JPH10158608A - 感圧粘着ラベル - Google Patents
感圧粘着ラベルInfo
- Publication number
- JPH10158608A JPH10158608A JP33021896A JP33021896A JPH10158608A JP H10158608 A JPH10158608 A JP H10158608A JP 33021896 A JP33021896 A JP 33021896A JP 33021896 A JP33021896 A JP 33021896A JP H10158608 A JPH10158608 A JP H10158608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stretched
- pressure
- film
- paper
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
粘着ラベルを提供する。 【解決手段】 微多孔性樹脂延伸フイルムを表面材と
し、この表面材の裏面に感圧粘着剤層を設けた感圧粘着
ラベルにおいて、前記微多孔性樹脂延伸フイルムが、次
の(1)〜(6)の物性を満たすことを特徴とする感圧
粘着ラベル。 (1)−10℃における縦方向の線膨張率が10〜70
μm/m・℃の範囲である。 (2)0℃における縦方向の線膨張率が10〜75μm
/m・℃の範囲である。 (3)−10℃から+23℃の間における縦方向の線膨
張率の平均値が70〜85μm/m・℃の範囲である。 (4)この平均線膨張率の値と、微多孔性樹脂フィルム
の縦方向のヤング率との積の絶対値の値が900,00
0〜1,300,000の範囲である。 (5)縦方向のヤング率が10,000〜30,000
kg/cm2 である。 (6)空孔率が20〜30%である。
Description
樹脂延伸フイルムを表面材として利用し、該表面材の裏
面に感圧粘着剤層を設け、更にその感圧粘着剤層を離型
紙で覆った感圧粘着ラベルに関する。該感圧粘着ラベル
は、ワッペン、ステッカー、シール、タックフォーム、
バーコード用紙、商品表示ラベル、航空タッグ等として
有用である。
品表示ラベル、子供菓子の景品としてのキャラクター印
刷を施したラベル、ワッペン、航空タッグ等の感圧粘着
ラベルは、パルプ紙、アルミニウム箔、合成紙、ポリエ
チレンテレフタレート二軸延伸フイルム等のシート状物
の裏面に感圧粘着剤層が設けられ、更にその粘着剤層を
離型紙で被覆したものであり、これらは必要により前記
シート状物の表面に印刷や印字が施こされることがあ
る。これらラベルの製造において、シート状物は縦の方
向に印刷機、塗布ロール等に供給される。
面にポリオレフィン系樹脂を被覆したラミネート紙、グ
ラシン紙、クレーコート紙、樹脂塗工紙、紙基材にシリ
コーン化合物やフッ素化合物などの剥離剤を片面あるい
は両面に塗布加工して形成された離型紙などが利用され
ている。粘着ラベルに、鉛筆筆記性や耐水性が要求され
る用途においては、表面材のシート状物として合成紙が
利用される(特公昭50−29738号、実公平2−4
5893号、米国特許第5318817号明細書)。合
成紙としては、焼成クレイ、炭酸カルシウム、けいそう
土等の無機微細粉末を含有するポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリスチレン等のポリオレフィンフイルムを延
伸した微多孔性樹脂延伸フイルムが使用されている。
るこのポリオレフィン系合成紙を表面材として利用して
いる感圧粘着ラベルは、耐水性、耐摩耗性、印刷性、印
字性に優れたものであるが、冬期の0℃以下の環境下に
おいて、感圧粘着ラベルのカールが大きいことが指摘さ
れた。即ち、0℃以下の悪い環境下でラベルに印刷、印
字を施こす際の給排紙にミスが発生したり、感圧粘着ラ
ベルを自動ラベラーで貼着する被基材、例えば、容器に
貼着する際に離型紙をラベルから剥離すると春〜秋のと
きと比較して合成紙のカールが大きく、被基材上での貼
着されたラベルの位置がづれるので、被基材とラベル間
の位置決めの距離を大きくとる必要があり、ラベルの貼
着速度が遅くなるなどの欠点がある。
して利用する場合に、印字機への給排紙不良、紙不揃
い、印字ズレなどのトラブルが発生することが指摘され
た。厳寒下において、かかるポリオレフィン系合成紙の
カールが大きくなる理由としては、離型紙と合成紙の熱
膨張係数が異なること、および離型紙を構成するパルプ
紙は、冬季の乾燥状態では収縮しやすいことが原因と推
測される。従って、カールを小さくするには印字、印
刷、貼合等の作業環境を春〜秋と同じく10〜40℃と
すればよいが、全ての利用者にそれを強要することはで
きない。本発明は、厳寒な環境下においてもカールの小
さい感圧粘着ラベルを提供しようとするものである。
を含有する結晶性ポリオレフィン樹脂フイルムの延伸物
よりなる微多孔性樹脂延伸フイルムを表面材とし、この
表面材の裏面に感圧粘着剤層を設け、更にその感圧粘着
