JPH1015882A - シート材切断装置 - Google Patents

シート材切断装置

Info

Publication number
JPH1015882A
JPH1015882A JP19414296A JP19414296A JPH1015882A JP H1015882 A JPH1015882 A JP H1015882A JP 19414296 A JP19414296 A JP 19414296A JP 19414296 A JP19414296 A JP 19414296A JP H1015882 A JPH1015882 A JP H1015882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
sheet material
tool rest
value
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19414296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Iwata
公明 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HMY Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
HMY Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, HMY Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP19414296A priority Critical patent/JPH1015882A/ja
Publication of JPH1015882A publication Critical patent/JPH1015882A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃物台の移動終点位置の検出手段としてのリ
ミットスイッチをなくし、安価で信頼性の高いシート材
切断装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 可動刃(1)を保持する刃物台(2)を
往復駆動してシート材を切断するシート材の切断装置に
おいて、前記刃物台(2)を往復駆動する駆動手段
(5)と、前記刃物台(2)の往路及び復路の各終点に
おいて前記刃物台(2)の移動を拘束する拘束手段(1
3,14)と、前記駆動手段(5)の駆動力の負荷状態
を検知する負荷検知手段(9)と、該負荷検知手段
(9)により検知した負荷状態により前記駆動手段を制
御する駆動制御手段(8)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタなどの記
録装置に装着されて使用されるシート材切断装置に関す
る、とくに刃物駆動の制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの記録装置に使用されるシ
ート材切断装置としては、回転円周面上の軸線方向に刃
先を設けた回転刃を回転してその刃先を固定刃先に交接
させてシート材を切断するロータリ式切断装置や、薄板
状の可動刃先を上下に摺動して固定刃先と交接させてシ
ート材を切断するスライド式切断装置や、2枚の円板可
動刃の刃先又は1枚の可動刃と直線の固定刃の刃先を交
接させながら可動刃を走行させて両刃先の間に挿入され
たシート材を切断するローラ式切断装置などが使用され
ている。
【0003】上記切断装置は、いずれも可動刃を保持す
る刃物台を往復駆動してシート材を切断するものであ
る。即ち、可動刃を保持する刃物台が切断指令により切
断前の待機位置から駆動されて移動しシート材を切断
し、切断終了後に待機位置に復帰して停止し次の切断に
待機するようになっている。従来の切断装置において
は、この刃物台の往復の終点位置の検出手段として刃物
台の移動の終点部に機械的接点のスイッチを設けて、刃
物台の移動の終点や待機位置の検出を行って切断のため
の刃物台の移動駆動を制御するようになっている。
【0004】図7に従来のローラ式切断装置の1例を示
す。図において、可動刃1を保持する刃物台2が案内レ
ール4の上を図の左右に駆動移動されて可動刃1と固定
刃3との間でシート材7を切断する。案内レール4の両
端部には駆動側リミットスイッチ12と從動側リミット
スイッチ11が設けられ、この両リミットスイッチによ
り刃物台2の往復の終点を検出して切断における刃物台
の往復駆動を制御するようになっている。
【0005】図8は上記の制御回路を簡単に図示したも
のである。図において、切断装置100側には前述のよ
うにモータ5、從動側リミットスイッチ11、駆動側リ
ミットスイッチ12が設けられ、切断装置100が装着
される機器側には駆動電源60、機器全体を制御するシ
ステム制御部101、駆動制御手段90が設けられてい
る。駆動制御手段90にはリミットスイッチ12及び1
1から出力された信号により刃物台移動の終点を判断す
る判断部91とこの判断部91の信号によりモータ5を
停止、正逆転駆動する切替スイッチ92とが設けられて
いる。切断動作の際、前記刃物台2が移動して駆動側ま
たは從動側に達すると、駆動側または從動側のリミット
スイッチ12または11が働き、その信号が駆動制御手
段90の判断部91に入力される。判断部91は刃物台
2の終点を判断して切替スイッチ92を作動させモータ
5を、停止状態のブレーキモードまたは正転モードもし
くは逆転モードに切り替えるようになっている。これに
よって、切断のための刃物台2の往復動の制御が行われ
る。即ち、従来の切断装置100からは、モータ5、從
動側リミットスイッチ11、駆動側リミットスイッチ1
2のそれぞれの端子5a,5b,11a,11b,12
a,12bの6本のリード線115が引き出されて事務
