JPH10161174A - 撮影モード自動選択装置を備えたカメラ - Google Patents

撮影モード自動選択装置を備えたカメラ

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JPH10161174A
JPH10161174A JP8325714A JP32571496A JPH10161174A JP H10161174 A JPH10161174 A JP H10161174A JP 8325714 A JP8325714 A JP 8325714A JP 32571496 A JP32571496 A JP 32571496A JP H10161174 A JPH10161174 A JP H10161174A
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photographing
camera
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Isamu Hirai
勇 平井
Masahiro Nakada
昌広 中田
Hideaki Tsuji
秀明 辻
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影条件に応じた最適な撮影モードを自動選
択可能とする一方、撮影者が欲する撮影モードのマニュ
アル選択も簡単にできるカメラを提供する。 【構成】 複数のピクチャーモード(プログラム露出モ
ード)の選択が可能なカメラであって、前記複数のピク
チャーモードの中から任意のピクチャーモードをアップ
/ダウンレバー16の操作を受けて選択するピクチャー
モードマニュアル設定モードと、撮影条件に基づいて、
前記複数のピクチャーモードの中から適切なピクチャー
モードを自動選択するピクチャーモード自動設定モード
での動作が可能なCPU20を備え、CPU20は、ピ
クチャーモード自動設定モードでの動作中にアップ/ダ
ウンレバー16の操作を受けてピクチャーモードをマニ
ュアル設定したときは、ピクチャーモードを自動選択し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、撮影モードを複数の撮影モード
の中から自動選択できる撮影モード自動選択装置を備え
たカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年のカメラ、特に一眼レ
フカメラは、複数のプログラム露出モードを備えてい
る。撮影者は自身の好みによって、あるいは被写体の条
件に応じて、適切なシャッタ速度、絞り値が設定される
ような露出モードを、複数の露出モードの中から選択し
なければならなかった。選択操作は、押しボタンスイッ
チ、あるいはダイヤルスイッチによるものがある。いず
れにしても、従来は撮影者自身が操作しなければならな
いので操作がわずらわしく、せっかく選択しても、被写
体の状態が変わるなどによって選択し直す必要が生じ
る。このように再び選択する操作は非常にわずらわし
く、速写性も損ねる。
【0003】そこで、撮影条件に応じた最適な撮影モー
ドを自動選択可能なカメラが望まれている。しかし、撮
影者は、通常は自動選択された撮影モードで満足してい
ても、ときには選択された撮影モード以外の撮影モード
を選択したいと欲する場合もある。かかる場合に、撮影
者が折角撮影モードをマニュアル選択しても、撮影の際
に撮影モードが自動選択されては困る。一方、撮影モー
ドをマニュアルで選択するモードと自動選択するモード
とをスイッチ操作で選択するのも煩わしい。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記カメラの問題に鑑みてなさ
れたもので、撮影条件に応じた最適な撮影モードを自動
選択可能とする一方、撮影者が欲する撮影モードのマニ
ュアル選択も簡単にできるカメラを提供することを目的
とする。
【0005】
【発明の概要】この目的を達成する本発明は、複数の撮
影モードの選択が可能なカメラであって、撮影条件に基
づいて、前記複数の撮影モードの中から適切な撮影モー
ドを自動選択する撮影モード自動選択手段、および前記
複数の撮影モードの中から任意の撮影モードをマニュア
ル操作を受けて選択する撮影モードマニュアル選択手段
を備え、撮影モードマニュアル選択手段によって撮影モ
ードがマニュアル選択されたときは、前記撮影モード自
動選択手段による撮影モード自動選択を実行しないこ
と、に特徴を有する。本発明は、前記撮影モード自動選
択手段による撮影モード自動選択がされた後に前記撮影
モードマニュアル選択手段によって撮影モードがマニュ
アル選択されたときに、前記撮影モード自動選択手段に
よる撮影モード自動選択が禁止する構成にできる。そし
て、レリーズボタンおよびこのレリーズボタンの半押し
で測光処理および測距処理を実行し、前記レリーズボタ
ンの全押しで撮影処理を実行するカメラに搭載したとき
は、レリーズボタンが半押しされたときに前記撮影モー
ド自動選択手段が前記撮影モード自動選択処理を実行す
るカメラに適用できる。さらに本発明は、カメラが撮影
可能な状態になってから何らかの操作が所定時間実行さ
れなかったときにカメラ回路を待機状態にするタイマー
を備え、前記撮影モード自動選択手段によって撮影モー
ドが選択された後に撮影モードマニュアル選択手段によ
って撮影モードがマニュアル選択されても、前記タイマ
ーにより前記カメラ回路が待機状態になったときには前
記撮影モード自動選択手段による撮影モード選択を可能
にする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るカメラの実
施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1
は、本発明の撮影モード自動選択装置を搭載した自動焦
点(AF)一眼レフカメラのカメラボディの一実施の形
態を背後から見た斜視図、図2は、このカメラの制御系
をブロックで示す図である。この一眼レフカメラは、複
数の撮影モード(プログラム露出モード)の中から、焦
点距離および撮影距離情報に基づいた適切な撮影モード
を自動選択する撮影モード自動選択モードを備えてい
る。
【0007】このカメラボディ11には、着脱自在な交
換レンズの一つとして、撮影レンズ51が装着される。
撮影レンズ51は、詳細は図示しないが、例えばパワー
ズームレンズであって、焦点距離が28mm〜80mm
の間で、内蔵したズームモータ(図示せず)により任意
に変更可能に設定されている。このカメラボディ11の
上面には、ペンタプリズムおよび内蔵フラッシュを収納
したペンタルーフ部13が膨出形成されている。内蔵フ
ラッシュは、発光部がポップアップ可能にペンタルーフ
部に設けられている。ペンタルーフ部13の横には、メ
インスイッチレバー14が、カメラボディ11の前後方
向にスライド自在に装着されている。メインスイッチレ
バー14はOFF位置およびAUTO位置にスライド可
能なスライドスイッチである。メインスイッチレバー1
4のOFF位置では電源がOFFし、AUTO位置では
電源および撮影モード自動選択モードがONする。
【0008】本実施の形態における撮影モード自動選択
モード(以下、「ピクチャー自動設定モード」とい
う。)は、プログラム露出モードを、初心者の撮影に適
するノーマルモード、人物の全身または上半身撮影に適
する人物モード(ポートレートモード)、遠距離の風景
撮影に適する風景モード、被写体を近接状態で撮影する
のに適する近接モード(マクロモード)、および移動す
