JPH10159788A - ポンプ用羽根車 - Google Patents
ポンプ用羽根車Info
- Publication number
- JPH10159788A JPH10159788A JP33452296A JP33452296A JPH10159788A JP H10159788 A JPH10159788 A JP H10159788A JP 33452296 A JP33452296 A JP 33452296A JP 33452296 A JP33452296 A JP 33452296A JP H10159788 A JPH10159788 A JP H10159788A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- pump
- magnet
- resin
- inner diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】水中軸受を廃止することにより、安価なポンプ
用羽根車を提供することを目的としている。 【構成】樹脂で成形された羽根車1の内径及び内径近傍
の側面部に硬質クロムメッキ2などの硬質物質を被覆し
たポンプ用羽根車1である。
用羽根車を提供することを目的としている。 【構成】樹脂で成形された羽根車1の内径及び内径近傍
の側面部に硬質クロムメッキ2などの硬質物質を被覆し
たポンプ用羽根車1である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種ポンプに使用される
固定軸に回転自在に保持された羽根車に関するものであ
る。
固定軸に回転自在に保持された羽根車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプの一例として図4のような
マグネットポンプがある。この図は要部の側断面図であ
り、これを説明すれば、このマグネットポンプ5は大き
く分けてポンプ部14とモータ部15とに分けられ、こ
のポンプ5の駆動源としてICで制御されているICモ
ータや誘導電動機などが用いられている。そして、この
ポンプ5は駆動用磁石8と従動用磁石7との間にステン
レス鋼板などでできている鉄板製の隔壁板6が設けられ
ており、この隔壁板6によりモータ側または外部に水が
流出しない構成になっている。そして、この駆動用磁石
8は冷却用フアン9の側面に取り付けられており、この
フアン9が回転子12の一構成品であるシャフト13に
軸着されている。
マグネットポンプがある。この図は要部の側断面図であ
り、これを説明すれば、このマグネットポンプ5は大き
く分けてポンプ部14とモータ部15とに分けられ、こ
のポンプ5の駆動源としてICで制御されているICモ
ータや誘導電動機などが用いられている。そして、この
ポンプ5は駆動用磁石8と従動用磁石7との間にステン
レス鋼板などでできている鉄板製の隔壁板6が設けられ
ており、この隔壁板6によりモータ側または外部に水が
流出しない構成になっている。そして、この駆動用磁石
8は冷却用フアン9の側面に取り付けられており、この
フアン9が回転子12の一構成品であるシャフト13に
軸着されている。
【0003】また、図3、図4において、羽根車1aは
樹脂で成形されており、この羽根車1aには水中軸受1
0が取付けられている。この水中軸受10を羽根車1a
へ固定する方法は、成形型にこの軸受10を装着し羽根
車1aを樹脂成形して固定するやりかたが一般的であ
る。なお、この水中軸受10はカーボンやセラミックな
どの材料を焼結して製作したものが多く用いられてい
る。さらに、この羽根車1aの側面に接着や嵌入などに
より従動用磁石7が取付けられている。この様な構成の
羽根車1aが、ケーシング内の隔壁板6に固定されてい
る軸3に回転自在に軸着され、C形等の止め輪4あるい
はスラストワッシャなどにより軸方向への移動を制止し
ている。
樹脂で成形されており、この羽根車1aには水中軸受1
0が取付けられている。この水中軸受10を羽根車1a
へ固定する方法は、成形型にこの軸受10を装着し羽根
車1aを樹脂成形して固定するやりかたが一般的であ
る。なお、この水中軸受10はカーボンやセラミックな
どの材料を焼結して製作したものが多く用いられてい
る。さらに、この羽根車1aの側面に接着や嵌入などに
より従動用磁石7が取付けられている。この様な構成の
羽根車1aが、ケーシング内の隔壁板6に固定されてい
る軸3に回転自在に軸着され、C形等の止め輪4あるい
はスラストワッシャなどにより軸方向への移動を制止し
ている。
【0004】この様な構成において、回転子12が回転
することにより駆動用磁石8が同時に回転する。この駆
動用磁石8と羽根車1aに設けられた従動用磁石7とは
磁気吸引力が作用しており、駆動用磁石8が回転するこ
とにより従動用磁石7及び羽根車1aが回される。この
羽根車1aの回転により水中軸受10にはラジアル方向
とスラスト方向に力を受ける。そして、この羽根車1a
の回転により給配水がおこなわれる。
することにより駆動用磁石8が同時に回転する。この駆
動用磁石8と羽根車1aに設けられた従動用磁石7とは
磁気吸引力が作用しており、駆動用磁石8が回転するこ
とにより従動用磁石7及び羽根車1aが回される。この
羽根車1aの回転により水中軸受10にはラジアル方向
とスラスト方向に力を受ける。そして、この羽根車1a
の回転により給配水がおこなわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
羽根車はカーボンやセラミックなどの材料を焼結してつ
くられた水中軸受を使用しており、羽根車のコストが高
くなるという問題があった。
羽根車はカーボンやセラミックなどの材料を焼結してつ
くられた水中軸受を使用しており、羽根車のコストが高
くなるという問題があった。
【0006】本発明は、この様な事情を鑑みてなされた
ものであり、部品点数を減らすことにより安価なポンプ
用羽根車を提供することを課題としている。
ものであり、部品点数を減らすことにより安価なポンプ
用羽根車を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】固定された軸に回転自在
に軸着されるポンプ用羽根車であって、この羽根車は樹
脂で成形されており、そして、羽根車の側面にマグネッ
トを装着し、かつ、この羽根車の内径及び内径近傍の側
面部を硬質物質で被覆する。例えば、この箇所に硬質ク
ロムメッキを施すことにより、水中軸受を廃止すること
ができ、羽根車の価格が安価になり課題を解決してい
る。
に軸着されるポンプ用羽根車であって、この羽根車は樹
脂で成形されており、そして、羽根車の側面にマグネッ
トを装着し、かつ、この羽根車の内径及び内径近傍の側
面部を硬質物質で被覆する。例えば、この箇所に硬質ク
ロムメッキを施すことにより、水中軸受を廃止すること
ができ、羽根車の価格が安価になり課題を解決してい
る。
【0008】
【作用】樹脂により羽根車を成形後、この羽根車の内径
及び内径近傍の側面部を硬質物質、例えば硬質クロムメ
ッキで被覆する。そして、ケーシング内の隔壁板に保持
されている軸に、この羽根車が回転自在に軸着し、か
つ、C形止め輪やスラストワッシャなどを装着すること
により軸方向への移動が規制される。そして、モータの
回転子が回転することにより駆動用磁石が同時に回され
る。さらに、この駆動用磁石と羽根車に設けられた従動
用磁石とは磁気吸引力が作用しているので、駆動用磁石
が回転することにより従動用磁石及び羽根車が一緒に回
される。この回転により、羽根車にはラジアル方向とス
ラスト方向に力を受ける。しかし、内径及び側面部に硬
質物質が被覆されているので、この箇所は磨耗すること
がない。そして、この羽根車の回転により給配水がおこ
なわれる。
及び内径近傍の側面部を硬質物質、例えば硬質クロムメ
ッキで被覆する。そして、ケーシング内の隔壁板に保持
されている軸に、この羽根車が回転自在に軸着し、か
つ、C形止め輪やスラストワッシャなどを装着すること
により軸方向への移動が規制される。そして、モータの
回転子が回転することにより駆動用磁石が同時に回され
る。さらに、この駆動用磁石と羽根車に設けられた従動
用磁石とは磁気吸引力が作用しているので、駆動用磁石
が回転することにより従動用磁石及び羽根車が一緒に回
される。この回転により、羽根車にはラジアル方向とス
ラスト方向に力を受ける。しかし、内径及び側面部に硬
質物質が被覆されているので、この箇所は磨耗すること
がない。そして、この羽根車の回転により給配水がおこ
なわれる。
【0009】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は本発明の一実施例によるポンプ用羽
根車の側断面図であり、図2は本発明の一実施例による
ポンプ用羽根車の正面図である。
説明すると、図1は本発明の一実施例によるポンプ用羽
根車の側断面図であり、図2は本発明の一実施例による
ポンプ用羽根車の正面図である。
【0010】図1及び図2において、羽根車1は樹脂で
成形されており、この羽根車1の内径部及び内径近傍の
側面部に硬質の物質、例えば、硬質クロムメッキなどが
被覆(コーテング)されている。そして、この成形され
た羽根車の側面に接着や嵌入などの方法で従動用磁石7
が装着されている。
成形されており、この羽根車1の内径部及び内径近傍の
側面部に硬質の物質、例えば、硬質クロムメッキなどが
被覆(コーテング)されている。そして、この成形され
た羽根車の側面に接着や嵌入などの方法で従動用磁石7
が装着されている。
【0011】この様にして製作された羽根車1は、ケー
シング内にある隔壁板6に固定されている軸3に回転自
在に軸着されており、かつ、C形等の止め輪4あるいは
スラストワッシャなどで軸方向に移動しないように係止
されている。
シング内にある隔壁板6に固定されている軸3に回転自
在に軸着されており、かつ、C形等の止め輪4あるいは
スラストワッシャなどで軸方向に移動しないように係止
されている。
【0012】この様に、樹脂で成形された羽根車1の内
径及び内径近傍の側面部に硬質物質を施すことにより、
