JPH10161603A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10161603A
JPH10161603A JP32003296A JP32003296A JPH10161603A JP H10161603 A JPH10161603 A JP H10161603A JP 32003296 A JP32003296 A JP 32003296A JP 32003296 A JP32003296 A JP 32003296A JP H10161603 A JPH10161603 A JP H10161603A
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JP
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voltage
liquid crystal
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bit digital
crystal display
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JP32003296A
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English (en)
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Hiroyoshi Tsubota
浩嘉 坪田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷容量と駆動電圧の振幅と駆動周波数とを
下げることで、消費電力の低減化を図った液晶表示装置
を提供する。 【解決手段】 シフトレジスタ部2において、一水平期
間分の6ビットディジタルデータDを取り込み、ラッチ
部3で保持する。そして、各書込電圧選択部4におい
て、9レベルの基準電圧V0〜V8のうちから、ラッチ部
3で保持された各6ビットディジタルデータDの上位3
ビットの大きさに対応した第1の基準電圧と一レベル高
い第2基準電圧とを選択した後、これら基準電圧間を8
レベルの電圧に分割し、これら分割電圧のうちから、6
ビットディジタルデータDの下位3ビットの大きさに対
応した電圧を液晶パネル部1への画像書込電圧として選
択するする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に対応し
たディジタルデータを用いて液晶パネルを駆動する液晶
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の液晶表示装置を示すブロ
ック図である。この液晶表示装置は、ドライバ101が
デコーダ100からの画像信号R,G,Bに対応したア
ナログの駆動電圧R´,G´,B´を液晶パネル102
に印加する。具体的には、図8に示すように、液晶パネ
ル102の垂直シフトレジスタ103で水平ラインを垂
直方向に走査する。そして、水平シフトレジスタ104
がHスイッチ105を水平クロックのタイミングで開い
て、垂直シフトレジスタ103で走査された水平ライン
上の画素に、駆動電圧R´,G´,B´を書き込むよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の液晶表示装置では、次のような問題があった。液晶パ
ネル102は、図8に示すように、水平ライン上の画素
数に対応した数のHスイッチ105や信号線106や画
素トランジスタ107で構成され、駆動電圧R´,G
´,B´をかかる液晶パネル102に直接入力する構造
になっているので、駆動電圧R´,G´,B´の入力端
から見た負荷の容量が100pF以上にもなる場合があ
る。しかも、図9に示すように、各駆動電圧R´,G
´,B´は、液晶の対向電極電圧Vcomに対して振幅が
例えば9ボルトで、非常に大きな振幅をもっており、こ
の大振幅の各駆動電圧R´,G´,B´を一本の信号線
106に数10〜数100nsという短い時間で印加し
なければならない。したがって、大振幅の駆動電圧R
´,G´,B´を大容量の負荷をもった液晶パネル10
2に高速で印加する必要があるので、液晶パネル102
を含む駆動システムの消費電力が非常に大きくなってし
まう。
【0004】これに対して、液晶表示装置を、ドライバ
