JPH10156380A - 汚水処理装置の運転方法 - Google Patents

汚水処理装置の運転方法

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JPH10156380A
JPH10156380A JP8334448A JP33444896A JPH10156380A JP H10156380 A JPH10156380 A JP H10156380A JP 8334448 A JP8334448 A JP 8334448A JP 33444896 A JP33444896 A JP 33444896A JP H10156380 A JPH10156380 A JP H10156380A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流入から排出までの汚水の流れを円滑にし、
汚水処理の安定と膜分離操作を効率よく行うことができ
ると共に、膜分離装置の延命をはかることができる汚水
処理装置の運転方法を提供する。 【解決手段】 被処理水11を一旦流量調整槽1に貯留
した後に、膜分離装置3を有する曝気槽2で処理する汚
水処理装置の運転方法において、前記流量調整槽に流入
した汚水の送水装置5と曝気槽に浸漬した膜分離装置3
の間欠運転の起動と停止、及び流量調整槽からの汚水の
送水量の増減の調整と、膜分離装置の運転と休止の間欠
時間の変更又は膜分離装置のフラックスの変更を、流量
調整槽と曝気槽の液位、及び流量調整槽からの送水時間
又は送水量、及び膜分離装置の運転時間又は水量により
行うこととしたものであり、前記運転方法において、流
量調整槽からの送水と膜分離装置が停止している時間に
よって、曝気槽の曝気装置の運転を間欠運転又は送気量
を調整できる運転とするのがよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水処理装置の運
転方法に係り、特に、流入の不規則な汚水を処理する汚
水処理装置の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流入量の不規則な汚水を処理する
場合には、流入する汚水を一旦流量調整槽に貯留し、汚
水の有機物濃度を均一にした後に、一定量ずつ曝気槽に
供給している。また曝気槽において、浸漬型の膜分離装
置にて固液分離を行い、透過液を処理水として得る場合
には、曝気槽への送水と膜分離装置の運転のバランスに
より、流量調整槽の液位と曝気槽の液位によって曝気槽
への送水と膜分離装置の起動と停止を制御する必要があ
る。例えば、図5に示す従来の汚水処理装置において、
流量調整槽1から曝気槽2への送水は、曝気槽液位高
(H2B)以下、かつ流量調整槽液位高(H1 )以上、ま
たは流量調整槽液位高(H1 )→液位低(L1 )の保持
状態、かつ曝気槽液位低(L2B)以下でポンプ5を起動
し、流量調整槽液位低(L1 )以下、又は曝気槽液位高
(H2B)以上で停止する。膜分離装置3の運転は、曝気
槽液位高(H2A)以上でポンプ6を起動し、曝気槽液位
低(L2A)以下で停止する。
【0003】このように、液位による起動と停止の運転
条件を設けておくことで、流量調整槽1からの送水量が
膜分離装置3の処理水量を上回る場合、曝気槽2液位が
上昇して曝気槽2から溢流しないような液位高で送水を
停止し、膜分離装置3の運転により液位が下がると再起
動する。また、膜分離装置3の処理水量が流量調整槽1
からの送水量を上回る場合、又は曝気槽2への送水がな
い場合、浸漬した分離膜が液面上にでないように曝気槽
液位低で膜分離装置3が停止し、流量調整槽1からの送
水により液位が上昇すると再起動する。曝気槽浸漬式の
膜分離装置3の運転は、分離膜の表面に付着するケーキ
層の堆積を防止するために膜分離装置3を間欠運転して
いる。つまり、膜分離装置の分離膜表面は、エアレーシ
ョンにより生じる上昇攪拌流によって常に洗浄されてい
るが、膜分離装置を休止させることにより、洗浄効果が
高まるとともに、分離膜の弛緩によりケーキ層が剥がれ
易くなり、しかも間欠運転時におけるケーキ層の堆積量
