススイッチ47の内部バス
使用権制御部57は、内部バスアービタ52に、内部バ
ス使用権要求信号(図3のBREQ3)を出力する。内
部バスアービタ52は、内部バス使用権要求信号(BR
EQ2)の受理に応答して、ステップ461、462、
463および465の処理を実行する。前述したよう
に、第1の内部バス50は、既に、他のデータ転送のた
めに使用されているため、ステップ462においてはノ
ー(N)と判断され、その一方、第2の内部バス51
は、未使用であるため、ステップ463においてはイエ
ス(Y)と判断される。ステップ465において、第2
の内部バスの内部バス使用許可信号(図3のBACK3
B)が、内部バス使用権制御部57に与えられる。これ
により、バススイッチ47の出力側は、第2の内部バス
51と接続され、プロトコル変換部43から出力され
た、内部バスのプロトコルにしたがったデータが、第2
の内部バス52に送出される。
【0044】上述したように、データが第2の内部バス
52に送出されると、高速I/O24−2に接続された
プロトコル変換部44は、第2の内部バス51に送出さ
れたデータが、自己に関連するものと判断し、バススイ
ッチ48に、第2の内部バス51のデータを受け入れる
ように指示する。これにより、バススイッチ48を介し
て、プロトコル変換部44に、データが伝達される。
【0045】プロトコル変換部44は、第2の内部バス
51からの、内部バスのプロトコルにしたがったデータ
を、システムバスのプロトコルにしたがったデータに変
換して、システムバス26−4に出力する。システムバ
ス26−4上に与えられたデータは、高速I/O24−
2に伝達される。このようにして、高速I/O24−1
から、高速I/O24−2にデータが転送される。
【0046】図2において、実線にて表わした矢印31
9が、システムバスユニット40を介したI/Oバスア
ダプタ22からバス・メモリインタフェース14へのデ
ータの流れを示し、その一方、破線にて表わした矢印3
20が、システムバスユニット40を介した高速I/O
24−1から高速I/O24−2へのデータの流れを示
している。
【0047】なお、システムバスユニット40を介して
I/Oバスアダプタ22からバス・メモリインタフェー
ス14へデータが転送されている際に、高速I/O24
−1或いは24−2から、I/Oバスアダプタ22また
はバスメモリインタフェース14へのデータ転送が要求
された場合につき、以下に簡単に説明する。
【0048】前述したように、この実施の形態において
は、第1の内部バス50および第2の内部バス51にお
いて、システムバス中を伝送されるデータよりも、より
高速な作動周波数にて、データが伝送されるようにし
て、データの高速転送を実現している。また、バスシス
テムユニット40内のデータ転送は、図5(a)に示す
ように、送信側のプロトコル変換部が、内部バスにアド
レスを送出した後に、データを送出し、データを送出し
ている間、データストローブ(DS)信号をローレベル
にして、内部バス中にデータが与えられていることを示
している。受信側のプロトコル変換部は、データの受理
が終了すると、DACK信号を、送信側のプロトコル変換部
に与え、それに応答して、DS信号がハイレベルとな
り、あるアドレスに対応するデータの送受信が終了す
る。その一方、図5(b)に示すように、受信側のプロ
トコル変換部から、DACK信号が与えられないと、送信側
のプロトコル変換部は、データを出力し続け、かつ、D
S信号をローレベルに維持する。
【0049】したがって、上述した場合に、高速I/O
24−1或いは高速I/O24−2から、I/Oバスア
ダプタ22、バス・メモリインタフェース14の一方
に、データが与えられた場合に、I/Oバスアダプタ2
2またはバス・メモリインタフェース14に対応するプ
ロトコル変換部46または45から送信側のプロトコル
変換部43または44に、DACK信号が与えられないた
め、送信側のプロトコル変換部43または44は、DACK
信号が与えられるまで、送出したデータを維持する。
【0050】受信側のプロトコル変換部46または45
において、先行するデータの受信が終了すると、次い
で、プロトコル変換部43または44からのデータを受
信し、受信が終了すると、DACK信号を、プロトコル変換
部43または44に与える。また、他のプロトコル変換
部にて、競合が生じた場合にも同様の処理が実行され
る。
【0051】本実施の形態によれば、各デバイス(モジ
ュール)にシステムバスを介して接続されたプロトコル
変換部により、システムバスにおけるデータの伝送より
もより高速なデータ伝送を実現するプロトコルにしたが
って、データが変換される。次いで、内部バスを介し
て、受信側のプロトコル変換部にデータが伝達され、受
信側のプロトコル変換部において、受信されたデータ
が、システムバスのプロトコルにしたがったデータに変
