JPH1016078A - ゴム曲り管の製造方法 - Google Patents

ゴム曲り管の製造方法

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JPH1016078A
JPH1016078A JP19839996A JP19839996A JPH1016078A JP H1016078 A JPH1016078 A JP H1016078A JP 19839996 A JP19839996 A JP 19839996A JP 19839996 A JP19839996 A JP 19839996A JP H1016078 A JPH1016078 A JP H1016078A
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rubber
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pallet
mandrel unit
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Yukio Inukai
幸男 犬飼
Toshihiko Matsumoto
俊彦 松本
Takashi Taguchi
尚 田口
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】マンドレル枠に集合状態で取り付けられて
いる多数のマンドレルに対して直管状の未加硫のゴム予
備成形品を嵌込・装着したうえ加硫操作し、その後に加
硫後の一連のゴム曲り管をマンドレルから外してゴム曲
り管を製造する作業を高能率化する。 【解決手段】マンドレルを複数個単位でマンドレルユニ
ットとなしてこれをマンドレル枠14A,14Bに対し
て脱着する。そしてマンドレルユニットを搬送路に沿っ
て搬送装置18により搬送し、所定の取付位置S2A,
S2Bにおいて、予めゴム予備成形品の装着されたマン
ドレルユニットをマンドレル枠14A,14Bに取り付
ける。その後加熱加硫した後において、取外し位置S3
A,S3Bで加硫後のゴム曲り管をマンドレルユニット
ごとマンドレル枠14A,14Bから外し、下流側に搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゴム曲り管の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二次元的若しくは三次元的に回曲
したゴム曲り管が自動車用ホースその他の用途に広く用
いられている。この種ゴム曲り管は、従来以下のように
して製造していた。即ち、図45に示しているようにゴ
ム曲り管404(図47参照)の製品曲り形状に対応し
た回屈曲形状のマンドレル400を多数集合状態でマン
ドレル取付基体、具体的には枠状のマンドレル枠402
に取り付けて固定し、そしてこのマンドレル枠402に
保持された多数のマンドレル400のそれぞれに対し
て、直管状に成形された未加硫又は半加硫のゴム予備成
形品を挿し込んで装着した上で、全体を加硫缶(加硫装
置)の内部に挿入して所定時間加熱加硫してマンドレル
400に対応した曲り形状、即ち最終の製品形状に形状
付与し、その後全体を加硫缶より取り出した上で、マン
ドレル400より加硫後のゴム曲り管404を抜き取る
ようにしていた。
【0003】マンドレル400から抜き取ったゴム曲り
管404は、その後これを洗浄工程で洗浄して、先に塗
布してある離型剤を除去し、また必要がある場合にはそ
の後において所定の個所にマーキングを施して完成品と
していた。
【0004】ここでマンドレル枠としては、図45及び
46に示しているように円筒形状のものやプレート状の
ものを用いているが、何れの場合にもマンドレル枠40
2に固定した各マンドレル400へのゴム予備成形品の
挿込み及び加硫後におけるゴム曲り管404のマンドレ
ル400からの抜取りは、従来作業者が人手にて行って
いた。
【0005】これは、マンドレル枠402に対してマン
ドレル400を取り付けた状態で各マンドレル400に
対しゴム予備成形品を挿し込む作業は微妙なコントロー
ルを必要とする作業であって機械化,自動化が難しく、
特に品種の異なるゴム曲り管404に対応した形状の種
々異なるマンドレル400が同一のマンドレル枠402
に混在状態で取り付けられている場合、ゴム予備成形品
をマンドレル400の先端に嵌め合わせて挿入する作業
及び加硫後においてゴム曲り管404をマンドレル40
0から抜き取る作業が難しいことによる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら密集した
状態でマンドレル枠402に取り付けられた状態のマン
ドレル400に対して、ゴム予備成形品の挿込み及び加
硫後のゴム曲り管404の抜取りを行わなければならな
いことから、従来次のような問題が生じていた。即ち、
作業時においてマンドレル枠402及びマンドレル40
0は加硫缶内における加熱によって高温状態であり、そ
の前での人手作業は高温下での作業となり、特に夏場に
おいてきつい作業となっていた。
【0007】更に従来の製造方法の場合、加硫後のゴム
曲り管404に対して必要な処理を施す際、マンドレル
400から抜き取られ、形状拘束されていないゴム曲り
管に対して処理を行わなければならないことから、その
処理が面倒且つ困難となる場合があった。
【0008】例えば加硫後のゴム曲り管404に対して
軸方向及び周方向所定個所にマーキングを施すとき、図
47に示しているように一旦マンドレル400から抜き
取ったゴム曲り管404を、これに対応した形状の治具
(マーキング型)406に沿わせるようにしてセット
し、そしてそのマーキング型406の両端部等に設けた
板片を定規とし、これに沿ってマーキングを施すといっ
たことが必要で、マーキング処理に多大な手間を要する
問題があった。
【0009】而してこのマーキング処理は作業者が手作
業で行わざるを得ず、このことがまた曲り管製造工程を
無人化,自動化する上で障害となっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、マンドレル取付基体に集合状態で取り付けら
れ保持された、所定製品形状に屈曲したマンドレルのそ
れぞれに対して、未加硫若しくは半加硫のゴム予備成形
品を嵌込状に装着した状態で加硫装置に挿入して、該ゴ
ム予備成形品の加熱加硫を行い、その後該マンドレルか
ら加硫後のゴム曲り管を抜き取るゴム曲り管の製造方法
において、前記マンドレルを複数個単位で連結手段によ
り連結してマンドレルユニットとなし、該マンドレルユ
ニットごと前記マンドレル取付基体に対して脱着するよ
うになすとともに、該マンドレルユニットを所定の搬送
路に沿って搬送装置により搬送し、該搬送路に沿って設
定した所定の取付位置において、該搬送装置により搬送
されてきた、予めマンドレルに前記ゴム予備成形品の装
着されたマンドレルユニットの前記マンドレル取付基体
への取付けを行い、その後該マンドレル取付基体を該マ
ンドレルユニット及びゴム予備成形品とともに加硫装置
に挿入して加熱加硫を行うとともに、その後において該
取付位置と同じ若しくは該搬送路に沿って設定した別の
取外位置において、加硫後のゴム曲り管を前記マンドレ
ルユニットごと該マンドレル取付基体から外して前記搬
送装置により下流側に搬送することを特徴とする(請求
項1)。
【0011】本願の別の発明は、請求項1において、前
記取外位置の下流側において、前記搬送路に沿って設定
したゴム管抜取位置において加硫後のゴム曲り管を前記
マンドレルから抜き取ることを特徴とする(請求項
2)。
【0012】本願の更に別の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記取付位置の上流側において前記搬送路に沿
って設定した装着位置において、前記マンドレルに対し
てゴム予備成形品の嵌込み・装着を行うことを特徴とす
る(請求項3)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項1,2,3
の何れかにおいて、前記取外位置の下流側において前記
搬送路に沿って設定したマーキング位置において、加硫
後のゴム曲り管に対し前記マンドレルへの装着状態で所
定のマーキングを施すことを特徴とする(請求項4)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4の何れかにおいて、前記マンドレルに対して前記
ゴム予備成形品の軸方向端面を当接させて長さ規制を行
うためのキャップを装着した状態で前記加硫操作を行う
ようにし、且つ前記取外位置と同じ若しくは下流側にお
いて前記搬送路に沿って設定したキャップ抜取位置にお
いて、該マンドレルから該キャップを抜き取ることを特
徴とする(請求項5)。
【0015】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5の何れかにおいて、前記搬送装置にてパレッ
トを搬送するようにし、該パレット上に前記マンドレル
ユニットを載せて、該マンドレルユニットを搬送するこ
とを特徴とする(請求項6)。
【0016】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6の何れかにおいて、前記パレット及びマ
ンドレルユニットの少なくとも何れかに品種を表示す
る、自動読取装置にて読み取り可能な表示部を設けると
ともに、前記搬送路に沿った所定個所に該表示部の自動
読取装置を設け、表示部による表示内容を読み取るよう
にしたことを特徴とする(請求項7)。
【0017】本願の更に別の発明は、請求項6又は7に
おいて、前記パレットと前記マンドレルユニットとの一
方に位置決め突起を、他方に位置決め穴を設け、それら
を嵌合させることによって該パレット及びマンドレルユ
ニットを位置決めすることを特徴とする(請求項8)。
【0018】本願の更に別の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7,8の何れかにおいて、前記搬送路
を循環路となして、前記マンドレルユニットを前記搬送
装置によって該循環路を循環搬送することを特徴とする
(請求項9)。
【0019】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、マンドレルユニットごとにこれをマンドレル取付基
体に脱着するようになし、そしてそのマンドレルユニッ
トを所定の搬送路に沿って搬送装置により搬送するよう
になすとともに、所定の取付位置においてマンドレルユ
ニットを予めゴム予備成形品を装着した状態でマンドレ
ル取付基体に取り付けるようにし、また取外位置におい
てマンドレルユニットごとマンドレル取付基体から外し
て搬送装置により下流側へと搬送するもので、本発明に
よれば、ゴム予備成形品のマンドレルへの装着を高温状
態にあるマンドレル取付基体から離隔した位置において
行うことができ、また加硫後のゴム曲り管のマンドレル
からの抜取りを、同じく高温状態のマンドレル取付基体
から離隔した位置において行うことができる。これによ
り作業者を加熱状態にあるマンドレル取付基体の前での
高温作業から解放することができる。
【0020】また本発明によれば、予めゴム予備成形品
の装着されたマンドレルをマンドレル取付基体の位置に
搬送する工程,マンドレルのマンドレル取付基体への取
付け、及び加硫後におけるマンドレル取付基体からのマ
ンドレルユニットの取外しとその下流側への搬送の各一
連の作業を流れ作業化することができ、ゴム曲り管の製
造の自動化に寄与することができる。
【0021】請求項2の発明は、上記取外位置の下流側
において、搬送路に沿って設定したゴム管抜取位置にお
いて加硫後のゴム曲り管をマンドレルから抜き取るもの
で、本発明によれば、その加硫後のゴム曲り管のマンド
レルからの抜取りを含む作業を流れ作業化することがで
きる。
【0022】請求項3の発明は、更に上記取付位置の上
流側に設定した装着位置において、マンドレルに対する
ゴム予備成形品の嵌込み・装着を行うもので、本発明に
よれば、マンドレルユニットを搬送装置にて搬送しなが
ら、そのマンドレルに対するゴム予備成形品の装着を行
い得、かかるゴム予備成形品の装着工程も流れ作業の一
貫として行うことができ、ゴム曲り管の生産効率を高め
ることができる。
【0023】請求項4の発明は、更に搬送路に沿った所
定のマーキング位置において加硫後のゴム曲り管に対す
るマーキングを行うもので、本発明によれば、かかるマ
ーキング処理をも流れ作業の一貫として行うことが可能
となる。
【0024】請求項5の発明は、ゴム予備成形品の長さ
規制を行うべくマンドレルに装着したキャップの抜取り
をインライン上で行うもので、ゴム曲り管の生産能率を
更に効率化することができる。
【0025】請求項6の発明は、搬送装置にてパレット
を搬送するようにし、そのパレット上に上記マンドレル
ユニットを載せて、即ちパレットを介してマンドレルユ
ニットを搬送するもので、本発明によれば、マンドレル
ユニットがパレットに載った状態で搬送されるため、搬
送路に沿った各位置において容易にマンドレルユニット
を搬送装置に対して脱着することができ、必要な処理を
容易に行うことができる。
【0026】請求項7の発明は、パレット及びマンドレ
ルユニットの少なくとも何れかに表示部を設ける一方、
搬送路に沿った所定個所に自動読取装置を設け、その読
取装置によって表示部による表示内容を読み取るように
したもので、本発明によれば、異種のマンドレルユニッ
トを混在状態で搬送装置により搬送した場合において
も、表示部を読み取ることによって各品種に対応した処
理を適正に行うことが可能となる。即ち本発明によれ
ば、異種のゴム曲り管を混流状態で容易に製造できるよ
うになる。
【0027】請求項8の発明は、パレットとマンドレル
ユニットとを位置決め突起と位置決め穴との嵌合に基づ
いて位置決めするもので、本発明によれば、パレット上
にマンドレルユニットを載せて搬送するに際して、マン
ドレルユニットをパレット上の適正な位置に載せ且つ位
置ずれ防止しつつこれを搬送することが可能となる。
【0028】請求項9の発明は、上記搬送路を循環路と
なし、マンドレルユニットをその循環路に沿って循環搬
送するようにしたもので、本発明によれば、マンドレル
ユニットを循環搬送しつつその搬送路上において必要な
作業を行うことができ、ゴム曲り管の製造工程の自動化
に大きく寄与することができる。
【0029】尚上記請求項1〜9において、上記読取位
置,取付位置,取外位置,マーキング位置,キャップ抜
取位置,ゴム管抜取位置などに、マンドレルユニットの
進行を停止させるストッパ手段を設けておくことがで
き、このようにするとマンドレルユニットを停止させた
状態において各種作業を円滑に行うことができる。
【0030】また特にマーキング位置とゴム管抜取位置
とにおいて、マンドレルユニットを固定状態とする固定
手段を設けておけば、マーキング処理及びゴム曲り管の
抜取作業を良好に行うことができる。またその固定手段
を固定爪にて構成することができ、この場合、固定手段
を簡単な構造となすことができる。
【0031】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1はゴム曲り管の連続製造装置の全体的且
つ概略構成を示したものである。同図において、10は
加硫缶12を有する加硫装置で、図中その両側にマンド
レル48(図4参照)の取付基体としての一対のマンド
レル枠14A,14Bが配置されている。
【0032】ここでマンドレル枠14A,14Bは、多
数のマンドレル48を集合状態で保持し、その状態で加
硫缶12内部に出入りする。これらマンドレル枠14
A,14Bのそれぞれの側方には、マンドレル48をマ
ンドレル枠14A,14Bに対して脱着するためのマン
ドレル脱着装置16A,16Bが各マンドレル枠14
A,14Bと対をなすように配置されている。
【0033】18は、マンドレル48を複数個単位で連
結した形態のマンドレルユニット20(図4参照)を循
環搬送路に沿って搬送する搬送装置で、この搬送装置1
8は、互いに平行に配設された第一コンベヤ装置22,
第二コンベヤ装置24,第三コンベヤ装置26,第四コ
ンベヤ装置28、及び第二コンベヤ装置24から第一コ
ンベヤ装置22へと受渡しを行う第一受渡コンベヤ装置
30、第三コンベヤ装置26から第四コンベヤ装置28
へと受渡しを行う第二受渡コンベヤ装置32、更に第一
コンベヤ装置22から第三コンベヤ装置26へ、また第
四コンベヤ装置28から第二コンベヤ装置24へと受渡
しを行うトランスファー装置34とを備えている。
【0034】第四コンベヤ装置28の図1中上側位置に
は、主ロボット38が所定距離離れたRA位置とRB位
置との間で移動可能に配設されている。この主ロボット
38は、図2に示しているようにアーム52とその先端
のチャック(ハンド)54とを備えている。
【0035】第三コンベヤ装置26と第四コンベヤ装置
28との側方(図1中左側方)には、一対のマーキング
ロボット40,42を有するマーキング装置45が配設
されており、また第三コンベヤ装置26上には、これら
マーキングロボット40,42に近接した位置において
洗浄槽を有する洗浄装置44が配設されている。この洗
浄装置44は、加硫後のゴム曲り管に付着している離型
剤を洗浄して落とすためのものである。
【0036】更に、第三コンベヤ装置26による搬送路
の近傍位置において、マンドレル48に装着されている
キャップ82(図8参照)を抜き取るためのキャップ抜
取装置46A,46Bが配置されている。また、第一コ
ンベヤ装置22にはマンドレル48を傾動させるための
マンドレル傾動装置36が組み込まれている。
【0037】上記主ロボット38は以下の動作を行う。
即ち本例においては、装着ステーション(装置位置)S
1においてマンドレル傾動装置36により傾けられた、
即ち傾斜姿勢とされた各マンドレル48に対して、未加
硫若しくは半加硫の直管状のゴム予備成形品50(図8
参照)の挿込み・装着が行われる。
【0038】ゴム予備成形品50の装着が行われたとこ
ろで、各マンドレル48が元の姿勢、即ち略上向きに起
立する姿勢に戻され、その後第一コンベヤ装置22によ
って図1中右方向に搬送され、トランスファー装置34
へと受け渡される。
【0039】ゴム予備成形品50装着状態のマンドレル
48、具体的にはマンドレルユニット20を受け取った
トランスファー装置34は、次に図1中上方向にこれを
搬送し、続いて第三コンベヤ装置26へと受け渡す。
【0040】第三コンベヤ装置26は、マンドレルユニ
ット20を図1中左方向に搬送し、そしてマンドレルユ
ニット20が取付ステーション(取付位置)S2Aの位
置に至ったところで、主ロボット38が図3に示してい
るようにマンドレルユニット20を掴んでこれを第三コ
ンベヤ装置26から切り離し、マンドレル取付基体とし
てのマンドレル枠14Aへと持ち来す。このときマンド
レル脱着装置16Aが作動して、主ロボット38により
持ち来されたマンドレルユニット20をマンドレル枠1
4Aに取り付ける。
【0041】或いはまた、マンドレル枠14Aが加硫缶
12の内部に挿入された状態にあるときには、主ロボッ
ト38はマンドレルユニット20が第三コンベヤ装置2
6によって図1中左側の取付ステーション(取付位置)
S2Bに至ったところで、これを第三コンベヤ装置26
から切り離して、図1中左側且つ加硫缶12から取り出
された状態で待機しているマンドレル枠14Bへと持ち
来し、そこにおいて対応するマンドレル脱着装置16B
が働いてこれをマンドレル枠14Bに取り付ける。
【0042】主ロボット38は、取付ステーションS2
A又はS2Bと同じ位置の取外しステーション(取付位
置)S3A又はS3Bにおいて、加硫後のゴム曲り管2
61(図3参照)を保持し、加硫缶12から取り出され
た状態のマンドレル枠14A又は14Bからマンドレル
ユニット20を取り出す動作を行う。
【0043】マンドレルユニット20を取り出した主ロ
ボット38は、キャップ抜取ステーション(キャップ抜
取位置)S4A又はS4Bにおいて引き続いてマンドレ
ルユニット20をキャップ抜取装置46A又は46Bへ
と供給し、そこでマンドレル48の先端部に装着されて
いるキャップ82(図8参照)を抜取動作する。しかる
後再び第三コンベヤ装置26へとマンドレルユニット2
0を載置する。
【0044】そして取り出したマンドレルユニット20
を再び第三コンベヤ装置26へと載置する。第三コンベ
ヤ装置26へと載置されたマンドレルユニット20は、
再び第三コンベヤ装置26によって図1中左方向へと搬
送され、そして洗浄装置44の洗浄槽を通過した後にマ
ーキングステーション(マーキング位置)S5へと持ち
来される。
【0045】そしてこのマーキングステーションS5に
おいて、加硫後のゴム曲り管261に対してマーキング
ロボット40,42により所定のマーキングが施され
る。マーキングの施されたゴム曲り管261は、マンド
レルユニット20とともに第四コンベヤ装置28へと受
け渡され、続いて図1中右方向に、かかる第四コンベヤ
装置28によって搬送される。
【0046】第四コンベヤ装置28によってマンドレル
ユニット20がゴム管抜取ステーション(ゴム管抜取位
置)S6B又はS6Aに至ると、そこで主ロボット38
が、図3に示しているようにマンドレルユニット20の
各マンドレル48に装着された状態のゴム曲り管261
を抜取動作し、所定の受箱内部に投入する。
【0047】図4ないし図6は上記マンドレルユニット
20の具体的構成を、図7はマンドレルユニット20を
載せて搬送するためのパレットを、更に図8はマンドレ
ルユニット20をパレットに載せた状態の組図をそれぞ
れ示している。これらの図に示しているように、マンド
レルユニット20は取付台部56を有している。この取
付台部56は、下端のプレート58と縦向きの取付ブロ
ック60とを備えている。取付ブロック60の上面には
横一列に取付穴が設けられており、そこにゴム曲り管2
61の製品形状に対応した屈曲形状の複数のマンドレル
48が同じ方向を向けて横一列に並んだ状態で取り付け
られている。
【0048】ここでマンドレル48は、実際にゴム予備
成形品50の加硫成形を行う成形部62と、取付台部5
6側の延長部64とに別れており、その境界部にキャッ
プ66が装着されている。このキャップ66は、ゴム予
備成形品50の軸方向端面を当接させて長さ規制を行う
もので、図6に示しているように当接面68を備えてい
る。またこのキャップ66には、加硫後のゴム曲り管2
61に対してマンドレル48への装着状態でマーキング
を施すための切欠き69が形成されている。
【0049】取付ブロック60には、これを水平方向に
貫通する複数の貫通穴70からなる表示部72が設けら
れている。この表示部72は、マンドレル48の形状、
即ちゴム曲り管261の品種を表示するもので、光電セ
ンサを有する自動読取装置の発光部からの光を貫通穴7
0を通過させ、若しくは遮断することによって表示内容
を読み取らせる。
【0050】取付ブロック60からは、所定間隔で配置
された一対の取手74が斜め前方へと延び出している。
この取手74は上記主ロボット38によって保持される
部分であって、上記マンドレル48が等ピッチP(図4
参照)で配置されているのに対し、これら一対の取手7
4はそのピッチPの2倍の間隔で配置されている。尚、
上記マンドレル48は同一マンドレルユニット20内に
おいて互いに同一形状をなしており、それらの先端の位
置も同一高さ位置且つ同一線状に位置させられている。
【0051】取付台部56には、また、後述の位置決め
ピンを嵌入させるための一対の位置決め穴76が設けら
れており、また下面側には下向きに突出する状態で一対
の係合ピン78が設けられている。
【0052】マンドレル48には、更にそれらの先端部
に、当接面80(図6参照)を備えた第二のキャップ8
2が嵌込・装着される。そして基端側のキャップ66と
先端側のキャップ82とによってゴム予備成形品50、
即ちゴム曲り管261の長さ規制が行われる。
【0053】図7に示すように搬送パレットは板状をな
している。このパレット84の上面には一対の位置決め
突起86が上向きに突設されており、これら一対の位置
決め突起86が、図8に示しているようにマンドレルユ
ニット20における一対の位置決め穴76内に嵌入させ
られ、以てそれらマンドレルユニット20とパレット8
4とが互いに位置決めされるようになっている。
【0054】このパレット84には、また、マンドレル
ユニット20における下向きの係合ピン78を挿通させ
るための挿通穴88が形成されている。更に長手方向両
端には、後述のストッパピン153(図15参照)を係
入させるための切欠き90が形成されている。
【0055】パレット84の幅方向両端部には、長手方
向に沿って所定間隔で配設された複数のドグ(磁性材か
ら成っている)92からなる表示部94が設けられてい
る。この表示部94はパレット84を特定するためのも
ので、これらドグ92の接近に基づいて後述の自動読取
装置における近接スイッチが働き、表示部94の内容を
読み取るようになっている。
【0056】図9ないし図14はマンドレル取付基体と
してのマンドレル枠と、マンドレル48、具体的にはマ
ンドレルユニット20の脱着装置を示している。同図に
示しているようにマンドレル枠14A,14Bは、本体
95と、その両端部に設けられた円板96と、中心部の
回転軸98と、軸受100を介して回転軸98を回転可
能に支持する、車輪102付きの台車104とを備えて
いる。而して回転軸98の一端部には被駆動部106が
設けられている。この被駆動部106には係合溝108
が形成されている。
【0057】本体95の外側には、竿状の取付部材11
0が、図14にも示しているように円周方向に沿って密
に配置されている。これら竿状の取付部材110は、長
手方向両端部が一対の円板96のそれぞれに対して固定
されている。
【0058】各取付部材110には、外周面に各二対の
位置決めピン112が外周方向に向けて突設されてお
り、これら位置決めピン112が、マンドレルユニット
20における上記位置決め穴76の内部に嵌入するよう
になっている(図13参照)。即ちこれら位置決めピン
112と位置決め穴76との嵌合に基づいて、マンドレ
ルユニット20の位置が定められるようになっている。
尚本例では、マンドレルユニット20が図9中左右方向
に2つ並んだ状態でマンドレル枠14A,14Bに取り
付けられるようになっている。
【0059】各取付部材110には、図10に示してい
るようにマンドレルユニット20における係合ピン78
を挿通するための挿通穴114が形成されている。
【0060】更に、各取付部材110の下側(内周側)
には、マンドレルユニット20を取付部材110に対
し、即ちマンドレル枠14A,14Bに対して固定し、
また固定解除するための板状のロック部材116が長手
方向(図9,図10中左右方向)に移動可能に設けられ
ている。ここでロック部材116は、取付部材110の
内周側に設けられたガイド118(図13参照)によっ
て移動可能に保持されている。
【0061】ロック部材116には、図10に詳しく示
しているように下向きに突出する状態でばね受120が
設けられており、また一方取付部材110の下面にもば
ね受124が一体に設けられており、それらばね受12
0と124との間にばね126が介装されている。そし
てこのばね126により、ロック部材116が図9及び
図10中左方向に付勢されている。尚、ロック部材11
6の左方向の移動端は、ガイド部材118とばね受12
0との当接によって規定される。
【0062】ロック部材116は、図10に示している
ように左右に2種類のロック穴128,130を有して
いる。これらロック穴128,130は左右方向の長穴
とされており、そして図中左側のロック穴128はその
左右方向中間部に大径部131を有し、また右側のロッ
ク穴130は左端部に大径部131を有している。ここ
で大径部131は、マンドレルユニット20における係
合ピン78の先端部を通過させる大きさとされており、
また他部はその通過を許容しない大きさとされている。
【0063】即ちマンドレルユニット20は、係合ピン
78がロック部材116におけるロック穴128,13
0の細径部を挿通した状態で抜止めされ、また大径部1
31を挿通した状態では脱着可能とされている。
【0064】但し本例においては、右側のロック穴13
0と左側のロック穴128とで大径部131の左右方向
位置が異なった位置とされており、この結果、図9中右
側のマンドレルユニット20と左側のマンドレルユニッ
ト20とは、それぞれ片側ずつマンドレル枠14A,1
4Bに対して脱着可能となる。
【0065】即ち本例においては、ばね126の付勢力
によってロック部材116は通常は図12(I)に示す
状態にあり、この状態からロック部材116が(II)に
示しているように一定ストローク右方向に押し込まれた
状態で、取付部材110の挿通穴114と図中左側のロ
ック穴128における大径部131が一致する状態とな
り、ここにおいて先ず左側のマンドレルユニット20の
みがマンドレル枠14A,14Bに対して脱着可能とな
る。
【0066】次いで(III)に示しているように、更にロ
ック部材116が右方向に押し込まれた段階で、今度は
右側のロック穴130における大径部131が取付部材
110における挿通穴114と一致するに至り、ここに
おいて右側のマンドレルユニット20が脱着可能な状態
となる。
【0067】図9において132はロック部材116の
駆動装置であって、この駆動装置132は、支持フレー
ム134によって位置固定に支持された駆動シリンダ1
36を有している。この駆動シリンダ136のロッドの
先端部には、図11中前後方向(紙面と直角方向)両端
が開放された形態のT字状の係合溝138を有する保持
部140が設けられており、この保持部140において
ロック部材116のT字状の保持端部142を保持し、
これを上記ばね126の付勢力に抗して図中右向きに押
すようになっている。
【0068】図9において、144はマンドレル枠14
A,14Bの回転駆動装置であって、この駆動装置14
4は、支持フレーム146によって回転可能に支持され
た駆動軸148を備えている。駆動軸148の端部には
プーリ150が設けられており、このプーリ150及び
これに巻き掛けられた伝導部材を介して駆動源に連結さ
れ、以て駆動軸148が回転させられるようになってい
る。
【0069】駆動軸148の端部には、係合突起151
が設けられていて、この係合突起151が係合溝108
内部に係入し、駆動軸148からの駆動力がマンドレル
枠14A,14Bにおける回転軸98に伝達されるよう
になっている。この回転駆動装置144は、マンドレル
枠14A,14Bを周方向に1ピッチずつピッチ送り
し、マンドレルユニット20を固定しているロック部材
116をその駆動装置132に対向する状態とする。
【0070】即ちこの回転駆動装置144とロック部材
116の駆動装置132とによって、マンドレルユニッ
ト20がマンドレル枠14A,14Bに対し周方向に次
々と順次に脱着可能な状態とされ、その状態で上記主ロ
ボット38により持ち来されたマンドレルユニット20
がマンドレル枠14Aに取り付けられ、或いはマンドレ
ル枠14A,14Bから取り外された上マンドレル枠1
4A,14Bから持ち去られる。
【0071】次に図15〜図18は上記第二コンベヤ装
置24,第一受渡コンベヤ装置30及びマンドレル傾動
装置36の具体的構成を示している。図15,16に示
しているように第二コンベヤ装置24は、ローラコンベ
ヤチェーン145と、これを回転駆動するモータ147
とを備えており、そのローラコンベヤチェーン145上
に、空のマンドレルユニット20とパレット84とを載
せてこれを図中左向きに搬送する。
【0072】この第二コンベヤ装置24には、ストッパ
シリンダ149と、これによって突出し及び引込み可能
なストッパピン153と、空のパレット84及びマンド
レルユニット20の有無を検知する検知センサ152と
が設けられている。
【0073】一方第一受渡コンベヤ装置30は、コンベ
ヤユニット154と、これをレール156に沿って図1
6中上下方向に進退駆動するロッドレスシリンダ158
とを備えている。この第一受渡コンベヤ装置30は、前
述したように第二コンベヤ装置24によって運ばれてき
た空のパレット84とマンドレルユニット20とを第一
コンベヤ装置22へと受け渡すもので、コンベヤユニッ
ト154には、空のパレット84とマンドレルユニット
20とを搬送するコンベヤチェーン160と、これを回
転駆動するモータ147と、ストッパ164と、検知セ
ンサ152とが備えられている。
【0074】一方第一コンベヤ装置22もまた、コンベ
ヤチェーン160とこれを回転駆動するモータ147と
を備えている。
【0075】マンドレル傾動装置36は、第一コンベヤ
装置22の一部をなすコンベヤユニット168を備えて
いる。コンベヤユニット168は、コンベヤチェーン1
60と、これを回転駆動するモータ147と、これらを
保持するフレーム170とを備えている。
【0076】フレーム170には、取付プレート172
(図17及び図18参照)を介して固定手段としての固
定爪174と、位置決めピン175と、これを昇降駆動
する位置決めシリンダ176、及びストッパピン153
とこれを昇降駆動するストッパシリンダ149、更に検
知センサ152が設けられている。
【0077】ここで位置決めピン175は、パレット8
4の位置決め穴248(図7参照)に嵌入してパレット
84をマンドレルユニット20とともに位置決めするも
のであり、また固定爪174はマンドレルユニット20
における下向きの係合ピン78を引掛けて保持し、マン
ドレルユニット20を傾動させたときにマンドレルユニ
ット20をパレット84とともに固定状態に保つための
ものである。この固定爪174は、図16に示している
ように搬送方向の両端が開放された形態の溝を備えてい
る。
【0078】このマンドレル傾動装置36は、図17に
示しているようにレール177に沿ってコンベヤチェー
ン160の延びる方向と直角方向、即ち搬送方向と直角
方向に走行する走行部材178と、これを走行駆動する
シリンダ180とを有しており、そのシリンダ180か
ら延び出したロッド182が走行部材178に連結され
ている。更にこの走行部材178は、回転軸183を介
してコンベヤユニット168におけるフレーム170に
対し、相対回転可能に連結されている。
【0079】図17に示しているようにこのマンドレル
傾動装置36は、位置固定に設けられたガイド板184
を有している。このガイド板184には、搬送方向と直
角方向に且つ上下斜め方向にガイド溝186が設けられ
ており、そのガイド溝186の内部に、フレーム170
に一体的に設けた突出片188に固定の、被案内部とし
ての突起190がガイド溝186内部に沿って相対摺動
可能に嵌入されている。
【0080】このマンドレル傾動装置36においては、
空のマンドレルユニット20がパレット84とともに第
一受渡コンベヤ装置30から送られてくると、そのマン
ドレルユニット20をパレット84とともにコンベヤチ
ェーン160にて図16中右向きに搬送し、そしてその
途中で、マンドレルユニット20における下向きの係合
ピン78を固定爪174の溝の内部に係入させる。ここ
においてマンドレルユニット20は、パレット84とと
もにコンベヤユニット168のフレーム170に対して
固定された状態となる。
【0081】本例のマンドレル傾動装置36は、この状
態において次に位置決めシリンダ176の作動によって
位置決めピン175が上昇運動し、パレット84の位置
決め穴248内部に嵌入する。これによってパレット8
4及びマンドレルユニット20が予め定めた位置に正し
く位置決めされる。
【0082】このマンドレル傾動装置36は、その状態
で次にシリンダ180が収縮動作する(図17参照)。
このときガイド溝186内部に嵌入した突起190がガ
イド溝186に案内されて図17中左上向きに相対移動
し、これとともにコンベヤユニット168が図17中右
向きに傾動し、コンベヤチェーン160上に保持した空
のマンドレルユニット20をパレット84とともに図1
7中二点鎖線で示すように傾斜姿勢とする。
【0083】このときマンドレル48における先端の直
線状部が略水平ないしは若干下向きとなった状態とな
り、従ってこの状態において直管状のゴム予備成形品5
0をマンドレル48に対して容易に挿入することができ
る。
【0084】さてこのようにしてマンドレル48に対し
てゴム予備成形品50及びキャップ82を挿入したとこ
ろで、次にシリンダ180によって走行部材178が図
17中右向きに走行させられ、これとともにコンベヤユ
ニット168が元の正規の姿勢に戻される。即ちマンド
レルユニット20が略上方に起立した正規の姿勢に戻さ
れる。
【0085】而して正規の姿勢に戻ったマンドレルユニ
ット20は、パレット84とともに位置決めピン175
による位置決めを解除された上で、コンベヤチェーン1
60により図16中右向きに送られ、第一コンベヤ装置
22における下流側のコンベヤチェーン160へと受け
渡され、更に引き続いてトランスファー装置34へと受
け渡される。尚第一コンベヤ装置22には、図19に示
しているように図中右端にストッパ185が設けられて
おり、右方向に搬送されてきたパレット84とゴム予備
成形品50の装着されたマンドレルユニット20とが、
一旦ここで停止させられる。
【0086】図20及び図21はマンドレルユニット2
0及びパレット84を第一コンベヤ装置22から受け取
って第三コンベヤ装置26へと移送するトランスファー
装置34の構成を示している。図示のようにこのトラン
スファー装置34は、搭載したモータ187によって車
輪189を回転させ、レール191に沿って走行する台
車192を備えている。台車192には支柱194とロ
ッドレスシリンダ196とが立設されており、そのロッ
ドレスシリンダ196によって、昇降アーム198が昇
降させられるようになっている。
【0087】昇降アーム198の上面には、回転テーブ
ル200が設けられており、図21に示しているように
この回転テーブル200が、伝達軸202を介してモー
タ204に連結され、そのモータ204によって回転テ
ーブル200が180°回転させられるようになってい
る。
【0088】この回転テーブル200には、マンドレル
ユニット20における下向きの係合ピン78を嵌入させ
る貫通した位置決め穴208が設けられている。そして
上記昇降アーム198の上面には、その係合ピン78を
検知することによって、マンドレルユニット20の有無
を検知する検知センサ152が一対設けられている。
【0089】本例のトランスファー装置34は、第一コ
ンベヤ装置22上に載置されているパレット84とマン
ドレルユニット20とを、その下側に待機させた昇降ア
ーム198及び回転テーブル200をロッドレスシリン
ダ196によって上昇運動させることにより、回転テー
ブル200上に受け取る。
【0090】そして引き続いて昇降アーム198をほぼ
上昇端まで上昇させながら図1中上方に移動し、そして
第三コンベヤ装置26の位置にきたところで再び昇降ア
ーム198を下降させて、回転テーブル200上に保持
したパレット84及びマンドレルユニット20を第三コ
ンベヤ装置26へと受け渡す。
【0091】図22〜29は第三コンベヤ装置26の構
成を示している。図22に示しているようにこの第三コ
ンベヤ装置26には、搬送路に沿ってマンドレルユニッ
ト20及びパレット84の各表示部72,94を読み取
る読取装置(自動読取装置)210が一定距離離れて2
つ設けられている。この読取装置210は、パレット8
4とマンドレルユニット20の両方の表示部72,94
を読み取って互いを照合し、それらを関係付ける。
【0092】図24に示しているように、この第三コン
ベヤ装置26は台218上にガイドフレーム220を有
している。このガイドフレーム220には、上下2段に
ガイドレール222,224が設けられており、それら
ガイドレール222,224に沿って、ローラコンベヤ
チェーン145が移動させられるようになっている。こ
のローラコンベヤチェーン145は、互いに連結された
チェーン228と、ガイドレール222,224上を走
行する走行ローラ230と、パレット84を支持する支
持ローラ232とを有している。
【0093】上記ガイドフレーム220の外側面には側
板234が取り付けられており、この側板234に対し
て上向きにハの字状に開いた導入ガイドプレート236
が取り付けられている。更にその後側(図23中左側)
には、パレット押え238が取り付けられている。
【0094】図25,26に上記読取装置210の構成
が示してある。図示のようにこの読取装置210は、搬
送路に沿ってその両側に対向状態で複数設けられた光電
センサ240及びその片側に所定間隔で配置された近接
スイッチ242を備えている。光電センサ240からな
る読取部はマンドレルユニット20の品種を読み取る働
きをなすもので、図26に示しているように発光部から
マンドレルユニット20における貫通穴70に向けて光
を照射することによって、それら貫通穴70にて構成さ
れたマンドレルユニット20における表示部72の内容
を読み取る。
【0095】また一方、近接スイッチ242からなる読
取部はパレット84の表示部94を読み取るもので、こ
の読取部は、パレット84に設けた上記ドグ92によっ
て近接スイッチ242を動作させることにより表示内容
を読み取る。尚、図26に示しているように光電センサ
240は支柱244によって支持されており、また近接
スイッチ242はブラケット246によって片持状に支
持されている。
【0096】読取装置210の下流位置、即ち上記ステ
ーションS2A,S3A,S4A及びS2B,S3B,
S4Bにおける第三コンベヤ装置26の断面構造が図2
7及び28に示してある。図に示しているようにこれら
ステーションにおいては、第三コンベヤ装置26に位置
決めピン175及びこれを昇降駆動する位置決めシリン
ダ176が設けられており、パレット84とともに搬送
されてきたマンドレルユニット20が、ストッパシリン
ダ149によるストッパピン153の突上げ動作に基づ
いて上記ステーションにおいて停止させられた上で、位
置決めピン175がパレット84の位置決め穴248に
嵌入させられ、以てパレット84がマンドレルユニット
20とともに位置決めされるようになっている。尚、図
27において152は検知センサである。
【0097】このように上記ステーションにおいては、
パレット84及びマンドレルユニット20が進行停止及
び位置決めされた状態で、前記主ロボット38によって
マンドレルユニット20がパレット84から取り外され
て所定位置に持ち来され、或いは主ロボット38により
運ばれてきたマンドレルユニット20がパレット84上
に載せられる。
【0098】図30に上記キャップ抜取装置46A,4
6Bの要部の構造が示してある。同図に示しているよう
にこのキャップ抜取装置46A,46Bは、フレーム2
50に取り付けられた上側の固定爪(把持爪)252
と、下側の可動爪(把持爪)254と、可動爪254を
開閉駆動する爪駆動シリンダ256とを有している。こ
こで上側の固定爪252及び下側の可動爪254は、何
れも水平方向に板状をなしており、可動爪254は図3
0(A)の軸心260を回転中心として上下方向に開閉
運動させられるようになっている。
【0099】このキャップ抜取装置46A,46Bは、
マンドレル48の先端部に装着されたキャップ82を把
持し且つこれをマンドレル48から抜き取るもので、各
固定爪252及び可動爪254には、複数のキャップ8
2を一度に把持するための凹曲形状のキャップ保持部2
58が横一列に設けられている。
【0100】このキャップ抜取装置46A,46Bは次
のように働く。即ち、加硫後のゴム曲り管261及びキ
ャップ82を装着した状態で、主ロボット38がマンド
レルユニット20を第三コンベヤ装置26上のパレット
84から外してキャップ抜取装置46A,46Bにおけ
る固定爪252と可動爪254との間の位置に且つほぼ
水平方向に持ち来す(図31(I)参照)。
【0101】このとき可動爪254は開いた状態にあ
り、そしてキャップ82が固定爪252と可動爪254
とによる把持位置に来たところで可動爪254が爪駆動
シリンダ256により閉じられ、それら一対の爪25
2,254が横一列に並んだ複数のキャップ82を把持
する。
【0102】その状態で主ロボット38のアーム52が
マンドレルユニット20における取手74を掴んだ状態
で図31中右方向に引込動作する。このときキャップ8
2は一対の爪252,254により把持された状態でそ
のまま残り、ここにおいてマンドレル48からキャップ
48が抜き取られる(図31(II)参照)。即ち本例に
おいては、主ロボット38がキャップ抜取装置46A,
46Bの一部を構成している。
【0103】次に図32〜図38に基づいて第二受渡コ
ンベヤ装置及びマーキング装置について、具体的に説明
する。先ず図32及び33に基づいて第二受渡コンベヤ
装置32を説明する。これらの図に示しているようにこ
の第二受渡コンベヤ装置32は、ローラコンベヤチェー
ン145と、これを回転駆動するモータ147及びフレ
ーム162を備えたコンベヤユニット264を備えてい
る。
【0104】このコンベヤユニット264には、更に、
ストッパピン153とこれを昇降駆動するストッパシリ
ンダ149及び検知センサ152と、更にローラコンベ
ヤチェーン145の両側方においてパレット84を押え
付けるパレット押えシリンダ266が一体に移動する状
態で設けられている。
【0105】また一方のローラコンベヤチェーン145
に沿うようにして、パレット専用の読取装置(自動読取
装置)212が設けられている。この読取装置212
は、搬送方向に所定間隔で配設された複数の近接スイッ
チ242を備えている。この読取装置212は、上記と
同じように近接スイッチ242によってパレット84に
おけるドグ92を検知し、以てパレットの種類を識別
し、特定する。
【0106】尚、先の読取装置210において、パレッ
ト84の表示部94とマンドレルユニット20の表示部
72とがともに読み取られ、照合されているので、パレ
ット読取装置212においてパレット84の表示部94
を読み取るだけで、そのパレット84上のマンドレルユ
ニット20の品種も特定,識別することができる。
【0107】コンベヤユニット264には、また、図3
3に示しているようにパレット84用の位置決めピン1
75と、これを昇降駆動する位置決めシリンダ176と
が設けられている。これら位置決めピン175はパレッ
ト84の上記位置決め穴248に嵌入してパレット84
の位置決めをなす。尚、コンベヤユニット264には上
記マンドレル傾動装置36における固定爪174と同様
の構造からなる固定爪174が一体に設けられている。
【0108】この固定爪174は、マンドレル48に装
着されたゴム曲り管261に対してマーキング動作を行
うときに、マンドレルユニット20を固定しておくため
のもので、ローラコンベヤチェーン145とともにマー
キング装置45におけるマンドレルユニット20の保持
手段を構成している。
【0109】図33に示しているように第二受渡コンベ
ヤ装置32は、コンベヤユニット264全体がスライド
台268によって回転軸270を中心として180°回
転可能に支持されている。この回転軸270にはピニオ
ンギヤ272が回転軸270と一体回転状態で固設され
ている。
【0110】一方スライド台268にはレール274
と、レール274に沿って走行する走行部材276及び
これを走行駆動するロッドレスシリンダ278が設けら
れている。而して走行部材276にはラックギヤ280
が固設されており、このラックギヤ280がピニオンギ
ヤ272に噛み合わされている。
【0111】即ちこの装置においては、スライド台26
8上において走行部材276がロッドレスシリンダ27
8により図32中上下方向(図33中紙面と直角方向)
に走行させられると、ラックギヤ280とピニオンギヤ
272との噛み合いに基づいて回転軸270が回転させ
られ、これによりコンベヤユニット264が180°回
転動作させられる。ここでコンベヤユニット264が1
80°回転動作するのは、第三コンベヤ装置26から受
け取ったマンドレルユニット20を、その向きを180
°回転した上で第四コンベヤ装置28へと受け渡すため
である。
【0112】上記スライド台268は、また、ロッドレ
スシリンダ282により、レール281に沿って第三コ
ンベヤ装置26及び第四コンベヤ装置28と直角方向に
スライド移動させられるようになっている。
【0113】一方マーキング装置45は、図34に示し
ているようにフレーム284と、フレーム284に固設
されたレール286に沿って移動可能な第一のマーキン
グロボット40,第二のマーキングロボット42を有し
ている。これらマーキングロボット40,42は、それ
ぞれ図35に拡大して示しているように三次元方向に移
動可能なアーム288と、その先端部のチャック(ハン
ド)290とを備えている。
【0114】ここで一方のマーキングロボット40は、
マンドレル48に装着されたゴム曲り管261に対して
マーキングを施す動作を行うもので、また他方のマーキ
ングロボット42は、このときマンドレル48を押える
動作をなす(図37参照)。但しこれらマーキングロボ
ット40及び42は何れも同様の構成からなるもので、
何れのマーキングロボット40,42もゴム曲り管26
1に対するマーキング動作及びマンドレル48の押え動
作を行い得るものである。
【0115】フレーム284には、マーキングペンの保
管棚292が設けられており、そこに図35に拡大して
示しているように複数種類のマーキングペン294及び
ペン状のバックアップ部材296が一列に配列された状
態で載置・保管されている。ここで保管棚292には、
図36に示しているように差込穴298が設けられてお
り、各マーキングペン294はこの差込穴298内部に
先端部を差込状に保持されている。
【0116】図36に示しているように、各マーキング
ペン294にはホルダー300及びこれから直角方向に
延びるアーム302が備えられている。このアーム30
2の側面には十字状の把持溝304が形成されている。
【0117】一方マーキングロボット40,42におけ
るハンド290には、その内面に対応する十字状の突条
306が形成されている。この結果ハンド290は、垂
直姿勢で保持されているマーキングペン294をその状
態で把持することもできるし、或いは水平姿勢で保持さ
れているマーキングペン294をその水平姿勢で把持す
ることもできる。上記フレーム284には、マーキング
ペン294をこのような水平姿勢で保持するための保持
部308(図35参照)も併せて設けられている。
【0118】一方バックアップ部材296は、図38に
示しているように上記マーキングペン294と同様に側
面に十字状の把持溝304を備えたアーム302を有し
ている。また先端部にはすり鉢状の凹部310を有する
押え部312が設けられている。この押え部312は、
マンドレル48の先端部を内部に入り込ませるようにし
てこれを押える働きをする。
【0119】上記第二受渡コンベヤ装置32及びマーキ
ング装置45は次のように働く。即ち、加硫後のゴム曲
り管261を装着した状態且つキャップ82を抜き取っ
た状態で第三コンベヤ装置26上に載せられたマンドレ
ルユニット20は、洗浄装置44の洗浄槽内部を通過
し、そこで予め塗布されている離型剤が除去された後、
図32において下側位置に待機している、即ち第三コン
ベヤ装置26に対向する位置で下側に待機している第二
受渡コンベヤ装置32のコンベヤユニット264上に載
せられる。
【0120】マンドレルユニット20を載せたコンベヤ
ユニット264は、これを図32中左向きに搬送し、そ
して図32中左端のストッパピン153によってその進
行を停止させる。その後位置決めピン175が位置決め
シリンダ176によって突出し動作させられ、パレット
84における位置決め穴248に嵌まり込み、パレット
84を位置決めする。その状態で読取装置212によっ
てパレット84における表示部94の内容が読み取られ
る。
【0121】またこのとき、パレット押えシリンダ26
6が働いてパレット84を両側部から押えた状態とす
る。更にマンドレルユニット20は、その下端の下向き
の係合ピン78が固定爪174の溝の内部に入り込んだ
状態となり、かかる固定爪174によってマンドレルユ
ニット20がコンベヤユニット264から離脱しないよ
うに固定された状態となる。
【0122】この状態でコンベヤユニット264は、ロ
ッドレスシリンダ282によってレール281の案内の
下に図32中上向きに移動させられ、そして第四コンベ
ヤ装置28の位置で停止させられた後180°回転動作
させられる。図34(A)はその状態を表している。
【0123】この状態で一対のマーキングロボット4
0,42が働き、その一方、具体的には本例では第一の
マーキングロボット40が、保管棚292に一列状態で
保管されている複数種類のマーキングペン294のうち
特定のものを選択して保持する一方、他方の第二のマー
キングロボット42がバックアップ部材296を保持
し、そして図37に示しているように第二のマーキング
ロボット42がマンドレル48の先端を押えた状態で、
今一方のマーキングロボット40が、加硫後の且つマン
ドレル48に装着された状態のゴム曲り管261に対し
て所定のマーキングを施す。
【0124】尚、マーキングはこの例ではゴム曲り管2
61の上端部と下端部とに施す。そのため、マンドレル
48の付け根側に装着されたキャップ66には切欠き6
9が設けられており、マーキングロボット40は、その
切欠き69において露出しているゴム曲り管261の下
端部に対してマーキングを施す。
【0125】このとき、マンドレル48は横一列に且つ
等ピッチで並んだ状態にあるため、更に各マンドレル4
8は何れも同一形状をなしていて、且つ先端が同じ高さ
に位置が揃っているため、マーキングロボット40は横
一列に並んだゴム曲り管261に対して一定した動作で
均等にマーキングを施すことができる。
【0126】さてこのようにマーキングが済んだところ
で、第二受渡コンベヤ装置32におけるコンベヤユニッ
ト264が、パレット84の固定を解除しマンドレルユ
ニット20を第四コンベヤ装置28へと受け渡す。
【0127】図39〜41は第四コンベヤ装置28の要
部構成を示している。この第四コンベヤ装置28は、第
三コンベヤ装置26と基本的に同様の搬送構造のもの
で、図41に示しているように一対のガイドフレーム2
20を有し、このガイドフレーム220に沿って移動す
るローラコンベヤチェーン145(図示省略)により、
マンドレルユニット20をパレット84とともに搬送す
るものである。
【0128】この第四コンベヤ装置28には、図39に
示しているように前記主ロボット38の互いに離れた2
つの作業位置RB,RAのそれぞれの上流側に、複数の
近接スイッチ242を備えた読取装置212が搬送路に
沿った位置に設けられている。またそれら読取装置21
2に対応する位置には、ストッパシリンダ149がそれ
ぞれ設けられており、パレット84及びマンドレルユニ
ット20が一旦停止された状態で、それら読取装置21
2によってパレット84の種類が読み取られるようにな
っている。
【0129】また主ロボット38の作業位置RB,RA
にそれぞれ対応した部分には、図40に示しているよう
に位置決めピン175とこれを昇降駆動する位置決めシ
リンダ176、更にマンドレルユニット20における下
端の下向きの係合ピン78を掴んで抜け止めする固定手
段としての固定爪174がそれぞれ設けられている。
【0130】本例では、ゴム曲り管261の装着状態で
マンドレルユニット20がパレット84とともに図39
中第二受渡コンベヤ装置32から第四コンベヤ装置28
へと受け渡され、引き続いて第四コンベヤ装置28によ
り図39中右方向に搬送される。そして図39のRB,
RAの何れかの位置において、マンドレル48から加硫
後のゴム曲り管261が主ロボット38によってマンド
レル48から抜き取られる。このとき主ロボット38
は、読取装置212によって読み取った内容に応じて、
即ちマンドレルユニット20におけるマンドレル48の
形状,種類、即ちゴム曲り管261の品種に応じて予め
定められた引抜き動作を行う。
【0131】従って異なった品種のマンドレルユニット
20及びゴム曲り管261が混在状態で第四コンベヤ装
置28上を送られてきた場合であっても、正確に且つ正
しく、様々な品種のゴム曲り管261を対応した様々な
形状のマンドレル48から抜取動作する。
【0132】さてこのようにしてゴム曲り管261が抜
き取られて空となったマンドレルユニット20及びパレ
ット84は、第四コンベヤ装置28上を図39中下段に
示す右端位置までそのまま搬送され、更に引き続いてト
ランスファー装置34によって再び180°回転させた
うえ前述の第二コンベヤ装置24へと受け渡され、その
後かかる第二コンベヤ装置24及び第一受渡コンベヤ装
置30を通じて、直管状のゴム予備成形品50の装着ス
テーションS1まで搬送される。
【0133】上記のように本例においては、マンドレル
ユニット20がパレット84に載った状態で循環搬送路
を循環する。そしてその循環路上所定の位置、即ち図1
における装着ステーションS1において、マンドレルユ
ニット20における各マンドレル48に対して直管状に
予備成形されている未加硫若しくは半加硫のゴム予備成
形品50が挿込み・装着される。
【0134】このときマンドレルユニット20は、マン
ドレル傾動装置36によって傾斜姿勢とされた状態にあ
り、従って各マンドレル48に対してゴム予備成形品5
0を容易に挿入することができる。尚、この装着作業は
作業者が人手で行っても良いし、また機械的,自動的に
行うようにしても良い。
【0135】さてゴム予備成形品50の装着されたマン
ドレルユニット20は、パレット84とともに第一コン
ベヤ装置22によって搬送された上、トランスファー装
置34に受け渡される。トランスファー装置34は、ゴ
ム予備成形品50の装着されたマンドレルユニット20
をパレット84とともに移送して第三コンベヤ装置26
へと受け渡す。引き続いてマンドレルユニット20は、
第三コンベヤ装置26によって更に下流側へと搬送され
て行く。
【0136】そしてマンドレルユニット20がマンドレ
ル枠14A又は14Bに対応する取付ステーションS2
A又はS2Bに至ると、そこで一旦マンドレルユニット
20が停止させられ、その後主ロボット38がRA又は
RBの位置において、マンドレルユニット20を取手7
4を掴むことによってパレット84から取り外した上、
マンドレル枠14A又は14Bに持ち来し、そこにおい
てマンドレル脱着装置16A又は16Bによりマンドレ
ルユニット20がマンドレル枠14A又は14Bに取り
付けられる。
【0137】さてゴム予備成形品50の装着されたマン
ドレル48を集合状態で保持したマンドレル枠14A又
は14Bは、その後加硫装置10における加硫缶12内
部に挿入され、そこでゴム予備成形品50が所定時間加
熱・加硫処理される。ここにおいて未加硫若しくは半加
硫のゴム予備成形品50が最終の形状に加硫成形され
る。
【0138】加硫装置10において所定時間加熱・加硫
処理されたところで、マンドレル枠14A,14Bは加
硫缶12の内部から取り出される。そしてマンドレル枠
14A又は14Bが所定の位置にきたところで再びマン
ドレル脱着装置16A,16Bが作動して、マンドレル
枠14A,14Bに取り付けられているマンドレルユニ
ット20の固定を解除する。
【0139】そこで主ロボット38がRA又はRBの位
置において、取手74を掴むことにより、加硫後のゴム
曲り管261の装着されているマンドレルユニット20
をマンドレル枠14A,14Bから取り出す。そして主
ロボット38は、引き続いてマンドレルユニット20を
キャップ抜取装置46A又は46Bへと供給し、そこで
各マンドレル48の先端部に装着されているキャップ8
2を抜き取った後、マンドレルユニット20を再び第三
コンベヤ装置26上にパレット84を介して載置する。
そして加硫後のゴム曲り管261を保持したマンドレル
ユニット20が図1において左方向に運ばれて行く。マ
ンドレルユニット20は、その搬送の過程で洗浄装置4
4を通過して、そこで離型剤が洗い落とされる。
【0140】引き続いてマンドレルユニット20はマー
キングステーションS5に至って、そこで一対のマーキ
ングロボット40,42によりゴム曲り管261の上端
部と下端部とに所定のマークが施される。このようにし
てマーキングが施されたところでマンドレルユニット2
0は、次に第四コンベヤ装置28へと受け渡されて図1
中右方向に送られ、そしてゴム管抜取ステーションS6
A又はS6Bにおいて進行・停止される。
【0141】続いて主ロボット38がRA又はRBの位
置において、マンドレルユニット20に装着されている
加硫後のゴム曲り管261を各マンドレル48から引き
抜いて所定の受箱へと投入する。そして空となったマン
ドレルユニット20及びパレット84は、第四コンベヤ
装置28からトランスファー装置34へと受け渡され
て、再び当初の装着ステーションS1へと持ち来され、
引き続いて上記と同様の手順で搬送路を搬送されつつ所
定の処理が行われていく。
【0142】上記のように本例の方法は、複数のマンド
レル48を有するマンドレルユニット20単位でこれを
マンドレル取付基体としてのマンドレル枠14A,14
Bに対して脱着するようになし、そしてそのマンドレル
ユニット20を所定の搬送路に沿って搬送装置18によ
り搬送するようになすとともに、所定の取付ステーショ
ンS2A又はS2Bにおいてマンドレルユニット20を
予めゴム予備成形品50の装着状態でマンドレル枠14
A,14Bに取り付けるようにし、また取外しステーシ
ョンS3A又はS3Bにおいてマンドレルユニット20
ごとマンドレル枠14A,14Bから外して搬送装置1
8により下流側へと搬送するもので、本例によれば、ゴ
ム予備成形品50のマンドレル48への装着を、高温状
態にあるマンドレル枠14A,14Bから離隔した位置
において行うことができ、これにより作業者を加熱状態
にあるマンドレル枠14A,14Bの前での高温作業か
ら開放することができる。
【0143】また本例によれば、マンドレル48へのゴ
ム予備成形品50の装着工程、ゴム予備成形品50の装
着されたマンドレル48をマンドレル枠14A,14B
に装着する工程、マンドレル枠14A,14Bに対して
マンドレル48をマンドレルユニット20単位で取付け
或いは取外しする工程、その後のマーキング工程、マン
ドレル48から加硫後のゴム曲り管261を抜き取る工
程を搬送装置18による搬送の過程で流れ作業化するこ
とができ、ゴム曲り管261の生産能率を飛躍的に高め
ることができる。
【0144】また本例においては、マンドレルユニット
20をパレット84に載せた状態で搬送装置18により
搬送するため、搬送路に沿った各位置において容易にマ
ンドレルユニット20を搬送装置18から脱着すること
ができ、必要な処理を容易に施すことができる。
【0145】また本例では、パレット84及びマンドレ
ルユニット20に表示部94,72を設け、搬送路に沿
った所定個所に設けた読取装置210,212にてその
表示部94,72を読み取るようにしていることから、
異種のマンドレルユニット20を混在状態で搬送しつ
つ、各品種に応じた適正な処理を施すことが可能とな
る。即ち、本例においては異種のゴム曲り管261を混
流状態で容易に製造することができる。
【0146】更に本例では、パレット84とマンドレル
ユニット20とを位置決め突起86と位置決め穴76と
の嵌合に基づいて位置決めするようにしているため、マ
ンドレルユニット20をパレット84上に載せる際に、
これを予め定めた適正な位置に載置し、組み付けること
ができる。
【0147】更に本例では、搬送路を循環搬送路となし
てマンドレルユニット20をその循環路に沿って循環搬
送するようにしており、従って本例によれば、マンドレ
ルユニット20をその循環路に沿って循環搬送しつつ流
れ作業で各種の必要な処理を行うことができ、ゴム曲り
管261の生産工程を自動化することができる。
【0148】次に図42はマンドレル及びマンドレルユ
ニットの他の形態例を示したものである。これらマンド
レルユニット20A,20B,20Cにおけるマンドレ
ル48A,48B,48Cは、何れも本来の成形部62
A,62B,62Cと延長部64A,64B,64Cと
を有するもので、その境界部にキャップ66が装着され
ている。
【0149】これらマンドレルユニット20A,20
B,20Cにおける各マンドレル48A,48B,48
Cは、また、何れも先端部と基端部とが直線状に形成さ
れ、且つそれらの軸心が互いに同一軸心状に位置させら
れている。
【0150】ゴム曲り管261の加硫成形用のマンドレ
ル48は、ゴム曲り管261の形状に対応して三次元的
に種々の曲り形状をなしているのが普通である。そして
この場合、通常はマンドレル48における基端部と先端
部との軸心は互いに一致していないのが普通であり、こ
の場合図43に示しているように、マンドレル48Dの
取付台部56Dに対する取付角度が変化すると、マンド
レル48Dの先端の位置もこれに応じて変化することと
なる。
【0151】上記のようにマンドレルユニット20にお
いて、各マンドレル48を一列に並べて上記のような処
理を自動的に且つ各マンドレル48Dについて同時的に
各種処理を行う場合、マンドレル48の先端の位置を合
わせておくことが必須である。
【0152】各マンドレル48の先端の位置が揃ってい
ないと、例えば主ロボット38のハンド54によって加
硫後のゴム曲り管261の先端部を把持する際に、ロボ
ットアーム52の一定の動作によってゴム曲り管261
の先端部を良好に把持することができず、ゴム曲り管2
61の抜取ミスを生じたり、或いはマンドレル48その
ものを傷めてしまう問題が生ずる。
【0153】従ってマンドレル48Dはこれを取付台部
56Dに取り付ける際に、厳格に同一の向きに揃えて取
り付けることが必要となる。しかしながらその作業は多
大な労力と困難を伴う作業である。
【0154】しかるに上記のようにマンドレル48A,
48B,48Cにおける先端部と基端部とを直線状に且
つその軸心を互いに一致させておけば、マンドレル48
A,48B,48Cの取付角度の如何に拘らず、確実に
マンドレルの先端部の位置を予め定めた位置に位置させ
ておくことができるのである。
【0155】図42のマンドレルにおいては、また、各
マンドレル48A,48B,48C等の異種マンドレル
間で、その高さを合わせるための高さ補正部が併せて設
けてある。この高さ補正部は各種形態で設けることが可
能である。例えばマンドレル48Aにおけるように、延
長部64Aの高さ(長さ)を変化させることによって、
マンドレル48Aの先端の高さを他の各種マンドレルと
同じ高さとすることができるし、或いはまたマンドレル
48Bにおけるように、延長部64Bに高さ補正用のブ
ロック314を設けて、そのブロック314によってマ
ンドレル48Bにおける先端の高さを、他の各種マンド
レルの先端高さと同じとすることもできる。
【0156】或いはマンドレル48C、つまりマンドレ
ルユニット20Cにおける取付ブロック60Cの高さ
を、各マンドレル形状に応じて変化させることによっ
て、その先端の高さを他の各種マンドレルの高さと合わ
せることも可能である。その他各手段によってその高さ
を合わせることが可能である。
【0157】而してこのように高さ補正部によってマン
ドレル先端の高さ位置を合わせておけば、異なった種類
のマンドレルを混流状態で連続生産ラインに流した場合
であっても、ロボット等における一定の動作によって各
種の処理を適正に行うことができる。換言すれば、この
ようにマンドレルの先端の高さを合わせておくことによ
って、複雑なロボットでなくても簡単な自動機によって
各種処理を自動的に行うことが可能となり、ゴム曲り管
の製造設備に要するコストを低減することが可能とな
る。
【0158】上記実施例では加硫後のゴム曲り管261
の先端を主ロボット38のハンド54により直接把持し
てマンドレル48から引っ張り出すようにしているが、
ゴム曲り管261のマンドレル48からの抜取り方法と
して、図44に示しているようにゴム曲り管261に対
してマンドレル48の基端側から押出方向に力を加え
て、一旦ゴム曲り管261を微小距離マンドレル48か
ら押し出した後、ゴム曲り管261の先端部を把持して
マンドレル48から引っ張り出すようにすることができ
る。
【0159】マンドレル48に装着された状態で加硫成
形されたゴム曲り管261は、マンドレル48に対して
密着状態で付着した状態にあり、従って特に当初におい
てゴム曲り管261をマンドレル48から引っ張り出す
際にゴム曲り管261とマンドレル48との間で大きな
抵抗力が生じる。しかも弾性を有するゴム曲り管261
は、これを先端部を掴んで引っ張り出そうとしたときに
縮径方向に弾性変形するため、即ちマンドレル48を締
め付ける方向に弾性変形するため、マンドレル48から
の引張出しが困難となり、抜取りに大きな力を必要とす
る。
【0160】しかるに一旦ゴム曲り管をマンドレル48
から押出方向に力を加えたとき、ゴム曲り管261は拡
径方向に弾性変形するため、マンドレル48に対して密
着且つ付着状態にあったゴム曲り管261をマンドレル
48から容易に離すことができる。従ってその後におい
てゴム曲り管261の先端部を掴んで引抜操作したとき
に、容易にゴム曲り管261をマンドレル48から引き
抜くことができる。従ってこのような抜取方法を用いれ
ば、少ない力でゴム曲り管261をマンドレル48から
抜き取ることができる。ひいてはゴム曲り管261の抜
取り用として、力の小さい小型のロボットを用いること
ができ、設備コストを低減することができる。
【0161】尚、ゴム曲り管261に対してマンドレル
48から押出方向に力を加える方法として、マンドレル
48の付け根側のキャップ66に対して押出方向に力を
加えるのが好都合である。
【0162】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は、その主旨を逸脱しない
範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム曲り管の連続製造装置の概略全体構成を示
す図である。
【図2】図1の装置の概略側面構成を示す図である。
【図3】図1の主ロボットの動作の説明図である。
【図4】図1の搬送装置によって搬送されるマンドレル
ユニットの構成を示す図である。
【図5】図4のマンドレルユニットの要部正面図であ
る。
【図6】図4のマンドレルユニットの側面図である。
【図7】図1の搬送装置にて搬送されるパレットの構成
を示す図である。
【図8】図4のマンドレルユニットと図7のパレットと
を組み付けた状態で示す図である。
【図9】図1におけるマンドレル枠とマンドレル脱着装
置の図である。
【図10】図9におけるマンドレル脱着装置の作用説明
図である。
【図11】図9におけるマンドレル脱着装置の要部を拡
大して示す図である。
【図12】図9のマンドレル脱着装置におけるロック部
材の作用説明図である。
【図13】図9におけるマンドレル枠の要部を拡大して
示す断面図である。
【図14】図9のマンドレル枠の要部をマンドレルユニ
ットの装着手順とともに示す図である。
【図15】図1における第二コンベヤ装置と第一受渡コ
ンベヤ装置を示す図である。
【図16】図1におけるマンドレル傾動装置を図15の
装置とともに示す平面図である。
【図17】図16のマンドレル傾動装置の側面構成を示
す図である。
【図18】図16,17のマンドレル傾動装置の正面構
成を示す図である。
【図19】図1の第一コンベヤ装置22の構成を概略的
に示す図である。
【図20】図1のトランスファ装置の正面図である。
【図21】図20のトランスファ装置の要部を拡大して
示す図である。
【図22】図1における第三コンベヤ装置26の概略全
体構成を示す図である。
【図23】図22の第三コンベヤ装置26における始端
部分をトランスファ装置34とともに示す図である。
【図24】同じ第三コンベヤ装置の始端部分の横断面図
である。
【図25】図22の読取装置及びその周辺部を示す平面
図である。
【図26】図25の読取装置と周辺部の横断面図であ
る。
【図27】図22の第三コンベヤ装置26の中間部分の
縦断面図である。
【図28】図27に示す部分の横断面図である。
【図29】図25の要部を更に拡大して示す図である。
【図30】図1におけるキャップ抜取装置の要部の構成
を示す図である。
【図31】同じキャップ抜取装置の作用説明図である。
【図32】図1における第二受渡コンベヤ装置の平面図
である。
【図33】図32に示す装置の正面図である。
【図34】図1におけるマーキング装置の概略全体構成
を示す図である。
【図35】図34に示すマーキング装置の要部を拡大し
て示す図である。
【図36】図35に示す部分の更に要部を拡大して示す
図である。
【図37】図34に示すマーキング装置の作用説明図で
ある。
【図38】図34に示すマーキング装置の要部を作用と
ともに示す図である。
【図39】図1における第四コンベヤ装置の概略全体構
成を示す図である。
【図40】図39の第四コンベヤ装置の要部の縦断面図
である。
【図41】図39,40に示す装置の要部の横断面図で
ある。
【図42】本発明の他の実施例において用いられるマン
ドレルユニットをマンドレルとともに示す図である。
【図43】図42のマンドレルの利点を説明するための
比較例図である。
【図44】マンドレルに装着状態のゴム曲り管の抜取方
法の例を示す図である。
【図45】本発明の背景説明のための説明図である。
【図46】図45に示すマンドレル枠と異なる形態の従
来のマンドレル枠の例を示す図である。
【図47】従来のマーキング方法の説明図である。
【符号の説明】
10 加硫装置 14A,14B マンドレル枠 20 マンドレルユニット 22 第一コンベヤ装置 24 第二コンベヤ装置 26 第三コンベヤ装置 28 第四コンベヤ装置 30 第一受渡コンベヤ装置 32 第二受渡コンベヤ装置 34 トランスファー装置 36 マンドレル傾動装置 48 マンドレル 50 ゴム予備成形品 66,82 キャップ 70 貫通穴 72,94 表示部 76 位置決め穴 78 係合ピン 84 搬送パレット 86 位置決め突起 145 ローラコンベヤチェーン 149 ストッパシリンダ 153 ストッパピン 154,168,264 コンベヤユニット 160 コンベヤチェーン 174 固定爪 175 位置決めピン 176 位置決めシリンダ 210,212 読取装置(自動読取装置) 248 位置決め穴 261 ゴム曲り管 S1 装着ステーション(装着位置) S2A,S2B 取付ステーション(取付位置) S3A,S3B 取外しステーション(取外位置) S4A,S4B キャップ抜取ステーション(キャップ
抜取位置) S5 マーキングステーション(マーキング位置) S6A,S6B ゴム管抜取ステーション(ゴム管抜取
位置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 23:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンドレル取付基体に集合状態で取り付
    けられ保持された、所定製品形状に屈曲したマンドレル
    のそれぞれに対して、未加硫若しくは半加硫のゴム予備
    成形品を嵌込状に装着した状態で加硫装置に挿入して、
    該ゴム予備成形品の加熱加硫を行い、その後該マンドレ
    ルから加硫後のゴム曲り管を抜き取るゴム曲り管の製造
    方法において前記マンドレルを複数個単位で連結手段に
    より連結してマンドレルユニットとなし、該マンドレル
    ユニットごと前記マンドレル取付基体に対して脱着する
    ようになすとともに、該マンドレルユニットを所定の搬
    送路に沿って搬送装置により搬送し、該搬送路に沿って
    設定した所定の取付位置において、該搬送装置により搬
    送されてきた、予めマンドレルに前記ゴム予備成形品の
    装着されたマンドレルユニットの前記マンドレル取付基
    体への取付けを行い、その後該マンドレル取付基体を該
    マンドレルユニット及びゴム予備成形品とともに加硫装
    置に挿入して加熱加硫を行うとともに、その後において
    該取付位置と同じ若しくは該搬送路に沿って設定した別
    の取外位置において、加硫後のゴム曲り管を前記マンド
    レルユニットごと該マンドレル取付基体から外して前記
    搬送装置により下流側に搬送することを特徴とするゴム
    曲り管の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記取外位置の下流
    側において前記搬送路に沿って設定したゴム管抜取位置
    において、加硫後のゴム曲り管を前記マンドレルから抜
    き取ることを特徴とするゴム曲り管の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記取付位置
    の上流側において前記搬送路に沿って設定した装着位置
    において、前記マンドレルに対してゴム予備成形品の嵌
    込み・装着を行うことを特徴とするゴム曲り管の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記取外位置の下流側において前記搬送路に沿って設定し
    たマーキング位置において、加硫後のゴム曲り管に対し
    前記マンドレルへの装着状態で所定のマーキングを施す
    ことを特徴とするゴム曲り管の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3,4の何れかにおい
    て、前記マンドレルに対して前記ゴム予備成形品の軸方
    向端面を当接させて長さ規制を行うためのキャップを装
    着した状態で前記加硫操作を行うようにし、且つ前記取
    外位置と同じ若しくは下流側において前記搬送路に沿っ
    て設定したキャップ抜取位置において、該マンドレルか
    ら該キャップを抜き取ることを特徴とするゴム曲り管の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4,5の何れかにお
    いて、前記搬送装置にてパレットを搬送するようにし、
    該パレット上に前記マンドレルユニットを載せて、該マ
    ンドレルユニットを搬送することを特徴とするゴム曲り
    管の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5,6の何れか
    において、前記パレット及びマンドレルユニットの少な
    くとも何れかに品種を表示する、自動読取装置にて読み
    取り可能な表示部を設けるとともに、前記搬送路に沿っ
    た所定個所に該表示部の自動読取装置を設け、表示部に
    よる表示内容を読み取るようにしたことを特徴とするゴ
    ム曲り管の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、前記パレット
    と前記マンドレルユニットとの一方に位置決め突起を、
    他方に位置決め穴を設け、それらを嵌合させることによ
    って該パレット及びマンドレルユニットを位置決めする
    ことを特徴とするゴム曲り管の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    の何れかにおいて、前記搬送路を循環路となして、前記
    マンドレルユニットを前記搬送装置によって該循環路を
    循環搬送することを特徴とするゴム曲り管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016221793A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 住友理工株式会社 ゴムホースの製造装置及び製造方法

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