機器200側に接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように従来のシート材切断装置では、刃物台の位置検出
に対して刃物台の待機または反転位置にリミットスイッ
チを設けなければならないため部品点数が増えコストア
ップの要因となっていた。また、機械接点式スイッチは
低価格であるが、接点が使用環境におけるガスなどによ
って腐食等を生じ、そのため動作不良になる場合があっ
た。また、前述のように切断装置側から6本もの多数の
リード線を引き出して事務機器側に接続することは配線
が複雑になりコストアップの要因でもあった。これに対
し、プリンターやファクシミリなどに搭載されるシート
材切断装置は、信頼性の向上と共に近年ますます低価格
の要求が強くなり一層のコストダウンが必要になってい
る。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解決し、刃
物台の待機または反転位置の検出手段としてのリミット
スイッチをなくし、安価で信頼性の高いシート材切断装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシート材切断装置は、可動刃を保持する刃
物台を往復駆動してシート材を切断するシート材の切断
装置において、前記刃物台を往復駆動する駆動手段と、
前記刃物台の往路及び/または復路の終点において前記
刃物台の移動を拘束する拘束手段と、前記駆動手段の駆
動力の負荷状態を検知する負荷検知手段と、該負荷検知
手段により検知した負荷状態により前記駆動手段を制御
する駆動制御手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】刃物台が移動してシート材を切断する際に
は、刃物台の駆動手段に定常的な負荷がかかるが、刃物
台に駆動力を負荷したまま強制的に刃物台の移動を拘束
すると駆動手段には定常時よりも大きい負荷がかかるこ
とになる。発明者はこの点に着目し、刃物台の往復路の
終点の位置の検出にリミットスイッチを使用しなくて
も、往復路の終点において刃物台の移動を強制的に拘束
して、このときの駆動力の負荷の増加を検出すれば刃物
台が往復路の終点位置に達したかどうかを検知できるこ
とに着目した。即ち、駆動手段により刃物台を往復駆動
してシート材を切断する際に、刃物台の往路または復路
の終点で刃物台の駆動源を遮断するのでなく、刃物台に
駆動力を負荷したまま拘束手段により強制的に刃物台の
移動を拘束して停止させる。すると、この刃物台の移動
の拘束によって駆動手段の駆動力の負荷が定常な切断時
の駆動力の負荷より大きくなる。この駆動力の負荷の増
加を負荷検知手段で検知して刃物台の往復の終点位置を
判断し、この判断結果から駆動制御手段により刃物台の
移動を停止、正逆駆動を制御するものである。このよう
に、駆動力の負荷の変化の検知を刃物台の往復動の終点
位置の位置検出手段として利用するものである。なお、
ここで刃物台の移動を拘束する拘束手段とは、刃物台の
移動を直接拘束するのみでなく、間接的にその移動を拘
束する手段をも含むものである。
【0010】また、前記駆動手段は電動モータとモータ
の回転を刃物台の移動運動として伝達する伝達手段から
なり、前記拘束手段は前記刃物台の移動を拘束停止する
ように前記刃物台の移動の往路及び/または復路の終点
近傍に設けられたストッパにより構成され、前記負荷検
知手段は定常な切断時の基準電流値を設定する基準値設
定回路と前記電動モータの負荷電流値を検出する負荷値
検出回路と前記基準値設定回路により設定された基準電
流値と前記負荷値検出回路により検出された負荷電流値
とを比較してその結果を前記駆動制御手段に出力する比
較手段とを備え、前記駆動制御手段は前記比較手段の信
号により前記刃物台の移動位置を判断する判断部と該判
断部の出力信号により前記電動モータを停止または、正
転もしくは逆転駆動する切替スイッチとを備えることが
簡易に上記目的を達成するために望ましい。
【0011】即ち、刃物台は電動モータで駆動される
が、モータの回転を刃物台の移動運動として伝達する伝
達手段としては、切断装置の両端に設けた歯付プーリに
タイミングベルトを掛け渡したり、両端に設けたプーリ
に刃物台に固定されたワイヤを巻き付けたり、切断方向
に平行に装着されたスクリューにより駆動したり、ある
いは回転運動を往復運動に変換するリンクやクランクを
用いて駆動するものなどがある。これらの伝達手段によ
り刃物台が電動モータで駆動されて切断動作が行われ、
刃物台が往路または復路の終点近傍にくると、刃物台は
ストッパに当接して強制的に拘束停止させられる。する
と、モータも回転が停止させられて拘束負荷がかかるた
めモータ回路には定常な切断時の電流よりも大きい拘束
電流が流れる。この拘束電流を負荷値検出回路によって
検出し、あらかじめ基準値設定回路によって設定された
定常な切断時の基準電流値と比較手段によって比較す
る。そして、この比較手段の比較結果をうけて駆動制御
手段の判断部が刃物台が往路または復路の終点にきたこ
とを判断する。判断部は切替スイッチを駆動して電動モ
ータを停止させ、また正転、もしくは逆転駆動するよう
にすることにより、安価に上記目的が達成される。
【0012】また、前記負荷値検出回路は前記電動モー
タ負荷電流値の変化を電圧値の変化に変換して検出する
前記電動モータの駆動回路に直列に挿入された抵抗によ
り構成され、前記基準値設定回路は前記基準電圧値を可
変にするように基準電源の正極と負極間に直列に挿入さ
れた固定抵抗と可変抵抗により構成され、前記比較手段
は前記基準値設定回路により設定された基準電圧値と負
荷値検出回路から出力された負荷電圧値とを入力してそ
の比較結果の信号を前記駆動制御手段に出力するレベル
判定器からなることが望ましい。
【0013】即ち、前記のモータの負荷電流の変化を比
較するには電圧の変化によることが望ましいが、負荷値
検出回路をモータの駆動回路に直列に挿入された負荷検
