JP2005180659A - 管継手 - Google Patents

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    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
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    • F16L37/47Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in only one of the two pipe-end fittings with a tap or cock

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Abstract

【課題】ボールバルブを適正に支持するようにした管継手を提供する。
【解決手段】筒状のベース部材18の第1貫通孔22に大径部40及び小径部42を設け、大径部内に筒状のシール部材25及び圧縮コイルバネ34を設定し、該圧縮コイルバネ34によりシール部材25をボールバルブ16に押圧する。バルブ保持ケーシング20の内壁面にバルブ支持部材60を設けて、シール部材25との間にボールバルブを回転可能に支持する。バルブ保持ケーシングの挿通孔51を通された雄型連結部分30には挿通孔51の側縁と係合して回転されないようにする回転防止部分58を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雌型継手部材及び雄型継手部材からなる管継手に関する。
図14は、従来の管継手の一つの形式を示しており、該管継手では、雌型継手部材1がボールバルブ2を備え、図示のように、該ボールバルブ2を、その貫通孔3を斜めにした状態で、同貫通孔内に雄型継手部材4を挿入した後、同ボールバルブ2を(図で矢印Aで示す方向に)回動しながら当該雄型継手部材4を、雌型継手部材1と軸線状で整合するようにして、両継手部材の連結を行うようになっている。(例えば、特許文献1参照)
この管継手においては、ボールバルブ2は、雌型継手部材1の筒状のベース部材5の貫通孔6内に設定された樹脂製の筒状シール部材7と、ベース部材5にネジ係合されるカップ状のバルブ保持ケーシング8の内面との間で回動可能に保持されており、当該樹脂製の筒状シール部材5の弾性により、同筒状シール部材5をボールバルブ2に押圧し、それらの間の密封をはかるようにしている。
特開2002−168387号
このような形式の従来の管継手には、次のような問題があった。
ボールバルブに対する筒状シール部材の押圧を、同筒状シール部材の弾性により行っているため、該管継手が熱を受けたり、長期間使用したりした場合に、筒状シール部材の弾性が低下し、当該筒状シール部材とボールバルブとの間の密封が充分ではなくなる虞がある。
また、この形式の管継手の多くは、ボールバルブの貫通孔に雄型継手部材を挿入した状態で当該ボールバルブが同雄型継手部材の軸線を中心にした回転可能とされているために、雄型継手部材に連結されているホースに捩れが生じやすい。上記特開2002−168387号は、バルブ保持ケーシングの内面とボールバルブの表面に相互に係合する平面を設けており、そのような問題が生じないようにしているが、その構造が複雑となっている。
更に、ボールバルブは、バルブ保持ケーシングの内面に押圧されて摺動されるために、ボールバルブの表面やバルブ保持ケーシングの内面の磨耗、めっきの剥離などが生じやすい。
本発明は、このような従来の管継手の問題を解消することを目的とするものである。
すなわち、本発明は、

雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記筒状のベース部材の上記第1貫通孔が上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた大径部分と小径部分とを有し、
大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記ボールバルブに押圧している
ことを特徴とする管継手を提供する。
すなわち、この管継手においては、ベース部材の第1貫通孔に大径部分を設けて筒状シール部材及びバネを設定し、該バネによって筒状シール部材をボールバルブに押圧するようにしているので、筒状シール部材が長期間使用されたり、高い熱が加えられたりして弾性が低下した場合であっても、バネによって、確実にボールバルブに押し付けられるので、当該ボールバルブと筒状シール部材との間の密封が低下することを防止することができる。
