JPH1015930A - 建築用板状材の製造方法及び装置 - Google Patents

建築用板状材の製造方法及び装置

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JPH1015930A
JPH1015930A JP17651996A JP17651996A JPH1015930A JP H1015930 A JPH1015930 A JP H1015930A JP 17651996 A JP17651996 A JP 17651996A JP 17651996 A JP17651996 A JP 17651996A JP H1015930 A JPH1015930 A JP H1015930A
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JP
Japan
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plate
movable
rotary drum
mold
building
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Application number
JP17651996A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Baba
吉勝 馬場
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用板状材に凹凸による模様を連続的に生
産性よく賦型する方法、特に深彫り模様の形成が可能な
建築用板状材の製造方法を提供。 【解決手段】 回転可能に支持され、外周面に型付面が
形成されると共に周方向に所定の間隔をおいて可動型付
板取付孔が穿設され、該可動型付板取付孔には先端に型
付部を有する可動型付板が放射方向に前後進可能に嵌合
支持された回転ドラムを用いて未硬化の建築物用板状材
を連続的に押圧して表面に型付けするに際し、可動型付
板を、建築用板状を押圧するとき回転ドラムから突出せ
しめ、建築用型付板から離れるときに後退させる建築用
板状材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物用外壁材等の
建築物用板状材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物用外壁材等の建築物用板状
材は、一般にセメントモルタル板等無機質複合材を板状
に成形して施工されている。これ等板状材は、装飾ある
いは高級感の付与のため、表面に凹凸模様が施されるこ
とが多い。しかして、板状材に凹凸模様を付与するとき
は、凹凸模様に対応する型面形状を有する型板を用いて
押圧が行なわれるが、平板状の型板で押圧してプレス成
形する場合は、工程が間歇的となり生産性が低下すると
共に、押圧面積が大きいため型締圧力が大きくなり、規
模の大きな装置が必要となる。
【0003】一方、周面に型付面が形成された回転ドラ
ムによって型付けすれば、連続生産が可能となり、ま
た、未硬化の建築用板状材を押圧する面積が小さいため
装置を小型化することができる。しかし、回転するドラ
ムで走行する建築用板状材を連続的に押圧する場合に
は、回転ドラムに突設された型付用突起が板状材から離
脱する際、回転ドラムの回転に伴って型付用突起が傾斜
するため、板状材のケリ上げ現象が生じ美麗な凹凸模様
を形成することが難しい問題があった。
【0004】例えば図5(A)に示すように板状材1の
進行方向に延びる細溝6aと、進行方向に直交する方向
にジグザグ状に延びる細溝6bを有するレンガ積み模様
を形成する場合、細溝6aを形成する型付突起5aは回
転ドラム2の周面にリング状に形成されることとなり、
板状材1の押圧、離脱に障害が生じることはない。
【0005】しかし、細溝6bを形成するための型付突
起5bは回転ドラム2の回転方向に直交しているために
図5(B)に示すように回転ドラム2の回転と共に型付
突起5bは板状材1に対して傾斜し、賦形された細溝6
bの前面側をケリ上げる結果となって溝の形状が崩れ美
麗な模様を形成することが困難であった。この現象は模
様が深彫りになる程、あるいは溝の断面を方形とする程
大きな問題となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は建築用板状材
に凹凸による模様を連続的に生産性よく賦型する方法、
特に深彫り模様の形成が可能な建築用板状材の製造方法
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するためになされたもので、回転可能に支持され、外
