JPH10157782A - エアゾール容器の遅延噴射装置及びこれを備えたエアゾール製品 - Google Patents
エアゾール容器の遅延噴射装置及びこれを備えたエアゾール製品Info
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Abstract
ともに、遅延液体が保管中に蒸発したり、移動すること
がないエアゾール容器の遅延噴射装置及びこれを備えた
エアゾール製品を提供すること。 【解決手段】 遅延液体29が入れられるシリンダ11
の遅延ピストン17が常時停止している動作前位置Aに
シール状態にする環状突部16を形成する一方、動作後
には遅延ピストン17とシリンダ11との間に環状の隙
間Cが形成されて遅延液体流通部30となるようにして
ある。これにより、保管時には遅延液体29を密閉状態
にでき、蒸発や移動を防止して退避時間のバラツキをな
くし、一定に保つようにしている。
Description
遅延噴射装置及びこれを備えたエアゾール製品に関し、
噴射操作後一定の時間が経過した後にエアゾール内容物
の噴射が行われるようにしたものである。
殺虫剤などをエアゾール内容物とする場合には、噴射操
作と同時にエアゾール内容物を噴射させずに、一定の退
避時間が経過した後に噴射するようにする必要があり、
従来から種々の遅延噴射装置が提案されている。
れている遅延噴射装置は、エアゾール容器の上部にシリ
ンダを取付け、このシリンダ内にステムを動作させる方
向に付勢されたピストンを装着し、ピストンの外周に取
付けたOリングとシリンダ内周との摩擦力を利用してピ
ストンがステムを押すまでの退避時間を得るようにして
いる。
れた遅延噴射装置では、エアゾール容器の上部に固定体
を取付け、この固定体内に設けたエアゾール内容物の導
入室に制御通路を形成し、制御通路にエアゾール内容物
の噴射による圧力で変形したり、破壊する遅延物を取付
けておき、この遅延物の変形や破壊によって制御通路が
開放されるまでの時間を退避時間とするようにしてい
る。
された遅延噴射装置では、上下2室に仕切られた密閉状
容器に天板及び底板とわずかな隙間をあけて連通するパ
イプを取付け、この密閉状容器の下室に高粘度液体を充
填し、エアゾール内容物を下室の上部から導入するよう
にし、エアゾール内容物で高粘度液体をパイプを介して
上室に移動させた後、上室の噴射口から噴射させること
で遅延時間を得るようにしている。
噴射装置では、Oリングによる摩擦力を利用して退避時
間を得る場合や遅延物の変形や破壊を利用して退避時間
を得る場合には、退避時間にバラツキが起こり易く、一
定に保つことが難しいという問題がある。
場合には、退避時間の調整は比較的容易にできるもの
の、高粘度液体が充填される密閉状容器の下室がパイプ
及び噴射口を介して外部に連通しているため、時間の経
過とともに、蒸発して少なくなったり、保管状態によっ
ては高粘度液体が下室から移動してしまうという問題が
ある。
解決するためになされたもので、退避時間にバラツキが
なく、一定にすることができるとともに、遅延液体が保
管中に蒸発したり、移動することがないエアゾール容器
の遅延噴射装置及びこれを備えたエアゾール製品を提供
しようとするものである。
題を解決するため、この発明の請求項1記載のエアゾー
ル容器の遅延噴射装置は、エアゾール容器に取付けられ
たシリンダ内の遅延液体をストッパで係止されるととも
にステム押圧方向に常時付勢された遅延ピストンのステ
ム押圧方向への移動により遅延液体流通部により僅かず
つ移動させた後、ステムを押圧して噴射させるエアゾー
ル容器の遅延噴射装置において、前記シリンダの前記遅
延ピストン動作前位置に当該遅延ピストンがシール状態
で接触する環状突部を形成するとともに、当該遅延ピス
トンのステム押圧方向前方の前記シリンダと当該ピスト
ン外周との隙間を環状の遅延液体流出部としたことを特
徴とするものである。
ば、遅延液体が入れられるシリンダの遅延ピストンが常
時停止している動作前位置にシール状態にする環状突部
を形成する一方、動作後には遅延ピストンとシリンダと
の間に環状の隙間が形成されるようにしており、保管時
には遅延液体を密閉状態にでき、蒸発や移動を防止して
退避時間を一定に保つことができるようにしている。
ル容器の遅延噴射装置は、前記請求項1記載の前記シリ
ンダの環状突部と前方の環状の隙間による前記遅延液体
流通部に替え、前記シリンダの前記遅延ピストン動作前
位置を当該遅延ピストンがシール状態で接触する内径と
するとともに、当該遅延ピストンのステム押圧方向前方
のシリンダ内径を前方ほど大径の円すい面に形成して遅
延液体流通部としたことを特徴とするものである。
ば、遅延液体が入れられるシリンダの遅延ピストンが常
時停止している動作前位置の内径をシール状態にできる
ようにするとともに、動作方向前方の内径を円すい面と
してあり、これによっても保管時には遅延液体を密閉状
態にでき、蒸発や移動を防止して退避時間を一定に保つ
ことができるようになる。
ール容器の遅延噴射装置は、前記シリンダの前記遅延液
体流通部に、ステム押圧方向に平行な突条を形成して流
通部断面積を変更可能としたことを特徴とするものであ
る。
ば、遅延ピストンの動作する前方のシリンダとの間に形
成される遅延液体流通部に突条を形成するようにしてお
り、突条の大きさや本数によりピストンとシリンダとの
間に形成される隙間の断面積を変えることができ、退避
時間の調整ができるようになる。
ル容器の遅延噴射装置を備えたエアゾール製品は、前記
エアゾール容器の内容物を殺虫剤、消臭剤、芳香剤、殺
菌剤、防虫剤、冷却剤のいずれかとしたことを特徴とす
るものである。
たエアゾール製品によれば、エアゾール容器の内容物を
殺虫剤、消臭剤、芳香剤、殺菌剤、防虫剤、冷却剤のい
ずれかとしており、保管状態にかかわらず、一定の退避
時間を確保して噴射することができ、操作者に接触した
り、吸入したりすることが防止できるようになる。
の遅延噴射装置の一実施の形態について図面に基づき詳
細に説明する。
の遅延噴射装置の一実施の形態にかかり、図1は縦断面
図、図2は平面図であり、それぞれの左側が噴射状態
を、右側が操作前状態を示す。
は、エアゾール容器1のマウンテンカップ2に装着固定
されて使用されるものであり、合成樹脂等で作られた略
二重円筒状のシリンダ11を備え、その下端部の外筒部
分に設けた固定部12を介してエアゾール容器1のマウ
ンテンカップ2に嵌合することで固定される。
底部に貫通孔が形成されてエアゾール容器1のステム3
の挿通口13とされるとともに、固定部12の上方の外
筒底部と内筒底部との間がシリンダ底板14で塞がれて
環状の遅延液体収納室15が形成されている。
5の上部に相当する外筒の内周に環状突部16が形成さ
れてこの部分の外筒内径が小さくしてある。
が形成されたシリンダ11には、内外筒間の遅延液体収
納室15に遅延ピストン17が摺動可能に装着される。
上面が開口した2重筒状のピストン部18を備え、この
ピストン部18の外筒外径がシリンダ11の環状突部1
6とシール状態で接する大きさとしてあり、遅延ピスト
ン17が下方に移動すると環状突部16の突起の高さ分
だけシリンダ11との間に隙間Cが形成されるようにし
てある。
8の中心部にエアゾール容器1のステム3に押圧されて
連結されるノズル部19が一体に形成され、シリンダ1
1の内筒の内側を移動するようになっており、ノズル部
19の先端部に噴射口20が形成されるとともに、基端
部に円すい状の連結口21が形成されて流路で連通され
ている。
シリンダ11の上部を覆うように略2重筒状のカバー2
2が配置されてシリンダ11の外筒部に連結されるよう
になっており、カバー22の上面中央部にノズル部19
が突き出す開口23が形成されるとともに、内筒内側が
遅延ピストン17のガイド面となるようにしてある。
7との間にスプリング24が介装されて遅延ピストン1
7を常時ステム押圧方向(図示例では下方)に付勢する
ようになっている。
24に抗して動作前位置Aであるシリンダ11の環状突
部16とシール状態となる位置に保持するため、カバー
22の開口23から突き出した遅延ピストン17と一体
のノズル部19に係止溝25が形成され、この係止溝2
5にカバー22の開口23より外周側が大きく内周側が
くさび状の係止部26とハンドル部27が形成されたス
トッパ28を嵌め込むことで係止することができるよう
にしてある。
リンダ11の遅延液体収納室15内に遅延液体29が入
れられる。この遅延液体29としては、例えば水やシリ
コンオイルなどの液体が用いられ、必要な退避時間に応
じて粘度が調整された液体が用いられる。また、この遅
延液体収納室15内の遅延液体29は、エアゾール内容
物と直接接触することがないので、エアゾール内容物と
の反応性などを考慮せずに必要な退避時間に応じて選定
することができる。
噴射装置10では、保管状態や使用前の状態では、遅延
ピストン17と一体のノズル部19の係止溝25にスト
ッパ28の係止部26が嵌め込まれて係止され、遅延ピ
ストン17がスプリング24に抗してシリンダ11の環
状突部16とシール状態となる動作前位置Aに保持され
る。
が入れられた遅延液体収納室15が遅延ピストン17で
密閉された状態となり、遅延液体29の外部への漏洩や
蒸発を防止することができ、エアゾール容器1を倒した
状態等で保管されても遅延液体29が移動することがな
い。
場合には、遅延ピストン17と一体のノズル部19の係
止溝25に嵌め込んで係止しているストッパ28のハン
ドル部27をつかんで取り外すと、遅延ピストン17が
スプリング24の力でステム3の押圧方向(図示例では
下方)に押される。
17がシリンダ11の環状突部16から離れた後、さら
にステム押圧方向に移動しようとするが、遅延液体29
によって移動が制約され、遅延ピストン17の外周のシ
リンダ11との隙間Cで構成される遅延液体流通部30
からわずかずつゆっくりと遅延液体29が移動するのに
合わせて遅延ピストン17が移動し、一定時間経過後に
遅延ピストン17と一体のノズル部19の基端部の連結
口21がステム3に連結され、さらにノズル部19を介
してステム3を押し下げることで、エアゾール内容物の
噴射が開始され、ノズル部19先端部の噴射口20から
噴射される。
間Cで構成される遅延液体流通部30の断面積と遅延液
体29の粘度を適当に選ぶことで、ストッパ28を取り
外す噴射操作開始から遅延ピストン17がステム押圧方
向に移動して一体のノズル部19でステム3を押してエ
アゾール内容物の噴射が開始されるまでの退避時間を各
エアゾール容器でバラツクこと無く一定にすることがで
きるとともに、遅延時間の設定を簡単に変えることがで
きる。
流通部30とするようにしているので、万一、遅延液体
29中にゴミ等が混入していてもこれによって遅延液体
29の流れが全く起こらず、噴射不能となることがな
い。
射装置の他の一実施の形態について図3により説明する
が、既に説明したエアゾール容器の遅延噴射装置10と
同一部分には同一番号を記し説明は省略する。
は、遅延ピストン41とステム3に連結されるノズル4
2とが別体に形成してあり、ノズル42が予めステム3
に装着された状態にしてある。
バー22から僅かに突き出る高さとされ、中間部外周に
段差部44が形成され、この段差部44を遅延ピストン
41で押すようになっている。
バー22より突き出すように形成されるとともに、内周
側にノズル42の段差部44を押すことができる突出部
46が形成してあり、内筒部45の外周側に係止溝47
が形成されてストッパ48を嵌め込んで係止するように
なっている。
噴射装置40では、既に説明したエアゾール容器の遅延
噴射装置10と同一の動作で退避時間を経たのち、遅延
ピストン41の突出部46がノズル42の段差部44を
押すことでステム3を押し下げてエアゾール内容物が噴
射される。
40では、既に説明したエアゾール容器の遅延噴射装置
10と同一の効果を奏するほか、遅延噴射装置40自体
の高さを低くしてコンパクトにすることができる。
射装置のさらに他の一実施の形態について図4により説
明する。
は、シリンダ51の形状が変えてあり、環状突部16の
下側のステム押圧方向の遅延液体流通部30となる部分
にステム押圧方向と平行に突条52が形成され、突条5
2の高さが環状突部16と同一面となるようにしてあ
る。
容器の遅延噴射装置10,40と同一である。
えたエアゾール容器の遅延噴射装置50によれば、突条
52の分だけ遅延液体の流路断面積を小さくすることが
でき、遅延液体の移動時間を長くすることができる。
ことで退避時間を変えることができるとともに、遅延液
体の選択範囲を拡大することができる。
噴射装置10,40のいずれかの構成を採用すること
で、それぞれの装置10,40の効果も奏する。
射装置の他の一実施の形態について図5により説明する
が、既に説明したエアゾール容器の遅延噴射装置10と
同一部分には同一番号を記し説明は省略する。
は、シリンダ61の形状が変えてあり、遅延ピストン1
7がストッパ28で係止された動作前位置Aに対応する
部分のシリンダ61の内径部62を遅延ピストン17と
シール状態で接する内径(環状突部16の内径と同一)
としてあり、このシール状態で接する内径部62に続く
シリンダ61の下側のステム押圧方向の遅延液体流通部
30となるシリンダ下方部63を下側ほど大径となる円
すい面に形成してある。
容器の遅延噴射装置10と同一である。
えたエアゾール容器の遅延噴射装置60によれば、噴射
前や保管状態では、遅延ピストン17がシリンダ61の
内径部62とシール状態で接して遅延液体収納部15が
密閉状態になる一方、遅延ピストン17がステム押圧方
向に移動すると、遅延ピストン17とシリンダ61のシ
リンダ下方部63との間に隙間が形成されて遅延液体流
通部30となり、遅延液体29をゆっくり移動して退避
時間を作ることができる。
60では、既に説明したエアゾール容器の遅延噴射装置
10と同一の効果を奏するほか、遅延液体流通部30が
遅延ピストン17の移動にともなって広くなるので、万
一の遅延液体へのゴミなどの混入があっても挾まること
がなく、噴射不能となることを一層確実に防止すること
ができる。
30を形成するようにしたシリンダ61の構造は、既に
説明したエアゾール容器の遅延噴射装置40のシリンダ
11に替えて用いることができ、高さを低くしてコンパ
クトにすることができる。
射装置のさらに他の一実施の形態について図6により説
明する。
は、シリンダ71の形状が変えてあり、シール状態で接
する内径部72に続くシリンダ71の下側のステム押圧
方向の遅延液体流通部30となる円すい面で形成された
シリンダ下方部73にステム押圧方向と平行に突条74
が形成され、突条74の高さがシール状態で接する内径
部と同一面とされて円筒面の一部をなすようにしてあ
る。
容器の遅延噴射装置60と同一である。
えたエアゾール容器の遅延噴射装置70によれば、突条
74の分だけ遅延液体の流路断面積を小さくすることが
でき、遅延液体の移動時間を長くすることができる。
ことで退避時間を変えることができるとともに、遅延液
体の選択範囲を拡大することができる。
アゾール容器の遅延噴射装置40のノズル42を別体に
する場合のシリンダ11として用いることもできる。
の遅延噴射装置10,40,50,60,70を用いた
エアゾール製品について説明する。
0,60,70のエアゾール容器に充填される内容物と
しては、操作者が接触したり、吸入することが好ましく
ないもの、例えば殺虫剤、消臭剤、芳香剤、殺菌剤、防
虫剤、冷却剤のいずれかが充填されてエアゾール製品と
される。
ル容器に直接充填すると、エアゾール容器自体を腐蝕す
るなどの恐れがある場合には、樹脂バックなどで二重構
造とされたエアゾール容器が用いられ、特に腐蝕性の強
い内容物の場合には、エアゾール容器のバルブが取付け
られるマウンテンカップ部分にも合成樹脂カバーを取付
けて直接内容物が金属と接触しないようにしたエアゾー
ル容器を使用するようにする。
品では、遅延噴射装置のストッパを取り外して噴射操作
することで、簡単に遅延噴射することができ、保管状態
などに拘らず、予め設定した退避時間の後に噴射させる
ことができる。
成分を示す。殺虫剤としては、例えば空間用殺虫剤やゴ
キブリ用殺虫剤が内容物と充填されてエアゾール製品と
され、それぞれの成分の一例は表1に示す通りである。
成分が充填されてエアゾール製品とされる。
製品の成分の一例は、表2に示す通りであり、殺菌剤を
内容物とするエアゾール製品としては、例えば表面殺菌
剤や空間殺菌剤があり、それぞれの成分の一例は、表2
に示す通りである。
に示す成分が充填されてエアゾール製品とされ、冷却剤
とする場合には、例えば表3に示す成分が充填されて自
動車用の冷却剤のエアゾール製品とされる。
退避時間を確保して噴射が開始されたので、操作者が接
触したり、吸引することがなかった。
たように、この発明の請求項1記載のエアゾール容器の
遅延噴射装置によれば、遅延液体が入れられるシリンダ
の遅延ピストンが常時停止している動作前位置にシール
状態にする環状突部を形成する一方、動作後には遅延ピ
ストンとシリンダとの間に環状の隙間が形成されるよう
にしたので、保管時には遅延液体を密閉状態にでき、蒸
発や移動を防止することができるとともに、使用時には
遅延液体の移動時間を一定にでき、退避時間のバラツキ
を無くして一定に保つことができる。
ル容器の遅延噴射装置によれば、遅延液体が入れられる
シリンダの遅延ピストンが常時停止している動作前位置
の内径をシール状態にできるようにするとともに、動作
方向前方の内径を円すい面としたので、これによっても
保管時には遅延液体を密閉状態にでき、蒸発や移動を防
止して退避時間を一定に保つことができる。
ール容器の遅延噴射装置によれば、遅延ピストンの動作
する前方のシリンダとの間に形成される遅延液体流通部
に遅延ピストンが摺接する突条を形成するようにしたの
で、突条の大きさや本数によりピストンとシリンダとの
間に形成される隙間の断面積を変えることができ、退避
時間の設定が簡単にできる。
ル容器の遅延噴射装置を備えたエアゾール製品によれ
ば、エアゾール容器の内容物を殺虫剤、消臭剤、芳香
剤、殺菌剤、防虫剤、冷却剤のいずれかとしたので、保
管状態にかかわらず、一定の退避時間を確保して噴射す
ることができ、操作者に接触したり、吸入したりするこ
とを防止することができる。
実施の形態にかかる縦断面図であり、左側が噴射状態
を、右側が操作前状態を示す。
実施の形態にかかる平面図であり、左側が噴射状態を、
右側が操作前状態を示す。
の一実施の形態にかかる縦断面図であり、左側が噴射状
態を、右側が操作前状態を示す。
らに他の一実施の形態にかかるシリンダの一部のみを示
す斜視図である。
の一実施の形態にかかる縦断面図であり、左側が噴射状
態を、右側が操作前状態を示す。
らに他の一実施の形態にかかるシリンダの一部のみを示
す斜視図である。
噴射装置 11 シリンダ 12 固定部 15 遅延液体収納室 16 環状突部 17 遅延ピストン 19 ノズル部 22 カバー 24 スプリング 25 係止溝、 28 ストッパ 29 遅延液体 30 遅延液体流通部 A 動作前位置 C 隙間 1 エアゾール容器 3 ステム
Claims (4)
- 【請求項1】 エアゾール容器に取付けられたシリンダ
内の遅延液体をストッパで係止されるとともにステム押
圧方向に常時付勢された遅延ピストンのステム押圧方向
への移動により遅延液体流通部により僅かずつ移動させ
た後、ステムを押圧して噴射させるエアゾール容器の遅
延噴射装置において、前記シリンダの前記遅延ピストン
動作前位置に当該遅延ピストンがシール状態で接触する
環状突部を形成するとともに、当該遅延ピストンのステ
ム押圧方向前方の前記シリンダと当該ピストン外周との
隙間を環状の遅延液体流出部としたことを特徴とするエ
アゾール容器の遅延噴射装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の前記シリンダの環状
突部と前方の環状の隙間による前記遅延液体流通部に替
え、前記シリンダの前記遅延ピストン動作前位置を当該
遅延ピストンがシール状態で接触する内径とするととも
に、当該遅延ピストンのステム押圧方向前方のシリンダ
内径を前方ほど大径の円すい面に形成して遅延液体流通
部としたことを特徴とする請求項1記載のエアゾール容
器の遅延噴射装置。 - 【請求項3】 前記シリンダの前記遅延液体流通部に、
ステム押圧方向に平行な突条を形成して流通部断面積を
変更可能としたことを特徴とする請求項1または2記載
のエアゾール容器の遅延噴射装置。 - 【請求項4】 前記エアゾール容器の内容物を殺虫剤、
消臭剤、芳香剤、殺菌剤、防虫剤、冷却剤のいずれかと
したことを特徴とする請求項1〜4のずれかに記載のエ
アゾール容器の遅延噴射装置を備えたエアゾール製品。
Priority Applications (1)
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JP33283196A JP3859283B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | エアゾール容器の遅延噴射装置及びこれを備えたエアゾール製品 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4672132B2 (ja) * | 2000-12-08 | 2011-04-20 | アース製薬株式会社 | スプレー用噴射遅延装置 |
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