内蔵型の液晶パネル内にアナログサンプルホールド回路
などを組み込んだ構成にすることができるならば、線順
次駆動により、周波数を低減し、消費電力を削減するこ
とが可能である。しかし、このような液晶表示装置の液
晶パネル内に形成することができるのはTFT(薄膜ト
ランジスタ)であるが、このTFTでは、各TFTのし
きい値にばらつきが多く、このため、オフセット電圧が
大きくなったり、ドライブ電流のばらつきが大きくなっ
たりする。したがって、このTFTを用いた液晶パネル
では、その内部に実用的なサンプルホールド回路やバッ
ファ,オペアンプなどを形成することは困難である。
【0005】また、アナログの駆動電圧R´,G´,B
´をディジタルデータに変換し、このディジタルデータ
の大きさに対応したレベルの基準電圧を選択して、液晶
パネルに印加する構成にすることで、消費電力の削減を
図る技術も考えることができる。しかし、この技術の場
合には、上記ディジタルデータの大きさに対応した多種
類のレベルの基準電圧を用意しなければならず、そのた
めの構造が複雑になる。例えば、ディジタルデータがた
った6ビットデータの場合でも、64種類のレベルの基
準電圧を用意しなければならないので、これらの基準電
圧と液晶パネルとの接続が複雑で、しかも、液晶パネル
内の配線スペースが莫大なものとなり、現実的には不可
能である。
【0006】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、負荷容量と駆動電圧の振幅と駆動周波数
とを下げることで、消費電力の低減化を図った液晶表示
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明に係る液晶表示装置は、選択された水平ラ
イン上の複数の画素に、画素書込電圧が各々書き込まれ
る液晶パネル部と、画像信号に対応したnビットディジ
タルデータを一水平期間単位で順次取り込むシフトレジ
スタ部と、上記シフトレジスタ部に取り込まれた一水平
期間分のnビットディジタルデータを保持するラッチ部
と、上記画素数だけ設けられ、2のm乗+1レベルの異
なる基準電圧のうち、上記ラッチ部で保持された各nビ
ットディジタルデータの上位mビットの大きさに対応し
たレベルの第1の基準電圧とこの第1の基準電圧のレベ
ルよりも一レベル高い第2の基準電圧を選択した後、こ
れら第1及び第2の基準電圧のレベル間を2のn−m乗
レベルの電圧に分割し、これら分割電圧のうち、上記n
ビットディジタルデータの下位n−mビットの大きさに
対応したレベルの電圧を上記画素書込電圧として選択す
る複数の書込電圧選択部とを具備する構成とした。かか
る構成により、一水平期間分のnビットディジタルデー
タがシフトレジスタ部に取り込まれると、この一水平期
間分のnビットディジタルデータがラッチ部で保持され
ると共に、次の一水平期間分のnビットディジタルデー
タがシフトレジスタに取り込まれ始める。すると、各書
込電圧選択部において、ラッチ部に保持された各nビッ
トディジタルデータの上位mビットの大きさに対応した
第1の基準電圧と一レベル高い第2の基準電圧とが選択
される。そして、これら第1及び第2の基準電圧のレベ
ル間が2のn−m乗レベルの電圧に分割され、これらの
分割電圧のうち、下位n−mビットの大きさに対応した
レベルの電圧が選択される。すると、この選択された電
圧が画素書込電圧として液晶パネル部の各画素に書き込
まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係る液晶表示装置を示すブロック図である。こ
の液晶表示装置は、図1に示すように、液晶パネル部1
と、シフトレジスタ部2と、ラッチ部3と、複数の書込
電圧選択部4と、スイッチ制御部5とを具備している。
【0009】図2は、この液晶表示装置の詳細ブロック
図である。図2に示すように、液晶パネル部1は、複数
のHスイッチ10の出力端から垂直に延出した複数の信
号線11と、垂直シフトレジスタ12から水平に延出さ
れた複数のゲート線13とを非接触で交差させ、各交差
点に、画素14を形成した構造になっている。画素14
は、液晶16と、液晶16に並列に接続された保持容量
17と、液晶16をスイッチング駆動する薄膜トランジ
スタ(TFT)15とからなる。各液晶16は、画素電
極と対向電極との間に保持されている。上記画素電極
は、TFT15に接続されており、対向電極には、所定
