JPH10155978A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH10155978A
JPH10155978A JP32404896A JP32404896A JPH10155978A JP H10155978 A JPH10155978 A JP H10155978A JP 32404896 A JP32404896 A JP 32404896A JP 32404896 A JP32404896 A JP 32404896A JP H10155978 A JPH10155978 A JP H10155978A
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opening
winning
game
winning opening
port
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JP32404896A
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Inventor
Misao Arai
操 新井
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の大当りの動作時間を長びかせて
遊技者に満足感を充足させ、総獲得賞品球数を安定さ
せ、遊技全般に渡って節度をもって快活にゲームを進行
可能にする。 【解決手段】 パチンコ機の盤面10に配置され、大当
り動作として開放し、所定時間の経過、又は所定個数の
遊技球76の入賞により閉止される第1入賞口18へ遊
技球76が入賞するときの遊技球76の通路上に第2入
賞口16を配置し、大当り動作中に、盤面10上に設け
た貯留手段20から一定の間隔で放出された遊技球76
が作動口を通過し、又は作動口部分に入賞したときに、
第2入賞口16を所定時間だけ開放させて、遊技球76
の一部を定期的に捕捉し、第1入賞口18と相俟って総
入賞球数を安定して増加するとともに、第1入賞口18
での大当り動作時間を安定して長期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特別の遊技状態
と、大当りによる特別の遊技状態とを備えたパチンコ機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機として、特開平6−3
35562号公報に開示された、第1入賞口用の特別図
柄表示装置と、入賞口用の普通図柄表示装置とを備えた
ものが提案されている。
【0003】このパチンコ機では、遊技球が始動口を通
過すると、特別図柄表示装置が駆動して各図柄が始動
し、その後停止して種々の組合わせの図柄を表示する。
そしてこの図柄が例えば同じ図柄等所定の組合わせの図
柄となった場合(大当り表示)、第1入賞口が30秒
間、又は遊技球が10個入賞するときのいずれか早い時
期まで開放し、大量の賞球を払い出す。また、開放した
第1入賞口内の一部には特定領域(いわゆるVゾーン)
があり、この第1入賞口の開放動作中に、遊技球がこの
特定領域を通過したことが検出されると、この第1入賞
口を一旦閉止した後、上述の大当り動作が更新される。
この特定領域入賞による更新は、例えば16ラウンド繰
り返されて一連の大当り動作を完了するようにされてい
る。
【0004】ここで、特別図柄表示装置と、その第1入
賞口だけであると、その大当り動作は、規定入賞数(例
えば10個)の遊技球が入賞すると、最長開口時間(例
えば30秒)が経過していないにもかかわらず、第1入
賞口は閉口することとなる。そこで、遊技盤面に打ち出
されたほとんどの遊技球が、第1入賞口に入ると、大当
りにおける一回のラウンドの所要時間は10秒乃至15
秒の短時間となり、遊技者にとっては、やっとの思いで
大当り状態にしても、その状態を長く楽しんで遊技する
ことができない。
【0005】そこで、この大当り作動中は、例えば当り
確率の高い乱数テーブルに移行する等の手段によって、
普通図柄表示装置での当り確率が高くなり、普通図柄表
示装置用の始動口を遊技球が通過すると、高確率で当り
が発生し、この当り動作として、入賞口が頻繁に開放駆
動することとする。
【0006】これにより、遊技盤面に打ち出された遊技