換され、対応するデバイス(モジュール)に伝達され
る。したがって、標準バスの互換性を維持しつつ、デー
タの転送を高速化することが可能となる。
【0052】また、本実施の形態によれば、システムバ
スユニット40には、第1の内部バス50および第2の
内部バス51が設けられているため、デバイス(モジュ
ール)が競合しない場合には、データ転送を並列化し
て、同時に実行することができ、デバイス間のデータ転
送の際の待ち時間を短縮することが可能となる。特に、
プロセッサのI/OアクセスやDMAアクセスと並行し
て、I/O間のデータ転送を実行する際などに、その効
果が顕著になる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
システムバスユニットにつき説明を加える。この実施の
形態にかかるシステムバスユニットを用いた情報処理装
置は、図1のものと同一である。図6は、第2の実施の
形態にかかるシステムバスユニットおよびその周辺の構
成を示すブロックダイヤグラムである。図6において、
第1の実施の形態にかかる構成と同じものには、同一の
符号を付している。図6に示すように、システムバスユ
ニット100は、システムバス26−1ないし26−4
を介して、バス・メモリインタフェース14、I/Oバ
スアダプタ22、高速I/O24−1および高速I/O
24−2と、それぞれ接続された、プロトコル変換部4
1ないし44、クロスバスイッチ101、制御部102
およびアドレステーブル103を備えている。プロトコ
ル変換部41ないし44は、それぞれ、クロスバスイッ
チの一つの端子と接続されている。また、第1の実施の
形態と同様に、システムバスユニット100内では、シ
ステムバス中を伝送されるデータよりも高速(たとえ
ば、2倍程度)の動作周波数にて、データが伝送される
ようになっている。
【0054】クロスバスイッチ101は、内部接点(図
示せず)を閉じることにより、プロトコル変換部を相互
に接続する。制御部102は、プロトコル変換部41な
いし44からの要求にしたがって、アドレステーブル1
03を参照して、所定の接点を閉じるように、クロスバ
スイッチ101を制御する。アドレステーブル103に
は、クロスバスイッチ101に与えられたアドレスに基
づき、どのプロトコル変換部どおしを接続するかを決定
するためのデータが、予め記憶されている。
【0055】このように構成されたシステムバスユニッ
ト100を備えた情報処理装置において、I/Oバスア
ダプタ22からバス・メモリインタフェース14にデー
タを転送する場合に、I/Oバスアダプタ22からプロ
トコル変換部42に、システムバス26−2を介してデ
ータが与えられると、プロトコル変換部42は、与えら
れた、システムバスのプロトコルにしたがったデータ
を、バスシステムユニット100内のデータ転送用のプ
ロトコルにしたがったデータに変換し、得られたデータ
を、クロスバスイッチ101に出力する。
【0056】制御部102は、クロスバスイッチ101
に与えられたデータに基づき、アドレステーブルを参照
し、接続すべきクロスバスイッチ101中の内部接点を
決定する。上述した場合には、所定の内部接点(図示せ
ず)が接続されることにより、プロトコル変換部42か
らのデータが、プロトコル変換部41に送出される。
【0057】プロトコル変換部41は、これに応答し
て、受け入れたデータを、システムバスのプロトコルに
したがったデータに変換し、得られたデータを、システ
ムバス26−1を介して、バス・メモリインタフェース
14に転送する。これにより、I/Oバスアダプタ22
からバス・メモリインタフェースへのデータ転送が実現
される。
【0058】次に、I/Oバスアダプタ22からバス・
メモリインタフェース14にデータを転送している際
に、高速I/O24−1から高速I/O24−2に、デ
ータを転送する必要が生じた場合につき説明する。
【0059】プロトコル変換部43に、システムバス2
6−3を介して高速I/O24−1プロトコル変換部4
2は、与えられた、システムバスのプロトコルにしたが
ったデータを、バスシステムユニット100内のデータ
転送用のプロトコルにしたがったデータに変換し、得ら
れたデータを、クロスバスイッチ101に出力する。
【0060】制御部102は、クロスバスイッチ101
に与えられたデータに基づき、アドレステーブルを参照
し、接続すべきクロスバスイッチ101中の内部接点を
決定する。このとき、制御部102は、デバイス(モジ
ュール)の競合が生じていないことを確認し、生じてい
ないときに、クロスバスイッチ101に、所定の接点を
閉じるように指示する。所定の内部接点(図示せず)が
接続されることにより、プロトコル変換部43からのデ
ータが、プロトコル変換部44に送出される。
【0061】プロトコル変換部44は、これに応答し
て、受け入れたデータを、システムバスのプロトコルに