知抵抗により構成すれば、この抵抗端子から引き出され
た電圧値は回路の負荷電流値に比例したものとなるの
で、この電圧値を用いればモータにかかる負荷値の変化
を検出することが容易である。また、前記のモータにか
かる拘束電流を通常の切断時の基準値の負荷電流と比較
するには、それぞれの電流値を電圧値に変換してレベル
判定器を用いて比較することが簡便である。このとき通
常の切断時の基準値負荷電流は被切断シート材の材質、
厚さなどによって変わるので、これに対応するため基準
電源の正極と負極間に直列に挿入された固定抵抗と可変
抵抗により構成された基準値設定回路を設けたものであ
る。
【0014】また、前記電動モータの起動時に発生する
初期ピーク電圧を無効にするために、前記レベル判定器
の出力端子と負極との間に直列にコンデンサを接続する
ことが望ましい。あるいは、前記負荷検知抵抗の反負極
側端子と負極との間に抵抗とコンデンサを直列に接続
し、該抵抗とコンデンサの接続点を前記レベル判定器の
被判定電圧側端子に接続することによっても初期ピーク
電圧を無効にする同様の効果が得られる。即ち、モータ
の起動時には負荷電流にピーク電流が発生するが、前記
のレベル判定器にこのピーク電流がそのまま印加される
とレベル判定器が前記拘束電流と同様に刃物台が終点に
きたと判断し、モータを停止して刃物台の移動を停止し
てしまうことになる。この様な不都合を防止するため
に、前記いずれかの回路を構成することにより、前記ピ
ーク電流が無効になり誤判断が防止できる。
【0015】また、前記負荷検知手段と駆動制御手段を
シート材切断装置が搭載される機器側に設けることが装
置の軽量簡易化のために望ましい。即ち、従来の切断装
置では前述のように両端にリミットスイッチを有するた
めに、切断装置から事務機器側にモータとリミットスイ
ッチの端子の6本のリード線を配線しなければならなか
った。本発明の切断装置では負荷検知手段と駆動制御手
段を事務機器側に設けるたことにより切断装置からはモ
ータ端子の2本のリード線だけを配線すれば良いので、
配線が簡素化でき組み立て工数が低下できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施形態に
より具体的に説明する。図1は第1の実施形態のローラ
式シート材切断装置の斜視図、図2は本発明のシート材
切断装置の制御系統を示すブロック図である。図3は本
発明のシート材切断装置の動作時の電流値を示すタイム
チャートである。
【0017】図1において、シート材の進行方向に直交
して設けられた案内レール4には、その一端駆動側にモ
ータ5、ピニオンギヤ52、ギヤ53により駆動される
駆動プーリ51が設けられ、他端從動側に從動プーリ5
4が設けられている。駆動プーリ51と從動プーリ54
の間に両端が刃物台2に繋着されたタイミングベルト6
が張架されて伝達手段を構成し、モータ5が回転すると
タイミングベルト6により刃物台2が移動駆動される駆
動手段が構成されている。刃物台2は可動刃1を回転自
在に支持してタイミングベルト6により案内レール4の
上を図の左右に移動駆動され、可動刃1が固定刃3に回
転摺動しながら移動して、その間に挿入されたシート材
7を切断するようになっている。刃物台2を駆動するモ
ータ5の駆動電流は図2の駆動電源60から(切替スイ
ッチ82)−(モータ5)−(切替スイッチ82)−
(負荷検知抵抗84)−(負極)の回路を構成してい
る。そして切断装置100からその切断装置が装着され
る機器側には2本のリード線15のみで接続されてい
る。
【0018】案内レール4の駆動側端には駆動側ストッ
パ14が設けられ、從動側端には從動側ストッパ13が
設けられ、それぞれ刃物台2が駆動側、從動側の終点に
きたときにこのストッパに当たって刃物台の移動を停止
拘束する拘束手段を構成している。この從動側、駆動側
ストッパ13、14は案内レール4に固定しても良いが
切断幅を調整するように案内レール4に位置調整可能に
設けても良い。
【0019】次に図2にもとづいて本発明のシート材切
断装置の制御機構について説明する。図において、本発
明の切断装置の制御機構は駆動制御手段8と負荷検知手
段9からなる。なお、図示するシステム制御回路10は
切断装置100が装着される機器の全体の制御を行う制
御回路で、例えば印字を終えたシート材7が送り出され
て所定位置に来たときにシート材7を切断するように切
断指令を駆動制御手段8に出力する回路である。
【0020】駆動制御手段8は判断部81と切替スイッ
チ82とからなる。判断部81は前記システム制御回路
10の切断指令と負荷検知手段9の信号を受けて刃物台
2の終点位置を判断し、その信号を端子87a,87b
を介して切替スイッチ82に出力する。切替スイッチ8
2は、図4に示すように端子87a,87bが共にハイ
レベル信号のときはモータ5の回路は短絡されてブレー
キモードになってモータ5が停止し、87aがハイレベ
ル、87bがローレベルのときは正転モードになり、8
7aがローレベル、87bがハイレベルのときは逆転モ
ードになって、モータ5がそれぞれ正転、逆転するよう
になっている。
【0021】負荷検知手段9は、モータ5の負荷電流が
基準レベル以下にあるか、基準レベルを超えているかを
判断して、その判断結果を駆動制御手段8の判断部81
に出力する回路であり、負荷値検出回路を構成する負荷
検知抵抗84の回路と、基準値設定回路を構成する基準
電源61と固定抵抗86aと可変抵抗86bの回路と、
レベル判定器83とからなる。負荷検知抵抗84はモー
タ5の駆動回路に直列に挿入され、そのモータ側端子か
ら引き出された電圧をレベル判定器83の被判定電圧側
端子83bに導入するようになっている。この電圧値は
モータ5の負荷電流値に比例するのでこの電圧値を検知
することによりモータの負荷状態が検知できるからであ
る。
【0022】基準値設定回路は、前記の負荷電流から変
換された電圧値を比較するための基準となる定常な切断