る被写体の撮影に適する動体モードの中から、撮影レン
ズ51の撮影距離及び焦点距離情報に基づいてカメラが
自動選択するモードである。
【0009】カメラボディ11の右端部にはグリップ部
が膨出形成されていて、このグリップ部の上端面に最前
部にシャッタ釦15が押し込み操作自在に配設されてい
る。このシャッタ釦15の後方に位置に、指定された可
変データをアップ/ダウンさせる為のアップ/ダウンレ
バー16が、撮影レンズ51の光軸に略平行な軸線回り
に(即ち、カメラボディ11の略前後方向に沿って延出
する軸線回りに)揺動操作自在に配設され、アップ/ダ
ウンレバー16の後方に切換え釦17が押し込み操作自
在に配置されている。カメラボディ11の背面上部に
は、露出補正釦18が押し込み操作自在に配置されてい
る。
【0010】さらにこのカメラボディ11には、表示手
段として、外部表示LCD31及びファインダ内表示L
CD41を備えている。外部表示LCD31は、選択さ
れた露出モード、シャッタ速度、絞り値Av及び撮影枚
数を表示する。ファインダ内表示LCD41は、選択さ
れた露出モード、シャッタ速度Tv、絞りFナンバーお
よび合焦非合焦を表示する。
【0011】外部表示LCD31の表示およびファイン
ダ内表示LCD41の表示の態様について、図3及び図
4を参照してより詳細に説明する。図3は、外部表示L
CD31の一実施例を示している。この外部表示LCD
31には、5個の露出モードを表示するピクチャーが上
部に横一列に描かれている。左から順に、ノーマルモー
ドを示すピクチャー(スマイル顔)32a、人物モード
を示すピクチャー(人物)32b、風景モードを示すピ
クチャー(山)32c、近接モードを示すピクチャー
(花)32d、動体モードを示すピクチャー(走ってい
る人)32eである。これらのピクチャー32a〜32
eは、本実施例では液晶ではなく、印刷によって描かれ
ている。そして、いずれのモードが選択されているかを
識別する枠33a〜33eが、各ピクチャーを囲む枠線
として、液晶セグメントによって形成されている。選択
されたモードに対応するピクチャー32a〜32eを囲
む枠33a〜33eが点灯する。図3において、(A)
はノーマルモードが選択された状態、(B)はポートレ
ートモードが選択された状態、(C)は風景モードが選
択された状態、(D)は近接モードが選択された状態、
(E)は動体モードが選択された状態をそれぞれ表示し
ている。
【0012】ピクチャー32a〜32eの下方には、シ
ャッタ速度Tv表示部34a、絞り値Av表示部34
b、及び撮影枚数表示部34cが液晶セグメントで形成
されている。
【0013】図4は、ファインダ内表示LCD41の一
実施例を示してある。このファインダ内表示LCDパネ
ル41において表示される内容は、外部表示LCD31
の表示内容を実質的に簡略化したものである。ファイン
ダ内表示LCD41は、視野の短辺の外側に見られるよ
うに配置されていて、上からシャッタ速度表示部43
a、絞りFナンバー表示部43bが配置されている。こ
の下に、順番にノーマルモードを示すピクチャー(スマ
イル顔)42a、人物モードを示すピクチャー(人物)
42b、風景モードを示すピクチャー(山)42c、近
接モードを示すピクチャー(花)42d、動体モードを
示すピクチャー(走っている人)42eが配置されてい
る。これらのピクチャー42a〜42eは液晶セグメン
トで形成されていて、選択されたピクチャー42a〜4
2eが点灯する。図4において、(A)はノーマルモー
ドが選択された状態、(B)はポートレートモードが選
択された状態、(C)は風景モードが選択された状態、
(D)は近接モードが選択された状態、(E)は動体モ
ードが選択された状態をそれぞれ表示している。なお、
風景モードを示すピクチャー42cの横に設けられた六
角形に表示素子は、合焦非合焦の別を表示する合焦表示
部44である。このファインダ内LCD41の表示によ
って撮影者は、ファインダーを覗いて被写体を観察しつ
つ、どのピクチャー(プログラム露出モード)が選択さ
れているのかを容易に知ることができる。
【0014】『AF一眼レフカメラの制御系』図2を参
照して、AF一眼レフカメラにおける制御系の構成を説
明する。詳細は図示しないが、撮影レンズ51のズーム
光学系からカメラボディ11内に入射した被写体光束
は、大部分がメインミラーによりファインダ光学系を構
成するペンタミラー(図示せず。)に向かって反射さ
れ、さらに反射光の一部が測光用ICの受光素子94に
入射する。一方、カメラボディ11内に入射した被写体
光束のうち、メインミラーの図示しないハーフミラー部
に入射した被写体光束が反射されてAFセンサユニット
61に入射する。AFセンサユニット61は、例えばC
CDラインセンサを備えた周知の位相差式センサユニッ
トであり、ボディ側CPU20は、AFセンサユニット
61から入力した画像データに基づいてデフォーカス量
を演算し、図示しないAFモータを駆動して撮影レンズ
51の焦点調節レンズを、デフォーカス量が0ないし小
さくなる位置まで駆動する。
【0015】測光用ICは、被写体光束を受光する受光
素子94を備えていて、この受光素子94が受光量に応
じて発生する電気信号を測光回路96において対数圧縮
し、A/D変換回路98においてA/D変換し、測光信
号としてボディ側CPU20に出力する。ボディ側CP
U20は、測光信号およびフィルム感度情報に基づいて
所定の演算を実行し、露出用の適正シャッタ速度および
絞り値を算出する。そして、これらのシャッタ速度およ
び絞り値に基づいて露出制御装置23を駆動する。詳細
は図示しないが、露出制御装置23は、フォーカルプレ
ーンシャッタ装置及び撮影レンズの絞りを駆動する絞り
駆動装置を備えている。更に、このボディ側CPU20
は、レリーズに際して、図示しないモータドライブ回路
を介して図示しないミラーモータを駆動して、メインミ
ラーのアップ/ダウン処理を行ない、露光終了後には図
示しない巻上モータを駆動してフィルムを巻上げる。ま
た、このカメラボディ11は内蔵ストロボ回路(内蔵フ
ラッシュ)63を備え、外付けストロボ(外部フラッシ
ュ)65が装着されている。ボディ側CPU20は、外
付けストロボ65との間でフラッシュ通信を行なってガ
イドナンバーなどのストロボデータを読み込み、これら
のフラッシュ63、65の充電、発光、発光停止制御な
どを行なう。
【0016】更に、ボディ側CPU20は、レンズマウ
ント部に設けられた接続端子群と、撮影レンズのマウン
ト部に設けられた図示しない接続端子群との接続を介し
て、レンズ側CPU53との間でデータ、コマンド等の
通信を行なう。
【0017】また、ボディ側CPU20は、カメラ全体
を統括的に制御するプログラムをメモリしたROM、所
定のデータをメモリするRAMを内蔵した制御部20a
と、露出モード選択のための条件演算、AF(オートフ
ォーカス)演算、AE演算等の演算処理を実行する演算
部20bと、タイマカウンタ20cとを備え、制御部2
0aには、コントローラ25を介して外部メモリ手段と
してEEPROM27が接続されている。このEEPR
OM27には、カメラボディ11特有の各種定数のほか
に、露出モード選択のための条件演算、AF(オートフ
ォーカス)演算、露出演算等の演算処理に必要な各種関
数、定数などがメモリされている。
【0018】更に、ボディ側CPU20には、メインス
イッチレバー14のスライド位置に応じてオン/オフす
るメインスイッチ70、シャッタ釦15の半押しでオン
する測光スイッチ74、シャッタ釦15の全押しでオン