球の一部が、この入賞口に捕捉され、入賞球の分散化を
生じて、第1入賞口側に捕捉される球数を少なくし、規
定入賞数(例えば10個)の遊技球の消化に要する時間
を長くし、第1入賞口の開口時間を最長開口時間(例え
ば30秒)に近付け、大当り動作を長くさせることがで
きる。
【0007】上述の如き従来のパチンコ機では、特別図
柄表示装置で大当りが発生した際、普通図柄表示装置で
高確率で当りが発生するといっても、100パーセント
の確率ではないから外れが発生する場合もある。この外
れの場合には、第1入賞口の開口時間は短時間のままで
ある。また、普通図柄表示装置で当りが発生した場合で
も、第1入賞口の開口動作と同時に入賞口が開放動作を
始めるとは限らず、第1入賞口が開放している途中、又
は閉動作間近で入賞口が開放を開始することも多々生ず
る。このため、第1入賞口への入賞球を分散化して、開
口時間を長びかせるといっても、第1入賞口が最長開口
時間、常に開放することはなく、第1入賞口の開放時間
は短縮され、かつランダムになる。さらに限られた大当
りの動作時間中では、普通図柄表示装置の当選回数も不
安定となる。よって、第1入賞口、及び入賞口へ入賞す
る球数も、普通図柄表示装置での当り外れの有無、当選
回数、及び当り発生タイミングによってランダムになる
ので、遊技者の得られる賞球の球数もランダムで不安定
となる。
【0008】このため、大当り毎の総獲得賞品球数が不
安定で予測がつかず、徒に射幸心が煽られることにな
り、遊技者が投資と回収のバランスを考えて節度ある遊
技を行うことが困難となる。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、大当りの動作
時間を長びかせ、遊技者に大当りにより得られる満足感
を充足させ、大当りによる総獲得賞品球数を安定させ、
遊技全般に渡って節度をもって快活にゲームを進行可能
にしたパチンコ機を新たに提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
パチンコ機は、盤面に配置され、大当り動作として開放
され、所定時間経過後、又は所定個数の遊技球の入賞に
より閉止される第1入賞口と、盤面上における第1入賞
口へ入賞する遊技球の経路途中に配置された第2入賞口
と、少なくとも、第1入賞口の開放動作中であって、遊
技球が通過し、又は入賞したときに第2入賞口を所定時
間開放し、又は開閉を繰り返すようにさせるための作動
口と、を有することを特徴とする。
【0011】上述のように構成することにより、第1入
賞口大当り動作のため第1入賞口が開放している間に、
第2入賞口が開放、閉止動作を行うので、遊技中この第
2入賞口の部分を通過する遊技球の一部が開放している
第2入賞口に捕捉され、残りの遊技球が閉止している第
2入賞口上を通過して開放している第1入賞口に入賞す
る。よって、一回の大当りで開放している第1入賞口に
入賞する遊技球の総数を減少させ、規定入賞数の遊技球
の消化に要する時間を長くし、第1入賞口の開口時間を
最長開口時間に近付け、大当り動作を延命させ、遊技者
に大当りにより得られる満足感を充足させ、大当りによ
る総獲得賞品球数を安定させる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
チンコ機において、盤面上における作動口の上部に遊技
球を一定の間隔をもって作動口へ放出する貯留手段を設
けたことを特徴とする。
【0013】上述のように構成することにより、貯留手
段から遊技球を作動口の上部に一定の間隔をもって放出
するので、この作動口へ遊技球が定期的に通過し、又は
入賞して、第2入賞口を所定時間開放し、又は開閉を繰
り返す動作を、バランス良く、かつ安定した間隔で実行
できるから、大当り動作を確実に延長できる。さらに、
遊技者が貯留手段から放出される遊技球の行方を目視に
よって追う楽しみを得られ、遊技球がいつ放出されるか
を期待をもって観察でき、ゲームの面白みを増加するこ
とができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載のパ
チンコ機において、貯留手段の貯留時間を第1入賞口の
開放動作中には通常の遊技状態中よりも短縮するように
制御する第1変更制御手段を設けたことを特徴とする。
【0015】上述のように構成することにより、貯留手
