JPH10159457A - サッシの排水装置 - Google Patents

サッシの排水装置

Info

Publication number
JPH10159457A
JPH10159457A JP32439996A JP32439996A JPH10159457A JP H10159457 A JPH10159457 A JP H10159457A JP 32439996 A JP32439996 A JP 32439996A JP 32439996 A JP32439996 A JP 32439996A JP H10159457 A JPH10159457 A JP H10159457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
web
sash
block
lower frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32439996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3229227B2 (ja
Inventor
Yoshiro Kawase
佳郎 川瀬
Yoichi Kimura
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tateyama Aluminum Industry Co Ltd filed Critical Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Priority to JP32439996A priority Critical patent/JP3229227B2/ja
Publication of JPH10159457A publication Critical patent/JPH10159457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229227B2 publication Critical patent/JP3229227B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水ブロックを用いることにより、排水が逆
流することを防止し、延いては断熱カバーが外れること
を阻止することの可能なサッシの排水装置を提供するこ
と。 【構成】 内障子と外障子を取付けた引き違いサッシに
おいて、下枠1の内外レール2,3間に室外側に下降傾
斜するウエブ4を備えるとともに、ウエブ4上に排水口
8を備えた樹脂製の断熱カバー7を装着し、下枠1は、
断熱カバー7の排水口8を通過してウエブ4上を流れる
水を排水する水抜き穴9を備え、更に、下枠1の水抜き
穴9に、排水弁18を有する排水ブロック10を取付け
た構成のサッシの排水装置である。排水ブロック10
は、ウエブ4の室外側端部に設けられた立上り壁5に取
付けられており、また、排水弁18は、その上部が排水
ブロック10の室外側の上部に回動可能に設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下枠に樹脂製の断
熱カバーを装着したサッシの排水装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より下枠に樹脂製の断熱カバーを装
着したサッシが知られている(例えば特開平8−177
317号)。この樹脂製の断熱カバーは、樹脂枠とも呼
ばれており、アルミサッシの露出部分を覆って断熱効果
を奏させるほか、樹脂に彩色を施して内装材とのカラー
コーディネイトを図ることもなされている。
【0003】この種の断熱カバーは、下枠の内外レール
間に存するウエブ上に装着され、内外レールの切欠部に
当該断熱カバーの各端部が係合して取付けられるのが一
般的である。
【0004】このような断熱カバーを装着したサッシ
は、その断熱性に鑑みて寒冷地に施工されることが多
く、従って結露水の処理が必要になる。
【0005】通常なされている結露水の処理は、断熱カ
バーや下枠に排水口を形成して行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した結露水の処理
において、断熱カバーや下枠に排水口を設けたものは、
風雨が強いときに排水口から排水が逆流することがあ
り、また、排水が逆流しないまでも、外部から吹き込む
風の風圧によって、断熱カバーが外れてしまう不都合も
生じる。さりとて断熱カバーをビス等で固定することは
断熱カバーの取付け施工が煩雑となり好ましくない。
【0007】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、排水ブロックを用いることにより、排水が逆流する
ことを防止し、延いては断熱カバーが外れることを阻止
することの可能なサッシの排水装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載さ
れた発明は、内障子と外障子を取付けた引き違いサッシ