するレリーズスイッチ76、アップダウンレバー16に
連動してオン/オフするアップスイッチ78、ダウンス
イッチ80、切換え釦17の押し込みに連動してオンす
る切換えスイッチ82、露出補正釦18の押し込みに連
動してオンする露出補正スイッチ84などが接続されて
いる。
【0019】『撮影レンズ』本実施の形態では、撮影レ
ンズ51の焦点距離及び撮影距離に基づく条件および合
焦状態に応じてプログラム露出モードを、ノーマル、人
物、風景、近接及び動体モードの中から選択する撮影モ
ード自動選択(ピクチャー自動設定)処理が可能なこと
に特徴を有する。この処理を可能にする撮影レンズ51
内には、現在設定されている焦点距離を検出する焦点距
離検出機構55及び撮影距離を検出する撮影距離検出機
構57を備え、検出機構55、57はレンズ側CPU5
3と接続されている。これらの検出機構55、57が検
出した焦点距離及び撮影距離をレンズボディ間通信によ
ってカメラボディ11に転送し、ボディ側CPU20に
よって所定の処理を施している。
【0020】撮影レンズ51は、図示しないが、公知の
変倍レンズ群および焦点調節レンズ群を備え、変倍レン
ズ群を撮影レンズ51に搭載されたズームモータまたは
撮影者の手動操作によって移動させてズーミングし、焦
点調節レンズ群をカメラボディ11に搭載されたAFモ
ータによって移動させて焦点調節する構成である。焦点
距離fは、変倍レンズ群の位置として、焦点距離検出機
構55の焦点距離検出コード板によって検出する。
【0021】本実施の形態では、焦点距離を、焦点調節
レンズ群の位置を焦点距離コードで検出し、この焦点距
離コードを、レンズROMにメモリしてあるテーブルデ
ータによってアペックス換算の焦点距離fvに変換す
る。焦点距離(mm)とアペックス換算の焦点距離fvと
の関係を表1に示した。
【表1】 焦点距離(mm) 1 2 4 8 16 32 64 128 256 512 1024 fv 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 単焦点距離の場合は、その焦点距離fvをレンズROM
にメモリしておいてもよい。
【0022】本実施の形態では、焦点調節レンズ群の位
置を、最短撮影距離を基準として、距離のアペックス換
算値Dvで1ステップ単位で8ステップ分検出する構成
である。表2には、撮影距離(m)とアペックス距離D
vの対応を示している。
【表2】 撮影距離(m) 1 1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16 22 32 Dv 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
【0023】ピントが合う被写体までの距離、つまり撮
影距離は、まず、変倍レンズ群のレンズ位置として、撮
影距離検出機構57の距離コード板(図示せず)によっ
て検出し、これを撮影距離に変換する。本実施の形態で
は、撮影距離を、最短撮影距離からの差として求める。
つまり、最短撮影距離をDvnear、焦点調節レンズ群の
検知位置を、最短撮影距離からの差分の距離データをΔ
Dvとして、撮影距離Dvを式、Dv=Dvnear+ΔD
vによって求める。表3には、撮影距離コードとΔDv
との関係を示している。
【表3】 撮影距離コード 7 6 4 5 1 0 2 3 ΔDv 0 1 2 3 4 5 6 7
【0024】最短撮影距離Dvnear、最短撮影距離から
の差分ΔDV、焦点距離fvはレンズ側CPU53から
ボディ側CPU20に送られる。本実施例では、最短撮
影距離Dvnear、最短撮影距離からの差分ΔDVは、8
ビットの撮影距離データとしてカメラボディ11に送ら
れる。
【0025】カメラボディ11は、撮影レンズ51から
受信した最短撮影距離Dvnear、最短撮影距離からの差
分ΔDV、焦点距離fvデータに基づいて、撮影倍率M
vを下記式によって算出する。 Mv=(Dv+20)/2−fv 撮影倍率Mvと撮影倍率との関係を下記表4に示す。
【表4】 撮影倍率(倍) 1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64 1/128 1/256 1/512 1/1024 Mv 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
【0026】本実施の形態では、ピクチャー自動設定処
理において、以上の撮影距離、撮影倍率をモード選択の
条件として使用する。
【0027】『カメラの制御』次に、本実施の形態のカ
メラの動作について、図5〜図14に示したフローチャ
ートを参照して説明する。この制御は、ボディ側CPU
20の内部ROMにメモリされたプログラムによって、
ボディ側CPU20によって実行される。
【0028】本実施の形態では、ピクチャー自動設定処
理、あるいはマニュアル操作によって設定可能なピクチ
ャーモード(プログラム露出モード)として、ノーマル
モード、人物モード、風景モード、近接モードおよび動
体モードを有する。
【0029】このピクチャー自動設定処理は、撮影距
離、撮影倍率、動体か否かの条件に基づいて、最も適し
たプログラム露出モードを選択することに特徴を有す
る。なお、PICTMODEは、ピクチャーモードを識別する識
別子であり、ピクチャーナンバーは、0がノーマルモー
ド、1が人物モード、2が風景モード、3が近接モード
および4が動体モードを識別する。本実施の形態では、
メインスイッチレバー14がAUTO位置にスライドさ
れると、ピクチャー自動設定処理を選択するが、その際
初期モードとしてノーマルモードを選択する。
【0030】ピクチャーモードのマニュアル設定(ピク
チャーマニュアル設定)は、メインスイッチレバー14
がAUTO位置にあるときにアップ/ダウンレバー16
の操作で行う。ピクチャーマニュアル設定処理がなされ
ると自動ピクト禁止フラグに“1”がセットされて、ピ
クチャー自動設定処理が禁止される。ピクチャー自動設
定処理禁止の解除は、切換え釦17操作(切換えスイッ
チ82のON)、撮影(露光)終了、PON タイマーのタ
イムアップによって実行される。
【0031】図5は、メインルーチンであるSTART
処理である。START処理は、ボディ側CPU20の
RAM、ポートなどのイニシャライズ、測光スイッチ7
4、レリーズスイッチ76などのスイッチチェックを実
行して、スイッチオンなどの操作がされるのを待ち、操
作がされたときにはその操作に応じた処理を実行する撮
影待機処理である。また、このSTART処理には、バ
ッテリが装填されたときに入る。バッテリが装填されて
いる間は、ボディ側CPU20には常時バッテリの電力
が供給されている。なお、以下「ステップ」をSと略す
る。
【0032】START処理に入ると、まず割込み処理
を禁止して、RAM、レジスタ、フラグなどをイニシャ
ライズし、PH(パワーホールド)ON、つまり、バッ
テリの電力を周辺回路に供給する(S101、S10
3、S105)。そして、EEPROM27に保存され
ているデータをボディ側CPU20のRAMに書き込む
(S107)。以上の処理が終了すると、メインスイッ
チ70がオフ状態のときに繰り返し実行する、POFFルー
プへと処理は進む。
【0033】『POFFループ』POFFループ処理は、スイッ
チの状態をチェックして、オンしたスイッチ状態に応じ
た処理に進む待機処理である。POFFループ処理に入る
と、まず、自動ピクト禁止フラグに“0”をセットする
(S109)。自動ピクト禁止フラグは、ピクチャー
(プログラム露出モード)自動設定を許可するしないか