剤層を離型紙で覆った感圧粘着ラベルにおいて、前記微
多孔性樹脂延伸フイルムが、次の(1)〜(6)の物性
を満たすことを特徴とする感圧粘着ラベルを提供するも
のである。 (1)−10℃における縦方向の線膨張率(JIS K
−7197)が10〜70μm/m・℃の範囲である。 (2)0℃における縦方向の線膨張率が10〜75μm
/m・℃の範囲である。
縦方向の線膨張率の平均値(JISK−7197)が7
0〜85μm/m・℃の範囲である。 (4)この平均線膨張率の値と、微多孔性樹脂フイルム
の縦方向のヤング率(JIS P−8132;単位 k
g/cm2 )との積の絶対値の値が900,000〜
1,300,000の範囲である。 (5)縦方向のヤング率(JIS P−8132)が、
10,000〜30,000kg/cm2 の範囲であ
る。
〜30%の範囲である。
ルムの延伸温度を従前の合成紙の延伸温度よりも低く
し、得られる延伸フイルムの空孔率を高めると共に、ヤ
ング率を小さくすることにより、微多孔性ポリオレフィ
ンフイルムの線膨張率を従前の合成紙のそれより小さく
することができ、厳寒時の感圧粘着ラベルのカールの度
合を小さくすることができる。又、適当な空孔率、ヤン
グ率と平均線膨張率の積のバランスをとることにより、
印刷時、ラベル製造時の給排紙の作業時に微多孔性樹脂
延伸フィルムにしわが発生しにくくなる。
る。微多孔性樹脂フイルム: 印刷、印字、筆記がなされる微
多孔性樹脂延伸フイルムは、無機微細粉末を含有するポ
リオレフィンフイルムの延伸物であり、次の(1)〜
(6)の物性を示すものである。 (1)−10℃における縦方向の線膨張率が10〜70
μm/m・℃、好ましくは50〜70μm/m・℃の範
囲である。 (2)0℃における縦方向の線膨張率が10〜75μm
/m・℃、好ましくは60〜70μm/m・℃の範囲で
ある。
縦方向の線膨張率の平均値(JISK−7197)が7
0〜85μm/m・℃の範囲である。 (4)この平均線膨張率の値と、微多孔性樹脂フイルム
の縦方向のヤング率(JIS P−8132;単位 k
g/cm2 )との積の絶対値の値が900,000〜
1,300,000、好ましくは900,000〜1,
000,000の範囲である。 (5)縦方向のヤング率(JIS P−8132)が、
10,000〜30,000kg/cm2 、好ましくは
12,000〜15,000kg/cm2 である。 (6)前記の空孔率が20〜30%、好ましくは25〜
30%である。
樹脂延伸フイルムよりなる微多孔性樹脂延伸フイルム
は、既に種々の特許公報に記載の実施例において、無機
充填剤の配合量をより多くしたり、線膨張率の小さい無
機充填剤を選択したり、延伸温度をより低めにしたり、
延伸倍率をより大きくする変更をすることにより、市販
されている合成紙や特許公報群の実施例に記載されてい
る合成紙よりも線膨張率、ヤング率がより小さい値を示
す合成紙が得られる。
よりなる微多孔性の合成紙の素材、構造としては、例え
ば、次の(1)〜(3)のものが挙げられる。 (1)無機充填剤を、8〜65重量%の割合で含有して
なる微多孔を有するポリオレフィンの二軸延伸フイルム
(特公昭54−31032号公報、米国特許第3775
521号明細書、米国特許4191719号明細書、米
国特許第4877616号明細書、米国特許第4560
614号明細書等)。 (2)二軸延伸ポリオレフィンフイルムを基材層とし、
無機微細粉末を8〜65重量%含有してなるポリオレフ
ィンの一軸延伸フイルムを紙状層とする合成紙(特公昭
46−40794号公報、特開昭57−149363号
公報、同57−181829号公報等)。
以上の多層構造のものであってもよい。3層構造の合成
紙としては、基材層の表裏面に一軸延伸フイルムの紙状
層が積層された構造のもの(特公昭46−40794号
公報)が挙げられ、3層以上の多層構造の合成紙として
は、紙状層と基材層間に他の樹脂フイルム層を存在させ
た3層〜7層の合成紙(特公昭50−29738号公
報、特開昭57−149363号公報、同56−126
155号公報、同57−181829号公報)などが挙
げられる。
無機微細粉末を0〜50重量%の範囲で含有してなる熱
可塑性樹脂フイルムを、原料樹脂の融点より低い温度で
一方向に延伸し、得られた一軸方向に配向したフイルム
を基材層とし、この両面に無機微細粉末を8〜65重量
%の範囲で含有させた熱可塑性樹脂フイルムを積層し、
次いで、この積層フイルムを、基材層を構成するフイル
ムの延伸方向と直角の方向に延伸することにより得るこ
とができる。この方法で得られる3層構造の合成紙は、
基材層は二軸方向に配向され、この基材層の両表面の紙
状層が一軸方向に配向され、内部に多数の微細な空隙を
有する積層構造物である。
更に、別の合成紙を積層したものが挙げられ、具体的に
は、(a)上記(2)の合成紙の紙状層側に、無機微細
粉末を含有しない厚さ0.1〜20μmの透明な熱可塑
性樹脂ラミネート層が設けられた高光沢の印刷が可能な
合成紙(特公平4−60437号公報、同1−6041
1号公報、特開昭61−3748号公報)、(b)熱可
