JPH10155366A - 植物培養鉢 - Google Patents

植物培養鉢

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JPH10155366A
JPH10155366A JP33495796A JP33495796A JPH10155366A JP H10155366 A JPH10155366 A JP H10155366A JP 33495796 A JP33495796 A JP 33495796A JP 33495796 A JP33495796 A JP 33495796A JP H10155366 A JPH10155366 A JP H10155366A
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JP
Japan
Prior art keywords
pot
side wall
pot body
plant
lichen
Prior art date
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Pending
Application number
JP33495796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ono
隆 小野
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Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication of JPH10155366A publication Critical patent/JPH10155366A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 培養中の植物の根部分を鉢植えしたまま外部
から観察できる植物培養鉢を提供すること。 【解決手段】 透明な樹脂製の側壁2を有する鉢本体1
を備え、その鉢本体1の少なくとも側壁2の内面に光透
過性の地衣類繁殖防止剤層4を形成するか、または鉢本
体1の外側から不透明なカバー鉢体5を着脱自在に装着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鑑賞用の花卉類を栽
培もしくは培養するために用いる植物培養鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】鑑賞用の花卉類等の植物は、一般に鉢植
えにより培養もしくは育成することが多い。このような
目的に供される植物培養鉢は素焼き製、陶製または樹脂
製など種々のものがあるが、近年外観の意匠性や軽量性
等から樹脂製のもが多くなっている。樹脂製の植物培養
鉢は赤、青、黒または乳白色など着色したものが一般に
市販されている。植物を培養する段階で、その根部分の
生育状態を鉢植えのまま観察したいことがある。また花
卉類によっては、鉢内で伸長および絡まった根部分の形
状が面白いものもある。そのような場合にもその根部分
を鉢植えのまま観察できることが好ましい。しかし従来
の不透明な材料や着色された材料で作られた植物培養鉢
はそのような目的には適さない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、植物
を鉢植えしたまま外部から根部分を観察でき、且つ実用
的な透明性の良い植物培養鉢を提供することを課題とす
るものである。ところで、一般に鉢内の土中には種々の
菌類が存在し、特にアオミドロなどの地衣類は光の存在
下に急速に繁殖することが知られており、植物培養鉢の
材料を光に透明な材料で作った場合には、地衣類が側壁
内面に大量に付着し透明性がすぐに損なわれてしまい、
且つ見苦しくなることが予想される。本発明はこのよう
な問題を解決し、透明性を維持しながらアオミドロなど
の地衣類の繁殖を抑制できる植物培養鉢を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の植物培養鉢は、透明な樹脂製の側壁を有する鉢本体
を備え、その鉢本体の少なくとも側壁の内面に光透過性
の地衣類繁殖防止剤層を形成するか、または鉢本体の外
側から不透明なカバー鉢体を着脱自在に装着したことを
特徴とするものである。
【0005】本発明の植物培養鉢において、鉢本体の少
なくとも側壁内面に光透過性で地衣類の繁殖防止剤層を
形成する場合は、その繁殖防止剤層の抗菌作用により地
衣類の繁殖を抑制するので、鉢本体の側壁が常に光に照
射されている状態であっても側壁の透明性が損なわれる
ことはない。また、本発明の植物培養鉢において、鉢本
体の外側から不透明なカバー鉢体を着脱自在に装着した
場合は、そのカバー鉢体により光が遮断されるので、同
様に地衣類の繁殖が抑制されて側壁の透明性は損なわれ
ない。そして植物を鉢植えしたまま外部からその根部分
を観察するときのみ、カバー鉢体を鉢本体から取り外せ
ばよい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、図面により本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の植物培養鉢の1例を示
す斜視図であり、図2はそのA部分の拡大断面図であ
る。これらの図において、植物培養鉢の鉢本体1は側壁
2と底面3を有し、それら側壁2と底面3は一体的に作
られている。側壁2は下方から上方に次第に断面が大き
くなっている略円筒状をなし、その外面に補強及び把持
性と意匠性を兼ねた縦方向の突条又は溝が所定間隔で複
数平行に形成されている。さらに側壁2の上部に断面が
段差状に若干拡大された拡大部2aが形成され、該拡大
部2aの外面に補強及び把持性と意匠性を兼ねた横方向
の溝が所定間隔で複数平行に形成されている。なお鉢本
体1は培養する植物の種類に応じて種々の断面と高さが
用意される。
【0007】鉢本体1は光に対して透明性を有する樹脂
により作られる。そのような樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリーカボネー
ト、ポリアミドなどの比較的硬質で透明な樹脂を使用す
ることができる。これらの樹脂を射出成形もしくはブロ
ー成形することにより、側壁2と底面3を有する鉢本体
1が一体成形される。しかしかかる一体成形以外に、例
えば筒状の側壁2と円板状の底面3を別個に成形し、両
者を接着等により接合することもできる。そのように分
割して作るときは側壁2のみ透明性を有する材料で作っ
てもよい。
【0008】図2に示すように、鉢本体1の内面に光透
過性の地衣類繁殖防止剤層4が設けられる。地衣類繁殖
防止剤層4は地衣類繁殖防止剤を鉢本体1の内面に塗布
もしくはコーティグすることにより形成することができ
る。地衣類繁殖防止剤としては、例えば無機系抗菌剤と
して鐘紡株式会社と品川燃料株式会社との共同開発によ
る商品名「バクテキラー」,三洋化成工業の商品名「カ
チオンDDC−50」がある。後者は、ジデシルジメチ
ルアンモニウムクロライドを主成分とするカチオン界面
活性剤系の抗菌剤である。また、東亜合成化学工業株式
会社の銀系無機抗菌剤として商品名「ノバロン」があ
る。これは、銀イオンを原子レベルで固定し、均一な
0.5ミクロンの銀置換無機イオン交換体と組み合わせ
たものである。さらには、新東工業株式会社より、リン
酸塩系セラミックスに銀イオンを結合させた「抗菌セラ
ミックス」を利用することもできる。なお、地衣類繁殖
防止剤層4を鉢本体1の側壁2と底面3全てに設けず、
側壁2部分のみに設けてもよい。
【0009】図3は本発明の植物培養鉢の他の例を示す
斜視図で、図中(a)は鉢本体1、(b)はそのカバー
鉢体5である。図中(a)の鉢本体1は図1に示すもの
と同様な形状とされ、光に対して透明性を有する樹脂で
作られる。図中(b)のカバー鉢体5は、不透明な樹脂
で作られ、側壁6と底面7を有し、且つ鉢本体1をその
内側にほぼ密着して差し込める内径と高さを有してい
る。すなわち鉢本体1と同様に、その側壁6は下方から
上方に次第に断面が大きくなる略円筒状をなし、さらに
側壁6の上部には断面が段差状に若干拡大された拡大部
6aが形成されている。そして鉢本体1の側壁2の高さ
はカバー鉢体5に対する挿入および抜き出しを容易とす
るため、図1の場合より若干高く,例えば1cm〜2.
5cm、好ましくは1.5cm程度とすることが好まし
い。カバー鉢体5を作るための樹脂は、前記鉢本体用と
して挙げたポリエチレン等の樹脂と同様なものであっ
て、不透明性を有するものを使用することができる。ま
たそれらの樹脂として透明性を有するものを使用し、光
を透過させない色の塗料を内面または外面に塗布もしく
は焼き付けてもよい。なおカバー鉢体5の材料として
は、樹脂以外に不透明な紙、金属、布などの板やシート
状物を使用することもできる。
【0010】図3の植物培養鉢を使用する場合、通常の
植物の生育中は鉢本体1をカバー鉢体5内に挿入してお
き、少なくとも側壁2部分に外部からの光が当たらない
ようにする。そして植物の根部分を観察するときに鉢本
体1をカバー鉢体5から抜き出せばよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように構成した本発明の植物培養
鉢は、外部から根部分の観察ができるように側壁の透明
性を維持しながら、アオミドロなどの地衣類の繁殖を有
効に抑制できる。すなわち鉢本体の少なくとも側壁の内
面に光透過性で地衣類の繁殖防止剤層を形成する場合
は、その繁殖防止剤層の抗菌作用により地衣類の繁殖を
有効に抑制するので、鉢本体の少なくとも側壁に常に光
に照射されている状態であっても、側壁の透明性が損な
われることはない。また、鉢本体の外側から不透明なカ
バー鉢体を着脱自在に装着した場合は、そのカバー鉢体
により光が遮断されるので、同様に地衣類の繁殖が有効
に抑制されて側壁の透明性は損なわれない。そして植物
を鉢植えしたまま外部から根部分を観察するときのみ、
そのカバー鉢体を鉢本体から取り外せばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の植物培養鉢の1例を示す斜視図。
【図2】図1のA部分の拡大断面図。
【図3】本発明の植物培養鉢の他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 鉢本体 2 側壁 2a 拡大部 3 底面 4 地衣類繁殖防止剤層 5 カバー鉢体 6 側壁 6a 拡大部 7 底面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な樹脂製の側壁2を有する鉢本体1
    を備え、前記鉢本体1の少なくとも側壁2の内面に光透
    過性の地衣類繁殖防止剤層4を形成するか、または鉢本
    体1の外側から不透明なカバー鉢体5を着脱自在に装着
    してなる植物培養鉢。
JP33495796A 1996-11-29 1996-11-29 植物培養鉢 Pending JPH10155366A (ja)

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JP33495796A JPH10155366A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 植物培養鉢

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JPH10155366A true JPH10155366A (ja) 1998-06-16

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006029987A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-23 Cropdesign N.V. Root evaluation
JP2007020482A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hisanobu Sato 育苗ポット及び苗床
US8991098B2 (en) 2008-09-16 2015-03-31 Basf Plant Science Gmbh Method for improved plant breeding

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