を設定するフラグであって、“0”は設定を許可し、
“1”は設定を禁止する。そして、SW操作表示処理を
実行する(S111)。SW操作表示処理においては、
メインスイッチ70、レリーズスイッチ76、測光スイ
ッチ74、アップスイッチ78、ダウンスイッチ80の
オン・オフの状態に応じた処理を実行する。これに基づ
いて外部表示LCDパネルおよび内部表示LCDパネル
の表示の制御を行う。
【0034】メインスイッチ70がオンし、かつモード
スイッチ(露出モード自動設定スイッチ)72、レリー
ズスイッチ76、測光スイッチ74、アップスイッチ7
8、ダウンスイッチ80のいずれかがオンすると、図6
のRESTART処理を実行する(S113:ON、S
115、S117、S119、S121)。
【0035】メインスイッチ70がオフ状態の間は、S
115〜S121をスキップし、内蔵フラッシュ充電処
理をコールし、128ms タイマーをスタートし、PHOF
F処理(周辺回路への電源供給を遮断)して128ms タイ
マーがタイムアップするのを待つ(S125、S12
7、S129)。そして、タイムアップしたら、S10
9に戻って、S109からS129の処理を繰り返す。
【0036】『RESTART処理』次に、START
処理において、レリーズスイッチ76、測光スイッチ7
4、アップスイッチ78、ダウンスイッチ80のいずれ
かがオンしたときに進むRESTART処理について、
図6に示したフローチャートを参照して説明する。
【0037】RESTART処理に入ると、まず、パワ
ーホールドONしてカメラのハードウエア全体(電気回
路全体)に電源を供給し(S201)、再度EEPRO
M27のデータを読み込んでRAMに書き込む(S20
3)。S205では、以降に実行されるPON ループの繰
り返し回数(80)をカウンタPON タイマにセットし
て、PON ループ処理に進む。
【0038】『PON ループ』PON ループ処理では、カメ
ラボディ11と撮影レンズ51、外付けフラッシュ65
との通信、測光処理、測光結果に基づいて、Tv/Av
値を算出するAE演算などを実行し、レリーズ処理の制
御も行なう。
【0039】まず、PON ループの繰り返しの周期を定め
るために、128msタイマをスタートさせ(S21
1)、外部表示LCDパネルおよびファインダ内表示L
CDパネルの表示をSW操作表示処理により制御する
(S213)。メインスイッチ70がオンしていれば、
外付けフラッシュ65からカメラボディ11へのデータ
通信およびカメラボディ11と撮影レンズ51間の通信
を行なう(S215:メインSW=ON、S217、S
219)。次に、測光処理を行ない、測光データに基づ
いてAE演算を行なう(S221、S223)。AE演
算の結果に基づいて、所定のフラッシュデータをカメラ
ボディ11からフラッシュ65に送信した後、演算結果
を含めた表示処理を、SW操作表示処理により行う(S
225、S227)。さらに、ストロボ発光のときは内
蔵フラッシュ回路63の充電処理を行う(S229)。
【0040】そして、AF処理を行ない(S231)、
レリーズスイッチ76の状態をチェックする(S23
3)。シャッタ釦15が全押しされてレリーズスイッチ
76がオンした場合は(S233:レリーズSW=O
N)、合焦フラグに“1”がセットされていること(合
焦していること)を条件にレリーズ処理を実行する(S
247:合焦フラグ=1)。レリーズスイッチ76がO
FF状態の場合(S233:レリーズSW=OFF)、
あるいはレリーズスイッチ76がONしていても合焦し
てないときには(S233:レリーズSW=ON、S2
47:合焦フラグ=0)、128msタイマがタイムア
ップするまでは、レリーズスイッチ76の状態をモニタ
しつつ、繰り返しAF処理を実行する(S231からS
235、または231、S233、S247、S23
5)。
【0041】128ms経過後、測光スイッチ74、ア
ップスイッチ78、ダウンスイッチ80が全てOFF状
態のときはPON タイマを1デクリメントし、PON タイマ
が0になるまでPON ループ処理を繰り返す(S235:
YES、S237:OFF、S239:OFF、S24
1:OFF、S243、S245:PON タイマ≠0、S
211)。このPON ループ処理をS205でセットした
回数(80回)だけ繰り返し、PON タイマが0になる
と、POFFループへ戻る(S211〜S245:PON タイ
マ=0)。POFFループへ戻ると、S109において自動
ピクト禁止フラグに“0”が入れられるので、マニュア
ル操作によってピクチャーマニュアル設定をしていて
も、以後ピクチャー自動設定が可能になる。
【0042】PON ループ処理中に合焦し、レリーズスイ
ッチ76がONしたときには、レリーズ処理に抜ける
(S233:レリーズSW=ON、S247:合焦フラ
グ=1)。
【0043】『SW操作表示』S111、S213、S
227で実行されるSW操作表示処理について、図7に
示したフローチャートを参照してより詳細に説明する。
このSW操作表示処理は、このカメラのスイッチなどの
状態をチェックしてその状態に応じた表示を行う処理で
ある。SW操作表示処理に入ると、フィルムのローディ
ングエラーかどうかをチェックし、ローディングエラー
であればローディングエラー表示処理を実行してリター
ンする(S301:YES、S331)。フィルムロー
ディングエラーでなければ、リワインドエンドであるか
(フィルム巻き戻し終了かどうか)をチェックし、リワ
インドエンドであればリワインドエンド表示処理を実行
してリターンする(S303:YES、S333)。
【0044】ローディングエラーでもリワインドエンド
でもないときには、以下の処理を実行する。メインスイ
ッチ70がオフのときは、動体ピクトフラグに“0”を
入れ、外部表示LCD31及びファインダ内表示LCD
41の表示をオフしてからリターンする(S305:メ
インスイッチOFF、S307、S309)。動体ピク
トフラグは、被写体が動体であるかどうかを識別するフ
ラグであって、動体であると判断したときに“1”をセ
ットする。
【0045】メインスイッチ70がオンしていたとき
は、UP/DOWN 処理を実行、つまり、アップスイッチ78
またはダウンスイッチ80がオンしていたときにはそれ
に応じた処理を実行する(S305:メインスイッチO
N、S311)。
【0046】次に切換えスイッチ82がONしているか
どうか、つまり、ピクチャー自動設定の禁止を解除する
かどうかをチェックし(S313)、切換えスイッチ8
2がONしているときはピクチャー自動設定を許可する
ために自動ピクト禁止フラグに“0”をセットしてS3
17に進む(S313:切換えスイッチON、S31
5)。
【0047】切換えスイッチ82がOFFしているとき
は、S315をジャンプしてS317に進む(S31
3:切換えスイッチOFF)。つまり、自動ピクト禁止
フラグに“1”がセットされている場合はそのままの状
態でS317に進む。S317では、自動ピクト禁止フ
ラグをチェックし、“0”のときにはピクチャー自動設
定処理を実行してS321に進む(S317、S31
9、S321)。自動ピクト禁止フラグが“1”のとき
には自動ピクト禁止なので、S319をジャンプしてS
321に進む(S317、S321)。
【0048】S321では、ピクチャー自動設定モード
を表示し、シャッタ速度Tv、絞り値Av、その他、撮
影枚数などを表示してリターンする。
【0049】SW操作表示処理において、S313、S
315による自動ピクト禁止フラグのクリア処理によ