段の貯留時間を短縮することによって間接的に第2入賞
口の開閉間隔を短縮し、第2入賞口の開放時間を一定と
して延長することなしに、第1入賞口に入賞する遊技球
の数を減少させることができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載のパチンコ機において、第2入賞
口の開放時間、又は開放回数が第1入賞口の開放動作中
には、通常の遊技状態中よりも増加するように制御され
る第2変更制御手段を設けたことを特徴とする。
【0017】上述のように構成することにより、第2入
賞口の開放時間、又は開放回数を増加させ第2入賞口へ
の入賞による賞球の球数を増加し、第1入賞口に入賞す
る遊技球の数を減少させ、第1入賞口へ入賞する遊技球
の数を減少させて規定入賞数の遊技球の消化に要する時
間を長くし、遊技者に大当りにより得られる満足感を充
足させ、大当りによる総獲得賞品球数を安定させる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のパチンコ機に係る実施の
形態が図1〜図9に示されており、このパチンコ機の遊
技盤の盤面部分は図1に示す如く構成されている。この
遊技盤の盤面10の中央部には、特別図柄表示装置12
が配置され、その中央直下位置には始動口14が配置さ
れ、さらにその下方位置には第2入賞口16が配置さ
れ、さらにまたその下方位置には第1入賞口18が配置
されている。
【0019】また、盤面10上の特別図柄表示装置12
の両横位置には、それぞれ貯留手段である回転体20
と、その直下位置に第2入賞口16を開放させる作動口
である作動ゲート22(入賞口、又は通過口のいずれに
構成してもよい)とが配置されている。なお、盤面10
上には、複数の通常入賞口24、外れ口26、飾り部材
28等が設けられている。
【0020】この盤面10上の特別図柄表示装置12
は、その制御用に設けられた制御装置によって、例えば
3桁の数字を表示するように構成されており、始動口1
4に遊技球が入賞した時点で乱数テーブルから乱数を抽
出し、この抽出した数値が大当りの数値に対応するか否
かを判別し、大当りの場合には特別図柄表示装置12に
図柄の変動表示をした後、例えば7、7、7等の大当り
図柄を表示する。また乱数テーブルから抽出した数値が
外れの場合には特別図柄表示装置12に図柄の変動表示
をした後、外れ図柄を表示する。
【0021】また、特別図柄表示装置12で大当り図柄
を表示した後、制御装置の指令により第1入賞口18
が、30秒間、又は遊技球が10個入賞したときのいず
れか早いときまで、開放する。さらに、この第1入賞口
18の内部中央には、この第1入賞口18に入賞した遊
技球が3分の1の確率で通過するように配置された特定
領域(Vゾーン)30が設けられており、この特定領域
30を遊技球が通過したことが検出されると、その検出
信号が制御装置に送られ、この制御装置によって第1入
賞口18が一旦閉じられた後、第1入賞口18を30秒
間、又は遊技球が10個入賞したときのいずれか早いと
きまで再開放する動作を開始する。なお、特定領域30
に遊技球が入って第1入賞口18を再開放する動作の繰
り返し回数は16回までとされている。
【0022】図1〜図6に示すように、貯留手段として
の回転体20は、ケーシング32に対し、回転部材34
が回動するよう装着され構成されている。ケーシング3
2の平板部36の一方の側面部には、円筒形状の上下の
直径方向2箇所を切除した端部を上下方向に延出させて
入口部38と出口部40とを形成した枠側部42が一体
に形成されている。さらに、枠側部42の外方両横の中
央部には、それぞれ小円弧状に延出して回転体20の横
方向から回転体20の下方向へ回りこもうとする遊技球
をはじいて回転体20の下部位置にある作動ゲート22
へ通過させないようにすると共に、飾りを兼ねる曲板部
44が一体に設けられている。また、平板部36の他方
の側面部には、円筒形状の取付枠部46が一体に形成さ
れている。この取付枠部46の両横所定位置には、それ
ぞれ小円筒状の螺子の締結部48が一体に形成されてい
る。
【0023】平板部36には、その枠側部42に囲まれ
た部分の中央に小円形状の軸孔52が穿設されている。
また、平板部36の上側両横部と下側中央部とには、そ
れぞれ螺子止め用の透孔54が穿設されている。
【0024】また、回転部材34は、枠側部42の内径
より若干小径の円柱の一部に、遊技球を収容する正面U
字状の凹部56を設けた頭部58に、その背面中央部か
ら軸部60を一体に突設して構成されている。
【0025】ケーシング32には、その取付枠部46の
開口部分を塞ぐように、モータ支板62が取り付けられ
ている。このモータ支板62は、平板部36に対応した
平板形状に形成され、その中央部には軸孔52に対応し
た軸孔部64が穿設され、その両横部位には各締結部4
8にそれぞれ対応した締結筒部66が一体に形成されて
いる。
【0026】このモータ支板62における締結筒部66
が延設されていない側面部には、減速機構付モータ68
が取り付けられる。このモータ68は、モータ制御装置
で構成された第1変更制御手段により減速された回転力
と通常(高速)の回転力を出力する。また、このモータ
68では、その出力軸70がモータ端面部から延出さ
れ、この端面部に各締結筒部66にそれぞれ対応した透
孔72を穿設した取付片74が突設されている。
【0027】この回転体20の組立に当っては、まずケ
ーシング32の取付枠部46側にモータ支板62を合わ
せ、このモータ支板62に、モータ68を添わせ、これ
らの締結部48、締結筒部66、及び取付片74を一連
に合致させ、これらの一連の孔に図示しない螺子を通
し、これらを一体に締結する。次に、これらの締結状態
で、軸孔部64と軸孔52との中央位置に臨むよう延出
した出力軸70を回転部材34の軸部60に穿孔した図
示しない挿通孔に嵌合させて、回転部材34がモータ6
8で回転駆動されることにより、枠側部42内で、頭部
58が回動可能となるよう、ケーシング32に対し回転
部材34が装着され、回転体20の組み立てが完了す
る。
【0028】このように構成された回転体20は、図3
に示すように入口部38から遊技球76が入り、図4に
示すように回転部材34の回動によって凹部56内に遊
技球76が入り、さらに図5に示すように回転部材34
の回動に従って、遊技球76は凹部56に入った状態
で、枠側部42の内面に摺接保持されながら出口部40
側に搬送され、図6に示すように凹部56が出口部40
に向い合ったときに、遊技球76が枠側部42による拘
束を脱して、出口部40から落下する。また、この図
5、図6の状態で遊技球76が入口部38に入った場合
には、この遊技球76は頭部58の外周上を転動して、
凹部56が入口部38に回って来るまで入口部38の部
分に貯留される。
【0029】この回転体20を配置した盤面10におけ
る各回転体20の出口部40の直下位置には、それぞれ
出口部40から放出された遊技球76が直接入賞、又は
入球するようにした作動ゲート22が配置されている。
この作動ゲート22には、これを通過する遊技球76を
検出し、その検出信号を図示しない制御装置に送るよう
にした検出センサ78が設けられている。また、この検
出センサ78の検出信号に関連して第2変更制御手段と
しての、図示しない第2入賞口16を開閉させるソレノ
イド制御装置により第2入賞口16の開閉制御が行われ
る。
【0030】このように構成された回転体20、作動ゲ
ート22及び第2入賞口16は、制御装置に制御され
て、例えば次のような制御動作を行う。まず、パチンコ
機の遊技中に特別図柄表示装置12で大当りが表示され
ていない通常の遊技状態の場合には、回転体20の回転
部材34はモータ68によって毎分2回転、すなわち3
0秒に1回転の割合の低速度で回動される。このため、
盤面10上に配置された図示しない複数の釘によって、
遊技球76が回転体20の入口部38内に入り易くされ
ているので、毎分2回の割合で遊技球76が回転体20
から作動ゲート22へ送給される。
【0031】すると、遊技球76が送給された作動ゲー
ト22では、検出センサ78が、遊技球76を検出し
て、その検出信号を制御装置へ送る。そして、図8に示
す如く、制御装置は、第2入賞口16を0.5秒の短時
間だけ開放後、閉動作させる。なお、この間に第2入賞
口16に遊技球76が入賞した場合には賞球が払い出さ
れる。上述の制御動作は、通常の遊技状態の間中、継続
される。
【0032】次に、特別図柄表示装置12で大当りが表
示されると、制御装置は回転体20の回転部材34を毎
分5回転、すなわち、12秒に1回転の割合の高速度で
回動制御する。このため、遊技中、次々と入口部38に
貯留される遊技球76が毎分5回の割合で作動ゲート2
2へ送給されるようになる。
【0033】この大当り動作中に、作動ゲート22の検
出センサ78が遊技球76を検出した検出信号が制御装
置に送られると、制御装置は、図9に示す如く第2入賞
口16を6秒の長時間開放した後、閉動作させる。すな
わち、第2入賞口16は、6秒間開放し、次の6秒間閉
止し、再び6秒間開放するといった開閉動作を、大当り
動作中継続する。
【0034】この大当り動作中は、上述の通り、第2入
賞口16が開放している時間と閉止している時間が同等
となり、開閉が半々となるので、遊技中この第2入賞口
16の部分を通過する遊技球76のうち約半数が開放し
ている第2入賞口16に捕捉され、残りの約半数が閉止
している第2入賞口16上を通過して開放している第1
入賞口18に入賞する。なお、第2入賞口16は、第1
入賞口18へ入賞する遊技球76の通路の全幅に渡って
開放し、この通路を通る遊技球76をほとんど全て捕捉
可能な大きさに形成されているので、第2入賞口16の
開放、又は閉止している時間が相等しい場合には、第1
入賞口18へ入賞する遊技球76の数を半減させること
ができる。また、第2入賞口16の大きさを変更し、又
はその開放時間を変更することによって第1入賞口18
へ入賞する遊技球76の総数を変更調整することができ
る。さらに、始動口14に遊技球76が入賞した際に乱
数によって行われる当落の判定処理、又はその他の手段
を用いた抽選によって、大当り動作中における第2入賞
口16の開放時間を種々に設定して、当りの態様による
出玉の差別化を行ったり、賞球数に多少の変化を付ける
ようにしても良い。
【0035】また、大当り動作終了後は、前述した通常
の遊技状態に戻すため、制御装置によって、回転体20
のモータ68で回動される回転部材34の回転速度が毎
分2回転の低速度に戻され、第2入賞口16の開放時間
が0.5秒の短時間に戻されて、その動作が継続され
る。
【0036】さらに、通常の遊技状態では、第2入賞口
16は0.5秒という短時間しか開放されないので、こ
の間に遊技球76が第2入賞口16に入賞する確率は極
めて低くなっている。これとともに、閉止されている第
2入賞口16上を通過した遊技球76は、第1入賞口1
8も閉止状態にあるので、この第1入賞口18へ入賞す
ることもなく、外れ口26等の側へ転動して行く。
【0037】次に、前述したパチンコ機における回転体
20、及び第2入賞口16部分の制御の一例を図7のフ
ローチャートによって説明する。ステップ100で電源
がONとされるまで待機し、電源がON状態でステップ
102へ進む。
【0038】ステップ102では、特別図柄表示装置1
2において大当り発生中か否かを判断し、大当り中でな
い場合には、ステップ104へ進み、モータ68が低回
転速度で回転中か否か、及び第2入賞口16が短時間開
放する状態か否かを判断し、モータ68が低速回転中
で、第2入賞口16が短時間開放状態のときは、ステッ
プ116へ進む。また、その状態でない場合には、ステ
ップ106へ進み、モータ68が低回転速度で回転する
状態にセットしてステップ108へ進んで、第2入賞口
16の開放時間を短時間にセットしてからステップ11
6へ進む。また、ステップ102で特別図柄表示装置1
2において大当り発生中と判断した場合には、ステップ
110へ進み、モータ68が高回転速度で回転中か否
か、及び第2入賞口16が長時間開放する状態か否かを
判断し、モータ68が高速回転中で、第2入賞口16が
長時間開放状態のときはステップ116へ進む。また、
その状態でない場合には、ステップ112へ進み、モー
タ68を高回転速度で回転する状態にセットしてステッ
プ114へ進んで、第2入賞口16の開放時間を長時間
にセットしてからステップ116へ進む。
【0039】ステップ116では、作動ゲート22を遊
技球76が通過したことを検出センサ78に検知された
か否か判断し、遊技球76の通過が検知されていない場
合には、ステップ102へ戻り、検知された場合には、
ステップ118へ進む。ステップ118では第2入賞口
16を開放動作させ、次のステップ120で、前もって
セットされた所定の長時間、又は短時間の間、第2入賞
口16の開放状態を維持し、そのタイムアップした時点
