JPH10160293A - 冷凍装置及びアキュームレータ - Google Patents
冷凍装置及びアキュームレータInfo
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- JPH10160293A JPH10160293A JP32034396A JP32034396A JPH10160293A JP H10160293 A JPH10160293 A JP H10160293A JP 32034396 A JP32034396 A JP 32034396A JP 32034396 A JP32034396 A JP 32034396A JP H10160293 A JPH10160293 A JP H10160293A
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- Japan
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- refrigerant
- oil
- accumulator
- refrigerating machine
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイルフォーミングの発生を抑制しつつ、冷
凍機油を回収する速度を上げることのできる冷凍装置及
びアキュームレータを提供する。 【解決手段】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
用側熱交換器を順につないだ冷凍サイクルを備え、圧縮
機の吸込側には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒
を貯留するアキュームレータ11を備えた冷凍装置にお
いて、冷媒にはHFC冷媒を使用し、冷凍機油にはHF
C冷媒よりも比重が小さな冷凍機油を使用し、アキュー
ムレータ11の冷媒導出管25には上下に間隔をあけて
複数のオイル戻し孔27a〜27dを設け、上部のオイ
ル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し孔の大きさよりも
大きく形成したものである。
凍機油を回収する速度を上げることのできる冷凍装置及
びアキュームレータを提供する。 【解決手段】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
用側熱交換器を順につないだ冷凍サイクルを備え、圧縮
機の吸込側には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒
を貯留するアキュームレータ11を備えた冷凍装置にお
いて、冷媒にはHFC冷媒を使用し、冷凍機油にはHF
C冷媒よりも比重が小さな冷凍機油を使用し、アキュー
ムレータ11の冷媒導出管25には上下に間隔をあけて
複数のオイル戻し孔27a〜27dを設け、上部のオイ
ル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し孔の大きさよりも
大きく形成したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、HFC冷媒、及び
このHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油が循環する
冷凍サイクルを備える冷凍装置及びアキュームレータに
関する。
このHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油が循環する
冷凍サイクルを備える冷凍装置及びアキュームレータに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧
装置、利用側熱交換器を順につないだ冷凍サイクルを備
え、圧縮機の吸込側には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含
む液冷媒を貯留するアキュームレータを備えた冷凍装置
は知られている。
装置、利用側熱交換器を順につないだ冷凍サイクルを備
え、圧縮機の吸込側には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含
む液冷媒を貯留するアキュームレータを備えた冷凍装置
は知られている。
【0003】この種のものでは、前記アキュームレータ
の冷媒導出管の上下に複数のオイル戻し孔を設け、アキ
ュームレータに貯留される液冷媒のうちの冷凍機油を、
適宜圧縮機の吸込側に回収するようにしている。
の冷媒導出管の上下に複数のオイル戻し孔を設け、アキ
ュームレータに貯留される液冷媒のうちの冷凍機油を、
適宜圧縮機の吸込側に回収するようにしている。
【0004】従来の構成のうち、冷媒導出管の下部に設
けられるオイル戻し孔は、通常運転時にアキュームレー
タの下部に徐々に貯留される冷凍機油を回収するための
ものであり、冷媒導出管の上部に設けられる複数のオイ
ル戻し孔は、例えば起動時や除霜運転時において、アキ
ュームレータの上部に液冷媒と共に高い比率で混在する
冷凍機油をこの液冷媒ごと回収するためのものである。