また、本発明は、バルブ保持ケーシングの内面に、ボールバルブの外周面に係合するバルブ支持部材を設け、該バルブ支持部材と上記筒状シール部材との間にボールバルブを回動可能に支持するようにした管継手を提供する。
この管継手では、ボールバルブがバルブ保持ケーシングの内面に直接接触することがないので、当該ボールバルブの外周面及びバルブ保持ケーシングの内面の磨耗、めっきの剥離等を防止することができる。
筒状シール部材は上記ボールバルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には当該筒状シール部材の上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられるようにすることが好ましい。このようにすることにより筒状シール部材とボールバルブとは、内側及び外側環状凸状シール部の部分の限られた部分で接触することになるので、比較的小さな押圧力で密封係合することができ、従って、密封をより確実にすることができる。この場合、内側及び外側の環状凸状シール部が、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられるようにする。これは、上記ボールバルブが第1の位置と第2の位置との間を動かされる際に、流体が第2貫通孔からボールバルブと筒状シール部材との間を通り、外部へ漏れ出るのを防ぐためである。
上記挿通孔は、ボールバルブが第2回動位置にあるときに雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容する雄型継手部材挿入部、及び、雄型継手部材が第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを案内するガイド部を有し、ガイド部は上記第1及び第2回動位置の間で上記経路に沿って相互に平行に延びる側縁によって画定され、上記雄型継手部材は、当該雄型継手部材が上記第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第1及び第2回動位置の間で回動されるときに上記ガイド部の上記側縁の間にあり、該側縁によって当該雄型継手部材がその軸線の周りでの回転を阻止されるような断面を有する回転防止部分を有するものとすることが好ましい。具体的には、回転防止部分が上記側縁に平行な二辺を有する断面とすることができる。
また、上記ボールバルブはその球面状の外周面に、上記回転中心軸線に直角をなすように形成された第1摺動面を有する凹部を有し、
バルブ保持ケーシングが、その内壁面に上記凹部内に入る突部を備え、該突部は、第1摺動面と平行とされて同第1摺動面と摺動する第2摺動面を備えるようにして、当該ボールバルブが回転するのを防止するようにすることもできる。
具体的には、上記ボールバルブの外周面に形成された上記凹部が上記第1摺動面から上記球面状外周面に立ち上がる立上り平面を有し、該立上り平面が、ボールバルブが上記第1回動位置から第2回動位置に回動されたときに上記突部に係合して、同ボールバルブの回動を止めるようにすることができる。
本発明はまた、
雌型継手部材と、
雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
からなる管継手であって、
雌型継手部材が、
一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合される円筒形状バルブであって、当該円筒形状バルブの中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされた円筒形状バルブと、
該円筒形状バルブの周りに設定され、上記ベース部材に対して円筒形状バルブを上記中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記円筒形状バルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、円筒形状バルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
を有し、
上記筒状のベース部材の上記第1貫通孔が上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた大径部分と小径部分とを有し、
大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記円筒形状バルブに押圧している