において、下枠の内外レール間に室外側に下降傾斜する
ウエブを備えるとともに、前記ウエブ上に排水口を備え
た樹脂製の断熱カバーを装着し、前記下枠は、前記断熱
カバーの前記排水口を通過してウエブ上を流れる水を排
水する水抜き穴を備え、更に、下枠の前記水抜き穴に、
排水弁を有する排水ブロックを取付けた構成のサッシの
排水装置である。
【0009】引き違いサッシに生じた結露水は、断熱カ
バーの排水口からウエブへ流れ込み、室外側に下降傾斜
するウエブに導かれて水抜き穴へ到達し、排水ブロック
から外部へ排水される。風雨が強いときは、外部の風雨
は排水弁に阻止されて室内へ侵入するのが回避される。
【0010】本願第2請求項に記載された発明は、前記
請求項1記載の発明において、前記排水ブロックは、前
記ウエブの室外側端部に設けられた立上り壁に取付けた
構成のサッシの排水装置である。
【0011】排水ブロックをウエブの室外側端部に設け
られた立上り壁に取付ける場合は、その取付けが室外側
から容易に行うことができる。
【0012】本願第3請求項に記載された発明は、前記
請求項1記載の発明において、前記排水弁は、その上部
が前記排水ブロックの室外側の上部に回動可能に設けら
れている構成のサッシの排水装置である。
【0013】排水弁が回動体であり、その上部が排水ブ
ロックの室外側の上部に設けられているので、排水弁は
自重で排水ブロックを閉塞する一方、排水ブロックを流
れ出ようとする排水は排水弁を押しのけて外部へ容易に
出ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体例に基づいて
詳細に説明する。
【0015】図1は本発明に係る排水装置を設けたサッ
シの縦断面図、図2は同横断面図であり、下枠1の内外
レール2,3上に内障子と外障子が設けられている。
【0016】下枠1は、内外レール2,3間に室外側に
下降傾斜するウエブ4を備え、このウエブ4の室外側端
部には立上り壁5が設けられ、立上り壁5は外レール2
に連接されている。また、立上り壁5の下方は、図示を
省略した窓台へ取付けられる下枠基部6を形成してい
る。
【0017】前記ウエブ4の上には、排水口8を備えた
樹脂製の断熱カバー7を装着している。この例では、断
熱カバー7は内外レール2,3間に亘って装着されてい
る。そして、排水口8は断熱カバー7の面の下部に位置
している。従って、断熱カバー上に滴下した結露水は排
水口8を通って下枠1のウエブ4上に至る。
【0018】更に、下枠1は、断熱カバー7の排水口8
を通過してウエブ4上を流れる水を排水する水抜き穴9
を備えている。この水抜き穴9は、本例では前記立上り
壁5に形成されている。
【0019】また、本具体例において、前記水抜き穴9
に、排水弁18を有する排水ブロック10を取付けてい
る。従って、排水ブロック10は、ウエブ4の室外側端
部に設けられた立上り壁5に取付けられている。
【0020】排水ブロック10は、更に図3及び図4に
示すように、樹脂製のブロック体11と、このブロック
体11に回動可能に設けられる樹脂製の排水弁18を備
えて構成されている。尚、これらの図において、とも
に、(1)は室外側から見た図(正面図)、(2)は右
側面図、(3)は平面図、(4)は縦断面図である。
【0021】前記ブロック体11は、正面に開口12,
12を形成し、両側にフランジ部13,13を正面方向
に突設している。前記開口12の周囲には、前記水抜き
穴9に挿入されて当該排水ブロック10を固着するため
の係止突起14,14を設けている。更に、ブロック体
11の正面側上部の左右には、排水弁18を回動可能に
支持する軸受部15,15を、また、左右及び下部に
は、排水弁18の周囲と当接する弁受け部16,17
を、設けている。これらの弁受け部16,17は、上部
から下部にかけて正面側へ突出するように、従って下部
の弁受け部17がより一層正面側へ突出するように、形
成されている。これにより、排水弁18が装着された
際、排水弁18が常時、弁受け部16,17と当接する
ように設けられている。
【0022】前記排水弁18は、中央が正面側に膨出し
た矩形状を呈し、上部の左右には、ブロック体10の前
記軸受部15,15に軸支される軸19,19が設けら
れている。この排水弁18がブロック体10に取付けら
れると、前述したように、排水弁の周囲が常時、弁受け
部16,17と当接する。これにより、排水弁18は基
本的には閉塞しているので、外部から風雨が逆流するの
を阻止できる。また、排水弁18は、その上部がブロッ
ク体10の室外側の上部に回動可能に設けられているの
で、発生した結露水は排水弁18を押しやって外部に流
れ出ることができる。
【0023】図5は、室内で生じた結露水の排水経路を
示すサッシの縦断面図で、サッシに結露した結露水は、
断熱カバー7上に滴下し、排水口8を通って下枠1のウ
エブ4上に至り、ウエブ4上を流れる水は水抜き穴9か
ら排水ブロック10に至る。排水ブロック10の排水弁
18は、その上部がブロック体10の室外側の上部に回
動可能に設けられているので、結露水は排水弁18を二
点鎖線で示すように押しやって、外部に流れ出ることが
