JPH10160074A - 接続装置 - Google Patents

接続装置

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JPH10160074A
JPH10160074A JP8321800A JP32180096A JPH10160074A JP H10160074 A JPH10160074 A JP H10160074A JP 8321800 A JP8321800 A JP 8321800A JP 32180096 A JP32180096 A JP 32180096A JP H10160074 A JPH10160074 A JP H10160074A
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Shigemitsu Yonemoto
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Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
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Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • F16L27/127Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position
    • F16L27/1275Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of at least an external threaded bolt

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震時等に於ける流体流出の防止効果を向上
させた接続装置を提供すること。 【解決手段】 上流側の第1主体(1) と下流側の第2主
体(2) とを離脱可能な球面対偶の関係となるように嵌合
させる嵌合手段(1a)(2a)と、前記嵌合した状態を維持し
且つ所定以上の外力が加わったときに前記嵌合した状態
を解除する維持解除手段(12)(22)(3)(3)(5) と、前記解
除されたときに第1主体(1) での流体の通過を阻止する
阻止手段(7a)(7b)と、を具備すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接続装置、特
に、流体を通過させる孔部を各々有する上流側の第1主
体と下流側の第2主体とを具備する接続装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の接続装置(9) の断面図
であり、図12は、図11の接続装置(9) のXIIーX
II断面図である。同図に示す従来の接続装置(9) は、
ガスを通過させる孔部(90)(90)を各々有する上流側の第
1主体(9a)及び下流側の第2主体(9b)を具備する構成で
ある。そして、第1主体(9a)側の筒状の第1端部(91)に
対して第2主体(9b)側の筒状の第2端部(92)が極僅かの
隙間を有して嵌入されている。前記の第1端部(91)及び
第2端部(92)は、軸方向に一様な大きさに設定されてい
る。又、第1主体(9a)の中心軸と第2主体(9b)の中心軸
とは一致している。更に、この接続装置(9) は、例え
ば、第1主体(9a)の上流側がガス配管(図示せず)に接
続され、第2主体(9b)の下流側が業務用で大型のガス器
具(図示せず)に継がる可撓管(図示せず)に接続され
る。
【0003】第2端部(92)の外周面には、全周に亙って
円弧状断面の環状凹部(94)が形成されている。又、第1
端部(91)の内周面には、環状凹部(94)に対応する位置に
て並び且つ外周側に凹んだ複数の凹陥部(98)(98)が形成
され、これら凹陥部(98)(98)の各々には、第1端部(91)
の肉厚方向に移動自在で且つバネにより内周側に付勢さ
れた複数のボール(93)(93)の各々が各別に保持されてい
る。これらボール(93)(93)の各々は、前記の環状凹部(9
4)に嵌入されている。
【0004】尚、第2端部(92)の外周面には、第1端部
(91)との間を気密状態に維持する為のOリング(95)が外
嵌装着されている。又、第1主体(9a)には、その孔部(9
0)を閉塞する為の弁装置(97)が内蔵され、第2主体(9b)
には、弁装置(97)を開弁状態に維持する為の軸体(96)が
装備されている。この接続装置(9) では、第1主体(9a)
の第1端部(91)に対して第2主体(9b)の第2端部(92)を
押し込むと、第2端部(92)によりボール(93)(93)が外周
側に移動し、この状態で、前記押込みが進行する。そし
て、第2端部(92)の環状凹部(94)がボール(93)(93)に達
すると、ボール(93)(93)が環状凹部(94)に嵌入される。
これにより、図11に示すように、第1端部(91)と第2
端部(92)とが嵌合した状態となる。又、ボール(93)(93)
によって、第1端部(91)と第2端部(92)とが軸方向に抜
止め状態に係合し、前記嵌合した状態が維持される。更
に、この接続装置(9) では、Oリング(95)によって、前
記嵌合した部分の気密が確保される。又、軸体(96)によ
って、弁装置(97)が開弁状態に維持され、第1主体(9a)