り、データUP処理、データDOWN処理においてセッ
トされた自動ピクト禁止フラグがクリアされ、ピクチャ
ー自動設定が可能になる。
【0050】『ピクチャー自動設定』次に、S319の
ピクチャー自動設定処理の詳細について、図8を参照し
て説明する。本実施の形態では、ピクチャー自動設定処
理、あるいはマニュアル操作によって設定可能なピクチ
ャーモード(プログラム露出モード)として、ノーマル
モード、人物モード、風景モード、近接モードおよび動
体モードを有する。
【0051】本実施の形態では、メインスイッチレバー
14がAUTO位置にスライドされると、ピクチャー自
動設定処理を選択するが、その際初期モードとしてノー
マルモードを選択する。
【0052】ピクチャーモードのマニュアル設定(ピク
チャーマニュアル設定)は、メインスイッチレバー14
がAUTO位置にあるときにアップ/ダウンレバー16
の操作で行う。ピクチャーマニュアル設定処理がなされ
ると自動ピクト禁止フラグに“1”がセットれて、ピク
チャー自動設定処理が禁止される。
【0053】ピクチャー自動設定処理に入ると、まず測
光スイッチ74がONしているかどうかをチェックし、
OFFしていたらリターンし、ONしていたらS402
に進む(S401)。S402では、PICTMODEに0を入
れてノーマルモードを設定する)。
【0054】次に、撮影レンズ51の焦点距離fvおよ
び撮影距離Dvに基づいて式、 Mv=(Dv+20)/2−fv によって撮影倍率Mvを算出する(S403)。そし
て、撮影レンズ51から入力した撮影距離コードが最短
撮影距離(7)かどうかをチェックし、最短撮影距離
(7)であればPICTMODEに3を入れて(近接モードを選
択して)リターンする(S405:YES、S40
7)。
【0055】撮影距離コードが7でなければ、撮影倍率
が4よりも小さいかどうかをチェックし、4以上であれ
ば動体ピクトフラグをチェックして、動体ピクトフラグ
に“1”がセットされていれば被写体が動体であると検
知しているので、撮影倍率が4未満であるか、4以上で
あっても動体ピクトフラグに“0”がセットされていれ
ば、撮影距離コードが3(遠距離の被写体)であるかど
うかをチェックする(S409:YES、S415、ま
たはS409:NO、S411:0、S415)。撮影
距離コードが3であれば、PICTMODEに2を入れて(風景
モードを選択して)リターンする(S415:YES、
S417)。
【0056】撮影距離コードが3でなければ、撮影倍率
Mvが6よりも大きいかどうかをチェックする(S41
5:NO、S417)。撮影倍率Mvが6よりも大きけ
れば撮影距離コードが2であるかどうか(無限遠かどう
か)をチェックし、撮影距離コードが2であればPICTMO
DEに2を入れて(風景モードを選択して)リターンする
(S418:YES、S419:YES、S421)。
【0057】撮影倍率Mvが6より大きくても撮影距離
コードが2ではないとき、または撮影倍率Mvが6以下
のときは、撮影倍率Mvが4以上6以下であるかどうか
をチェックする(S418:YES、S419:NO、
S423、またはS417:NO、S423)。撮影倍
率Mvが4以上6以下であればPICTMODEに1を入れて
(人物モードを選択して)リターンする(S423:Y
ES、S425)。撮影倍率Mvが4以上6以下でない
ときはそのままリターンする(S423:NO)。この
場合は、S402で設定されたノーマルモード(PICTMO
DE=0)が選択されている。
【0058】以上の処理によってPICTMODEを選択する
と、LCD31、41に、選択したPICTMODEのナンバー
に応じた表示を行う(図3参照)。PICTMODEが0のとき
はノーマルモードなので図3(A)の表示をおこない、
PICTMODEが1のときは人物モードなので図3(B)の表
示をおこない、PICTMODEが2のときは風景モードなので
図3(C)の表示をおこない、PICTMODEが3のときは近
接モードなので図3(D)の表示をおこない、PICTMODE
が4のときは動体モードなので図3(E)の表示をおこ
なう。撮影者は、この表示によって、どのピクチャーモ
ード(プログラム露出モード)が選択されているのかを
容易に知ることができる。
【0059】『UP/DOWN 処理』S311のUP/DOWN 処理
の詳細について、図9を参照して説明する。このUP/DOW
N 処理は、アップスイッチ78がオンしたときは、露出
補正量など、選択可能なデータの段階的にアップ処理を
行い、ダウンスイッチ80がオンしたときは選択可能な
データのダウン処理を行う。本実施の形態では、アップ
スイッチ78またはダウンスイッチ80が1回オンする
毎にデータを1段階アップまたはダウンする。
【0060】この処理に入ると、まずアップスイッチ7
8の状態をチェックして、オフしていればアップフラグ
(UPフラグ)に“0”を入れてS509に進む(S5
01:アップスイッチOFF、S503)。オンしてい
れば、アップフラグをチェックして、“0”がセットさ
れていれば、データアップ処理を実行した後、アップフ
ラグに“1”をセットしてからS509に進み(S50
1:アップスイッチON、S505:アップフラグ=
0、S507、S508)、“1”がセットされていれ
ばすでにデータアップ処理を実行しているのでS507
をジャンプしてS509に進む(S501:アップスイ
ッチON、S505:アップフラグ=1)。
【0061】S509ではダウンスイッチ80の状態を
チェックし、オフしていればダウンフラグ(DOWNフ
ラグ)に“0”を入れてリターンし(S509:ダウン
スイッチOFF、S511)、オンしていれば、ダウン
フラグをチェックして、“0”がセットされていれば、
データダウン処理を実行した後、ダウンフラグに“1”
をセットしてからリターンし(S509:ダウンスイッ
チON、S513:ダウンフラグ=0、S515、S5
16)、“1”がセットされていればすでにデータダウ
ン処理を実行しているのでそのままリターンする(S5
09:ダウンスイッチON、S513:ダウンフラグ=
1)。
【0062】『データアップ処理及びデータダウン処
理』S507、S515のデータアップ処理及びデータ
ダウン処理について、図10及び図11を参照して説明
する。図示実施例では、ピクチャーモードのマニュアル
選択と、露出補正量の設定ができる。露出補正量の補正
は、露出補正釦18が押し込まれた状態(露出補正スイ
ッチ84がオン)でアップ/ダウンレバー16が操作さ
れたときに実行し、ピクチャーモードのマニュアル設定
はメインスイッチレバー14がAUTO位置にある状態
でアップ/ダウンレバー16が操作されたときに実行す
る。
【0063】データアップ処理では、まず、露出補正ス
イッチ84がオンしているかどうかをチェックする(S
551)。露出補正スイッチ84がオンしていなければ
ピクチャーナンバーを1インクリメントおよびピクチャ
ーナンバーのリミット処理を実行し、自動ピクト禁止フ
ラグに“1”をセットしてリターンする(S551:O
FF、S553、S555、S557)。このようにピ
クチャーマニュアル設定処理によって自動ピクト禁止フ
ラグに“1”がセットされると、ピクチャー自動設定が
禁止される。
【0064】露出補正スイッチ84がONしているとき
は、露出補正量を0.5Ev単位でインクリメントし、
リミット処理を施してリターンする(S559、S56
1)。ピクチャーナンバーのリミット処理とは、ピクチ
ャーナンバーが4になったら、それ以上の値は設定しな
い処理であり、露出補正値のリミット処理とは、露出補
