JPH10156154A - 固液分離方法 - Google Patents

固液分離方法

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JPH10156154A
JPH10156154A JP32365796A JP32365796A JPH10156154A JP H10156154 A JPH10156154 A JP H10156154A JP 32365796 A JP32365796 A JP 32365796A JP 32365796 A JP32365796 A JP 32365796A JP H10156154 A JPH10156154 A JP H10156154A
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sludge
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Seiji Izumi
清司 和泉
Masaharu Nurishi
雅治 塗師
Yutaka Yamada
山田  豊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、安価かつ耐久性が高い装置に
より運転制御できる固液分離方法を提供する。 【解決手段】 浸漬型膜分離装置1を用いて固液分離す
るに際し、散気装置4を通じて曝気するブロワ8の吐出
圧を測定し、測定した吐出圧値に基づき、ブロワ8の吐
出圧が所定の範囲内に維持されるように、処理槽9内へ
の汚泥12の流入量と透過液の取出量の少なくとも一方
を制御する。これにより、レベル計を用いるのと同等の
運転制御を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬型膜分離装置
を用いた固液分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃水中の固形分の分離や汚泥濃縮
などに、図3に示したような浸漬型膜分離装置を用いた
固液分離方法を行っている。
【0003】膜分離装置1は、処理槽の内部に設置する
ものであり、上下が開口した箱枠状のケース2内の上部
に平板状の膜カートリッジ3を一定間隔で平行に配列
し、膜カートリッジ3の下方に散気装置4を配設し、ケ
ース2の上部に、各膜カートリッジ3の膜透過液流路
(図示せず)に連通する集水管5を設けている。集水管
5には膜透過液導出管6が連通しており、散気装置4は
給気管7を介してブロワ8に接続している。
【0004】このような構成により、膜分離装置1を被
処理液中に浸漬し、散気装置4を通じて曝気する状態に
おいて、膜透過液導出管6,集水管5を通じて各膜カー
トリッジ3の膜透過液流路内に吸引圧を作用させるなど
して、濾過膜3aの両側に圧力差を生ぜしめることによ
り、各膜カートリッジ3の濾過膜3aで固形分を捕捉し
て槽内に残留させ、濾過膜3aを透過して膜透過液流路
(図示せず)内に流入した透過液を集水管5,透過液導
出管6を通じて槽外へ導出している。
【0005】このような固液分離方法を汚泥濃縮に適用
する場合は、たとえば、処理槽の内部に上方より原汚泥
を流入させ、次に槽内底部に沈降した濃縮汚泥の一部を
排出し、次に上記したようにして槽内の汚泥を膜分離装
置1で固液分離して濃縮するサイクルを繰り返してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにして膜
分離装置1により固液分離する場合、タイマーやレベル
計を使用して運転制御を行っているが、タイマーにより
時間制御する方法では制御すべき時間が多いため制御盤
が複雑になり、またレベル計によりレベル制御する方法
では、レベル計が高価であり、センサー部の耐久性も低
いという問題がある。
【0007】本発明は上記問題を解決するもので、簡単
な構成で、安価かつ耐久性が高い装置により運転制御で
きる固液分離方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の固液分離方法は、浸漬型膜分離装置を用い
て固液分離するに際し、散気装置を通じて曝気するブロ
ワの吐出圧を測定し、測定した吐出圧値に基づき、この
ブロワの吐出圧が所定の範囲内に維持されるように、処
理槽内への被処理液の流入量と透過液の取出量の少なく
とも一方を制御するようにしたものである。
【0009】上記した構成は、ブロワの吐出圧は吹き込
み点での水圧(静圧)と散気装置の抵抗(動圧)との計
となり、ブロワからの吐出空気量を一定にし、動圧を一
定と仮定した場合には、ブロワ吐出圧と吹き込み点での
水圧(散気装置の開口位置までの水深)とが一次相関す
ることを利用して、ブロワ吐出圧を処理槽内の水位に対
応させ、被処理液の流入量と透過液の取出量の少なくと
も一方を制御するものである。
【0010】ブロワおよび散気装置は、クロスフローを
形成するために従来より設置していたものであり、簡単
な構成であって、安価かつ耐久性が高い。ブロワの吐出
圧の所定範囲は、たとえば、処理槽内に清水や標準的な
被処理液を導入して水位と吐出圧との関係を求め、その
関係に基づいて設定すればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しながら説明する。この実施形態において使用す
る膜分離装置は図3を用いて説明したものと同様の構成