の孔部(90)から第2主体(9b)の孔部(90)にガスが流れ
る。つまり、上記ガス配管から上記ガス器具にガスが流
れる。
【0005】一方、地震時等に於いて上記ガス器具が転
倒したり大きく移動すると、この接続装置(9) に大きな
外力が作用する。このとき、第1主体(9a)及び第2主体
(9b)に対して所定以上の軸方向の斥力が作用すると、ボ
ール(93)(93)が環状凹部(94)から強制的に脱出し、第1
端部(91)から第2端部(92)が抜けるものとなる。つま
り、第1端部(91)と第2端部(92)との嵌合状態が解除さ
れる。この解除によって、上記ガス配管等に過大な外力
が作用せず、前記ガス配管等の破損が防止される。又、
前記解除された状態では、軸体(96)が第1主体(9a)から
抜けて弁装置(97)が閉弁されるから、前記解除された状
態に於ける第1主体(9a)からのガス流出が防止される。
従って、前記斥力が作用した場合のガス漏れが防止され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記地震時
等において、この接続装置(9) に曲げ方向の外力が作用
した場合、つまり、第1主体(9a)の中心軸と第2主体(9
b)の中心軸とがずれる方向に外力が作用した場合、相互
に嵌合する第1端部(91)と第2端部(92)とが軸方向に一
様な大きさの筒状であるから、第2端部(92)の外周面と
第1端部(91)の内周面とが部分的に圧接され、第1端部
(91)と第2端部(92)の相互の摩擦抵抗力が過大となり易
い。これによって、第2端部(92)が第1端部(91)から離
脱しにくいものとなり、その分、上記したガス配管等が
破損し易くなる。従って、地震時等に於けるガス漏れの
防止が不十分である。
【0007】請求項1の発明は、地震時等に於ける流体
流出の防止効果を向上させた接続装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の課題解
決手段は、『流体を通過させる孔部を各々有する上流側
の第1主体及び下流側の第2主体と、前記第1主体と前
記第2主体とを、前記孔部の少なくとも一部の各々が相
互に連通し且つ離脱可能な球面対偶の関係となるように
嵌合させる嵌合手段と、前記嵌合した状態を維持し且つ
前記第1主体及び前記第2主体の少なくとも何れか一方
に所定以上の外力が加わったときに前記嵌合した状態を
解除する維持解除手段と、前記嵌合した状態が解除され
たときに前記第1主体に於ける前記流体の通過を阻止す
る阻止手段と、を具備する』ことを特徴とする。
【0009】このものでは、前記第1主体と前記第2主
体とが、前記嵌合手段によって、前記孔部の少なくとも
一部の各々が相互に連通し且つ離脱可能な球面対偶の関
係となるように嵌合している。又、前記維持解除手段に
よって、前記嵌合した状態が維持されている。そして、
前記第1主体及び前記第2主体の少なくとも何れか一方
に所定以上の外力が加わったときには、前記維持解除手
段によって、前記嵌合した状態が解除される。尚、前記
外力は、軸方向の斥力や曲げ力などである。
【0010】更に、前記嵌合した状態が解除されると、
前記阻止手段によって、前記第1主体に於ける前記流体
の通過が阻止される。ここで、請求項2の発明のよう
に、『前記維持解除手段は、前記第1主体及び前記第2
主体の何れか一方から他方を押圧する押圧手段と、前記
第1主体と前記第2主体の嵌合時の前記押圧手段の押圧
力よりも嵌合後の押圧力を大きくする押圧力調節手段
と、を含む』ものでもよい。
【0011】このものでは、前記押圧手段の押圧力に抗
して前記第1主体と前記第2主体とを嵌合させる。そし
て、前記嵌合した後の押圧力によって前記嵌合した状態
が維持される。更に、前記所定以上の外力が加わると、
前記押圧力に抗して前記嵌合が解除される。又、このも
のでは、前記押圧力調節手段によって、前記嵌合時の押
圧力よりも前記嵌合後の押圧力が大きくなっている。
【0012】請求項3の発明のように、『前記嵌合手段
は、前記第1主体及び前記第2主体の何れか一方に備え
られ且つ前記孔部に連続して球面の一部形状となる外周
面を有する第1端部と、前記第1主体及び前記第2主体
の他方に備えられ且つ前記孔部に連続して前記球面の一
部形状となる内周面を有する第2端部と、を含み、前記
第1端部が前記第2端部に嵌入される』ものでは、前記
第2端部への前記第1端部の嵌入によって、前記第1主
体と前記第2主体とが離脱可能な球面対偶の関係にて嵌
合したものとなる。
【0013】請求項4の発明のように、『前記押圧手段
は、前記第1端部の外周面に略全周に亙って形成された
環状凹部と、前記第2端部に於ける前記環状凹部に対応
する位置に並び且つ内外に貫通する複数の貫通孔と、前
記貫通孔の各々に対して前記第2端部の厚さ方向に移動
自在に各々保持され且つ前記環状凹部に嵌入される複数
のボールと、を含み、前記押圧力調節手段は、前記第2
端部に対して軸方向に移動可能に外嵌し且つ前記軸方向
の移動位置によって前記ボールの各々の外周側への移動
度合いを調節できるリング部材、を含む』ものでもよ
い。
【0014】このものでは、前記環状凹部に対する前記
ボールの各々の嵌入によって、前記第1主体が前記第2
主体から押圧されたものとなる。そして、前記リング部
材の軸方向の移動位置によって、前記ボールの各々の外
周側への移動度合いが調節されるから、前記第1主体と
前記第2主体の嵌合時の前記ボールの各々による押圧力