時の電流値から変換された電圧値を基準電圧値として設
定するための回路である。基準値設定回路は、基準電源
61の正極と負極間に直列に接続された固定抵抗86a
と可変抵抗86bからなり、固定抵抗86aの一端が基
準電源61の正極に、可変抵抗86bの一端が負極に接
続されている。固定抵抗86aと可変抵抗86bの接続
の中間端子から引き出される電圧は、基準電圧としてレ
ベル判定器83の判定レベル電圧側端子83aに印加す
るするようになっている。これにより、判定レベル電圧
側端子83aには、(可変抵抗86bの抵抗値)/(固
定抵抗86aの抵抗値+可変抵抗86bの抵抗値)の比
に応じた電圧が基準電圧として印加されるので、可変抵
抗86bを変化させることにより基準電圧値のレベルを
調整することができる。この基準電圧値は、切断するシ
ート材の材質や厚さなど切断時の負荷に応じて設定され
るが、図3に示すように余裕を持たせて定常の切断時の
負荷電流から変換された電圧よりもやや高く設定され
る。
【0023】レベル判定器83は、その被判定電圧側端
子83bに印加されたモータ5の負荷電流に対応した負
荷電圧値と、その判定レベル電圧側端子83aに印加さ
れた基準電圧値とを比較し、その信号を出力側端子83
cから駆動制御手段8の判断部81に出力する。
【0024】また、モータ5の起動時に発生するピーク
電圧による誤動作を防止するための図2のコンデンサ8
9の回路を備えている。コンデンサ89は、レベル判定
器83の出力側端子83cと負極との間に挿入され、図
3に示すモータ5の起動時に生ずるピーク電圧Epによ
るレベル判定器83の出力を無効にすることにより起動
時のピーク電圧によるモータ5の停止信号が出ないよう
にしている。
【0025】以下、上記構成の本発明のシート材切断装
置の動作について説明する。まず、シート材切断におけ
る刃物台2の動きについて説明する。最初刃物台2は図
1のように右端駆動側の待機位置にある。被切断シート
材7が切断装置100の所定位置に送り出されると、こ
の切断装置が装着された機器に設けられたシステム制御
回路10から切断指令がだされる。すると、モータ5が
正転しピニオンギヤ52、ギヤ53、駆動プーリ51及
びタイミングベルト6を介して刃物台2が案内レール4
上を駆動側から從動側に移動し、可動刃1と固定刃3の
間でシート材7を切断する。切断が完了すると刃物台2
は左端從動側の位置で停止し待機状態になる。この状態
で再び切断指令が出ると、今度はモータ5が逆転して、
シート材を切断しながら從動側から駆動側に移動し駆動
側の待機位置に戻り停止する。
【0026】以下、図1〜図4を用いて、上記動作につ
きさらに詳細に説明する。図4は各切断段階(ステッ
プ)におけるモードを示す図である。前述の刃物台2が
右端駆動側の待機位置にあるときは、駆動制御手段8の
判断部81の指令入力87a及び87bは共にハイレベ
ルにあり、切替スイッチ82はブレーキモードになりモ
ータ5は停止している(ステップ1)。被切断シート材
7が切断装置の所定位置に送り出されると、機器側のシ
ステム制御回路10から駆動制御手段8に切断指令が伝
達される。すると、駆動制御手段8の判断部81は指令
入力87aをハイレベル、87bをローレベルにし、切
替スイッチ81は正転モードになって、モータ5が正転
する(ステップ2)。これにより、刃物台2は案内レー
ル41上を駆動側から從動側に移動し、可動刃1と固定
刃3によりシート材7を切断する。切断が完了して刃物
台2が左端從動側の終点位置にくると、判断部81は後
述する負荷検知手段9の信号により刃物台2の位置を判
断して指令入力87a及び87bを共にハイレベルす
る。これにより、切替スイッチ81はブレーキモードに
なりモータ5は停止する(ステップ3)。さらに刃物台
2が從動側から駆動側に移動して復路でもシート材を切
断する場合は上記と同様のステップ4、5の動作が行わ
れる。
【0027】さらに、上記の刃物台2の位置を検出する
手段となる負荷検知手段9の動作について以下詳述す
る。図3は刃物台2が移動して切断動作が行われる際に
モータ5に流れる電流のタイムチャートを示す。図の刃
物台2の待機位置t0 から前記の切断指令によってモー
タ5が駆動されると、モータ5の駆動回路には最初起動
時のピーク電流Ipが流れるがt1 時間後には定常の電
流値I1 に低下する。この電流I1 は、被切断シート材
の厚さなどにより切断抵抗が異なることにより変わる
が、切断開始して終了まではほぼ一定レベルになる。刃
物台2が駆動側から從動側に移動してシート材7を切断
し、切断が完了して從動側端にくると、刃物台2は從動
側ストッパ13に当たって拘束され、その移動がt2
で停止し、モータ5もまた回転が拘束されて停止する。
しかし、まだモータ5には電流が入力されたままなの
で、モータ5には定常電流I1 より高い拘束電流I2
流れる。この拘束電流I2 を負荷検知手段9が検出して
判断部81、切替スイッチ82を介してモータ5の電流
を遮断して停止する(t3 )。即ち、本発明のシート材
切断装置は、刃物台の位置検出手段として従来のリミッ
トスイッチの使用の代わりに、この拘束電流I2 を検出
して刃物台2が終点位置にきたことを判断し刃物台2の
移動を制御しようとするものである。
【0028】モータ5に負荷電流が流れると、図2の負
荷検知抵抗84の端子84aにはその電流値に比例した
電圧値が出力される。したがって、図3の電流値曲線は
そのまま電圧値曲線と見て良いので、図中に電圧を(E
p)などとして示した。この様に負荷検知抵抗84の回
路は負荷値検出回路を構成し、この負荷検知抵抗84の
端子84aから取り出された電圧は、レベル判定機83
の被判定電圧側端子83bに印加される。
【0029】一方、基準値設定回路を構成する基準電源
61の電圧値をE0 とし、固定抵抗86aと可変抵抗8
6bの中間端子から取り出す電圧値をEとすると、E=
基準電源電圧値E0 ×可変抵抗86b/(可変抵抗86
b+固定抵抗86a)となり、固定抵抗86aと可変抵
抗86bの抵抗値の比に応じた電圧になる。この電圧E
が被切断シート材の厚さなど切断抵抗の変化に合わせた
定常な切断時の基準電流値Isに相当するように基準電
圧値Esが設定される(図3)。基準電流値Isは余裕
を持たせて定常電流値I1 よりもやや高く設定しておく
と良い。この設定された基準電圧値Esは、レベル判定
機83の判定レベル電圧側端子83aに印加され、レベ
ル判定機83はこの基準電圧値Esと被判定電圧側端子
83bに印加された負荷検知電圧値Ep,E1,E2な
どとを比較する。
【0030】前記のように刃物台2が從動側ストッパ1
3に当たり移動を停止してモータ5の回転が停止する
と、モータ5に定常電流I1 より高い拘束電流I2 が流
れ、レベル判定器83の被判定電圧側端子83bには拘
束電流I2 に相当した電圧E2がかかり基準電圧値Es
を超えるので、レベル判定器83はその判断結果の信号
を駆動制御手段8の判断部81に出力する。判断部81
は、この信号により刃物台2が停止位置にきたと判定
し、指令入力87a,87bを共にハイレベルにする。
これにより切替スイッチ82がブレーキモードになりモ
ータ5の電流を遮断する。こうして往路の切断動作が完
了し刃物台2は從動側の待機位置で停止して待機する。
【0031】刃物台2が從動側待機位置で待機した状態
で、再びシステム制御回路10から駆動制御手段8に切
断指令が出力されると、今度は判断部81は指令入力8
7aをローレベルに87bをハイレベルにする。これに
より、切替スイッチ81はモータ5を逆転させ、刃物台
2は從動側から駆動側に移動し復路でもシート材7を切
断する。切断が終了して刃物台2が駆動側のストッパ1
4に当たると、前記往路と同様の動作でモータ5が停止
され、刃物台2は駆動側待機位置で待機する状態にな
る。前記の繰り返しにより、刃物台2は案内レール41
の上を左右に移動して往路及び復路で切断する。
【0032】しかし、上記のモータ5の起動時には初期
にピーク電流Ipが発生するので、その変換された電圧
Epがレベル判定機83の被判定電圧側端子83bにそ
のまま印加されると、レベル判定機83は刃物台の終点
位置の拘束電流I2 と同じと判断して、判断部81を介
してモータ5を停止してしまうという不都合が生ずる。
そこで本発明では、このピーク電圧Epを無効にするた
めに、図2に示すようにレベル判定機8の出力側端子8
3cと負極との間に直列にコンデンサ89を接続してい
る。このコンデンサ89を挿入することにより、ピーク
電圧Epによるレベル判定機83の出力は無効になり、
モータ5の起動時のピーク電流による誤動作を防止する
ことができる。
【0033】また、図6には上記ピーク電圧Epを無効
にする回路の他の例を示す。図に示すように、本回路
は、負荷負荷検知抵抗84の反負極側端子と負極との間
に抵抗93とコンデンサ94を直列に接続し、該抵抗9
3とコンデンサ94の接続点を前記レベル判定器83の
被判定電圧側端子83bに接続したものである。本回路
によっても、前記図2に示す回路と同様のピーク電圧を
無効にする効果が得られる。
【0034】以上、往復路で切断する装置について説明
したが、往路のみで切断する装置においては、前記のよ
うに切断が終了して從動側の終点位置に刃物台が達して
モータ5が停止すると、所定時間後に逆転指令を出して
モータ5を逆転させ刃物台を駆動側の待機位置まで移動
させて前記同様に停止させ待機させるようにすればよ
い。また、上記実施例の切断装置は可動円板刃と直線固
定刃を摺接させて切断するものであるが、その他、2枚
の摺接回転する円板刃を設けた刃物台を往復移動して切
断するローラ式切断装置においても適用できることはい
うまでもない。
【0035】図5は本発明の第2の実施形態のスライド
式シート材切断装置の正面図を示す。図において、フレ
ーム16には切断するシート材を通過させる横に長い通
紙窓17が貫通され、その通紙窓17の下側にフレーム
16の上に重ねて直線刃先23aを有する固定刃23が
固定されている。可動刃21は逆V字型に窪んだ刃先線
21aを有する薄板材からなり、その上部側柄部21b
の中央部にスライダ18が固着され、このスライダ18
がフレーム16の中央部に設けられた長孔19の中を摺
動して可動刃21の上下運動を案内するようになってい
る。なお、この場合には独立した刃物台はないが、刃物
台とは刃物台相当部を総称するものであり、本実施形態
では可動刃21の柄部21bとスライダー18が第1実
施形態の刃物台に相当する。可動刃21の柄部21bに
は、リンク26の中央長孔24に滑動可能に挿入される
ピン25が植設され、リンク26が揺動することにより
可動刃21が上下駆動されるようになっている。
【0036】リンク26は棹状をなし、その一端はフレ
ーム16に植設されたピン27に揺動可能に軸支され、
ほぼ中央部に前記ピン25が滑動可能に挿入される中央
長孔24が設けられ、他端にウオームホイール32のク
ランクピン33が滑動可能に挿入される先端長孔28が
設けられている。ウオームホイール32はモータ35の
軸に連結されたウオームギヤ31により回転駆動され、
モータ35が回転するとクランクピン33によりリンク
26が揺動しピン25を介して可動刃21を上下往復移
動させるようになっている。また、フレーム16には可
動刃21の柄部21bの上面がその移動の上死点よりや
や下で当接するようにストッパ29が設けられており、
可動刃21が上支点に達する直前にストッパ29に当り
停止するようになっている。
【0037】上記構成により、切断前は可動刃21は上
死点の直下の待機位置に待機し、切断指令が出されてモ
ータ35が正転するとウオームホイール32のクランク
ピン33によりリンク26が揺動し、ピン25を介して
可動刃21が固定刃23に摺接しながら下方に駆動され
る。こうして、可動刃21と固定刃23の刃先21a,
23aにより通紙窓17に挿入されたシート材が切断さ
れる。切断が終了してさらにモータ35が回転すると、
可動刃21は下死点を通過して上方に移動し、上死点の
直下でストッパ29に当接して停止する。
【0038】このスライド式切断装置においても、切断
を終了して可動刃21がストッパ29に当接して停止す
ると、モータ35は電流が供給されたまま停止し、モー
タ35には図3に示す基準電流値I1 を超える拘束電流
2 が流れる。この拘束電流I2 を第1実施形態と同様
に図1の負荷検知手段9により検知して駆動制御手段8
によりモータ35を停止させる。このようにして前記第
1実施例と同様に可動刃21の駆動を制御することがで
きる。
【0039】上記第1、第2実施形態の切断装置におい
てはローラ式及びスライド式切断装置について説明した
が、回転円周面上の軸線方向に刃先を設けた回転刃を回
動させてその刃先を固定刃先に交接させてシート材を切
断する揺動式のロータリ式切断装置においても本発明の
刃物台の駆動機構は使用できる。即ち、詳細説明は省略
するが、回転刃の回動の始点と終点に前記実施形態と同
様にストッパを設けて回動を拘束し、この拘束による回
動駆動手段の負荷を検知することにより、回転刃の回動
の始点と終点を検知して切断を制御することができる。
【0040】以上述べたように、本発明構成のシート材
切断装置によれば、刃物台を往復駆動してシート材を切
断する際に、刃物台の往路及び復路の各終点に刃物台の
移動を拘束する拘束手段であるストッパが設けられてい
るので、切断が終了して刃物台が終点に達すると、この
ストッパに当接してその移動が停止し、電動モータも停
止して定常切断時の電流よりも高い拘束電流が発生す
る。この電流上昇を負荷検知手段により検知し、駆動制
御手段によりモータ電流を遮断して刃物台の移動を停止
することができる。即ち、電動モータの負荷電流の変動
により刃物台の終点位置の検出をして刃物台の移動を制
御するので、従来の切断装置のように刃物台の位置検出
を行うためのリミットスイッチを必要としない。したが
って、従来のようにリミットスイッチの接点不良などに
よる誤動作が生じない。
【0041】また本発明構成のシート材切断装置では、
モータの回転拘束時の電流上昇を検知する負荷検知手段
に、定常な切断時の基準電流値を設定する基準値設定回
路とモータの負荷電流値を検出する負荷値検出回路と基
準電流値と負荷電流値を比較する比較手段とを設けてお
り、負荷電流値が規準電流値を超えたときに比較手段の
信号から駆動制御手段の判断部が刃物台が終点にきたと
判断して、切り替えスイッチにより電動モータを停止す
る。このように刃物台の終点位置の位置検出が電流値の
検出だけで行われるので、簡易、正確に刃物台の往復動
の終点を判断して刃物台の移動を制御することができ安
定した切断動作が保証される。
【0042】また、負荷値検出回路は電動モータの入力
回路に直列に抵抗を挿入してモータの負荷電流に比例す
る電圧を検出しているので簡易安価に構成され、基準値
設定回路は基準電源の正極と負極間に直列に固定抵抗と
可変抵抗を挿入して、この可変抵抗を調節することによ
り基準電圧値を任意に変えることができるので被切断シ
ート材の材質や厚さなどの変化による定常切断時の負荷
の変化に簡易に対応できる。また、基準電圧値と負荷電
圧値との比較にはレベル判定器を使用しているので故障
が少なく安価に正確な制御をすることができる。
【0043】また、電動モータの起動時には初期ピーク
電圧が発生して、レベル判定器が刃物台の終点位置の拘
束電流と誤判断して誤動作を生ずるおそれがあるが、本
発明の切断装置ではレベル判定器の出力端子と負極との
間に直列にコンデンサを接続するか、あるいは負荷検知
抵抗の反負極側端子と負極との間に直列に接続された抵
抗とコンデンサの接続点をレベル判定器の被判定電圧側
端子に接続しているので、ピーク電圧によるレベル判定
器の出力が無効になり上記の誤判断が防止できる。
【0044】また、負荷検知手段と駆動制御手段とをシ
ート材切断装置が搭載される機器側に設けているので、
切断装置から機器側にはモータ端子の2本のリード線だ
けを引き出して配線すれば良い。したがって、従来のリ
ミットスイッチを有する切断装置では切断装置からモー
タとリミットスイッチ端子の6本のリード線を配線しな
ければないのに対して、配線が簡易になり組み立て工数
が低下して軽量化できる。
【0045】上記実施形態においては、負荷検知手段と
して駆動モータ回路に直列に挿入された抵抗回路を用い
たが、この負荷検知手段には磁気式の電流センサーを用
いても良い。また、駆動手段として電動モータを用いた
が、駆動手段として空気圧を用い、負荷検知手段として
空気圧検知器を使用することもできる。また、拘束手段
としてストッパ以外のブレーキ手段を使用することもで
きる。なお、前記第1実施形態においては刃物台をスト
ッパに当て、第2実施形態においては可動刃の柄部上面
をストッパに当てて直接その移動を拘束したが、前者で
はタイミングベルトに部材を設けてストッパに当接させ
るか、後者では揺動するリンクをストッパに当接させる
かして間接的に刃物台の移動を拘束しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート材切
断装置は、可動刃を保持する刃物台を往復駆動してシー
ト材を切断するシート材の切断装置において、刃物台の
切断の往路及び復路の終点で刃物台の移動を拘束手段で
拘束して停止させ、この拘束による駆動手段の駆動力の
負荷の増加を負荷検知手段で検知して刃物台の終点位置
を判断し、駆動手段を制御して切断動作を行うので、従
来の切断装置のようにリミットスイッチを必要とせずリ
ミットスイッチの接点不良などによる誤動作がない。
【0047】また、前記駆動手段を電動モータとし、拘
束手段として刃物台の移動の往路及び復路の各終点近傍
に設けたストッパを使用しているので、機構が簡単で部
品が少ない。また、定常切断時のモータの規準電流値を
設定する基準値設定回路と負荷電流値を検出する負荷値
検出回路とそれを比較する比較手段とを設けて、刃物台
が終点でストッパに当たるとモータが停止することによ
り発生する拘束電流を負荷値検出回路により検出して、
基準値設定回路で設定された定常切断時の基準電流値と
比較することにより刃物台の終点位置を判断するので、
従来の切断装置のように刃物台の位置検出にリミットス
イッチを必要とせず、安価で信頼性が高い。
【0048】また、負荷値検出回路は電動モータの駆動
回路に直列に挿入された抵抗から電動モータの負荷電流
値に比例した電圧値を取りだすことにより構成されてお
り、負荷電流値と基準電圧値とを比較する比較手段はレ
ベル判定器で構成されているので安価で信頼性が高い。
さらに、基準値設定回路は基準電源の正極と負極間に直
列に挿入された固定抵抗と可変抵抗により構成されてい
るので、被切断材の材質、厚さなどの変化に対応して自
由に基準電圧値を設定できる。
【0049】また、本発明のシート材切断装置では駆動
モータの起動時のピーク電流を無効にする回路を設けて
いるので、レベル判定器が起動時のピーク電流を拘束電
流と判断して誤動作することがない。
【0050】また、従来の切断装置では切断装置から事
務機器側にモータとリミットスイッチの端子の6本のリ
ード線を配線しなければないが、本発明の切断装置では
負荷検知手段と駆動制御手段をシート材切断装置が搭載
される機器側に設けることにより、切断装置からモータ
端子の2本のリード線だけを配線すれば良いので、配線
が簡素化でき組み立て工数が低下できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のローラ式シート材切断
装置の斜視図である。
【図2】本発明のシート材切断装置の駆動制御手段と負
荷検知手段の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のシート材切断装置の電流変化を示すタ
イムチャートである。
【図4】本発明のシート材切断装置の判断部と切替えス
イッチの動作段階を説明する図である。
【図5】本発明の第2実施形態のスライド式シート材切
断装置の正面図である。
【図6】本発明のシート材切断装置のピーク電圧無効回
路の他の例を示す図である。
【図7】従来のローラー式シート材切断装置の斜視図で
ある。
【図8】従来のシート材切断装置の制御部を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 可動刃 2 刃物台 3 固定刃 4 案内レール 5 モータ 5a モータ端子 5b モータ端子 6 タイミングベルト 7 被切断シート材 8 駆動制御手段 9 負荷検知手段 10 システム制御回路 11 從動側リミットスイッチ 11a 從動側リミットスイッチ端子 11b 從動側リミットスイッチ端子 12 駆動側リミットスイッチ 12a 駆動側リミットスイッチ端子 12b 駆動側リミットスイッチ端子 13 從動側ストッパ 14 駆動側ストッパ 15 リード線 16 フレーム 17 通紙窓 18 スライダ 19 案内長孔 21 可動刃 21a 切刃 21b 柄部 23 固定刃 23a 切刃 24 中央長孔 25 ピン 26 リンク 27 ピン 28 先端長孔 29 ストッパ 31 ウオームギヤ 32 ウオームホイール 33 クランクピン 35 モータ 51 駆動プーリ 52 ピニオンギヤ 53 ギヤ 54 從動プーリ 60 駆動電源 61 基準電源 81 判断部 82 切り替えスイッチ 83 レベル判定器 83a 判定レベル電圧側端子 83b 被判定電圧側端子 83c 出力側端子 84 負荷検知抵抗 86a 固定抵抗 86b 可変抵抗 87a 判断部端子 87b 判断部端子 89 コンデンサ 90 駆動制御手段 91 判断部 92 切替スイッチ 93 抵抗 94 コンデンサ 100 切断装置 101 システム制御回路 115 リード線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動刃を保持する刃物台を往復駆動して
    シート材を切断するシート材の切断装置において、前記
    刃物台を往復駆動する駆動手段と、前記刃物台の往路及
    び/または復路の終点において前記刃物台の移動を拘束
    する拘束手段と、前記駆動手段の駆動力の負荷状態を検
    知する負荷検知手段と、該負荷検知手段により検知した
    負荷状態により前記駆動手段を制御する駆動制御手段と
    を備えたことを特徴とするシート材切断装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は電動モータとモータの回
    転を刃物台の移動運動として伝達する伝達手段からな
    り、前記拘束手段は前記刃物台の移動を拘束停止するよ
    うに前記刃物台の移動の往路及び/または復路の終点近
    傍に設けられたストッパにより構成され、前記負荷検知
    手段は定常な切断時の基準電流値を設定する基準値設定
    回路と前記電動モータの負荷電流値を検出する負荷値検
    出回路と前記基準値設定回路により設定された基準電流
    値と前記負荷値検出回路により検出された負荷電流値と
    を比較してその結果を前記駆動制御手段に出力する比較
    手段とを備え、前記駆動制御手段は前記比較手段の信号
    により前記刃物台の移動位置を判断する判断部と該判断
    部の出力信号により前記電動モータを停止または、正転
    もしくは逆転駆動する切替スイッチとを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のシート材切断装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷値検出回路は前記電動モータ負
    荷電流値の変化を電圧値の変化に変換して検出する前記
    電動モータの駆動回路に直列に挿入された負荷検知抵抗
    により構成され、前記基準値設定回路は前記基準電圧値
    を可変にするように基準電源の正極と負極間に直列に挿
    入された固定抵抗と可変抵抗により構成され、前記比較
    手段は前記基準値設定回路により設定された基準電圧値
    と負荷値検出回路から出力された負荷電圧値とを入力し
    てその比較結果の信号を前記駆動制御手段に出力するレ
    ベル判定器からなることを特徴とする請求項2に記載の
    シート材切断装置。
  4. 【請求項4】 前記電動モータの起動時に発生する初期
    ピーク電圧を無効にするために、前記レベル判定器の出
    力端子と負極との間に直列にコンデンサを接続したこと
    を特徴とする請求項3に記載のシート材切断装置。
  5. 【請求項5】 前記電動モータの起動時に発生する初期
    ピーク電圧を無効にするために、前記負荷検知抵抗の反
    負極側端子と負極との間に抵抗とコンデンサを直列に接
    続し、該抵抗とコンデンサの接続点を前記レベル判定器
    の被判定電圧側端子に接続したことを特徴とする請求項
    3に記載のシート材切断装置。
  6. 【請求項6】 前記負荷検知手段と駆動制御手段とをシ
    ート材切断装置が搭載される機器側に設けたことを特徴
    とする請求項1から5のいずれか記載のシート材切断装
    置。
JP19414296A 1996-07-05 1996-07-05 シート材切断装置 Withdrawn JPH1015882A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19414296A JPH1015882A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 シート材切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19414296A JPH1015882A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 シート材切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1015882A true JPH1015882A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16319619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19414296A Withdrawn JPH1015882A (ja) 1996-07-05 1996-07-05 シート材切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1015882A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028314A1 (ja) * 2003-09-24 2005-03-31 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. 包装充填装置及び包材切断装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005028314A1 (ja) * 2003-09-24 2005-03-31 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. 包装充填装置及び包材切断装置
US7484341B2 (en) 2003-09-24 2009-02-03 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Packaging and filling apparatus and packaging material cutting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110286554B (zh) 一种投影幕布限位方法和限位机构
JPH1015882A (ja) シート材切断装置
CN201146177Y (zh) 一种灯丝切断装置
US20030052626A1 (en) Electromotive drive unit
JP3226613B2 (ja) シート切断装置
JP3582145B2 (ja) ワイパー装置
JPH06133576A (ja) 連続プリンタ用紙カッタの駆動制御装置
JPH0919886A (ja) シート切断装置
KR100422730B1 (ko) 엘리베이터의 도어구동장치 및 그 방법
JPS587386A (ja) プリンタにおけるホ−ム位置決め方式
JP2994379B1 (ja) カッタ刃の劣化検出方法及び検出装置
JPH07156503A (ja) プリンタにおけるプラテンギャップ自動調整装置
CN205634382U (zh) 一种用于波浪纹检测纠正设备的检测装置
JP2002239975A (ja) 切断装置
CN101499402B (zh) 一种灯丝切断装置
JP3550011B2 (ja) 切断装置およびファクシミリ装置
JP2002364246A (ja) 車両用パワーウインド装置
JP2002199786A (ja) 誘導電動機の過負荷検出装置と過負荷検出方法
JPS6110953Y2 (ja)
JP3366974B2 (ja) リニアシャトル駆動制御方法,リニアシャトル駆動装置及びリニアシャトル型プリンタ
JPS61286711A (ja) 自動位置測定方法
JP2002036179A (ja) 用紙切断装置
JP2004344988A (ja) 切断装置およびその制御方法
JPS639989B2 (ja)
JPH06316130A (ja) シリアルプリンタの原点位置決め方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060303