が連続運転時に比べて少ないのでより剥離しやすいもの
となる。
【0004】また、膜分離装置の膜面におけるケーキ層
の形成を防止するためには、間欠運転における運転時間
が短いほど、休止時間が長いほど良く、またフラックス
(分離膜の透過流速)を低く設定して運転するほど良
い。膜表面を洗浄するためのエアレーションにより生じ
る上昇攪拌流は、エアレーションする空気量によって、
その流速が変化する。膜分離装置の膜面を効率よく洗浄
するためには、膜分離装置運転時のフラックスに対して
適切な空気量が必要となる。例えば、空気量が少なけれ
ば分離膜面にケーキ層が形成しやすくなり、反対に空気
量が多すぎると分離膜に受ける攪拌流が強すぎて、分離
膜の劣化や破損の進行を早めてしまうことになる。この
ように、膜分離装置を用いた場合の運転においては、流
入してくる汚水に対してできるだけ均一に一定量を連続
的に流量調整槽から曝気槽に流入させ、膜分離装置の間
欠における運転時間の割合を少なくあるいはフラックス
を低くして連続的に運転することで膜の延命をはかるこ
とができる。
【0005】上記した制御条件をまとめると次のように
なる。 水位条件 膜分離装置運転制御液位(H2A、L2A)と流量調整槽送
水制御液位((H2B、L2B)の関係 H2A ≦ H2B、 L2A ≦ L2B 運転条件 移送ポンプ 起動条件: H1 以上かつL2B以下→H2B保持状態又は
1 以上→L1 保持状態かつL2B以下 停止条件: L1 以下又はH2B以上 膜分離装置 起動条件: H2A以上又はH2A以上→L2A保持状態 停止条件: L2A以下
【0006】しかし、流量調整槽からの曝気槽への送水
量と、膜分離装置運転による引き抜き量のバランスを補
正するために、流量調整槽と曝気槽の液位により、曝気
槽への送水と膜分離装置の起動と停止の制御を行う必要
がある。このため、この補正のための停止時間時の送水
又は運転分の負荷を、運転時の設定に上乗せしなくては
ならない。例えば、流量調整槽からの送水量を、日汚水
量に対し24時間連続的に送水できる量に設定した場
合、流量調整槽が低水位で、曝気槽への送水が停止して
いる状態で膜分離装置が起動し、一旦曝気槽液位が膜分
離装置停止液位となった後、流量調整槽への汚水の流入
により、流量調整槽からの送水を始めて、再び膜分離装
置運転再開液位まで上昇するのに時間がかかり、この間
の膜分離装置の停止時間が運転中の負荷になる。
【0007】膜分離装置運転流量を、汚水量に対し24
時間連続的に運転できる量に設定した場合、一旦曝気槽
液位が流量調整槽からの送水停止液位となった後、膜分
離装置の運転により再び流量調整槽からの送水を再開す
るのに時間がかかり、この間の曝気槽への送水の停止時
間分を、流量調整槽の容量に考慮する必要がある。反対
に、流量調整槽からの送水量を、日汚水量に対し過大な
送水量に設定すると、一度に多量の汚水が曝気槽に流入
することとなり、残りの時間は曝気槽への汚水の流入が
無く、膜分離装置が運転と停止の間欠運転を繰り返しな
がら連続的に処理水の引き抜きを行うため、一時的に充
分処理を行われないまま膜分離装置を透過したりするた
め、処理水質の悪化、分離膜の汚染などが発生する原因
となる。
【0008】膜分離装置の運転水量を、日汚水量に対し
過大な処理水量を設定すると、膜面に付着するケーキ層
の形成を促進することとなる。また、汚水の流入がな
く、膜分離装置が停止している状態において、曝気装置
を運転することで、エアレーションにより生じる上昇攪
拌流により、常に膜は洗浄されているが、洗浄されてい
る間分離膜は、この上昇攪拌流による流れの負荷を常に
受けている。汚水の流入の見込みもなく、長い間曝気を
継続し過剰なエアレーションを行うと、膜分離装置の実
質の運転時間が短いにも関わらず、分離膜面に受ける上
昇攪拌流の負荷により、膜面及び膜分離装置の劣化や破
損を早めることがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消し、流入から排出までの汚水の流れを
円滑にし、汚水処理の安定と膜分離操作を効率よく行う
ことができるとともに、膜分離装置の延命をはかること
ができる汚水処理装置の運転方法を提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、被処理水を一旦流量調整槽に貯留した
後に、膜分離装置を有する曝気槽で処理する汚水処理装
置の運転方法において、前記流量調整槽に流入した汚水
の送水運転と曝気槽に浸漬した膜分離装置の間欠運転の
起動と停止、及び流量調整槽からの汚水の送水量の増減
の調整と膜分離装置の運転と休止の間欠時間の変更を、
流量調整槽と曝気槽の液位、及び流量調整槽からの送水
時間又は送水量、及び膜分離装置の運転時間又は水量に
より行うこととしたものである。
【0011】また、本発明では、被処理水を一旦流量調
整槽に貯留した後に、膜分離装置を有する曝気槽で処理
する汚水処理装置の運転方法において、前記流量調整槽
に流入した汚水の送水運転と曝気槽に浸漬した膜分離装
置の間欠運転の起動と停止、及び流量調整槽からの汚水
の送水量の増減の調整と膜分離装置のフラックスの変更
を、流量調整槽と曝気槽の液位、及び流量調整槽からの
送水時間又は送水量、及び膜分離装置の運転時間又は水
量により行うこととしたものである。前記運転方法にお
いて、流量調整槽からの送水と膜分離装置が停止してい
る時間によって、曝気槽の曝気装置の運転を間欠運転又
は送気量を調整できる運転とするのがよく、また、膜分
離装置のフラックスに応じて曝気槽への送風機の送風量
を増減させるか、又は運転台数を変化させるのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1に本発明で用いる汚水処理装置の概略
構成図を示す。図1において、流量調整槽1に汚水流入
口が設けてあり、汚水11は一旦流量調整槽1に貯留さ
れる。槽内には液位計9と移送ポンプ(水中ポンプ)5
が設けてあり、移送ポンプ5からの送水管12により曝
気槽2に流量調整槽内の汚水を移送する。曝気槽2にも
液位計10が設けてあり、そのほかに槽底部近傍に散気
装置4を設置しており、槽外に配置した曝気ブロワ7と
送気管14を通して接続している。また、散気管4の上
部の曝気槽液位L2A以下の位置に膜分離装置3が配置し
てあり、膜分離装置3は運転時は常に曝気槽液面以下で
運転されるようになっている。膜分離装置3より配管1
5を通して槽外に配置された処理水ポンプ6に接続され
ており、処理水ポンプ6の吸引運転により分離膜におけ
る透過液を処理水ポンプ6を介して処理水13として得
ることができる。
【0013】流量調整槽液位計9、曝気槽液位計10、
移送ポンプ5、処理水ポンプ6、曝気ブロワ7は電気的
に制御装置8に接続されており、移送ポンプ5、処理水
ポンプ6、曝気ブロワ7においては制御装置8によりポ
ンプ又はブロワ回転数を変更し、水量又は風量の変更を
行えるようになっている。図2及び図3に、本発明で用
いる別の汚水処理装置の概略構成図を示す。図2におい
ては、移送ポンプ5及び処理水ポンプ6の配管12、1
5に自動バルブ16、17を設けたものであり、図3
は、移送ポンプ5とブロワ7を2台づつ設置している。
次に、図1を用いて本発明の運転方法を説明する。
【0014】従来の運転方法に加えて、流量調整槽1に
汚水の流入がなく、曝気槽2への送水により流量調整槽
1が液位低(L1 )以下になると曝気槽2への送水を停
止する。その後、汚水11の流入により液位が上昇し、
曝気槽液位の運転条件が成立しており、かつ流量調整槽
液位低(L1 )以上の水位になってある時間経過する
と、少水量で送水を開始する。流量調整槽1への汚水1
1の流入が継続し、流量調整槽1が液位高(H1 )にな
ると曝気槽2への水量を多くする。流量調整槽1から曝
気槽2への送水量の調整は、ポンプの回転数を変更させ
るか、図2のように送水管に自動バルブ又は堰を取り付
けて開度を調節して変更するか、又は図3のようにポン
プの運転台数を変更するなどして変更する。
【0015】流量調整槽1から曝気槽2への送水及び流
量調整槽1への汚水11の流入が無くなるか、少なくな
るかして、流量調整槽の液位が低下し、液位高(H1
以下となり、液位高(H1 )以下のまま、ある時間経過
すると、送水量を少なくする。流量調整槽への汚水11
の流入により、液位が再び液位高(H1 )以上となる
と、元の送水量に戻す。流量調整槽1が液位低(L1
以下で、曝気槽2への送水が停止しており、曝気槽液位
が膜分離装置運転液位低(L2A)以下で、膜分離装置3
の運転が停止しているとき、流量調整槽1への汚水11
の流入により、流量調整槽1からの送水を始め、膜分離
装置運転液位低(L2A)以上となり、流量調整槽1から
の送水時間がある時間経過するか、送水量がある水量を
超えると、膜分離装置3が間欠運転における運転時間を
短くした状態で運転を開始する。
【0016】このとき、間欠運転のサイクル時間を一定
として、運転時間を短くするとともに休止時間を長くし
ても良く、またサイクル時間を短くして、運転時間を短
くするとともに、休止時間を一定にしても良い。そのま
ま流量調整槽からの送水を継続し、膜分離装置運転液位
高(H2A)以上となると、膜分離装置3の間欠運転にお
ける運転時間を長くした状態に変更する。汚水の流入が
無く、流量調整槽液位低(L1 )以下となり、曝気槽2
への送水が停止した場合に、膜分離装置運転液位高(H
2A)以下であるか、膜分離装置3が運転を継続して膜分
離装置運転液位高(H2A)以下になって、膜分離装置運
転時間がある時間経過するか、膜分離装置処理水量があ
る水量を超えた場合は、膜分離装置3の間欠運転におけ
る運転時間を短くする。このとき、流量調整槽1に汚水
が流入して曝気槽2への送水を開始すると、膜分離装置
3の運転時間を元の設定に戻す。
【0017】流量調整槽1からの送水により曝気槽2の
液位が、流量調整槽1から曝気槽2への送水運転のため
の曝気槽液位高(H2B)まで上昇して、送水を停止した
後、膜分離装置3の運転によって液位が流量調整槽送水
運転液位高(H2B)以下になって、膜分離装置運転時間
がある時間経過するか、膜分離装置処理水量がある水量
を超えた場合は、流量調整槽1からの送水を開始する。
このことにより、できるだけ常時、流量調整槽1より曝
気槽2への送水を行い、かつ膜分離装置3の運転を行う
ことができる。このため、流量調整槽1から曝気槽2へ
の送水の停止時間が少なくなり、停止時間を見込んだ時
間当たりの送水量を少なくすることができ、曝気槽2へ
の汚水の供給負荷の強弱を緩和することができるため、
曝気槽2で安定した汚水の処理が行えるとともに、良好
な処理水を透過することにより、分離膜の汚染を軽減
し、膜の延命が図られる。
【0018】また、曝気槽液位による停止時間を少なく
することで、流量調整槽1に貯留した汚水を曝気槽2に
送り出していることで、不均一に流入してくる汚水を貯
留する容量に余裕ができる。膜分離装置3の停止時間が
少なくなり、膜分離装置運転時の停止時間分を見込ん
で、間欠運転時における運転時間を過剰に設定する必要
が無く、流入量に応じて、効率よく運転することができ
る。このため、運転時において膜面に付着するケーキ層
が少なくなって、曝気による膜面の洗浄が容易なものと
なり、膜分離装置3の膜の延命が図られる。また、流量
調整槽1から曝気槽2への液の供給が無く、膜分離装置
3における曝気槽液位低(L2A)以下で膜分離装置が停
止した状態で、ある時間経過しても、曝気槽に汚水の流
入がないときは、曝気装置4が間欠運転又は送気量を少
なくした状態で行う。これにより、停止時における適当
な膜洗浄効果を行った後、エアレーションによる上昇攪
拌流を受けることでの分離膜の劣化や、破損などの進行
を抑えるとともに、曝気槽2における処理停止期間時の
余分な運転動力を削減できる。
【0019】曝気装置4の送風量の調整は、曝気送風機
7の回転数を変更させる、又は図3のように曝気送風機
7の運転台数を変更するなどして変更する。上記運転に
おいて、膜分離装置3の間欠運転における運転時間又は
休止時間又は両者の時間を変更する代わりに、膜分離装
置3のフラックス(分離膜の透過流速)を変更させるこ
とで同様の結果が得られる。また、膜分離装置3のフラ
ックスに応じて曝気風量の変更を行うこととすると、負
荷に応じた曝気空気の供給を行うことができ、過曝気と
なり処理の悪化を招くことが無くなる。さらに、エアレ
ーションにより生じる上昇攪拌流を過剰に膜分離装置に
供給しなくなるため、分離膜の劣化や破損の被害を抑え
ることができ、膜の延命を図ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1 図4に、実施例で用いる装置の概略構成図を示す。図4
において、図1と同じ符号は同じ意味を有し、装置構成
に差異はない。図4では、流量調整槽液位計9は移送ポ
ンプ5の運転下限液位より上部に、低い順にL1
1 、H1 の3点を設ける。設定位置は、液面の揺れな
どに互いに干渉しない程度に、各液位の高さの差をなる
べく小さく、かつ一時的な多量の汚水の流入に対応でき
るよう、槽下部に設定されている。曝気槽液位計10は
分離膜より上部に、低い順にLL2 、L2 、M2 、H2
の4点を設ける。設定位置は液面の揺れなどに互いに干
渉しない程度に、各液位の高さの差をなるべく小さく設
定されている。
【0021】移送ポンプ5の運転は基本的には、汚水の
流入により流量調整槽1の液位が上昇し、流量調整槽液
位M1 以上になると、移送ポンプ5が起動して曝気槽2
への送水を中水量で開始する。移送ポンプ5の送水によ
り流量調整槽1の液位が低下して液位L1 以下になると
送水を停止する。流量調整槽液位M1 以上になって移送
ポンプ5が作動している状態で、さらに槽内に汚水11
が流入して液位H1 以上になるとポンプ送水量を大水量
に変更し、移送ポンプ5の送水により流量調整槽1の液
位が低下して液位L1 以下になるまで運転して送水を停
止する。また、膜分離装置3の運転により曝気槽液位が
低下し、液位M2 以下になると移送ポンプ5が起動して
流量調整槽1から曝気槽2への送水を開始し、曝気槽液
位が液位H2 以上で停止する。このように流量調整槽1
及び曝気槽2の液位で双方の運転条件が成立したときに
起動し、いずれかの停止条件が成立したときに停止する
という液位のサイクルによる起動と停止を基本動作とし
ている。
【0022】曝気槽2においては、曝気ブロワ7による
送気によって、槽内の散気装置4より噴出し、流量調整
槽1より流入してきた汚水を曝気するとともに、空気の
エアリフト作用によって生じる上昇攪拌流により、膜分
離装置3の分離膜面が洗浄される。この状態で処理水ポ
ンプ6を運転することによる負圧により、固液分離され
た透過液13が処理水ポンプ6を通して取り出される。
処理水ポンプ6の運転は基本的には汚水の流入により曝
気槽2の液位が上昇し、曝気槽液位L2 以上になると、
処理水ポンプ6が起動して間欠運転による引き抜きを中
水量で開始する。処理水ポンプ6の引き抜きにより曝気
槽2の液位が低下して液位LL2 以下になると、引き抜
き運転を停止する。曝気槽液位LL2 以上になって処理
水ポンプ6が作動している状態で、さらに槽内に汚水が
流入して液位M2 以上になるとポンプ引き抜き量を大水
量に変更し、移送ポンプ5の送水により曝気槽2の液位
が低下して、液位LL2 以下になるまで運転して送水を
停止する。このように曝気槽2の液位で運転条件が成立
したときに起動し、停止条件が成立したときに、停止す
るという液位のサイクルによる起動と停止を基本動作と
している。
【0023】これらの基本動作に加えて、表1に示すよ
うに時間設定を加えた制御方法とする。
【表1】
【0024】移送ポンプの水量設定は表2の通りとし、
制御装置において流量調整槽の液位計9にて検出される
液位と経過時間及び曝気槽液位計10にて検出される液
位と経過時間に応じて、移送ポンプ回転数を制御して送
水量を調整する。
【表2】 Q:日平均流入汚水量〔m3 /日〕
【0025】処理水ポンプ6の水量設定は、表3又は表
4のように制御装置において流量調整槽の液位計9にて
検出される液位と経過時間、及び曝気槽液位計10にて
検出される液位と経過時間に応じて、間欠運転における
運転と休止の時間を変更して行う。
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】このことより、移送ポンプ5及び処理水ポ
ンプ6の停止液位から起動液位まで推移するまでの休止
時間を短くして、できるだけ長い間ポンプを運転するこ
とができる。このため、運転時の休止時分の送水負荷を
軽減することができ、曝気槽2への汚水の供給負荷の強
弱や変動を緩和することで、曝気槽2で安定した効率の
良い運転となり、汚水の安定した処理が行え、良好な処
理水を透過することにより、膜の汚染を軽減し、膜の延
命が図られる。また、膜分離装置間欠運転の停止時間が
短くなることで、膜分離装置3の間欠運転時における運
転時間の割合を減少させることができるため、間欠運転
時において膜面に付着するケーキ層が少なくなって、曝
気における分離膜面の洗浄が容易なものとなり、分離膜
の延命を図ることができる。
【0028】流量調整槽1及び曝気槽2の液位が低下
し、移送ポンプ5及び処理水ポンプ6の停止条件液位と
なり、両者が停止してある時間経過すると制御装置8に
より、いずれかのポンプの運転条件が成立するまで曝気
ブロワ7が間欠運転を行う。曝気ブロワ7の間欠運転の
運転と休止の割合は、曝気槽2の汚水の処理機能が低下
しない状態を維持できる範囲で行うようにする。これに
より、曝気ブロワ運転によるエアレーションによって生
じる上昇攪拌流を分離膜面に必要以上に受けなくなり、
膜分離装置が停止しているときの分離膜の劣化や破損の
進行を緩めることができる。
【0029】そして、制御装置8において、表1のよう
に流量調整槽の液位計9にて検出される液位と経過時間
及び曝気槽液位計10にて検出される液位と経過時間に
応じて、つまり休止時間による処理量の損失分を減少さ
せるため、制御装置8において移送ポンプ5の水量設定
を表2の通りに送水量を調整し、処理水ポンプ6の水量
設定を表5のようにフラックスを変更して運転させるこ
とで、運転時の休止時分の送水負荷を軽減することがで
き、曝気槽2への汚水の供給負荷の強弱や変動を緩和す
ることで、曝気槽2で安定した効率の良い運転となり、
汚水の安定した処理が行え、良好な処理水を透過するこ
とにより、膜の汚染を軽減し、膜の延命が図られる。ま
た、休止時間が短くなることで、膜分離装置運転時のフ
ラックスを減少させることができるため、運転時におい
て膜面に付着するケーキ層が少なくなって、曝気におけ
る分離膜面の洗浄が容易なものとなり、分離膜の延命と
曝気ブロワの動力費の削減を図ることができる。
【0030】
【表5】
【0031】また、表5のように、膜分離装置のフラッ
クスの変更に応じて曝気ブロワによる送風量を調整する
ことで、適切なエアレーションによる上昇攪拌流で分離
膜面を洗浄し、過剰な攪拌流にて膜の劣化や破損の進行
を早めることのないようにすることができる。また、移
送ポンプおよび処理水ポンプが停止してある時間経過す
ると曝気ブロワが間欠運転を行うことで、膜分離装置が
停止しているときに曝気ブロワ運転によるエアレーショ
ンによって生じる上昇攪拌流を分離膜面に必要以上に受
けなくなり、分離膜の劣化や破損の進行を緩めることが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明により、流量調整槽
の液位計にて検出される液位と経過時間及び曝気槽液計
にて検出される液位と経過時間に応じて、流量調整槽か
ら曝気槽への送水量と膜分離装置の間欠運転における運
転時間の割合を変更することで、液位条件による起動ま
での待機時間を少なくして、できるだけ常時運転を行う
ようにすることができる。このため、休止時間による処
理量の損失分が減少し、停止時間を見込んだ単位時間当
たりの流量調整槽から曝気槽への送水量を少なくするこ
とができ、曝気槽への汚水の供給負荷の強弱を緩和する
ことで、曝気槽で安定した汚水の処理が行えるととも
に、良好な処理水を透過することにより、分離膜の汚染
を軽減し、膜の延命が図られる。また、流量調整槽に貯
留した汚水を曝気槽に送り出していることで、不均一に
流入してくる汚水を貯留する容量に余裕ができる。
【0033】膜分離装置運転時の停止時間分を見込ん
で、間欠運転時における運転時間を過剰に設定する必要
が無く、流入量に応じて効率よく運転することができ
る。このため、運転時において膜面に付着するケーキ層
が少なくなって、曝気による膜面の洗浄が容易なものと
なり、膜分離装置の膜の延命が図られる。また、流量調
整槽から曝気槽への液の供給が無く、膜分離装置が停止
した状態で、ある時間経過しても曝気槽に汚水の流入が
ないときは、曝気装置が間欠運転又は送気量を少なくし
た状態で行うことで、分離膜の劣化や破損などの進行を
抑えるとともに、曝気槽における処理停止期間時の余分
な運転動力を削減できる。
【0034】液位条件による起動までの待機時間を少な
くして、できるだけ常時運転を行うようにすることで、
休止時間による処理量の損失分が減少し、膜分離装置運
転時のフラックスを減少させることができるため、曝気
における分離膜面の洗浄が容易なものとなり、分離膜の
延命と曝気ブロワの動力費の削減を図ることができる。
また、表5のように膜分離装置のフラックスの変更に応
じて曝気ブロワによる送風量を調整することで、適切な
エアレーションによる上昇攪拌流で分離膜面を洗浄し、
過剰な攪拌流にて膜の劣化や、破損の進行を早めること
のないようにすることができる。また、移送ポンプ及び
処理水ポンプが停止して、ある時間経過すると曝気ブロ
ワが間欠運転を行うことで、膜分離装置が停止している
ときに、曝気ブロワ運転によるエアレーションによって
生じる上昇攪拌流を分離膜面に必要以上に受けなくな
り、分離膜の劣化や破損の進行を緩めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる汚水処理装置の概略構成図。
【図2】本発明に用いる別の汚水処理装置の概略構成
図。
【図3】本発明に用いる他の汚水処理装置の概略構成
図。
【図4】実施例に用いた汚水処理装置の概略構成図。
【図5】従来の汚水処理装置の概略構成図。
【符号の説明】
1:流量調整槽、2:曝気槽、3:膜分離装置、4:散
気装置、5:移送ポンプ、6:処理水ポンプ、7:曝気
ブロワ、8:制御装置、9:流量調整槽液位計、10:
曝気槽液位計、11:汚水、12:移送管、13:処理
水、14:送気管、15:配管、16、17:調整弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理水を一旦流量調整槽に貯留した後
    に、膜分離装置を有する曝気槽で処理する汚水処理装置
    の運転方法において、前記流量調整槽に流入した汚水の
    送水運転と曝気槽に浸漬した膜分離装置の間欠運転の起
    動と停止、及び流量調整槽からの汚水の送水量の増減の
    調整と膜分離装置の運転と休止の間欠時間の変更を、流
    量調整槽と曝気槽の液位、及び流量調整槽からの送水時
    間又は送水量、及び膜分離装置の運転時間又は水量によ
    り行うことを特徴とする汚水処理装置の運転方法。
  2. 【請求項2】 被処理水を一旦流量調整槽に貯留した後
    に、膜分離装置を有する曝気槽で処理する汚水処理装置
    の運転方法において、前記流量調整槽に流入した汚水の
    送水運転と曝気槽に浸漬した膜分離装置の間欠運転の起
    動と停止、及び流量調整槽からの汚水の送水量の増減の
    調整と膜分離装置のフラックスの変更を、流量調整槽と
    曝気槽の液位、及び流量調整槽からの送水時間又は送水
    量、及び膜分離装置の運転時間又は水量により行うこと
    を特徴とする汚水処理装置の運転方法。
  3. 【請求項3】 前記運転方法において、流量調整槽から
    の送水と膜分離装置が停止している時間によって、曝気
    槽の曝気装置の運転を間欠運転又は送気量を調整できる
    運転としたことを特徴とする請求項1又は2記載の汚水
    処理装置の運転方法。
  4. 【請求項4】 前記運転方法において、膜分離装置のフ
    ラックスに応じて曝気槽への送風機の送風量を増減させ
    るか、又は運転台数を変化させることを特徴とする請求
    項2記載の汚水処理装置の運転方法。
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