ことを特徴とする管継手を提供する。
上記バルブ保持ケーシングの内壁面には、上記円筒形状バルブの外周面に係合して、当該円筒形状バルブを上記筒状シール部材との間で回動可能に支持するバルブ支持部材を設けることができる。
具体的には上記筒状シール部材が上記円筒形状バルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記第1回動位置にある上記円筒形状バルブの円筒状外周面と流体密に接触するようにされ、上記内側及び外側の環状凸状シール部は、上記第1及び第2回動位置の間を回動されるときに、少なくとも内側及び外側の環状凸状シール部の一方が、上記円筒形状バルブの上記第3貫通孔の開口していない部分で上記球面状外周面と密封係合するように、相互に間隔をあけて設けられるようにすることが好ましい。
本発明は、特に、管継手を塗料液などの付着性の強い液体の送給用配管内に用いる場合を考慮し、上記の如き管継手において、
雄型継手部材が、
その外周に固定された雄型継手部材カバーと、
該雄型継手部材カバーの周りに軸線方向に摺動可能とされた筒状のロック部材とを有しており、
該ロック部材が、
雄型継手部材が挿入されているボール型バルブが上記第1回動位置にあるときに、バルブ保持ケーシングと係合し、当該ボール型バルブが動くのを阻止する固定位置と、
該固定位置よりも軸線方向後方へ変位されてバルブ保持ケーシングとの係合を解除され、雄型継手部材が挿入されているボールバルブが上記第1回動位置と上記第2回動位置との間で動くのを許容する非固定位置と
の間を変位可能としてあり、
雄型継手部材カバー及びロック部材が、当該管継手を通して移送される液体に対して親和性が低い樹脂で形成されている
ことを特徴とする管継手をも提供する。
ロック部材を金属で形成したものにおいては、塗料液などは付着しやすく、ロック部材の軸線方向での動きの支障になることがあったが、本発明に係るこの管継手によれば、雄型継手部材の周りに、当該管継手を通される液体の付着し難い材料で作った雄型継手部材カバーを設け、該雄型継手部材カバー上に、これも同液体のつき難い材料で作ったロック部材を取り付けているので、上記の如き問題を回避することができる。
更に、本発明では、上記のような管継手であって、
上記第1貫通孔の上記小径部分が、更に、上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた第1小径部分と該第1小径部分よりも径の小さな第2小径部分とを有し、
上記筒状シール部材が、第1貫通孔の上記一端側に面する一端側端面から第1小径部分を通り第2小径部分内に延びる小径筒状部分を有し、
第1小径部分の内壁面には、該内壁面に流体密に取り付けられた環状取付け部分と、該環状取付け部分から半径方向内方へ伸張し、上記小径筒状部分の外周面に密封係合される環状シール部分とを備えるシールスリーブが設けられ、
該シールスリーブと筒状シール部材の上記一端側端面との間には、上記小径筒状部分の周囲を囲み上記シールスリーブの上記環状取付け部分の上記筒状シール部材側端部の内面と係合する筒状の楔部材が設けられ、該内面と係合する該楔部材の面が、上記第1貫通孔の上記他端側から上記一端側に向けて次第に径が小さくなる円錐形状面(楔面)とされている
ことを特徴とする管継手を提供する。
筒状シール部材は、上記のように、バネによってボールバルブに押圧されるようになっており、従って、該筒状シール部材の小径筒状部分は、第1貫通孔の第2小径部分の内壁面に摺動係合され、密封係合されてはいないために、第1貫通孔内の液圧はシールスリーブに達する。従って、この液圧のために該シールスリーブは、筒状シール部材へ向けて変位され、第1貫通孔の内壁面との密封係合が損なわれる可能性がある。楔部材は、このような状態とされるシールスリーブの端部内面と円錐形状面(楔面)において係合しており、該円錐形状面がシールスリーブの端部内周面を半径方向外側に押圧し、それによって、当該シールスリーブの外周面を第1貫通孔の内壁面に押圧するようになっており、これにより、当該シールスリーブと第1貫通孔の内壁面とに密封係合(並びにシールスリーブと楔部材との密封係合)を維持するようになっている。
以下、本発明にかかる管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1に示すように本発明に係る管継手10は、雌型継手部材12と、雌型継手部材12に挿入連結される雄型継手部材14とからなり、前述の従来の管継手と同様に、雄型継手部材14の雌型継手部材12への挿入、離脱は、雌型継手部材12の(以下に説明する)ボールバルブ16が図1の状態(すなわち、該ボールバルブ16の貫通孔が当該雌型継手部材12の軸線に対して約45゜傾けた状態)で行われ、当該雄型継手部材14を雌型継手部材12に対して連結状態にするには、ボールバルブ16に挿入後に垂直にする(図2)ことにより行われるようになっている。
雌型継手部材12は、筒状のベース部材18と、該ベース部材18にネジ係合されて該ボールバルブ16の周りに設定され、ボールバルブ16を回動可能に保持するカップ状のバルブ保持ケーシング20とを有している。
筒状のベース部材18は第1貫通孔22を有し、該第1貫通孔22の下端にはパイプ等の導管が接続されるようになっており、上端側には、該第1貫通孔22と同軸状とされた第2貫通孔24を有する筒状シール部材25が挿入設定されている。
ボールバルブ16は、該ベース部材18の上端に設定され、当該ボールバルブ16の中心を通り第1貫通孔22の軸線に対して直角をなす回転中心軸線Cの周りで回転可能に支持されており、該回転中心軸線に直交して当該ボールバルブ16の直径方向に貫通する第3貫通孔26を有している。該第3貫通孔26は、その内壁面に筒状のシール部材28が設けられており、当該第3貫通孔26内に挿入される雄型継手部材14の雄型連結部分30の外周面に流体密に係合するようになっている。ボールバルブ16は、第3貫通孔26が筒状のシール部材25の第2貫通孔24に整合され連通される第1回動位置(図2)と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、第2貫通孔24との連通を遮断された第2回動位置(図1)との間で回動可能とされている。
筒状シール部材25は、図3により明瞭に示すように、上記ボールバルブ16を支持するバルブ支持面32に、当該筒状のシール部材25の上記第3の貫通孔を中心に内側環状凸状シール部34及び外側環状凸状シール部36が設けられており、これら内側及び外側の環状凸状シール部34、36が、上記第1回動位置にある上記ボールバルブ16の球面状外周面と流体密に接触するようにされている。内側及び外側の環状凸状シール部34、36は、ボールバルブが図1と図2に示す回動位置の間で回動されるときに、第3貫通孔26の筒状シール部材側端部開口38が内側環状凸状シール部34の内側と外側環状凸状シール部36の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いような間隔とされ、流体が筒状のシール部材25とボールバルブ16との間を通り外部へ漏れ出るのを防止するようにされている。
筒状のベース部材18の第1貫通孔22には、上記上端側から上記下端側に向けて順に設けられた大径部分40と小径部分42と、大径部分40及び小径部分42との間で半径方向の延びる棚状部分44とが設けられ、上記筒状シール部材25は、該大径部分内に設定され、該筒状のシール部材25と上記棚状部分との間に設定された圧縮コイルバネ46によりボールバルブ16に押圧されるようになっている。該圧縮コイルバネ46の断面は偏平状で、コイル巻方面に一定の周期のウェイブ(波型)となっていて、上側の巻きの谷部と下側の巻きの山部とが相互に接触している。
また、筒状のシール部材25は、その下端面中央から下方に延びる小径筒状部分48を有しており、第1貫通孔22の小径部分内に延びて、その先端が第1貫通孔22の内壁面に摺動係合されており、更に、第1貫通孔22内に設定されたシールスリーブ50により密封係合されている。図示の例では、第1貫通孔22の小径部分は、下方に向けて順に第1小径部分42−1及び該第1小径部分よりも径の小さい第2小径部分42−2を有しており、小径筒状部分48は第2小径部分42−2の内壁面に摺動係合されており、シールスリーブ50は第1小径部分42−1の内壁面に流体密に係合されており、該内壁面に流体密に係合された環状の部分50−1から下方且つ内方に延びる環状のシール部分50−2が、比較的弾性力で、小径筒状部分48の外周と密封係合するようになされている。
筒状のシール部材25の下端面と該シールスリーブ50との間には環状の楔部材49が設定され、該楔部材49の下端周囲に形成された円錐形状面49−1が、シールスリーブ50の上端内周面50−3と係合するようにされている。すなわち、筒状のシール部材25は、圧縮コイルバネ46によってボールバルブ16に押圧されるようになっており、従って、該筒状のシール部材25の小径筒状部分48は、第1貫通孔22の小径部分の内壁面に摺動係合され、密封係合されてはいないために、第1貫通孔内の液圧はシールスリーブ50に達する。従って、この液圧のために該シールスリーブ50は、上方へ変位され、第1貫通孔22の内壁面との密封係合が損なわれる可能性がある。楔部材49は、このような状態とされるシールスリーブ50の上端内周面50−3と円錐形状面49−1において係合しており、該円錐形状面49−1がシールスリーブ50の上端内周面50−3を半径方向外側に押圧し、それによって、当該シールスリーブ50の外周面を第1貫通孔22の内壁面に押圧するようになっており、これにより、当該シールスリーブ50と第1貫通孔22の内壁面とに密封係合(並びにシールスリーブと楔部材との密封係合)を維持するようになっている。
バルブ保持ケーシング20は、ボールバルブ16が上記第1及び第2回動位置との間で動くときに、ボールバルブ16の第3貫通孔26の上端開口が動く経路に沿って形成された挿通孔51を有し、該挿通孔51は、特に図4に明瞭に示すように、同ボールバルブ16が上記第2回動位置(図1)にあるときに雄型継手部材14の雄型連結部分30を当該バルブ保持ケーシング20の外部から上記上端開口を通し該第3貫通孔26内に挿入するのを許容する(また、雄型継手部材14の雄型連結部分30が引き出されるのを許容する)雄型継手部材挿入部52、及び、該雄型継手部材14が該ボールバルブ16の第3貫通孔26内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容するガイド部54を有し、ガイド部54は上記第1及び第2回動位置の間で上記経路に沿って相互に平行に延びる側縁56を有する(図4、図5)。これに対し、上記雄型継手部材14は、当該雄型継手部材14が上記第3貫通孔26内に挿入された状態で、上記第1及び第2回動位置の間で回動されるときに上記ガイド部54の上記側縁56の間にあり、該側縁56によって当該雄型継手部材14がその軸線の周りでの回転を阻止されるような断面を有する回転防止部分58(図2、図6)を有する。図示の例では、回転防止部分58が上記側縁に平行な二辺を有する六角形の断面とされている(図6)。雄型連結部分30の外部側外周には、雄型継手部材カバー30−1が固定され、該カバーの周りに軸線方向に摺動可能な筒状のロック部材30−2が設けられており、第2回動位置においてロック部材をバルブ保持ケーシング20の係止突起20−1に係合させることにより、雄型継手部材を第2回動位置に固定するようになっている。
図4及び図5により明瞭に示すように、バルブ保持ケーシング20の内面には、挿通孔の周りにU字形に設定されたバルブ支持部材60が設定されており、該バルブ支持部材60は、ボールバルブ16の外周面と係合し、筒状シール部材25との間でボールバルブ16を回動可能に支持するようになされている。
上記した管継手10においては、筒状シール部材25が、圧縮コイルバネ46によってボールバルブ16に押圧されているために、当該管継手10を長期間使用することにより当該筒状のシール部材25の弾性が低下したとしても、同筒状のシール部材25のボールバルブ16に対する押圧は維持されることになる。また、ガイド部及び雄型継手部材14の回転防止部分はバルブ保持ケーシング20の挿通孔の側縁56,56によってその軸線の周りでの回転が阻止されるようになっているために、従来の管継手におけるように、当該管継手に連結されるホースが捩れたりするのを防止することができる。更に、ボールバルブ16を筒状のシール部材25とバルブ支持部材60によって回転可能に支持するようにしたので、バルブ保持ケーシング20の内壁面との直接の接触はなく、従って、当該バルブ保持ケーシング20内壁面やボールバルブ16の磨耗を少なくすることが出来、また、それらの表面のメッキが剥離することも少なくすることが出来る。
図7乃至図11には、ボールバルブ16が(雄型継手部材が挿入されていない状態において)回転して同ボールバルブの第3の貫通孔26がバルブ保持ケーシング20の挿通孔51と整合しなくなるのを防止すると共に、当該ボールバルブ16が上記第1及び第2回動位置になったときに、同位置において停止されるようにする手段が明示されている。
この管継手は、前述した雄型継手部材14における回転防止部分58と挿通孔54の側縁56,56とによる雄型継手部材14の回転防止に代る回転防止手段を備えている。
すなわち、この管継手においては、ボールバルブ16が、図6に示すように、その球面状の外周面に、当該ボールバルブ16の回転中心軸線Cに直角をなし、同軸線上で第3貫通孔26に対する両側位置に形成された摺動面70を有する凹部72を備え、これに対し、バルブ保持ケーシング20が、図7に示すように、その内壁面に上記凹部72内に入る突部74を備え、該突部74が、上記凹部72の摺動面70と平行とされて同摺動面と摺動する摺動面76を有し、ボールバルブ16が上記回転軸線Cの周りでのみ回転するようにされている。具体的には、各凹部72は摺動面70から上記球面状外周面に立ち上がる立上り平面78を有しており、該立上り平面78は回転中心軸線を含む平面(従って、摺動面に直角の平面)とされている。一方、上記突部74は、該ボールバルブ16が上記第2回動位置から第1回動位置に回動されたときに(図11)、上記立上り平面78と当接する第1側部面80と、第1回動位置から第2回動位置に回動されたときに(図10)、同立上り平面78と当接する第2側部面82とを有しており、これら第1及び第2側部面は、それらがなす角度αが約45゜となるようにされている。
図12及び図13は、本発明に係る管継手の他の実施形態の要部を示している。
すなわち、この管継手は、上述の実施形態におけるボールバルブの替わりに円筒形状のバルブ16を用いたことを特徴とするものであり、図12は、図5と同様に、バルブ保持ケーシング20を下から見た図面であり、図13は該バルブ保持ケーシング20の一部と、該バルブ保持ケーシング20内に設定されている円筒形状のバルブ16とを示す断面図である。この管継手では、球形状のバルブを円筒形状のバルブに換えたことにより、該バルブを覆うバルブ保持ケーシングの形状が変わっていることを除けば、上述の管継手の実質的に同一の構造、機能を有するものであり、詳細な説明は省略する。上述の管継手におけるエレメントに相当するエレメントには同一の参照番号を付しており、28は筒状シール部材、51は挿通孔、52は雄型継手部材挿入部、54は挿通孔のガイド部、56は該ガイド部を画定する側縁を示す。60は、バルブ支持部材である。
本発明に係る管継手の雄型継手部材及び雌型継手部材が分離されている状態を示す縦断面図である。 同管継手において雄型継手部材及び雌型継手部材が連結されている状態を示す従断面図である。 図2に示す管継手の部分を拡大した図である。 バルブ保持ケーシングの縦断面図である。 図4のバルブ保持ケーシングを下から見た図である。 図2におけるV-V 線断面図であり、雄型継手部材の構成要素に関しては、雄型連結部分に形成された回転防止部分以外の部分は省略して示してある。 他の実施形態に係る管継手におけるボールバルブの側面図である。 同他の実施形態に係る管継手におけるバルブ保持ケーシングの従断面図である。 図8のバルブ保持ケーシングを下から見た図である。 図8及び図9に示すボールバルブとバルブ保持ケーシングとの関係を示す図である。 同ボールバルブとバルブ保持ケーシングとの関係を示す図である。 他の実施形態に係る管継手のバルブ保持ケーシングを下から見た図である。 図12のバルブ保持ケーシングの一部と該バルブ保持ケーシング内の円筒形状バルブを示す断面図である。 従来の管継手を示す従断面図である。
符号の説明
10 管継手
12 雌型継手部材
14 雄型継手部材
16 ボールバルブ
18 筒状ベース部材
20 バルブ保持ケーシング
20−1 係止突起
22 第1貫通孔
24 第2貫通孔
25 筒状のシール部材
26 第3貫通孔
28 筒状シール部材
30 雄型連結部分
30−1 雄型継手部材カバー
30−2 ロック部材
32 バルブ支持面
34 内側環状凸状シール部
36 外側環状凸状シール部
38 シール部材側端部開口
40 大径部
42 小径部
42−1 第1小径部分
42−2 第2小径部分
44 棚状部分
46 圧縮コイルバネ
48 小径筒状部分
49 楔部材
49−1 円錐形状面
50 シールスリーブ
50−1 環状取付け部分
50−2 環状シール部分
50−3 上端内周面
51 挿通孔
52 雄型継手部材挿入部
54 ガイド部
56 側縁
58 回転防止部
60 バルブ支持部材
70 摺動面
72 凹部
74 突部
76 摺動面
78 立上り平面
80 第1側部面
82 第2側部面
C 回転中心軸線

Claims (12)

  1. 雌型継手部材と、
    雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
    からなる管継手であって、
    雌型継手部材が、
    一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
    第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