塑性樹脂の二軸延伸フイルムを基材層とし、その表裏面
に、無機微細粉末を8〜65重量%の範囲で含有させた
熱可塑性樹脂の一軸延伸フイルムを積層した複層フイル
ムを支持体とし、この支持体の表面層側に、無機微細粉
末を含有しないポリオレフィンの透明フイルムを積層
し、さらに、帯電防止機能を有するプライマー塗布層を
設けた合成紙(特開昭61−3748号公報)、などで
ある。
イルムを基材層とし、この基材層の少なくとも片面に、
無機微細粉末を8〜65重量%の範囲で含有させたポリ
オレフィンの一軸延伸フイルムよりなる紙状層と、ポリ
オレフィンの一軸延伸フイルムよりなる表面層とがラミ
ネートされた合成紙であって、前記の表面層の厚さを
(t)とし、紙状層に存在する無機微細粉末の平均粒径
を(R)としたとき、次式(2)を満足する複層樹脂フ
イルムよりなる合成紙(特公平1−60411号公報)
も挙げられる。 R≧t≧(1/10)×R ・・・(2)
レフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、ポリ(4−
メチルペンテン−1)、プロピレン−4−メチルペンテ
ン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共
重合体等が単独で、または混合して用いられる。また、
基材層製造用の樹脂としてポリプロピレンを用いる場合
には、延伸性を向上させるため、これにポリエチレン、
ポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などのポ
リプロピレンよりも融点が低い熱可塑性樹脂を3〜25
重量%の範囲で配合するのが好ましい。
焼成クレイ、シリカ、けいそう土、タルク、酸化チタ
ン、硫酸バリウムなどが挙げられ、これら無機微細粉末
はその平均粒径が0.03〜8ミクロンの範囲のものが
好ましい。微多孔性樹脂延伸フイルムを製造する際の延
伸倍率は、縦、横方向ともに4〜12倍の範囲が好まし
く、延伸温度は、原料樹脂がホモポリプロピレン(融点
164〜167℃)の場合には145〜160℃、高密
度ポリエチレン(融点121〜124℃)の場合には1
10〜118℃が好ましい。
するポリオレフィン系樹脂延伸フイルムの肉厚は30〜
300μm、好ましくは50〜150μmの範囲であ
る。然して、この微多孔性樹脂延伸フイルムの線膨張率
が、上記(1)、(2)の条件の上限を越える場合は、
厳寒の環境下では感圧粘着ラベルのカールが大きくなっ
てしまう。又、ポリオレフィンの素材の性質、延伸倍率
の制限、フイルムを得るための無機充填剤の配合量の制
限から上記(1)、(2)の線膨張率よりも小さい値と
し、よりパルプ紙の線膨張率に近づけることは困難であ
る。
ソブチレンゴム、ブチルゴム、これらの混合物をベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ヘキサンのような有機溶剤に
溶解したゴム系粘着剤、或いは、これらゴム系粘着剤に
アビエチン酸ロジンエステル、テルペン・フェノール共
重合体、テルペン・インデン共重合体などの粘着付与剤
を配合したもの、或いは、2−エチルヘキシルアクリレ
ート・アクリル酸n−ブチル共重合体、2−エチルヘキ
シルアクリレート・アクリル酸エチル・メタクリル酸メ
チル共重合体などのガラス転移点が−20℃以下のアク
リル系共重合体を有機溶剤で溶解したアクリル系粘着剤
などを挙げることができる。
で3〜40g/m2 、好ましくは10〜30g/m2 で
ある。上記塗工・乾燥後の感圧粘着剤の肉厚は、アクリ
ル系粘着剤の場合で10〜50μm、ゴム系粘着剤の場
合で80〜150μmとするのが一般的である。微多孔
性樹脂フイルムと感圧粘着剤との接着力が小さいとき
は、上記感圧粘着剤を塗工する前に、微多孔性樹脂フイ
ルムの裏面にアンカーコート剤を塗布することが好まし
い。
ン、ポリイソシアネート・ポリエーテルポリオール、ポ
リイソシアネート・ポリエステルポリオール・ポリエチ
レンイミン、アルキルチタネートなどが使用でき、これ
らは一般に、メタノール、水、酢酸エチル、トルエン、
ヘキサンなどの有機溶剤に溶解して使用される。基体へ
のアンカーコート剤の塗布量は、塗布・乾燥後の固形分
量で0.01〜5g/m2 、好ましくは0.05〜2g
/m2 である。
m2 のパルプ抄造紙の表面に離型性樹脂層を形成したも
のであり、該離型性樹脂層はシリコン樹脂やポリエチレ
ンワックスなどの離型性樹脂を前記有機溶剤などによっ
て溶解した後、これをパルプ抄造紙に直接塗布・乾燥す
ることによって形成することができる。該離型性樹脂層
の塗布量は、塗布・乾燥後の固形分量で0.5〜10g
/m2、好ましくは1〜8g/m2 である。
には、必要により商品名、製造元、賞味期限、キャラク
ター絵図、記入欄、バーコード等が印刷される。この印
刷は、感圧粘着剤を塗布する前に行ってもよいし、離型
紙を貼着した感圧粘着ラベル構造とした後、印刷を施こ
してもよい。更に、微多孔性樹脂フイルムの表面には、
