JPH10158246A - 新規除草剤 - Google Patents
新規除草剤Info
- Publication number
- JPH10158246A JPH10158246A JP9312636A JP31263697A JPH10158246A JP H10158246 A JPH10158246 A JP H10158246A JP 9312636 A JP9312636 A JP 9312636A JP 31263697 A JP31263697 A JP 31263697A JP H10158246 A JPH10158246 A JP H10158246A
- Authority
- JP
- Japan
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- alkyl
- formula
- compound
- haloalkyl
- halogen
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
- A01N43/48—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
- A01N43/56—1,2-Diazoles; Hydrogenated 1,2-diazoles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D231/00—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings
- C07D231/02—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
- C07D231/10—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D231/14—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 出芽前および出芽後施用した時に優れた選択
的除草性を有する新規置換ピラゾール誘導体を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、式Iの化合物: 【化1】 (上式中、R1 ,R2 ,R3 ,W,R4 〜R6 ,R60,
R61,R70,X1 ,X2,n1 およびA1 −B1 は明細
書中に定義される意味である)、それらの化合物のピラ
ゾールN−オキシド、作物栽培学上許容される塩および
立体異性体であって、下式 【化2】 の化合物を除いた化合物を提供する。それらの化合物の
調製および除草剤活性成分としてのそれらの使用も記載
する。
的除草性を有する新規置換ピラゾール誘導体を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、式Iの化合物: 【化1】 (上式中、R1 ,R2 ,R3 ,W,R4 〜R6 ,R60,
R61,R70,X1 ,X2,n1 およびA1 −B1 は明細
書中に定義される意味である)、それらの化合物のピラ
ゾールN−オキシド、作物栽培学上許容される塩および
立体異性体であって、下式 【化2】 の化合物を除いた化合物を提供する。それらの化合物の
調製および除草剤活性成分としてのそれらの使用も記載
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除草活性を有する
新規置換ピラゾール誘導体、それらの調製方法、それら
の化合物を含んで成る組成物、並びにそれらの使用、特
に有用植物の作物、例えば穀物、トウモロコシ、米、
綿、大豆、なたね、モロコシ類、サトウキビ、サトウダ
イコン、ヒマワリ、野菜類および飼料用植物において雑
草を防除するための、または植物の生長を抑制するため
の使用に関する。
新規置換ピラゾール誘導体、それらの調製方法、それら
の化合物を含んで成る組成物、並びにそれらの使用、特
に有用植物の作物、例えば穀物、トウモロコシ、米、
綿、大豆、なたね、モロコシ類、サトウキビ、サトウダ
イコン、ヒマワリ、野菜類および飼料用植物において雑
草を防除するための、または植物の生長を抑制するため
の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】除草活性ピロゾール化合物は、例えば、
特開平第3−93774号、特開平第2−300173
号、特開平第3−72460号公報(以上日本国)、欧
州特許公開第0361114号公報および国際公開第W
O96/01254号公報中に開示され説明されてい
る。
特開平第3−93774号、特開平第2−300173
号、特開平第3−72460号公報(以上日本国)、欧
州特許公開第0361114号公報および国際公開第W
O96/01254号公報中に開示され説明されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】除草性と生長抑制性を
有する新規置換ピラゾール誘導体をたった今発見した。
有する新規置換ピラゾール誘導体をたった今発見した。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、式I
の化合物
の化合物
【化40】 {上式中、R1 はC1 〜C4 アルキルであり;R2 はシ
アノまたはNH2 C(S)−であり;R3 は水素、C1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 ハロアルキル、C3 もしく
はC4 アルケニル、C3 もしくはC4 アルキニル、C3
〜C8 ハロアルケニル、NC−CH2 −、HOC(O)
−CH2 −、またはC1 〜C4 アルコキシ−C(O)−
CH2 −であり;Wは
アノまたはNH2 C(S)−であり;R3 は水素、C1
〜C4 アルキル、C1 〜C4 ハロアルキル、C3 もしく
はC4 アルケニル、C3 もしくはC4 アルキニル、C3
〜C8 ハロアルケニル、NC−CH2 −、HOC(O)
−CH2 −、またはC1 〜C4 アルコキシ−C(O)−
CH2 −であり;Wは
【化41】 であり;R4 は水素、フッ素、塩素、臭素またはメチル
であり;R5 は水素、ハロゲン、メチル、エチル、シア
ノ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ、ヒドロキ
シ、C1 〜C4 ハロアルコキシ、HOC(O)−C1 〜
C4 アルコキシ、ClC(O)−C1 〜C4 アルコキ
シ、C1 〜C4 アルコキシカルボニル−C1 〜C4 アル
コキシ、メルカプト、C1 〜C4 アルキルチオ、HOC
(O)−C1 〜C4 アルキルチオ、C1 〜C4 アルコキ
シカルボニル−C1 〜C4 アルキルチオ、ベンジルオキ
シ、またはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルにより
もしくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換
されているベンジルオキシであり;R6 は水素、ハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、アミノ、ClS(O)2 −、R10
NHまたはR10R11Nであり〔ここでR10およびR11は
互いに独立にC1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C3 ハロアルケニ
ル、C1 〜C4 アルキルカルボニル、C1 〜C4ハロア
ルキルカルボニル、C1 〜C4 アルキルスルホニル、C
1 〜C4 ハロアルキルスルホニル、ベンゾイル、C1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンゾ
イル、あるいはベンジル、またはC1 〜C4 アルキルに
より、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲン
により単置換〜三置換されているベンジルである〕;あ
るいはR6 は−OR20であり〔ここでR20は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
であり;R5 は水素、ハロゲン、メチル、エチル、シア
ノ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ、ヒドロキ
シ、C1 〜C4 ハロアルコキシ、HOC(O)−C1 〜
C4 アルコキシ、ClC(O)−C1 〜C4 アルコキ
シ、C1 〜C4 アルコキシカルボニル−C1 〜C4 アル
コキシ、メルカプト、C1 〜C4 アルキルチオ、HOC
(O)−C1 〜C4 アルキルチオ、C1 〜C4 アルコキ
シカルボニル−C1 〜C4 アルキルチオ、ベンジルオキ
シ、またはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルにより
もしくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換
されているベンジルオキシであり;R6 は水素、ハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、アミノ、ClS(O)2 −、R10
NHまたはR10R11Nであり〔ここでR10およびR11は
互いに独立にC1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C3 ハロアルケニ
ル、C1 〜C4 アルキルカルボニル、C1 〜C4ハロア
ルキルカルボニル、C1 〜C4 アルキルスルホニル、C
1 〜C4 ハロアルキルスルホニル、ベンゾイル、C1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンゾ
イル、あるいはベンジル、またはC1 〜C4 アルキルに
より、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲン
により単置換〜三置換されているベンジルである〕;あ
るいはR6 は−OR20であり〔ここでR20は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
【化42】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、
ル、
【化43】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルケニルオキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、ジ−C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ア
ルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、C
1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アルキル、
C4 アルケニルオキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、ジ−C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ア
ルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、C
1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アルキル、
【化44】 、C1 〜C4 アルキル−C(O−C1 〜C4 アルキル)
2 −C1 〜C8 アルキル、
2 −C1 〜C8 アルキル、
【化45】 、またはフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジニ
ル、ピラジニルもしくはピリダジニルであって、前記芳
香族環および複素環式芳香族環はC1 〜C4 アルキルに
より、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲン
により単置換〜三置換されていてもよく;またはR20は
R21XC(O)−C1 〜C8 アルキルまたは
ル、ピラジニルもしくはピリダジニルであって、前記芳
香族環および複素環式芳香族環はC1 〜C4 アルキルに
より、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲン
により単置換〜三置換されていてもよく;またはR20は
R21XC(O)−C1 〜C8 アルキルまたは
【化46】 であり;Xは酸素、硫黄またはR22Nであり;R21は水
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C
6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換
されているベンジルであり;そしてR22は水素、C1 〜
C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニルである〕;あ
るいはR6 は−S(O)m R30であり〔ここでmは0,
1または2であり;R30は水素、C1 〜C8 アルキル、
C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C1 〜
C8 ハロアルキル、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C
4 アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アル
キル、C1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アル
キル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているフェニル、ベンジル、C1 〜C4 アル
キルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハ
ロゲンにより単置換〜三置換されているベンジル、また
はR31VC(O)−C1 〜C4 アルキルであり;Vは酸
素、硫黄またはR32Nであり;R31は水素、C1 〜C8
アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1
〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、フェニル、
C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルに
よりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されている
フェニル、ベンジル、または、C1 〜C4 アルキルによ
り、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンに
より単置換〜三置換されているベンジルであり;R32は
水素、C1 〜C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニル
である〕;あるいはR6 は
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C
6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換
されているベンジルであり;そしてR22は水素、C1 〜
C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニルである〕;あ
るいはR6 は−S(O)m R30であり〔ここでmは0,
1または2であり;R30は水素、C1 〜C8 アルキル、
C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C1 〜
C8 ハロアルキル、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C
4 アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アル
キル、C1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アル
キル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているフェニル、ベンジル、C1 〜C4 アル
キルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハ
ロゲンにより単置換〜三置換されているベンジル、また
はR31VC(O)−C1 〜C4 アルキルであり;Vは酸
素、硫黄またはR32Nであり;R31は水素、C1 〜C8
アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1
〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、フェニル、
C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルに
よりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されている
フェニル、ベンジル、または、C1 〜C4 アルキルによ
り、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンに
より単置換〜三置換されているベンジルであり;R32は
水素、C1 〜C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニル
である〕;あるいはR6 は
【化47】 であり〔ここでR33は水素、C1 〜C8 アルキル、C3
〜C8 アルケニルまたはC3 〜C8 アルキニルであり;
R34は水素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニルまたはC1 〜C4 アルキルカ
ルボニルである〕;あるいはR6 は−COR40であり
〔ここでR40は水素、塩素、C1 〜C8 アルキル、C2
〜C8 アルケニル、C2〜C8 アルキニル、C1 〜C8
ハロアルキル、C2 〜C8 ハロアルケニル、C3〜C6
シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
ある〕;あるいはR6 は−COYR50であり〔ここでY
は酸素、硫黄、R51NまたはR54ONであり;R50は水
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
〜C8 アルケニルまたはC3 〜C8 アルキニルであり;
R34は水素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニルまたはC1 〜C4 アルキルカ
ルボニルである〕;あるいはR6 は−COR40であり
〔ここでR40は水素、塩素、C1 〜C8 アルキル、C2
〜C8 アルケニル、C2〜C8 アルキニル、C1 〜C8
ハロアルキル、C2 〜C8 ハロアルケニル、C3〜C6
シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
ある〕;あるいはR6 は−COYR50であり〔ここでY
は酸素、硫黄、R51NまたはR54ONであり;R50は水
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
【化48】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、シアノ−C1 〜C1 アル
キル、C3 〜C6 シクロアルキル、
キル、C3 〜C6 シクロアルキル、
【化49】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルキルチオ−C1〜C4 アルキル、フェニル、C
1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによ
りもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されているフ
ェニル、ベンジル、またはC1 〜C4 アルキルにより、
C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより
単置換〜三置換されているベンジルであり、あるいはC
1 〜C8 アルキルカルボニル−C1 〜C4 アルキル、R
52ZC(O)−C1 〜C6 アルキルまたはR52ZC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキルであり;Zは酸素、
硫黄、R53NまたはR55ONであり;R52は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
C4 アルキルチオ−C1〜C4 アルキル、フェニル、C
1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによ
りもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されているフ
ェニル、ベンジル、またはC1 〜C4 アルキルにより、
C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより
単置換〜三置換されているベンジルであり、あるいはC
1 〜C8 アルキルカルボニル−C1 〜C4 アルキル、R
52ZC(O)−C1 〜C6 アルキルまたはR52ZC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキルであり;Zは酸素、
硫黄、R53NまたはR55ONであり;R52は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、
【化50】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、
ル、
【化51】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
あり;R51およびR53は互いに独立にC1 〜C8 アルキ
ル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C
1 〜C8 ハロアルキル、C1 〜C4 アルキルカルボニ
ル、C1 〜C4 ハロアルキルカルボニル、C1 〜C4 ア
ルキルスルホニル、C1〜C4 ハロアルキルスルホニ
ル、ベンゾイル、C1 〜C4 アルキルにより、C1〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているベンゾイル、ベンジル、またはC1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジ
ルであり;R54およびR55は互いに独立にC1 〜C4 ア
ルキルである〕;あるいはR6 はB−C1 〜C8 アルキ
ル、B−C1 〜C8 ハロアルキル、B−C2 〜C8 アル
ケニル、B−C2 〜C8 アルキニル、B−C2 〜C8 ハ
ロアルケニル、B−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキルまたはB−C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C
4 アルキルであり;そしてBは水素、R52ZC(O)
−、シアノまたはC1 〜C4 アルキルカルボニルであ
る〕;X1 およびX2 は互いに独立に酸素または硫黄で
あり;R60は水素またはC1 〜C4 アルキルであり;R
61は水素、C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、
ベンジル、ハロゲンにより置換されたベンジル、C1 〜
C6 ハロアルキル、C3 〜C6 ハロアルケニル、C1 〜
C4 アルキル−C(O)−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、
HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、ClC(O)−C
1 〜C6 アルキル、C1 〜C6アルコキシカルボニル−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロアルコキシカルボ
ニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキ
シカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルキ
ニルオキシカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C1 〜C
6 アルキルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキル、C3
〜C6 アルケニルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−C1 〜C6
アルキル、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−C(O)−C
1 〜C6 アルキル、R62R63NC(O)−C1 〜C6 ア
ルキル、
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
あり;R51およびR53は互いに独立にC1 〜C8 アルキ
ル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C
1 〜C8 ハロアルキル、C1 〜C4 アルキルカルボニ
ル、C1 〜C4 ハロアルキルカルボニル、C1 〜C4 ア
ルキルスルホニル、C1〜C4 ハロアルキルスルホニ
ル、ベンゾイル、C1 〜C4 アルキルにより、C1〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているベンゾイル、ベンジル、またはC1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジ
ルであり;R54およびR55は互いに独立にC1 〜C4 ア
ルキルである〕;あるいはR6 はB−C1 〜C8 アルキ
ル、B−C1 〜C8 ハロアルキル、B−C2 〜C8 アル
ケニル、B−C2 〜C8 アルキニル、B−C2 〜C8 ハ
ロアルケニル、B−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキルまたはB−C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C
4 アルキルであり;そしてBは水素、R52ZC(O)
−、シアノまたはC1 〜C4 アルキルカルボニルであ
る〕;X1 およびX2 は互いに独立に酸素または硫黄で
あり;R60は水素またはC1 〜C4 アルキルであり;R
61は水素、C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、
ベンジル、ハロゲンにより置換されたベンジル、C1 〜
C6 ハロアルキル、C3 〜C6 ハロアルケニル、C1 〜
C4 アルキル−C(O)−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、
HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、ClC(O)−C
1 〜C6 アルキル、C1 〜C6アルコキシカルボニル−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロアルコキシカルボ
ニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキ
シカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルキ
ニルオキシカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C1 〜C
6 アルキルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキル、C3
〜C6 アルケニルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−C1 〜C6
アルキル、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−C(O)−C
1 〜C6 アルキル、R62R63NC(O)−C1 〜C6 ア
ルキル、
【化52】 、C1 〜C4 アルコキシカルボニル、C3 〜C6 アルケ
ニルオキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカ
ルボニル、オキセタニルオキシカルボニル、HOC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコ
キシカルボニル−C3〜C6 シクロアルキル、C3 〜C
6 アルケニルオキシカルボニル−C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボニル−C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C6 アルキルチオ−C1 〜
C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−
C3 〜C6 シクロアルキルまたはClC(O)−C3 〜
C6 シクロアルキルであり;R62は水素、C1 〜C6 ア
ルキル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニ
ル、C1 〜C6 ハロアルキル、ベンジル、フェニル、ま
たはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりもしく
はC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換されて
いるフェニルであり;R63はR62の意味を有するか、あ
るいはC3 〜C6 シクロアルキル、C3 〜C6 ハロシク
ロアルキル、フェニル、またはハロゲンにより、C1 〜
C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキルに
より単置換〜三置換されているフェニルであり;n1 は
0,1,2,3または4であり;R70は水素、ハロゲ
ン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アミノまた
はC1 〜C4 ハロアルコキシであり;A1 −B1 は下記
の基
ニルオキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカ
ルボニル、オキセタニルオキシカルボニル、HOC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコ
キシカルボニル−C3〜C6 シクロアルキル、C3 〜C
6 アルケニルオキシカルボニル−C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボニル−C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C6 アルキルチオ−C1 〜
C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−
C3 〜C6 シクロアルキルまたはClC(O)−C3 〜
C6 シクロアルキルであり;R62は水素、C1 〜C6 ア
ルキル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニ
ル、C1 〜C6 ハロアルキル、ベンジル、フェニル、ま
たはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりもしく
はC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換されて
いるフェニルであり;R63はR62の意味を有するか、あ
るいはC3 〜C6 シクロアルキル、C3 〜C6 ハロシク
ロアルキル、フェニル、またはハロゲンにより、C1 〜
C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキルに
より単置換〜三置換されているフェニルであり;n1 は
0,1,2,3または4であり;R70は水素、ハロゲ
ン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アミノまた
はC1 〜C4 ハロアルコキシであり;A1 −B1 は下記
の基
【化53】 であって、前記の炭素原子2が酸素原子に結合してお
り;R71は水素またはC1 〜C6 アルキルであり;R72
は水素、シアノ、C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロ
アルキル、シアノ−C1 〜C4 アルキル、ヒドロキシ−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシ−C1 〜C
6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキシ−C1 〜C4
アルキル、C3 〜C6 アルキニルオキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C6 アルキルカルボニルオキシ−C1 〜
C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシカルボニル−C1
〜C 6 アルキル、HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、
ClC(O)−C1 〜C6 アルキル、カルボキシル、C
lC(O)−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、C1〜
C6 ハロアルコキシカルボニル、C3 〜C6 アルケニル
オキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボ
ニル、C3 〜C6 シクロアルコキシカルボニル、C1 〜
C6 アルコキシ−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、ベ
ンジルオキシカルボニル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジルオキシカルボニル、C1 〜C4 ア
ルコキシカルボニル、HOC(S)−、C1 〜C6 アル
キルチオ−C(O)−、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−
C(O)−、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−、
C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−、ベンジルチオ
−C(O)−、ベンジル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジル、またはR73R74NC(O)−、
フェノキシカルボニルもしくはフェニル−C1 〜C6 ア
ルキルであって、前記フェニル環はハロゲンにより、C
1 〜C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキ
ルにより置換されてもよく、あるいはNH2C(S)−
またはOHC−であり;R73は水素、C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、ベ
ンジル、ハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりも
しくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換さ
れているベンジル、またはC1 〜C6 ハロアルキルであ
る}、または前記式Iの化合物のピラゾールN−オキシ
ド、作物栽培学上許容される塩もしくは立体異性体であ
って、下式
り;R71は水素またはC1 〜C6 アルキルであり;R72
は水素、シアノ、C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロ
アルキル、シアノ−C1 〜C4 アルキル、ヒドロキシ−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシ−C1 〜C
6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキシ−C1 〜C4
アルキル、C3 〜C6 アルキニルオキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C6 アルキルカルボニルオキシ−C1 〜
C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシカルボニル−C1
