JPH10159015A - 噴射式道路標示塗布装置 - Google Patents

噴射式道路標示塗布装置

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JPH10159015A
JPH10159015A JP35477396A JP35477396A JPH10159015A JP H10159015 A JPH10159015 A JP H10159015A JP 35477396 A JP35477396 A JP 35477396A JP 35477396 A JP35477396 A JP 35477396A JP H10159015 A JPH10159015 A JP H10159015A
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coating material
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麒三郎 林
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茂 宮本
Yasuo Ishizuka
泰夫 石塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 路面上に手押し施工機でいかなる交通区分形
態の道路標示線の塗装を可能とした噴射式道路標示塗布
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 塗布材を収納させるホッパーと、このホ
ッパーの下方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射さ
せる噴射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に
対して塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜
機構とより構成してなり、車両運転者に標示視認効果を
損なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路標
示線を、前記塗布材を前記噴射機構により路面上に噴射
させて路面上に塗布させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴射式道路標示塗
布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高速道路および一般道路の舗装
で、雨天時の車両走行安全性の向上、事故発生率低下を
期待される有効な舗装として、排水性舗装が施工され始
めている。この排水性舗装は、表層の骨材粒子が大き
く、空隙が多い構造となっており、凹凸状路面となるた
め、この凹凸状路面に標示する道路標示線の道路標示塗
布装置として種々問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】噴射式ノズルによるペ
イント塗装は、垂直噴射式ノズルの角度により斜めから
塗布は出来るが、膜厚も0.3mm〜0.4mm程度
で、溶融式に比して乾燥時間も多く、耐摩耗性も劣る点
があった。周知のごとくスリット工法による道路標示塗
布装置によれば、塗膜表面が路面の凹凸に関係なく仕上
がり、排水性舗装の空隙部に塗布材が充填するため、平
滑な道路標示線となる。しかしながら、雨天夜間時に
は、標示線の塗膜表面が水膜で覆われるため、視認効果
がなく、また排水性舗装の中まで塗布材が浸透して排水
穴を塞いでしまい、排水効果を損なうという欠点があっ
た。噴射ノズルによる溶融式工法は、噴射加圧装置、保
温装置などの設置に大きなスペースが必要であり、トラ
ックを使用したりして大掛かりとなり、小型手押機とし
ての実用化は成されていないのが実情であった。噴射式
工法は、垂直噴射が一般的であり、通常舗装に対して
は、有効な方法であるが、排水性舗装では、垂直噴射だ
と塗膜が一定になり、排水穴を塞いでしまうため凹凸状
路面に雨水が残り、雨天夜間時には、光の乱反射が起こ
り、標示が視認されないという欠点があった。
【0004】しかして、交通区分形態による塗装進行方
向と車両進行方向の視認との関係から鑑みて、往復2車
線の車道中央線と車道外側線、往復4車線の車線境界
線、車道内外側線、横断歩道などの交通区分形態により
塗装進行方向が限定される方法が多いため、上述のよう
に排水効果を保持しつつ車両進行方向に対しては、運転
者の目から視認性が良好な道路標示がなされなければな
らないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の噴射式道路標示
塗布装置は、上記課題を解決すべくなされたものであ
り、塗布材を収納させるホッパーと、このホッパーの下
方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させる噴射機
構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装
進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機構とより
構成してなり、車両運転者に標示視認効果を損なわず、
かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路標示線を、前
記塗布材を前記噴射機構により路面上に噴射させて路面
上に塗布させるようにしたことを特徴とする。
【0006】また、本発明の噴射式道路標示塗布装置
は、塗布材を収納させるホッパーと、このホッパーを路
面に対して塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる
傾斜機構と、この傾斜機構で傾斜させたホッパー内の塗
布材を、路面上に噴射させるため互いに対向接触させ、
それぞれ下方に向って内接方向に回転させるように配置
した2個の回転体からなる噴射機構とより構成してな
り、車両運転者に標示視認効果を損なわず、かつ塗膜表
面からも排水効果を有する道路標示線を、前記塗布材を
前記噴射機構の2個の回転体間から下方に噴射させなが
ら、この噴射機構を前進させて路面上に塗布させるよう
にしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の噴射式道路標示塗布装置
は、塗布材を収納させるホッパーと、地上より離間して
互いに対向してそれぞれ下方に向って内側方向に回転さ
せ、前記ホッパー内の塗布材を路面に対してほぼ垂直に
噴射させるように配置した2個の回転体からなる噴射機
構と、この噴射機構の2個の回転体の間隔を調整するた
めの間隔調整機構とより構成してなり、車両運転者に標
示視認効果を損なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を
有する道路標示線を、前記間隔調整機構によって僅かな
間隙を形成した2個の回転体間から前記塗布材を下方に
噴射させながら、前記噴射機構を前進させて路面上に塗
布させるようにしたことを特徴とする。
【0008】また、本発明の噴射式道路標示塗布装置
は、塗布材を収納させるホッパーと、互いに回転比を変
えて、それぞれ下方に向って内接方向に回転させるよう
に互いに対向して配置した2個の回転体からなる噴射機
構とより構成してなり、車両運転者に標示視認効果を損
なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路標示
線を、前記塗布材を前記噴射機構の2個の回転体間から
下方に噴射させながら、この噴射機構を前進させて路面
上に塗布させるようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明の噴射式道路標示塗布装置
は、塗布材を収納させるホッパーと、このホッパーの下
方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させる噴射機
構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装
進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機構と、前
記ホッパーおよび噴射機構の路面からの高さ位置を調整
するための高さ調整機構とより構成してなり、車両運転
者に標示視認効果を損なわず、かつ塗膜表面からも排水
効果を有する道路標示線を、前記塗布材を前記噴射機構
により路面上に噴射させて路面上に塗布させるようにし
たことを特徴とする。
【0010】さらにまた、本発明の噴射式道路標示塗布
装置は、塗布材を収納させるホッパーと、このホッパー
の下方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させる噴
射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対して
塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機構と
を具備し、さらに前記噴射機構の後方にビーズ散布装置
を配置してなり、前記塗布材を前記噴射機構により路面
上に噴射させると共に、さらに前記ビーズ散布装置によ
りビーズを散布させて、車両運転者に標示視認効果を損
なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路標示
線を、路面上に塗布させるようにしたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る噴射式道路標示塗布
装置は、路面上に道路標示線を噴射塗布する装置であっ
て、塗布材を収納させるホッパーと、このホッパーの下
方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させる噴射機
構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装
進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機構とより
構成している。この装置によって、車両運転者に標示視
認効果を損なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有す
る道路標示線を、前記塗布材を前記噴射機構により路面
上に噴射させて路面上に塗布させている。
【0012】また、前記噴射機構は、前記傾斜機構で傾
斜させたホッパー内の塗布材を、路面上に噴射させるた
め互いに対向接触させ、それぞれ下方に向って内接方向
に回転させるように配置した2個の回転体からなってい
る。
【0013】また、噴射機構は、地上より離間して互い
に対向してそれぞれ下方に向って内側方向に回転させ、
前記ホッパー内の塗布材を路面に対してほぼ垂直に噴射
させるように配置した2個の回転体からなっており、こ
の噴射機構の2個の回転体の間隔を調整するための間隔
調整機構が付設されている。
【0014】また、噴射機構は、互いに回転比を変え
て、それぞれ下方に向って内接方向に回転させるように
互いに対向して配置した2個の回転体からなっている。
【0015】また、前記塗布材を路面上に噴射させる噴
射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対して
塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機構
と、前記ホッパーおよび噴射機構の路面からの高さ位置
を調整するための高さ調整機構とより構成している。
【0016】さらに、前記噴射機構の後方にビーズ散布
装置を配置してなり、前記塗布材を前記噴射機構により
路面上に噴射させると共に、さらに前記ビーズ散布装置
によりビーズを散布させている。
【0017】
【実施例】図1乃至図6は、本発明に係る噴射式道路標
示塗布装置の第1実施例を説明するための説明図であ
る。図1は、同装置全体の側面図であり、図2は、同装
置における本発明要部を示す斜視図である。図3は、ホ
ッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装進行方向の前
方に傾斜させた状態を示す概略側面図であり、図4は、
噴射機構を路面に対して塗装進行方向の前方に傾斜させ
た状態を示す例えば排水性舗装路面に対する拡大塗膜断
面図である。図5は、ホッパーおよび噴射機構を路面に
対して塗装進行方向の後方に傾斜させた状態を示す概略
側面図であり、図6は、噴射機構を路面に対して塗装進
行方向の後方に傾斜させた状態を示す例えば排水性舗装
路面に対する拡大塗膜断面図である。
【0018】図1乃至図6において、1は手押し施工機
の架台で、この架台の下面には、車輪2が取り付けられ
ている。この架台の上面には、塗布材タンク3と、ガラ
スビーズ4aを収納してあるビーズタンク4と、プロパ
ンボンベ5と、回転体駆動エンジン6が取り付けられて
いる。前記架台1の側部には、前記塗布材タンク3内の
塗布材3aを収納するホッパー7が、スリット8と支持
ピン9とからなるホッパー傾斜機構10によって支軸1
1を中心として路面に対して塗装進行方向の前方または
後方に傾斜可能に取り付けられている。スリット8およ
び支軸11は、上下に所定間隔をもって設けられてお
り、前記ホッパー7および後記噴射機構の路面からの高
さ位置を調整するための高さ調整機構を兼ねている。1
2は塗布材流出口シャッターで、ホッパー7の内部に取
り付けられている。この塗布材流出口シャッター12
は、エアーシリンダー13で作動する。なお、ホッパー
傾斜機構10としては、本実施例に限らず、他の手段を
用いても良い。
【0019】14は金属製円筒状ドラム回転体、15は
円筒状ブラシ回転体で、噴射機構を構成している。これ
ら2個の回転体14、15は、互いに接触しながら下方
に向って内接方向に回転するように、前記ホッパー7の
下部に取り付けられている。前記金属製円筒状ドラム回
転体14は、外径がほぼ40φ/mmで、外周には例え
ば1〜1.5mm角で深さ0.3〜0.8mmのローレ
ットが刻設されている。この金属製円筒状ドラム回転体
14は、回転体駆動エンジン6との間にプーリー16と
ベルト17を介して矢印で示す方向に高速で回転してい
る。この場合、プーリーテンション調整が必要である。
この回転体駆動エンジン6の回転数は、ほぼ2,000
〜5,000r.p.mである。前記円筒状ブラシ回転
体15は、線径がほぼ0.2φ/mmのピアノ線で形成
されていて、外径がほぼ40φ/mmである。18は前
記ビーズタンク4に連接しているビーズ散布装置で、前
記噴射機構の前方の位置に取り付けられている。19は
噴射機構の2個の回転体14、15の間隔を調整するた
めの間隔調整機構である。
【0020】噴射地上高は、ほぼ7cm程度であり、前
記金属製円筒状ドラム回転体14と前記円筒状ブラシ回
転体15との接触回転により遠心力と反撥力の作用が働
き、かつ噴射断面の幅も少なく、均一な噴射がなされ
る。20は排水性舗道である。21はこの排水性舗道2
0の路面上に塗布材3aが噴射されて塗膜される道路標
示線である。
【0021】この装置によれば、図3乃至図4に示すよ
うに、ホッパー7および2個の回転体14、15を後方
に傾斜させて、排水性舗道20の路面上をX方向に進行
させ、塗布材3aを噴射塗膜させている。図4における
右側の方向から視認すると、塗膜表面は均一に視認され
るが、左側の方向から視認すると、塗膜表面は粗状に視
認される。また、凹状部の底部は、殆ど塗布されないた
め良好な排水効果を発揮する。この装置により塗布され
た道路標示線は、往復2車線の車道外側線、往復4車線
の外側の外側線、往復4車線の車線境界線、横断歩道な
どに使用する場合に適用するものであるが、塗装進行方
向(X方向)と車両進行方向とが逆になり、車両進行方
向の車両運転者の目から視認すると、塗装塗膜が均一と
なる視認効果を有し、かつ良好な排水効果を有する。
【0022】また、この装置によれば、図5乃至図6に
示すように、ホッパー7および2個の回転体14、15
を前方に傾斜させて、排水性舗道20の路面上をX方向
に進行させ、塗布材3aを噴射塗膜させている。図6に
おける右側の方向から視認すると、塗膜表面は粗状に視
認される。また、左側の方向から視認すると、塗膜表面
は均一に視認されるが、凹状部の底部は、殆ど塗布され
ないため良好な排水効果を発揮する。この装置により塗
布された道路標示線は、往復4車線の内側の外側線、往
復4車線の車線境界線、横断歩道などに使用する場合に
適用するものであるが、塗装進行方向(X方向)と車両
進行方向とが同一で、車両進行方向の車両運転者の目か
ら視認すると、塗装塗膜が均一となる視認効果を有し、
かつ良好な排水効果を有する。
【0023】図7乃至図10は、本発明に係る噴射式道
路標示塗布装置の第2実施例を説明するための説明図で
ある。図7は、本発明に係る噴射式道路標示塗布装置に
おける要部を示す側面図である。図8は、噴射機構を路
面に対してほぼ垂直状態にした概略側面図であり、図9
は、排水性舗装の一部切欠上面図で、図10は、図9中
A−A線に沿う縦断面図である。
【0024】この実施例では、噴射機構の金属製円筒状
ドラム回転体14と円筒状ブラシ回転体15との間隔
を、間隔調整機構により調整してほぼ0.5mmとして
接触度を無くし、路面に対して噴射角度をほぼ垂直状態
にする。第1実施例と同じ吐出量、同条件で塗布材3a
を垂直噴射進行すると、図9乃至図10に示すように塗
膜表面を粗状にした道路標示線21が得られる。前記金
属製円筒状ドラム回転体14と前記円筒状ブラシ回転体
15の反撥力をなくし、遠心力効果だけによって粗状に
する。これによって排水効果が良好となる。この装置に
より塗布された道路標示線21は、往復2車線の車道中
央線に使用する場合に適用可能である。従って、車道中
央線に限っては、車両進行方向の車両運転者の目から視
認すると、両方向に均等な視認が可能になる。かつ凹凸
部も粗状になり良好な排水効果が得られる。
【0025】なお、横断歩道45cm幅の縞線は、第1
実施例によれば、往復2車線の反対車線においては、視
認効果は粗状であるが、車両進行方向には良好な視認効
果が得られる。また、第2実施例によれば、幅員幅全部
にほぼ良好な視認が得られるので、横断歩道には特に良
好である。
【0026】図11に示すものは、本発明に係る噴射式
道路標示塗布装置の第3実施例を説明するための説明図
である。この実施例は、地上より離間して互いに対向し
配置した2個の回転体14、15を下方に向って内接方
向に回転させ、前記2個の回転体14、15の上部に配
置したホッパー7に収納してある塗布材3aを、前記2
個の回転体14、15とホッパー7とを排水性舗装路面
20に対してほぼ垂直に配置して前記2個の回転体1
4、15間から下方に噴射させながら、前記2個の回転
体14、15とホッパー7とを前進させ、排水性舗装路
面20上に連続して道路標示線21を道路標示塗布す
る。前記2個の回転体14、15の回転比を変えること
により回転体14、15間から噴射される塗布材3aの
噴射角を変えるようにしたものである。これによれば、
一方向から視認すると、塗膜表面は均一に視認される
が、他方向から視認すると、塗膜表面は粗状に視認され
る。また、凹状部の底部は、殆ど塗布されないため良好
な排水効果がある。
【0027】このように、本発明に係る噴射式道路標示
塗布装置によれば、1台の手押し施工機でホッパー7お
よび2個の回転体14、15を前方または後方に傾斜噴
射させることにより、または僅かな間隔を形成した2個
の回転体14、15間からほぼ垂直噴射させることによ
って、いかなる交通区分形態の道路標示の塗装をも可能
とし、かつ良好な排水効果と共に、良好な視認効果が得
られるものである。この排水効果と視認効果とを、ガラ
スビーズ4a入り塗布材3aが塗布された排水性舗装路
面20の断面図(図12および図13)に基づき説明す
る。すなわち、図12に示すものは、夜間・晴天時の場
合であるが、塗膜の表面が舗装の凹凸をそのまま残すた
め、反射面積が大となり、ラインをはっきり視認するこ
とができる。また、図13に示すものは、夜間・雨天時
の場合であるが、ライン上の雨水が滞留することなく排
水するため、雨天時の夜間反射が確保される。
【0028】なお、上記各実施例では、2個の回転体の
内、一方の金属製円筒状ドラム回転体にローレットを刻
設し、他方を円筒状ブラシ回転体としたが、一方の金属
製円筒状ドラム回転体にスプラインを刻設し、他方を円
筒状ブラシ回転体としても良く、また、両方の回転体共
スプラインを刻設した金属製円筒状ドラム回転体として
も良い。また、本実施例では、特に排水性舗装道路に対
して本装置を適用した場合について説明したが、これに
限らず一般舗装道路に対しても適用できること勿論であ
る。また、塗布材としては、溶融性のものが最適であ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る噴射式道路標示塗布装置に
よれば、路面上に手押し施工機でいかなる交通区分形態
の道路標示線を薄く塗布することができ、かつ道路標示
線は雨天時には塗膜表面から雨水が浸透するため、また
塗膜表面が舗装の凹凸をそのまま残すため標示視認性、
耐スリップ効果、または耐久性のある道路標示線を、簡
便にして確実に塗布形成することができるなどの効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噴射式道路標示塗布装置の第1実
施例を示す全体の側面図である。
【図2】同装置における本発明要部を示す斜視図であ
る。
【図3】ホッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装進
行方向の前方に傾斜させた状態を示す概略側面図であ
る。
【図4】噴射機構を路面に対して塗装進行方向の前方に
傾斜させた状態を示す例えば排水性舗装路面に対する拡
大塗膜断面図である。
【図5】ホッパーおよび噴射機構を路面に対して塗装進
行方向の後方に傾斜させた状態を示す概略側面図であ
る。
【図6】噴射機構を路面に対して塗装進行方向の後方に
傾斜させた状態を示す例えば排水性舗装路面に対する拡
大塗膜断面図である。
【図7】本発明に係る噴射式道路標示塗布装置の第2実
施例における要部を示す側面図である。
【図8】噴射機構を路面に対してほぼ垂直状態にした概
略側面図である。
【図9】排水性舗装の一部切欠上面図である。
【図10】図9中A−A線に沿う縦断面図である。
【図11】本発明に係る噴射式道路標示塗布装置の第3
実施例を説明するための説明図である。
【図12】排水性舗装路面20の断面図(夜間・晴天時
の場合)である。
【図13】排水性舗装路面20の断面図(夜間・雨天時
の場合)である。
【符号の説明】
1 架台 2 車輪 3 塗布材タンク 3a 塗布材 4 ビーズタンク 4a ガラスビーズ 5 プロパンボンベ 6 回転体駆動エンジン 7 ホッパー 8 スリット 9 支持ピン 10 ホッパー傾斜機構 11 支軸 12 塗布材流出口シャッター 13 エアーシリンダー 14 金属製円筒状ドラム回転体 15 円筒状ブラシ回転体 16 プーリー 17 ベルト 18 ビーズ散布装置 19 間隔調整機構 20 排水性舗道 21 道路標示線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 洋吉 神奈川県川崎市中原区市ノ坪160番地 信 号器材株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布材を収納させるホッパーと、このホッ
    パーの下方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させ
    る噴射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対
    して塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機
    構とより構成してなり、車両運転者に標示視認効果を損
    なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路標示
    線を、前記塗布材を前記噴射機構により路面上に噴射さ
    せて路面上に塗布させるようにしたことを特徴とする噴
    射式道路標示塗布装置。
  2. 【請求項2】塗布材を収納させるホッパーと、このホッ
    パーを路面に対して塗装進行方向の前方または後方に傾
    斜させる傾斜機構と、この傾斜機構で傾斜させたホッパ
    ー内の塗布材を、路面上に噴射させるため互いに対向接
    触させ、それぞれ下方に向って内接方向に回転させるよ
    うに配置した2個の回転体からなる噴射機構とより構成
    してなり、車両運転者に標示視認効果を損なわず、かつ
    塗膜表面からも排水効果を有する道路標示線を、前記塗
    布材を前記噴射機構の2個の回転体間から下方に噴射さ
    せながら、この噴射機構を前進させて路面上に塗布させ
    るようにしたことを特徴とする噴射式道路標示塗布装
    置。
  3. 【請求項3】塗布材を収納させるホッパーと、地上より
    離間して互いに対向してそれぞれ下方に向って内側方向
    に回転させ、前記ホッパー内の塗布材を路面に対してほ
    ぼ垂直に噴射させるように配置した2個の回転体からな
    る噴射機構と、この噴射機構の2個の回転体の間隔を調
    整するための間隔調整機構とより構成してなり、車両運
    転者に標示視認効果を損なわず、かつ塗膜表面からも排
    水効果を有する道路標示線を、前記間隔調整機構によっ
    て僅かな間隙を形成した2個の回転体間から前記塗布材
    を下方に噴射させながら、前記噴射機構を前進させて路
    面上に塗布させるようにしたことを特徴とする噴射式道
    路標示塗布装置。
  4. 【請求項4】塗布材を収納させるホッパーと、互いに回
    転比を変えて、それぞれ下方に向って内接方向に回転さ
    せるように互いに対向して配置した2個の回転体からな
    る噴射機構とより構成してなり、車両運転者に標示視認
    効果を損なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する
    道路標示線を、前記塗布材を前記噴射機構の2個の回転
    体間から下方に噴射させながら、この噴射機構を前進さ
    せて路面上に塗布させるようにしたことを特徴とする噴
    射式道路標示塗布装置。
  5. 【請求項5】塗布材を収納させるホッパーと、このホッ
    パーの下方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させ
    る噴射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対
    して塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機
    構と、前記ホッパーおよび噴射機構の路面からの高さ位
    置を調整するための高さ調整機構とより構成してなり、
    車両運転者に標示視認効果を損なわず、かつ塗膜表面か
    らも排水効果を有する道路標示線を、前記塗布材を前記
    噴射機構により路面上に噴射させて路面上に塗布させる
    ようにしたことを特徴とする噴射式道路標示塗布装置。
  6. 【請求項6】塗布材を収納させるホッパーと、このホッ
    パーの下方に配置した、前記塗布材を路面上に噴射させ
    る噴射機構と、前記ホッパーおよび噴射機構を路面に対
    して塗装進行方向の前方または後方に傾斜させる傾斜機
    構とを具備し、さらに前記噴射機構の後方にビーズ散布
    装置を配置してなり、前記塗布材を前記噴射機構により
    路面上に噴射させると共に、さらに前記ビーズ散布装置
    によりビーズを散布させて、車両運転者に標示視認効果
    を損なわず、かつ塗膜表面からも排水効果を有する道路
    標示線を、路面上に塗布させるようにしたことを特徴と
    する噴射式道路標示塗布装置。
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