周面に型付面が形成されると共に周方向に所定の間隔を
おいて可動型付板取付孔が穿設され、該可動型付板取付
孔には先端に型付部を有する可動型付板が放射方向に前
後進可能に嵌合支持された回転ドラムを用いて未硬化の
建築物用板状材を連続的に押圧して表面に型付けするに
際し、可動型付板を、建築用板状材を押圧するとき回転
ドラムから突出せしめ、建築用板状材から離れるときに
後退させる建築用板状材の製造方法、及び、回転可能に
支持され、外周面に型付面が形成されると共に、周方向
に所定の間隔をおいて可動型付板取付孔が穿設され、該
可動型付板取付孔には、先端に型付部を有する可動型付
板が放射方向に前後進可能に、嵌合支持された回転ドラ
ムを有し、可動型付板が未硬化の建築用板状材を押圧す
る際に回転ドラムから突出し、建築用板状材から離脱す
るときに後退するようにされた建築用板状材の製造装置
を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明建築用板状材1の成形は、
図1に示すように、板状材1を形成する材料を板状に成
形し、周面に型付面が形成された回転ドラム2で押圧さ
れて板状材1表面に凹凸による模様が形成される。板状
材1の成形方法は特に制限がなく、プレス成形、ロール
成形を用いることができるが押出成形が生産性の面で好
ましい。
【0009】本発明において、板状とはその厚さ、巾は
いかなるものであってもよい。従って、通常角柱状と称
されるものも含まれる。板状材1を形成する材料として
は特に制限がなく合成樹脂等の有機物であってもよく、
また、土器、陶器、磁器等を形成する粘土等の材料であ
ってもよいが一般にはセメントを用いた無機系複合材が
用いられる。
【0010】セメントとしては、普通ポルトランドセメ
ント、早強ポルトランドセメント、高炉セメント、アル
ミナセメント、石コウ等が用いられ、その他砂利等の骨
材、パーライト、シラスバルーン、フライアッシュ等の
軽量骨材、ケイ石粉、炭酸カルシウム、活性白土等の無
機質材料が目的に応じて添加される。また補強材として
パルプ等の植物繊維、ガラス繊維、ロックウール等の無
機質繊維、ビニロン、アクリル等の合成繊維を添加する
ことも望ましい。
【0011】更に成形助剤として、メチルセルロース、
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどの
セルロース誘導体、ポリビニルアルコール等を添加する
こともできる。これ等材料に所定量の水と共に混練され
て板状に成形され回転する回転ドラム2で型付される。
【0012】回転ドラム2は円筒壁体3によって円筒状
に形成されておりその外周面には型付面が形成される。
図1においては図4(A)に示すレンガ積み模様を形成
する型付面を有しており、回転ドラム2の周面にリング
状に形成された型付突起5a,5aはレンガ積み模様の
板状材1走行方向の目地6a,6aを形成するためのも
のである。
【0013】また、回転ドラム2の周面には円周方向に
間隔をおいて回転ドラム2の円筒壁体3を貫通する可動
型付板取付孔4が穿設され、該取付孔4には可動型付板
7が嵌合されている。可動型付板7は図2、図3に示す
ように円筒壁3の内面に固定された保持部材8,8に設
けられた案内溝9,9に嵌合され、回転ドラム2の放射
方向に前進後退可能なように支持されており、可動型付
板7の先端部には型付部7a,7aが形成されている。
【0014】また、可動型付板7はスプリング10によ
って常時回転ドラム2の回転軸方向に後退した状態とさ
れ、型付部7aの反対側にはコロ11が枢支されてい
る。更に、回転ドラム2内にはカム12が固定されてお
り、図2においては下方に偏心した偏心カム12が設け
られて回転ドラム2の回転に伴って可動型付板7が移動
し、板状体1と離れた後(図2C点)から板状体に接触
する位置(図2A点)に至るまでは可動型付板7は回転
中心方向に後退しており、板状材1と接触する位置(A
点)に達するとコロ11がカム12に接触して可動型付
板7は放射方向に前進して円筒ドラム2から突出される
ようにされている。
【0015】従って、図2に示すように板状に成形され
た未硬化の建築用板状材1aを右方へ送給し、回転ドラ
ム2を回転すると板状材1aは回転ドラム2で押圧され
て回転ドラム2の外周面に形成されたリブ5a,5b等
で形成された型付面によって表面に型付けされる。この
際、可動型付板7は、板状材1に接触するA点の前後か
ら突出を始め、押圧が最も深くなるB点で突出量が最大
となる。
【0016】次いで、B点を過ぎると共に可動型付板7
は後退を開始し、C点ではほぼ元の位置まで後退する。
可動型付板7が後退した状態はいかなる状態であっても
よいが、円筒壁体3外面の位置と同じ高さとするか又は
若干突き出した状態とするのが一般的である。板状体1
はC点を過ぎると表面に型付けされ、凹凸模様が形成さ
れた板状材1bとなる。
【0017】こうした得られた型付けされた板状材1は
加熱乾燥して一次養生した後、必要に応じて蒸気養生、
塗装を行なって製品板状材1となる。あるいは窯中で焼
成されて製品板状材となる。以上、図4(A)に示すレ
ンガ積み模様を形成する場合について述べたが、凹凸に
よる他の模様を形成することもでき、例えば図4(B)
及び(C)に示すような模様を形成することができる。
【0018】この場合、板状材1に進行方向に直交する
細溝6b等の凹陥部が形成され、板状材1の進行方向前
方に直立した突起部が形成されている場合、その凹陥部
を可動型付板7で形成される。図4(A)、(B)、
(C)においては、打点部分を可動型付板7で押圧する
ことによってケリ上げのない美麗な凹凸模様を形成する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、建築用板状材に凹凸による模
様を連続的に形成することが可能で模様付け用の型付突
起が板状材から離脱する際のケリ上げがなく美麗な深彫
模様を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例を示す1部切欠き斜視図
【図2】図1の回転ドラムの1部切欠き縦断面図
【図3】可動型付板を示す斜視図
【図4】各種模様の例を示す平面図
【図5】従来の方法の問題点を示す図で、(A)は模様
を示す平面図、(B)は型付状態を示す部分縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1,1a,1b 建築用板状材 2 回転ドラム 3 円筒壁体 4 可動型付板取付孔 5a,5b 型付突起 6a,6b 細溝 7 可動型付板 8 保持部材 11 コロ 12 カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持され、外周面に型付面が
    形成されると共に周方向に所定の間隔をおいて可動型付
    板取付孔が穿設され、該可動型付板取付孔には先端に型
    付部を有する可動型付板が放射方向に前後進可能に嵌合
    支持された回転ドラムを用いて、未硬化の建築物用板状
    材を連続的に押圧して表面に型付けするに際し、可動型
    付板を、建築用板状材を押圧するとき回転ドラムから突
    出せしめ、建築用板状材から離れるときに後退させるこ
    とを特徴とする建築用板状材の製造方法。
  2. 【請求項2】 回転可能に支持され、外周面に型付面が
    形成されると共に、周方向に所定の間隔をおいて可動型
    付板取付孔が穿設され、該可動型付板取付孔には、先端
    に型付部を有する可動型付板が放射方向に前後進可能に
    嵌合支持された回転ドラムを有し、可動型付板が未硬化
    の建築用板状材を押圧する際に回転ドラムから突出し、
    建築用板状材から離脱するときに後退するようにされた
    建築用板状材の製造装置。
  3. 【請求項3】 可動型付板は常時後退するように弾撥せ
    しめると共に回転ドラムの内部にカム機構を設け回転ド
    ラムの回転に従ってカムによって可動型付板が突出する
    ようにしてなる請求項2記載の建築用板状材の製造装
    置。
JP17651996A 1996-07-05 1996-07-05 建築用板状材の製造方法及び装置 Pending JPH1015930A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116117A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Kmew Co Ltd ロール成形装置
JP2012116115A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Kmew Co Ltd ロール成形装置
CN110640865A (zh) * 2019-09-18 2020-01-03 浙江发恩集成房屋有限公司 一种可耙料的预制构件全自动浇筑装置

Cited By (4)

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CN110640865B (zh) * 2019-09-18 2021-01-19 浙江发恩集成房屋有限公司 一种可耙料的预制构件全自动浇筑装置

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