でステップ122へ進み、第2入賞口16を閉止動作さ
せ、ステップ124へ進む。
【0040】ステップ124では、電源がOFFか否か
判断し、電源がOFFでない場合にはステップ102へ
戻り、電源がOFFの場合にはこの制御動作を完了す
る。
【0041】本実施の形態に係るパチンコ機では、その
盤面10上に配置する釘等を調整することにより、第1
入賞口18に対し、30秒間に20個の遊技球76の入
賞があるように設定するとともに、回転体20にも途切
れなく入球するよう設定した場合には、この第1入賞口
18の大当り開放中に、回転体20によって12秒間隔
で作動ゲート22へ遊技球76が入球されるので、第2
入賞口16が6秒間ごとに開状態と閉状態とを繰り返
す。よって、第1入賞口18の大当り開放中の半分の時
間だけ第2入賞口16が開放されて、その間遊技球76
を第2入賞口16に入賞させる。このため、第1入賞口
18は、その半分の時間が閉じているのと同様に遊技球
76が入賞しない状態とされる。よって、この第1入賞
口18は、最大限の開放時間である30秒間開放し、約
10個の入賞球があるとともに、第2入賞口16にも約
10個の入賞球があるので、この30秒間に約20個入
賞させて、従来の大当りの約2倍量の賞球を得ることが
できる。さらに、Vゾーンである特定領域30へ入賞す
れば第1入賞口18は最大限の開放時間である30秒間
開放する動作を16回まで繰り返すこととなり、全体で
約8分間の大当り時間が得られ、遊技者はこの大当りの
状態を長期に亘って十分に楽しめる。また、回転体20
に遊技球76が貯留されていることが目視できるので、
遊技者は安心して第2入賞口16が開くのを待つことが
でき、遊技を楽しむことができる。さらに、第2入賞口
16が開放中では、第1入賞口18へ入らないようにで
きるので、その分、通常の大当り動作で得られる賞球よ
りも一定の賞球の増加が望めることになり、遊技者は投
資と回収のバランスを考えて、節度ある遊技を楽しむこ
とができる。
【0042】なお、本発明の貯留手段は、前述した回転
体20に限定されるものではなく、例えば、作動口に作
動記憶手段を設け、所定数までは通過球を記憶できるも
のでもよく、貯留した遊技球を所定の時間をおいて開放
させる構成であれば、種々の構成を取り得ることは勿論
である。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のパチンコ機は、
盤面に配置され、大当り動作として開放し、所定時間の
経過、又は所定個数の遊技球の入賞により閉止される第
1入賞口へ遊技球が入賞するときの遊技球の通路上に第
2入賞口を配置し、少なくとも第1入賞口の大当り動作
中に、遊技球が作動口を通過し、又は作動口部分に入賞
したときに、第2入賞口を所定時間だけ開放させるよう
にしたので、第1入賞口の大当り動作中に第1入賞口へ
入る途上の遊技球の一部を第2入賞口で捕捉し、第1入
賞口と相俟って総入賞球数を安定して増加するととも
に、第1入賞口での大当り動作時間を安定して長期化す
ることができるという効果を有する。
【0044】請求項2記載の発明は、請求項1記載のパ
チンコ機において、盤面上における作動口の上部に遊技
球を一定の間隔をもって作動口へ放出する貯留手段を設
けたので、貯留手段から遊技球を作動口の上部に一定の
間隔をもって放出し、この作動口へ遊技球が定期的に通
過し、又は入賞して、第2入賞口を所定時間開放し、又
は開閉を繰り返す動作を、バランス良く、かつ安定した
間隔で実行させられるから、大当り動作を確実に延長で
きる。さらに、遊技者が貯留手段から放出される遊技球
の行方を目視によって追う楽しみを得られ、遊技球がい
つ放出されるかを期待をもって観察でき、ゲームの面白
みを増加するという効果を有する。
【0045】請求項3記載の発明は、請求項2記載のパ
チンコ機において、貯留手段の貯留時間を第1入賞口の
開放動作中には通常の遊技状態中よりも短縮するように
制御する第1変更制御手段を設けたので、貯留手段の貯
留時間を短縮することによって間接的に第2入賞口の開
閉間隔を短縮し、第2入賞口の開放時間を一定として延
長することなしに、第1入賞口に入賞する遊技球の数を
減少させることができるという効果を有する。
【0046】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載のパチンコ機において、第2入賞