の電圧Vcomが印加されるようになっている。これによ
り、図6の(a)に示す垂直スタートパルスVs間を一
垂直期間とする図6の(b)に示す垂直クロックVcの
タイミングで、複数のゲート線13が上から下に順次走
査され、各ゲート線13上における複数の画素14のT
FT15のゲートに一定の電圧が印加される。
【0010】また、図2において、シフトレジスタ部2
は、6ビットのシフトレジスタであり、図4の(a)に
示す水平スタートパルスHs間を一水平期間とする図4
の(b)に示す水平クロックHcのタイミングで、6ビ
ットディジタルデータDを順次取り込んでいく機能を有
している。なお、6ビットディジタルデータDは、図7
に示すデコーダから出力された駆動電圧R,G,Bを図
示しないアナログ/ディジタル変換器でデジタル化した
信号であり、6ビットディジタルデータDの各ビットb
0〜b5がシフトレジスタ部2に水平クロックHcのタイ
ミングでパラレルに取り込まれる。ラッチ部3は、シフ
トレジスタ部2に取り込まれた6ビットディジタルデー
タDを保持する部分である。すなわち、ラッチ部3は、
図5の(a)及び(b)に示すようにラッチパルスRに
よって一水平周期分の6ビットディジタルデータDを保
持する。これにより、水平ラインであるゲート線13上
の画素14の個数分だけ、6ビットディジタルデータD
がシフトレジスタ部2に順次取り込まれると、これらの
6ビットディジタルデータDがラッチ部3によって保持
され、書込電圧選択部4に出力される。これと略同時に
次の一水平期間分の6ビットディジタルデータDがシフ
トレジスタ部2に順次取り込まれ始める。
【0011】各書込電圧選択部4は、第1のセレクタ4
0と電圧分割回路41と第2のセレクタ42とで構成さ
れている。セレクタ40は、ラッチ部3から取り込んだ
6ビットディジタルデータDの上位3ビット「b3,b
4,b5」に対応した第1及び第2の基準電圧を選択する
回路である。具体的には、図3に示すように、セレクタ
40が6ビットディジタルデータDの上位3ビット「b
3,b4,b5」を取り込むことから、「2の3乗+1」
レベル即ち異なる9レベルの基準電圧V0〜V8(V0<
V1<・・・<V8)がセレクタ40に入力されるように
なっており、これら基準電圧の入力端40cが、セレク
タ40内に引き込まれている。また、6ビットディジタ
ルデータDの上位3ビット「b3,b4,b5」の大きさ
は8レベルであることから、その最下位レベル〜最上位
レベルが基準電圧V0〜V7に順に対応づけられている。
そして、可動接点40aを上位3ビット「b3,b4,b
5」の大きさに対応した基準電圧の入力端40cに接続
すると共に、可動接点40bをこの選択された基準電圧
よりも一レベル高い基準電圧の入力端40cに接続し
て、これらの基準電圧を電圧分割回路41に出力するよ
うになっている。すなわち、例えば、上位3ビットが
「0,0,0」の場合には、可動接点40a,40bが
基準電圧V0,V1を第1及び第2の基準電圧として各々
選択し、上位3ビットが「0,1,0」の場合には、可
動接点40a,40bが基準電圧V2,V3を各々選択す
る。
【0012】各電圧分割回路41は、セレクタ40で選
択された第1及び第2の基準電圧間を分割する回路であ
る。具体的には、可動接点40a,40bの出力端間に
8つの抵抗41aを接続し、第1及び第2の基準電圧間
を8つのレベルの画素書込電圧V0´〜V7´に分割し
て、セレクタ42側に取り出す構造になっている。
【0013】セレクタ42は、上記画素書込電圧V0´
〜V7´のうちから、ラッチ部3から取り込んだ6ビッ
トディジタルデータDの下位3ビット「b0,b1,b
2」に対応した画素書込電圧を選択する回路である。具
体的には、6ビットディジタルデータDの下位3ビット
「b0,b1,b2」の大きさは8レベルであることか
ら、最下位レベル〜最上位レベルが画素書込電圧V0´
〜V7´に順に対応づけられている。そして、可動接点
42aを、下位3ビット「b0,b1,b2」の大きさに
対応した画素書込電圧に接続して、この画素書込電圧を
液晶パネル部1のHスイッチ10に出力するようになっ
ている。すなわち、例えば、下位3ビットが「0,0,
0」の場合には、可動接点42aが画素書込電圧V0´
を選択し、下位3ビットが「0,1,1」の場合には、
可動接点42aが画素書込電圧V3´を選択する。
【0014】スイッチ制御部5は、図5の(c)に示す
スイッチ信号OEを、Hスイッチ10を構成する一方の