〜C 6 アルキル、HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、
ClC(O)−C1 〜C6 アルキル、カルボキシル、C
lC(O)−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、C1〜
C6 ハロアルコキシカルボニル、C3 〜C6 アルケニル
オキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボ
ニル、C3 〜C6 シクロアルコキシカルボニル、C1 〜
C6 アルコキシ−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、ベ
ンジルオキシカルボニル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジルオキシカルボニル、C1 〜C4 ア
ルコキシカルボニル、HOC(S)−、C1 〜C6 アル
キルチオ−C(O)−、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−
C(O)−、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−、
C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−、ベンジルチオ
−C(O)−、ベンジル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジル、またはR73R74NC(O)−、
フェノキシカルボニルもしくはフェニル−C1 〜C6 ア
ルキルであって、前記フェニル環はハロゲンにより、C
1 〜C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキ
ルにより置換されてもよく、あるいはNH2C(S)−
またはOHC−であり;R73は水素、C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、ベ
ンジル、ハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりも
しくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換さ
れているベンジル、またはC1 〜C6 ハロアルキルであ
る}、または前記式Iの化合物のピラゾールN−オキシ
ド、作物栽培学上許容される塩もしくは立体異性体であ
って、下式
【化54】 の化合物を除いた化合物に関する。
【0005】上述した定義において、ハロゲンはヨウ
素、好ましくはフッ素、塩素および臭素を意味すると解
釈すべきである。
素、好ましくはフッ素、塩素および臭素を意味すると解
釈すべきである。
【0006】置換基の定義において、アルキル、アルケ
ニルおよびアルキニル基は直鎖または分枝鎖であること
ができ、そしてこれはアルキルカルボニル、ヒドロキシ
アルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アル
コキシアルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチ
オ−C(O)、アルケニルチオ−C(O)、アルキニル
チオ−C(O)、アルキルスルホニル、アルキルアミノ
アルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルボ
ニルアルキル、B−C1 〜C8 アルキル、B−C2 〜C
8 アルケニル、B−C2 〜C8 アルキニル、HOC
(O)−C1 〜C6アルキル、ClC(O)−C1 〜C
6 アルキル、フェニル−C1 〜C6 アルキル、アルキル
カルボニルオキシアルキル、R21XC(O)−C1 〜C
8 アルキル、R31VC(O)−C1 〜C4 アルキル、R
52ZC(O)−C1 〜C6 アルキルおよびR62R63N−
C(O)−C1 〜C6 アルキル基のアルキル、アルケニ
ルおよびアルキニル成分にも当てはまる。
ニルおよびアルキニル基は直鎖または分枝鎖であること
ができ、そしてこれはアルキルカルボニル、ヒドロキシ
アルキル、シアノアルキル、アルコキシアルキル、アル
コキシアルコキシアルキル、アルキルチオ、アルキルチ
オ−C(O)、アルケニルチオ−C(O)、アルキニル
チオ−C(O)、アルキルスルホニル、アルキルアミノ
アルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルカルボ
ニルアルキル、B−C1 〜C8 アルキル、B−C2 〜C
8 アルケニル、B−C2 〜C8 アルキニル、HOC
(O)−C1 〜C6アルキル、ClC(O)−C1 〜C
6 アルキル、フェニル−C1 〜C6 アルキル、アルキル
カルボニルオキシアルキル、R21XC(O)−C1 〜C
8 アルキル、R31VC(O)−C1 〜C4 アルキル、R
52ZC(O)−C1 〜C6 アルキルおよびR62R63N−
C(O)−C1 〜C6 アルキル基のアルキル、アルケニ
ルおよびアルキニル成分にも当てはまる。
【0007】アルキル基は、例えば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 sec−ブチ
ル、イソブチル、tert−ブチル並びに様々な異性体のペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基である。
メチル、エチル、n−プロピルおよびn−ブチルが好ま
しい。例えば、R1 はn−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、 sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチルで
あり、好ましくはメチルおよびエチルであり、特に好ま
しくはメチルである。
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 sec−ブチ
ル、イソブチル、tert−ブチル並びに様々な異性体のペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチル基である。
メチル、エチル、n−プロピルおよびn−ブチルが好ま
しい。例えば、R1 はn−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、 sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチルで
あり、好ましくはメチルおよびエチルであり、特に好ま
しくはメチルである。
【0008】アルケニルの例として挙げることができる
のは、ビニル、アリル、メタリル、1−メチルビニル、
ブタ−2−エン−1−イル、ペンテニル、2−ヘキセニ
ル、3−ヘプテニルおよび4−オクテニルであり、好ま
しくは炭素原子数3〜5の鎖長を有するアルケニル基で
ある。
のは、ビニル、アリル、メタリル、1−メチルビニル、
ブタ−2−エン−1−イル、ペンテニル、2−ヘキセニ
ル、3−ヘプテニルおよび4−オクテニルであり、好ま
しくは炭素原子数3〜5の鎖長を有するアルケニル基で
ある。
【0009】アルキニルの例として挙げることができる
のは、エチニル、プロパルギル、1−メチルプロパルギ
ル、3−ブチニル、ブタ−2−イン−1−イル、2−メ
チルブチン−2−イル、ブタ−3−イン−2−イル、1
−ペンチニル、ペンタ−4−イン−1−イルまたは2−
ヘキシニルであり、好ましくは炭素原子数2〜4の鎖長
を有するアルキニル基である。
のは、エチニル、プロパルギル、1−メチルプロパルギ
ル、3−ブチニル、ブタ−2−イン−1−イル、2−メ
チルブチン−2−イル、ブタ−3−イン−2−イル、1
−ペンチニル、ペンタ−4−イン−1−イルまたは2−
ヘキシニルであり、好ましくは炭素原子数2〜4の鎖長
を有するアルキニル基である。
【0010】ハロアルキルとして適当なのは、ハロゲン
により、具体的にはヨウ素、特にフッ素、塩素および臭
素を意味するハロゲンにより単置換もしくは多置換され
ている、特に単置換〜三置換されているアルキル基であ
り、例えばフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリク
ロロメチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロ
エチル、2−クロロエチル、2,2−ジクロロエチル、
2,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,2−ト
リクロロエチルである。
により、具体的にはヨウ素、特にフッ素、塩素および臭
素を意味するハロゲンにより単置換もしくは多置換され
ている、特に単置換〜三置換されているアルキル基であ
り、例えばフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフ
ルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリク
ロロメチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロ
エチル、2−クロロエチル、2,2−ジクロロエチル、
2,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,2−ト
リクロロエチルである。
【0011】シアノアルキルは、例えば、シアノメチ
ル、シアノエチル、シアノエタ−1−イルおよびシアノ
プロピルである。ヒドロキシアルキルは、例えば、ヒド
ロキシメチル、2−ヒドロキシエチルおよび3−ヒドロ
キシプロピルである。アルケニルオキシアルキルは、例
えば、アリルオキシアルキル、メタリルオキシアルキル
およびブタ−2−エン−1−イルオキシアルキルであ
る。アルキニルオキシアルキルは、例えば、プロパルギ
ルオキシアルキルおよび1−メチルプロパルギルオキシ
アルキルである。
ル、シアノエチル、シアノエタ−1−イルおよびシアノ
プロピルである。ヒドロキシアルキルは、例えば、ヒド
ロキシメチル、2−ヒドロキシエチルおよび3−ヒドロ
キシプロピルである。アルケニルオキシアルキルは、例
えば、アリルオキシアルキル、メタリルオキシアルキル
およびブタ−2−エン−1−イルオキシアルキルであ
る。アルキニルオキシアルキルは、例えば、プロパルギ
ルオキシアルキルおよび1−メチルプロパルギルオキシ
アルキルである。
【0012】アルコキシカルボニルは、例えば、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニルおよびn−ブトキ
シカルボニルであり、好ましくはメトキシカルボニルお
よびエトキシカルボニルである。アルケニルオキシカル
ボニルは、例えば、アリルオキシカルボニル、メタリル
オキシカルボニル、ブタ−2−エン−1−イルオキシカ
ルボニル、ペンテニルオキシカルボニルおよび2−ヘキ
セニルオキシカルボニルである。アルキニルオキシカル
ボニルは、例えば、プロパルギルオキシカルボニル、3
−ブチニルオキシカルボニル、ブタ−2−イン−1−イ
ルオキシカルボニルおよび2−メチルブチン−2−イル
オキシカルボニルである。
シカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニルおよびn−ブトキ
シカルボニルであり、好ましくはメトキシカルボニルお
よびエトキシカルボニルである。アルケニルオキシカル
ボニルは、例えば、アリルオキシカルボニル、メタリル
オキシカルボニル、ブタ−2−エン−1−イルオキシカ
ルボニル、ペンテニルオキシカルボニルおよび2−ヘキ
セニルオキシカルボニルである。アルキニルオキシカル
ボニルは、例えば、プロパルギルオキシカルボニル、3
−ブチニルオキシカルボニル、ブタ−2−イン−1−イ
ルオキシカルボニルおよび2−メチルブチン−2−イル
オキシカルボニルである。
【0013】ハロアルケニルとして適当なのは、ハロゲ
ンにより、具体的にはフッ素、ヨウ素、特にフッ素およ
び塩素を意味するハロゲンにより単置換もしくは多置換
されているアルケニル基であり、例えば2−および3−
フルオロプロペニル、2−および3−クロロプロペニ
ル、2−および3−ブロモプロペニル、2,3,3−ト
リフルオロプロペニル、2,3,3−トリクロロプロペ
ニル、4,4,4−トリフルオロブタ−2−エン−1−
イルおよび4,4,4−トリクロロブタ−2−エン−1
−イルである。ハロゲンにより単置換、二置換または三
置換されているアルケニル基の中で好ましいのは、炭素
原子数3または4の鎖長を有するものである。飽和また
は不飽和炭素原子上のアルケニル基がハロゲンにより置
換され得る。
ンにより、具体的にはフッ素、ヨウ素、特にフッ素およ
び塩素を意味するハロゲンにより単置換もしくは多置換
されているアルケニル基であり、例えば2−および3−
フルオロプロペニル、2−および3−クロロプロペニ
ル、2−および3−ブロモプロペニル、2,3,3−ト
リフルオロプロペニル、2,3,3−トリクロロプロペ
ニル、4,4,4−トリフルオロブタ−2−エン−1−
イルおよび4,4,4−トリクロロブタ−2−エン−1
−イルである。ハロゲンにより単置換、二置換または三
置換されているアルケニル基の中で好ましいのは、炭素
原子数3または4の鎖長を有するものである。飽和また
は不飽和炭素原子上のアルケニル基がハロゲンにより置
換され得る。
【0014】アルコキシアルコキシカルボニルは、例え
ば、メトキシメトキシカルボニル、エトキシメトキシカ
ルボニル、エトキシエトキシカルボニル、プロポキシメ
トキシカルボニル、プロポキシエトキシカルボニル、プ
ロポキシプロポキシカルボニルおよびブトキシエトキシ
カルボニルである。
ば、メトキシメトキシカルボニル、エトキシメトキシカ
ルボニル、エトキシエトキシカルボニル、プロポキシメ
トキシカルボニル、プロポキシエトキシカルボニル、プ
ロポキシプロポキシカルボニルおよびブトキシエトキシ
カルボニルである。
【0015】ハロアルコキシは、例えば、フルオロメト
キシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−
テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−
クロロエトキシおよび2,2,2−トリクロロエトキシ
である。
キシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−
テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−
クロロエトキシおよび2,2,2−トリクロロエトキシ
である。
【0016】置換基として適当であるシクロアルキル基
は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチルおよびシクロヘキシルである。置換基として適当
であるシクロアルコキシカルボニル基は、例えば、シク
ロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカル
ボニル、シクロペンチルオキシカルボニルおよびシクロ
ヘキシルオキシカルボニルである。
は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチルおよびシクロヘキシルである。置換基として適当
であるシクロアルコキシカルボニル基は、例えば、シク
ロプロピルオキシカルボニル、シクロブチルオキシカル
ボニル、シクロペンチルオキシカルボニルおよびシクロ
ヘキシルオキシカルボニルである。
【0017】置換基として適当であるハロシクロアルキ
ル基は、例えば、モノハロゲン化、ジハロゲン化または
過ハロゲン化までのハロゲン化シクロアルキル基、例え
ばフルオロシクロプロピル、2,2−ジクロロシクロプ
ロピル、ペルフルオロシクロペンチルまたはペンタクロ
ロシクロヘキシルである。
ル基は、例えば、モノハロゲン化、ジハロゲン化または
過ハロゲン化までのハロゲン化シクロアルキル基、例え
ばフルオロシクロプロピル、2,2−ジクロロシクロプ
ロピル、ペルフルオロシクロペンチルまたはペンタクロ
ロシクロヘキシルである。
【0018】アルコキシアルコキシアルキルは、例え
ば、メトキシメトキシメチル、エトキシメトキシエチ
ル、エトキシエトキシメチル、プロポキシメトキシメチ
ル、プロポキシエトキシエチル、プロポキシプロポキシ
メチル、ブトキシエトキシエチルおよびブトキシブトキ
シエチルである。
ば、メトキシメトキシメチル、エトキシメトキシエチ
ル、エトキシエトキシメチル、プロポキシメトキシメチ
ル、プロポキシエトキシエチル、プロポキシプロポキシ
メチル、ブトキシエトキシエチルおよびブトキシブトキ
シエチルである。
【0019】アルキルチオは、例えば、メチルチオ、エ
チルチオ、プロピルチオおよびブチルチオ、並びにそれ
らの分枝異性体である。アルキルチオアルキルは、例え
ば、メチルチオエチル、エチルチオエチル、メチルチオ
プロピルおよびエチルチオプロピルである。
チルチオ、プロピルチオおよびブチルチオ、並びにそれ
らの分枝異性体である。アルキルチオアルキルは、例え
ば、メチルチオエチル、エチルチオエチル、メチルチオ
プロピルおよびエチルチオプロピルである。
【0020】アルキルチオカルボニルアルキルは、例え
ば、メチルチオカルボニルアルキル、エチルチオカルボ
ニルアルキル、n−プロピルチオカルボニルアルキル、
イソプロピルチオカルボニルアルキルおよびn−ブチル
チオカルボニルアルキルである。
ば、メチルチオカルボニルアルキル、エチルチオカルボ
ニルアルキル、n−プロピルチオカルボニルアルキル、
イソプロピルチオカルボニルアルキルおよびn−ブチル
チオカルボニルアルキルである。
【0021】アルケニルチオカルボニルアルキルは、例
えば、アリルチオカルボニルアルキル、メタリルチオカ
ルボニルアルキル、ブタ−2−エン−1−イルチオカル
ボニルアルキル、ペンテニルチオカルボニルアルキルお
よび2−ヘキセニルチオカルボニルアルキルである。
えば、アリルチオカルボニルアルキル、メタリルチオカ
ルボニルアルキル、ブタ−2−エン−1−イルチオカル
ボニルアルキル、ペンテニルチオカルボニルアルキルお
よび2−ヘキセニルチオカルボニルアルキルである。
【0022】アルキニルチオカルボニルアルキルは、例
えば、プロパルギルチオカルボニルアルキル、1−メチ
ルプロパルギルチオカルボニルアルキルおよびブタ−2
−イン−1−イルチオカルボニルアルキルである。
えば、プロパルギルチオカルボニルアルキル、1−メチ
ルプロパルギルチオカルボニルアルキルおよびブタ−2
−イン−1−イルチオカルボニルアルキルである。
【0023】ハロアルキルチオ−C(O)−は、例え
ば、フルオロメチルチオカルボニル、ジフルオロメチル
チオカルボニル、トリフルオロメチルチオカルボニル、
2,2,2−トリフルオロエチルチオカルボニル、1,
1,2,2−テトラフルオロエチルチオカルボニル、2
−フルオロエチルチオカルボニル、2−クロロエチルチ
オカルボニルおよび2,2,2−トリクロロエチルチオ
カルボニルである。
ば、フルオロメチルチオカルボニル、ジフルオロメチル
チオカルボニル、トリフルオロメチルチオカルボニル、
2,2,2−トリフルオロエチルチオカルボニル、1,
1,2,2−テトラフルオロエチルチオカルボニル、2
−フルオロエチルチオカルボニル、2−クロロエチルチ
オカルボニルおよび2,2,2−トリクロロエチルチオ
カルボニルである。
【0024】置換基の一部としてのフェニル、ベンジル
またはベンゾイル、例えば、フェノキシ、フェニルチ
オ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、フェノキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、フェノキシカルボニ
ルアルキル、ベンジルオキシカルボニルアルキル、ベン
ゾイルアミノまたはベンジルアミノは、置換形または非
置換形である。この場合、前記置換基はオルト、メタま
たはパラ位にあることができる。置換基の例はC1 〜C
4 アルキル、ハロゲンまたはC1 〜C4 ハロアルキルで
ある。
またはベンゾイル、例えば、フェノキシ、フェニルチ
オ、ベンジルオキシ、ベンジルチオ、フェノキシカルボ
ニル、ベンジルオキシカルボニル、フェノキシカルボニ
ルアルキル、ベンジルオキシカルボニルアルキル、ベン
ゾイルアミノまたはベンジルアミノは、置換形または非
置換形である。この場合、前記置換基はオルト、メタま
たはパラ位にあることができる。置換基の例はC1 〜C
4 アルキル、ハロゲンまたはC1 〜C4 ハロアルキルで
ある。
【0025】対応する意味は、複合語の定義、例えばア
ルコキシ−C(O)−CH2 −、HOC(O)−アルコ
キシ、ClC(O)−アルコキシ、アルコキシカルボニ
ルアルコキシ、HOC(O)−アルキルチオ、アルコキ
シカルボニルアルキルチオ、ハロアルキルカルボニル、
ハロアルキルスルホニル、R52ZC(O)−シクロアル
キル、B−ハロアルキル、B−ハロアルケニル、B−ア
ルコキシアルキル、B−アルキルチオアルキル、アルコ
キシカルボニルアルキル、ハロアルコキシカルボニルア
ルキル、アルケニルオキシカルボニルアルキル、アルキ
ニルオキシカルボニルシクロアルキル、アルケニルチオ
−C(O)−シクロアルキル、ClC(O)−シクロア
ルキル、ClC(O)−アルコキシカルボニル、ハロア
ルコキシカルボニル、アルキニルオキシカルボニル、ハ
ロアルキルチオ−C(O)−アルキル、HOC(O)−
シクロアルキル、アルコキシカルボニルシクロアルキル
およびアルケニルオキシカルボニルシクロアルキル、に
おいても適用することができる。
ルコキシ−C(O)−CH2 −、HOC(O)−アルコ
キシ、ClC(O)−アルコキシ、アルコキシカルボニ
ルアルコキシ、HOC(O)−アルキルチオ、アルコキ
シカルボニルアルキルチオ、ハロアルキルカルボニル、
ハロアルキルスルホニル、R52ZC(O)−シクロアル
キル、B−ハロアルキル、B−ハロアルケニル、B−ア
ルコキシアルキル、B−アルキルチオアルキル、アルコ
キシカルボニルアルキル、ハロアルコキシカルボニルア
ルキル、アルケニルオキシカルボニルアルキル、アルキ
ニルオキシカルボニルシクロアルキル、アルケニルチオ
−C(O)−シクロアルキル、ClC(O)−シクロア
ルキル、ClC(O)−アルコキシカルボニル、ハロア
ルコキシカルボニル、アルキニルオキシカルボニル、ハ
ロアルキルチオ−C(O)−アルキル、HOC(O)−
シクロアルキル、アルコキシカルボニルシクロアルキル
およびアルケニルオキシカルボニルシクロアルキル、に
おいても適用することができる。
【0026】R20の定義の中の基
【化55】 は、R21XC(O)により置換されたC1 〜C6 アルキ
レン鎖が、6つの炭素原子上のうちの1つの上でフェニ
ルにより更に置換されていることを意味する。
レン鎖が、6つの炭素原子上のうちの1つの上でフェニ
ルにより更に置換されていることを意味する。
【0027】R61の定義の中の基
【化56】 は、HOC(O)−、C1 〜C4 アルコキシ−C(O)
−、C3 〜C6 アルケニルオキシ−C(O)−またはC
3 〜C6 アルキニルオキシ−C(O)−により置換され
たC1 〜C6 アルキレン鎖が、6つの炭素原子上のうち
の1つの上でフェニル(C6H5)により更に置換されてい
ることを意味する。
−、C3 〜C6 アルケニルオキシ−C(O)−またはC
3 〜C6 アルキニルオキシ−C(O)−により置換され
たC1 〜C6 アルキレン鎖が、6つの炭素原子上のうち
の1つの上でフェニル(C6H5)により更に置換されてい
ることを意味する。
【0028】シアノアルキル、アルキルカルボニル、ア
ルコキシカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルキ
ルカルボニルオキシ、アルコキシアルコキシカルボニ
ル、アルキルチオカルボニルおよびシクロアルコキシカ
ルボニルの定義において、シアノまたはカルボニル炭素
原子は各場合に与えられる炭素原子数の下限と上限に含
まれない。
ルコキシカルボニル、ハロアルキルカルボニル、アルキ
ルカルボニルオキシ、アルコキシアルコキシカルボニ
ル、アルキルチオカルボニルおよびシクロアルコキシカ
ルボニルの定義において、シアノまたはカルボニル炭素
原子は各場合に与えられる炭素原子数の下限と上限に含
まれない。
【0029】例えばR5 の定義の中の、ハロゲンによ
り、C1 〜C4 アルキルによりまたはC1 〜C4 ハロア
ルキルにより単置換〜三置換されているベンジルオキシ
は、芳香環がハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによ
りまたはC1 〜C4 ハロアルキルにより置換されている
ことを意味する。例えばR10,R11およびR72の定義の
中の、単置換〜三置換されているベンジルおよびベンジ
ルオキシカルボニルにも同じことが当てはまる。
り、C1 〜C4 アルキルによりまたはC1 〜C4 ハロア
ルキルにより単置換〜三置換されているベンジルオキシ
は、芳香環がハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによ
りまたはC1 〜C4 ハロアルキルにより置換されている
ことを意味する。例えばR10,R11およびR72の定義の
中の、単置換〜三置換されているベンジルおよびベンジ
ルオキシカルボニルにも同じことが当てはまる。
【0030】式Iの化合物は一般に、ピラゾール環の3
位と5位で基Wにより置換されている異性体Iaおよび
Ibから成る混合物の形で存在する。
位と5位で基Wにより置換されている異性体Iaおよび
Ibから成る混合物の形で存在する。
【化57】 異性体比Ia/Ibは合成方法によって異なり得る。
【0031】酸性水素を有する式Iの化合物、特にカル
ボン酸基およびスルホンアミド基(例えば、カルボキシ
ルで置換されたアルキル、アルキレン、アルコキシ、ア
ルキルチオ、シクロアルキルおよびフェニル基、並びに
NH2SO2で置換されたフェニル基)を有する誘導体が、塩
基と共に形成することのできる塩も本発明の部分を構成
する。それらの塩は、例えば、アルカリ金属塩、例えば
ナトリウム塩およびカリウム塩;アルカリ土類金属塩、
例えばカルシウム塩およびマグネシウム塩;アンモニウ
ム塩、即ち無置換のアンモニウム塩および単置換もしく
は多置換アンモニウム塩、例えばトリエチルアンモニウ
ム塩およびメチルアンモニウム塩;または他の有機塩基
との塩である。
ボン酸基およびスルホンアミド基(例えば、カルボキシ
ルで置換されたアルキル、アルキレン、アルコキシ、ア
ルキルチオ、シクロアルキルおよびフェニル基、並びに
NH2SO2で置換されたフェニル基)を有する誘導体が、塩
基と共に形成することのできる塩も本発明の部分を構成
する。それらの塩は、例えば、アルカリ金属塩、例えば
ナトリウム塩およびカリウム塩;アルカリ土類金属塩、
例えばカルシウム塩およびマグネシウム塩;アンモニウ
ム塩、即ち無置換のアンモニウム塩および単置換もしく
は多置換アンモニウム塩、例えばトリエチルアンモニウ
ム塩およびメチルアンモニウム塩;または他の有機塩基
との塩である。
【0032】塩形成試薬としてアルカリ金属水酸化物お
よびアルカリ土類金属水酸化物の中でも重要な物質は、
例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ムまたはカルシウムの水酸化物であるが、特にはナトリ
ウムおよびカリウムの水酸化物である。
よびアルカリ土類金属水酸化物の中でも重要な物質は、
例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ムまたはカルシウムの水酸化物であるが、特にはナトリ
ウムおよびカリウムの水酸化物である。
【0033】アンモニウム塩の形成に適当であるアミン
の考えられる例は、アンモニア、更には第一、第二およ
び第三級C1 〜C18アルキルアミン、C1 〜C4 ヒドロ
キシアルキルアミンおよびC2 〜C4 アルコキシアルキ
ルアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、4種の異性体形ブ
チルアミン、n−アミルアミン、イソアミルアミン、ヘ
キシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニ
ルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサ
デシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミ
ン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、
メチルヘキシルアミン、メチルノニルアミン、メチルペ
ンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチル
ブチルアミン、エチルヘプチルアミン、エチルオクチル
アミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルア
ミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルア
ミン、ジ−n−アミルアミン、ジイソアミルアミン、ジ
ヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミ
ン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソ
プロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N
−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールア
ミン、アリルアミン、n−ブテニル−2−アミン、n−
ペンテニル−2−アミン、2,3−ジメチルブテニル−
2−アミン、ジブテニル−2−アミン、n−ヘキセニル
−2−アミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ト
リイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ
イソブチルアミン、トリ−sec −ブチルアミン、トリ−
n−アミルアミン、メトキシエチルアミンおよびエトキ
シエチルアミン;複素環式アミン、例えばピリジン、キ
ノリン、イソキノリン、モルホリン、チオモルホリン、
ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジンお
よびアゼピン;第一級アリールアミン、例えばアニリ
ン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o,m,p
−トルイジン、フェニレンジアミン、ベンジジン、ナフ
チルアミンおよびo,m,p−クロロアニリンである
が、特にはトリエチルアミン、イソプロピルアミンおよ
びジイソプロピルアミンである。
の考えられる例は、アンモニア、更には第一、第二およ
び第三級C1 〜C18アルキルアミン、C1 〜C4 ヒドロ
キシアルキルアミンおよびC2 〜C4 アルコキシアルキ
ルアミン、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、4種の異性体形ブ
チルアミン、n−アミルアミン、イソアミルアミン、ヘ
キシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニ
ルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサ
デシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミ
ン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、
メチルヘキシルアミン、メチルノニルアミン、メチルペ
ンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチル
ブチルアミン、エチルヘプチルアミン、エチルオクチル
アミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルア
ミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロ
ピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジ−n−ブチルア
ミン、ジ−n−アミルアミン、ジイソアミルアミン、ジ
ヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミ
ン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、イソ
プロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N
−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールア
ミン、アリルアミン、n−ブテニル−2−アミン、n−
ペンテニル−2−アミン、2,3−ジメチルブテニル−
2−アミン、ジブテニル−2−アミン、n−ヘキセニル
−2−アミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ト
リイソプロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ
イソブチルアミン、トリ−sec −ブチルアミン、トリ−
n−アミルアミン、メトキシエチルアミンおよびエトキ
シエチルアミン;複素環式アミン、例えばピリジン、キ
ノリン、イソキノリン、モルホリン、チオモルホリン、
ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジンお
よびアゼピン;第一級アリールアミン、例えばアニリ
ン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o,m,p
−トルイジン、フェニレンジアミン、ベンジジン、ナフ
チルアミンおよびo,m,p−クロロアニリンである
が、特にはトリエチルアミン、イソプロピルアミンおよ
びジイソプロピルアミンである。
【0034】塩基性基、特に塩基性ピリジル、ピリミジ
ルおよびピラゾリル環を有する式Iの化合物の塩あるい
はアミノ基、例えばR20の定義の中のアルキルアミノお
よびジアルキルアミノ基を有する誘導体またはR5 ,R
6 もしくはR70=アミノであるアニリン誘導体の塩は、
例えば、無機および有機酸、例えばハロゲン化水素酸、
例えばフッ化水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸もしくは
ヨウ化水素酸、更には硫酸、リン酸、硝酸;並びに有機
酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、
プロピオン酸、グリコール酸、チオシアン酸、クエン
酸、安息香酸、シュウ酸、蟻酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸およびメタンスルホン酸との塩
である。
ルおよびピラゾリル環を有する式Iの化合物の塩あるい
はアミノ基、例えばR20の定義の中のアルキルアミノお
よびジアルキルアミノ基を有する誘導体またはR5 ,R
6 もしくはR70=アミノであるアニリン誘導体の塩は、
例えば、無機および有機酸、例えばハロゲン化水素酸、
例えばフッ化水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸もしくは
ヨウ化水素酸、更には硫酸、リン酸、硝酸;並びに有機
酸、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、
プロピオン酸、グリコール酸、チオシアン酸、クエン
酸、安息香酸、シュウ酸、蟻酸、ベンゼンスルホン酸、
p−トルエンスルホン酸およびメタンスルホン酸との塩
である。
【0035】式Iの化合物中に、例えば炭素原子2上の
基W3 のジヒドロベンゾフラニル成分または置換基R6
=OR20(ここでR20は分枝鎖アルキル、アルケニル、
ハロアルキルまたはアルコキシアルキル基である)もし
くはR6 =S(O)m R30(ここで例えばm=1であり
そして/またはR30は分枝鎖アルキル、アルケニル、ハ
ロアルキルもしくはアルコキシアルキル基である)中に
少なくとも1つの不斉炭素原子が存在し得るという事実
は、この化合物が個々の光学活性異性体の形でだけでな
く、ラセミ混合物の形でも存在し得るという結果をもた
らす。本発明では、式Iの活性成分は、純粋な光学対掌
体だけでなく、ラセミ体またはジアステレオマーも意味
すると理解すべきである。
基W3 のジヒドロベンゾフラニル成分または置換基R6
=OR20(ここでR20は分枝鎖アルキル、アルケニル、
ハロアルキルまたはアルコキシアルキル基である)もし
くはR6 =S(O)m R30(ここで例えばm=1であり
そして/またはR30は分枝鎖アルキル、アルケニル、ハ
ロアルキルもしくはアルコキシアルキル基である)中に
少なくとも1つの不斉炭素原子が存在し得るという事実
は、この化合物が個々の光学活性異性体の形でだけでな
く、ラセミ混合物の形でも存在し得るという結果をもた
らす。本発明では、式Iの活性成分は、純粋な光学対掌
体だけでなく、ラセミ体またはジアステレオマーも意味
すると理解すべきである。
【0036】脂肪族C=C−またはC=N−O二重結合
(シン/アンチ)が存在するならば、幾何異性も存在し