したがったデータに変換し、得られたデータを、システ
ムバス26−4を介して、高速I/O24−2に転送す
る。これにより、高速I/O24−1から高速I/O2
4−2へのデータ転送が実現される。このように、第2
の実施の形態によっても、デバイス(モジュール)の競
合がない限り、デバイス間のデータ転送を並列化して同
時に実行することができ、データ転送の際の待ち時間を
短縮することが可能となる。
【0062】また、第2の実施の形態によれば、内部バ
スの本数に制限されることなく、デバイス(モジュー
ル)の競合がない限り、データ転送を並列化することが
可能となる。
【0063】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0064】たとえば、前記実施の形態において、情報
処理装置中に、3つの高速I/O24−1、24−2を
示したが、3つ以上の高速I/Oが設けられ、これらが
それぞれ、システムバスを介して、システムバスユニッ
トに接続されていても良い。
【0065】また、前記第1の実施の形態においては、
システムバスユニットに、2つの内部バス50、51を
設け、所定の場合には、並列にデータが転送されるよう
に構成しているが、内部バスが、1つであっても、デー
タ転送の高速化を実現できることは明らかである。或い
は、3つ以上の内部バスを設け、よりデータ転送の並列
性を高めても良い。
【0066】さらに、前記実施の形態においては、シス
テムバスユニットを、情報処理装置に着脱可能な単一の
基板に形成しているが、これに限定されるものではな
く、内部に基板を含むようなスイッチなどに、システム
バスユニットを形成しても良い。
【0067】また、前記実施の形態において、内部バス
を介して転送されるデータのプロトコルは、システムバ
ス中で伝送されるデータの伝送速度よりも、高速な動作
周波数にて、データを伝送できるものとなっているが、
これに限定されるものではなく、たとえば、アドレスと
データとを並列に送信できるようなプロトコルを採用し
ても良い。
【0068】さらに、本発明において、プロトコル変換
部を設けずに、バススイッチおよび複数の内部バスを用
いて、システムバスユニットを構成することも可能であ
る。図7は、このように構成されたシステムバスユニッ
トの他の例を示すブロックダイヤグラムである。図7に
おいて、図2に示すシステムバスユニット40の構成部
分と同一のものには、同一の番号を付している。図7に
示すように、このシステムバスユニット70は、図2の
システムバスユニットからプロトコル変換部41ないし
44が削除され、システムバス26−1ないし26−4
が、バススイッチ45ないし48に、それぞれ、直接接
続されている。内部バス50、51中を伝送されるデー
タのプロトコルは、システムバス中を伝送されるデータ
のものと同一である。
【0069】このように構成されたシステムバスユニッ
ト70の作動は、プロトコル変換部におけるプロトコル
変換が省略されたことを除き、第1の実施の形態のもの
と同様である。したがって、この実施の形態によれば、
モジュールの競合がない限り、データを並列的に転送す
ることが可能となり、このような場合に、データの高速
転送を実現することが可能となる。
【0070】さらに、本明細書において、手段とは必ず
しも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段に
より実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、パ−ソナルコンピュ−
タを始めとする各種情報処理装置において、標準バスで
あるシステムバス中に、システムバスユニットを配置す
ることにより、従来のシステムバスとの互換性を保ちつ
つ、すなわち従来のIO装置やボ−ドをそのまま活用し
つつ、データ転送の性能を向上させることができる。
【0072】また、本発明によれば、転送速度の向上の
みならず、データ転送を並列に実行できるため、特に、
プロセッサのI/Oアクセス或いはDMAアクセスと並
行して、I/O間の転送を実行する場合があるシステム
では、更に効果が大きい。
【0073】さらに、従来のI/O部品を活用できるた
め、低価格なシステムを構築することが可能となる。
【0074】すなわち、本発明によれば、標準バスの互
換性を維持しつつ、すなわち、従来のI/O装置、基
板、或いは、部品との適切な接続性を維持しつつ、標準
バスの性能を向上させるバス制御装置およびバスユニッ
トを提供することが可能となり、また、並列にデータを
高速に転送し、データ転送の待ち時間をより小さくする
バス制御装置およびバスユニットを提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる
システムバスユニットを使用した情報処理装置の構成を