を有しているので、図3と同じ符号を付して詳しい説明
を省略する。
【0012】図1において、処理槽9の内部に膜分離装
置1が設置されており、膜分離装置1の下部に設けられ
た散気装置4は給気管7を介してブロワ8に接続してい
る。ブロワ8の吐出側には、圧力計10が介装されてい
る。11は被処理液供給管である。
【0013】このような処理槽9において汚泥を濃縮す
る時は、膜の目詰まりを防止するために、図2に示した
ように、(A) 処理槽9の内部に所定量まで汚泥12を流
入させ、(B) 槽内の汚泥12を膜分離装置1で固液分離
することにより濃縮し、(A),(B) の工程を数回繰り返
し、(C) 濃縮された汚泥12を全量排出する。その後、
(D) 膜が乾燥しないように速やかに汚泥12を槽内に流
入させる。その際、膜分離装置1が汚泥12中に浸漬し
た状態で散気装置4により曝気を行い、それにより生起
されるクロスフローの下に固液分離を行うとともに、ク
ロスフローによって膜カートリッジ3の膜面を洗浄す
る。
【0014】このときの運転制御方法を説明する。ま
ず、処理槽9の内部に清水12aを導入し、ブロワ8を
一定吐出量で駆動して散気装置4を通じて曝気し、槽内
の種々の水位を測定するとともに、その水位におけるブ
ロワ8の吐出圧を圧力計10により測定し、その測定値
より、清水の水位とブロワ8の吐出圧との関係を求め
る。
【0015】その後、処理槽9の内部に汚泥12を流入
させて濃縮するに際し、ブロワ8を一定吐出量で駆動し
て散気装置4を通じて曝気し、ブロワ8の吐出圧を圧力
計10により測定する。次いで、測定した吐出圧値に相
応する槽内の汚泥12の水位を、先に求めた清水の水位
とブロワ8の吐出圧との関係において求める。
【0016】そして、求めた汚泥12の水位が、膜カー
トリッジ4の上端に対応する下限水位近傍である時は汚
泥12の流入量を増大させ、槽内の上限水位近傍である
時は汚泥12の流入量を低減して、槽内の汚泥12を下
限水位と上限水位との間の所定水位範囲内に維持する。
【0017】あるいは、求めた汚泥12の水位が、膜カ
ートリッジ4の上端に対応する下限水位近傍である時は
透過液の取出量を低減し、槽内の上限水位近傍である時
は透過液の取出量を増大させて、槽内の汚泥12を下限
水位と上限水位との間の所定水位範囲内に維持する。
【0018】槽内で濃縮された汚泥12を全量排出する
時は、ブロワ8を停止させる。ブロワ8の故障等が生じ
た時には圧力計10においてブロワ吐出圧の異常低下が
検知されるので、そのような時には透過液の取り出しを
停止することにより、クロスフローのない状態での濾過
を回避する。
【0019】このようにして、レベル計を用いることな
く、レベル制御と同等の運転を行うことができる。ブロ
ワ8の故障は上記したようにブロワ吐出圧によって常時
監視できるので、信頼性が向上する。また、装置構成が
簡単であるため、安価でかつ故障が少なく、メンテナン
スも容易に行える。
【0020】上記においては、汚泥の濃縮について説明
したが、廃水中の固形分を分離する時なども同様にして
運転制御できる。その際は、被処理液の全量排出は不要
であり、被処理液を流入させつつ透過液の取り出しを行
う状態において、上記と同様にして槽内の被処理液を下
限水位と上限水位との間の所定水位範囲内に維持すれば
よい。下限水位と上限水位との間にさらに水位を設定し
て、被処理液の流入量を制御する水位と透過液の取出量
を制御する水位とを異ならせてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ブロワ
吐出圧に基づいて被処理液の流入量と透過液の取出量の
少なくとも一方を制御することにより、ブロワと散気装
置と圧力計という簡単な構成でレベル計を用いた制御と
同等の運転を行うことができ、低コストかつ故障も少な
い。膜間閉塞につながるブロワの故障はブロワ吐出圧を
監視することで容易に検知することができ、信頼性の向
上を図れる。また、レベル計を用いた従来の方法のよう
にセンサーを槽内に設けたり、センサー座やケーブルを
設ける必要がないため、メンテナンスを行いやすく、美
観も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態において汚泥濃縮を行う装
置構成を示した説明図である。
【図2】図1に示した装置構成により汚泥濃縮を行うフ
ローチャートである。
【図3】図1および図2により説明した汚泥濃縮に使用
される従来よりある膜分離装置の全体構成を示した一部
破断図である。
【符号の説明】
1 浸漬型膜分離装置 3 膜カートリッジ 4 散気装置 8 ブロワ 9 処理槽 10 圧力計 12 汚泥

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浸漬型膜分離装置を用いて固液分離する
    に際し、散気装置を通じて曝気するブロワの吐出圧を測
    定し、測定した吐出圧値に基づき、このブロワの吐出圧
    が所定の範囲内に維持されるように、処理槽内への被処
    理液の流入量と透過液の取出量の少なくとも一方を制御
    することを特徴とする固液分離方法。
JP32365796A 1996-12-04 1996-12-04 固液分離方法 Expired - Lifetime JP3257959B2 (ja)

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