    該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合されるボールバルブであって、当該ボールバルブの中心を通る回転中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記回転中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされたボールバルブと、
    該ボールバルブの周りに設定され、上記ベース部材に対してボールバルブを上記回転中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記ボールバルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
    を有し、
    上記筒状のベース部材の上記第1貫通孔が上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた大径部分と小径部分とを有し、
    大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記ボールバルブに押圧している
    ことを特徴とする管継手。
  2. 上記バルブ保持ケーシングの内壁面に設けられ、上記ボールバルブの外周面に係合して、当該ボールバルブを上記筒状シール部材との間で回動可能に支持するバルブ支持部材を有することを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 上記筒状シール部材が上記ボールバルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記ボールバルブの球面状外周面と流体密に接触するようにされ、
    上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
    ことを特徴とする請求項1若しくは2に記載の管継手。
  4. 上記バルブ保持ケーシングの上記挿通孔が、
    上記ボールバルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容する雄型継手部材挿入部、及び、雄型継手部材が上記第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを案内するガイド部と、を有し、ガイド部は上記第1及び第2回動位置の間で上記経路に沿って相互に平行に延びる側縁によって画定され、
    上記雄型継手部材は、
    当該雄型継手部材が上記第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第1及び第2回動位置の間で回動されるときに上記ガイド部の上記側縁の間にあり、該側縁によって当該雄型継手部材がその軸線の周りでの回転を阻止されるような断面を有する回転防止部分を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管継手。
  5. 上記回転防止部分が上記ガイド部の側縁に平行な二辺を有する断面とされていることを特徴とする請求項4に記載の管継手。
  6. 上記ボールバルブはその球面状の外周面に、上記回転中心軸線に直角をなすように形成された第1摺動面を有する凹部を有し、
    バルブ保持ケーシングが、その内壁面に上記凹部内に入る突部を備え、該突部は、第1摺動面と平行とされて同第1摺動面と摺動する第2摺動面を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管継手。
  7. 上記ボールバルブの外周面に形成された上記凹部が上記第1摺動面から上記球面状外周面に立ち上がる立上り平面を有し、
    該立上り平面が、上記ボールバルブが上記第1回動位置から第2回動位置に回動されたときに上記突部に係合して、同ボールバルブの回動を止めるようにされていることを特徴とする請求項6に記載の管継手。
  8. 雌型継手部材と、
    雌型継手部材に挿入連結される雄型継手部材と、
    からなる管継手であって、
    雌型継手部材が、
    一端から他端に貫通する第1貫通孔を有し、一端に導管が接続される筒状のベース部材と、
    第1貫通孔の他端側に挿入され、該第1貫通孔と同軸状とされた第2貫通孔を有する筒状シール部材と、