名刺、航空タッグの用途によりインクジェット記録層や
熱転写画像受容層などのインク受容層が設けられること
もある。
に説明する。 微多孔性樹脂フイルムの製造例: (例1) メルトフローレート(MFR)が0.8g/10分
のポリプロピレン72重量%と高密度ポリエチレン5重
量%との混合物に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウ
ム23重量%を配合した組成物(a1 )を、270℃の
温度に設定した押出機にて混練させた後、シート状に押
し出し、これを冷却装置により冷却して無延伸シートを
得た。次いで、この無延伸シートを145℃の温度に加
熱した後、縦方向に5倍延伸して、延伸シートを得た。
ピレン55重量%に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシ
ウム45重量%を混合した表面層用組成物(a2 )を2
70℃に設定した押出機にて混練し押し出したシートを
の工程で得られた5倍延伸シートの表面側に積層し、
MFRが4.0g/10分のポリプロピレン84重量%
に平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%の裏
面層用混合物(a3 )を押出機を用いて270℃で溶融
混練し、押出ダイよりシート状に押し出し、の工程で
得た5倍延伸シートの裏面側に積層し、次いで60℃の
温度にまで冷却した後、再び160℃の温度にまで加熱
してテンターで横方向に7.5倍延伸し、165℃の温
度でアニーリング処理し、60℃の温度にまで冷却し、
耳部をスリットして3層((a2 )/(a1 )/(a
3 ):肉厚15/50/15μm)構造の80μmの微
細空洞を有する合成紙を得た(空孔率26%)。
量%と高密度ポリエチレン5重量%の混合物に、平均粒
径1.5μmの炭酸カルシウム23重量%を配合した組
成物(a1 )を、270℃の温度に設定した押出機にて
混練させた後、シート状に押し出し、これを冷却装置に
より冷却して無延伸シートを得た。次いで、この無延伸
シートを142℃の温度に加熱した後、縦方向に5倍延
伸して、延伸シートを得た。
ピレン55重量%に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシ
ウム45重量%を混合した表面層用組成物(a2 )を2
70℃に設定した押出機にて混練し押し出したシートを
の工程で得られた5倍延伸シートの表面側に積層し、
又、MIが4.0g/10分のポリプロピレン84重量
%に平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%の
裏面層用混合物(a3)を押出機にて270℃で溶融混
練し、押出ダイよりシート状に押し出し、の工程で得
た5倍延伸シートの裏面側に積層し、次いで60℃の温
度にまで冷却した後、再び160℃の温度にまで加熱し
てテンターで横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度
でアニーリング処理し、60℃の温度にまで冷却し、耳
部をスリットして3層((a2 )/(a1 )/(a
3 ):肉厚15/50/15μm)構造の80μmの微
細空洞を有する合成紙を得た(空孔率28%)。
重量%に、高密度ポリエチレン3重量%及び平均粒径
1.5μmの炭酸カルシウム16重量%を混合した組成
物(a1 )を270℃に設定した押出機にて混練した
後、シート状に押し出し、冷却装置により冷却して、無
延伸シートを得た。そして、このシートを140℃の温
度にまで再度加熱した後、縦方向に5倍延伸した。
ロピレン54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カル
シウム46重量%を混合した組成物(a2 )を別の押出
機にて混練させた後、これをダイよりシート状に押し出
し、これを(1)の5倍延伸フイルムの両面に積層し、
三層構造の積層フイルムを得た。次いで、この三層構造
の積層フイルムを60℃まで冷却した後、再び約160
℃の温度まで再度加熱して、テンターを用いて横方向に
7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング処理し
て、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして三
層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の、肉厚80
μm(a2 /a1 /a2 =16μm/48μm/16μ
m)の基材層を得た。また、各層の空孔率は、(a2 /
a1 /a2 =30%/33.7%/30%)であった。
細粉末含有ポリプロピレンの多層延伸フイルムよりなる
合成紙「ユポKPK#80」(商品名、肉厚80μm)
を用いた(空孔率10%)。 (例5)王子油化合成紙(株)製の無機微細粉末含有ポ
リプロピレンの多層延伸フイルムよりなる合成紙「ユポ
FPG#80」(商品名、肉厚80μm)を用いた(空
孔率32%)。
延伸フイルムについて、次に示す方法で線膨張率、平均
線膨張率およびヤング率(23℃、相対湿度50%)を
測定した。 線膨張率:デュポンインスツルメント(株)製の943
サーモメカニカル・アナライザー(商品名)を用い、−
10℃、0℃、+23℃における線膨張率を測定した。 平均線膨張率:JIS K−7197に準拠し、−10
℃の線膨張率と+23℃の線膨張率より求めた。 ヤング率:JIS P−8132に準拠。 測定した結果を表1に示す。
で得た微多孔性樹脂フイルムの裏面に、東洋インキ化学
工業(株)製の感圧粘着剤“オリバイン BPS−11
09”(商品名)を固形分量で25g/m2 塗工して
(強度が約60kg/25mm幅)感圧粘着剤層を形成
し、更に、その上に王子化工(株)製離型紙(「ノンカ
ール」(商品名);肉厚150μm)を積層して、微多
孔性樹脂フイルム/感圧粘着剤層/剥離紙層よりなる積
層構造の感圧粘着ラベルを得た。
m、横100mmの正方形に断才し、これらを−10℃
および0℃の恒温室内の平な台と、+23℃、相対湿度
50%の恒温室内の平な台上に、それぞれ5点づつ置
き、24時間保管後、カールの生じた方向(縦方向か横
方向か)と、平らな台上からのカールした感圧粘着ラベ
ルの高さ(カール高さ)を測定した。又、感圧粘着ラベ
ルのしわの発生の有無を目で調べた。測定結果を表1に
示す。
下においてもカールの小さなものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 無機微細粉末を含有する結晶性ポリオレ
フィン樹脂フイルムの延伸物よりなる微多孔性樹脂延伸
フイルムを表面材とし、この表面材の裏面に感圧粘着剤
層を設け、更にその感圧粘着剤層を離型紙で覆った感圧
粘着ラベルにおいて、前記微多孔性樹脂延伸フイルム
が、次の(1)〜(6)の物性を満たすことを特徴とす
る感圧粘着ラベル。 (1)−10℃における縦方向の線膨張率が10〜70
μm/m・℃の範囲である。 (2)0℃における縦方向の線膨張率が10〜75μm
/m・℃の範囲である。 (3)−10℃から+23℃の間における縦方向の線膨
張率の平均値(JISK−7197)が70〜85μm
/m・℃の範囲である。 (4)この平均線膨張率の値と、微多孔性樹脂フイルム
の縦方向のヤング率(JIS P−8132;単位 k
g/cm2 )との積の絶対値の値が900,000〜
1,300,000の範囲である。 (5)縦方向のヤング率(JIS P−8132)が、
10,000〜30,000kg/cm2 である。 (6)次式(1)で示される空孔率が20〜30%であ
る。 【式1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33021896A JP3707885B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 感圧粘着ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33021896A JP3707885B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 感圧粘着ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158608A true JPH10158608A (ja) | 1998-06-16 |
JP3707885B2 JP3707885B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=18230179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33021896A Expired - Fee Related JP3707885B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | 感圧粘着ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3707885B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2362750A (en) * | 1999-01-22 | 2001-11-28 | Seagate Technology Llc | Edge contact protection feature for a disc drive head |
KR20180001560A (ko) * | 2016-05-31 | 2018-01-04 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 개선된 폐쇄 수단을 갖는 용기 |
KR20180002869A (ko) * | 2016-05-31 | 2018-01-08 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 개선된 닫힘 수단을 갖는 용기 |
US10479595B2 (en) * | 2015-08-28 | 2019-11-19 | Philip Morris Products S.A. | Container with improved closing mechanism |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP33021896A patent/JP3707885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2362750A (en) * | 1999-01-22 | 2001-11-28 | Seagate Technology Llc | Edge contact protection feature for a disc drive head |
US10479595B2 (en) * | 2015-08-28 | 2019-11-19 | Philip Morris Products S.A. | Container with improved closing mechanism |
KR20180001560A (ko) * | 2016-05-31 | 2018-01-04 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 개선된 폐쇄 수단을 갖는 용기 |
KR20180002869A (ko) * | 2016-05-31 | 2018-01-08 | 필립모리스 프로덕츠 에스.에이. | 개선된 닫힘 수단을 갖는 용기 |
US10442606B2 (en) | 2016-05-31 | 2019-10-15 | Philip Morris Products S.A. | Container with improved closure means |
US10486893B2 (en) | 2016-05-31 | 2019-11-26 | Philip Morris Products S.A. | Container with means for improved closure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3707885B2 (ja) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009154177A1 (ja) | 静電吸着シート | |
EP3151218B1 (en) | Label, method for manufacturing label, method for using label, and body with label | |
JP3707858B2 (ja) | 感圧粘着ラベル | |
WO2000018829A1 (fr) | Film de resine thermoplastique et feuille etiquette comprenant ledit film | |
WO2002002312A1 (fr) | Film stratifie facile a detacher | |
WO2003067561A1 (fr) | Etiquette pour decoration dans le moule | |
JP5436035B2 (ja) | 静電吸着シート | |
JP5651443B2 (ja) | 回路付ラベル | |
WO2003078509A1 (fr) | Papier d'impression et papier pour etiquettes utilisant ce dernier | |
JP3707885B2 (ja) | 感圧粘着ラベル | |
JP4526214B2 (ja) | 易剥離性積層フィルム | |
JPH10254362A (ja) | 熱収縮性ラベル、およびそれを貼合した容器 | |
JP3547177B2 (ja) | ディレード・ラベル | |
JP4412897B2 (ja) | 貼り替え防止用ラベル | |
JP2005281561A (ja) | 粘着フィルム及びそれを用いたラベル類 | |
JP2002371254A (ja) | 粘着シート | |
JP2005059244A (ja) | 二軸配向白色フィルム | |
JP4446671B2 (ja) | 電子写真ラベル | |
JP3316963B2 (ja) | 不透明複合フィルム | |
JP4771613B2 (ja) | 粘着シート | |
JP4255298B2 (ja) | 熱転写フィルム | |
JPH11300898A (ja) | ラベル用紙 | |
JP4710285B2 (ja) | ロール状粘着ラベル | |
JP2003345253A (ja) | 熱転写ラベル | |
JP4357194B2 (ja) | 感熱記録用紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |