JP4242759B2 - 管継手 - Google Patents
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Description
ボールバルブに対する筒状シール部材の押圧を、同筒状シール部材の弾性により行っているため、該管継手が熱を受けたり、長期間使用したりした場合に、筒状シール部材の弾性が低下し、当該筒状シール部材とボールバルブとの間の密封が充分ではなくなる虞がある。
更に、ボールバルブは、バルブ保持ケーシングの内面に押圧されて摺動されるために、ボールバルブの表面やバルブ保持ケーシングの内面の磨耗、めっきの剥離などが生じやすい。
すなわち、本発明は、
雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記筒状シール部材が上記ボールバルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記ボールバルブの球面状外周面と流体密に接触するようにされ、
上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
ことを特徴とする管継手を提供する。
上記筒状シール部材が、第1貫通孔の上記一端側に面する一端側端面から第1小径部分を通り第2小径部分内に延びる小径筒状部分を有し、
第1小径部分の内壁面には、該内壁面に流体密に取り付けられた環状取付け部分と、該環状取付け部分から半径方向内方へ伸張し、上記小径筒状部分の外周面に密封係合される環状シール部分とを備えるシールスリーブが設けられ、
該シールスリーブと筒状シール部材の上記一端側端面との間には、上記小径筒状部分の周囲を囲み上記シールスリーブの上記環状取付け部分の上記筒状シール部材側端部の内面と係合する筒状の楔部材が設けられ、該内面と係合する該楔部材の面が、上記第1貫通孔の上記他端側から上記一端側に向けて次第に径が小さくなる円錐形状面(楔面)とされているものとすることができる。
このようにすることにより、ボールバルブがバルブ保持ケーシングの内面に直接接触することがないので、当該ボールバルブの外周面及びバルブ保持ケーシングの内面の磨耗、めっきの剥離等を防止することができる。
バルブ保持ケーシングが、その内壁面に上記凹部内に入る突部を備え、該突部は、第1摺動面と平行とされて同第1摺動面と摺動する第2摺動面を備えるようにして、当該ボールバルブが回転するのを防止するようにすることもできる。
上記筒状シール部材が上記円筒形状バルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記円筒形状バルブの円筒状外周面と流体密に接触するようにされ、
上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
ことを特徴とする管継手を提供する。
雄型継手部材が、
その外周に固定された雄型継手部材カバーと、
該雄型継手部材カバーの周りに軸線方向に摺動可能とされた筒状のロック部材とを有しており、
該ロック部材が、
雄型継手部材が挿入されているボール型バルブが上記第1回動位置にあるときに、バルブ保持ケーシングと係合し、当該ボール型バルブが動くのを阻止する固定位置と、
該固定位置よりも軸線方向後方へ変位されてバルブ保持ケーシングとの係合を解除され、雄型継手部材が挿入されているボールバルブが上記第1回動位置と上記第2回動位置との間で動くのを許容する非固定位置と
の間を変位可能としてあり、
雄型継手部材カバー及びロック部材が、当該管継手を通して移送される液体に対して親和性が低い樹脂で形成されているようにすることが好ましい。
大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記ボールバルブに押圧するようにすることができる。
ベース部材の第1貫通孔に大径部分を設けて筒状シール部材及びバネを設定し、該バネによって筒状シール部材をボールバルブに押圧するようにしているので、筒状シール部材が長期間使用されたり、高い熱が加えられたりして弾性が低下した場合であっても、バネによって、確実にボールバルブに押し付けられるので、当該ボールバルブと筒状シール部材との間の密封が低下することを防止することができる。
図1に示すように本発明に係る管継手10は、雌型継手部材12と、雌型継手部材12に挿入連結される雄型継手部材14とからなり、前述の従来の管継手と同様に、雄型継手部材14の雌型継手部材12への挿入、離脱は、雌型継手部材12の(以下に説明する)ボールバルブ16が図1の状態(すなわち、該ボールバルブ16の貫通孔が当該雌型継手部材12の軸線に対して約45゜傾けた状態)で行われ、当該雄型継手部材14を雌型継手部材12に対して連結状態にするには、ボールバルブ16に挿入後に垂直にする(図2)ことにより行われるようになっている。
この管継手は、前述した雄型継手部材14における回転防止部分58と挿通孔54の側縁56,56とによる雄型継手部材14の回転防止に代る回転防止手段を備えている。
すなわち、この管継手は、上述の実施形態におけるボールバルブの替わりに円筒形状のバルブ16を用いたことを特徴とするものであり、図12は、図5と同様に、バルブ保持ケーシング20を下から見た図面であり、図13は該バルブ保持ケーシング20の一部と、該バルブ保持ケーシング20内に設定されている円筒形状のバルブ16とを示す断面図である。この管継手では、球形状のバルブを円筒形状のバルブに換えたことにより、該バルブを覆うバルブ保持ケーシングの形状が変わっていることを除けば、上述の管継手の実質的に同一の構造、機能を有するものであり、詳細な説明は省略する。上述の管継手におけるエレメントに相当するエレメントには同一の参照番号を付しており、28は筒状シール部材、51は挿通孔、52は雄型継手部材挿入部、54は挿通孔のガイド部、56は該ガイド部を画定する側縁を示す。60は、バルブ支持部材である。
12 雌型継手部材
14 雄型継手部材
16 ボールバルブ
18 筒状ベース部材
20 バルブ保持ケーシング
20−1 係止突起
22 第1貫通孔
24 第2貫通孔
25 筒状のシール部材
26 第3貫通孔
28 筒状シール部材
30 雄型連結部分
30−1 雄型継手部材カバー
30−2 ロック部材
32 バルブ支持面
34 内側環状凸状シール部
36 外側環状凸状シール部
38 シール部材側端部開口
40 大径部
42 小径部
42−1 第1小径部分
42−2 第2小径部分
44 棚状部分
46 圧縮コイルバネ
48 小径筒状部分
49 楔部材
49−1 円錐形状面
50 シールスリーブ
50−1 環状取付け部分
50−2 環状シール部分
50−3 上端内周面
51 挿通孔
52 雄型継手部材挿入部
54 ガイド部
56 側縁
58 回転防止部
60 バルブ支持部材
70 摺動面
72 凹部
74 突部
76 摺動面
78 立上り平面
80 第1側部面
82 第2側部面
C 回転中心軸線
Claims (11)
- 雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記筒状シール部材が上記ボールバルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記ボールバルブの球面状外周面と流体密に接触するようにされ、
上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
ことを特徴とする管継手。 - 雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記バルブ保持ケーシングの上記挿通孔が、
上記ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容する雄型継手部材挿入部、及び、雄型継手部材が上記第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを案内するガイド部と、を有し、ガイド部は上記第1及び第2回動位置の間で上記経路に沿って相互に平行に延びる側縁によって画定され、
上記雄型継手部材は、
当該雄型継手部材が上記第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第1及び第2回動位置の間で回動されるときに上記ガイド部の上記側縁の間にあり、該側縁によって当該雄型継手部材がその軸線の周りでの回転を阻止されるような断面を有する回転防止部分を有している
ことを特徴とする管継手。 - 雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記第1貫通孔の上記小径部分が、更に、上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた第1小径部分と該第1小径部分よりも径の小さな第2小径部分とを有し、
上記筒状シール部材が、第1貫通孔の上記一端側に面する一端側端面から第2小径部分を通り第1小径部分内に延びる小径筒状部分を有し、
第1小径部分の内壁面には、該内壁面に流体密に取り付けられた環状取付け部分と、該環状取付け部分から半径方向内方へ伸張し、上記小径筒状部分の外周面に密封係合される環状シール部分とを備えるシールスリーブが設けられ、
該シールスリーブと筒状シール部材の上記一端側端面との間には、上記小径筒状部分の周囲を囲み上記シールスリーブの上記環状取付け部分の上記筒状シール部材側端部の内面と係合する筒状の楔部材が設けられ、該内面と係合する楔部材の面が、上記第1貫通孔の上記他端側から上記一端側に向けて次第に径が小さくなる円錐形状の楔面とされている
ことを特徴とする管継手。 - 上記バルブ保持ケーシングの内壁面に設けられ、上記ボールバルブの外周面に係合して、当該ボールバルブを上記筒状シール部材との間で回動可能に支持するバルブ支持部材を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管継手。
- 上記回転防止部分が上記ガイド部の側縁に平行な二辺を有する断面とされていることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
- 上記ボールバルブはその球面状の外周面に、上記回転中心軸線に直角をなすように形成された第1摺動面を有する凹部を有し、
バルブ保持ケーシングが、その内壁面に上記凹部内に入る突部を備え、該突部は、第1摺動面と平行とされて同第1摺動面と摺動する第2摺動面を備える
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管継手。 - 上記ボールバルブの外周面に形成された上記凹部が上記第1摺動面から上記球面状外周面に立ち上がる立上り平面を有し、
該立上り平面が、上記ボールバルブが上記第1回動位置から第2回動位置に回動されたときに上記突部に係合して、同ボールバルブの回動を止めるようにされていることを特徴とする請求項6に記載の管継手。 - 雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合される円筒形状バルブであって、当該円筒形状バルブの中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされた円筒形状バルブと、
該円筒形状バルブの周りに設定され、上記ベース部材に対して円筒形状バルブを上記中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記円筒形状バルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、円筒形状バルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記筒状シール部材が上記円筒形状バルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記円筒形状バルブの円筒状外周面と流体密に接触するようにされ、
上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
ことを特徴とする管継手。 - 上記バルブ保持ケーシングの内壁面に設けられ、上記円筒形状バルブの外周面に係合して、当該円筒形状バルブを上記筒状シール部材との間で回動可能に支持するバルブ支持部材を有することを特徴とする請求項8に記載の管継手。
- 上記雄型継手部材が、
その外周に固定された雄型継手部材カバーと、
該雄型継手部材カバーの周りに軸線方向に摺動可能とされた筒状のロック部材とを有しており、
該ロック部材が、
雄型継手部材が挿入されているボール型バルブ又は円筒形状バルブが上記第1回動位置にあるときに、バルブ保持ケーシングと係合し、当該ボール型バルブ又は円筒形状バルブが動くのを阻止する固定位置と、
該固定位置よりも軸線方向後方へ変位されてバルブ保持ケーシングとの係合を解除され、雄型継手部材が挿入されているボール型バルブ又は円筒形状バルブが上記第1回動位置と上記第2回動位置との間で動くのを許容する非固定位置と
の間を変位可能としてあり、
雄型継手部材カバー及びロック部材が、当該管継手を通して移送される塗料液などの液体に対して親和性が低い樹脂で形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の管継手。 - 上記筒状のベース部材の上記第1貫通孔が上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた大径部分と小径部分とを有し、
大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記ボールバルブに押圧している
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の管継手。
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