よりも嵌合後の押圧力を大きくすることができる。
【0015】請求項5の発明のように、『通常の嵌合状
態に於いては、前記第1主体の中心軸と前記第2主体の
中心軸とが一致するように前記第1主体と前記第2主体
とが嵌合し、前記外力が各々の前記中心軸がずれる方向
に加わったときに前記加わった外力を低減させる外力低
減手段を更に具備する』ものでは、前記外力低減手段に
よって、前記第1主体の中心軸と前記第2主体の中心軸
とがずれる方向に加わった外力が低減される。
【0016】請求項6の発明のように、『前記外力低減
手段は、前記第2端部と前記通常の嵌合状態に於ける前
記第2端部に対応する前記第1主体の部分との間に脱着
可能に設けられた環状体を含む』ものでは、前記第2端
部と前記通常の嵌合状態に於ける前記第2端部に対応す
る部分との間に前記環状体が設けられているから、前記
ずれる方向の外力が加わった時の前記環状体からの抗力
によって、前記ずれる方向の外力が前記環状体の配置部
にて低減される。
【0017】請求項7の発明のように、『前記阻止手段
は、前記第1主体に備えられ且つ前記嵌合した状態が解
除されたときに前記孔部を閉塞する弁装置と、前記第2
主体に備えられ且つ前記嵌合した状態にて前記弁装置を
開弁状態とする開弁部材と、を含む』ものでもよい。前
記嵌合した状態では、前記開弁部材によって前記弁装置
が開弁状態となるから、前記第1主体から前記第2主体
に流体が流れる。そして、前記嵌合した状態が解除され
ると、前記第1主体の前記孔部が前記弁装置によって閉
塞され、前記第1主体からの流体流出が抑えられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、上記第1主体と上記第2主体とが、離脱可能な球面
対偶の関係となるように嵌合しているから、この接続装
置に曲げ方向の外力が作用しても、従来のような前記第
1主体と前記第2主体とがその嵌合部にて圧接される不
都合が生じず、前記嵌合の解除がスムーズである。又、
軸方向の斥力が作用した場合でも、前記解除がスムーズ
である。従って、地震時等に於いて、この接続装置に接
続される配管等の破損防止の効果が従来のものに比べて
向上する。これによって、前記配管等の破損による流体
流出が抑えられる。又、前記解除されると、上流側の第
1主体での流体の通過が阻止されるから、この点では、
従来と同様、前記第1主体からの流体流出が抑えられ
る。
【0019】以上のことから、地震時等に於ける前記流
出の防止効果が従来のものに比べて向上している。請求
項2の発明では、上記押圧力調節手段によって、前記第
1主体と前記第2主体の嵌合時の上記押圧手段の押圧力
よりも嵌合後の押圧力が大きくなっているから、前記押
圧力に抗して前記嵌合させる時の操作力が前記嵌合後の
押圧力による嵌合維持力に比べて小さくなる。従って、
前記嵌合後の嵌合維持力を確保した上で前記嵌合させる
時の操作性が向上する。尚、従来のものでは、前記嵌合
時の押圧力と前記嵌合後の押圧力とが同一であるから、
前記嵌合後の嵌合維持力を確保すると、前記嵌合時の操
作性が低下する。
【0020】上記ボールの各々によって前記嵌合が維持
されるものでは、軸方向の斥力が作用した場合には、前
記斥力に対して全ての前記ボールが同等に抵抗するが、
前記第1主体の中心軸と前記第2主体の中心軸とがずれ
る方向の外力が作用した場合には、前記外力に対して前
記ボールが均等には前記抵抗しない。これによって、前
記斥力が作用する場合の嵌合維持力に比べて、前記ずれ
る方向の外力が作用する場合の嵌合維持力が小さくな
る。従って、前記ずれる方向の外力が作用する場合に
は、前記嵌合が不用意に解除され易い傾向となる。とこ
ろが、請求項5の発明では、上記外力低減手段によっ
て、前記ずれる方向の外力が低減されるから、前記外力
が作用した場合に於ける前記嵌合の不用意な解除が緩和
される。
【0021】請求項6の発明では、上記環状体によっ
て、前記緩和が実現されているから、前記緩和の為の構
成が簡素化されている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図面に基づいて説明する。 [実施の形態1]図1は、本願発明の実施の形態に於け
る接続装置(100) の側面図であり、図2は、図1の接続
装置(100) を上流側から見た図であり、図3は、図1の
接続装置(100) を下流側から見た図である。
【0023】図4は、図1の接続装置(100) の第1接続
状態の縦断面図であり、図5は、図1の接続装置(100)
の第2接続状態の縦断面図であり、図6は、図1の接続
装置(100) の第3接続状態の縦断面図であり、図7は、
図1の接続装置(100) の第1主体(1) と第2主体(2) の
離脱操作時の縦断面図である。そして、図8は、図4の
接続装置(100) の環状体(6) の正面図であり、図9は、
図8の環状体(6) のIXーIX断面図である。更に、図
10は、図6の接続装置(100) のXーX断面図である。
【0024】同図に示す接続装置(100) は、ガスが通過
するものであり、上流側の第1主体(1) 及び下流側の第
2主体(2) と、第1主体(1) と第2主体(2) の接続部に
装着された複数のボール(3)(3)、リング体(5) 、補助リ
ング体(4) 及び環状体(6) と、を具備する構成となって
いる。 [各部の構成について] *第1主体(1) * 上記の第1主体(1) は、図1、図2、図4〜図6、及