焼結カーボンやセラミックなど高価な水中軸受を廃止す
ることができ、部品点数が減少し、羽根車1の価格を下
げることができる。
径及び内径近傍の側面部に硬質物質を施すことにより、
焼結カーボンやセラミックなど高価な水中軸受を廃止す
ることができ、部品点数が減少し、羽根車1の価格を下
げることができる。
【0013】なお、メッキ処理の場合は突出部に多くの
メッキが付着する傾向があるので、その対策として内径
の両端近傍の孔径を大きくするか、または、コーナー部
に面取りを施した形状に成形を行いメッキを施すことに
より解決することができる。また、内径部に高い精度を
必要とする場合は、硬質物質を被覆後、内径を研削すれ
ばよい。
メッキが付着する傾向があるので、その対策として内径
の両端近傍の孔径を大きくするか、または、コーナー部
に面取りを施した形状に成形を行いメッキを施すことに
より解決することができる。また、内径部に高い精度を
必要とする場合は、硬質物質を被覆後、内径を研削すれ
ばよい。
【0014】
【発明の効果】以上の通り、本願発明のポンプ用羽根車
は内径及び内径近傍の側面部に硬質物質を施すことによ
り、水中軸受が不要になり安価な羽根車を提供すること
ができる。
は内径及び内径近傍の側面部に硬質物質を施すことによ
り、水中軸受が不要になり安価な羽根車を提供すること
ができる。
【0015】
【図1】本発明の一実施例によるポンプ用羽根車の側断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例によるポンプ用羽根車の正面
図である。
図である。
【図3】従来のポンプ用羽根車の断面図である。
1、1a・・・羽根車 2・・・・・・硬質クロムメッキ部 3・・・・・・軸 4・・・・・・C形止め輪 5・・・・・・マグネットポンプ 7・・・・・・従動用磁石 8・・・・・・駆動用磁石 10・・・・・・水中軸受 14・・・・・・ポンプ部 15・・・・・・モータ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】従来のマグネットポンプの断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】固定された軸に回転自在に軸着されるポン
プ用羽根車において、 この羽根車は樹脂で成形され、 羽根車の側面にマグネットを装着し、 この羽根車の内径及び内径近傍の側面部を硬質物質で被
覆することにより水中軸受を廃止したことを特徴とする
ポンプ用羽根車。 - 【請求項2】羽根車の内径及び内径近傍の側面部に硬質
クロムメッキを施したことを特徴とする請求項1記載の
ポンプ用羽根車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33452296A JPH10159788A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | ポンプ用羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33452296A JPH10159788A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | ポンプ用羽根車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159788A true JPH10159788A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18278351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33452296A Pending JPH10159788A (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | ポンプ用羽根車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10159788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007224769A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Teikoku Electric Mfg Co Ltd | モータポンプ |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP33452296A patent/JPH10159788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007224769A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Teikoku Electric Mfg Co Ltd | モータポンプ |
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