けられるオイル戻し孔は、通常運転時にアキュームレー
タの下部に徐々に貯留される冷凍機油を回収するための
ものであり、冷媒導出管の上部に設けられる複数のオイ
ル戻し孔は、例えば起動時や除霜運転時において、アキ
ュームレータの上部に液冷媒と共に高い比率で混在する
冷凍機油をこの液冷媒ごと回収するためのものである。
【0005】アキュームレータの上部に高い比率で混在
する冷凍機油を液冷媒ごと回収する場合には、この液冷
媒の量が多くなると、オイルフォーミングが生じる。こ
れを解消するために、従来では上部に位置するオイル戻
し孔の大きさを下部に位置するオイル戻し孔の大きさよ
りも小さく形成し、しかもオイル戻し孔の数量や、位置
関係等は試験で確認して規定するようにしている。
する冷凍機油を液冷媒ごと回収する場合には、この液冷
媒の量が多くなると、オイルフォーミングが生じる。こ
れを解消するために、従来では上部に位置するオイル戻
し孔の大きさを下部に位置するオイル戻し孔の大きさよ
りも小さく形成し、しかもオイル戻し孔の数量や、位置
関係等は試験で確認して規定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、上部のオイル戻し孔を下部のオイル戻し孔よ
りも小さく形成しているので、上部に滞留する混在比率
の高い冷凍機油を回収するのに時間がかかるという問題
がある。
構成では、上部のオイル戻し孔を下部のオイル戻し孔よ
りも小さく形成しているので、上部に滞留する混在比率
の高い冷凍機油を回収するのに時間がかかるという問題
がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、前記した従来の
課題を解消し、オイルフォーミングの発生を抑制しつ
つ、冷凍機油を回収する速度を上げることのできる冷凍
装置及びアキュームレータを提供することにある。
課題を解消し、オイルフォーミングの発生を抑制しつ
つ、冷凍機油を回収する速度を上げることのできる冷凍
装置及びアキュームレータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
器を順につないだ冷凍サイクルを備え、圧縮機の吸込側
には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒を貯留する
アキュームレータを備えた冷凍装置において、前記冷媒
にはHFC冷媒を使用し、前記冷凍機油には前記HFC
冷媒よりも比重が小さな冷凍機油を使用し、前記アキュ
ームレータの冷媒導出管には上下に間隔をあけて複数の
オイル戻し孔を設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下
部のオイル戻し孔の大きさよりも大きく形成したことを
特徴とするものである。
は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利用側熱交換
器を順につないだ冷凍サイクルを備え、圧縮機の吸込側
には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒を貯留する
アキュームレータを備えた冷凍装置において、前記冷媒
にはHFC冷媒を使用し、前記冷凍機油には前記HFC
冷媒よりも比重が小さな冷凍機油を使用し、前記アキュ
ームレータの冷媒導出管には上下に間隔をあけて複数の
オイル戻し孔を設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下
部のオイル戻し孔の大きさよりも大きく形成したことを
特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、HFC冷媒、及
びこのHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油が循環す
る冷凍サイクルに設けられ、密閉容器と冷媒導入管と冷
媒導出管とを備えるアキュームレータにおいて、前記冷
媒導出管には上下に間隔をあけて複数のオイル戻し孔を
設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し
孔の大きさよりも大きく形成したことを特徴とするもの
である。
びこのHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油が循環す
る冷凍サイクルに設けられ、密閉容器と冷媒導入管と冷
媒導出管とを備えるアキュームレータにおいて、前記冷
媒導出管には上下に間隔をあけて複数のオイル戻し孔を
設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し
孔の大きさよりも大きく形成したことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のものにおいて、HFC冷媒としてR407C又
はR410Aを使用する場合には、冷凍機油としてエス
テル油又はエーテル油を使用することを特徴とするもの
である。
に記載のものにおいて、HFC冷媒としてR407C又
はR410Aを使用する場合には、冷凍機油としてエス
テル油又はエーテル油を使用することを特徴とするもの
である。
【0011】これらの発明によれば、冷媒導出管に設け
られるオイル戻し孔のうちの、上部に位置するオイル戻
し孔を下部に位置するオイル戻し孔よりも大きく形成し
ているので、アキュームレータの上部に滞留する混在比
率の高い冷凍機油を、オイル戻し孔の孔径の大きい分だ
け圧縮機に速く回収することができる。
られるオイル戻し孔のうちの、上部に位置するオイル戻
し孔を下部に位置するオイル戻し孔よりも大きく形成し
ているので、アキュームレータの上部に滞留する混在比
率の高い冷凍機油を、オイル戻し孔の孔径の大きい分だ
け圧縮機に速く回収することができる。
【0012】また、冷媒にHFC冷媒、例えばR407
Cを使用して、冷凍機油にこのHFC冷媒よりも比重が
小さな冷凍機油、例えばエステル油を使用すると、従来
の冷媒R22と鉱物油等との組み合わせに比べて、冷媒
R407Cのエステル油への溶解度は低くなり、また、
仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶解した場合
でも、発泡特性の違いから発泡しにくくなる。従って、
冷媒導出管に設けられるオイル戻し孔のうちの、上部に
位置するオイル戻し孔を下部に位置するオイル戻し孔よ
りも大きく形成したとしても、従来のものに比べて、オ
イルフォーミングの発生は抑制される。
Cを使用して、冷凍機油にこのHFC冷媒よりも比重が
小さな冷凍機油、例えばエステル油を使用すると、従来
の冷媒R22と鉱物油等との組み合わせに比べて、冷媒
R407Cのエステル油への溶解度は低くなり、また、
仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶解した場合
でも、発泡特性の違いから発泡しにくくなる。従って、
冷媒導出管に設けられるオイル戻し孔のうちの、上部に
位置するオイル戻し孔を下部に位置するオイル戻し孔よ
りも大きく形成したとしても、従来のものに比べて、オ
イルフォーミングの発生は抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0014】図1において、参照符号1は圧縮機を示し
ており、この圧縮機1には、四方弁3、熱源側熱交換器
5、減圧装置(キャピラリチューブ)7、及び利用側熱
交換器9が冷媒管を介して順につながれ、冷凍サイクル
が構成されている。また、圧縮機1の吸込側には、この
圧縮機1への戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒を
貯留するためのアキュームレータ11が設けられてい
る。
ており、この圧縮機1には、四方弁3、熱源側熱交換器
5、減圧装置(キャピラリチューブ)7、及び利用側熱
交換器9が冷媒管を介して順につながれ、冷凍サイクル
が構成されている。また、圧縮機1の吸込側には、この
圧縮機1への戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒を
貯留するためのアキュームレータ11が設けられてい
る。
【0015】このアキュームレータ11は、図2に示す
ように、密閉容器(シェル)21と冷媒導入管23と冷
媒導出管25とを備え、この冷媒導出管25はほぼU字
状に曲がり、U字部25aは、シェル21の下部にまで
延在している。この冷媒導出管25には、上下に間隔を
あけて4個のオイル戻し孔27a〜27dが設けられ、
これらオイル戻し孔27a〜27dは、例えば図3に示
すように、上部の孔径が下部の孔径よりも大きくなるよ
うに形成されている。
ように、密閉容器(シェル)21と冷媒導入管23と冷
媒導出管25とを備え、この冷媒導出管25はほぼU字
状に曲がり、U字部25aは、シェル21の下部にまで
延在している。この冷媒導出管25には、上下に間隔を
あけて4個のオイル戻し孔27a〜27dが設けられ、
これらオイル戻し孔27a〜27dは、例えば図3に示
すように、上部の孔径が下部の孔径よりも大きくなるよ
うに形成されている。
【0016】冷房運転時には、四方弁3(図1)が実線
の位置に切り替えられ、冷媒は実線の矢印で示す方向に
流される。これによれば、熱源側熱交換器5は凝縮器と
して機能し、利用側熱交換器9は蒸発器として機能し
て、冷房運転が行われる。
の位置に切り替えられ、冷媒は実線の矢印で示す方向に
流される。これによれば、熱源側熱交換器5は凝縮器と
して機能し、利用側熱交換器9は蒸発器として機能し
て、冷房運転が行われる。
【0017】また、暖房運転時には、四方弁3が点線の
位置に切り替えられ、冷媒は点線の矢印で示す方向に流
される。これによれば、熱源側熱交換器5は蒸発器とし
て機能し、利用側熱交換器9は凝縮器として機能して、
暖房運転が行われる。
位置に切り替えられ、冷媒は点線の矢印で示す方向に流
される。これによれば、熱源側熱交換器5は蒸発器とし
て機能し、利用側熱交換器9は凝縮器として機能して、
暖房運転が行われる。
【0018】この実施の形態によれば、冷媒にはHFC
冷媒が使用され、冷凍機油にはこのHFC冷媒よりも比
重の小さい冷凍機油が使用される。
冷媒が使用され、冷凍機油にはこのHFC冷媒よりも比
重の小さい冷凍機油が使用される。
【0019】具体的には、HFC冷媒としては、R40
7C又はR410A等が使用され、冷凍機油としては、
エステル油又はエーテル油等が使用される。ちなみに、
エステル油の比重は0.961g/cm3であり、エー
テル油の比重は0.923g/cm3であり、R407
Cの比重は1.194g/cm3であり、R410Aの
比重は1.11g/cm3である。
7C又はR410A等が使用され、冷凍機油としては、
エステル油又はエーテル油等が使用される。ちなみに、
エステル油の比重は0.961g/cm3であり、エー
テル油の比重は0.923g/cm3であり、R407
Cの比重は1.194g/cm3であり、R410Aの
比重は1.11g/cm3である。
【0020】この冷凍装置の通常運転時には、ガス冷媒
及び冷凍機油が、図2に示すように、アキュームレータ
11のシェル21に入り、このシェル21内でガス冷媒
と冷凍機油とに分離され、ガス冷媒は冷媒導出管25を
通じて圧縮機1の吸込側に吸い込まれ、分離された冷凍
機油はシェル21の下部に溜まる。
及び冷凍機油が、図2に示すように、アキュームレータ
11のシェル21に入り、このシェル21内でガス冷媒
と冷凍機油とに分離され、ガス冷媒は冷媒導出管25を
通じて圧縮機1の吸込側に吸い込まれ、分離された冷凍
機油はシェル21の下部に溜まる。
【0021】この下部に溜まる冷凍機油は、冷媒導出管
25のU字部25aのオイル戻し孔27aを通じて吸い
出され、圧縮機1に回収される。
25のU字部25aのオイル戻し孔27aを通じて吸い
出され、圧縮機1に回収される。
【0022】一方で、起動時や除霜運転時等には、冷凍
機油のほかに未蒸発の液冷媒がアキュームレータ11の
シェル21内に溜まる。この場合、冷凍機油にはHFC
冷媒よりも比重の小さい冷凍機油が使用されるので、冷
凍機油は、HFC冷媒に混在しつつも、シェル21の上
部において混在比率が高くなる。
機油のほかに未蒸発の液冷媒がアキュームレータ11の
シェル21内に溜まる。この場合、冷凍機油にはHFC
冷媒よりも比重の小さい冷凍機油が使用されるので、冷
凍機油は、HFC冷媒に混在しつつも、シェル21の上
部において混在比率が高くなる。
【0023】冷凍機油の混在比率の高いシェル21の上
部には、冷媒導出管25の孔径の大きい例えばオイル戻
し孔27dが位置するので、このオイル戻し孔27dを
通じて、冷凍機油は液冷媒と共に吸い出されて、圧縮機
1に回収される。この場合には、孔径が大きい分だけ冷
凍機油の回収速度が上昇する。
部には、冷媒導出管25の孔径の大きい例えばオイル戻
し孔27dが位置するので、このオイル戻し孔27dを
通じて、冷凍機油は液冷媒と共に吸い出されて、圧縮機
1に回収される。この場合には、孔径が大きい分だけ冷
凍機油の回収速度が上昇する。
【0024】また、冷媒にHFC冷媒、例えばR407
Cを使用して、冷凍機油にこのHFC冷媒よりも比重が
小さな冷凍機油、例えばエステル油を使用すると、従来
の冷媒R22と鉱物油等との組み合わせに比べて、冷媒
R407Cのエステル油への溶解度は低くなり、また、
仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶解した場合
でも、発泡特性の違いから従来のものに比べて発泡しに
くくなる。図4は発泡特性を比較した図であり、図4か
らも明らかなように、溶解度を示す曲線で見比べると、
R407C/エステル油の場合は、R22/鉱物油の場
合に比べて、冷媒R407Cのエステル油への溶解度は
低くなり、仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶
解した場合でも、発泡しにくくなる。
Cを使用して、冷凍機油にこのHFC冷媒よりも比重が
小さな冷凍機油、例えばエステル油を使用すると、従来
の冷媒R22と鉱物油等との組み合わせに比べて、冷媒
R407Cのエステル油への溶解度は低くなり、また、
仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶解した場合
でも、発泡特性の違いから従来のものに比べて発泡しに
くくなる。図4は発泡特性を比較した図であり、図4か
らも明らかなように、溶解度を示す曲線で見比べると、
R407C/エステル油の場合は、R22/鉱物油の場
合に比べて、冷媒R407Cのエステル油への溶解度は
低くなり、仮にエステル油に冷媒R407Cが多量に溶
解した場合でも、発泡しにくくなる。
【0025】従って、冷媒導出管25に設けられるオイ
ル戻し孔27のうちの、上部に位置するオイル戻し孔2
7dを下部に位置するオイル戻し孔27aよりも大きく
形成したとしても、オイルフォーミングの発生は抑制さ
れる。
ル戻し孔27のうちの、上部に位置するオイル戻し孔2
7dを下部に位置するオイル戻し孔27aよりも大きく
形成したとしても、オイルフォーミングの発生は抑制さ
れる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、冷媒にはHFC冷媒を使用し、冷凍機油に
はHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油を使用し、冷
媒導出管には上下に間隔をあけて複数のオイル戻し孔を
設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し
孔の大きさよりも大きく形成したので、オイルフォーミ
ングの発生を抑制しつつ、冷凍機油の回収速度を上げる
ことができる。
明によれば、冷媒にはHFC冷媒を使用し、冷凍機油に
はHFC冷媒よりも比重の小さな冷凍機油を使用し、冷
媒導出管には上下に間隔をあけて複数のオイル戻し孔を
設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下部のオイル戻し
孔の大きさよりも大きく形成したので、オイルフォーミ
ングの発生を抑制しつつ、冷凍機油の回収速度を上げる
ことができる。
【図1】本発明による冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】本発明によるアキュームレータの断面図であ
る。
る。
【図3】オイル戻し孔の大きさを示す図である。
【図4】発泡特性を示す図である。
1 圧縮機 5 熱源側熱交換器 7 減圧装置(キャピラリチューブ) 9 利用側熱交換器 11 アキュームレータ 21 密閉容器(シェル) 23 冷媒導入管 25 冷媒導出管 27a〜27d オイル戻し孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢田 範雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、利
用側熱交換器を順につないだ冷凍サイクルを備え、圧縮
機の吸込側には戻り冷媒のうちの冷凍機油を含む液冷媒
を貯留するアキュームレータを備えた冷凍装置におい
て、 前記冷媒にはHFC冷媒を使用し、 前記冷凍機油には前記HFC冷媒よりも比重の小さな冷
凍機油を使用し、 前記アキュームレータの冷媒導出管には上下に間隔をあ
けて複数のオイル戻し孔を設け、上部のオイル戻し孔の
大きさは下部のオイル戻し孔の大きさよりも大きく形成
したことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項2】 HFC冷媒、及びこのHFC冷媒よりも
比重の小さな冷凍機油が循環する冷凍サイクルに設けら
れ、密閉容器と冷媒導入管と冷媒導出管とを備えるアキ
ュームレータにおいて、 前記冷媒導出管には上下に間隔をあけて複数のオイル戻
し孔を設け、上部のオイル戻し孔の大きさは下部のオイ
ル戻し孔の大きさよりも大きく形成したことを特徴とす
るアキュームレータ。 - 【請求項3】 HFC冷媒としてR407C又はR41
0Aを使用する場合には、冷凍機油としてエステル油又
はエーテル油を使用することを特徴とする請求項1又は
2に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32034396A JPH10160293A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 冷凍装置及びアキュームレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32034396A JPH10160293A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 冷凍装置及びアキュームレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160293A true JPH10160293A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18120424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32034396A Pending JPH10160293A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 冷凍装置及びアキュームレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10160293A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100825622B1 (ko) * | 2004-07-01 | 2008-04-25 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 공기 조화 장치 |
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CN107208937A (zh) * | 2015-01-23 | 2017-09-26 | 三菱电机株式会社 | 空气调节装置 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP32034396A patent/JPH10160293A/ja active Pending
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