示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、第1の実施の形態にかかるシステム
バスユニットおよびその周辺の構成を示すブロックダイ
ヤグラムである。
【図3】 図3は、第1の実施の形態にかかるバススイ
ッチと内部バスアービタとの間の信号を説明するための
図である。
【図4】 図4は、第1の実施の形態にかかる内部バス
アービタにて実行される処理を説明するための図であ
る。
【図5】 図5は、内部バスを介したデータ転送を説明
するための図である。
【図6】 図6は、本発明の第2の実施の形態にかかる
システムバスユニットおよびその周辺の構成を示すブロ
ックダイヤグラムである。
【図7】 図7は、本発明にかかるシステムバスユニッ
トのさらに他の例を示すブロックダイヤグラムである。
【図8】 図8は、従来のシステムバスを使用した情報
処理装置の構成を示すブロックダイヤグラムである。
【符号の説明】
10 情報処理装置 12−1、12−2 プロセッサ 14 バス・メモリインタフェ−ス 16 プロセッサバス 18 主記憶装置 20 メモリバス 22 I/Oバスアダプタ 24−1、24−2 高速I/O 26−1、26−2、26−3、26−4 システム
バス 28−1、28−2 I/O 40 システムバスユニット 41、42、43、44 プロトコル変換部 45、46、47、48 バススイッチ 50、51 内部バス 52 内部バスアービタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモジュ−ルと、前記複数のモジュ
    ールと接続され、前記複数のモジュールからのデータ
    を、共通の第1のバスの第1のプロトコルに対応させ
    て、当該第1のバスに送出し、或いは、第1のバスから
    のデータを受け入れて、対応するモジュールに転送する
    バスインタフェースとを有し、送信側のモジュールから
    受信側のモジュールへのデータ転送を実行する情報処理
    システムにおいて、 前記第1のバスから独立し、かつ、第1のバス中のデー
    タの伝送速度よりも高速な伝送速度をもつ第2のプロト
    コルにしたがった、少なくとも一つの第2のバスと、 第1のバスと第2のバスとの間に設けられ、第1のバス
    中のデータと第2のバス中のデータとの間のプロトコル
    変換を実行する複数のプロトコル変換手段であって、各
    々が、前記バスインタフェースと、それぞれ接続された
    複数のプロトコル変換手段とを備え、 複数のモジュールのうちの一つからバスインタフェース
    に与えられたデータが、対応するプロトコル変換手段に
    より、第2のプロトコルにしたがったデータに変換され
    て第2のバス中を転送され、受信側のモジュールに接続
    された受信側のバスインタフェースに対応するプロトコ
    ル変換手段により、第1のプロトコルにしたがってデー
    タに再度変換されて、受信側のバスインタフェースを介
    して、受信側のモジュールに転送されるように構成され
    たことを特徴とするバス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のバスが、複数のバスにより構
    成され、 さらに、各々が、前記プロトコル変換部にそれぞれ接続
    され、前記複数のバスの何れかと、対応するプロトコル
    変換部とを接続するための、複数のバススイッチを備
    え、プロトコル変換部から第1のバスおよびバスインタ
    フェースを介して接続されたモジュールが競合しない限
    り、前記複数のバスにより、並列的にデータが転送され
    るように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    バス制御装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記第2のバスが、前記プロト
    コル変換部と接続されたクロスバスイッチから構成さ
    れ、プロトコル変換部から第1のバスおよびバスインタ
    フェースを介して接続されたモジュールが競合しない限
    り、前記クロスバスイッチにより、並列的にデータが転
    送されるように構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のバス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のバスのプロトコルが、前記第
    1のバスのプロトコルと、その動作周波数を除き、同一
    であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項
    に記載のバス制御装置。
  5. 【請求項5】 複数のモジュ−ルと、前記複数のモジュ