    該ベース部材の上記他端に設定され、上記筒状シール部材に係合される円筒形状バルブであって、当該円筒形状バルブの中心軸線の周りで回転可能に支持され、直径方向に貫通する第3貫通孔を有し、該第3貫通孔の一端開口が上記第2貫通孔に整合され連通される第1回動位置と、上記中心軸線を中心に回動されて、上記第2貫通孔との連通を遮断される第2回動位置との間で回動可能とされた円筒形状バルブと、
    該円筒形状バルブの周りに設定され、上記ベース部材に対して円筒形状バルブを上記中心軸線を中心に回動可能に保持するバルブ保持ケーシングであって、上記円筒形状バルブが上記第1及び第2回動位置の間で動くときに、上記第3貫通孔の他端開口が動く経路に沿って形成され、円筒形状バルブが上記第2回動位置にあるときに上記雄型継手部材を当該バルブ保持ケーシングの外部から上記他端開口を通し同第3貫通孔内に挿入するのを許容し、該雄型継手部材が該第3貫通孔内に挿入された状態で、上記第2回動位置から上記第1回動位置へ回動し、また、同第1回動位置から上記第2回動位置へ回動するのを許容する挿通孔を有するバルブ保持ケーシングと
    を有し、
    上記筒状のベース部材の上記第1貫通孔が上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた大径部分と小径部分とを有し、
    大径部分内に、上記筒状シール部材が設定され、該筒状シール部材と上記小径部分との間にバネが設定されて、同筒状シール部材を上記円筒形状バルブに押圧している
    ことを特徴とする管継手。
  9. 上記バルブ保持ケーシングの内壁面に設けられ、上記円筒形状バルブの外周面に係合して、当該円筒形状バルブを上記筒状シール部材との間で回動可能に支持するバルブ支持部材を有することを特徴とする請求項8に記載の管継手。
  10. 上記筒状シール部材が上記円筒形状バルブを支持するバルブ支持面を有し、該支持面には上記第2貫通孔を中心に内側及び外側の環状凸状シール部が設けられ、該環状凸状シール部が、上記円筒形状バルブの球面状外周面と流体密に接触するようにされ、
    上記内側及び外側の環状凸状シール部は、第3貫通孔の筒状シール部材側端部開口が内側凸状シール部の内側と外側の環状凸状シール部の外側とに跨り、それらの間を連通するようなことが無いように、相互に間隔をあけて設けられている
    ことを特徴とする請求項8若しくは9に記載の管継手。
  11. 上記雄型継手部材が、
    その外周に固定された雄型継手部材カバーと、
    該雄型継手部材カバーの周りに軸線方向に摺動可能とされた筒状のロック部材とを有しており、
    該ロック部材が、
    雄型継手部材が挿入されているボール型バルブが上記第1回動位置にあるときに、バルブ保持ケーシングと係合し、当該ボール型バルブが動くのを阻止する固定位置と、
    該固定位置よりも軸線方向後方へ変位されてバルブ保持ケーシングとの係合を解除され、雄型継手部材が挿入されているボールバルブが上記第1回動位置と上記第2回動位置との間で動くのを許容する非固定位置と
    の間を変位可能としてあり、
    雄型継手部材カバー及びロック部材が、当該管継手を通して移送される塗料液などの液体に対して親和性が低い樹脂で形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至10に記載の管継手。
  12. 上記第1貫通孔の上記小径部分が、更に、上記他端側から上記一端側に向けて順に設けられた第1小径部分と該第1小径部分よりも径の小さな第2小径部分とを有し、
    上記筒状シール部材が、第1貫通孔の上記一端側に面する一端側端面から第1小径部分を通り第2小径部分内に延びる小径筒状部分を有し、
    第1小径部分の内壁面には、該内壁面に流体密に取り付けられた環状取付け部分と、該環状取付け部分から半径方向内方へ伸張し、上記小径筒状部分の外周面に密封係合される環状シール部分とを備えるシールスリーブが設けられ、
    該シールスリーブと筒状シール部材の上記一端側端面との間には、上記小径筒状部分の周囲を囲み上記シールスリーブの上記環状取付け部分の上記筒状シール部材側端部の内面と係合する筒状の楔部材が設けられ、該内面と係合する楔部材の面が、上記第1貫通孔の上記他端側から上記一端側に向けて次第に径が小さくなる円錐形状の楔面とされている
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の管継手。

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