できる。また、排水弁18はその周囲が常時、弁受け部
16,17と当接しているので、外部からの風雨の逆流
が阻止される。
【0024】上述した本具体例によれば、引き違いサッ
シに生じた結露水は、断熱カバーの排水口からウエブへ
流れ込み、室外側に下降傾斜するウエブに導かれて水抜
き穴へ到達し、排水ブロックから外部へ排水される。風
雨が強いときは、外部の風雨は排水弁に阻止されて室内
へ侵入するのが回避される。
【0025】また、排水ブロックはウエブの室外側端部
に設けられた立上り壁に取付けられているので、その取
付けが室外側から容易に行うことができる。
【0026】更に、排水弁が回動体であり、その上部が
排水ブロックの室外側の上部に設けられているので、排
水弁は自重で排水ブロックを閉塞する一方、排水ブロッ
クを流れ出ようとする排水は排水弁を押しのけて外部へ
容易に出ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載された発明は、内障子と外障子を取付けた引き違い
サッシにおいて、下枠の内外レール間に室外側に下降傾
斜するウエブを備えるとともに、前記ウエブ上に排水口
を備えた樹脂製の断熱カバーを装着し、前記下枠は、前
記断熱カバーの前記排水口を通過してウエブ上を流れる
水を排水する水抜き穴を備え、更に、下枠の前記水抜き
穴に、排水弁を有する排水ブロックを取付けた構成のサ
ッシの排水装置である。
【0028】引き違いサッシに生じた結露水は、断熱カ
バーの排水口からウエブへ流れ込み、室外側に下降傾斜
するウエブに導かれて水抜き穴へ到達し、排水ブロック
から外部へ排水される。風雨が強いときは、外部の風雨
は排水弁に阻止されて室内へ侵入するのが回避される。
【0029】本願第2請求項に記載された発明は、前記
請求項1記載の発明において、前記排水ブロックは、前
記ウエブの室外側端部に設けられた立上り壁に取付けた
構成のサッシの排水装置である。
【0030】排水ブロックをウエブの室外側端部に設け
られた立上り壁に取付ける場合は、その取付けが室外側
から容易に行うことができる。
【0031】本願第3請求項に記載された発明は、前記
請求項1記載の発明において、前記排水弁は、その上部
が前記排水ブロックの室外側の上部に回動可能に設けら
れている構成のサッシの排水装置である。
【0032】排水弁が回動体であり、その上部が排水ブ
ロックの室外側の上部に設けられているので、排水弁は
自重で排水ブロックを閉塞する一方、排水ブロックを流
れ出ようとする排水は排水弁を押しのけて外部へ容易に
出ることができる。
【0033】このように、本発明によれば、排水ブロッ
クを用いることにより、排水が逆流することを防止し、
延いては断熱カバーが外れることを阻止することの可能
なサッシの排水装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水装置を設けたサッシの縦断面
図である。
【図2】本発明に係る排水装置を設けたサッシの横断面
図である。
【図3】排水ブロックのブロック体を示す図で、(1)
は正面図、(2)は右側面図、(3)は平面図、(4)
は縦断面図である。
【図4】排水ブロックの排水弁を示す図で、(1)は正
面図、(2)は右側面図、(3)は平面図、(4)は縦
断面図である。
【図5】室内で生じた結露水の排水経路を示すサッシの
縦断面図である。
【符号の説明】
1 下枠 2 外レール 3 内レール 4 ウエブ 5 立上り壁 6 下枠基部 7 断熱カバー 8 排水口 9 水抜き穴 10 排水ブロック 11 ブロック体 12 開口 13 フランジ部 14 係止突起 15 軸受部 16 弁受け部 17 弁受け部 18 排水弁 19 軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内障子と外障子を取付けた引き違いサッ
    シにおいて、 下枠の内外レール間に室外側に下降傾斜するウエブを備
    えるとともに、前記ウエブ上に排水口を備えた樹脂製の
    断熱カバーを装着し、 前記下枠は、前記断熱カバーの前記排水口を通過してウ
    エブ上を流れる水を排水する水抜き穴を備え、 更に、下枠の前記水抜き穴に、排水弁を有する排水ブロ
    ックを取付けたことを特徴とするサッシの排水装置。
  2. 【請求項2】 前記排水ブロックは、前記ウエブの室外
    側端部に設けられた立上り壁に取付けたことを特徴とす
    る請求項1記載のサッシの排水装置。
  3. 【請求項3】 前記排水弁は、その上部が前記排水ブロ
    ックの室外側の上部に回動可能に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のサッシの排水装置。