トランジスタに直接入力すると共に、スイッチ信号OE
をNOT回路50で反転した後、Hスイッチ10の他方
のトランジスタに再度反転して入力する部分である。こ
のようなスイッチ信号OEは、図5の(a)ないし
(c)に示すように、水平スタートパルスHsの立ち上
がり時にハイレベルになり、ラッチパルスRの立ち上が
り時にローレベルになる。
【0015】ここで、図1及び図2に示す符号6は反転
回路であり、基準電圧V0〜V8の出力端と書込電圧選択
部4との間に介設されている。すなわち、ドライバから
出力される駆動電圧R´,G´,B´は、図9に示すよ
うに、一水平期間毎に対向電極電圧Vcomを基準として
反転する。したがって、これに対応させて書込電圧選択
部4からの画素書込電圧を変化させる必要がある。そこ
で、反転回路6により、基準電圧V0〜V8を液晶16の
対向電極電圧Vcomを基準として、水平スタートパルス
Hsのタイミングの前で反転させるようにした。なお、
理解を容易にするため、反転回路6を図1及び図2に示
す装置内部にあるかのように記載したが、実際は、装置
外部に設けられている。
【0016】次に、この実施形態の液晶表示装置が示す
動作について説明する。図2において、液晶パネル部1
の垂直シフトレジスタ12に、図6の(a)に示す垂直
スタートパルスVsが入力されると、図6の(b)に示
す垂直クロックVcのタイミングで、各ゲート線13上
の画素14が走査され、図6の(c)に示すように、水
平スタートパルスHs間即ち一水平期間の間、そのゲー
ト線13上の画素14におけるTFT15のゲートに一
定の電圧が印加される。すなわち、垂直スタートパルス
Vsを始点として垂直クロックVcが入力されると、最
上位のゲート線13−1が走査され、このゲート線13
−1上に上記電圧が印加されると共に、図5の(a)に
示す水平スタートパルスHs1を始点として一水平期間
分の水平クロックHcがシフトレジスタ部2に入力され
る。これにより、デコーダからの駆動電圧R,G,Bを
デジタル化して得られた一水平期間分の6ビットディジ
タルデータD(D1〜Dq)が水平クロックHcのタイ
ミングでシフトレジスタ部2に順次取り込まれていく。
このように、デコーダからの出力信号がディジタルデー
タDであるので、その振幅は3〜5ボルト程度であり、
非常に小さい。また、ドライバから見た負荷は、シフト
レジスタ部2のみであり、従来の液晶表示装置に比べて
容量が1桁〜2桁も小さい。
【0017】そして、一水平期間分の6ビットディジタ
ルデータD1〜Dqがシフトレジスタ部2に取り込まれ
ると、図5の(a)及び(b)に示すように、ラッチパ
ルスR1がラッチ部3に入力されて、6ビットディジタ
ルデータD1〜Dqがラッチ部3に保持される。そし
て、この時点で、次の水平スタートパルスHs2がシフ
トレジスタ部2に入力され、シフトレジスタ部2が次の
一水平期間分の6ビットディジタルデータD1´〜Dq
´を取り込み始める。このとき、反転回路6が作動し、
基準電圧V0〜V8が対向電極電圧Vcomを基準として反
転する。すなわち、上記6ビットディジタルデータD1
〜Dqが図9に示す波形Aに対応しているとすると、基
準電圧V0〜V8は対向電極電圧Vcomの下側に反転す
る。
【0018】各ディジタルデータD1(〜Dq)において
は、その上位3ビット「b3,b4,b5」と下位3ビッ
ト「b0,b1,b2」が各書込電圧選択部4に入力され
る。例えば、6ビットディジタルデータDqの上位3ビ
ット「b3,b4,b5」が「0,1,0」であり、下位
3ビット「b0,b1,b2」が「0,1,1」であると
すると、上位3ビット「0,1,0」と下位3ビット
「0,1,1」が各々最左の書込電圧選択部4のセレク
タ40とセレクタ42とに入力される。そして、上位3
ビット「0,1,0」がセレクタ40に入力されると、
このビットの大きさは基準電圧V2に対応していること
から、図3に示すように、可動接点40aが基準電圧V
2の入力端40cに接続すると共に、可動接点40bが
基準電圧V3の入力端40cに接続する。この結果、電
圧分割回路41において、基準電圧V2,V3間が8つの
レベルに分割され、8つの出力端42bに、画素書込電
圧V0´(=V2)〜V7´が出力可能な状態となる。上
記動作と並行して、6ビットディジタルデータDqの下
位3ビット「0,1,1」がセレクタ42に入力される
ので、可動接点42aが画素書込電圧V4´の出力端4
