JPH10157501A - 乗物用の座席装置 - Google Patents

乗物用の座席装置

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JPH10157501A
JPH10157501A JP32399296A JP32399296A JPH10157501A JP H10157501 A JPH10157501 A JP H10157501A JP 32399296 A JP32399296 A JP 32399296A JP 32399296 A JP32399296 A JP 32399296A JP H10157501 A JPH10157501 A JP H10157501A
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Shigeru Kiguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】座席を設置する際に大幅な制限を受けることな
く、汎用性を高め、また、快適性を向上する。 【解決手段】座席をベッド状態にするには、座部30を
前進させないで、背ずり20をリクライニング状態に後
倒し、その後に、背ずり20が座部30に引きずられて
前進すると、背ずり20が案内部材の案内部に案内され
て、大きく後倒し、背ずり20の背当て面が座部30の
座面に滑らかに連続する略水平なベッド状態になるよう
にしたので、座席の前後にある程度のスペースが確保さ
れていれば、座席をベッド状態にすることができ、座席
を設置する際に大幅な制限を受けることがなく、汎用性
を高めることができる。また、人間工学的に、移動時
(作動中)における安定感を有するものであり、より快
適性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、背ずりを後方へ大
きく倒し、背ずりの背当て面を座部の座面に滑らかに連
続する略水平なベッド状態にするようにした乗物用の座
席装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗物用の座席装置としては、例え
ば、座部を大きく前進させるとともに、背ずりを前方へ
引きずって、座部の座面と背ずりの背当て面とを略水平
なベッド面とするものがある。
【0003】また、座部を前進させないで、単に、背ず
りをリクライニング状態からさらに後方へ大きく倒し
て、ベッド状態にするものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の乗物用の座席装置では、前者においては、ベ
ッド状態では、座部が大きく前進するため、座席の前方
に広いスペースが必要になり、座席を設置する際に大幅
な制限を受ける。
【0005】また、後者においても、背ずりが後方へ大
きく倒れるため、座席の後方に広いスペースが必要にな
り、同じく、座席を設置する際に大幅な制限を受けると
いう問題点があった。
【0006】さらに、人間工学的に前者においては、頭
および腰部全体がリクライニングする際に前方にずれる
ことにより、不安定感を生じるという問題点があった。
また、後者においては、リクライニング状態より後方へ
大きく倒し、頭部が下がることにより、その工程中、不
安定感が生じるという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、座席の前後にある程度のスペース
が確保されていれば、座席をベッド状態にすることがで
き、座席を設置する際に大幅な制限を受けることがな
い、汎用性を高めることができ、また、通常のリクライ
ニング座席機構を有し、腰部が回転中心になって、安定
感を高めることができ、背ずりそのものが前方へスライ
ドすることで、頭部はそのままスライドするため、作動
中の安定感を高めることができ、さらに、人間工学的に
移動時(作動中)における安定感を有するもので、より
快適性を向上することができる乗物用の座席装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項に記載され
た事項に存する。
【0009】[1]背ずり(20)を後方へ大きく倒
し、背ずり(20)の背当て面(22)を座部(30)
の座面(32)に滑らかに連続する略水平なベッド状態
にするようにした乗物用の座席装置において、座部(3
0)に、背ずり(20)を起立状態からリクライニング
状態を経て略水平なベッド状態ヘ後倒可能に連結し、座
席の固定部位に、背ずり(20)の起倒動作に対応して
前起状態と後倒状態とに傾動可能に背ずり案内部材(4
0)を支持し、前記背ずり案内部材(40)は、前起状
態から後倒状態に傾動した際に背ずり(20)を起立状
態からリクライニング状態に案内し、かつ、後倒状態に
あって、リクライニング状態にある背ずり(20)が座
部(30)に引きずられて前進した際に背ずり(20)
をリクライニング状態からベッド状態に案内する案内部
(45)を有していることを特徴とする乗物用の座席装
置。
【0010】[2]背ずり(20)を後方へ大きく倒
し、背ずり(20)の背当て面(22)を座部(30)
の座面(32)に滑らかに連続する略水平なベッド状態
にするようにした乗物用の座席装置において、座部(3
0)に、背ずり(20)を起立状態からリクライニング
状態を経て略水平なベッド状態ヘ後倒可能に連結し、座
席の固定部位に、背ずり案内部材(40)を支持し、前
記背ずり案内部材(40)は、リクライニング状態にあ
る背ずり(20)が座部(30)に引きずられて前進し
た際に背ずり(20)をリクライニング状態からベッド
状態に案内する案内部(45)を有していることを特徴
とする乗物用の座席装置。
【0011】[3]前記背ずり案内部材(40)は、前
起状態と後倒状態とに案内部材駆動機構(50)によっ
て駆動されることを特徴とする1項記載の乗物用の座席
装置。
【0012】[4]座席は、乗物の床面に配設されるパ
レット(10)もしくは床補強部材に設置されており、
前記座部(30)の両側に配され、前記パレット(1
0)もしくは床補強部材に立設される座席の固定部位ま
たは肘掛け部材(15)は、前記座部(30)を進退可
能に案内する座部案内部材(16)を有し、前記座部
(30)を駆動するための座部駆動機構(60)は、前
記パレット(10)に前後方向に延設されたラック部材
(62)と、該ラック部材(62)に噛合するピニオン
(64)と、該ピニオン(64)を正逆回転させて座席
を進退可能にする駆動モータ(66)とを有することを
特徴とする1、2または3項記載の乗物用の座席装置。
【0013】[5]前記座部(30)の前端部に垂下状
態と水平状態とに回動可能にレッグレスト本体(70)
を支持し、前記レッグレスト本体(70)を前記前進す
る座部(30)に連動させて前記垂下状態から前記水平
状態に回動するレッグレスト駆動機構(80)を備えた
ことを特徴とする1、2、3または4項記載の乗物用の
座席装置。
【0014】次に、前記各項に記載された発明の作用に
ついて説明する。 [1]項記載の乗物用の座席装置では、背ずり(20)
が起立状態からリクライニング状態に後方へ倒れると、
その倒れ動作に対応して、背ずり案内部材(40)が前
起状態から後倒状態に傾動する。
【0015】背ずり案内部材(40)が後倒状態にある
とき、座部(30)を前進すると、背ずり(20)が座
部(30)に引きずられて前進し、背ずり案内部材(4
0)が、背ずり(20)をリクライニング状態から後方
へ倒れていく。
【0016】そして、背ずり(20)が後方へ大きく倒
れると、背ずり(20)の背当て面(22)が座部(3
0)の座面(32)に滑らかに連続する略水平なベッド
状態になる。
【0017】[2]項記載の乗物用の座席装置では、背
ずり(20)を起立状態からリクライニング状態に後倒
する。
【0018】座部(30)を前進すると、リクライニン
グ状態にある背ずり(20)が座部(30)に引きずら
れて前進し、背ずり案内部材(40)の案内部(45)
は、背ずり(20)を案内し、背ずり(20)は、リク
ライニング状態から後方へ倒れていく。
【0019】そして、背ずり(20)が後方へ大きく倒
れると、背ずり(20)の背当て面(22)が座部(3
0)の座面(32)に滑らかに連続する略水平なベッド
状態になる。
【0020】[3]項記載の乗物用の座席装置では、背
ずり案内部材(40)は、起立状態とリクライニング状
態とに案内部材駆動機構(50)によって駆動される。
それにより、背ずり(20)も背ずり案内部材(40)
と一体的に案内部材駆動機構(50)によって、起立状
態とリクライニング状態とに傾動される。
【0021】[4]項記載の乗物用の座席装置では、座
部(30)駆動機構の駆動モータ(66)を始動する
と、ピニオン(64)が正逆回転し、パレット(10)
に前後方向に延設されたラック部材(62)上を転動し
ていく。それにより、座部(30)が座部案内部材(1
6)に案内されながらパレット(10)上を進退する。
【0022】座部(30)の進退動作に応じて、背ずり
(20)は、背ずり案内部材(40)に案内されてベッ
ド状態とリクライニング状態とに変位する。
【0023】[5]項記載の乗物用の座席装置では、座
部(30)が前進すると、レッグレスト本体(70)が
連動して垂下状態から水平状態に回動し、前後方向のベ
ッド面積を自動的に広げることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図1〜図7に示すように、本実施の形態に係
る座席は航空機用に開発されたものである。航空機の床
面には、各座席に対応してパレット10が配設され、パ
レット10には、座席の両側に一対の肘掛け部材15が
固設されている。一対の肘掛け部材15の内壁面には、
ガイドレールである座部案内部材16がそれぞれ固設さ
れている。各座部案内部材16のガイド溝は、前後方向
に延びていて、各座部案内部材16のガイド溝には座部
30の両側部に固設した被案内レールが前後方向へ移動
可能に嵌合している。座部案内部材16により、座部3
0が後退位置と前進位置とに案内されている。
【0025】座部30の脚部にはパレット10上を転動
可能なキャスタ37が取り付けられている。また、座部
30の中央下部には駆動モータ66が設けられ、駆動モ
ータ66の出力は減速機構を介してピニオン64に伝達
される。パレット10にはラック部材62が前後方向へ
延設されている。ラック部材62にピニオン64が噛合
している。ラック部材62〜駆動モータ66が座部駆動
機構60を構成している。パレット10の両側部にはレ
ール部材18が延設され、キャスタ37はレール部材1
8上を転動するものである。
【0026】図1、図8および図9に示すように、座部
30の両側後部には、背ずり20のフレーム21の下端
部が回動可能に連結されている。フレーム21の上下方
向の中間部には略U字形状断面形のブラケット23が固
着されている。ブラケット23の両側縁には、カムフォ
ロアである従動子24が架設されている。座部30は、
背ずり20は、通常の起立状態〜後倒したリクライニン
グ状態に、さらに大きく後倒して、その背当て面22が
座部30の座面32に滑らかに連続する略水平なベッド
状態になるものである。
【0027】背ずり20の背後には背ずり案内部材40
が配設されている。背ずり案内部材40は、座席の固定
部位である一対の肘掛け部材15に枢軸41により前起
状態と後倒状態とに傾動可能にそれぞれ支持されてい
る。背ずり案内部材40は、その本体41が両側のサイ
ドシュル42に複数の直線パイプ43を架設するととも
に略U字形パイプ44で補強されて成る。架設された複
数の直線パイプ43の両側方向の中央部にはブロック形
状の案内部45が固設されている。案内部45には、前
方へ向かって斜め下方へ直線的に延びるガイド溝46が
形成されている。案内部45のガイド溝46には背ずり
20の従動子24が移動可能に嵌合している。案内部4
5のガイド溝46は、背ずり案内部材40が前起状態か
ら後倒状態に傾動した際に背ずり20をリクライニング
状態に倒すべく、従動子24を案内するのであり、か
つ、背ずり案内部材40が後倒状態では、背ずり20が
座部30が後退位置から前進位置へ引きずる際に、背ず
り20をリクライニング状態からベッド状態に倒すべく
従動子24を案内するのである。
【0028】背ずり案内部材40には、案内部材駆動機
構50のアクチュエータ51の出力ロッド52が連結さ
れ、案内部材駆動機構50は、アクチュエータ51の出
力ロッド52を出没させて、背ずり案内部材40を前起
状態と後倒状態と駆動する。案内部材駆動機構50は、
カバー部材55により後方から覆われている。
【0029】図1、図2、および図10〜図13に示す
ように、座部30の前端部には、支持アーム75により
レッグレスト本体70が垂下状態と水平状態とに回動可
能に支持されている。レッグレスト本体70は、メイン
レスト体71にサブレスト体72が伸縮可能に支持され
てなり、メインレスト体71のガイドレール73にサブ
レスト体72のスライド74が伸縮方向へ移動可能に嵌
合している。座部30の前端部には、駆動アーム81が
回動可能に支持されている。支持アーム75の回動中心
と駆動アーム81の回動中心とは、相互に偏心してい
て、レッグレスト本体70が垂下状態から水平状態に回
動する際に、駆動アーム81の先端部82がレッグレス
ト本体70のメインレスト体71に対して相対的に後方
へ移動するように成っている。
【0030】駆動アーム81の先端部82には中継リン
ク83の一端部84が連結され、中継リンク83の他端
部85にはサブレスト体72が連結されている。レッグ
レスト本体70を垂下状態から水平状態に回動させるも
のとして、アクチュエータ87が設けられている。アク
チュエータ87の本体が座部30下部に設置され、アク
チュエータ87の出没ロッド88がレッグレスト本体7
0のメインレスト体71に連結されている。駆動アーム
81、中継リンク83およびアクチュエータ87がレッ
グレスト駆動機構80を構成している。
【0031】次に、本発明の実施の形態の作用について
説明する。案内部材駆動機構50を作動させてアクチュ
エータ51の出力ロッド52を没入させると、背ずり案
内部材40が引かれて、背ずり案内部材40が前起状態
(図1において実線で示した状態)から後倒状態(図1
において想像線で示した状態)に傾動する。
【0032】背ずり案内部材40が前起状態から後倒状
態に傾動すると、案内部45のガイド溝46に背ずり2
0の従動子24が案内され、背ずり20が起立状態から
リクライニング状態に後倒するようになる。すなわち、
背ずり20のリクライニング操作は、案内部材駆動機構
50により背ずり案内部材40を介して行われる。
【0033】背ずり案内部材40が後倒状態にあり、背
ずり20がリクライニング状態にある場合において、座
部駆動機構60の駆動モータ66を正転すると、ピニオ
ン64がラック部材62の各歯に次々に噛合していき、
座部30が座部案内部材16に案内されて、パレット1
0上を後退位置から前進する。座部30が前進すると、
背ずり20が座部30に引きずられて前進し、案内部4
5のガイド溝46が背ずり20の従動子24を案内し
て、背ずり20がリクライニング状態から後方へ倒れて
いく。
【0034】そして、背ずり20が後方へ大きく倒れる
と、背ずり20の背当て面22が座部30の座面32に
滑らかに連続する略水平なベッド状態になる。
【0035】また、座部30の前進に連動して、レッグ
レスト駆動機構80のアクチュエータ87が駆動し、出
没ロッド88が没入状態から突出すると、レッグレスト
本体70を垂下状態から水平状態に回動する。
【0036】レッグレスト本体70が水平状態に回動す
ると、レッグレスト駆動機構80の駆動アーム81が中
継リンク83の一端部を後方へ引くようになり、それに
より、中継リンク83の他端部が前方へ変位して、サブ
レスト体72がメインレスト体71に対して前方へ伸び
るようになる。それにより、座席をベッド状態にする
と、レッグレスト本体70全体も前方向へ大きく展開し
て、前後方向のベッド面積を自動的に広げることができ
る。
【0037】座席をベッド状態からリクライニング状態
に戻すには、座部駆動機構60およびレッグレスト駆動
機構80を駆動して、駆動モータ66を逆転し、座部3
0を後退させるとともに、出没ロッド88を突出状態か
ら没入させて、レッグレスト本体70を水平状態から垂
下状態に回動させる。
【0038】このとき、駆動アーム81がレッグレスト
本体70に対して前進し、中継リンク83の一端部が押
し込まれ、中継リンク83の他端部がサブレスト体72
を後方へ引き込んで、サブレスト体72がメインレスト
体71側に縮むようになる。レッグレスト本体70全体
が前後方向で縮んだ当初の格納状態になる。
【0039】座部30が当初の後退位置に戻ると、案内
部45のガイド溝46が背ずり20の従動子24を案内
して、背ずり20がベッド状態からリクライニング状態
に戻る。
【0040】背ずり20をリクライニング状態から起立
状態に傾動するには、案内部材駆動機構50を駆動し、
出力ロッド52を没入状態から突出させて、背ずり案内
部材40を介して背ずり20を起立させればよい。
【0041】前記実施の形態によれば、座席はパレット
10上に載置されて成るので、乗物の床面に直接的に例
えばラック部材62等を敷設する必要がなく、座席の設
置作業が容易であり、座席の設置場所の制限が緩和さ
れ、汎用性を高めることができる。
【0042】また、背ずり20が起立状態のときは、背
ずり案内部材40も前起状態となり、本座席の後方の座
席への出入り等を容易に行うことができる。
【0043】なお、前記実施の形態においては、背ずり
案内部材40を前起状態と後倒状態とに傾動するものを
示したが、背ずり案内部材40を傾動させないで、後倒
状態に固設してもよい。その際には、例えば、背ずり2
0の従動子24は、背ずり20が起立状態からリクライ
ニング状態に倒れた際に、案内部45のガイド溝46に
嵌合するようにすればよい。
【0044】また、案内部45にガイド溝46を形成
し、そのガイド溝46に背ずり20側の従動子24を嵌
合したものを示したが、逆の態様、すなわち、ガイド溝
46を背ずり20側に設け、従動子24を案内部45側
に設けてもよい。
【0045】さらに、座部駆動機構60の駆動モータ6
6とレッグレスト駆動機構80のアクチュエータ87と
を別体として2つの駆動源により、座部30の進退操
作、レッグレスト本体70の回動操作をそれぞれ行うも
のを示したが、1つの駆動源で行うようにしてもよい。
【0046】さらに、レッグレスト本体70と背ずり2
0が連動しているものについて述べたが、これに限ら
ず、常時レッグレスト本体70と背ずり20とが個々に
作動するものでも良い。
【0047】さらに、パレット10上にラック部材62
を敷設し、座部30側にピニオン64および駆動モータ
66を設けたものを示したが、逆の態様であってもよ
い。
【0048】なお、ラック部材62とピニオン64に限
らず、シリンダを用いる機構としても良いことは言うま
でもない。
【0049】
【発明の効果】本発明にかかる乗物用の座席装置によれ
ば、座席をベッド状態にするには、座部を前進させない
で、背ずりをリクライニング状態に後倒し、その後に、
背ずりが座部に引きずられて前進すると、背ずりが案内
部材の案内部に案内されて、大きく後倒し、背ずりの背
当て面が座部の座面に滑らかに連続する略水平なベッド
状態になるようにしたので、座席の前後にある程度のス
ペースが確保されていれば、座席をベッド状態にするこ
とができ、座席を設置する際に大幅な制限を受けること
がなく、汎用性を高めることができる。また、人間工学
的に、移動時(作動中)における安定感を有するもので
あり、より快適性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の正面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示すパレットの平面図
である。
【図5】本発明の一実施の形態を示すパレットの側面図
である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分正面図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分側面図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分正面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す乗物用の座席装置
の部分側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示すレッグレストの
平面図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示すレッグレストの
平面図である。
【図12】本発明の一実施の形態を示すレッグレストの
平面図である。
【図13】本発明の一実施の形態を示すレッグレストの
側面図である。
【符号の説明】
10…パレット 15…肘掛け部材 16…座部案内部材 17…キャスタ 20…背ずり 21…フレーム 23…ブラケット 24…従動子 30…座部 40…背ずり案内部材 45…案内部 46…ガイド溝 50…案内部材駆動機構 51…アクチュエータ 52…出力ロッド 60…座部駆動機構 62…ラック部材 64…ピニオン 66…駆動モータ 70…レッグレスト本体 71…メインレスト体 72…サブレスト体 80…レッグレスト駆動機構 81…駆動アーム 83…中継リンク 87…アクチュエータ 88…出没ロッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】座部30の中央下部には駆動モータ66が
設けられ、駆動モータ66の出力は減速機構を介してピ
ニオン64に伝達される。パレット10にはラック部材
62が前後方向へ延設されている。ラック部材62にピ
ニオン64が噛合している。ラック部材62〜駆動モー
タ66が座部駆動機構60を構成している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背ずりを後方へ大きく倒し、背ずりの背当
    て面を座部の座面に滑らかに連続する略水平なベッド状
    態にするようにした乗物用の座席装置において、 座部に、背ずりを起立状態からリクライニング状態を経
    て略水平なベッド状態ヘ後倒可能に連結し、 座席の固定部位に、背ずりの起倒動作に対応して前起状
    態と後倒状態とに傾動可能に背ずり案内部材を支持し、 前記背ずり案内部材は、前起状態から後倒状態に傾動し
    た際に背ずりを起立状態からリクライニング状態に案内
    し、かつ、リクライニング状態にある背ずりが座部に引
    きずられて前進した際に背ずりをリクライニング状態か
    らベッド状態に案内する案内部を有していることを特徴
    とする乗物用の座席装置。
  2. 【請求項2】背ずりを後方へ大きく倒し、背ずりの背当
    て面を座部の座面に滑らかに連続する略水平なベッド状
    態にするようにした乗物用の座席装置において、 座部に、背ずりを起立状態からリクライニング状態を経
    て略水平なベッド状態ヘ後倒可能に連結し、 座席の固定部位に背ずり案内部材を支持し、 前記背ずり案内部材は、リクライニング状態にある背ず
    りが座部に引きずられて前進した際に背ずりをリクライ
    ニング状態からベッド状態に案内する案内部を有してい
    ることを特徴とする乗物用の座席装置。
  3. 【請求項3】前記背ずり案内部材は、前起状態と後倒状
    態とに案内部材駆動機構によって駆動されることを特徴
    とする請求項1記載の乗物用の座席装置。
  4. 【請求項4】座席は、乗物の床面に配設されるパレット
    もしくは床補強部材に設置されており、 前記座部の両側に配され、前記パレットもしくは床補強
    部材に立設される座席の固定部位または肘掛け部材は、
    前記座部を進退可能に案内する座部案内部材を有し、 前記座部を駆動するための座部駆動機構は、前記パレッ
    トに前後方向に延設されたラック部材と、該ラック部材
    に噛合するピニオンと、該ピニオンを正逆回転させて座
    席を進退可能にする駆動モータとを有することを特徴と
    する請求項1、2または3記載の乗物用の座席装置。
  5. 【請求項5】前記座部の前端部に垂下状態と水平状態と
    に回動可能にレッグレスト本体を支持し、 前記レッグレスト本体を前記前進する座部に連動させて
    前記垂下状態から前記水平状態に回動するレッグレスト
    駆動機構を備えたことを特徴とする請求項1、2、3ま
    たは4記載の乗物用の座席装置。
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