JPH10160236A - 空調用空気流の制御装置 - Google Patents

空調用空気流の制御装置

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Publication number
JPH10160236A
JPH10160236A JP31917896A JP31917896A JPH10160236A JP H10160236 A JPH10160236 A JP H10160236A JP 31917896 A JP31917896 A JP 31917896A JP 31917896 A JP31917896 A JP 31917896A JP H10160236 A JPH10160236 A JP H10160236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
damper
damper blade
conditioning
downstream side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31917896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Ueda
薫 植田
Shigenori Kitazume
茂憲 北詰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Sinko Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd, Sinko Industries Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP31917896A priority Critical patent/JPH10160236A/ja
Publication of JPH10160236A publication Critical patent/JPH10160236A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調用の空気流を制御するダンパ羽根に結露
水が発生するのを防止する。 【解決手段】 混合ボックス2の混合室6に、可変風量
ユニット3の冷空気通路7とファンユニット4の温空気
通路8とを接続する。上記の冷空気通路7の途中部にダ
ンパ10・10を設けて、各ダンパ10のダンパ羽根1
5を通気性に構成する。そのダンパ10の上流側へ供給
された冷空気Kが同上ダンパ羽根15を通って下流側へ
微少量だけ流出されて、その流出した冷空気Kの空気層
Lによってダンパ羽根15の下流側面および先端縁部分
が覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調用のダンパ
や吹出口などのように空気流を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気流の制御装置は、一般に、
ダンパ羽根や案内板などの空気流制御部材によって空調
用空気に流動抵抗を付与したり流れ方向を変更するよう
になっている。従来では、上記の制御部材を金属板によ
って構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成では、
次の点で改善の余地が残されていた。例えば、空調用ダ
ンパの上流側に供給された冷空気の温度が下流側の室内
空気の露点温度よりも低い条件下で運転した場合には、
冷空気によって冷却されたダンパ羽根の下流側面に室内
空気が巻き込まれて多量の結露水を発生させ、その結露
水がダクトや室内へ滴下することがある。
【0004】この弊害を解消するため、本発明者は、上
記ダンパ羽根を断熱性の素材によって構成することを本
発明に先立って考えた。この先提案によれば、ダンパ羽
根の上流側面の冷熱が下流側面へ伝達されるのを阻止し
て結露水の発生を抑制できる点で優れるが、そのダンパ
羽根の上流側と下流側の先端縁部分に結露水が発生して
しまうことが分かった。本発明の目的は、ダンパ羽根な
どの空気流制御部材に結露水が発生するのを確実に防止
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る空調用空気流の制御装置は、例え
ば、図1に示すように、空気通路7(8)の流れ方向の途
中部に設けた空気流制御部材15を通気性に構成して、
その制御部材15の上流側へ供給された空調用空気K
(H)が同上の制御部材15を通って下流側へ微少量だけ
流出可能に構成したものである。
【0006】また、請求項2に係る空調用空気流の制御
装置は、例えば、同上の図1に示すように、冷空気通路
7と温空気通路8とを混合室6へ接続し、その冷空気通
路7の途中部に設けたダンパ10のダンパ羽根15を通
気性に構成し、そのダンパ10の上流側へ供給された冷
空気Kが同上ダンパ羽根15を通って下流側へ微少量だ
け流出可能に構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
によって説明する。図1(A)は、本発明を適用したファ
ンパワー装置の縦断面視の模式図である。図1(B)は、
その図1(A)中の矢印B部分の拡大図である。図1(C)
は、上記の図1(B)中のC部分の拡大模式図である。
【0008】図1(A)において、符号1は空調用ファン
パワー装置を示し、符号Rは室内を示している。そのフ
ァンパワー装置1は、混合ボックス2と冷風用の可変風
量ユニット3と温風用のファンユニット4とを備える。
その混合ボックス2内の混合室6には、上記の可変風量
ユニット3内の冷空気通路7と上記ファンユニット4内
の温空気通路8とが接続される。
【0009】上記の冷空気通路7の途中部に一対の空調
用ダンパ10・10が向かい合わせに配置され、上記の
温空気通路8に多翼式のファン11が配置される。そし
て、上記の可変風量ユニット3の入口3aに供給された
冷空気Kと、ファンユニット4の入口4aへ供給された
温空気H(ここでは、図外のダクトを経て吸い込まれた
室内Rの空気)とが前記の混合室6でミキシングされて
混合空気Mとなり、その混合空気Mが給気口13を通っ
て室内Rへ供給される。
【0010】図1(B)及び図1(C)に示すように、上記
ダンパ10のダンパ羽根15は、通気性に構成されてお
り、そのダンパ10の上流側へ供給された冷空気Kが同
上ダンパ羽根15を通って下流側へ微少量だけ流出可能
になっている。
【0011】より詳しく説明すると、図1(C)に示すよ
うに、上記ダンパ10の上流側の冷空気Kの一部分が前
後の差圧力によって上記のダンパ羽根15を通って下流
側へ微少量だけ流出し、その流出した冷空気Kの空気層
L(二点鎖線図参照)によって上記ダンパ羽根15の下流
側面及び先端縁部分が全面的に覆われる。このため、混
合室6からダンパ10へ巻き込まれてきた混合空気Mが
ダンパ羽根15の下流側面や先端縁部分に接触すること
を阻止でき、その混合空気Mが結露するのを防止でき
る。
【0012】なお、上記ダンパ羽根15の素材は、ここ
では焼結合金であるが、微少の通気性を具備したもので
あればよく、セラミックスやプラスチックス等の他の素
材であってもよい。なお、上記ダンパ10の旋回シャフ