正値が限界値、例えば+2.0Evに達したら、それ以
上の値は設定しない処理である。
【0065】同様にデータダウン処理では、まず、露出
補正スイッチ84がオンしているかどうかをチェックす
る(S571)。露出補正スイッチ84がオンしていな
ければピクチャーナンバーを1デクリメントおよびピク
チャーナンバーのリミット処理を実行し、自動ピクト禁
止フラグに“1”をセットしてリターンする(S57
1:OFF、S573、S575、S577)。自動ピ
クト禁止フラグに“1”がセットされたことで、ピクチ
ャー自動設定が禁止される。
【0066】露出補正スイッチ84がONしているとき
は、露出補正量を0.5Ev単位でデクリメントし、リ
ミット処理を施してリターンする(S559、S56
1)。ピクチャーナンバーのリミット処理とは、ピクチ
ャーナンバーが0になったら、それ以下の値は設定しな
い処理であり、露出補正値のリミット処理とは、露出補
正値が限界値、例えば−2.0Evに達したら、それ以
下の値は設定しない処理である。
【0067】『AE演算』S223のAE演算処理につ
いて、図12を参照してより詳細に説明する。AE処理
に入ると、先ず、ボディ側CPU20のRAMをイニシ
ャライズし、測光等に関する各種フラグをイニシャライ
ズした後、レンズ補正演算処理を実行する(S601、
S603、S605)。このレンズ補正演算処理では、
図6示した「RESTART」処理中のレンズ通信(S
219)において、レンズ側CPU53から入力した撮
影レンズの種類に応じた各種レンズデータに基づいて、
レンズ補正演算処理を実行する。
【0068】次に、A/D変換回路98から出力される
分割測光用の各センサ(受光素子94)からの被写体輝
度データをそれぞれ、演算に適した演算用被写体輝度B
vに変換し、さらに、この演算用被写体輝度Bvと、S
605において演算したレンズ補正値により、各センサ
毎の光量値Lv′を求め、この各センサ毎の光量値L
v′から、分割測光アルゴリズムに基づいてその被写体
に適した1個の光量値Lv′を算出する(S607〜S
611)。
【0069】そして、予め演算に適するように変換した
演算用フィルム感度Svおよび演算用露出補正値Xvに
基づいて光量値Lvを求めてから(S613)、内蔵フ
ラッシュ及び外付けフラッシュの充電完了状態を入力す
る(S615)。そして、充電完了状態でなければプロ
グラム演算処理を実行し(S617:NO、S61
9)、充電完了状態であればフラッシュプログラム演算
を実行するS617:YES、S621)。
【0070】プログラム演算が終了すると、EEパルス
数を演算し、外部フラッシュデータを設定し、TTLデ
ータを設定してリターンする(S623、S625、S
627)。EEパルス数は、撮影レンズの絞りを絞り込
む絞り装置が絞り込み動作時に出力するパルスであっ
て、制御用の絞り値Avに対応させて絞り込み機構を止
めるために用いる。外部フラッシュデータには、発光光
量に関するデータや、先幕シンクロ、後幕シンクロのデ
ータが含まれる。TTLデータには、フラッシュの発光
を停止させるTTLダイレクト測光素子の積分値データ
が含まれる。
【0071】AF処理について、図13に示したフロー
チャートを参照して説明する。 『測光スイッチ74がオフの場合』このフローチャート
に入ると、まず、測光スイッチ74がオンしているかど
うかをチェックして、測光スイッチ74がオンしていな
ければ、合焦フラグに“0”を入れ、AF作動中フラグ
に0を入れ、動体判断用カウンタ初期設定処理を実行し
てからリターンする(S701:測光スイッチOFF、
S703、S705、S707)。合焦フラグは、合焦
状態にあるかどうかを識別するフラグで、合焦状態にあ
るときに“1”をセットする。AF作動中フラグはAF
動作を実行している途中かどうかを識別するフラグで、
AF動作を開始したら“1”をセットする。動体判断用
カウンタは、被写体を動体と判定するためのカウンタで
あって、所定回数、例えば3回、AFレンズ駆動を行っ
ても合焦できなかったときに動体と判定する。
【0072】『測光スイッチ74がオン、かつ連続レリ
ーズではない場合』次に、測光スイッチ74がオンし、
連続レリーズではない場合、つまり、レリーズスイッチ
76がオンされると1枚のみ露光するモードの場合につ
いて説明する。なお、連続レリーズとは、レリーズスイ
ッチ76がオンしている間、連続撮影するモードであ
り、不図示のドライブスイッチがオンのときに連続撮影
モードに入る。
【0073】測光スイッチ74がオンしたときは、AF
作動中フラグをチェックするが、最初はAF作動中フラ
グはクリアされているので、動体ピクトフラグに“0”
を入れ、AF動作中フラグに“1”をセットする(S7
01:測光スイッチON、S711:AF作動中フラグ
=0、S713、S715)。そして、連続レリーズフ
ラグをチェックして、0であれば連続レリーズではない
ので合焦チェックを行い(S717:連続レリーズフラ
グ=0、S719)、“1”であれば連続レリーズなの
で合焦チェックをスキップする(S717:連続レリー
ズフラグ=1、S721)。
【0074】S719の合焦フラグチェックにおいて、
合焦フラグが“0”と判定したときは、AFセンサユニ
ット61にCCD積分を行わせ、積分データを入力し、
デフォーカス演算を実行する(S721、S723、S
725)。そして、合焦フラグチェックを行い、合焦し
ていないときには連続レリーズフラグチェックを行う
(S727:合焦フラグ=0、S729)。連続レリー
ズフラグが“0”のときは、デフォーカス(デフォーカ
ス量の絶対値)が合焦幅よりも小さいかどうか(合焦と
みなせる範囲かどうか)をチェックし、合焦幅よりも大
きいときには合焦フラグに“0”を入れる(SS73
5:NO、S737)。そして、焦点調節レンズの駆動
方向が前回と同じかどうかをチェックし、同じであれば
動体判断用カウンタを1減算し、動体判断用カウンタが
0になっていなければS725で求めたデフォーカス量
に基づいてAFモータを駆動し、リターンする(S73
9:YES、S741、S743:NO、S747)。
【0075】非合焦での2回目以降のAF処理では、S
701、S711、S717、S719のチェック処理
を経てS721〜S725のAF演算処理を実行し、S
727、S729のチェック処理を経てS735のデフ
ォーカスチェック処理に至る。そして、このデフォーカ
スチェック処理において、デフォーカスが所定値よりも
小さくなったときは、合焦フラグチェックを行い、非合
焦で入ってきたときは合焦フラグが“0”なので、合焦
フラグに“1”をセットし、所定時間待ってからCCD
積分処理に戻る(S735:YES、S751、S75
3、S721)。そしてCCD積分処理、積分データ入
力処理及びデフォーカス演算処理を実行し、合焦フラグ
チェック処理を経てデフォーカスが所定値よりも大きい
かどうかをチェックし(S721、S723、S72
5、S727:合焦フラグ=1、S731:YES)、
大きければ動体ピクトフラグに“1”をセットする(S
733)。移動する被写体のときには一旦合焦しても時
間が経過すると、非合焦状態になるなど、デフォーカス
(焦点位置)に変化がある。そこで、一旦合焦したとき
には、所定時間後、一定時間内にデフォーカスチェック
を行い、デフォーカス量が所定値よりも大きくなったと
きには、被写体が動いているとみなして、動体モードを
選択するためのチェックである。
【0076】デフォーカスが合焦幅に収まっているとき
は、合焦チェックを行うが、合焦フラグには“1”がセ
ットされているのでリターンする(S735:YES、
S749:合焦フラグ=1)。次にこのAF処理に入っ
たときは、S701、S711、S717を経て、S7
19からリターンする。
【0077】『動体モードを選択する場合』動体モード
を選択する場合について説明する。測光スイッチ74が
オンして1回目の処理では、S701、S711からS
719の処理を経て、CCD積分、積分データ入力、デ
フォーカス演算処理(S721〜S725)を行い、デ
フォーカスが合焦幅以内に収まっていなかったときには
(S735:NO)、合焦フラグに“0”を入れ、前回
はレンズ駆動していなかったのでS747に飛んでレン
ズ駆動処理を行ってリターンする(S737、S73
9:NO、S747)。2回目以降のAF処理では、S
701、S711、S717からS735を経てS73
7に進み合焦フラグに“0”を入れる。レンズ駆動方向
が前回と同一であれば(S739:YES)、動体判断
用カウンタを1減算し、動体判断用カウンタが0でなけ
ればレンズ駆動処理後リターンする(S743:NO、
S747)。以上、2回目以降の処理を繰り返し、動体
判断用カウンタが0になったら、動体ピクトフラグに
“1”をセットする(S743:YES、S745)。
これによって、動体モードが選択されることとなる。な
お、2回目以降の処理において、レンズ駆動方向が前回
と変わったときは、被写体の移動速度が遅くなったか、
停止したか、移動方向が変わっているので、動体判断用
カウンタに初期値を入れる(S739:NO、S74
0)。
【0078】『測光スイッチ74がオン、かつ連続レリ
ーズの場合』連続レリーズフラグは、ドライブスイッチ
のオンで1回目のレリーズが終了するときに“1”がセ
ットされる。連続レリーズフラグに“1”がセットされ
ると、S719の合焦フラグチェック処理をスキップ
し、必ずS731のデフォーカスチェック処理を通るこ
とに特徴を有する。つまり、連続撮影では、被写体が移
動しているか、あるいは構図が刻々と変化している場合
が一般的なので、S719の合焦フラグチェック処理
(S719)をスキップしてデフォーカスを求める処理
(S721からS725)を継続し、未合焦でも必ず、
デフォーカス(絶対値)が所定値よりも大きいかどうか
のチェック処理を実行して、所定値よりも大きい場合は
動体ピクトフラグに“1”をセットし、動体モードを選
択する(S731:YES、S733)。
【0079】『レリーズ処理』図14は、レリーズ処理
に関するフローチャートである。レリーズ処理では、測
光処理(S801)、フラッシュからカメラボディへの
データ通信(S803)、AE演算(S805)、AE
演算結果に基づくカメラボディからフラッシュへのデー
タ通信(S807)、SW操作表示処理(S809)が
行なわれた後に、ミラーアップ、絞り制御(S81
1)、露光処理(S813)、フィルム巻き上げ、ミラ
ーダウン(S815)の一連の露出動作を実行する。そ
して、連続ドライブかどうかをチェックし(S81
7)、連続ドライブのときには、レリーズスイッチ76
がオンしていることを条件に、連続レリーズフラグに
“1”をセットしてPON ループ処理に戻る(S819、
S821)。
【0080】一方、ドライブスイッチがOFFしている
とき、あるいはドライブスイッチがONしていてもレリ
ーズスイッチ76がOFFしているときは、連続レリー
ズフラグに“0”を入れ、自動ピクト禁止フラグに
“0”を入れてピクチャー自動選択処理を許可してから
PON ループ処理に戻る(S817:OFF、またはS8
19:OFFからS823、S825)。自動ピクト禁
止フラグに“0”を入れることで、禁止されていたピク
チャー自動設定が許可される、つまり撮影が終了したら
ピクチャー自動設定が可能になる。
【0081】以上の通り本発明の実施の形態では、ノー
マル、人物、風景、近接、動体モード(プログラム露出
モード)の中から、焦点距離、撮影距離及び被写体の移
動状況に応じて最も適したプログラム露出モードをカメ
ラが自動選択するので、撮影者は撮影条件を考えて適切
なプログラム露出モードを選択する、という操作をしな
くても済む。一方、自動選択されたプログラム露出モー
ドが望みのモードではなかったときなど、マニュアルで
選択したい場合は、ピクチャー自動設定モードを変える
ことなく、アップダウンスイッチの操作によって簡単に
マニュアル選択可能であり、しかもこの場合は、撮影が
終了するまで、あるいは所定時間が経過するまでピクチ
ャー自動設定は禁止され、マニュアル選択したモードが
維持されるので大変便利である。
【0082】以上の本発明の実施の形態では、マニュア
ル選択したモードは、1コマ撮影した後は必ずピクチャ
ーモードに復帰する構成である。本発明の別の実施の形
態では、撮影が終了してもピクチャー自動設定の禁止を
解除せず、タイマにより禁止を解除をする構成にでき
る。例えば、図14のS825を削除して、撮影が終了
してもピクチャー自動設定の禁止を解除しないようにす
る。そうすれば、PONタイマによる解除、測光スイッ
チのオフにより禁止が解除される。
【0083】なお、本実施の形態におけるピクチャー自
動設定モードを、例えばピクチャーマニュアル設定モー
ドとを択一的に選択する構成とし、ピクチャー自動設定
モードを選択したときには上記ピクチャーマニュアル設
定モードでの動作も可能とし、ピクチャーマニュアル設
定モードを設定したときにはピクチャー自動設定モード
では動作しない構成としてもよい。
【0084】また、本実施の形態では、自動選択したピ
クチャー(露出モード)に対応するピクチャー(アイコ
ン)を表示するので、撮影者は、自動選択された、ある
いはマニュアル選択された露出モードを簡単確実に認識
できる。本実施の形態では5個のプログラム露出モード
の中から選択可能としたが、本発明はこれらのプログラ
ム露出モードに限定されない。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明のカ
メラによれば、複数の撮影モードの選択が可能なカメラ
であって、前記複数の撮影モードの中から任意の撮影モ
ードをマニュアル操作により、あるいは撮影条件に基づ
いて適切な撮影モードを自動選択する撮影モード自動選
択手段を備え、マニュアル操作により選択したときは撮
影モード自動選択を実行しないので、適切な撮影モード
が自動選択されるので撮影モードの選択に煩わされるこ
とがなく、しかも、自動選択された撮影モード以外の撮
影モードを選択したい場合も、自動選択モードとマニュ
アル選択モードとを切り換えることなくマニュアル選択
できる。このように本発明は、簡単にマニュアル操作に
よる撮影モードの選択が可能であり、しかもマニュアル
選択した撮影モードは、一定条件下で維持されるので、
撮影モード自動選択下での撮影モードのマニュアル選択
が非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカメラが適用される一眼レフレ
ックスカメラのカメラボディの一実施例の構成を背面か
ら見て示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した一眼レフレックスカメラの一
実施の形態の制御系の主要部をブロックで示す図であ
る。
【図3】同一眼レフカメラの外部表示手段の表示態様を
示す図である。
【図4】同一眼レフカメラのファインダ内表示手段の表
示態様を示す図である。
【図5】同一眼レフカメラの動作に関するメインルーチ
ン(START)をフローチャートで示す図である。
【図6】同一眼レフカメラのRESTART(リスター
ト)処理に関するフローチャートを示す図である。