得る。本発明はそれらの異性体も包含する。
(シン/アンチ)が存在するならば、幾何異性も存在し
得る。本発明はそれらの異性体も包含する。
【0037】好ましい式Iの化合物は、R1 がメチルで
あり、そしてR3 がメチルまたはエチルであるものであ
る。別の好ましい式Iの化合物は、R4 がフッ素である
ものである。同じく好ましい式Iの化合物は、R4 が塩
素であるものである。別の好ましい式Iの化合物は、R
4 が水素であるものである。
あり、そしてR3 がメチルまたはエチルであるものであ
る。別の好ましい式Iの化合物は、R4 がフッ素である
ものである。同じく好ましい式Iの化合物は、R4 が塩
素であるものである。別の好ましい式Iの化合物は、R
4 が水素であるものである。
【0038】重要な式Iの化合物は、Wが基
【化58】 であり、そしてR4 ,R5 およびR6 が式Iのもとに定
義した通りである化合物である。それらの中でも特に好
ましいのは、R5 が塩素、臭素、メチル、シアノまたは
トリフルオロメチルである化合物である。
義した通りである化合物である。それらの中でも特に好
ましいのは、R5 が塩素、臭素、メチル、シアノまたは
トリフルオロメチルである化合物である。
【0039】同じく重要な式Iの化合物は、Wが基
【化59】 であり、そしてR4 ,R60,R61,X1 ,X2 およびn
1 が式Iのもとに定義した通りである化合物である。そ
れらの中でも重要なのは、特にR4 が水素、フッ素また
は塩素であり、そしてX1 が酸素であるものである。
1 が式Iのもとに定義した通りである化合物である。そ
れらの中でも重要なのは、特にR4 が水素、フッ素また
は塩素であり、そしてX1 が酸素であるものである。
【0040】別の重要な式Iの化合物は、Wが基
【化60】 であり、R4 が水素、フッ素または塩素でありそしてB
1 がメチレンであるものである。
1 がメチレンであるものである。
【0041】重要な化合物は式Ia
【化61】 (上式中、WおよびR1 〜R3 は式Iのもとに記載した
通りである)の化合物である。
通りである)の化合物である。
【0042】特に重要な化合物は、式Ia
【化62】 (上式中、R1 はメチルであり、R2 はシアノであり、
そしてR3 はメチルまたはエチルである)の化合物であ
る。
そしてR3 はメチルまたはエチルである)の化合物であ
る。
【0043】非常に重要な化合物は、式Ia
【化63】 (上式中、R1 はメチルであり、R2 はシアノであり、
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
【化64】 であり、そしてR4 はフッ素または塩素である)の化合
物である。
物である。
【0044】同じく非常に重要な化合物は、式Ia
【化65】 (上式中、R1 はメチルであり、R2 はシアノであり、
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
【化66】 であり、そしてR4 はフッ素または塩素である)の化合
物である。
物である。
【0045】別の非常に重要な化合物は、式Ia
【化67】 (上式中、R1 はメチルであり、R2 はシアノであり、
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
R3 はメチルまたはエチルであり、Wは基
【化68】 であり、そしてR4 はフッ素または塩素である)の化合
物である。
物である。
【0046】式Iの化合物を調製するための本発明の方
法は、既知の方法、例えばWO 96/01254, WO 97/00246お
よびEP-A-0 796 856中に記載されたような方法と同様に
して実施される。
法は、既知の方法、例えばWO 96/01254, WO 97/00246お
よびEP-A-0 796 856中に記載されたような方法と同様に
して実施される。
【0047】本発明の方法は、式Iの化合物
【化69】 (上式中、W,R1 およびR3 は式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR2はシアノである)を調製するた
めには、 a) 式IIaまたはIIbの化合物
通りであり、そしてR2はシアノである)を調製するた
めには、 a) 式IIaまたはIIbの化合物
【化70】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)を脱水し;または b) まず式 IIIaまたは IIIbの化合物
る)を脱水し;または b) まず式 IIIaまたは IIIbの化合物
【化71】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)をジアゾ化し、次いで生成したジアゾニウム塩を式
Xの塩 M+ CN- (X) (上式中、M+ はアルカリ金属、アルカリ土類金属また
は遷移金属イオンである)と反応せしめ;または c) 式IVaまたはIVbの化合物
る)をジアゾ化し、次いで生成したジアゾニウム塩を式
Xの塩 M+ CN- (X) (上式中、M+ はアルカリ金属、アルカリ土類金属また
は遷移金属イオンである)と反応せしめ;または c) 式IVaまたはIVbの化合物
【化72】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)をヒドロキシルアミンまたはその塩、例えばヒドロ
キシルアミン塩酸塩、臭化水素酸塩もしくは酢酸塩と反
応せしめ、次いで中間体として生成したオキシムを脱水
し;または d) 式VaまたはVbの化合物
る)をヒドロキシルアミンまたはその塩、例えばヒドロ
キシルアミン塩酸塩、臭化水素酸塩もしくは酢酸塩と反
応せしめ、次いで中間体として生成したオキシムを脱水
し;または d) 式VaまたはVbの化合物
【化73】 (上式中、W,R1 およびR3 は式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR81はC1 〜C4 アルキル、C3 も
しくはC4 アルケニルまたはベンジルである)を、不活
性有機溶媒の存在下でジメチルアルミニウムアミドと反
応せしめることを含んで成る。
通りであり、そしてR81はC1 〜C4 アルキル、C3 も
しくはC4 アルケニルまたはベンジルである)を、不活
性有機溶媒の存在下でジメチルアルミニウムアミドと反
応せしめることを含んで成る。
【0048】式Iの化合物
【化74】 〔上式中、W,R1 およびR3 は式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR2はNH2 C(S)−である〕の
調製のための本発明の方法は既知の方法と同様に実施さ
れ、そして a) 式Ia1 またはIb1 の化合物
通りであり、そしてR2はNH2 C(S)−である〕の
調製のための本発明の方法は既知の方法と同様に実施さ
れ、そして a) 式Ia1 またはIb1 の化合物
【化75】 を、塩基触媒を使って有機溶媒中の硫化水素と、または
酸触媒を使って硫化水素源と反応せしめ;または b) 式IIaまたはIIbの化合物
酸触媒を使って硫化水素源と反応せしめ;または b) 式IIaまたはIIbの化合物
【化76】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)を溶媒中で適当な硫黄試薬と反応せしめることを含
んで成る。
る)を溶媒中で適当な硫黄試薬と反応せしめることを含
んで成る。
【0049】式VaおよびVbの化合物
【化77】 (上式中、R1 およびWは式Iのもとに定義した通りで
あり、R3 はC1 〜C4アルキル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであり、そ
してR81はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アル
ケニルまたはベンジルである)の調製のための本発明の
方法は、 a) ヒドラジンを使って式XIaの化合物
あり、R3 はC1 〜C4アルキル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであり、そ
してR81はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アル
ケニルまたはベンジルである)の調製のための本発明の
方法は、 a) ヒドラジンを使って式XIaの化合物
【化78】 (上式中、W,R1 およびR81は前に定義した通りであ
る)を変換して式Vcの化合物
る)を変換して式Vcの化合物
【化79】 を与え、次いでこの化合物を式 XIIaの化合物 R3 −L1 (XIIa) または式 XIIbの化合物 R3 OSO2 OR3 (XIIb) (式 XIIaおよび XIIbの化合物中の基R3 は前に定義
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIaの化合物
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIaの化合物
【化80】 (上式中、W,R1 およびR81は前に定義した通りであ
る)を、式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る。
る)を、式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る。
【0050】式VIaおよびVIbの化合物
【化81】 (上式中、R1 およびWは式Iのもとに定義した通りで
あり、そしてR3 はC1〜C4 アルキル、C3 もしくは
C4 アルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであ
る)の調製のための本発明の方法は、式XIbの化合物
あり、そしてR3 はC1〜C4 アルキル、C3 もしくは
C4 アルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであ
る)の調製のための本発明の方法は、式XIbの化合物
【化82】 (上式中、WおよびR1 は前に定義した通りである)
を、 a) ヒドラジンを使って環化せしめて式VIcの化合物
を、 a) ヒドラジンを使って環化せしめて式VIcの化合物
【化83】 を与え、次いでこの化合物を式 XIIaの化合物 R3 −L1 (XIIa) または式 XIIbの化合物 R3 OSO2 OR3 (XIIb) (式 XIIaおよび XIIbの化合物中の基R3 は前に定義
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る。
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る。
【0051】Wが基
【化84】 であり;A1 −B1 が基
【化85】 であり;R4 ,R70およびR71が式Iのもとに定義した
通りであり;そしてR72がC1 〜C6 アルキルである式
Iの化合物は、式VII の化合物
通りであり;そしてR72がC1 〜C6 アルキルである式
Iの化合物は、式VII の化合物
【化86】 (ここでR1 〜R4 およびR70は式Iのもとに定義した
通りである)を、不活性有機溶媒と塩基の存在下または
非存在下で、式XIV の化合物
通りである)を、不活性有機溶媒と塩基の存在下または
非存在下で、式XIV の化合物
【化87】 (ここでR71は前に定義した通りであり、R8 は水素ま
たはC1 〜C5 アルキルであり、そしてL1 は脱離基で
ある)と反応せしめて、式VIIIaの化合物
たはC1 〜C5 アルキルであり、そしてL1 は脱離基で
ある)と反応せしめて、式VIIIaの化合物
【化88】 (ここでR1 〜R4 ,R8 ,R70およびR71は前に定義
した通りである)を与え、この化合物を熱または酸触媒
転位反応にかけて、式IXaの化合物
した通りである)を与え、この化合物を熱または酸触媒
転位反応にかけて、式IXaの化合物
【化89】 を与え、次いでこの化合物を環化せしめることにより得
られる。
られる。
【0052】Wが基
【化90】 であり;A1 −B1 が基
【化91】 であり;R4 ,R70およびR71が式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR72がヒドロキシ−C1 〜C6 アル
キルである式Iの化合物は、式IXaの化合物
通りであり、そしてR72がヒドロキシ−C1 〜C6 アル
キルである式Iの化合物は、式IXaの化合物
【化92】 (ここでR1 〜R4 ,R70およびR71は式Iのもとに定
義した通りであり;そしてR8 は水素またはC1 〜C5
アルキルである)をエポキシ化し、そして所望であれ
ば、次いでこの化合物を触媒の存在下で環化せしめるこ
とにより得られる。
義した通りであり;そしてR8 は水素またはC1 〜C5
アルキルである)をエポキシ化し、そして所望であれ
ば、次いでこの化合物を触媒の存在下で環化せしめるこ
とにより得られる。
【0053】Wが基
【化93】 であり;A1 −B1 が基
【化94】 であり;R4 およびR70が式Iのもとに定義した通りで
あり;そしてR72がC1〜C6 アルキルである式Iの化
合物は、式VIIIbの化合物
あり;そしてR72がC1〜C6 アルキルである式Iの化
合物は、式VIIIbの化合物
【化95】 (ここでR1 〜R4 およびR70は式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR8は水素またはC1 〜C5 アルキ
ルである)を熱転位反応にかけて、式IXbの化合物
通りであり、そしてR8は水素またはC1 〜C5 アルキ
ルである)を熱転位反応にかけて、式IXbの化合物
【化96】 を与え、次いでこの化合物を環化せしめることによって
得ることができる。
得ることができる。
【0054】式Iの化合物の調製は下記に示す反応スキ
ーム1〜7においてより詳細に説明される。
ーム1〜7においてより詳細に説明される。
【0055】反応スキーム1
【化97】
【0056】反応スキーム1中の基W,R1 およびR3
は式Iのもとに定義した通りであるが、R1 は特にメチ
ルまたはエチルであり、そしてR81はC1 〜C4 アルキ
ル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベンジルであ
る。
は式Iのもとに定義した通りであるが、R1 は特にメチ
ルまたはエチルであり、そしてR81はC1 〜C4 アルキ
ル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベンジルであ
る。
【0057】式XXのケトン誘導体を、反応スキーム1に
従って、塩基、特に対応するナトリウムアルコキシド、
好ましくはナトリウムメトキシドの存在下で、溶媒、例
えば対応するアルコール、好ましくはメタノール中で、
第二の溶媒、例えばエーテルまたは炭化水素と共に、0
℃から問題の溶媒の沸点までの温度で、式XXI のジアル
キルオキサレートと反応せしめる。この縮合反応並びに
その後の反応スキーム1に従った式Iのニトリロ−およ
びチオアミドピラゾール誘導体(Ia1 ,Ib1 ,Id
およびIe)までの全ての反応段階は、例えば、WO 96/
01254 (第20頁および次頁参照)に記載された手順と同
様にして実施することができる。
従って、塩基、特に対応するナトリウムアルコキシド、
好ましくはナトリウムメトキシドの存在下で、溶媒、例
えば対応するアルコール、好ましくはメタノール中で、
第二の溶媒、例えばエーテルまたは炭化水素と共に、0
℃から問題の溶媒の沸点までの温度で、式XXI のジアル
キルオキサレートと反応せしめる。この縮合反応並びに
その後の反応スキーム1に従った式Iのニトリロ−およ
びチオアミドピラゾール誘導体(Ia1 ,Ib1 ,Id
およびIe)までの全ての反応段階は、例えば、WO 96/
01254 (第20頁および次頁参照)に記載された手順と同
様にして実施することができる。
【0058】この手順によれば、式XIaのジケトエステ
ルを、高温で(還流)、好ましくは溶媒としての氷酢
酸、トルエンまたはアルコール中で、式XIIIの化合物、
例えばN−アルキルヒドラジンを使って環化せしめて式
Vの化合物を与える。所望であれば、酸、例えば硫酸ま
たはp−トルエンスルホン酸を触媒として使ってもよ
い。
ルを、高温で(還流)、好ましくは溶媒としての氷酢
酸、トルエンまたはアルコール中で、式XIIIの化合物、
例えばN−アルキルヒドラジンを使って環化せしめて式
Vの化合物を与える。所望であれば、酸、例えば硫酸ま
たはp−トルエンスルホン酸を触媒として使ってもよ
い。
【0059】反応スキーム1に従った式Vのエステル誘
導体から対応する式IIのアミド(IIaまたはIIb)への
その後の変換は、エステル誘導体を水性アンモニア中で
加熱することにより直接的に、または式Vのエステル誘
導体の加水分解により対応する式ViもしくはVjの対
応するカルボン酸誘導体(R13=OH)を与えることを
経てそして得られたカルボン酸誘導体を水性アンモニア
中で加熱するかまたは式ViもしくはVjのカルボン酸
誘導体(R13=OH)を対応する式VgもしくはVhの
カルボン酸ハロゲン化物(R13=ハロゲン、特に塩素)
に変換することを経て次いで得られたカルボン酸ハロゲ
ン化物を水性アンモニア中で加熱することにより、達成
することができる。
導体から対応する式IIのアミド(IIaまたはIIb)への
その後の変換は、エステル誘導体を水性アンモニア中で
加熱することにより直接的に、または式Vのエステル誘
導体の加水分解により対応する式ViもしくはVjの対
応するカルボン酸誘導体(R13=OH)を与えることを
経てそして得られたカルボン酸誘導体を水性アンモニア
中で加熱するかまたは式ViもしくはVjのカルボン酸
誘導体(R13=OH)を対応する式VgもしくはVhの
カルボン酸ハロゲン化物(R13=ハロゲン、特に塩素)
に変換することを経て次いで得られたカルボン酸ハロゲ
ン化物を水性アンモニア中で加熱することにより、達成
することができる。
【0060】式Iの所望のニトリロピラゾール誘導体
(Ia1 またはIb1 ;R2 =CN)は、例えばW0 96/
01254 の23頁と41頁および次頁参照、並びに"Advanced
Organic Chemistry", J. March編, Mc Graw-Hill Book
Company, N.Y., 1985, 932頁および次頁参照と同様にし
て、上述の如く形成された式IIのアミド(IIaまたはII
b)を脱水することにより得ることができる。
(Ia1 またはIb1 ;R2 =CN)は、例えばW0 96/
01254 の23頁と41頁および次頁参照、並びに"Advanced
Organic Chemistry", J. March編, Mc Graw-Hill Book
Company, N.Y., 1985, 932頁および次頁参照と同様にし
て、上述の如く形成された式IIのアミド(IIaまたはII
b)を脱水することにより得ることができる。
【0061】式Iの所望のシアノピラゾール誘導体(I
dまたはIe)(R2 =−C(S)NH2 )は、次のよ
うにして得ることができる: a) 式IIのアミド(IIaまたはIIb)から、様々な極
性および無極性溶媒、例えばトルエン、キシレン、テト
ラヒドロフラン、クロロホルム、ジオキサンまたはN,
N−ジメチルホルムアミド中で、20℃〜150 ℃の温度
で、硫黄試薬、例えばLawesson試薬、五硫化リン、また
は硫化鉄を使って;または b) 式Iのニトリル(Ia1 またはIb1 ;R2 =C
N)から、硫化水素供給源、例えば硫化水素それ自体
と、塩基触媒とを使って。
dまたはIe)(R2 =−C(S)NH2 )は、次のよ
うにして得ることができる: a) 式IIのアミド(IIaまたはIIb)から、様々な極
性および無極性溶媒、例えばトルエン、キシレン、テト
ラヒドロフラン、クロロホルム、ジオキサンまたはN,
N−ジメチルホルムアミド中で、20℃〜150 ℃の温度
で、硫黄試薬、例えばLawesson試薬、五硫化リン、また
は硫化鉄を使って;または b) 式Iのニトリル(Ia1 またはIb1 ;R2 =C
N)から、硫化水素供給源、例えば硫化水素それ自体
と、塩基触媒とを使って。
【0062】適当な調製方法および対応する反応条件の
選択は、問題となる中間体中の置換基の性質(反応性)
に依存する。
選択は、問題となる中間体中の置換基の性質(反応性)
に依存する。
【0063】ピラゾール環の調製方法は下記に示す反応
スキーム2,3および4においてより詳細に説明され
る。
スキーム2,3および4においてより詳細に説明され
る。
【0064】反応スキーム2
【化98】
【0065】反応スキーム3
【化99】
【0066】反応スキーム4
【化100】
【0067】式Vc〔反応スキーム2の方法a)〕およ
び XIXc〔反応スキーム3の方法a)〕のピラゾール環
は、式XIa,XIdおよびXIeの化合物を高温でヒドラジ
ンまたはヒドラジン水和物と反応せしめることにより調
製される。
び XIXc〔反応スキーム3の方法a)〕のピラゾール環
は、式XIa,XIdおよびXIeの化合物を高温でヒドラジ
ンまたはヒドラジン水和物と反応せしめることにより調
製される。
【0068】式Vcの化合物を調製するためには、穏和
な還流条件下で溶媒として氷酢酸またはアルコールを使
うことが好ましく、そして式 XIXcの化合物の調製に
は、高温でトルエンを使用することが好ましい。所望で
あれば、触媒として酸、例えば硫酸またはp−トルエン
スルホン酸を使ってもよい。
な還流条件下で溶媒として氷酢酸またはアルコールを使
うことが好ましく、そして式 XIXcの化合物の調製に
は、高温でトルエンを使用することが好ましい。所望で
あれば、触媒として酸、例えば硫酸またはp−トルエン
スルホン酸を使ってもよい。
【0069】窒素原子上で置換されていない式VIcのピ
ラゾール環〔反応スキーム4の方法a)〕は、好ましく
はアルコール性溶液中の式IXbの化合物から高温でヒド
ラジン水和物を使って調製される。
ラゾール環〔反応スキーム4の方法a)〕は、好ましく
はアルコール性溶液中の式IXbの化合物から高温でヒド
ラジン水和物を使って調製される。
【0070】窒素原子上で置換されているピラゾール環
〔反応スキーム2,3および4の方法b)〕を調製する
ためには、手順は方法a)と同様に明記された通りであ
り、そして使用する試薬は式XIIIの化合物、例えばN−
アルキルヒドラジン、好ましくはN−メチルヒドラジン
である。
〔反応スキーム2,3および4の方法b)〕を調製する
ためには、手順は方法a)と同様に明記された通りであ
り、そして使用する試薬は式XIIIの化合物、例えばN−
アルキルヒドラジン、好ましくはN−メチルヒドラジン
である。
【0071】方法b)に従った方法は異性体混合物Va
とVb、 XIXaと XIXb、またはVIaとVIbをもたら
し、2つの異性体の比は一方では反応条件にそして他方
では式XIa,XId,XIeまたはXIbの関連中間体に依存
する。
とVb、 XIXaと XIXb、またはVIaとVIbをもたら
し、2つの異性体の比は一方では反応条件にそして他方
では式XIa,XId,XIeまたはXIbの関連中間体に依存
する。
【0072】式VaとVbのピラゾールエステルの異性
体混合物は、シリカゲルクロマトグラフィーおよび/ま
たは再結晶を使って純粋な異性体に容易に分離すること
ができる。一般に、式 XIXaと XIXb、およびVIaとVI
bの異性体混合物にも同じことが当てはまる。
体混合物は、シリカゲルクロマトグラフィーおよび/ま
たは再結晶を使って純粋な異性体に容易に分離すること
ができる。一般に、式 XIXaと XIXb、およびVIaとVI
bの異性体混合物にも同じことが当てはまる。
【0073】ある場合には、式Vc,XIX cまたはVIc
の対応する非置換ピラゾールのN−アルキル化によっ
て、N−アルキル置換ピラゾール誘導体、特にN−メチ
ル置換ピラゾール誘導体を調製することが有利である。
これは反応スキーム5に説明される。
の対応する非置換ピラゾールのN−アルキル化によっ
て、N−アルキル置換ピラゾール誘導体、特にN−メチ
ル置換ピラゾール誘導体を調製することが有利である。
これは反応スキーム5に説明される。
【0074】反応スキーム5
【化101】
【化102】
【0075】反応スキーム2〜5において、基Wは式I
のもとに与えられるような芳香族系W1 〜W3 であり;
R81はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニ
ルまたはベンジルであり;R1 はC1 〜C4 アルキルで
あり;R3 はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであり;そ
してL1 は脱離基、例えば塩素、臭素、ヨウ素、CH3SO2
O-または
のもとに与えられるような芳香族系W1 〜W3 であり;
R81はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニ
ルまたはベンジルであり;R1 はC1 〜C4 アルキルで
あり;R3 はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであり;そ
してL1 は脱離基、例えば塩素、臭素、ヨウ素、CH3SO2
O-または
【化103】 である。
【0076】反応スキーム5において式Vc, XIXc,
VIc,IVcおよびIcの化合物中のピラゾール環は、室
温または適度に高められた温度で、溶媒、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドンまたはジメチルスルホキシ
ド、塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムまたは水酸化カリウム、および式 XIIaま
たは XIIbのアルキル化剤、好ましくはヨウ化メチルま
たは硫酸ジメチルの存在下で、N−アルキル化される。
VIc,IVcおよびIcの化合物中のピラゾール環は、室
温または適度に高められた温度で、溶媒、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドンまたはジメチルスルホキシ
ド、塩基、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウムまたは水酸化カリウム、および式 XIIaま
たは XIIbのアルキル化剤、好ましくはヨウ化メチルま
たは硫酸ジメチルの存在下で、N−アルキル化される。
【0077】ピラゾール環のN−アルキル化は式Vaと
Vb、 XIXaと XIXb、VIaとVIb、IVaとIVb、およ
びIa1 とIb1 の異性体混合物をもたらすが、一般に
これらは全て常法により純粋な異性体に分離することが
できる。
Vb、 XIXaと XIXb、VIaとVIb、IVaとIVb、およ
びIa1 とIb1 の異性体混合物をもたらすが、一般に
これらは全て常法により純粋な異性体に分離することが
できる。
【0078】式IIa, IIIa,IVaおよびVaの様々な
中間体から出発する式Ia1 のピラゾール誘導体(5位
でシアノ置換されている)の調製は、反応スキーム6に
説明される。適当な調製方法および関連する反応条件の
選択は、問題の中間体の中の置換基の性質(反応性)に
依存する。
中間体から出発する式Ia1 のピラゾール誘導体(5位
でシアノ置換されている)の調製は、反応スキーム6に
説明される。適当な調製方法および関連する反応条件の
選択は、問題の中間体の中の置換基の性質(反応性)に
依存する。
【0079】反応スキーム6
【化104】
【0080】反応スキーム6において、基WおよびR1
は式Iのもとに定義した通りであり;そしてR3 はC1
〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニル、または
C3もしくはC4 アルキニルである。
は式Iのもとに定義した通りであり;そしてR3 はC1
〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニル、または
C3もしくはC4 アルキニルである。
【0081】反応スキーム6の方法a)に従った反応
は、"Advanced Organic Chemistry",J. March編, McGra
w-Hill Book Company, N.Y., 1985, 932-933 頁と同様
に行われ、そして式IIaの第一級アミドを、不活性溶媒
の存在下または不在下で高温において、例えば五酸化リ
ン(P2O5)、オキシ塩化リン(POCl3 )、無水酢酸もし
くはトリフルオロ酢酸無水物、または四塩化炭素/トリ
フェニルホスフィン(CCl4/P(C6H5)3)を使った脱水に
より、式Ia1 のシアノピラゾールに変換する。
は、"Advanced Organic Chemistry",J. March編, McGra
w-Hill Book Company, N.Y., 1985, 932-933 頁と同様
に行われ、そして式IIaの第一級アミドを、不活性溶媒
の存在下または不在下で高温において、例えば五酸化リ
ン(P2O5)、オキシ塩化リン(POCl3 )、無水酢酸もし
くはトリフルオロ酢酸無水物、または四塩化炭素/トリ
フェニルホスフィン(CCl4/P(C6H5)3)を使った脱水に
より、式Ia1 のシアノピラゾールに変換する。
【0082】反応スキーム6の方法b)に従った反応
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", 1989, 938頁と同様に行われる。この方法によれ
ば、式 IIIaのアミノピラゾールをまず低温、例えば−
10℃〜15℃で、水性塩酸中で亜硝酸ナトリウムを使って
ジアゾ化し、そして生成したジアゾニウム塩を、式Xの
塩 M+ CN- (X) (ここでM+ はアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属
イオンまたは遷移金属イオンである)、例えばシアン化
銅(I)またはシアン化カリウム、の水溶液を使って、
式Ia1 のシアノ誘導体に変換する(Sandmeyer 反
応)。
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", 1989, 938頁と同様に行われる。この方法によれ
ば、式 IIIaのアミノピラゾールをまず低温、例えば−
10℃〜15℃で、水性塩酸中で亜硝酸ナトリウムを使って
ジアゾ化し、そして生成したジアゾニウム塩を、式Xの
塩 M+ CN- (X) (ここでM+ はアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属
イオンまたは遷移金属イオンである)、例えばシアン化
銅(I)またはシアン化カリウム、の水溶液を使って、
式Ia1 のシアノ誘導体に変換する(Sandmeyer 反
応)。
【0083】反応スキーム6の方法c)に従った反応
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", Longman 1989, 1084 頁と同様に行われ、これは式I
Vaのピラゾールアルデヒドをプロトン系溶媒中でヒド
ロキシルアミン塩酸塩と反応させてオキシムを与え、こ
のオキシムを無水酢酸中で高温で脱水して式Ia1 のシ
アノピラゾールを与えるというものである。
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", Longman 1989, 1084 頁と同様に行われ、これは式I
Vaのピラゾールアルデヒドをプロトン系溶媒中でヒド
ロキシルアミン塩酸塩と反応させてオキシムを与え、こ
のオキシムを無水酢酸中で高温で脱水して式Ia1 のシ
アノピラゾールを与えるというものである。
【0084】反応スキーム6の方法d)に従った反応で
は、式Vaのエステルピラゾールを使用し、不活性溶
媒、好ましくはヘキサン、ヘプタン、ジクロロメタンま
たはキシレンの混合物中で、そして還流温度に加熱しな
がら、ジメチルアルミニウムアミド〔(CH3)2AlNH2 〕
(これは既知の方法に従って市販のトリメチルアルミニ
ウムから新しく調製したものである)を助剤として使っ
て、それを式Ia1 のニトリルに直接に変換することが
できる。
は、式Vaのエステルピラゾールを使用し、不活性溶
媒、好ましくはヘキサン、ヘプタン、ジクロロメタンま
たはキシレンの混合物中で、そして還流温度に加熱しな
がら、ジメチルアルミニウムアミド〔(CH3)2AlNH2 〕
(これは既知の方法に従って市販のトリメチルアルミニ
ウムから新しく調製したものである)を助剤として使っ
て、それを式Ia1 のニトリルに直接に変換することが
できる。
【0085】反応スキーム2〜5において使われる式
X, XIIa, XIIbおよびXIIIの試薬は既知である。
X, XIIa, XIIbおよびXIIIの試薬は既知である。
【0086】式Viのピラゾールカルボン酸
【化105】 は、既知の方法と同様に a) 対応する式Vaのエステル誘導体
【化106】 (式VaおよびViの化合物中の基W,R1 およびR3
は式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1
〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベ
ンジルである)から、平均温度、例えば0℃から反応混
合物の還流温度までの温度で、好ましくは水酸化ナトリ
ウムまたは水酸化カリウムの存在下で水性アルコール、
水性テトラヒドロフランまたは水性N,N−ジメチルホ
ルムアミド(DMF)を使って加水分解し、次いで酸性
条件下で後処理することにより;または b) 式IVaのアルデヒド
は式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1
〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベ
ンジルである)から、平均温度、例えば0℃から反応混
合物の還流温度までの温度で、好ましくは水酸化ナトリ
ウムまたは水酸化カリウムの存在下で水性アルコール、
水性テトラヒドロフランまたは水性N,N−ジメチルホ
ルムアミド(DMF)を使って加水分解し、次いで酸性
条件下で後処理することにより;または b) 式IVaのアルデヒド
【化107】 を、例えば過マンガン酸カリウムを使って酸化すること
により得ることができる。
により得ることができる。
【0087】式Vgのピラゾールカルボン酸クロリド
【化108】 は、既知の方法、例えば"Organikum" (Organic Chemist
ry), J.A. Barth 編, Leipzig, 1993, 439頁および次頁
参照と同様に、対応する式Viのピラゾールカルボン酸
ry), J.A. Barth 編, Leipzig, 1993, 439頁および次頁
参照と同様に、対応する式Viのピラゾールカルボン酸
【化109】 (式VgとViの化合物中の基W,R1 およびR3 は前
に定義した通りである)から、高温で、不活性溶媒の存
在下または不在下で、無機酸クロリド、例えば三塩化リ
ンまたは塩化チオニルを使って調製することができる。
に定義した通りである)から、高温で、不活性溶媒の存
在下または不在下で、無機酸クロリド、例えば三塩化リ
ンまたは塩化チオニルを使って調製することができる。
【0088】式IIaのピラゾールカルボキサミド
【化110】 は、既知の方法と同様に、 a) 式Vgの対応するカルボン酸クロリド
【化111】 と水性アンモニア溶液から、平均温度で;または b) 式Vaの或る種のエステル誘導体
【化112】 (式IIa,VgおよびVa中の基W,R1 およびR3 は
式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1 〜
C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベン
ジルであり、R81は特にメチルである)から、水性アン
モニア溶液の存在下で調製することができる。
式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1 〜
C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベン
ジルであり、R81は特にメチルである)から、水性アン
モニア溶液の存在下で調製することができる。
【0089】ある場合には、例えばピラゾール環の求核
性がフェニル環のものより顕著である時には、式 IIIa
のアミノピラゾール
性がフェニル環のものより顕著である時には、式 IIIa
のアミノピラゾール
【化113】 は、既知の方法、例えばAustr. J. Chem. 32, 1727 (19
79); J. Chem, Soc., Perkin Trans. 2, 382 (1974);ま
たはJ. Heterocycl. Chem. 20, 277 (1983) に記載され
たのと同様に、式 XIXaの化合物
79); J. Chem, Soc., Perkin Trans. 2, 382 (1974);ま
たはJ. Heterocycl. Chem. 20, 277 (1983) に記載され
たのと同様に、式 XIXaの化合物
【化114】 から、それらの化合物をニトロ化し、次いでニトロ基を
還元することにより;または既知の方法、例えばJ. Het
erocycl. Chem. 19, 1173 (1982); Khim. Geterotsiki.
Soedin 1990, 1092; Ber. Deutsch. Chem. Ges. 26, 2
053 (1893); またはChem. Ber. 99, 1769 (1966)に記載
されたのと同様に、式XXaの化合物
還元することにより;または既知の方法、例えばJ. Het
erocycl. Chem. 19, 1173 (1982); Khim. Geterotsiki.
Soedin 1990, 1092; Ber. Deutsch. Chem. Ges. 26, 2
053 (1893); またはChem. Ber. 99, 1769 (1966)に記載
されたのと同様に、式XXaの化合物
【化115】 (ここでWおよびR1 は式Iのもとに定義した通りであ
る)と式XIIIの化合物 H2 NNH−R3 (XIII) またはその塩から、例えば対応する塩化水素酸塩もしく
は臭化水素酸塩または酢酸塩から、好ましくは溶媒中
で、例えばアルコールもしくはアルコール/水混合物ま
たは酢酸中で、20℃〜100 ℃の温度で調製することがで
きる。
る)と式XIIIの化合物 H2 NNH−R3 (XIII) またはその塩から、例えば対応する塩化水素酸塩もしく
は臭化水素酸塩または酢酸塩から、好ましくは溶媒中
で、例えばアルコールもしくはアルコール/水混合物ま
たは酢酸中で、20℃〜100 ℃の温度で調製することがで
きる。
【0090】式IVaのピラゾールアルデヒド
【化116】 は、既知の方法、例えばArch. Pharm. 264, 337 (1926)
およびLiebigs Annalen437, 297 (1924) に記載された
ような方法により、 a) 式Vgの対応する酸クロリド
およびLiebigs Annalen437, 297 (1924) に記載された
ような方法により、 a) 式Vgの対応する酸クロリド
【化117】 から、または b) 式VIaの対応するアセタール
【化118】 (式IVa,VgおよびVIaの化合物中の基W,R1 およ
びR3 は式Iのもとに定義した通りである)から、酸加
水分解により、例えば塩酸、硫酸またはp−トルエンス
ルホン酸を使った酸加水分解により、調製することがで
きる。
びR3 は式Iのもとに定義した通りである)から、酸加
水分解により、例えば塩酸、硫酸またはp−トルエンス
ルホン酸を使った酸加水分解により、調製することがで
きる。
【0091】対応する式Ia1 のピラゾールニトリルま
たは式IIaのピラゾールアミドから出発する式Idのピ
ラゾールチオアミドの調製は、既知の方法、例えば"Met
hodicum Chimicum",第6巻,Georg Thieme Verlag, Stu
ttgart, 1974, 768-769 頁および“Methoden der Organ
ischen Chemie" [Methods in organic chemistry] (Hou
ben-Weyl),第E5巻, Georg Thieme Verlag, Stuttgart,
1985, 1242-1243 頁に記載されたものと同様にして行わ
れ、これは反応スキーム7に示される。
たは式IIaのピラゾールアミドから出発する式Idのピ
ラゾールチオアミドの調製は、既知の方法、例えば"Met
hodicum Chimicum",第6巻,Georg Thieme Verlag, Stu
ttgart, 1974, 768-769 頁および“Methoden der Organ
ischen Chemie" [Methods in organic chemistry] (Hou
ben-Weyl),第E5巻, Georg Thieme Verlag, Stuttgart,
1985, 1242-1243 頁に記載されたものと同様にして行わ
れ、これは反応スキーム7に示される。
【0092】反応スキーム7
【化119】
【0093】反応スキーム7において、式Ia1 ,IIa
およびIdの化合物中の基W,R1およびR3 は式Iの
もとに定義した通りであるが、選択した反応条件下での
置換基の反応性または安定性を考慮に入れたものであ
る。
およびIdの化合物中の基W,R1およびR3 は式Iの
もとに定義した通りであるが、選択した反応条件下での
置換基の反応性または安定性を考慮に入れたものであ
る。
【0094】反応スキーム7の方法a),ルートa)に
従った反応は、式Ia1 のピラゾールニトリルを使用
し、それを硫化水素と塩基触媒(例えば金属水酸化物、
塩基性イオン交換体、アルコキシド、アンモニアまたは
有機塩基、例えばピリジンおよびトリエチルアミン)を
使って、有機溶媒(例えばピリジンまたはアルコール)
中で、式Idのピラゾールチオアミドに変換することが
できる。所望であれば、溶媒(例えばスルホラン)中の
強塩基(例えばテトラメチルグアニジン)を触媒として
使用することも可能である。反応体の反応性によって、
反応温度は大きく異なり得る。所望であれば加圧反応器
の中で反応を行ってもよい。
従った反応は、式Ia1 のピラゾールニトリルを使用
し、それを硫化水素と塩基触媒(例えば金属水酸化物、
塩基性イオン交換体、アルコキシド、アンモニアまたは
有機塩基、例えばピリジンおよびトリエチルアミン)を
使って、有機溶媒(例えばピリジンまたはアルコール)
中で、式Idのピラゾールチオアミドに変換することが
できる。所望であれば、溶媒(例えばスルホラン)中の
強塩基(例えばテトラメチルグアニジン)を触媒として
使用することも可能である。反応体の反応性によって、
反応温度は大きく異なり得る。所望であれば加圧反応器
の中で反応を行ってもよい。
【0095】反応スキーム7の方法a),ルートb)に
従った反応は、式Ia1 のピラゾールニトリルを使用
し、それを乾燥N,N−ジメチルホルムアミド中で硫化
水素供給源(例えばチオアセトアミド)と酸触媒(例え
ば乾燥塩化水素)を使って、20℃〜150 ℃の温度で、対
応する式Idのピラゾールチオアミドに変換することが
できる。
従った反応は、式Ia1 のピラゾールニトリルを使用
し、それを乾燥N,N−ジメチルホルムアミド中で硫化
水素供給源(例えばチオアセトアミド)と酸触媒(例え
ば乾燥塩化水素)を使って、20℃〜150 ℃の温度で、対
応する式Idのピラゾールチオアミドに変換することが
できる。
【0096】反応スキーム7の方法b)に従った反応
は、式IIaの第一級アミドから出発し、それを方法a)
のもとで言及した硫黄試薬または別の硫黄試薬(例えば
Lawesson試薬、五硫化リンまたは硫化鉄)の存在下で、
様々な極性および無極性溶媒(例えばトルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジオキサンま
たはN,N−ジメチルホルムアミド)中で、20℃〜150
℃の温度において、式Idのピラゾールチオアミドに変
換することができる。
は、式IIaの第一級アミドから出発し、それを方法a)
のもとで言及した硫黄試薬または別の硫黄試薬(例えば
Lawesson試薬、五硫化リンまたは硫化鉄)の存在下で、
様々な極性および無極性溶媒(例えばトルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、ジオキサンま
たはN,N−ジメチルホルムアミド)中で、20℃〜150
℃の温度において、式Idのピラゾールチオアミドに変
換することができる。
【0097】式Iの範囲の中の他の化合物は全て、上述
した方法と同様にして、あるいは例えば"Methoden der
Organischen Chemie" [Methods in organic chemistry]
(Houben-Weyl), 第E 8b巻, Georg Thieme Verlag Stut
tgart, 1994, 399-400頁参照、"Pyrazoles, Pyrazoline
s, Pyrazolidines, Indazoles and Condensed Rings",
R.H. Wiley編, Interscience Publishers, New York, 1
967, 1-2頁参照、または"Comprehensive Heterocyclic
Chemistry", A.R. KatritzkyおよびC.W. Rees編, Perga
mon Press, Oxford, 1987中に記載されているような方
法に従って、あるいは例えば"Advanced Organic Chemis
try", 第3版,J. March編, John Wiley& Sons, New Yo
rk, 1985 ; "Comprehensive Organic Transformation
s", R.C.Larock編, VCH Publishers, Inc., New York,
1989 ;または"Comprehensive Organic Functional Grou
p Transformations", A.R. Katritzky, O. Meth-Cohn,
C.W. Rees 編, Pergamon Press, Oxford, 1995中に記載
されているような既知の標準法に従った誘導体化により
式Iの化合物から、調製することができる。
した方法と同様にして、あるいは例えば"Methoden der
Organischen Chemie" [Methods in organic chemistry]
(Houben-Weyl), 第E 8b巻, Georg Thieme Verlag Stut
tgart, 1994, 399-400頁参照、"Pyrazoles, Pyrazoline
s, Pyrazolidines, Indazoles and Condensed Rings",
R.H. Wiley編, Interscience Publishers, New York, 1
967, 1-2頁参照、または"Comprehensive Heterocyclic
Chemistry", A.R. KatritzkyおよびC.W. Rees編, Perga
mon Press, Oxford, 1987中に記載されているような方
法に従って、あるいは例えば"Advanced Organic Chemis
try", 第3版,J. March編, John Wiley& Sons, New Yo
rk, 1985 ; "Comprehensive Organic Transformation
s", R.C.Larock編, VCH Publishers, Inc., New York,
1989 ;または"Comprehensive Organic Functional Grou
p Transformations", A.R. Katritzky, O. Meth-Cohn,
C.W. Rees 編, Pergamon Press, Oxford, 1995中に記載
されているような既知の標準法に従った誘導体化により
式Iの化合物から、調製することができる。
【0098】反応スキーム1における式XXの出発化合物
は、既知の方法と同様に、例えば下記の反応スキーム8
に与えられる方法a),b),c)およびd)に従っ
て、調製することができる。
は、既知の方法と同様に、例えば下記の反応スキーム8
に与えられる方法a),b),c)およびd)に従っ
て、調製することができる。
【0099】反応スキーム8
【化120】
【0100】反応スキーム8では、基Wは式Iのもとに
定義された基W,W2 またはW3 であるが、置換基のど
の定義もが与えられる方法全てと適合するわけではない
ことを考慮しなければならない。適当な調製方法の選択
は、問題の中間体の中の置換基の性質(反応性)に依存
する。
定義された基W,W2 またはW3 であるが、置換基のど
の定義もが与えられる方法全てと適合するわけではない
ことを考慮しなければならない。適当な調製方法の選択
は、問題の中間体の中の置換基の性質(反応性)に依存
する。
【0101】反応スキーム8の方法a)に従った反応
は、例えば式XXIIaのカルボン酸から出発して、Organi
c Reactions 18, 1 (1970), Organic Synthesis 49, 81
(1969) および"Comprehensive Organic Transformatio
ns", R.C. Larock編, VCH 1989, 685 頁と同様に、不活
性溶媒(好ましくはジエチルエーテル)中で、−100 ℃
〜50℃の温度で、式 XXIIIaのアルキルリチウムまたは
式 XXIIIbのグリニャール試薬(塩化アルキルマグネシ
ウムまたは臭化アルキルマグネシウム)を使って行われ
る。
は、例えば式XXIIaのカルボン酸から出発して、Organi
c Reactions 18, 1 (1970), Organic Synthesis 49, 81
(1969) および"Comprehensive Organic Transformatio
ns", R.C. Larock編, VCH 1989, 685 頁と同様に、不活
性溶媒(好ましくはジエチルエーテル)中で、−100 ℃
〜50℃の温度で、式 XXIIIaのアルキルリチウムまたは
式 XXIIIbのグリニャール試薬(塩化アルキルマグネシ
ウムまたは臭化アルキルマグネシウム)を使って行われ
る。
【0102】反応スキーム8の方法b)に従った反応
は、J. Chem. Soc. 1954, 1297と同様に行われる。まず
式XXIIbのアミンをジアゾ化して対応するジアゾニウム
塩を与え、そのジアゾニウム塩を式XXIVのオキシムと反
応させる。次いで加水分解、例えば水性酢酸ナトリウム
と硫酸銅を使った加水分解により、対応する式XXのメチ
ルケトンが得られる。
は、J. Chem. Soc. 1954, 1297と同様に行われる。まず
式XXIIbのアミンをジアゾ化して対応するジアゾニウム
塩を与え、そのジアゾニウム塩を式XXIVのオキシムと反
応させる。次いで加水分解、例えば水性酢酸ナトリウム
と硫酸銅を使った加水分解により、対応する式XXのメチ
ルケトンが得られる。
【0103】反応スキーム8の方法c)に従った反応
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", Longman 1989, 1006 頁および次頁参照, と同様に
行われる。ここで、式XXIIの芳香族化合物を式XXV のア
ルカンカルボン酸誘導体(例えばプロピオニルクロリ
ド)と酸(例えばルイス酸、例えば塩化アルミニウム)
の存在下で、溶媒を使ってまたは使わずに、0℃〜150
℃の温度で反応させる。
は、"Vogel's Textbook of PracticalOrganic Chemistr
y", Longman 1989, 1006 頁および次頁参照, と同様に
行われる。ここで、式XXIIの芳香族化合物を式XXV のア
ルカンカルボン酸誘導体(例えばプロピオニルクロリ
ド)と酸(例えばルイス酸、例えば塩化アルミニウム)
の存在下で、溶媒を使ってまたは使わずに、0℃〜150
℃の温度で反応させる。
【0104】反応スキーム8の方法d)に従った反応
は、"Advanced Organic Chemistry",J. March編, McGra
w-Hill Book Company, New York, 1985, 816-817 頁と1
057-1058 頁と同様に、式XXIIcのアルデヒドから出発
して、式 XXIIIbのグリニャール試薬(例えば塩化エチ
ルマグネシウムまたは臭化エチルマグネシウム)を使っ
て、または不活性溶媒(好ましくはジエチルエーテル)
中のエチルリチウムを使って、−80℃〜25℃の温度で反
応せしめ、次いで得られたアルコールを酸化せしめるこ
とによってケトンを与える。適当な酸化剤は、例えば、
過マンガン酸カリウム、二クロム酸ピリジニウムおよび
二クロム酸ナトリウムである。
は、"Advanced Organic Chemistry",J. March編, McGra
w-Hill Book Company, New York, 1985, 816-817 頁と1
057-1058 頁と同様に、式XXIIcのアルデヒドから出発
して、式 XXIIIbのグリニャール試薬(例えば塩化エチ
ルマグネシウムまたは臭化エチルマグネシウム)を使っ
て、または不活性溶媒(好ましくはジエチルエーテル)
中のエチルリチウムを使って、−80℃〜25℃の温度で反
応せしめ、次いで得られたアルコールを酸化せしめるこ
とによってケトンを与える。適当な酸化剤は、例えば、
過マンガン酸カリウム、二クロム酸ピリジニウムおよび
二クロム酸ナトリウムである。
【0105】式XXII, XXIIa,XXIIbおよびXXIIcの出
発化合物は既知であり、既に開示されている方法により
調製することができる。
発化合物は既知であり、既に開示されている方法により
調製することができる。
【0106】式XXaの出発化合物は、標準法と同様に、
例えば a) 式XVのブロモニトリル
例えば a) 式XVのブロモニトリル
【化121】 (上式中、R1 は式Iのもとに定義した通りである)と
式XXIIdのニトリル W−CN (XXIId) (上式中、Wは式Iのもとに定義した通りである)との
Reformatsky 反応に続いて、例えばOrganomet. Chem. 7
1, 325 (1974) 中に記載された方法と同様な加水分解に
より;または b) 例えばJ. Am. Chem. Soc. 54, 2960 (1932) ;同
文献 79, 723 (1957) ;またはTetrahedron Lett. 197
9, 1585に記載された方法と同様にして、式XVI のニト
リル R1 −CH2 −CN (XVI) (上式中、R1 は式Iのもとに定義した通りである)と
式XXIIeのエステル W−COOR7 (XXIIe) (上式中、Wは前に定義した通りでありそしてR7 はメ
チルまたはエチルである)とを、溶媒中、例えばメタノ
ールまたはエタノール中で、塩基、例えばアルコキシ
ド、例えばナトリウムメトキシドまたはナトリウムエト
キシドの存在下で、縮合せしめることにより;または c) 例えばJ. Heterocycl. Chem. 21, 1849 (1984)中
に記載された方法と同様にして、式XXbの化合物
式XXIIdのニトリル W−CN (XXIId) (上式中、Wは式Iのもとに定義した通りである)との
Reformatsky 反応に続いて、例えばOrganomet. Chem. 7
1, 325 (1974) 中に記載された方法と同様な加水分解に
より;または b) 例えばJ. Am. Chem. Soc. 54, 2960 (1932) ;同
文献 79, 723 (1957) ;またはTetrahedron Lett. 197
9, 1585に記載された方法と同様にして、式XVI のニト
リル R1 −CH2 −CN (XVI) (上式中、R1 は式Iのもとに定義した通りである)と
式XXIIeのエステル W−COOR7 (XXIIe) (上式中、Wは前に定義した通りでありそしてR7 はメ
チルまたはエチルである)とを、溶媒中、例えばメタノ
ールまたはエタノール中で、塩基、例えばアルコキシ
ド、例えばナトリウムメトキシドまたはナトリウムエト
キシドの存在下で、縮合せしめることにより;または c) 例えばJ. Heterocycl. Chem. 21, 1849 (1984)中
に記載された方法と同様にして、式XXbの化合物
【化122】 (上式中、WおよびR1 は前に定義した通りであり、そ
してL1 は脱離基、例えば塩素または臭素である)の置
換により;または d) 例えばJ. Am. Chem. Soc. 61, 1940 (1939) に記
載された方法と同様にして、式XXcのケトニトリル
してL1 は脱離基、例えば塩素または臭素である)の置
換により;または d) 例えばJ. Am. Chem. Soc. 61, 1940 (1939) に記
載された方法と同様にして、式XXcのケトニトリル
【化123】 を、塩基および溶媒の存在下で、式 XIIcのアルキル化
剤 R1 −L1 (XIIc) (式XXcおよび XIIcの化合物中のWおよびR1 は前に
定義した通りであり、そしてL1 は脱離基、例えば塩
素、臭素またはC6H5SO2O- である)を使ってアルキル化
することにより調製することができる。
剤 R1 −L1 (XIIc) (式XXcおよび XIIcの化合物中のWおよびR1 は前に
定義した通りであり、そしてL1 は脱離基、例えば塩
素、臭素またはC6H5SO2O- である)を使ってアルキル化
することにより調製することができる。
【0107】反応スキーム2〜4における式XIa,XI
b,XIdおよびXIeの中間体は、既知の方法と同様に、
上述した式XXのメチルケトンから、例えば下記の反応ス
キーム9に与えられる方法a),b),c)およびd)
に従って調製することができる。
b,XIdおよびXIeの中間体は、既知の方法と同様に、
上述した式XXのメチルケトンから、例えば下記の反応ス
キーム9に与えられる方法a),b),c)およびd)
に従って調製することができる。
【0108】反応スキーム9
【化124】
【0109】反応スキーム9において基WおよびR1 は
式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1 〜
C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベン
ジルであり、特にメチルまたはエチルである。
式Iのもとに定義した通りであり、そしてR81はC1 〜
C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケニルまたはベン
ジルであり、特にメチルまたはエチルである。
【0110】反応スキーム9の方法a)に従った反応
は、 ルートa):Chem. Communic. 1995, 1549 ; Liebigs A
nn. 641, 63 (1961) ;およびJ. Chem. Soc. 1943, 491
と同様にして、式XXのケトンを、塩基、特に対応するナ
トリウムアルコキシドの存在下で、溶媒、例えば対応す
るアルコールR81OH中で、第二の溶媒、例えばエーテ
ルまたは炭化水素と一緒に、0℃から問題の溶媒の沸点
までの温度において、式XXI のジアルキルオキサレー
ト、好ましくはジメチルマロネートと反応させることに
よって;または ルートb):式XXのケトンを、溶媒を使ってまたは使わ
ずに、20℃から問題の反応媒質の沸点までの温度におい
て、式 XXIaのヘキサアルコキシエタン、好ましくはヘ
キサメトキシエタンまたはヘキサエトキシエタンと反応
させることによって式XIaのジケトエステルを与える。
反応が溶媒中で行われる場合、トルエンが好ましい。こ
の反応は酸、例えば塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸またはトリフルオロ酢酸により触
媒させることができる。
は、 ルートa):Chem. Communic. 1995, 1549 ; Liebigs A
nn. 641, 63 (1961) ;およびJ. Chem. Soc. 1943, 491
と同様にして、式XXのケトンを、塩基、特に対応するナ
トリウムアルコキシドの存在下で、溶媒、例えば対応す
るアルコールR81OH中で、第二の溶媒、例えばエーテ
ルまたは炭化水素と一緒に、0℃から問題の溶媒の沸点
までの温度において、式XXI のジアルキルオキサレー
ト、好ましくはジメチルマロネートと反応させることに
よって;または ルートb):式XXのケトンを、溶媒を使ってまたは使わ
ずに、20℃から問題の反応媒質の沸点までの温度におい
て、式 XXIaのヘキサアルコキシエタン、好ましくはヘ
キサメトキシエタンまたはヘキサエトキシエタンと反応
させることによって式XIaのジケトエステルを与える。
反応が溶媒中で行われる場合、トルエンが好ましい。こ
の反応は酸、例えば塩酸、硫酸、メタンスルホン酸、p
−トルエンスルホン酸またはトリフルオロ酢酸により触
媒させることができる。
【0111】反応スキーム9の方法c)およびd)に従
った反応は方法a)について記載した手順と同様に進
み、そして式XIdおよび式XIeの中間体を与える。式XX
のケトンを一方で式XXVIbのN,N−ジメチルホルムア
ミドのアセタール、好ましくはN,N−ジメチルホルム
アミドジメチルアセタールまたはN,N−ジメチルホル
ムアミドジエチルアセタールと反応させると式XIdの中
間体が形成され、他方で式XXVII のオルト蟻酸エステ
ル、好ましくはオルト蟻酸メチルまたはオルト蟻酸エチ
ルと反応させると式XIeの中間体が形成される。
った反応は方法a)について記載した手順と同様に進
み、そして式XIdおよび式XIeの中間体を与える。式XX
のケトンを一方で式XXVIbのN,N−ジメチルホルムア
ミドのアセタール、好ましくはN,N−ジメチルホルム
アミドジメチルアセタールまたはN,N−ジメチルホル
ムアミドジエチルアセタールと反応させると式XIdの中
間体が形成され、他方で式XXVII のオルト蟻酸エステ
ル、好ましくはオルト蟻酸メチルまたはオルト蟻酸エチ
ルと反応させると式XIeの中間体が形成される。
【0112】塩基(好ましくはナトリウムメトキシドま
たはナトリウムエトキシド)および溶媒(特にメタノー
ルまたはエタノール)の存在下で、0℃から反応混合物
の沸点までの温度での、反応スキーム9の方法b)に従
った式XXのケトンと式XXVIaのアセタールエステル(好
ましくはメチルジメトキシアセテートまたはエチルジエ
トキシアセテート)との反応は、式XIbのジケトアセタ
ールを与える。場合によって、追加の溶媒、例えばエー
テルを添加することもできる。
たはナトリウムエトキシド)および溶媒(特にメタノー
ルまたはエタノール)の存在下で、0℃から反応混合物
の沸点までの温度での、反応スキーム9の方法b)に従
った式XXのケトンと式XXVIaのアセタールエステル(好
ましくはメチルジメトキシアセテートまたはエチルジエ
トキシアセテート)との反応は、式XIbのジケトアセタ
ールを与える。場合によって、追加の溶媒、例えばエー
テルを添加することもできる。
【0113】フェニル環の5位が置換されている式Iの
フェニルピラゾール(基W1 ,置換基R6 )を調製する
ためには、多数の既知の標準法を利用することができる
が、適当な調製方法の選択は問題の中間体中の置換基の
性質(反応性)に依存する。幾つかの代表的例を反応ス
キーム10〜13に与える。
フェニルピラゾール(基W1 ,置換基R6 )を調製する
ためには、多数の既知の標準法を利用することができる
が、適当な調製方法の選択は問題の中間体中の置換基の
性質(反応性)に依存する。幾つかの代表的例を反応ス
キーム10〜13に与える。
【0114】式I37またはI38のメトキシ置換またはベ
ンジルオキシ置換誘導体から出発する、フェニル環の5
位がO−置換されておりそしてR6 =OR20である式I
のフェニルピラゾール誘導体(W=W1 )の調製が反応
スキーム10に示される。
ンジルオキシ置換誘導体から出発する、フェニル環の5
位がO−置換されておりそしてR6 =OR20である式I
のフェニルピラゾール誘導体(W=W1 )の調製が反応
スキーム10に示される。
【0115】反応スキーム10
【化125】
【0116】反応スキーム10中の式I39のフェニルピラ
ゾール誘導体は、例えばa)式I37の化合物から、例え
ばSynthesis 1989, 287 中に記載の通りに高温でN,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)中で塩化リチウムを
使って、もしくは例えばOrg.Synth. Collect. 第V
巻,412, 1973 に記載の通りに−80℃〜20℃の温度でジ
クロロメタン中で三臭化ホウ素を使って、エーテル開裂
により;またはb)式I38の化合物から、例えばJ. Am.
Chem. Soc. 93, 746 (1971)に記載の通りに、触媒、例
えばパラジウム/炭素の存在下で水素を使って、水添分
解により、得ることができる。
ゾール誘導体は、例えばa)式I37の化合物から、例え
ばSynthesis 1989, 287 中に記載の通りに高温でN,N
−ジメチルホルムアミド(DMF)中で塩化リチウムを
使って、もしくは例えばOrg.Synth. Collect. 第V
巻,412, 1973 に記載の通りに−80℃〜20℃の温度でジ
クロロメタン中で三臭化ホウ素を使って、エーテル開裂
により;またはb)式I38の化合物から、例えばJ. Am.
Chem. Soc. 93, 746 (1971)に記載の通りに、触媒、例
えばパラジウム/炭素の存在下で水素を使って、水添分
解により、得ることができる。
【0117】反応スキーム10において式Iの化合物を与
える式I39のフェニルピラゾールの誘導体化は、標準法
により、例えばR20−hal (ここでR20は式Iのもとに
定義した通りでありそしてhal はハロゲン、特に塩素、
臭素またはヨウ素である)を使ったアルキル化により、
行うことができる。
える式I39のフェニルピラゾールの誘導体化は、標準法
により、例えばR20−hal (ここでR20は式Iのもとに
定義した通りでありそしてhal はハロゲン、特に塩素、
臭素またはヨウ素である)を使ったアルキル化により、
行うことができる。
【0118】5位が置換されていない式I40の誘導体か
ら出発する、フェニル環の5位がS−置換されており且
つR6 =S(O)m R30である式I(W=W1 )のフェ
ニルピラゾール誘導体の調製は下記の反応スキーム11に
説明される。
ら出発する、フェニル環の5位がS−置換されており且
つR6 =S(O)m R30である式I(W=W1 )のフェ
ニルピラゾール誘導体の調製は下記の反応スキーム11に
説明される。
【0119】反応スキーム11
【化126】
【0120】反応スキーム11における式I42のチオフェ
ニルピラゾールの調製は、既知の方法と同様にして、例
えばJ. Org. Chem. 54, 6096 (1989) 、EP-A-0 259 265
または"Sulfonation and Related Reactions", Gilbert
編, Interscience Publishers, New York, 1965 に記載
された通りに行うことができる。その後、式I40のフェ
ニルピラゾールを硫酸中の三酸化硫黄またはクロロスル
ホン酸を使ってクロロスルホニル化して式I41の化合物
を与え、この化合物を次いで塩化錫または塩化亜鉛で還
元せしめて式I42のチオフェノール誘導体を与える。反
応スキーム11における式Iの化合物を与える式I42のチ
オフェニルピラゾールの誘導体化は、標準法により、例
えばR30−hal (ここでR30は式Iのもとに定義した通
りでありそしてhal はハロゲン、特に塩素、臭素または
ヨウ素である)を使ったアルキル化により、行うことが
できる(m=0)。式Iのスルフィンまたはスルホン誘
導体(それぞれm=1または2)を与えるその後の酸化
も同じく標準法により、例えば過酸、例えばm−クロロ
過安息香酸を使って行うことができる。
ニルピラゾールの調製は、既知の方法と同様にして、例
えばJ. Org. Chem. 54, 6096 (1989) 、EP-A-0 259 265
または"Sulfonation and Related Reactions", Gilbert
編, Interscience Publishers, New York, 1965 に記載
された通りに行うことができる。その後、式I40のフェ
ニルピラゾールを硫酸中の三酸化硫黄またはクロロスル
ホン酸を使ってクロロスルホニル化して式I41の化合物
を与え、この化合物を次いで塩化錫または塩化亜鉛で還
元せしめて式I42のチオフェノール誘導体を与える。反
応スキーム11における式Iの化合物を与える式I42のチ
オフェニルピラゾールの誘導体化は、標準法により、例
えばR30−hal (ここでR30は式Iのもとに定義した通
りでありそしてhal はハロゲン、特に塩素、臭素または
ヨウ素である)を使ったアルキル化により、行うことが
できる(m=0)。式Iのスルフィンまたはスルホン誘
導体(それぞれm=1または2)を与えるその後の酸化
も同じく標準法により、例えば過酸、例えばm−クロロ
過安息香酸を使って行うことができる。
【0121】5位が置換されていないかまたはトリフレ
ート置換されている式I40およびI47の誘導体から出発
する、フェニル環の5位がカルボキシ置換されており且
つR6 =ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、R10NH
またはR10R11Nである式I(W=W1 )のフェニルピ
ラゾール誘導体の調製は下記の反応スキーム12に説明さ
れる。
ート置換されている式I40およびI47の誘導体から出発
する、フェニル環の5位がカルボキシ置換されており且
つR6 =ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、R10NH
またはR10R11Nである式I(W=W1 )のフェニルピ
ラゾール誘導体の調製は下記の反応スキーム12に説明さ
れる。
【0122】反応スキーム12
【化127】
【0123】反応スキーム12において、Qは基
【化128】 であり、ここでR1 〜R3 は式Iのもとに定義した通り
である。
である。
【0124】反応スキーム12に従って、式I40のフェニ
ルピラゾールを標準法により、例えば硝酸と硫酸の混合
物中でニトロ化し、次いで生成した式I43のニトロ化合
物を触媒の存在下で水素を使って還元することにより、
またはBechampsの方法により、式I44のアニリン誘導体
に変換することができる。次いで、式I44のアニリン誘
導体を、標準法により、例えばアシル化もしくはエチル
化により、直接誘導体化して対応する式Iの化合物を与
えるか、またはジアゾ化とSandmeyer 反応を使って式I
45のハロゲン化合物に変換することができる。反応スキ
ーム12中の式I46のベンゾエートは、例えばJ. Org. Ch
em. 39, 3318 (1984) または同文献 40,532 (1975) と
同様にして、式I45の化合物から、一酸化炭素と触媒、
例えば塩化パラジウムトリフェニルホスフィン〔PdCl
2(TPP)2 〕を使って、溶媒、例えばエタノールの存在下
で、高温で、加圧を使ってまたは使わずに、得ることが
できる。式I46の中間体を合成する他の可能性は、Tetr
ahedron Letters 25, 2271 (1984) および同文献 27, 3
931 (1986)と同様な方法である。これによれば、式I 47
の化合物を触媒、例えばパラジウムの存在下でカルボニ
ル化する。次いで式I46の安息香酸エステルの加水分解
により式I48の安息香酸誘導体を与え、これを標準法に
より、例えばエステル化またはアミド化により、対応す
る式Iの化合物に変換することができる。
ルピラゾールを標準法により、例えば硝酸と硫酸の混合
物中でニトロ化し、次いで生成した式I43のニトロ化合
物を触媒の存在下で水素を使って還元することにより、
またはBechampsの方法により、式I44のアニリン誘導体
に変換することができる。次いで、式I44のアニリン誘
導体を、標準法により、例えばアシル化もしくはエチル
化により、直接誘導体化して対応する式Iの化合物を与
えるか、またはジアゾ化とSandmeyer 反応を使って式I
45のハロゲン化合物に変換することができる。反応スキ
ーム12中の式I46のベンゾエートは、例えばJ. Org. Ch
em. 39, 3318 (1984) または同文献 40,532 (1975) と
同様にして、式I45の化合物から、一酸化炭素と触媒、
例えば塩化パラジウムトリフェニルホスフィン〔PdCl
2(TPP)2 〕を使って、溶媒、例えばエタノールの存在下
で、高温で、加圧を使ってまたは使わずに、得ることが
できる。式I46の中間体を合成する他の可能性は、Tetr
ahedron Letters 25, 2271 (1984) および同文献 27, 3
931 (1986)と同様な方法である。これによれば、式I 47
の化合物を触媒、例えばパラジウムの存在下でカルボニ
ル化する。次いで式I46の安息香酸エステルの加水分解
により式I48の安息香酸誘導体を与え、これを標準法に
より、例えばエステル化またはアミド化により、対応す
る式Iの化合物に変換することができる。
【0125】フェニル環の5位が置換されており且つR
6 がR52ZC(O)−C1 〜C8 アルキル、R52ZC
(O)−C1 〜C8 ハロアルキル、R52ZC(O)−C
2 〜C8 アルケニル、R52ZC(O)−C2 〜C8 アル
キニル、R52ZC(O)−C2〜C8 ハロアルケニル、
R52ZC(O)−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキルまたはR52ZC(O)−C1 〜C4 アルキルチオ
−C1 〜C4 アルキルである式I(W=W1 )のフェニ
ルピラゾール誘導体の調製は、フェニル環の5位がハロ
ゲンにより、特に塩素、臭素またはヨウ素により置換さ
れている式I45の誘導体から出発して、Heck反応により
〔ルートa)〕、またはフェニル環の5位がアミノによ
り置換されている式I44の誘導体から出発して、ジアゾ
化とその後のMeerwein反応により〔ルートb)〕行わ
れ、これは反応スキーム13に説明される。
6 がR52ZC(O)−C1 〜C8 アルキル、R52ZC
(O)−C1 〜C8 ハロアルキル、R52ZC(O)−C
2 〜C8 アルケニル、R52ZC(O)−C2 〜C8 アル
キニル、R52ZC(O)−C2〜C8 ハロアルケニル、
R52ZC(O)−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキルまたはR52ZC(O)−C1 〜C4 アルキルチオ
−C1 〜C4 アルキルである式I(W=W1 )のフェニ
ルピラゾール誘導体の調製は、フェニル環の5位がハロ
ゲンにより、特に塩素、臭素またはヨウ素により置換さ
れている式I45の誘導体から出発して、Heck反応により
〔ルートa)〕、またはフェニル環の5位がアミノによ
り置換されている式I44の誘導体から出発して、ジアゾ
化とその後のMeerwein反応により〔ルートb)〕行わ
れ、これは反応スキーム13に説明される。
【0126】反応スキーム13
【化129】
【0127】反応スキーム13において、Qは基
【化130】 であり、ここでR1 〜R3 は式Iのもとに定義した通り
である。
である。
【0128】反応スキーム13のルートa)に従って、例
えばW.G. Dauben 編, R.F. Heck, Organic Reactions 2
7, 345 (1982) と同様にしてHeck反応によって、式I49
のアルキニルエステル誘導体を調製することができる。
標準法により、例えば部分または完全水素化によって対
応するR52ZC(O)アルケニルまたはR52ZC(O)
アルキル誘導体を得ることができ、そしてハロゲン化に
よって対応するR52ZC(O)ハロアルケニルまたはR
52ZC(O)ハロアルキル誘導体を得ることができる。
えばW.G. Dauben 編, R.F. Heck, Organic Reactions 2
7, 345 (1982) と同様にしてHeck反応によって、式I49
のアルキニルエステル誘導体を調製することができる。
標準法により、例えば部分または完全水素化によって対
応するR52ZC(O)アルケニルまたはR52ZC(O)
アルキル誘導体を得ることができ、そしてハロゲン化に
よって対応するR52ZC(O)ハロアルケニルまたはR
52ZC(O)ハロアルキル誘導体を得ることができる。
【0129】反応スキーム13のルートb)に従って、例
えばOrganic Reactions 11, 189-260 (1960)と同様に式
I44のアニリン誘導体からジアゾ化とMeerwein反応によ
り、式I50のR52ZC(O)アルキル誘導体を調製する
ことができる。それから既知の標準法により、例えば水
添分解またはハロゲンの脱離により、対応する式IのR
52ZC(O)ハロアルキルまたはR52ZC(O)アルケ
ニル誘導体を調製することができる。
えばOrganic Reactions 11, 189-260 (1960)と同様に式
I44のアニリン誘導体からジアゾ化とMeerwein反応によ
り、式I50のR52ZC(O)アルキル誘導体を調製する
ことができる。それから既知の標準法により、例えば水
添分解またはハロゲンの脱離により、対応する式IのR
52ZC(O)ハロアルキルまたはR52ZC(O)アルケ
ニル誘導体を調製することができる。
【0130】Wが基
【化131】 であり、そしてR4 ,R70およびA1 −B1 が式Iのも
とに定義した通りである、式Iの化合物のベンゾフラン
およびジヒドロベンゾフラン環の調製を、下記の反応ス
キーム14, 15および16に詳細に示す。
とに定義した通りである、式Iの化合物のベンゾフラン
およびジヒドロベンゾフラン環の調製を、下記の反応ス
キーム14, 15および16に詳細に示す。
【0131】反応スキーム14
【化132】
【0132】反応スキーム15
【化133】
【0133】反応スキーム16
【化134】
【0134】反応スキーム14, 15および16において、Q
は基
は基
【化135】 であり、ここでR1 〜R3 は式Iのもとに定義した通り
である。
である。
【0135】式VIIIaのアリルエーテルは、反応スキー
ム14に従って、例えばEP-A-0 617 033明細書(第3頁45
〜46行目)またはUS-A-4 881 967明細書(第11段落、17
〜39行目)と同様にして、不活性有機溶媒、例えばアセ
トン、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムア
ミドを使ってまたは使わずに、塩基、例えば炭酸カリウ
ムの存在下で、式VII の化合物を式XIV (式中L1 は脱
離基、例えばハロゲン、特に塩素または臭素である)の
アリル誘導体と反応せしめることにより、得ることがで
きる。
ム14に従って、例えばEP-A-0 617 033明細書(第3頁45
〜46行目)またはUS-A-4 881 967明細書(第11段落、17
〜39行目)と同様にして、不活性有機溶媒、例えばアセ
トン、アセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムア
ミドを使ってまたは使わずに、塩基、例えば炭酸カリウ
ムの存在下で、式VII の化合物を式XIV (式中L1 は脱
離基、例えばハロゲン、特に塩素または臭素である)の
アリル誘導体と反応せしめることにより、得ることがで
きる。
【0136】式IXaのアリル化フェノール誘導体は、対
応する式VIIIaのアリルエーテルを熱転位反応にかける
ことにより得られる。この転位反応(クライゼン転位)
は、例えばEP-A-0 617 033明細書(第3頁17〜44行目)
またはUS-A-4 881 967明細書(第10段落30行目〜第10段
落最終行まで)と同様にして、溶媒、例えばトルエン、
キシレン、メシチレンまたはテトラリンおよび第三級ア
ミン、例えばN,N−ジエチルアニリンまたはそれらの
混合物を使ってまたは使わずに、20℃〜300 ℃の温度、
好ましくは100 ℃〜250 ℃の温度で、0.5 〜48時間実施
される。所望であれば、この転位反応は密閉した加圧容
器の中で行うことができる。
応する式VIIIaのアリルエーテルを熱転位反応にかける
ことにより得られる。この転位反応(クライゼン転位)
は、例えばEP-A-0 617 033明細書(第3頁17〜44行目)
またはUS-A-4 881 967明細書(第10段落30行目〜第10段
落最終行まで)と同様にして、溶媒、例えばトルエン、
キシレン、メシチレンまたはテトラリンおよび第三級ア
ミン、例えばN,N−ジエチルアニリンまたはそれらの
混合物を使ってまたは使わずに、20℃〜300 ℃の温度、
好ましくは100 ℃〜250 ℃の温度で、0.5 〜48時間実施
される。所望であれば、この転位反応は密閉した加圧容
器の中で行うことができる。
【0137】あるいは、この転位反応は、例えばUS-A-4
881 967明細書(第10段落66行目〜第10段落最終行、お
よび第11段落1〜7行目)と同様に、不活性溶媒、例え
ばジクロロメタン中で、0℃〜25℃の温度で、ルイス酸
触媒、例えば三塩化ホウ素の存在下でも実施することが
できる。
881 967明細書(第10段落66行目〜第10段落最終行、お
よび第11段落1〜7行目)と同様に、不活性溶媒、例え
ばジクロロメタン中で、0℃〜25℃の温度で、ルイス酸
触媒、例えば三塩化ホウ素の存在下でも実施することが
できる。
【0138】式IXaの化合物のその後の環化反応は、1
または複数の方法により、例えばUS-A-4 881 967明細書
(第8段落56行目〜第8段落最終行、および第9段落1
〜3行目)と同様にして、ただし特には不活性有機溶
媒、例えばキシレン中で、酸、例えばp−トルエンスル
ホン酸の存在下で、酸触媒を使って行うことができる。
または複数の方法により、例えばUS-A-4 881 967明細書
(第8段落56行目〜第8段落最終行、および第9段落1
〜3行目)と同様にして、ただし特には不活性有機溶
媒、例えばキシレン中で、酸、例えばp−トルエンスル
ホン酸の存在下で、酸触媒を使って行うことができる。
【0139】R72がヒドロキシ−C1 〜C6 アルキル
(R72=−CH(OH)−R8 )である式Iの化合物の
調製は、反応スキーム15に従って、例えばEP-A-0 617 0
33明細書(第3頁最後の欄、および第4頁1〜50行目)
と同様にして、式IXaの化合物を例えばm−クロロ過安
息香酸(MCPA)を使って、有機溶媒の存在下でエポキシ
化し、次いでその生成物を環化せしめることにより実施
される。
(R72=−CH(OH)−R8 )である式Iの化合物の
調製は、反応スキーム15に従って、例えばEP-A-0 617 0
33明細書(第3頁最後の欄、および第4頁1〜50行目)
と同様にして、式IXaの化合物を例えばm−クロロ過安
息香酸(MCPA)を使って、有機溶媒の存在下でエポキシ
化し、次いでその生成物を環化せしめることにより実施
される。
【0140】反応スキーム16中の式VIIIbのアリルエー
テルは、例えばEP-A-0 561 319明細書と同様にして、対
応する式VII のフェノールと式XIV のアリル誘導体から
調製することができる(反応スキーム14;R71=塩
素)。
テルは、例えばEP-A-0 561 319明細書と同様にして、対
応する式VII のフェノールと式XIV のアリル誘導体から
調製することができる(反応スキーム14;R71=塩
素)。
【0141】式IXbのフェノールは、反応スキーム14に
記載した手順と同様にして、式VIIIbのアリルエーテル
を加熱することにより得ることができる。この熱転位反
応は、150 ℃〜250 ℃の温度で、不活性有機溶媒を使っ
てまたは使わずに、2〜100時間に渡り実施される。
記載した手順と同様にして、式VIIIbのアリルエーテル
を加熱することにより得ることができる。この熱転位反
応は、150 ℃〜250 ℃の温度で、不活性有機溶媒を使っ
てまたは使わずに、2〜100時間に渡り実施される。
【0142】式IXbのフェノールのその後の環化は、好
都合には酸、例えば無機酸、例えば塩酸、硫酸もしくは
ポリリン酸、有機酸、例えばp−トルエンスルホン酸も
しくはトリフルオロメタンスルホン酸、またはカルボン
酸、例えば蟻酸、酢酸もしくはトリフルオロ酢酸の存在
下で行われる。式Vbのフェノールに対する使用する酸
の量は 1.1:1 から 100:1 までである。
都合には酸、例えば無機酸、例えば塩酸、硫酸もしくは
ポリリン酸、有機酸、例えばp−トルエンスルホン酸も
しくはトリフルオロメタンスルホン酸、またはカルボン
酸、例えば蟻酸、酢酸もしくはトリフルオロ酢酸の存在
下で行われる。式Vbのフェノールに対する使用する酸
の量は 1.1:1 から 100:1 までである。
【0143】環化反応は、溶媒、例えば芳香族炭化水
素、例えばベンゼンもしくはトルエン、ハロゲン化炭化
水素、例えばクロロホルムもしくは四塩化炭素、無機
酸、例えば塩酸もしくは硫酸、有機酸、例えば酢酸、お
よび水、を使ってまたは使わずに行われる。それらの溶
媒は混合物の形で使用することもできる。
素、例えばベンゼンもしくはトルエン、ハロゲン化炭化
水素、例えばクロロホルムもしくは四塩化炭素、無機
酸、例えば塩酸もしくは硫酸、有機酸、例えば酢酸、お
よび水、を使ってまたは使わずに行われる。それらの溶
媒は混合物の形で使用することもできる。
【0144】この環化は好結果には0℃〜100 ℃、好ま
しくは5℃〜80℃の温度で、0.5 〜24時間に渡って実施
される。
しくは5℃〜80℃の温度で、0.5 〜24時間に渡って実施
される。
【0145】式Iの化合物を与えるためのベンゾフラニ
ルまたはジヒドロベンゾフラニル間の2位の置換基R72
〔または−CH2 R8 もしくは−CH(OH)−R8 〕
のその先の全ての官能基変換反応は、反応スキーム14,
15および16に従って式Iの化合物から出発して、例えば
EP-A-0 617 033明細書(第3頁、最後の段落から第8頁
まで)、EP-A-0 561 319明細書(第3頁、最後の段落か
ら第10頁まで)またはUS-A-4 881 967明細書(第13およ
び14段落)に記載された手順と同様にして、実施するこ
とができる。
ルまたはジヒドロベンゾフラニル間の2位の置換基R72
〔または−CH2 R8 もしくは−CH(OH)−R8 〕
のその先の全ての官能基変換反応は、反応スキーム14,
15および16に従って式Iの化合物から出発して、例えば
EP-A-0 617 033明細書(第3頁、最後の段落から第8頁
まで)、EP-A-0 561 319明細書(第3頁、最後の段落か
ら第10頁まで)またはUS-A-4 881 967明細書(第13およ
び14段落)に記載された手順と同様にして、実施するこ
とができる。
【0146】式VII の出発フェノール(反応スキーム1
4)は、例えば反応スキーム17において示したように、
それぞれ式VII1またはVII2の対応するメトキシまたはベ
ンジルオキシ置換誘導体(ここでR4 およびR70は式I
のもとに定義した通りであり、そしてQは基
4)は、例えば反応スキーム17において示したように、
それぞれ式VII1またはVII2の対応するメトキシまたはベ
ンジルオキシ置換誘導体(ここでR4 およびR70は式I
のもとに定義した通りであり、そしてQは基
【化136】 であり、ここでR1 〜R3 は式Iのもとに定義した通り
である)から、得ることができる。
である)から、得ることができる。
【0147】反応スキーム17
【化137】
【0148】このスキームのルートa)に従って、例え
ばSynthesis 1989, 287 に記載された通りに、高温で
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中の塩化リチ
ウムを使って、または例えばOrg. Synth., Collect. 第
V巻, 412, 1973 に記載されたように、−80℃〜20℃の
温度でジクロロメタン中の三臭化ホウ素を使って、式VI
I1の化合物をエーテル開裂にかけ、あるいはルートb)
に従って、例えばJ. Am.Chem. Soc. 93, 746 (1971)に
記載されたように、触媒、例えばパラジウム/炭素の存
在下で水素を使って式VII2の化合物を水添分解にかけ
る。
ばSynthesis 1989, 287 に記載された通りに、高温で
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中の塩化リチ
ウムを使って、または例えばOrg. Synth., Collect. 第
V巻, 412, 1973 に記載されたように、−80℃〜20℃の
温度でジクロロメタン中の三臭化ホウ素を使って、式VI
I1の化合物をエーテル開裂にかけ、あるいはルートb)
に従って、例えばJ. Am.Chem. Soc. 93, 746 (1971)に
記載されたように、触媒、例えばパラジウム/炭素の存
在下で水素を使って式VII2の化合物を水添分解にかけ
る。
【0149】反応スキーム17中の式VII1およびVII2の化
合物は、標準法により、例えばUS-A-4 452 981明細書お
よびEP-A-0 061 741明細書に記載されたように、式VII3
の既知フェノール
合物は、標準法により、例えばUS-A-4 452 981明細書お
よびEP-A-0 061 741明細書に記載されたように、式VII3
の既知フェノール
【化138】 (ここでR4 およびR70は式Iのもとに定義した通りで
ある)から、ベンゼン環をニトロ化し、そしてフェノー
ル機能をそれぞれメチル化またはベンジル化し、次いで
ニトロ基を還元して、対応する式VII4のアニリン誘導体
ある)から、ベンゼン環をニトロ化し、そしてフェノー
ル機能をそれぞれメチル化またはベンジル化し、次いで
ニトロ基を還元して、対応する式VII4のアニリン誘導体
【化139】 (ここでR4 およびR70は上述した意味を有し、そして
R12はメチルまたはベンジルである)を与え、次いで上
述したようにしてピラゾール環を構築することにより、
調製することができる。
R12はメチルまたはベンジルである)を与え、次いで上
述したようにしてピラゾール環を構築することにより、
調製することができる。
【0150】反応スキーム14中の式XIV の出発化合物は
既知であるか、または開示された方法により調製するこ
とができる。
既知であるか、または開示された方法により調製するこ
とができる。
【0151】ベンゾフラニルまたはジヒドロベンゾフラ
ニル環の2位が置換されている式I他の全ての化合物
(W=W3 ;R72)の調製には多数の既知の標準法、例
えばアルキル化、ハロゲン化、アシル化、アミド化、オ
キシム化、酸化および還元が利用可能であり、適当な調
製方法の選択は問題の中間体中の置換基の性質(反応
性)に依存する。
ニル環の2位が置換されている式I他の全ての化合物
(W=W3 ;R72)の調製には多数の既知の標準法、例
えばアルキル化、ハロゲン化、アシル化、アミド化、オ
キシム化、酸化および還元が利用可能であり、適当な調
製方法の選択は問題の中間体中の置換基の性質(反応
性)に依存する。
【0152】式V0 の中間体
【化140】 〔上式中、R1 ,R3 およびWは式Iのもとに定義した
通りであり、そしてR02はHOC(O)−、OHC−、
C1 〜C4 アルコキシカルボニル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、(C1 〜C4 アルコキシ)2 CH−、(C1 〜C4
アルキル)−O−N=CH−、(C1 〜C4アルキルス
ルホニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 ハロアルキ
ルスルホニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 アルコ
キシカルボル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 ハロア
ルコキシカルボニル)−O−N=CH−、アミノ、Cl
C(O)−またはH2 NC(O)−である〕は新規であ
る。それらは、式Iの化合物の合成のための重要な中間
体を表す。従って、本発明はそれらの化合物であって、
ただし下式
通りであり、そしてR02はHOC(O)−、OHC−、
C1 〜C4 アルコキシカルボニル、C3 もしくはC4 ア
ルケニルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニ
ル、(C1 〜C4 アルコキシ)2 CH−、(C1 〜C4
アルキル)−O−N=CH−、(C1 〜C4アルキルス
ルホニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 ハロアルキ
ルスルホニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 アルコ
キシカルボル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 ハロア
ルコキシカルボニル)−O−N=CH−、アミノ、Cl
C(O)−またはH2 NC(O)−である〕は新規であ
る。それらは、式Iの化合物の合成のための重要な中間
体を表す。従って、本発明はそれらの化合物であって、
ただし下式
【化141】 の化合物を除く化合物に関する。
【0153】式Iの最終生成物は、溶媒を濃縮または蒸
発せしめることにより通常のやり方で単離することがで
き、そしてそれらが易溶性でない(難溶性である)溶
媒、例えばエーテル、芳香族炭化水素もしくは塩素化炭
化水素中で固体残渣を再結晶もしくは粉砕することによ
り、蒸留により、またはカラムクロマトグラフィーと適
当な溶離剤を使うことにより、精製することができる。
発せしめることにより通常のやり方で単離することがで
き、そしてそれらが易溶性でない(難溶性である)溶
媒、例えばエーテル、芳香族炭化水素もしくは塩素化炭
化水素中で固体残渣を再結晶もしくは粉砕することによ
り、蒸留により、またはカラムクロマトグラフィーと適
当な溶離剤を使うことにより、精製することができる。
【0154】当業者は更に、幾つかの系列反応、例えば
反応スキーム1,12および14の反応を好都合に実施する
ことにより、起こり得る副反応を回避できることを知る
だろう。
反応スキーム1,12および14の反応を好都合に実施する
ことにより、起こり得る副反応を回避できることを知る
だろう。
【0155】純粋な異性体を単離するために標的指向型
の合成を実施しない限り、生成物は2以上の異性体の混
合物の形で得られる場合がある。それらの異性体はそれ
自体既知の方法により分離することができる。
の合成を実施しない限り、生成物は2以上の異性体の混
合物の形で得られる場合がある。それらの異性体はそれ
自体既知の方法により分離することができる。
【0156】式Iの化合物のまたはそれらを含んで成る
組成物の本発明に係る使用に適する施用方法は、農業に
おいて常用されるあらゆる方法、例えば出芽前施用、出
芽後施用、および種子粉衣、並びに様々な方法および技
術、例えば活性成分の制御放出である。このためには、
溶解された活性成分が粒剤または重合粒剤用の無機担体
(尿素/ホルムアルデヒド)に適用されそして乾燥され
る。所望であれば、特定の期間に渡る活性成分の制御放
出を可能にするコーティングを更に施すことができる
(コーティング粒剤)。
組成物の本発明に係る使用に適する施用方法は、農業に
おいて常用されるあらゆる方法、例えば出芽前施用、出
芽後施用、および種子粉衣、並びに様々な方法および技
術、例えば活性成分の制御放出である。このためには、
溶解された活性成分が粒剤または重合粒剤用の無機担体
(尿素/ホルムアルデヒド)に適用されそして乾燥され
る。所望であれば、特定の期間に渡る活性成分の制御放
出を可能にするコーティングを更に施すことができる
(コーティング粒剤)。
【0157】式Iの化合物は未変更の形、即ち合成で得
られた形で使うことができるが、それらは好ましくは製
剤技術において常用される補助剤と一緒に常法により加
工して濃縮乳剤、直接噴霧可能なもしくは希釈可能な液
剤、希釈乳剤、水和剤、可溶性散剤、粉剤、粒剤または
マイクロカプセル剤を与えることができる。施用方法、
例えば散布、噴霧、微粒化、湿潤、展着または注入方
法、および組成物のタイプは、意図する目的および優先
する状況に合うように選択される。
られた形で使うことができるが、それらは好ましくは製
剤技術において常用される補助剤と一緒に常法により加
工して濃縮乳剤、直接噴霧可能なもしくは希釈可能な液
剤、希釈乳剤、水和剤、可溶性散剤、粉剤、粒剤または
マイクロカプセル剤を与えることができる。施用方法、
例えば散布、噴霧、微粒化、湿潤、展着または注入方
法、および組成物のタイプは、意図する目的および優先
する状況に合うように選択される。
【0158】製剤、即ち式Iの活性成分または少なくと
も1つの式Iの活性成分と、一般に1もしくは複数の固
体もしくは液体製剤補助剤とを含んで成る組成物、調製
物または製品は、既知の方法で、例えば活性成分を製剤
補助剤(例えば溶剤または固形担体)と十分に混合およ
び/または粉砕することにより調製される。その上更
に、製剤を調製する時に界面活性化合物(界面活性剤)
を使用してもよい。
も1つの式Iの活性成分と、一般に1もしくは複数の固
体もしくは液体製剤補助剤とを含んで成る組成物、調製
物または製品は、既知の方法で、例えば活性成分を製剤
補助剤(例えば溶剤または固形担体)と十分に混合およ
び/または粉砕することにより調製される。その上更
に、製剤を調製する時に界面活性化合物(界面活性剤)
を使用してもよい。
【0159】適当な溶剤は次のものであることができ
る:芳香族炭化水素、好ましくは留分C8 〜C12、例え
ばキシレン混合物もしくは置換ナフタレン、またはフタ
ル酸エステル、例えばフタル酸ジブチルもしくはフタル
酸ジオクチル;脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン
もしくはパラフィン;アルコールおよびグリコール、並
びにそれらのエーテルおよびエステル、例えばエタノー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルもしくはエチレングリコールモノエチルエー
テル;ケトン、例えばシクロヘキサノン;強極性溶剤、
例えばN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキ
シドもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、およびエ
ポキシ化もしくは非エポキシ化植物油、例えばエポキシ
化ヤシ油もしくは大豆油、または水。
る:芳香族炭化水素、好ましくは留分C8 〜C12、例え
ばキシレン混合物もしくは置換ナフタレン、またはフタ
ル酸エステル、例えばフタル酸ジブチルもしくはフタル
酸ジオクチル;脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン
もしくはパラフィン;アルコールおよびグリコール、並
びにそれらのエーテルおよびエステル、例えばエタノー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテルもしくはエチレングリコールモノエチルエー
テル;ケトン、例えばシクロヘキサノン;強極性溶剤、
例えばN−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキ
シドもしくはN,N−ジメチルホルムアミド、およびエ
ポキシ化もしくは非エポキシ化植物油、例えばエポキシ
化ヤシ油もしくは大豆油、または水。
【0160】例えば粉剤および分散性散剤に用いること
ができる固形担体は、一般に、粉砕した天然鉱物、例え
ば方解石、タルク、カオリン、モンモリロン石またはア
タパルジャイトである。製剤の物性を改善するために、
高分散性シリカまたは高分散性吸着ポリマーを添加する
ことも可能である。粒剤用の可能な粒状吸着担体は多孔
質タイプのもの、例えば軽石、れんが、セピオライトま
たはベントナイトであり、そして適当な非収着性担体材
料は例えば、方解石または砂である。加えて、多数の無
機または有機性質の予備粉砕材料、例えば特にドロマイ
トまたは微粉砕した植物残渣を使ってもよい。
ができる固形担体は、一般に、粉砕した天然鉱物、例え
ば方解石、タルク、カオリン、モンモリロン石またはア
タパルジャイトである。製剤の物性を改善するために、
高分散性シリカまたは高分散性吸着ポリマーを添加する
ことも可能である。粒剤用の可能な粒状吸着担体は多孔
質タイプのもの、例えば軽石、れんが、セピオライトま
たはベントナイトであり、そして適当な非収着性担体材
料は例えば、方解石または砂である。加えて、多数の無
機または有機性質の予備粉砕材料、例えば特にドロマイ
トまたは微粉砕した植物残渣を使ってもよい。
【0161】適当な界面活性化合物は、製剤しようとす
る式Iの活性成分の種類に依存して、優れた乳化性、分
散性および湿潤性を有する、非イオン性、陽イオン性お
よび/または陰イオン性の界面活性剤および界面活性剤
混合物である。
る式Iの活性成分の種類に依存して、優れた乳化性、分
散性および湿潤性を有する、非イオン性、陽イオン性お
よび/または陰イオン性の界面活性剤および界面活性剤
混合物である。
【0162】適当な陰イオン性界面活性剤はいわゆる水
溶性石鹸だけでなく、水溶性合成界面活性化合物である
こともできる。
溶性石鹸だけでなく、水溶性合成界面活性化合物である
こともできる。
【0163】石鹸としては、高級脂肪酸(C10〜C22)
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または置換もし
くは非置換アンモニウム塩、例えばオレイン酸もしくは
ステアリン酸のナトリウム塩もしくはカリウム塩、また
は例えばヤシ油もしくは獣脂から得ることができる天然
脂肪酸混合物のナトリウム塩もしくはカリウム塩を挙げ
ることができる。脂肪酸メチルタウリネートも言及しな
ければならない。
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩または置換もし
くは非置換アンモニウム塩、例えばオレイン酸もしくは
ステアリン酸のナトリウム塩もしくはカリウム塩、また
は例えばヤシ油もしくは獣脂から得ることができる天然
脂肪酸混合物のナトリウム塩もしくはカリウム塩を挙げ
ることができる。脂肪酸メチルタウリネートも言及しな
ければならない。
【0164】しかしながら、いわゆる合成界面活性剤、
特に脂肪アルコールスルホネート、脂肪アルコールスル
フェート、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体または
アルキルアリールスルホネートがより頻繁に使われる。
特に脂肪アルコールスルホネート、脂肪アルコールスル
フェート、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体または
アルキルアリールスルホネートがより頻繁に使われる。
【0165】一般に、脂肪アルコールスルホネートまた
は脂肪アルコールスルフェートはアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩または置換もしくは非置換アンモニウム
塩の形で存在し、そして炭素原子数8〜22のアルキル基
(ここでアルキルはアシル基のアルキル成分も含む)を
有し、例えばリグノスルホン酸の、ドデシル硫酸エステ
ルの、または天然脂肪酸から調製した脂肪アルコールス
ルフェート混合物の、ナトリウム塩もしくはカルシウム
塩である。これは脂肪アルコールの硫酸エステルおよび
スルホン酸/エチレンオキシド付加物の塩も包含する。
スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、好ましくは2
個のスルホ基と1個のC8 〜C22脂肪酸基を含有する。
アルキルアリールスルホネートの例は、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸の、ジブチルナフタレンスルホン酸のまた
はナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物の、
ナトリウム、カルシウムまたはトリエタノールアミン塩
である。
は脂肪アルコールスルフェートはアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩または置換もしくは非置換アンモニウム
塩の形で存在し、そして炭素原子数8〜22のアルキル基
(ここでアルキルはアシル基のアルキル成分も含む)を
有し、例えばリグノスルホン酸の、ドデシル硫酸エステ
ルの、または天然脂肪酸から調製した脂肪アルコールス
ルフェート混合物の、ナトリウム塩もしくはカルシウム
塩である。これは脂肪アルコールの硫酸エステルおよび
スルホン酸/エチレンオキシド付加物の塩も包含する。
スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、好ましくは2
個のスルホ基と1個のC8 〜C22脂肪酸基を含有する。
アルキルアリールスルホネートの例は、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸の、ジブチルナフタレンスルホン酸のまた
はナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物の、
ナトリウム、カルシウムまたはトリエタノールアミン塩
である。
【0166】他の可能な物質は、適当なホスフェート、
例えばp−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオ
キシド付加物のリン酸エステルの塩、またはリン脂質で
ある。
例えばp−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオ
キシド付加物のリン酸エステルの塩、またはリン脂質で
ある。
【0167】適当な非イオン性界面活性剤は主に、3〜
30個のグリコールエーテル基と、(脂肪族)炭化水素基
中に8〜20個の炭素原子またはアルキルフェノールのア
ルキル基中に6〜18個の炭素原子を含有することができ
る、脂肪族もしくは脂環式アルコール、飽和もしくは不
飽和脂肪酸およびアルキルフェノールのポリグリコール
エーテル誘導体である。
30個のグリコールエーテル基と、(脂肪族)炭化水素基
中に8〜20個の炭素原子またはアルキルフェノールのア
ルキル基中に6〜18個の炭素原子を含有することができ
る、脂肪族もしくは脂環式アルコール、飽和もしくは不
飽和脂肪酸およびアルキルフェノールのポリグリコール
エーテル誘導体である。
【0168】他の適当な非イオン性界面活性剤は、アル
キル鎖中に1〜10個の炭素原子を有しそして20〜250 個
のエチレングリコールエーテル基と10〜100 個のプロピ
レングリコールエーテル基を有するポリプロピレングリ
コール、エチレンジアミノポリプロピレングリコールお
よびアルキルポリプロピレングリコールの水溶性ポリエ
チレンオキシド付加物である。上記化合物は通常、1ポ
リプロピレングリコール単位あたり1〜5エチレングリ
コール単位を含有する。
キル鎖中に1〜10個の炭素原子を有しそして20〜250 個
のエチレングリコールエーテル基と10〜100 個のプロピ
レングリコールエーテル基を有するポリプロピレングリ
コール、エチレンジアミノポリプロピレングリコールお
よびアルキルポリプロピレングリコールの水溶性ポリエ
チレンオキシド付加物である。上記化合物は通常、1ポ
リプロピレングリコール単位あたり1〜5エチレングリ
コール単位を含有する。
【0169】非イオン性界面活性剤の例としては、ノニ
ルフェニルポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリ
コールエーテル、ポリプロピレン/ポリエチレンオキシ
ド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノー
ル、ポリエチレングリコールおよびオクチルフェノキシ
ポリエトキシエタノールを挙げることができる。
ルフェニルポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリ
コールエーテル、ポリプロピレン/ポリエチレンオキシ
ド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノー
ル、ポリエチレングリコールおよびオクチルフェノキシ
ポリエトキシエタノールを挙げることができる。
【0170】ポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エ
ステル、例えばポリオキシエチレンソルビタントリオレ
エートも適当である。
ステル、例えばポリオキシエチレンソルビタントリオレ
エートも適当である。
【0171】陽イオン性界面活性剤は、特に、N−置換
基として少なくとも1つのC8 〜C22アルキル基と、追
加の置換基としてハロゲン化もしくは非ハロゲン化低級
アルキル、ベンジルまたは低級ヒドロキシアルキル基と
を含有する第四級アンモニウム塩である。好ましくは、
それらの塩はハロゲン化物、メチルスルフェートまたは
エチルスルフェートの形であり、例えばステアリルトリ
メチルアンモニウムクロリドまたはベンジルジ(2−ク
ロロエチル)エチルアンモニウムブロミドである。
基として少なくとも1つのC8 〜C22アルキル基と、追
加の置換基としてハロゲン化もしくは非ハロゲン化低級
アルキル、ベンジルまたは低級ヒドロキシアルキル基と
を含有する第四級アンモニウム塩である。好ましくは、
それらの塩はハロゲン化物、メチルスルフェートまたは
エチルスルフェートの形であり、例えばステアリルトリ
メチルアンモニウムクロリドまたはベンジルジ(2−ク
ロロエチル)エチルアンモニウムブロミドである。
【0172】製剤技術において常用されており、且つ本
発明の組成物においても使用することができる界面活性
剤は、特に、"Mc Cutcheon's Detergents and Emulsifi
ersAnnual" MC Publishing Corp., Ridgewood New Jers
ey, 1981, Stache, H., "Tensid-Taschenbuch" [Surfac
tant Guide], Carl Hanser Verlag, Munich/Vienna,198
1 およびM. & J. Ash, "Encyclopedia of Surfactant
s", Vol I-III, Chemical Publishing Co,, New York,
1980-81 中に記載されている。
発明の組成物においても使用することができる界面活性
剤は、特に、"Mc Cutcheon's Detergents and Emulsifi
ersAnnual" MC Publishing Corp., Ridgewood New Jers
ey, 1981, Stache, H., "Tensid-Taschenbuch" [Surfac
tant Guide], Carl Hanser Verlag, Munich/Vienna,198
1 およびM. & J. Ash, "Encyclopedia of Surfactant
s", Vol I-III, Chemical Publishing Co,, New York,
1980-81 中に記載されている。
【0173】除草性製剤は、一般に、0.1 〜99重量%、
特に0.1 〜95重量%の除草剤、1〜99.9重量%、特に5
〜99.8重量%の固体または液体製剤補助剤、および0〜
25重量%、特に0.1 〜25重量%の界面活性剤を含んで成
る。
特に0.1 〜95重量%の除草剤、1〜99.9重量%、特に5
〜99.8重量%の固体または液体製剤補助剤、および0〜
25重量%、特に0.1 〜25重量%の界面活性剤を含んで成
る。
【0174】市販品としては濃縮組成物がより好ましい
けれども、最終使用者は概して希釈組成物を使用する。
組成物は他の添加剤、例えば安定剤、例えばエポキシ化
もしくは非エポキシ化植物油(エポキシ化ヤシ油、菜種
油または大豆油)、消泡剤、例えばシリコーン油、保存
剤、粘度調節剤、結合剤、粘着付与剤および肥料または
別の活性成分を含んで成ることもできる。
けれども、最終使用者は概して希釈組成物を使用する。
組成物は他の添加剤、例えば安定剤、例えばエポキシ化
もしくは非エポキシ化植物油(エポキシ化ヤシ油、菜種
油または大豆油)、消泡剤、例えばシリコーン油、保存
剤、粘度調節剤、結合剤、粘着付与剤および肥料または
別の活性成分を含んで成ることもできる。
【0175】好ましい製剤は特に下記のものから構成さ
れる: (%=重量百分率)濃縮乳剤 活性成分: 1〜90%、好ましくは5〜50% 界面活性剤: 5〜30%、好ましくは10〜20% 溶剤: 15〜94%、好ましくは70〜85%
れる: (%=重量百分率)濃縮乳剤 活性成分: 1〜90%、好ましくは5〜50% 界面活性剤: 5〜30%、好ましくは10〜20% 溶剤: 15〜94%、好ましくは70〜85%
【0176】粉剤 活性成分: 0.1 〜50%、好ましくは0.1 〜1% 固形担体: 99.9〜90%、好ましくは99.9〜99%
【0177】濃縮懸濁液 活性成分: 5〜75%、好ましくは10〜50% 水: 94〜24%、好ましくは88〜30% 界面活性剤: 1〜40%、好ましくは2〜30%
【0178】水和剤 活性成分: 0.5〜90%、好ましくは1〜80% 界面活性剤: 0.5〜20%、好ましくは1〜15% 固形担体: 5〜95%、好ましくは15〜90%
【0179】粒剤 活性成分: 0.1 〜30%、好ましくは0.1 〜15% 固形担体: 99.5〜70%、好ましくは97〜85%
【0180】一般に、式Iの活性成分は、異性体Iaと
Ibから成る混合物としてまたは純粋な異性体Iaもし
くはIbとして、0.001 〜4kg/ヘクタールの施用量
で、特に0.005 〜2kg/ヘクタールの施用量で、植物に
またはその環境に好結果に施用することができる。所望
の作用に必要とされる量は経験により決定することがで
きる。それは作用形態、作物および雑草の生長段階、並
びに施用(場所、時期、方法)に依存し、そしてそれら
のパラメーターによって広範囲に異なることができる。
Ibから成る混合物としてまたは純粋な異性体Iaもし
くはIbとして、0.001 〜4kg/ヘクタールの施用量
で、特に0.005 〜2kg/ヘクタールの施用量で、植物に
またはその環境に好結果に施用することができる。所望
の作用に必要とされる量は経験により決定することがで
きる。それは作用形態、作物および雑草の生長段階、並
びに施用(場所、時期、方法)に依存し、そしてそれら
のパラメーターによって広範囲に異なることができる。
【0181】式Iの化合物、および概して、特に式Ia
の異性体は、それらの化合物を有用作物、特に穀物、
綿、大豆、サトウダイコン、サトウキビ、アブラナ(菜
種)、トウモロコシおよび米への使用に、並びに非選択
的雑草防除(トータル・ベジテーション・マネージメン
ト,TVM)に適当にする、除草性および成長抑制性に
より識別される。
の異性体は、それらの化合物を有用作物、特に穀物、
綿、大豆、サトウダイコン、サトウキビ、アブラナ(菜
種)、トウモロコシおよび米への使用に、並びに非選択
的雑草防除(トータル・ベジテーション・マネージメン
ト,TVM)に適当にする、除草性および成長抑制性に
より識別される。
【0182】作物はまた、通常の植物育種法または遺伝
子工学法によって除草剤にまたは複数の部類の除草剤に
耐性にされているものとして理解すべきである。防除す
べき雑草は単子葉植物だけでなく双子葉植物の雑草、例
えばハコベ(Stellaria )、オランダガラシ(Nasturti
um)、ヌカボ(Agrostis)、メヒシバ(Digitaria )、
カラスムギ(Avena )、アワ(Setaria )、カラシ(Si
napis )、ドクムギ(Lolium)、ナス・ジャガイモ(So
lanum )、インゲンマメ(Phaseolus )、ヒエ(Echino
chloa )、ホタルイ(Scirpus )、コナギ(Monochori
a)、クワイ(Sagittaria)、キツネガヤ(Bromus)、
スズメノテッポウ(Alopecurus)、モロコシ(Sorghum
halepense )、ツノアイアシ(Rottboellia )、カヤツ
リ(Cyperus )、ボウマ(Abutilon)、キンゴジカ(Si
da)、オナモミ(Xanthium)、ヒユ(Amaranthus)、ア
ガサ(Chenopodiumm)、アサガオ(Ipomoea )、キク
(Chrysanthemum )、ヤエムグラ(Galium)、スミレ
(Viola )およびイヌフグリ(Veronica)であることが
できる。
子工学法によって除草剤にまたは複数の部類の除草剤に
耐性にされているものとして理解すべきである。防除す
べき雑草は単子葉植物だけでなく双子葉植物の雑草、例
えばハコベ(Stellaria )、オランダガラシ(Nasturti
um)、ヌカボ(Agrostis)、メヒシバ(Digitaria )、
カラスムギ(Avena )、アワ(Setaria )、カラシ(Si
napis )、ドクムギ(Lolium)、ナス・ジャガイモ(So
lanum )、インゲンマメ(Phaseolus )、ヒエ(Echino
chloa )、ホタルイ(Scirpus )、コナギ(Monochori
a)、クワイ(Sagittaria)、キツネガヤ(Bromus)、
スズメノテッポウ(Alopecurus)、モロコシ(Sorghum
halepense )、ツノアイアシ(Rottboellia )、カヤツ
リ(Cyperus )、ボウマ(Abutilon)、キンゴジカ(Si
da)、オナモミ(Xanthium)、ヒユ(Amaranthus)、ア
ガサ(Chenopodiumm)、アサガオ(Ipomoea )、キク
(Chrysanthemum )、ヤエムグラ(Galium)、スミレ
(Viola )およびイヌフグリ(Veronica)であることが
できる。
【0183】下記の例は何ら限定を課することなく本発
明をより詳細に説明する。調製例: 例H1:3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−4−メチル−5−メトキシカルボニル−
〔1H〕−ピラゾール
明をより詳細に説明する。調製例: 例H1:3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−4−メチル−5−メトキシカルボニル−
〔1H〕−ピラゾール
【化142】
【0184】13.0 gの1−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−1−プロパノンと7.4 g の
シュウ酸ジメチルを50 ml の無水テトラヒドロフランに
添加する。22℃で攪拌しながら10分間に渡りメタノール
中の5.4 Mナトリウムメトキシド溶液12 ml を滴下添加
し、次いで1時間攪拌を続ける。後処理した試料の薄層
分析(シリカゲル 60 F254 、n−ヘキサン/酢酸エチ
ル/氷酢酸=20/20/1(v/v/v) 、UV)は、出発物質
が全部反応したことを示す。
−5−メトキシフェニル)−1−プロパノンと7.4 g の
シュウ酸ジメチルを50 ml の無水テトラヒドロフランに
添加する。22℃で攪拌しながら10分間に渡りメタノール
中の5.4 Mナトリウムメトキシド溶液12 ml を滴下添加
し、次いで1時間攪拌を続ける。後処理した試料の薄層
分析(シリカゲル 60 F254 、n−ヘキサン/酢酸エチ
ル/氷酢酸=20/20/1(v/v/v) 、UV)は、出発物質
が全部反応したことを示す。
【0185】反応混合物を氷と2M塩酸の混合物中に注
ぎ、それをジエチルエーテルで抽出する。エーテル相を
水と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過
し、そして真空中で濃縮する。これは18.0 gの黄色固体
を与え、その固体を80 ml の氷酢酸に添加する。それと
同時に、シリンジを使って3.2 mlのヒドラジン水和物を
ゆっくりと添加する(発熱)。この混合物を次いで攪拌
しながら一晩穏やかに還流させる。反応混合物を真空中
で蒸発乾固せしめ、残渣を四塩化炭素で希釈した後、再
び濃縮する。得られた残渣を酢酸エチルから40 gのシリ
カゲルに適用する。シリカゲルをフラッシュクロマトグ
ラフィーカラムに適用した後、それをn−ヘキサン/酢
酸エチル/氷酢酸= 100/50/1 (v/v/v) の混合物を使っ
て溶出させる。黄色固体として所望の化合物 3.2 gが得
られる。質量スペクトル: [M]+ 298, 266, 210 。
ぎ、それをジエチルエーテルで抽出する。エーテル相を
水と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過
し、そして真空中で濃縮する。これは18.0 gの黄色固体
を与え、その固体を80 ml の氷酢酸に添加する。それと
同時に、シリンジを使って3.2 mlのヒドラジン水和物を
ゆっくりと添加する(発熱)。この混合物を次いで攪拌
しながら一晩穏やかに還流させる。反応混合物を真空中
で蒸発乾固せしめ、残渣を四塩化炭素で希釈した後、再
び濃縮する。得られた残渣を酢酸エチルから40 gのシリ
カゲルに適用する。シリカゲルをフラッシュクロマトグ
ラフィーカラムに適用した後、それをn−ヘキサン/酢
酸エチル/氷酢酸= 100/50/1 (v/v/v) の混合物を使っ
て溶出させる。黄色固体として所望の化合物 3.2 gが得
られる。質量スペクトル: [M]+ 298, 266, 210 。
【0186】例H2:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化143】
【0187】4.0 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−〔1H〕−ピラゾール(例H1)を15 ml
の乾燥N−メチルピロリドンに溶かす。5.6 g の炭酸カ
リウムを添加した後、混合物を攪拌し、2 mlのN−メチ
ルピロリドン中の2.1 g のヨウ化メチルの溶液を22℃で
ゆっくり滴下添加し、そして同じ温度で4時間攪拌を続
ける。後処理した試料の薄層分析(シリカゲル 60 F
254 、トルエン/氷酢酸=10/1(v/v) 、UV)は、出
発物質がもはや存在しないことを示す。反応混合物を水
で希釈し、ジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機
相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、
そして濾液を8 g のシリカゲルと一緒にして、真空中で
蒸発乾固せしめる。シリカゲルをフラッシュクロマトグ
ラフィーカラムに充填した後、それをn−ヘキサン/酢
酸エチル=2/1(v/v) の混合物を使って溶出させる。
m.p.135-137℃の所望の化合物 2.6 gが得られる。
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−〔1H〕−ピラゾール(例H1)を15 ml
の乾燥N−メチルピロリドンに溶かす。5.6 g の炭酸カ
リウムを添加した後、混合物を攪拌し、2 mlのN−メチ
ルピロリドン中の2.1 g のヨウ化メチルの溶液を22℃で
ゆっくり滴下添加し、そして同じ温度で4時間攪拌を続
ける。後処理した試料の薄層分析(シリカゲル 60 F
254 、トルエン/氷酢酸=10/1(v/v) 、UV)は、出
発物質がもはや存在しないことを示す。反応混合物を水
で希釈し、ジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機
相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、
そして濾液を8 g のシリカゲルと一緒にして、真空中で
蒸発乾固せしめる。シリカゲルをフラッシュクロマトグ
ラフィーカラムに充填した後、それをn−ヘキサン/酢
酸エチル=2/1(v/v) の混合物を使って溶出させる。
m.p.135-137℃の所望の化合物 2.6 gが得られる。
【0188】m.p. 99-103 ℃のレギオ異性体5−(4−
クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−
メチル−3−メトキシカルボニル−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール 1.35 g が副生成物としてその次の画
分において溶出される。
クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−4−
メチル−3−メトキシカルボニル−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール 1.35 g が副生成物としてその次の画
分において溶出される。
【化144】
【0189】例H3:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−カルボキ
シル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−カルボキ
シル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化145】
【0190】2.3 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例H
2)を22℃において20 ml のジオキサン中に添加し、次
いで3M水酸化ナトリウム水溶液 4 ml を滴下添加す
る。次に反応液を一晩攪拌した後、希塩酸で酸性にし、
酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を水と塩水で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濾液
を真空中で蒸発乾固せしめる。白色固体として2.2 g の
所望の化合物が得られる。1 H NMR: (DMSO-D6):オフセットした酸プロトン;7.55 p
pm (1H, d); 7.11 ppm (1H, d); 4.10 ppm (3H, s); 3.
86 ppm (3H, s)。
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−メトキシ
カルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例H
2)を22℃において20 ml のジオキサン中に添加し、次
いで3M水酸化ナトリウム水溶液 4 ml を滴下添加す
る。次に反応液を一晩攪拌した後、希塩酸で酸性にし、
酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を水と塩水で洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濾液
を真空中で蒸発乾固せしめる。白色固体として2.2 g の
所望の化合物が得られる。1 H NMR: (DMSO-D6):オフセットした酸プロトン;7.55 p
pm (1H, d); 7.11 ppm (1H, d); 4.10 ppm (3H, s); 3.
86 ppm (3H, s)。
【0191】例H4:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−カルバモ
イル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−カルバモ
イル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化146】 2.2 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−4−メチル−5−カルボキシル−1−メ
チル−〔1H〕−ピラゾール(例H3)を10 ml の1,
3−ジクロロエタンに添加する。最初に、2〜3滴のジ
メチルホルムアミドを加え、次に1.3 mlの塩化チオニル
を加える。この懸濁液を攪拌しながら穏やかに一晩還流
させる。次いで黄色溶液を真空中で蒸発させ、20 ml の
四塩化炭素で処理し、再度濃縮する。2.48 gの黄色固体
が得られ、その固体を3 mlのテトラヒドロフランに溶か
す。この溶液を22℃において20 ml の30%水性アンモニ
ア溶液に滴下添加し、攪拌を2時間続ける。得られた懸
濁液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を水と塩水
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中
で蒸発乾固せしめる。m.p. 224-226℃の淡褐色固体とし
て2.0 g の所望の化合物が得られる。
シフェニル)−4−メチル−5−カルボキシル−1−メ
チル−〔1H〕−ピラゾール(例H3)を10 ml の1,
3−ジクロロエタンに添加する。最初に、2〜3滴のジ
メチルホルムアミドを加え、次に1.3 mlの塩化チオニル
を加える。この懸濁液を攪拌しながら穏やかに一晩還流
させる。次いで黄色溶液を真空中で蒸発させ、20 ml の
四塩化炭素で処理し、再度濃縮する。2.48 gの黄色固体
が得られ、その固体を3 mlのテトラヒドロフランに溶か
す。この溶液を22℃において20 ml の30%水性アンモニ
ア溶液に滴下添加し、攪拌を2時間続ける。得られた懸
濁液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を水と塩水
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中
で蒸発乾固せしめる。m.p. 224-226℃の淡褐色固体とし
て2.0 g の所望の化合物が得られる。
【0192】例H5:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−
1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−
1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化147】 2.0 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキ
シフェニル)−4−メチル−5−カルバモイル−1−メ
チル−〔1H〕−ピラゾール(例H4)を10 ml のジオ
キサンに導入する。1.3 mlのピリジンを加えた後、混合
物を氷浴中で冷却し、攪拌しながら1.4 mlのトリフルオ
ロ酢酸無水物をシリンジを使って滴下添加する。冷却下
で攪拌を1時間続ける。後処理した試料の薄層分析(シ
リカゲル60 F254 、n−ヘキサン/酢酸エチル=1/
1(v/v) 、UV)は、出発物質が全部反応したことを示
す。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、希炭酸
水素ナトリウム溶液および塩水で順次抽出する。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濾液を真
空中で蒸発乾固せしめる。m.p. 155-156℃の無色固体と
して1.8 g の所望の生成物が得られる。
シフェニル)−4−メチル−5−カルバモイル−1−メ
チル−〔1H〕−ピラゾール(例H4)を10 ml のジオ
キサンに導入する。1.3 mlのピリジンを加えた後、混合
物を氷浴中で冷却し、攪拌しながら1.4 mlのトリフルオ
ロ酢酸無水物をシリンジを使って滴下添加する。冷却下
で攪拌を1時間続ける。後処理した試料の薄層分析(シ
リカゲル60 F254 、n−ヘキサン/酢酸エチル=1/
1(v/v) 、UV)は、出発物質が全部反応したことを示
す。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、希塩酸、希炭酸
水素ナトリウム溶液および塩水で順次抽出する。有機相
を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして濾液を真
空中で蒸発乾固せしめる。m.p. 155-156℃の無色固体と
して1.8 g の所望の生成物が得られる。
【0193】レギオ異性体5−(4−クロロ−2−フル
オロ−5−メトキシフェニル)−4−メチル−3−メト
キシカルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
(例H2)も同様にして対応するシアノ誘導体に変換す
ることができる。
オロ−5−メトキシフェニル)−4−メチル−3−メト
キシカルボニル−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
(例H2)も同様にして対応するシアノ誘導体に変換す
ることができる。
【化148】
【0194】例H6:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化149】 3.04 gの塩化リチウム水和物(LiCl・H2O )を22℃にお
いて、90 ml のN,N−ジメチルホルムアミド中の2.8
g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフ
ェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール(例H5)に添加する。反応混合物を
還流温度に加熱し、この温度で4日間維持しておいた
が、その最中に幾らかのDMF(約5 ml)が留去され
る。得られた反応混合物を次いで希水性塩酸中に注ぎ、
ジクロロメタンで抽出する。分離した有機相を水と塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸
発させる。得られた残渣をシリカゲルカラム(溶離剤:
酢酸エチル/ヘキサン 1/1)上で精製する。1.61 gの収
量(理論量の60.9%)で所望の生成物が得られる。
いて、90 ml のN,N−ジメチルホルムアミド中の2.8
g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシフ
ェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール(例H5)に添加する。反応混合物を
還流温度に加熱し、この温度で4日間維持しておいた
が、その最中に幾らかのDMF(約5 ml)が留去され
る。得られた反応混合物を次いで希水性塩酸中に注ぎ、
ジクロロメタンで抽出する。分離した有機相を水と塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で蒸
発させる。得られた残渣をシリカゲルカラム(溶離剤:
酢酸エチル/ヘキサン 1/1)上で精製する。1.61 gの収
量(理論量の60.9%)で所望の生成物が得られる。
【0195】同様な方法で2.96 gの3−(2,4−ジク
ロロ−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−シア
ノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、1.92 g
(理論量の68.3%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−
5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−
1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番号I36.1
03)が得られる。
ロロ−5−メトキシフェニル)−4−メチル−5−シア
ノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、1.92 g
(理論量の68.3%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−
5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−
1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番号I36.1
03)が得られる。
【0196】例H7:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−プロパルギルオキシフェニル)−4−メチル−5
−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−プロパルギルオキシフェニル)−4−メチル−5
−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化150】 1.33 gの3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロ
キシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール(例H6)を25 ml のアセトン
に溶かし、そこに1.38 gの炭酸カリウムを加える。反応
混合物を22℃で10分間攪拌し、次いで攪拌しながら0.89
g(0.56 ml )のプロパルギルブロミドを滴下添加し、
そしてこの温度で5時間攪拌を続ける。続いて溶媒を真
空中で留去し、残渣をジエチルエーテル中に取り出す。
エーテル性溶液を水と塩水で洗浄しそして溶媒を蒸発さ
せた後、1.36 gの収量(理論量の89.9%)で所望の生成
物が得られる。
キシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール(例H6)を25 ml のアセトン
に溶かし、そこに1.38 gの炭酸カリウムを加える。反応
混合物を22℃で10分間攪拌し、次いで攪拌しながら0.89
g(0.56 ml )のプロパルギルブロミドを滴下添加し、
そしてこの温度で5時間攪拌を続ける。続いて溶媒を真
空中で留去し、残渣をジエチルエーテル中に取り出す。
エーテル性溶液を水と塩水で洗浄しそして溶媒を蒸発さ
せた後、1.36 gの収量(理論量の89.9%)で所望の生成
物が得られる。
【0197】同様な方法で1.41 gの3−(2,4−ジク
ロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シ
アノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、1.38 g
(理論量の86.4%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−
5−プロパルギルオキシフェニル)−4−メチル−5−
シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番
号I3.027 )が得られる。
ロロ−5−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−5−シ
アノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、1.38 g
(理論量の86.4%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−
5−プロパルギルオキシフェニル)−4−メチル−5−
シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番
号I3.027 )が得られる。
【0198】例H8:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−ヨードフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1
−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−ヨードフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1
−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化151】 5.86 gの亜硝酸イソアミルを15℃以下の温度で、54 g
(16 ml )のジヨードメタン中の2.64 gの3−(5−ア
ミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−メチ
ル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールの
溶液に滴下添加する。反応混合物を22℃で14時間攪拌
し、過剰のジヨードメタンを真空中で蒸発させる。次い
で全てのジヨードメタンを70〜75℃/14トルで留去した
後、粗生成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離
剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/5)。1.88 gの収量
(理論量の50.2%)で所望の生成物が得られる。
(16 ml )のジヨードメタン中の2.64 gの3−(5−ア
ミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−メチ
ル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールの
溶液に滴下添加する。反応混合物を22℃で14時間攪拌
し、過剰のジヨードメタンを真空中で蒸発させる。次い
で全てのジヨードメタンを70〜75℃/14トルで留去した
後、粗生成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離
剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/5)。1.88 gの収量
(理論量の50.2%)で所望の生成物が得られる。
【0199】同様な方法で2.81 gの3−(5−アミノ−
2,4−ジクロロフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、2.04 g(理
論量の52.1%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−5−
ヨードフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチ
ル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番号I36.111)が得
られる。
2,4−ジクロロフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾールから、2.04 g(理
論量の52.1%)の所望の3−(2,4−ジクロロ−5−
ヨードフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチ
ル−〔1H〕−ピラゾール(化合物番号I36.111)が得
られる。
【0200】例H9:3−〔4−クロロ−2−フルオロ
−5−(2−クロロ−2−カルベトキシ)プロパ−1−
イルフェニル〕−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール
−5−(2−クロロ−2−カルベトキシ)プロパ−1−
イルフェニル〕−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール
【化152】 前もってマイクロ波オーブン中で乾燥しておいた2.2 g
の塩化銅(II)水和物を50 ml のアセトニトリルに添加
する。この攪拌懸濁液にまず24.5 g (26.7 ml)のメタク
リル酸エチルを添加する。次いでこの混合物を−5℃に
冷却し、1.66 gの亜硝酸tert−ブチルを滴下添加し、次
いで70 ml のアセトニトリル中に溶かした2.84 gの3−
(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−
4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラ
ゾールを、−5℃〜0℃において1/2 〜1時間かけて添
加する。この反応混合物を0℃で1時間攪拌し、続いて
22℃で更に1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、残渣を
ジエチルエーテルに溶かす。このエーテル性溶液を水と
飽和水性炭酸水素ナトリウム溶液で順次洗浄し、濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/9)により精製す
る。2.16 g(理論量の50.5%)の所望の化合物が得られ
る。
の塩化銅(II)水和物を50 ml のアセトニトリルに添加
する。この攪拌懸濁液にまず24.5 g (26.7 ml)のメタク
リル酸エチルを添加する。次いでこの混合物を−5℃に
冷却し、1.66 gの亜硝酸tert−ブチルを滴下添加し、次
いで70 ml のアセトニトリル中に溶かした2.84 gの3−
(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル)−
4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラ
ゾールを、−5℃〜0℃において1/2 〜1時間かけて添
加する。この反応混合物を0℃で1時間攪拌し、続いて
22℃で更に1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、残渣を
ジエチルエーテルに溶かす。このエーテル性溶液を水と
飽和水性炭酸水素ナトリウム溶液で順次洗浄し、濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/9)により精製す
る。2.16 g(理論量の50.5%)の所望の化合物が得られ
る。
【0201】例H10:3−{4−クロロ−2−フルオロ
−5−〔(N,N−ビスエタンスルホニル)アミノ〕フ
ェニル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール
−5−〔(N,N−ビスエタンスルホニル)アミノ〕フ
ェニル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1
H〕−ピラゾール
【化153】 2.12 gの3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フルオロ
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾールを25 ml のジクロロメタンに溶か
し、そこに2.19 g (3.01 ml)のトリエチルアミンを加え
る。この混合物を−15℃に冷却し、2.37 g (1.74 ml)の
エタンスルホニルクロリドを滴下添加する。次いでこの
混合物を22℃にゆっくり加熱し、希水性塩酸で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮する。得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/2)により精製すると、3.05 g(理
論量の85%)の所望の生成物が得られる。
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾールを25 ml のジクロロメタンに溶か
し、そこに2.19 g (3.01 ml)のトリエチルアミンを加え
る。この混合物を−15℃に冷却し、2.37 g (1.74 ml)の
エタンスルホニルクロリドを滴下添加する。次いでこの
混合物を22℃にゆっくり加熱し、希水性塩酸で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮する。得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチ
ル/ヘキサン=1/2)により精製すると、3.05 g(理
論量の85%)の所望の生成物が得られる。
【0202】例H11:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−エタンスルホンアミドフェニル)−4−メチル−
5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−エタンスルホンアミドフェニル)−4−メチル−
5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化154】 6.5 mlの2N水酸化ナトリウム溶液を、15 ml のジオキ
サン中の2.93 gの3−{4−クロロ−2−フルオロ−5
−〔(N,N−ビスエタンスルホニル)アミノ〕フェニ
ル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕
−ピラゾール(例H10)の溶液に滴下添加し、この混合
物を22℃で1時間攪拌する。次いで該混合物を氷水混合
物中に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を
水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。混合物を濾
過しそして濃縮した後、2.31 g(理論量の90.6%)の所
望の生成物が得られる。
サン中の2.93 gの3−{4−クロロ−2−フルオロ−5
−〔(N,N−ビスエタンスルホニル)アミノ〕フェニ
ル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕
−ピラゾール(例H10)の溶液に滴下添加し、この混合
物を22℃で1時間攪拌する。次いで該混合物を氷水混合
物中に注ぎ、酢酸エチルで抽出する。合わせた有機相を
水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。混合物を濾
過しそして濃縮した後、2.31 g(理論量の90.6%)の所
望の生成物が得られる。
【0203】例H12:3−{4−クロロ−2−フルオロ
−5−〔(N−アリル−N−エタンスルホニル)アミ
ノ〕フェニル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール
−5−〔(N−アリル−N−エタンスルホニル)アミ
ノ〕フェニル}−4−メチル−5−シアノ−1−メチル
−〔1H〕−ピラゾール
【化155】 0.63 gの炭酸カリウムを、30 ml のテトラヒドロフラン
(THF)中の1.08 gの3−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−エタンスルホンアミドフェニル)−4−メチル
−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例
H11)の溶液に添加する。この懸濁液に攪拌下で0.55 g
の臭化アリルを滴下添加し、この混合物をまず22℃で一
晩攪拌し、次いで40〜50℃で更に8時間攪拌する。溶媒
を蒸発させ、得られた残渣をシリカゲル上で精製する
(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)。1.19 g
(理論量の99.5%)の所望の生成物が得られる。
(THF)中の1.08 gの3−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−エタンスルホンアミドフェニル)−4−メチル
−5−シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例
H11)の溶液に添加する。この懸濁液に攪拌下で0.55 g
の臭化アリルを滴下添加し、この混合物をまず22℃で一
晩攪拌し、次いで40〜50℃で更に8時間攪拌する。溶媒
を蒸発させ、得られた残渣をシリカゲル上で精製する
(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)。1.19 g
(理論量の99.5%)の所望の生成物が得られる。
【0204】例H13:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−カルベトキシフェニル)−4−メチル−5−シア
ノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−カルベトキシフェニル)−4−メチル−5−シア
ノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化156】 5.2 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヨード
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾール(例H8)、60 ml のメタノー
ル、2.8 g のトリエチルアミンおよび0.4 g のビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド
〔PdCl2(PPh3)2〕を100 mlの耐圧容器中に入れ、100 ℃
の温度および10メガパスカル(Mpa) の一酸化炭素圧にお
いて16時間攪拌する。次いで溶媒を蒸発させ、残った粗
生成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離剤:酢酸
エチル/ヘキサン=1/5)。3.1 g (理論量の69.3
%)の所望の生成物が得られる。
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾール(例H8)、60 ml のメタノー
ル、2.8 g のトリエチルアミンおよび0.4 g のビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド
〔PdCl2(PPh3)2〕を100 mlの耐圧容器中に入れ、100 ℃
の温度および10メガパスカル(Mpa) の一酸化炭素圧にお
いて16時間攪拌する。次いで溶媒を蒸発させ、残った粗
生成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離剤:酢酸
エチル/ヘキサン=1/5)。3.1 g (理論量の69.3
%)の所望の生成物が得られる。
【0205】例H14:3−(4−クロロ−2−フルオロ
−5−カルボキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−カルボキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ
−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化157】 3.1 g の3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−カルベ
トキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチ
ル−〔1H〕−ピラゾール(例H13)を22 mlのジオキ
サンに溶かし、22℃において10 ml の2N水性水酸化ナ
トリウム溶液を滴下添加する。反応が完了するまで混合
物を攪拌し、次いで溶媒を蒸発させ、得られた残渣を水
に溶かし、その溶液を塩酸を使ってpH 1に調整する。生
成した沈澱を濾過し、乾燥する。2.63 gの収量(理論量
の89.8%)で所望の生成物が得られる。
トキシフェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチ
ル−〔1H〕−ピラゾール(例H13)を22 mlのジオキ
サンに溶かし、22℃において10 ml の2N水性水酸化ナ
トリウム溶液を滴下添加する。反応が完了するまで混合
物を攪拌し、次いで溶媒を蒸発させ、得られた残渣を水
に溶かし、その溶液を塩酸を使ってpH 1に調整する。生
成した沈澱を濾過し、乾燥する。2.63 gの収量(理論量
の89.8%)で所望の生成物が得られる。
【0206】例H15:3−(4−クロロ−2−フルオロ
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾール(異性体A)および3−(4−ク
ロロ−2−フルオロフェニル)−4−シアノ−1,5−
ジメチル−〔1H〕−ピラゾール(異性体B)
フェニル)−4−メチル−5−シアノ−1−メチル−
〔1H〕−ピラゾール(異性体A)および3−(4−ク
ロロ−2−フルオロフェニル)−4−シアノ−1,5−
ジメチル−〔1H〕−ピラゾール(異性体B)
【化158】 16.3 gの4−クロロ−2−フルオロフェニルメチルヒド
ラゾノイルブロミド臭化水素酸塩を275 mlのトルエンに
添加し、混合物を攪拌する。この攪拌懸濁液に8.92 gの
2−ブロモ−2−ブテノニトリルを加え、次いで8.5 ml
のトリエチルアミンを滴下添加する(発熱)。この懸濁
液を60℃で2時間攪拌する。次いで混合物を冷却し、濾
過し、固体をトルエンで洗浄し、トルエン相を1N水性
塩酸で抽出し、次いで水と塩水で洗浄し、そして硫酸ナ
トリウム上で乾燥する。溶媒を蒸発させ、得られた粗生
成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離剤:酢酸エ
チル/ヘキサン=1/4)。得られた生成物は7.68 gの
収量(理論量の65.4%)の所望の異性体Aと0.91 gの収
量(理論量の7.7 %)の異性体Bである。
ラゾノイルブロミド臭化水素酸塩を275 mlのトルエンに
添加し、混合物を攪拌する。この攪拌懸濁液に8.92 gの
2−ブロモ−2−ブテノニトリルを加え、次いで8.5 ml
のトリエチルアミンを滴下添加する(発熱)。この懸濁
液を60℃で2時間攪拌する。次いで混合物を冷却し、濾
過し、固体をトルエンで洗浄し、トルエン相を1N水性
塩酸で抽出し、次いで水と塩水で洗浄し、そして硫酸ナ
トリウム上で乾燥する。溶媒を蒸発させ、得られた粗生
成物をシリカゲルカラム上で精製する(溶離剤:酢酸エ
チル/ヘキサン=1/4)。得られた生成物は7.68 gの
収量(理論量の65.4%)の所望の異性体Aと0.91 gの収
量(理論量の7.7 %)の異性体Bである。
【0207】例H16:3−〔4−クロロ−2−フルオロ
−5−(カルボン酸−1−エトキシカルボニル−1−メ
チルエチルエステル)フェニル〕−4−メチル−5−シ
アノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
−5−(カルボン酸−1−エトキシカルボニル−1−メ
チルエチルエステル)フェニル〕−4−メチル−5−シ
アノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール
【化159】
【0208】2滴のN,N−ジメチルホルムアミド(D
MF)、次に1.01 gの塩化オキサリルを、30 ml の乾燥
ジクロロメタン中の1.17 gの3−(4−クロロ−2−フ
ルオロ−5−カルボキシフェニル)−4−メチル−5−
シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例H14)
の攪拌溶液に滴下添加する。この混合物を22℃で1時間
攪拌し、次いで10分間還流させる。溶媒および過剰の塩
化オキサリルを蒸発させ、残った残渣を30 ml の乾燥ジ
クロロメタンに溶かす。この溶液に8 mlのピリジン中の
0.605 g の2−ヒドロキシイソ酪酸エチルを滴下添加
し、この混合物を22℃で一晩攪拌する。続いて溶媒を蒸
発させ、得られた残渣を酢酸エチルに溶かし、この溶液
をまず水で次に塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上
で乾燥する。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカゲルカ
ラム上で精製する(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1
/8)。1.06 gの収量(理論量の65.4%)で所望の生成
物が得られる。
MF)、次に1.01 gの塩化オキサリルを、30 ml の乾燥
ジクロロメタン中の1.17 gの3−(4−クロロ−2−フ
ルオロ−5−カルボキシフェニル)−4−メチル−5−
シアノ−1−メチル−〔1H〕−ピラゾール(例H14)
の攪拌溶液に滴下添加する。この混合物を22℃で1時間
攪拌し、次いで10分間還流させる。溶媒および過剰の塩
化オキサリルを蒸発させ、残った残渣を30 ml の乾燥ジ
クロロメタンに溶かす。この溶液に8 mlのピリジン中の
0.605 g の2−ヒドロキシイソ酪酸エチルを滴下添加
し、この混合物を22℃で一晩攪拌する。続いて溶媒を蒸
発させ、得られた残渣を酢酸エチルに溶かし、この溶液
をまず水で次に塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上
で乾燥する。溶媒を蒸発させ、粗生成物をシリカゲルカ
ラム上で精製する(溶離剤:酢酸エチル/ヘキサン=1
/8)。1.06 gの収量(理論量の65.4%)で所望の生成
物が得られる。
【0209】下記に与える表に列挙する化合物も同様な
方法で調製することができる。下記の第1表〜第6表お
よび第8表〜第10表において、同じ置換基の変数を有す
る幾つかの構造In ,II1 ,II2 ,III1,III2,III n
またはVn 、例えば第1表中のR5 とR6 または第5表
中のR2 ,R3 ,R4 ,R5 およびR72を有する第1表
中のI1 〜I8 または第5表中のI33〜I35は、簡潔の
ために組み合わされる。
方法で調製することができる。下記の第1表〜第6表お
よび第8表〜第10表において、同じ置換基の変数を有す
る幾つかの構造In ,II1 ,II2 ,III1,III2,III n
またはVn 、例えば第1表中のR5 とR6 または第5表
中のR2 ,R3 ,R4 ,R5 およびR72を有する第1表
中のI1 〜I8 または第5表中のI33〜I35は、簡潔の
ために組み合わされる。
【0210】よって、前に言及した表では、表の見出し
に言及される全ての構造In ,II1,II2 ,III1,II
I2,III n またはVn は(第1表の場合はn=1〜
8)、表中に言及される意味と組み合わせる予定であ
る。第1表中では、例えば、In .001は、R5 とR6 が
各場合に塩素または水素である8つの特定化合物I1 .0
01,I2 .001,I3 .001,I4 .001,I5 .001,I6 .0
01,I7 .001およびI8 .001の各々を開示する。
に言及される全ての構造In ,II1,II2 ,III1,II
I2,III n またはVn は(第1表の場合はn=1〜
8)、表中に言及される意味と組み合わせる予定であ
る。第1表中では、例えば、In .001は、R5 とR6 が
各場合に塩素または水素である8つの特定化合物I1 .0
01,I2 .001,I3 .001,I4 .001,I5 .001,I6 .0
01,I7 .001およびI8 .001の各々を開示する。
【0211】第1表:式I1 〜I8 の化合物
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【0212】第2表:式I9 〜I21の化合物
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【0213】第3表:式I22〜I28の化合物
【表15】
【表16】
【0214】第4表:式I29〜I32の化合物
【表17】
【表18】
【0215】第5表:式I33〜I35の化合物
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【0216】第6表:式V1 ,V2 ,II1 およびIII1の
化合物
化合物
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【0217】第7表:式I36の化合物
【表37】
【表38】
【表39】
【表40】
【0218】第8表:式V3 ,V4 ,II2 およびIII2の
化合物
化合物
【表41】
【表42】
【表43】
【0219】第9表:式II3 ,V5 ,V6 およびIII3の
化合物
化合物
【表44】
【表45】
【表46】
【0220】第10表:式III4,III5およびIII6の化合物
【表47】
【0221】第11表:物理化学データと合わせた前記第
1表〜第10表からの調製化合物。
1表〜第10表からの調製化合物。
【表48】
【表49】
【0222】式Iの活性成分の製剤例(%=重量百分率) 例F1:濃縮乳剤 a) b) c) d) 第1〜5および7表の活性成分 5% 10% 25% 50% ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 6% 8% 6% 8% ヒマシ油ポリグリコールエーテル 4% − 4% 4% (36モルのEO) オクチルフェノールポリグリコール − 4% − 2% エーテル(7〜8モルのEO) シクロヘキサノン − − 10% 20% 芳香族炭化水素混合物C9 〜C12 85% 78% 55% 16%
【0223】上記のような濃縮物から水でそれらを希釈
することにより任意の所望の濃度の乳剤を調製すること
ができる。
することにより任意の所望の濃度の乳剤を調製すること
ができる。
【0224】例F2:液剤 a) b) c) d) 第1〜5および7表の活性成分 5% 10% 50% 90% 1−メトキシ−3−(3−メトキシ − 20% 20% − プロポキシ)プロパン ポリエチレングリコール MW 400 20% 10% − − N−メチル−2−ピロリドン − − 30% 10% 芳香族炭化水素混合物C9 〜C12 75% 60% − − 上記液剤は小滴の形成に適当である。
【0225】例F3:水和剤 a) b) c) d) 第1〜5および7表の活性成分 5% 25% 50% 80% リグノスルホン酸ナトリウム 4% − 3% − ラウリル硫酸ナトリウム 2% 3% − 4% ジイソブチルナフタレンスルホン酸 − 6% 5% 6% ナトリウム オクチルフェニルポリグリコール − 1% 2% − エーテル(7〜8モルのEO) 高分散性シリカ 1% 3% 5% 10% カオリン 88% 62% 35% −
【0226】活性成分を添加剤と徹底的に混合し、その
混合物を適当なミルの中で徹底的に粉砕する。その結果
水で希釈して任意の所望の濃度の懸濁液を得ることがで
きる水和剤が得られる。
混合物を適当なミルの中で徹底的に粉砕する。その結果
水で希釈して任意の所望の濃度の懸濁液を得ることがで
きる水和剤が得られる。
【0227】例F4:コーティング粒剤 a) b) c) 第1〜5および7表の活性成分 0.1% 5% 15% 高分散性シリカ 0.9% 2% 2% 無機担体材料(φ0.1 〜1 mm) 99.0% 93% 83% 例えばCaCO3 またはSiO2 活性成分を塩化メチレン中に溶かし、その溶液を担体上
に噴霧し、次いで溶媒を真空中で蒸発させる。
に噴霧し、次いで溶媒を真空中で蒸発させる。
【0228】例F5:コーティング粒剤 a) b) c) 第1〜5および7表の活性成分 0.1% 5% 15% ポリエチレングリコール MW 200 1.0% 2% 3% 高分散性シリカ 0.9% 1% 2% 無機担体材料(φ0.1 〜1 mm) 98.0% 92% 80% 例えばCaCO3 またはSiO2 ミキサー中で、微粉砕した活性成分を、ポリエチレング
リコールで湿らせてある担体材料に均等に適用する。こ
うして、無塵性コーティング粒剤が得られる。
リコールで湿らせてある担体材料に均等に適用する。こ
うして、無塵性コーティング粒剤が得られる。
【0229】例F6:押出粒剤 a) b) c) d) 第1〜5および7表の活性成分 0.1% 3% 5% 15% リグノスルホン酸ナトリウム 1.5% 2% 3% 4% カルボキシメチルセルロース 1.4% 2% 2% 2% カオリン 97.0% 93% 90% 79% 活性成分を添加剤と混合し、混合物を粉砕しそして水で
湿らせる。この混合物を押し出し、次いで空気流の中で
乾燥させる。
湿らせる。この混合物を押し出し、次いで空気流の中で
乾燥させる。
【0230】例F7:粉剤 a) b) c) 第1〜5および7表の活性成分 0.1% 1% 5% タルク 39.9% 49% 35% カオリン 60.0% 50% 60% 活性成分を担体と混合しそして混合物を適当なミルの中
で粉砕することにより、すぐ使用できる粉剤が得られ
る。
で粉砕することにより、すぐ使用できる粉剤が得られ
る。
【0231】例F8 :濃縮懸濁液 a) b) c) d) 第1〜5および7表の活性成分 3% 10% 25% 50% エチレングリコール 5% 5% 5% 5% ノニルフェニルポリグリコール − 1% 2% − エーテル(15モルのEO) リグノスルホン酸ナトリウム 3% 3% 4% 5% カルボキシメチルセルロース 1% 1% 1% 1% 37%水性ホルムアルデヒド溶液 0.2% 0.2% 0.2% 0.2% シリコーン油乳剤 0.8% 0.8% 0.8% 0.8% 水 87% 79% 62% 38% 微粉砕した活性成分を添加剤と十分に混合する。その結
果、水で希釈することにより任意の所望の濃度の懸濁液
を調製することができる濃縮懸濁液が得られる。
果、水で希釈することにより任意の所望の濃度の懸濁液
を調製することができる濃縮懸濁液が得られる。
【0232】生物学的例 例B1:植物の出芽前除草作用(出芽前作用) 単子葉および双子葉試験植物をプラスチック鉢の中で標
準土壌中で生長させる。種まきした直後に、25%濃縮乳
剤〔例F1,c)〕から調製した水性懸濁液または乳濁
液の形で、500 g の活性成分(a.i.)/ヘクタール(50
0 L の水/ヘクタール)の用量に相当する試験物質を噴
霧する。その後、試験植物を最適条件下で温室中で生長
させる。3週間の試験期間の後、実験を9段階のスケー
ル(1=完全な被害、9=作用なし)で評価する。1〜
4の得点数値(特に1〜3)は良好〜非常に良好な除草
作用を表す。
準土壌中で生長させる。種まきした直後に、25%濃縮乳
剤〔例F1,c)〕から調製した水性懸濁液または乳濁
液の形で、500 g の活性成分(a.i.)/ヘクタール(50
0 L の水/ヘクタール)の用量に相当する試験物質を噴
霧する。その後、試験植物を最適条件下で温室中で生長
させる。3週間の試験期間の後、実験を9段階のスケー
ル(1=完全な被害、9=作用なし)で評価する。1〜
4の得点数値(特に1〜3)は良好〜非常に良好な除草
作用を表す。
【0233】試験植物:カラスムギ(Avena )、アワ
(Setaria )、ジャガイモ(Solanum)、ハコベ(Stell
aria )、アサガオ(Ipomoea )。本発明の化合物は良
好な除草活性を有する。式Iの化合物の良好な除草活性
の例を下の第B1表に示す。
(Setaria )、ジャガイモ(Solanum)、ハコベ(Stell
aria )、アサガオ(Ipomoea )。本発明の化合物は良
好な除草活性を有する。式Iの化合物の良好な除草活性
の例を下の第B1表に示す。
【0234】第B1表:出芽前作用:
【表50】
【0235】例F2〜F8に従って式Iの化合物を製剤
した時も同じ結果が得られる。
した時も同じ結果が得られる。
【0236】例B2:出芽後除草作用 温室中で、単子葉および双子葉試験植物をプラスチック
鉢の中で標準土壌中で生長させ、そして4〜6葉期に、
25%濃縮乳剤〔例F1,c)〕から調製した試験物質の
水性懸濁液または乳濁液〔500 g の活性成分(a.i.)/
ヘクタール(500 L の水/ヘクタール)の用量に相当す
る〕を噴霧する。その後、試験植物を最適条件下で温室
中で生長させる。約18日の試験期間の後、実験を9段階
のスケール(1=完全な被害、9=作用なし)で評価す
る。1〜4の得点数値(特に1〜3)は良好〜非常に良
好な除草作用を表す。
鉢の中で標準土壌中で生長させ、そして4〜6葉期に、
25%濃縮乳剤〔例F1,c)〕から調製した試験物質の
水性懸濁液または乳濁液〔500 g の活性成分(a.i.)/
ヘクタール(500 L の水/ヘクタール)の用量に相当す
る〕を噴霧する。その後、試験植物を最適条件下で温室
中で生長させる。約18日の試験期間の後、実験を9段階
のスケール(1=完全な被害、9=作用なし)で評価す
る。1〜4の得点数値(特に1〜3)は良好〜非常に良
好な除草作用を表す。
【0237】試験植物:アワ(Setaria )、カラシ(Si
napis )、ジャガイモ(Solanum )、ハコベ(Stellari
a )、アサガオ(Ipomoea )。この試験においても、式
Iの化合物は有力な除草活性を示す。式Iの化合物の良
好な除草活性の例を下の第B2表に示す。
napis )、ジャガイモ(Solanum )、ハコベ(Stellari
a )、アサガオ(Ipomoea )。この試験においても、式
Iの化合物は有力な除草活性を示す。式Iの化合物の良
好な除草活性の例を下の第B2表に示す。
【0238】第B2表:出芽後作用:
【表51】
【0239】例F2〜F8に従って式Iの化合物を製剤
した時も同じ結果が得られる。
した時も同じ結果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 231/38 C07D 231/38 A 241/18 241/18 405/04 231 405/04 231 413/04 231 413/04 231 417/04 231 417/04 231 (72)発明者 ゲオルク ピソータス ドイツ連邦共和国,79539 ルラフ,アム ゾネンライン 71 (72)発明者 ハンス−ゲオルク ブルナー スイス国,4415 ローゼン,バネンシュト ラーセ 14
Claims (27)
- 【請求項1】 式Iの化合物 【化1】 {上式中、 R1 はC1 〜C4 アルキルであり;R2 はシアノまたは
NH2 C(S)−であり;R3 は水素、C1 〜C4 アル
キル、C1 〜C4 ハロアルキル、C3 もしくはC4 アル
ケニル、C3 もしくはC4 アルキニル、C3 〜C8 ハロ
アルケニル、NC−CH2 −、HOC(O)−CH
2 −、またはC1 〜C4 アルコキシ−C(O)−CH2
−であり;Wは 【化2】 であり;R4 は水素、フッ素、塩素、臭素またはメチル
であり;R5 は水素、ハロゲン、メチル、エチル、シア
ノ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ、ヒドロキ
シ、C1 〜C4 ハロアルコキシ、HOC(O)−C1 〜
C4 アルコキシ、ClC(O)−C1 〜C4 アルコキ
シ、C1 〜C4 アルコキシカルボニル−C1 〜C4 アル
コキシ、メルカプト、C1 〜C4 アルキルチオ、HOC
(O)−C1 〜C4 アルキルチオ、C1 〜C4 アルコキ
シカルボニル−C1 〜C4 アルキルチオ、ベンジルオキ
シ、またはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルにより
もしくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換
されているベンジルオキシであり;R6 は水素、ハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、アミノ、ClS(O)2 −、R10
NHまたはR10R11Nであり〔ここでR10およびR11は
互いに独立にC1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C3 ハロアルケニ
ル、C1 〜C4 アルキルカルボニル、C1 〜C4ハロア
ルキルカルボニル、C1 〜C4 アルキルスルホニル、C
1 〜C4 ハロアルキルスルホニル、ベンゾイル、C1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンゾ
イル、あるいはベンジル、またはC1 〜C4 アルキルに
より、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲン
により単置換〜三置換されているベンジルである〕;あ
るいはR6 は−OR20であり〔ここでR20は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、 【化3】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、 【化4】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルケニルオキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、ジ−C1 〜C
4 アルキルアミノ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 ア
ルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキ
ル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、C
1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アルキル、 【化5】 、C1 〜C4 アルキル−C(O−C1 〜C4 アルキル)
2 −C1 〜C8 アルキル、 【化6】 、またはフェニル、ベンジル、ピリジル、ピリミジニ
ル、ピラジニルもしくはピリダジニルであって、前記芳
香環およびヘテロ芳香環はC1 〜C4 アルキルにより、
C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより
単置換〜三置換されていてもよく;またはR20はR21X
C(O)−C1 〜C8 アルキルまたは 【化7】 であり;Xは酸素、硫黄またはR22Nであり;R21は水
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C
6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換
されているベンジルであり;そしてR22は水素、C1 〜
C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニルである〕;あ
るいはR6 は−S(O)m R30であり〔ここでmは0,
1または2であり;R30は水素、C1 〜C8 アルキル、
C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C1 〜
C8 ハロアルキル、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C
4 アルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アル
キル、C1 〜C4 アルキル−C(O)−C1 〜C8 アル
キル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているフェニル、ベンジル、C1 〜C4 アル
キルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハ
ロゲンにより単置換〜三置換されているベンジル、また
はR31VC(O)−C1 〜C4 アルキルであり;Vは酸
素、硫黄またはR32Nであり;R31は水素、C1 〜C8
アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニ
ル、C1 〜C8 ハロアルキル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1
〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキル、フェニル、
C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルに
よりもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されている
フェニル、ベンジル、または、C1 〜C4 アルキルによ
り、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンに
より単置換〜三置換されているベンジルであり;R32は
水素、C1 〜C8 アルキルまたはC3 〜C8 アルケニル
である〕;あるいはR6 は 【化8】 であり〔ここでR33は水素、C1 〜C8 アルキル、C3
〜C8 アルケニルまたはC3 〜C8 アルキニルであり;
R34は水素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニ
ル、C3 〜C8 アルキニルまたはC1 〜C4 アルキルカ
ルボニルである〕;あるいはR6 は−COR40であり
〔ここでR40は水素、塩素、C1 〜C8 アルキル、C2
〜C8 アルケニル、C2〜C8 アルキニル、C1 〜C8
ハロアルキル、C2 〜C8 ハロアルケニル、C3〜C6
シクロアルキル、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
ある〕;あるいはR6 は−COYR50であり〔ここでY
は酸素、硫黄、R51NまたはR54ONであり;R50は水
素、C1 〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3
〜C8 アルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、 【化9】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、シアノ−C1 〜C1 アル
キル、C3 〜C6 シクロアルキル、 【化10】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルキルチオ−C1〜C4 アルキル、フェニル、C
1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによ
りもしくはハロゲンにより単置換〜三置換されているフ
ェニル、ベンジル、またはC1 〜C4 アルキルにより、
C1 〜C4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより
単置換〜三置換されているベンジルであり、あるいはC
1 〜C8 アルキルカルボニル−C1 〜C4 アルキル、R
52ZC(O)−C1 〜C6 アルキルまたはR52ZC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキルであり;Zは酸素、
硫黄、R53NまたはR55ONであり;R52は水素、C1
〜C8 アルキル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 ア
ルキニル、C1 〜C8 ハロアルキル、 【化11】 、C3 〜C8 ハロアルケニル、C3 〜C6 シクロアルキ
ル、 【化12】 、C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C4 アルキ
ル、フェニル、C1 〜C4 アルキルにより、C1 〜C4
ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜三
置換されているフェニル、ベンジル、またはC1 〜C4
アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりもしく
はハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジルで
あり;R51およびR53は互いに独立にC1 〜C8 アルキ
ル、C3 〜C8 アルケニル、C3 〜C8 アルキニル、C
1 〜C8 ハロアルキル、C1 〜C4 アルキルカルボニ
ル、C1 〜C4 ハロアルキルカルボニル、C1 〜C4 ア
ルキルスルホニル、C1〜C4 ハロアルキルスルホニ
ル、ベンゾイル、C1 〜C4 アルキルにより、C1〜C
4 ハロアルキルによりもしくはハロゲンにより単置換〜
三置換されているベンゾイル、ベンジル、またはC1 〜
C4 アルキルにより、C1 〜C4 ハロアルキルによりも
しくはハロゲンにより単置換〜三置換されているベンジ
ルであり;R54およびR55は互いに独立にC1 〜C4 ア
ルキルである〕;あるいはR6 はB−C1 〜C8 アルキ
ル、B−C1 〜C8 ハロアルキル、B−C2 〜C8 アル
ケニル、B−C2 〜C8 アルキニル、B−C2 〜C8 ハ
ロアルケニル、B−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4
アルキルまたはB−C1 〜C4 アルキルチオ−C1 〜C
4 アルキルであり;そしてBは水素、R52ZC(O)
−、シアノまたはC1 〜C4 アルキルカルボニルであ
る〕;X1 およびX2 は互いに独立に酸素または硫黄で
あり;R60は水素またはC1 〜C4 アルキルであり;R
61は水素、C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、
ベンジル、ハロゲンにより置換されたベンジル、C1 〜
C6 ハロアルキル、C3 〜C6 ハロアルケニル、C1 〜
C4 アルキル−C(O)−C1 〜C4 アルキル、C1 〜
C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、C1 〜C4 アル
コキシ−C1 〜C4 アルコキシ−C1 〜C4 アルキル、
HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、ClC(O)−C
1 〜C6 アルキル、C1 〜C6アルコキシカルボニル−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロアルコキシカルボ
ニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキ
シカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C3 〜C6 アルキ
ニルオキシカルボニル−C1 〜C6 アルキル、C1 〜C
6 アルキルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキル、C3
〜C6 アルケニルチオ−C(O)−C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−C1 〜C6
アルキル、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−C(O)−C
1 〜C6 アルキル、R62R63NC(O)−C1 〜C6 ア
ルキル、 【化13】 、C1 〜C4 アルコキシカルボニル、C3 〜C6 アルケ
ニルオキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカ
ルボニル、オキセタニルオキシカルボニル、HOC
(O)−C3 〜C6 シクロアルキル、C1 〜C4 アルコ
キシカルボニル−C3〜C6 シクロアルキル、C3 〜C
6 アルケニルオキシカルボニル−C3 〜C6 シクロアル
キル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボニル−C3 〜
C6 シクロアルキル、C1 〜C6 アルキルチオ−C1 〜
C6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−
C3 〜C6 シクロアルキルまたはClC(O)−C3 〜
C6 シクロアルキルであり;R62は水素、C1 〜C6 ア
ルキル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニ
ル、C1 〜C6 ハロアルキル、ベンジル、フェニル、ま
たはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりもしく
はC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換されて
いるフェニルであり;R63はR62の意味を有するか、あ
るいはC3 〜C6 シクロアルキル、C3 〜C6 ハロシク
ロアルキル、フェニル、またはハロゲンにより、C1 〜
C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキルに
より単置換〜三置換されているフェニルであり;n1 は
0,1,2,3または4であり;R70は水素、ハロゲ
ン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アミノまた
はC1 〜C4 ハロアルコキシであり;A1 −B1 は下記
の基 【化14】 であって、前記の炭素原子2が酸素原子に結合してお
り;R71は水素またはC1 〜C6 アルキルであり;R72
は水素、シアノ、C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 ハロ
アルキル、シアノ−C1 〜C4 アルキル、ヒドロキシ−
C1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシ−C1 〜C
6 アルキル、C3 〜C6 アルケニルオキシ−C1 〜C4
アルキル、C3 〜C6 アルキニルオキシ−C1 〜C4 ア
ルキル、C1 〜C6 アルキルカルボニルオキシ−C1 〜
C6 アルキル、C1 〜C6 アルコキシカルボニル−C1
〜C6 アルキル、HOC(O)−C1 〜C6 アルキル、
ClC(O)−C1 〜C6 アルキル、カルボキシル、C
lC(O)−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、C1〜
C6 ハロアルコキシカルボニル、C3 〜C6 アルケニル
オキシカルボニル、C3 〜C6 アルキニルオキシカルボ
ニル、C3 〜C6 シクロアルコキシカルボニル、C1 〜
C6 アルコキシ−C1 〜C6 アルコキシカルボニル、ベ
ンジルオキシカルボニル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジルオキシカルボニル、C1 〜C4 ア
ルコキシカルボニル、HOC(S)−、C1 〜C6 アル
キルチオ−C(O)−、C1 〜C6 ハロアルキルチオ−
C(O)−、C3 〜C6 アルケニルチオ−C(O)−、
C3 〜C6 アルキニルチオ−C(O)−、ベンジルチオ
−C(O)−、ベンジル、ハロゲンにより単置換〜三置
換されているベンジル、またはR73R74NC(O)−、
フェノキシカルボニルもしくはフェニル−C1 〜C6 ア
ルキルであって、前記フェニル環はハロゲンにより、C
1 〜C4 アルキルによりもしくはC1 〜C4 ハロアルキ
ルにより置換されてもよく、あるいはNH2C(S)−
またはOHC−であり;R73は水素、C1 〜C6 アルキ
ル、C3 〜C6 アルケニル、C3 〜C6 アルキニル、ベ
ンジル、ハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりも
しくはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換さ
れているベンジル、またはC1 〜C6 ハロアルキルであ
り;R74はR73の意味を有するか、あるいはフェニル、
またはハロゲンにより、C1 〜C4 アルキルによりもし
くはC1 〜C4 ハロアルキルにより単置換〜三置換され
ているフェニルである}、または前記式Iの化合物のピ
ラゾールN−オキシド、作物栽培学上許容される塩もし
くは立体異性体であって、下式 【化15】 の化合物を除いた化合物。 - 【請求項2】 R1 がメチルでありそしてR3 がメチル
またはエチルである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項3】 R4 がフッ素である、請求項2に記載の
化合物。 - 【請求項4】 R4 が塩素である、請求項2に記載の化
合物。 - 【請求項5】 R4 が水素である、請求項2に記載の化
合物。 - 【請求項6】 Wが基 【化16】 であり、そしてR4 ,R5 およびR6 が請求項1に定義
した通りである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項7】 R5 が塩素、臭素、メチル、シアノまた
はトリフルオロメチルである、請求項6に記載の化合
物。 - 【請求項8】 Wが基 【化17】 であり、そしてR4 ,R60,R61,X1 ,X2 およびn
1 が請求項1に定義した通りである、請求項1に記載の
化合物。 - 【請求項9】 R4 が水素、フッ素または塩素であり、
そしてX1 が酸素である、請求項8に記載の化合物。 - 【請求項10】 Wが基 【化18】 であり、R4 が水素、フッ素または塩素であり、そして
B1 がメチレンである、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項11】 式Ia 【化19】 (上式中、WおよびR1 〜R3 は請求項1に記載した通
りである)により表される、請求項1に記載の化合物。 - 【請求項12】 R1 がメチルであり、R2 がシアノで
あり、そしてR3 がメチルまたはエチルである、請求項
11に記載の化合物。 - 【請求項13】 Wが基 【化20】 であり、そしてR4 がフッ素または塩素である、請求項
12に記載の化合物。 - 【請求項14】 Wが基 【化21】 であり、そしてR4 がフッ素または塩素である、請求項
12に記載の化合物。 - 【請求項15】 Wが基 【化22】 であり、そしてR4 がフッ素または塩素である、請求項
12に記載の化合物。 - 【請求項16】 式Iの化合物 【化23】 (上式中、W,R1 およびR3 は請求項1に定義した通
りであり、そしてR2 はシアノである)の調製方法であ
って、 a) 式IIaまたはIIbの化合物 【化24】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)を脱水し;または b) まず式 IIIaまたは IIIbの化合物 【化25】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)をジアゾ化し、次いで生成したジアゾニウム塩を式
Xの塩 M+ CN- (X) (上式中、M+ はアルカリ金属、アルカリ土類金属また
は遷移金属イオンである)と反応せしめ;または c) 式IVaまたはIVbの化合物 【化26】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)をヒドロキシルアミンまたはその塩と反応せしめ、
次いで中間体として生成したオキシムを脱水し;または d) 式VaまたはVbの化合物 【化27】 (上式中、W,R1 およびR3 は請求項1に定義した通
りであり、そしてR81はC1 〜C4 アルキル、C3 もし
くはC4 アルケニルまたはベンジルである)を、不活性
有機溶媒の存在下でジメチルアルミニウムアミドと反応
せしめることを含んで成る方法。 - 【請求項17】 式Iの化合物 【化28】 〔上式中、W,R1 およびR3 は請求項1に定義した通
りであり、そしてR2 はNH2 C(S)−である〕の調
製方法であって、 a) 式Ia1 またはIb1 の化合物 【化29】 を、塩基触媒を使って有機溶媒中の硫化水素と、または
酸触媒を使って硫化水素供給源と反応せしめ;または b) 式IIaまたはIIbの化合物 【化30】 (上式中、W,R1 およびR3 は前に定義した通りであ
る)を溶媒中で適当な硫黄試薬と反応せしめることを含
んで成る方法。 - 【請求項18】 式VaまたはVbの化合物 【化31】 (上式中、R1 およびWは請求項1に定義した通りであ
り、R3 はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アル
ケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであり、そし
てR81はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC4 アルケ
ニルまたはベンジルである)の調製方法であって、 a) ヒドラジンを使って式XIaの化合物 【化32】 (上式中、W,R1 およびR81は前に定義した通りであ
る)を変換して式Vcの化合物 【化33】 を与え、次いでこの化合物を式 XIIaの化合物 R3 −L1 (XIIa) または式 XIIbの化合物 R3 OSO2 OR3 (XIIb) (式 XIIaおよび XIIbの化合物中の基R3 は前に定義
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIaの化合物 【化34】 (上式中、W,R1 およびR81は前に定義した通りであ
る)を、式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る方法。 - 【請求項19】 式VIaまたはVIbの化合物 【化35】 (上式中、R1 およびWは請求項1に定義した通りであ
り、そしてR3 はC1 〜C4 アルキル、C3 もしくはC
4 アルケニルまたはC3 もしくはC4 アルキニルであ
る)の調製方法であって、式XIbの化合物 【化36】 (上式中、WおよびR1 は前に定義した通りである)
を、 a) ヒドラジンを使って環化せしめて式VIcの化合物 【化37】 を与え、次いでこの化合物を式 XIIaの化合物 R3 −L1 (XIIa) または式 XIIbの化合物 R3 OSO2 OR3 (XIIb) (式 XIIaおよび XIIbの化合物中の基R3 は前に定義
した通りであり、そしてL1 は脱離基である)の存在下
でアルキル化し;または b) 式XIIIの化合物 NH2 NH−R3 (XIII) (上式中、R3 は前に定義した通りである)を使って環
化せしめることを含んで成る方法。 - 【請求項20】 式V0 の化合物 【化38】 〔上式中、R1 ,R3 およびWは請求項1に定義した通
りであり;そしてR02はHOC(O)−、OHC−、C
1 〜C4 アルコキシカルボニル、C3 もしくはC4 アル
ケニルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、
(C1 〜C4 アルコキシ)2 CH−、(C1 〜C4 アル
キル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 アルキルスルホ
ニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 ハロアルキルス
ルホニル)−O−N=CH−、(C1 〜C4 アルコキシ
カルボニル)−O−N=CH−、アミノ、(C1 〜C4
ハロアルコキシカルボニル)−O−N=CH−、ClC
(O)−またはH2 NC(O)−である〕であって、た
だし下式 【化39】 の化合物を除く化合物。 - 【請求項21】 除草性および植物生長抑制性の組成物
であって、式Iの化合物の除草有効量と不活性担体とを
含んで成る組成物。 - 【請求項22】 式Iの活性成分を0.1 %〜95%含んで
成る、請求項21に記載の組成物。 - 【請求項23】 望ましくない植物の生長を抑制する方
法であって、式Iの活性成分またはこの活性成分を含ん
で成る組成物の除草有効量を、有用植物の作物にまたは
それらの環境に施用することを含んで成る方法。 - 【請求項24】 1ヘクタールあたり0.001 〜4 kgの活
性成分の量を施用することを含んで成る、請求項23に
記載の方法。 - 【請求項25】 植物の生長を抑制する方法であって、
式Iの活性成分またはこの活性成分を含んで成る組成物
の有効量を、植物にまたはそれらの環境に施用すること
を含んで成る方法。 - 【請求項26】 望ましくない植物の生長を抑制するた
めの請求項21に記載の組成物の使用。 - 【請求項27】 前記有用植物の作物が穀物、トウモロ
コシ、米、綿、大豆、油料種子なたね、モロコシ類、サ
トウキビ、サトウダイコン、ヒマワリ、野菜類および飼
料用植物である、請求項23に記載の方法。
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