2bに接続され、この画素書込電圧V3´がセレクタ4
2から出力される。このとき、図5の(c)に示すスイ
ッチ信号OEによってHスイッチ10が開かれているの
で、画素書込電圧V4´がゲート線13−1の最左のT
FT15を通じて液晶16及び保持容量17に書き込ま
れることとなる。上記6ビットディジタルデータDqの
場合と同様にして、6ビットディジタルデータD1〜Dq
-1に対応した画素書込電圧がゲート線13−1上の各T
FT15を通じて液晶16及び保持容量17に書き込ま
れる。すなわち、ディジタルデータD1〜Dqに対応した
画素書込電圧が一水平期間内にゲート線13−1上のq
個の画素14に書き込まれることとなる。
【0019】そして、図5の(b)に示す次のラッチパ
ルスR2がラッチ部3に入力されると、シフトレジスタ
部2に取り込まれた6ビットディジタルデータD1´〜
Dq´がラッチ部3に保持されると共に、次の垂直クロ
ックVcにより、ゲート線13−1の下のゲート線13
が走査される。これにより、6ビットディジタルデータ
D1´〜Dq´が図9に示す波形Bに対応していること
から、基準電圧V0〜V8が反転回路6によって対向電極
電圧Vcomの上側に反転される。そして、6ビットディ
ジタルデータD1〜Dqの場合と同様にして、6ビット
ディジタルデータD1´〜Dq´に対応した画素書込電
圧が当該ゲート線13の画素14に書き込まれる。以
下、垂直クロックVcのタイミングで残りのゲート線1
3が順次走査され、一フィールド分の画素書込動作が終
了する。すなわち、6ビットディジタルデータD(D1
〜Dq,D1´〜Dq´)に対応した画素書込電圧が一
水平期間という長い周期で各ゲート線13上の画素14
に書き込まれることとなり、各ゲート線13上の画素1
4への書込が従来の液晶表示装置に比べて非常に低速で
行われる。
【0020】このように、この実施形態に係る液晶表示
装置によれば、各画素14に対応した水平クロックHc
で高速に動作する部分の信号が6ビットディジタルデー
タDであるので、振幅が小さく、また、この6ビットデ
ィジタルデータDへの負荷もシフトレジスタ部2のみで
あるので、負荷容量は小さい。しかも、画素書込電圧の
印加が一水平期間の周期で行われ、液晶パネル部1への
駆動周波数は低い。この結果、液晶パネル部1の駆動に
消費する電力を極めて低く抑えることができる。また、
6ビットディジタルデータDの大きさは64種類あるの
で、これらに対応した基準電圧は64レベル必要であ
る。この実施形態では、書込電圧選択部4を図3に示し
たセレクタ40と電圧分割回路41とセレクタ42とで
構成し、たった9レベルの基準電圧V0〜V8を入力する
だけで、64レベルの基準電圧を得ることができるの
で、基準電圧V0〜V8の入力線とセレクタ40との接続
や配線数を少なくすることができる。この結果、狭小な
スペースの液晶表示装置内に、基準電圧V0〜V8の入力
線を実際に配線することができる。
【0021】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変
形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、シ
フトレジスタ部2に入力するディジタルデータを6ビッ
ト構成としたが、そのビット数に限定がないことはもち
ろんである。また、6ビットディジタルデータDを上位
3ビット,下位3ビットに分けてセレクタ40,42に
入力するようにしたが、上位1ビット,下位5ビット等
に分けて、セレクタ40,42に入力するようにしても
良い。例えば、6ビットディジタルデータDを上位1ビ
ット,下位5ビットに分ける場合には、3レベルの基準
電圧V0〜V2をセレクタ40に入力し、セレクタ40で
選択された2つの基準電圧間を電圧分割回路41で32
分割して、そのうちの1つの電圧をセレクタ42で選択
する構成とする。また、電圧分割回路41は、抵抗分割
の例で表記したが、これに限るものではなく、例えば、
容量分割などでも良い。さらに、必要であれば、電圧源
を形成しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明の
液晶表示装置によれば、画像信号に対応した信号とし
て、nビットディジタルデータを用いているので、その
振幅を小さくすることができる。また、このnビットデ
ィジタルデータをシフトレジスタ部に入力するので、負
荷がシフトレジスタ部にのみ依存し、その容量は小さ
い。しかも、画素書込電圧の印加を一水平期間の周期で
行うことができるので、液晶パネル部への駆動周波数を
小さくすることができる。この結果、液晶パネル部の駆
動消費電力を低減することができるという優れた効果が
ある。さらに、基準電圧の数がnビットディジタルデー
タの上位ビットの数に対応しているので、基準電圧から
の配線を少なくすることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る液晶表示装置の全
体を示すブロック図である。
【図2】図1の液晶表示装置を具体的に示すブロック図
である。
【図3】書込電圧選択部の構成を示す回路図である。
【図4】水平スタートパルスと水平クロックを示すタイ
ムチャート図である。
【図5】水平スタートパルスとラッチパルスとスイッチ
信号を示すタイムチャート図である。
【図6】垂直スタートパルスと垂直クロックと水平スタ
ートパルスを示すタイムチャート図である。
【図7】従来の液晶表示装置を示すブロック図である。
【図8】図7の液晶パネルを示すブロック図である。
【図9】アナログ駆動電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1・・・液晶パネル部、 2・・・シフトレジスタ部、
3・・・ラッチ部、4・・・書込電圧選択部、 14
・・・画素、 40,42・・・セレクタ、41・・・
電圧分割回路、 D,D1〜Dq,D1´〜Dq´・・・
6ビットディジタルデータ、 V0〜V8・・・基準電
圧。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択された水平ライン上の複数の画素
    に、画素書込電圧が各々書き込まれる液晶パネル部と、 画像信号に対応したnビットディジタルデータを一水平
    期間単位で順次取り込むシフトレジスタ部と、 上記シフトレジスタ部に取り込まれた一水平期間分のn
    ビットディジタルデータを保持するラッチ部と、 上記画素数だけ設けられ、2のm乗+1レベルの異なる
    基準電圧のうち、上記ラッチ部で保持された各nビット
    ディジタルデータの上位mビットの大きさに対応したレ
    ベルの第1の基準電圧とこの第1の基準電圧のレベルよ
    りも一レベル高い第2の基準電圧を選択した後、これら
    第1及び第2の基準電圧のレベル間を2のn−m乗レベ
    ルの電圧に分割し、これら分割電圧のうち、上記nビッ
    トディジタルデータの下位n−mビットの大きさに対応
    したレベルの電圧を上記画素書込電圧として選択する複
    数の書込電圧選択部と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 上記各書込電圧選択部を、 上記nビットディジタルデータの上位mビットの大きさ
    に対応したレベルの上記第1の基準電圧と上記第2の基
    準電圧とを選択する第1のセレクタと、 上記第1のセレクタからの上記第1及び第2の基準電圧
    のレベル間を上記2のn−m乗レベルの電圧に分割する
    電圧分割回路と、 上記電圧分割回路の分割電圧のうち、上記下位n−mビ
    ットの大きさに対応したレベルの電圧を選択する第2の
    セレクタと、 で構成したことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液晶表示装置におい
    て、 上記2のm乗+1レベルの異なる基準電圧を、上記一水
    平期間毎、上記画素を構成する液晶の対向電極電圧を基
    準として反転させる、 ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の液晶表示装置におい
    て、 上記2のm乗+1レベルの異なる基準電圧を、上記一水
    平期間毎、上記画素を構成する液晶の対向電極電圧を基
    準として反転させる、 ことを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002014656A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Nec Corp 多階調デジタル映像データを表示するための駆動回路及びその方法

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