【図7】同一眼レフカメラのSW操作表示処理に関する
フローチャートを示す図である。
【図8】同一眼レフカメラのピクチャー自動設定処理に
関するフローチャートを示す図である。
【図9】同一眼レフカメラのUP/DOWN 処理に関するフロ
ーチャートを示す図である。
【図10】同一眼レフカメラのデータUP(アップ)処
理に関するフローチャートを示す図である。
【図11】同一眼レフカメラのデータDOWN(ダウ
ン)処理に関するフローチャートを示す図である。
【図12】同一眼レフカメラのAE演算処理に関するフ
ローチャートを示す図である。
【図13】同一眼レフカメラのAF(自動焦点調整)処
理に関するフローチャートを示す図である。
【図14】同一眼レフカメラのレリーズ処理に関するフ
ローチャートを示す図である。
【符号の説明】
11 カメラボディ 14 メインスイッチレバー 15 シャッタ釦 16 アップ/ダウンレバー 17 切換え釦 20 ボディ側CPU 23 露出制御装置 25 コントローラ 27 EEPROM 31 外部表示LCD 41 ファインダ内表示LCD 51 撮影レンズ(パワーズームレンズ) 53 レンズ側CPU 61 AFセンサユニット 70 メインスイッチ 74 測光スイッチ 76 レリーズスイッチ 82 切換えスイッチ 94 受光素子 096 測光回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】撮影距離コードが3でなければ、撮影倍率
Mvが6よりも大きいかどうかをチェックする(S41
5:NO、S418)。撮影倍率Mvが6よりも大きけ
れば撮影距離コードが2であるかどうか(無限遠かどう
か)をチェックし、撮影距離コードが2であればPICTMO
DEに2を入れて(風景モードを選択して)リターンする
(S418:YES、S419:YES、S421)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】撮影倍率Mvが6より大きくても撮影距離
コードが2ではないとき、または撮影倍率Mvが6以下
のときは、撮影倍率Mvが4以上6以下であるかどうか
をチェックする(S418:YES、S419:NO、
S423、またはS418:NO、S423)。撮影倍
率Mvが4以上6以下であればPICTMODEに1を入れて
(人物モードを選択して)リターンする(S423:Y
ES、S425)。撮影倍率Mvが4以上6以下でない
ときはそのままリターンする(S423:NO)。この
場合は、S402で設定されたノーマルモード(PICTMO
DE=0)が選択されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の撮影モードの選択が可能なカメラ
    であって、 撮影条件に基づいて、前記複数の撮影モードの中から適
    切な撮影モードを自動選択する撮影モード自動選択手
    段;および、 前記複数の撮影モードの中から任意の撮影モードをマニ
    ュアル操作を受けて選択する撮影モードマニュアル選択
    手段;を備え、 撮影モードマニュアル選択手段によって撮影モードがマ
    ニュアル選択されたときは、前記撮影モード自動選択手
    段による撮影モード自動選択が禁止されること、を特徴
    とする撮影モード自動選択装置を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラは、レリーズボ
    タンおよびこのレリーズボタンの半押しで測光処理およ
    び測距処理を実行し、前記レリーズボタンの全押しで撮
    影処理を実行するカメラであって、前記撮影モード自動
    選択手段は、レリーズボタンが半押しされたときに前記
    撮影モードを自動選択することを特徴とする撮影モード
    自動選択装置を備えたカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカメラは、前
    記撮影モード自動選択手段によって撮影モードが自動選
    択された後に撮影モードマニュアル選択手段によって撮
    影モードがマニュアル選択されたときは、撮影処理が終
    了した後に、前記撮影モード自動選択手段による撮影モ
    ード自動選択を可能にすることを特徴とする撮影モード
    自動選択装置を備えたカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れか一項に記載のカ
    メラは、前記撮影モード自動選択手段によって撮影モー
    ドが自動選択された後に撮影モードマニュアル選択手段
    によって撮影モードがマニュアル選択されても、前記撮
    影モード自動選択手段による撮影モード自動選択を可能
    にするスイッチ手段を備えていることを特徴とする撮影
    モード自動選択装置を備えたカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4の何れか一項に記載のカ
    メラは、前記撮影モード自動選択手段によって撮影モー
    ドが自動選択された後に撮影モードマニュアル選択手段
    によって撮影モードがマニュアル選択されても、所定時
    間経過後に前記撮影モード自動選択手段による撮影モー
    ド自動選択を可能にすることを特徴とする撮影モード自
    動選択装置を備えたカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1から4の何れか一項に記載に記
    載のカメラは、カメラが撮影可能な状態になってから何
    らかの操作が所定時間実行されなかったときにカメラ回
    路を待機状態にするタイマーを備え、前記撮影モード自
    動選択手段によって撮影モードが選択された後に撮影モ
    ードマニュアル選択手段によって撮影モードがマニュア
    ル選択されても、前記タイマーにより前記カメラ回路が
    待機状態になったときには前記撮影モード自動選択手段
    による撮影モード選択を可能にすることを特徴とする撮
    影モード自動選択装置を備えたカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れか一項に記載の撮
    影モード自動選択装置を備えたカメラにおいて、前記撮
    影モード自動選択手段による撮影モード自動選択がされ
    た後に前記撮影モードマニュアル選択手段によって撮影
    モードがマニュアル選択されたときに、前記撮影モード
    自動選択手段による撮影モード自動選択が禁止されるこ
    とを特徴とする撮影モード自動選択装置を備えたカメ
    ラ。
  8. 【請求項8】 複数の撮影モードを有するカメラであっ
    て、 前記複数の撮影モードの中から、一つの撮影モードを選
    択する撮影モード選択手段を備え、 この撮影モード選択手段は、外部操作手段の操作を受け
    て任意の撮影モードを選択する撮影モードマニュアル選
    択機能と、 撮影条件に基づいて適切な撮影モードを選択する撮影モ
    ード自動選択機能と、 撮影モード自動選択機能が機能しているときに前記撮影
    モードマニュアル選択機能によって撮影モードをマニュ
    アル選択したときは、前記撮影モード自動選択機能によ
    る選択を禁止する機能を備えたこと、を特徴とする撮影
    モード自動選択装置を備えたカメラ。
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