び、図10に示すように、ガスが通過する孔部(10)を有
する金属製の筒体であり、その主体部(1b)の下流側に第
1端部(1a)が連続する構成となっている。
【0025】前記の主体部(1b)は、その上流端から一定
範囲に工具対応用の六角形状の外周部を有する構成であ
り、この主体部(1b)の内周部には、雌ネジが形成されて
いる。この主体部(1b)に対して上流側からガス配管(図
示せず)が接続される。又、この主体部(1b)の下流側端
部には、第1端部(1a)の上流端よりも外周側に張り出す
円形のフランジ部(15)が形成されている。
【0026】前記の第1端部(1a)は、球面の一部形状と
なる外周面(11)を有し、この第1端部(1a)の下流端にて
外周面(11)と孔部(10)とが連続する構成となっている。
この外周面(11)には、軸方向の中程の位置にて全周に亙
って凹んだ円弧状断面の環状凹部(12)が形成されてい
る。この環状凹部(12)の前記円弧状断面の曲率半径は、
後述のボール(3)(3)の各々の半径と略同じ大きさに設定
されている。
【0027】又、この外周面(11)には、環状凹部(12)よ
り下流側の位置で全周に亙って凹んだ第1環状溝(13)が
形成され、この第1環状溝(13)には、Oリング(8a)が収
容されている。このOリング(8a)は、第1端部(1a)が後
述の第2端部(2a)に嵌入された状態で第2端部(2a)に対
して全周に亙って密着する大きさとなっている。 *第2主体(2) * 上記の第2主体(2) は、図1、図3、図4〜図6、及
び、図10に示すように、ガスが通過する孔部(20)を有
する金属製の筒体であり、その主体部(2b)の上流側に第
2端部(2a)が連続する構成となっている。
【0028】前記の主体部(2b)は、その下流端から一定
範囲に工具対応用の六角形状の外周部を有し、この主体
部(2b)の内周部には、雌ネジが形成されている。この主
体部(2b)に対して、床設置式の業務用ガス器具(図示せ
ず)に継がる金属製の可撓管(図示せず)が接続され
る。前記の第2端部(2a)は、孔部(20)に連続し且つ孔部
(20)より大径の内周面(21)を有する構成である。前記の
内周面(21)は、第2端部(2a)の上流端から一定範囲に形
成された軸方向に一様な直径の第1周面(21a) と、この
第1周面(21a) と前記の孔部(20)とを継ぐように配置さ
れ且つ球面の一部形状となる第2周面(21b)と、からな
る。前記の第2周面(21b) を構成する球面の直径、及
び、前記の第1周面(21a) の直径は、外周面(11)の直径
よりも極僅かに大径に設定されている。これにより、第
2端部(2a)に対して第1端部(1a)が嵌入可能で且つ離脱
可能となっている。
【0029】そして、この第2端部(2a)には、第1周面
(21a) から外周側に凹んで第2端部(2a)の外部に開放さ
れる複数の貫通孔(22)(22)が形成されている。これら貫
通孔(22)(22)は、第2端部(2a)と第1端部(1a)との嵌合
状態にて上記の環状凹部(12)に対応する位置で、周方向
に所定ピッチで並んでいる。これら貫通孔(22)(22)の各
々に対して後述のボール(3)(3)の各々が各別に収容され
ている。
【0030】又、この第2端部(2a)には、第2周面(21
b) から全周に亙って凹んだ第2環状溝(23)が形成さ
れ、この第2環状溝(23)には、Oリング(8b)が嵌入され
ている。このOリング(8b)は、第1端部(1a)と第2端部
(2a)とが嵌合した状態で第1端部(1a)に対して全周に亙
って密着する大きさに形成されている。このOリング(8
b)と上記のOリング(8a)とによって、第2端部(2a)に第
1端部(1a)が嵌入された状態で、環状凹部(12)と外周面
(11)との間に形成される極僅かの隙間が気密されたもの
となる。
【0031】尚、第2端部(2a)の外周面は、軸方向に一
様な直径に設定されている。 *ボール(3)(3)* 上記のボール(3)(3)の各々は、金属製であり、その直径
は、上記の貫通孔(22)(22)の各々の直径よりも僅かに小
径に設定されている。これにより、ボール(3)(3)の各々
が第2端部(2a)の肉厚方向に移動自在となっている。
又、ボール(3)(3)の各々の直径は、第2端部(2a)の肉厚
よりも大きく設定されている。これによって、(3)(3)の
各々は、(22)(22)の各々から内周側又は外周側に突出可
能となっている。尚、上記した貫通孔(22)(22)の各々
は、第1周面(21a) 側の端部の開口部のみが極僅かに小
径となるように設定されている。これによって、ボール
(3)(3)の各々が第2端部(2a)の内周側に脱落しないもの
となっている。
【0032】*リング体(5) * 上記のリング体(5) は、図1、図4〜図6、及び、図1
0に示すように、第2端部(2a)の外周面に於ける貫通孔
(22)(22)より下流側の雄ネジ部に螺合すると共に、貫通
孔(22)(22)の各々を被覆する金属製リングであり、具体
的には、上流側の薄肉筒部(51)と、その下流側に続く厚
肉筒部(52)と、更に下流側に続くネジ筒部(53)と、から
なる。厚肉筒部(52)の内径は、第2端部(2a)の外径に略
一致しており、この厚肉筒部(52)の内径よりも前記の薄
肉筒部(51)の内径の方が大径となるように設定されてい
る。
【0033】又、このリング体(5) には、その上流側の
端縁から下流側に切り込まれ且つ周方向に所定ピッチで
並ぶ複数のスリット(50)(50)が形成されている。これら
スリット(50)(50)によって、薄肉筒部(51)及び厚肉筒部
(52)が周方向に分割されたものとなっている。これらス
リット(50)(50)によって、このリング体(5) の後述の直
径拡大が容易となっている。
【0034】*補助リング体(4) * 上記の補助リング体(4) は、図4〜図6に示すように、
第2端部(2a)に対して密に外嵌する構成であり、貫通孔
(22)(22)の各々の外方側開口に於ける上流側部分を被覆
するように配置されている。又、この補助リング体(4)
の外径は、薄肉筒部(51)の内径よりも僅かに小径に設定
されている。尚、この補助リング体(4)は、合成樹脂製
である。
【0035】*環状体(6) * 上記の環状体(6) は、図1、図4〜図6、図8、及び、
図9に示すように、金属製で且つ楔状断面に形成されて
おり、第2端部(2a)と上記のフランジ部(15)との間に介
在されている。又、この環状体(6) には、その主体部の
外周部から下流側に延長される環状の延長部(61)が備え
られ、この延長部(61)が第2端部(2a)の外周面に対して
密に外嵌すると共に第2端部(2a)に対してズレ止め状態
に係合している。そして、この環状体(6) には、周方向
の一部にて軸方向に亙って切除された切欠部(60)が形成
されている。この切欠部(60)によって、この環状体(6)
が第2端部(2a)から半径方向に取り外し可能となってい
る。
【0036】*弁装置(7a)及び開弁部材(7b)* 上記の第1主体(1) の孔部(10)には、弁装置(7a)が収容
されている。この弁装置(7a)は、孔部(10)の下流端の円
形の開口(14)をその上流側から開閉するものであり、具
体的には、孔部(10)に於ける主体部(1b)の雌ネジの下流
側の位置にて孔部(10)を横切る態様に配置された保持板
(71)と、この保持板(71)の中心部に貫通する弁軸(73)
と、この弁軸(73)の下流端に連設された円板状の弁体(7
2)と、この弁体(72)と保持板(71)との間に介在されて弁
体(72)を開口(14)に向って付勢するバネ(74)と、を具備
する構成となっている。前記の保持板(71)には、ガスを
通過させる為の複数の開口部(16)(16)が形成されてい
る。
【0037】上記の第2主体(2) の孔部(20)には、第2
端部(2a)に第1端部(1a)が嵌入された状態で、弁装置(7
a)を開弁状態に維持する為の開弁部材(7b)が備えられて
いる。この開弁部材(7b)は、孔部(20)の雌ネジと内周面
(21)との間の位置にて孔部(20)を横切る態様に配置され
た支持板(76)と、この支持板(76)の中心部から上流側に
延びる軸体(77)と、を具備する構成である。前記の支持
板(76)には、ガスを通過させる為の複数の開口部(26)(2
6)が形成されている。又、前記の軸体(77)は、第2端部
(2a)に第1端部(1a)が嵌入された状態で上記の開口(14)
よりも所定距離上流側まで挿入される長さに設定されて
いる。
【0038】[接続装置(100) の使用について] *第1主体(1) と第2主体(2) の接続について* この接続装置(100) の設置に際しては、第1主体(1) と
第2主体(2) とが嵌合しない状態で、第1主体(1) の主
体部(1b)に対して上記したガス配管(図示せず)を接続
し、第2主体(2) の主体部(2b)に対して上記した可撓管
(図示せず)を接続する。尚、第1主体(1) と第2主体
(2) の嵌合後に、前記ガス配管等を接続してもよい。
【0039】この後、図4に示すように、第2主体(2)
の第2端部(2a)に対して第1主体(1) の第1端部(1a)を
押し込む。この押込みに際して、リング体(5) は、薄肉
筒部(51)が貫通孔(22)(22)の各々を被覆するように位置
させている。前記押込みに際しては、第1端部(1a)の外
周面(11)によってボール(3)(3)の各々が外周側に押圧さ
れて、ボール(3)(3)の各々が補助リング体(4) による押
圧力に抗して外周側に移動し、この状態で、前記押込み
が進行する。尚、ボール(3)(3)の各々の外周側への移動
に際しては、補助リング体(4) が直径拡大される。
【0040】前記押込みによって第1端部(1a)の環状凹
部(12)が第2端部(2a)の貫通孔(22)(22)に対応する位置
に達すると、ボール(3)(3)の各々を外周側に押圧する力
が解除されるから、補助リング体(4) が直径縮小される
と共にボール(3)(3)の各々が内周側に移動し、図5に示
すように、ボール(3)(3)の各々が環状凹部(12)に対して
嵌入される。この状態では、第2端部(2a)の肉厚がボー
ル(3)(3)の各々の直径よりも小さいことから、ボール
(3)(3)の各々が第2端部(2a)の内周面から突出し、環状
凹部(12)に嵌入される。そして、この状態は、補助リン
グ体(4) によるボール(3)(3)の各々の押圧によって維持
される。そして、この嵌入状態では、ボール(3)(3)の各
々と環状凹部(12)とが軸方向に係合して、第1端部(1a)
が第2端部(2a)に対して抜止め状態に維持され、第1主
体(1) と第2主体(2) の嵌合が維持される。
【0041】尚、このものでは、ボール(3)(3)の直径
は、第2端部(2a)の肉厚と環状凹部(12)の深さの和より
も極僅かに大きく設定されている。従って、補助リング
体(4)より押えられたボール(3)(3)の各々によって第1
端部(1a)が押圧されたものとなる。この後、リング体
(5) を回動操作によって軸方向(上流側)に移動させ
て、図6に示すように、厚肉筒部(52)によって貫通孔(2
2)(22)の各々を被覆させる。このとき、厚肉筒部(52)の
内周面が第2端部(2a)の外周面に略一致しているから、
この厚肉筒部(52)と上記の補助リング体(4) とによっ
て、ボール(3)(3)の各々が内周側に押圧された状態とな
る。尚、リング体(5) の前記移動によって、薄肉筒部(5
1)と第2端部(2a)との間に補助リング体(4) が介在され
た状態となる。又、前記移動によって、薄肉筒部(51)が
環状体(6) の延長部(61)に対して当接するものとなる。
【0042】このリング体(5) の回動操作に際しては、
補助リング体(4) によって、ボール(3)(3)の各々の環状
凹部(12)への嵌入状態が維持され、第1主体(1) と第2
主体(2) とが仮止めされた状態が維持されるから、前記
回動操作に際して、第2端部(2a)から第1端部(1a)が不
用意に抜けてしまう不都合が防止されている。この状態
では、リング体(5) と補助リング体(4) とによって、ボ
ール(3)(3)の各々が内周側に押圧されているから、補助
リング体(4) のみにより押圧する図5の仮止め状態に比
べて、前記押圧力が大きくなっている。これによって、
第1主体(1) と第2主体(2) との嵌合を維持する嵌合維
持力が前記仮止め状態に比べて大きくなっている。
【0043】この嵌合状態では、上記した開弁部材(7b)
の軸体(77)が上記の開口(14)よりも所定距離上流側まで
挿入されるから、軸体(77)により押圧されて上記の弁装
置(7a)の弁体(72)が開弁する。これにより、上流側の第
1主体(1) から下流側の第2主体(2) にガスが流れるも
のとなり、上記のガス配管から上記の業務用ガス器具に
ガスが供給される。
【0044】このものでは、外周面(11)と内周面(21)と
が略同じ大きさの球面の一部形状を有していることか
ら、第1主体(1) と第2主体(2) とが球面対偶の関係で
嵌合したものとなっている。加えて、内周面(21)の第1
周面(21a) が軸方向に一様な直径に設定されているか
ら、前記球面対偶が離脱可能な構成となっている。又、
この嵌合状態では、第1主体(1) の中心軸と第2主体
(2) の中心軸とが一致している。
【0045】*地震時等の動作について* 地震時等では、前記の業務用ガス器具が倒れたり大きく
移動して、上記の可撓管が引っ張られるものとなる。こ
れによって、接続装置(100) には、第1主体(1) と第2
主体(2) とを軸方向に引き離す方向の力、つまり、斥力
が作用する。加えて、第1主体(1) の中心軸と第2主体
(2) の中心軸とがずれる方向の力、つまり、この接続装
置(100) を曲げる力が作用する場合もある。
【0046】前記の斥力が作用すると、ボール(3)(3)と
環状凹部(12)との間の軸方向の相対的な移動力がボール
(3)(3)の各々を環状凹部(12)から押し出す力として作用
する。このとき、前記斥力が比較的小さい場合には、ボ
ール(3)(3)の各々は、リング体(5) 及び補助リング体
(4) の押圧力によって、外周側への移動が阻止される。
これによって、ボール(3)(3)と環状凹部(12)との係合、
つまり、第1主体(1) と第2主体(2) との嵌合が維持さ
れる。
【0047】前記斥力が所定以上の大きさである場合、
ボール(3)(3)の各々に作用する環状凹部(12)からの押出
し力がリング体(5) 及び補助リング体(4) からの押圧力
より大きくなって、ボール(3)(3)の各々が外周側に移動
する。尚、前記移動によって、リング体(5) 及び補助リ
ング体(4) が直径拡大する。そして、ボール(3)(3)の各
々が環状凹部(12)から完全に脱出すると、第2端部(2a)
から第1端部(1a)が離脱するものとなる。つまり、第1
主体(1) と第2主体(2) の嵌合が解除される。尚、前記
解除によって、ボール(3)(3)の各々は、リング体(5) 及
び補助リング体(4) の弾性復帰力によって、第2端部(2
a)の内周面から突出した状態に戻る。
【0048】一方、上記の曲げ力が作用すると、第1端
部(1a)と第2端部(2a)とが相対回動する傾向となる。こ
のとき、全てのボール(3)(3)には、環状凹部(12)からの
押出し力が均等には作用しない。前記曲げ力が比較的小
さい場合には、上記の斥力の場合と同様、リング体(5)
及び補助リング体(4) によって前記のボール(3)(3)の外
周側への移動が阻止されて、上記嵌合が維持される。
【0049】前記曲げ力が所定以上の大きさである場
合、一部のボール(3)(3)の各々に作用する前記押出し力
がリング体(5) 及び補助リング体(4) による押圧力より
大きくなって、前記一部のボール(3)(3)の各々が環状凹
部(12)から脱出する。これによって、第1端部(1a)と第
2端部(2a)とが相対回動し、この相対回動に伴って、他
のボール(3)(3)が環状凹部(12)から脱出する。全てのボ
ール(3)(3)が環状凹部(12)から脱出すると、前記嵌合が
解除される。
【0050】従って、前記の斥力や前記曲げ力が作用し
た場合に、第1主体(1) と第2主体(2) の嵌合がスムー
ズに解除される。これによって、地震時等に於いて、上