口の開放時間、又は開放回数が第1入賞口の開放動作中
には、通常の遊技状態中よりも増加するように制御され
る第2変更制御手段を設けたので、第2入賞口の開放時
間、又は開放回数を増加させ第2入賞口への入賞による
賞球の球数を増加し、第1入賞口に入賞する遊技球の数
を減少させ、第1入賞口へ入賞する遊技球の数を減少さ
せて規定入賞数の遊技球の消化に要する時間を長くし、
遊技者に大当りにより得られる満足感を充足させ、大当
りによる総獲得賞品球数を安定させるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る遊技盤面部分を取り出して示す正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る、回転体部分を取り出して示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る回転体と作動ゲート部分を取り出して示す貯留状態の
正面図である。
【図4】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る回転体と作動ゲートとを取り出して示す遊技球の運搬
開始状態を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る回転体と作動ゲート部分を取り出して示す遊技球の運
搬終了間近の状態を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る回転体と作動ゲート部分を取り出して示す遊技球の放
出状態を示す正面図である。
【図7】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る回転体と作動ゲート部分の制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る第2入賞口の動作タイミング説明線図である。
【図9】本発明の実施の形態に関わるパチンコ機におけ
る第2入賞口の動作タイミング説明線図である。
【符号の説明】
10 盤面 12 特別図柄表示装置 14 始動口 16 第2入賞口 18 第1入賞口 20 回転体 (貯留手段) 22 作動ゲート 30 特定領域 34 回転部材 38 入口部 40 出口部 68 モータ (第1変更制御手段) 70 出力軸 76 遊技球 78 検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤面に配置され、大当り動作として開放
    され、所定時間経過後、又は所定個数の遊技球の入賞に
    より閉止される第1入賞口と、 前記盤面上における前記第1入賞口へ入賞する前記遊技
    球の経路途中に配置された第2入賞口と、 少なくとも、前記第1入賞口の開放動作中であって、前
    記遊技球が通過し、又は入賞したときに前記第2入賞口
    を所定時間開放し、又は開閉を繰り返すようにさせるた
    めの作動口と、を有することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記盤面上における前記作動口の上部に
    前記遊技球を一定の間隔をもって前記作動口へ放出する
    貯留手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のパチ
    ンコ機。
  3. 【請求項3】 前記貯留手段の貯留時間を前記第1入賞
    口の開放動作中には通常の遊技状態中よりも短縮するよ
    うに制御する第1変更制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項2記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記第2入賞口の開放時間、又は開放回
    数が前記第1入賞口の開放動作中には、通常の遊技状態
    中よりも増加するように制御される第2変更制御手段を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載のパチンコ機。
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