ト16も同様の通気性の素材で構成することが好まし
い。
【0013】また、前記の温空気通路8において、前記
ファン11の下流側に別のダンパを設けた場合には、そ
の別のダンパのダンパ羽根も同様に通気性に構成して、
その別のダンパの上流側へ供給された温空気Hが同上の
ダンパ羽根を通って下流側へ微少量だけ流出可能に構成
することが好ましい。
【0014】即ち、混合室6の混合空気Mの温度がファ
ンユニット4へ供給された温空気Hの露点温度よりも低
い条件下で運転を継続した場合において、従来構成の金
属製ダンパ羽根では、そのダンパ羽根の下流側面に巻き
込まれた低温の混合空気によってダンパ羽根が冷却され
るので、そのダンパ羽根の上流側面で温空気Hが結露す
るおそれがある。
【0015】その別のダンパのダンパ羽根を前述の通気
性の素材で構成することによって、温空気Hの一部分が
上記ダンパ羽根を通過して、その通過中にダンパ羽根を
加熱すると共に同上ダンパ羽根の下流側面および先端縁
部分に前述の空気層を全面的に形成する。このため、混
合空気の冷熱によってダンパ羽根が冷却されるのを阻止
して、そのダンパ羽根の上流側面および先端縁部分で温
空気Hが結露するのを防止できるのである。
【0016】上記の実施形態は、さらに次のように変更
可能である。前記ダンパ10は、可変風量ユニット3内
に2つ配置することに代えて、1つだけ配置したもので
あってもよく、3つ以上配置したものであってもよい。
さらに、ダンパ10は、ユニット3内に配置することに
代えて、ダクト内の通路に配置したものであってもよ
い。本発明に係る空気流制御部材は、上流側空気と下流
側空気の両者のうちの一方の乾球温度が他方の露点温度
よりも低い場合に適用されるものであればよく、その制
御部材は、ダンパに代えて、吹出口のコーンやガイドベ
ーンやルーバなどの他の種類の部材であってもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように構成さ
れ作用することから、次の効果を奏する。空気流制御部
材の上流側の空気の一部分が同上の制御部材を通って下
流側へ微少量だけ流出して、その流出空気の空気層によ
って制御部材の下流側面および先端縁部分を全面的に覆
える。このため、その制御部材の下流側の空気が同上の
制御部材の下流側面および先端縁部分に接触することを
阻止できる。
【0018】従って、上流側空気の温度が下流側空気の
露点温度よりも低い場合には、その上流側空気の冷熱で
冷却された制御部材の下流側面および先端縁部分に下流
側空気が接触するのを上記の空気層によって阻止でき
る。このため、その下流側面および先端縁部分に結露水
が発生するのを防止できる。また、下流側空気の温度が
上流側空気の露点温度よりも低い場合には、制御部材を
通って下流側へ流出される空気が制御部材を加熱すると
共に、下流側空気の冷熱で上記の制御部材が冷却される
のを流出空気の空気層によって阻止できる。このため、
その制御部材の上流側面および先端縁部分に結露水が発
生するのを防止できる。
【0019】請求項2の発明は、基本的には上記の請求
項1の発明と同様の効果を奏する。即ち、ダンパの上流
側に流入したきた冷空気の一部分が前後の差圧力によっ
てダンパ羽根を通って下流側へ微少量だけ流出して、そ
の流出した冷空気の空気層によって上記ダンパ羽根の下
流側面及び先端縁部分が全面的に覆われる。従って、混
合室からダンパへ巻き込まれてきた混合空気がダンパ羽
根の下流側面や先端縁部分に接触することを阻止でき、
その混合空気が結露するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示している。図1(A)
は、本発明を適用したファンパワー装置の縦断面視の模
式図である。図1(B)は、上記の図1(A)中の矢印B部
分の拡大図である。図1(C)は、上記の図1(B)中のC
部分の拡大模式図である。
【符号の説明】
6…混合室、7…冷空気通路(空気通路)、8…温空気通
路(空気通路)、10…ダンパ、15…ダンパ羽根(空気
流制御部材)、H…温空気(空調用空気)、K…冷空気(空
調用空気)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路(7,8)の流れ方向の途中部に
    設けた空気流制御部材(15)を通気性に構成して、その
    制御部材(15)の上流側へ供給された空調用空気(K,
    H)が同上の制御部材(15)を通って下流側へ微少量だ
    け流出可能に構成した、ことを特徴とする空調用空気流
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 冷空気通路(7)と温空気通路(8)とを混
    合室(6)へ接続し、その冷空気通路(7)の途中部に設け
    たダンパ(10)のダンパ羽根(15)を通気性に構成し、
    そのダンパ(10)の上流側へ供給された冷空気(K)が同
    上ダンパ羽根(15)を通って下流側へ微少量だけ流出可
    能に構成した、ことを特徴とする空調用空気流の制御装
    置。
JP31917896A 1996-11-29 1996-11-29 空調用空気流の制御装置 Pending JPH10160236A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31917896A JPH10160236A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空調用空気流の制御装置

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JP31917896A JPH10160236A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空調用空気流の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10160236A true JPH10160236A (ja) 1998-06-19

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ID=18107298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31917896A Pending JPH10160236A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 空調用空気流の制御装置

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JP (1) JPH10160236A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006300394A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Nippon Shokubai Co Ltd 4ポート自動切換えバルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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