記のガス配管等の破損が防止され、前記破損によるガス
漏れが防止される。又、前記解除されると、開弁部材(7
b)の軸体(77)が孔部(10)から脱出して孔部(10)内の弁装
置(7a)によって第1主体(1) が閉塞されるから、前記解
除された状態に於ける第1主体(1) からのガス漏れが防
止されている。
【0051】従って、地震時等に於けるガス漏れが確実
に防止されている。特に、このものでは、第1主体(1)
と第2主体(2) が上記球面対偶の関係で嵌合しているか
ら、上記した曲げ力が作用した場合に、従来のような嵌
合部での圧接が生じず、前記場合に於ける前記嵌合の解
除がスムーズとなっている。従って、ガス配管等の破損
防止の効果が従来のものよりも向上している。
【0052】このものでは、上記のリング体(5) の軸方
向の移動位置によって、ボール(3)(3)の各々の外周側へ
の移動度合いが調節されるから、第1主体(1) と第2主
体(2) とを嵌合させる時のボール(3)(3)の押圧力よりも
前記嵌合した後の押圧力の方が大きくなっている。従っ
て、第1主体(1) と第2主体(2) とを前記押圧力に抗し
て前記嵌合させる時の操作力が、前記嵌合した後の前記
押圧力による嵌合維持力よりも小さくなる。これによっ
て、前記嵌合後の嵌合維持力を確保した上で前記嵌合さ
せる時の操作性が向上している。この点で、従来品より
優れている。
【0053】又、上記斥力が作用した場合には、前記斥
力に対して全てのボール(3)(3)が抗するが、上記曲げ力
が作用した場合には、前記曲げ力に対して一部のボール
(3)(3)のみが抗するものとなる。これによって、前記斥
力が作用する場合の嵌合維持力に比べて、前記曲げ力が
作用する場合の嵌合維持力が小さくなる。従って、前記
曲げ力が作用する場合には、前記嵌合が不用意に解除さ
れ易い傾向となる。
【0054】ところが、このものでは、第2端部(2a)と
フランジ部(15)との間に上記の環状体(6) が介在されて
いるから、前記曲げ力は、環状体(6) からの抗力によっ
て低減される。従って、環状体(6) の配置部から第1端
部(1a)と第2端部(2a)の嵌合部に伝達される前記曲げ力
が小さくなり、前記曲げ力が作用した場合に於ける前記
嵌合の不用意な解除が緩和されている。
【0055】又、環状体(6) によって、前記緩和が実現
されているから、前記緩和の為の構成が簡素化されてい
る。 *離脱操作について* 上記のように接続された第1主体(1) と第2主体(2) と
を分離するには、リング体(5) を回動操作によって下流
側に移動させて、リング体(5) の薄肉筒部(51)が上記の
貫通孔(22)(22)を被覆した状態とする。そして、第2主
体(2) から第1主体(1) を強制的に引き抜く。この引抜
きに際しては、補助リング体(4) からの押圧力のみがボ
ール(3)(3)の各々に作用するから、前記押圧力に抗して
第1主体(1) を引き抜く際の操作力が小さく済む。
【0056】一方、リング体(5) の移動後に、環状体
(6) をこの接続装置(100) の半径方向に強制的に取り外
し、この状態で、図7に示すように、上記した曲げ力が
作用する場合のように第2主体(2) に対して第1主体
(1) を回動させてもよい。この場合、上記したように、
嵌合解除が小さな操作力で行われる。従って、上記のよ
うに、単に第2主体(2) から第1主体(1) を強制的に引
き抜く場合に比べて、操作力が少なく済む。
【0057】このものでは、上記の接続装置(100) が既
述特許請求の範囲に記載の「接続装置」に相当し、上記
の第1主体(1) が既述特許請求の範囲に記載の「第1主
体」に相当し、上記の第2主体(2) が既述特許請求の範
囲に記載の「第2主体」に相当する。又、上記の第1端
部(1a)が既述特許請求の範囲に記載の「第1端部」に相
当し、上記の第2端部(2a)が既述特許請求の範囲に記載
の「第2端部」に相当し、これら第1端部(1a)及び第2
端部(2a)が既述特許請求の範囲に記載の「嵌合手段」に
相当する。
【0058】上記の環状凹部(12)が既述特許請求の範囲
に記載の「環状凹部」に相当し、上記の貫通孔(22)が既
述特許請求の範囲に記載の「貫通孔」に相当し、上記の
ボール(3)(3)が既述特許請求の範囲に記載の「ボール」
に相当し、これら環状凹部(12)、貫通孔(22)及びボール
(3)(3)が既述特許請求の範囲に記載の「押圧手段」に相
当する。又、上記のリング体(5) が既述特許請求の範囲
に記載の「リング部材」、「押圧力調節手段」に相当す
る。更に、これら環状凹部(12)、貫通孔(22)、ボール
(3)(3)及びリング体(5) が既述特許請求の範囲に記載の
「維持解除手段」に相当する。
【0059】上記の弁装置(7a)が既述特許請求の範囲に
記載の「弁装置」に相当し、上記の開弁部材(7b)が既述
特許請求の範囲に記載の「開弁部材」に相当し、これら
弁装置(7a)及び開弁部材(7b)が既述特許請求の範囲に記
載の「阻止手段」に相当する。上記の環状体(6) が既述
特許請求の範囲に記載の「環状体」、「外力低減手段」
に相当する。 [他の実施の形態] .上記の実施の形態では、ガスを通過させるものに実
施したが、通過させる流体は、ガスに限定されない。例
えば、水でもよい。
【0060】.第1主体(1) と第2主体(2) とが嵌合
した状態で、孔部(10)の一部と孔部(20)の一部とが相互
に連通するものでもよい。 .既述の「維持解除手段」は、上記実施の形態のもの
に限定されない。例えば、第2端部(2a)の内周面に植設
された環状のゴムリングが、第1端部(1a)の外周面の環
状凹部(12)に嵌入されるものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に於ける接続装置(100)
の側面図
【図2】図1の接続装置(100) を上流側から見た図
【図3】図1の接続装置(100) を下流側から見た図
【図4】図1の接続装置(100) の第1接続状態の縦断面
【図5】図1の接続装置(100) の第2接続状態の縦断面
【図6】図1の接続装置(100) の第3接続状態の縦断面
【図7】図1の接続装置(100) に於ける第1主体(1) と
第2主体(2) の離脱操作時の縦断面図
【図8】図4の接続装置(100) の環状体(6) の正面図
【図9】図8の環状体(6) のIXーIX断面図
【図10】図6の接続装置(100) のXーX断面図
【図11】従来の接続装置(9) の断面図
【図12】図11の接続装置(9) のXIIーXII断面
【符号の説明】
(100) ・・・接続装置 (1) ・・・第1主体 (2) ・・・第2主体 (1a)・・・第1端部 (2a)・・・第2端部 (12)・・・環状凹部 (22)・・・貫通孔 (3) ・・・ボール (5) ・・・リング体 (7a)・・・弁装置 (7b)・・・開弁部材 (6) ・・・環状体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を通過させる孔部を各々有する上流
    側の第1主体及び下流側の第2主体と、 前記第1主体と前記第2主体とを、前記孔部の少なくと
    も一部の各々が相互に連通し且つ離脱可能な球面対偶の
    関係となるように嵌合させる嵌合手段と、 前記嵌合した状態を維持し且つ前記第1主体及び前記第
    2主体の少なくとも何れか一方に所定以上の外力が加わ
    ったときに前記嵌合した状態を解除する維持解除手段
    と、 前記嵌合した状態が解除されたときに前記第1主体に於
    ける前記流体の通過を阻止する阻止手段と、 を具備する接続装置。
  2. 【請求項2】 前記維持解除手段は、前記第1主体及び
    前記第2主体の何れか一方から他方を押圧する押圧手段
    と、前記第1主体と前記第2主体の嵌合時の前記押圧手
    段の押圧力よりも嵌合後の押圧力を大きくする押圧力調
    節手段と、を含む請求項1に記載の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合手段は、前記第1主体及び前記
    第2主体の何れか一方に備えられ且つ前記孔部に連続し
    て球面の一部形状となる外周面を有する第1端部と、前
    記第1主体及び前記第2主体の他方に備えられ且つ前記
    孔部に連続して前記球面の一部形状となる内周面を有す
    る第2端部と、を含み、前記第1端部が前記第2端部に
    嵌入される請求項2に記載の接続装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、前記第1端部の外周面
    に略全周に亙って形成された環状凹部と、前記第2端部
    に於ける前記環状凹部に対応する位置に並び且つ内外に
    貫通する複数の貫通孔と、前記貫通孔の各々に対して前
    記第2端部の厚さ方向に移動自在に各々保持され且つ前
    記環状凹部に嵌入される複数のボールと、を含み、前記
    押圧力調節手段は、前記第2端部に対して軸方向に移動
    可能に外嵌し且つ前記軸方向の移動位置によって前記ボ
    ールの各々の外周側への移動度合いを調節できるリング
    部材、を含む請求項3に記載の接続装置。
  5. 【請求項5】 通常の嵌合状態に於いては、前記第1主
    体の中心軸と前記第2主体の中心軸とが一致するように
    前記第1主体と前記第2主体とが嵌合し、 前記外力が各々の前記中心軸がずれる方向に加わったと
    きに前記加わった外力を低減させる外力低減手段を更に
    具備する請求項4に記載の接続装置。
  6. 【請求項6】 前記外力低減手段は、前記第2端部と前
    記通常の嵌合状態に於ける前記第2端部に対応する前記
    第1主体の部分との間に脱着可能に設けられた環状体を
    含む請求項5に記載の接続装置。
  7. 【請求項7】 前記阻止手段は、前記第1主体に備えら
    れ且つ前記嵌合した状態が解除されたときに前記孔部を
    閉塞する弁装置と、前記第2主体に備えられ且つ前記嵌
    合した状態にて前記弁装置を開弁状態とする開弁部材
    と、を含む請求項1〜6の何れかに記載の接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102403058B1 (ko) * 2021-09-13 2022-05-30 두한종합건설 주식회사 내진성, 내진동성, 내신축성을 향상시키는 관 자재 설치 구조 및 이를 이용한 관 시공방법
KR102403056B1 (ko) * 2021-09-13 2022-05-30 이환건설자재 주식회사 내진성, 내진동성, 내신축성을 향상시키는 파이프 자재 설치 구조 및 이를 이용한 파이프 시공방법

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