    ールと接続され、前記複数のモジュールからのデータ
    を、共通の第1のバスの第1のプロトコルに対応させ
    て、当該第1のバスに送出し、或いは、第1のバスから
    のデータを受け入れて、対応するモジュールに転送する
    バスインタフェースとを有し、送信側のモジュールから
    受信側のモジュールへのデータ転送を実行する情報処理
    システムにおいて、 前記第1のバスから独立した、複数の第2のバスと、 第1のバスと第2のバスとの間に設けられ、各々がバス
    インタフェースと接続された複数のバススイッチであっ
    て、前記複数の第2のバスの何れかと、対応するバスイ
    ンタフェースとを接続するための複数のバススイッチを
    備え、 複数のモジュールのうちの一つからバスインタフェース
    に与えられたデータが、該バスインタフェースに接続さ
    れた何れかのバススイッチを介して、複数の第2のバス
    の何れか中を転送され、受信側のバスインタフェースに
    接続されたバススイッチを介して、受信側のモジュール
    に転送されるように構成され、かつ、 第1のバスおよびバスインタフェースを介して前記バス
    スイッチに接続されたモジュールが競合しない限り、前
    記複数のバスにより、並列的にデータが転送されるよう
    に構成されたことを特徴とするバス制御装置。
  6. 【請求項6】 複数のモジュールと接続され、前記複数
    のモジュールからのデータを、共通の第1のバスの第1
    のプロトコルに対応させて、当該第1のバスに送出し、
    或いは、第1のバスからのデータを受け入れるバスイン
    タフェースとを有する情報処理システムにおいて、前記
    システムに着脱可能であり、かつ、システム装着時に、
    前記第1のバスの各々に接続されて、送信側のバスイン
    タフェースから受信側のバスインタフェースへのデータ
    転送を実行するバスユニットであって、 前記第1のバスから独立し、かつ、第1のバス中のデー
    タの伝送速度よりも高速な伝送速度をもつ第2のプロト
    コルにしたがった、少なくとも一つの第2のバスと、 前記バスインタフェースの各々に接続された第1のバス
    と、それぞれ接続され、第1のバス中のデータと第2の
    バス中のデータとの間のプロトコル変換を実行する複数
    のプロトコル変換手段とを備え、 送信側のバスインタフェースから第1のバスを介して与
    えられたデータが、対応するプロトコル変換手段によ
    り、第2のプロトコルにしたがったデータに変換されて
    第2のバス中を転送され、受信側のバスインタフェース
    に対応するプロトコル変換手段により、第1のプロトコ
    ルにしたがってデータに再度変換されて、変換されたデ
    ータが、受信側のバスインタフェースに、対応する第1
    のバスを介して転送されるように構成されたことを特徴
    とするバスユニット。
  7. 【請求項7】 複数のモジュールと接続され、前記複数
    のモジュールからのデータを、共通の第1のバスの第1
    のプロトコルに対応させて、当該第1のバスに送出し、
    或いは、第1のバスからのデータを受け入れるバスイン
    タフェースとを有する情報処理システムにおいて、前記
    システムに着脱可能であり、かつ、システム装着時に、
    前記第1のバスの各々に接続されて、送信側のバスイン
    タフェースから受信側のバスインタフェースへのデータ
    転送を実行するバスユニットであって、 前記第1のバスから独立した、複数の第2のバスと、 前記バスインタフェースの各々と接続された第1のバス
    と、それぞれ接続され、前記複数の第2のバスの何れか
    と、対応するバスインタフェースとを接続するための複
    数のバススイッチを備え、 送信側のバスインタフェースから第1のバスを介して与
    えられたデータが、該バスインタフェースに接続された
    何れかのバススイッチを介して、複数の第2のバスの何
    れかを介して転送され、受信側のバスインタフェースに
    接続されたバススイッチを介して、該受信側のバスイン
    タフェースにデータが転送されるように構成され、か
    つ、 第1のバスおよびバスインタフェースを介して前記バス
    スイッチに接続されたモジュールが競合しない限り、前
    記複数のバスにより、並列的にデータが転送されるよう
    に構成されたことを特徴とするバスユニット。
  8. 【請求項8】 前記バスユニットが、前記システムに着
    脱可能な単一の基板から構成されることを特徴とする請
    求項6または7に記載のバスユニット。
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