JP32439996A 1996-12-04 1996-12-04 サッシの排水装置 Expired - Fee Related JP3229227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32439996A JP3229227B2 (ja) 1996-12-04 1996-12-04 サッシの排水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32439996A JP3229227B2 (ja) 1996-12-04 1996-12-04 サッシの排水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10159457A true JPH10159457A (ja) 1998-06-16
JP3229227B2 JP3229227B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=18165370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32439996A Expired - Fee Related JP3229227B2 (ja) 1996-12-04 1996-12-04 サッシの排水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229227B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150875A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ykk Ap株式会社 建具
JP2012122304A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP2012122303A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
CN109812207A (zh) * 2019-02-22 2019-05-28 兴发铝业(成都)有限公司 门窗排水结构

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM621300U (zh) * 2021-04-12 2021-12-21 禾昌興業股份有限公司 按壓組件及其連接器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010150875A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ykk Ap株式会社 建具
JP2012122304A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
JP2012122303A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sankyo Tateyama Aluminium Inc サッシ
CN109812207A (zh) * 2019-02-22 2019-05-28 兴发铝业(成都)有限公司 门窗排水结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3229227B2 (ja) 2001-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4691487A (en) Drain tube for windows
JP3257973B2 (ja) 複合窓の排水構造
LT4631B (lt) Langas su sąvaros rėmo apkausto griovelyje su svyravimo galimybe įtvirtinta vėdinimo orlaide
JPH10159457A (ja) サッシの排水装置
US3308582A (en) Window constructions
JP2007170142A (ja) サッシ窓
JP2004169476A (ja) 開口部装置
JP2019196600A (ja) 折れ戸
KR101473048B1 (ko) 결로수 배출 유닛을 구비하는 시스템 창호와 결로수 배출 유닛
JP2005232702A (ja) サッシ
KR0138691Y1 (ko) 창문틀의 배수장치
JP3318218B2 (ja) 換気装置
JP3519611B2 (ja) 開口枠の下枠構造
JP3619997B2 (ja) 内倒し窓
JP7105953B2 (ja) 開口部建材
KR200242415Y1 (ko) 방충망 레일 설치 구조
JP2002227546A (ja) 屋外用下枠フラットサッシ引違い戸の排水装置
JPS6344531Y2 (ja)
JPH0545749Y2 (ja)
JPH07279328A (ja) 天窓の断熱構造
JPS58102034A (ja) 空気調和機の取付装置
JP3026395U (ja) がたつき防止機能を有する引戸建具
JP2562805Y2 (ja) 採光窓の結露水抜き構造
JPH07103755B2 (ja) 内倒し窓
JPS5830924Y2 (ja) 窓の施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees