JPH10155264A - ギヤ付ステッピングモータ - Google Patents

ギヤ付ステッピングモータ

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Publication number
JPH10155264A
JPH10155264A JP8327660A JP32766096A JPH10155264A JP H10155264 A JPH10155264 A JP H10155264A JP 8327660 A JP8327660 A JP 8327660A JP 32766096 A JP32766096 A JP 32766096A JP H10155264 A JPH10155264 A JP H10155264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stepping motor
gear
center
cylindrical portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP8327660A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Sakamoto
貴則 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP8327660A priority Critical patent/JPH10155264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの製造工程が簡素で、ロータの中心孔
とその円筒部外周面との間に偏心が生じない構造を提案
するものである。 【解決手段】 モータケース1の内部のステータ組立2
の中心部に、中心軸6により回転可能に配置されたロー
タ7を備え、同ロータ7の一端に成形される駆動歯9を
ギヤボックス3内部の中間歯車12に噛合させて、同ギ
ヤボックス3に配置される出力軸15を駆動するギヤ付
ステッピングモータにおいて、前記ロータ7は前記駆動
歯9を一体成形されたプラスチックマグネット成形体か
らなり、前記ステータ組立2に対向する面部のみに着磁
されたギヤ付ステッピングモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
に関し、特に、減速機構を内蔵されたギヤ付ステッピン
グモータに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、減速機構を内蔵されたギ
ヤ付ステッピングモータは、図5に示すような構造に作
られる。即ち、カップ状に金属成形されるモータケース
Aの内部には、励磁コイルb及びステータ本体b
らなる円筒形のステータ組立Bが組み込まれるが、この
ステータ組立Bの中心部には、中心軸Cを中心として回
転できるロータ組立Dが配置される。そして、モータケ
ースAのケースフランジaの連絡孔aからギヤボッ
クスEの内部に伸びたロータ組立Dの先端部には、ギヤ
ボックスE中の中間歯車Fの大径歯fに噛み合わされ
る駆動歯dが形成される。
【0003】そして、前記ギヤボックスE中には中間歯
車Fの小径歯fに噛み合う歯部gをもつ第1減速歯
車G及び同第1減速歯車Gのピニオンに周面歯hを噛合
される第2減速歯車Hが位置され、この第2減速歯車H
の出力軸Iから減速された回転運動が出力される。
【0004】ところで、このような構造をもつ従来のギ
ヤ付ステッピングモータにおけるロータ組立Dは、図6
に示したように、駆動歯dを形成された樹脂ブッシュ
と、この樹脂ブッシュdの円筒部d外周に圧入
されるリング状マグネットdとから構成されている。
【0005】即ち、前記樹脂ブッシュdは前記中心軸
Cを挿入できる中心孔dを形成された状態でポリアセ
タール樹脂等で射出成形されるされるもので、前記ステ
ータBに臨まされる円筒部dを有しており、同円筒部
の一端には小径のギヤ部dが一体成形され、同ギ
ヤ部dの周面に駆動歯dが形成される。そして、前
記樹脂ブッシュdの円筒部dには円周方向に異なっ
た複数の磁極をもつように分極される金属製リング状マ
グネットdが圧入固定され、ロータ組立Dが完成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂ブ
ッシュdとリング状マグネットdとからなる従来の
ロータ組立Dは、前述したような構造であるから、樹脂
ブッシュdとリング状マグネットdとを全く別の工
程で製作した後、両者を組み立てるので、製造工程が複
雑であり、また、リング状マグネットdは樹脂ブッシ
ュdの円筒部dに強い力で圧入されるから、樹脂ブ
ッシュdが部分的に変形して、樹脂ブッシュdの中
心孔の中心軸線に対してリング状マグネットdの中心
軸線が偏心して取り付けられ、回転振動の原因となる場
合があり、このような組立時の偏心によりロータ組立D
の歩留りが悪化している。本発明の目的は、以上に述べ
たような従来のギヤ付ステッピングモータの問題に鑑
み、ロータの製造工程が簡素で、ロータの中心孔とその
円筒部外周面との間に偏心が生じない構造を提案するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、モータケースの内部のステータ組立の中
心部に、中心軸により回転可能に配置されたロータを備
え、同ロータの一端に成形される駆動歯をギヤボックス
内部の中間歯車に噛合させて、同ギヤボックスに配置さ
れる出力軸を駆動するギヤ付ステッピングモータにおい
て、前記ロータは前記駆動歯を一体成形されたプラスチ
ックマグネット成形体からなり、前記ステータ組立に対
向する面部のみに着磁されたギヤ付ステッピングモータ
を提案するものである。後述する本発明の好ましい実施
例の説明においては、プラスチックマグネットで成形さ
れる前記ロータは、前記ステータ組立に対向する有底の
円筒部と、同円筒部の底壁に一体成形されかつ中心に前
記中心軸が貫通状態におかれる中心孔を形成されかつ前
記底壁とは反対側の先端部外周面に前記駆動歯を形成さ
れるボス部とを備え、前記円筒部と前記ボス部との間
は、前記中心孔を配列中心とする複数の補強リブで連結
されてなる構造が説明される。
【0008】
【実施例】以下、図1から図4について本発明の実施例
の詳細を説明する。図1及び図2は本発明によるギヤ付
ステッピングモータの全体を示し、従来と同様に、カッ
プ状に金属成形されるモータケース1の内部には、励磁
コイル2a及びステータ本体2bからなる円筒形のステ
ータ組立2が組み込まれる。
【0009】そして、このステータ組立2の中心部に
は、ギヤボックス3中の支持部材4及びモータケース1
の底壁1aの軸受5で軸支される中心軸6が位置され、
同中心軸6を中心として回転できるロータ7が前記ステ
ータ組立2の内部に配置される。図3及び図4に示すよ
うに、本発明の特徴である同ロータ7は着磁できるプラ
スチックマグネット成形体からなるもので、前記ステー
タ組立2に対向する有底の円筒部7aと、同円筒部7a
の底壁7bに一体成形されかつ中心に前記中心軸6が貫
通状態におかれる中心孔8を形成されるボス部7cとを
備えている。
【0010】そして、前記円筒部7aと同軸的に配置さ
れる同ボス部7cの先端部には、その外周面に駆動歯9
を形成され、前記円筒部7aと前記ボス部7cとの間
は、前記中心孔8を配列中心とする120度間隔の複数
の補強リブ7dで連結され、これらの補強リブ7dによ
り全体の軽量化と、前記円筒部7aと前記ボス部7cと
の間の偏心が防止される。
【0011】また、ロータ7の前述した先端部はモータ
ケース1のケースフランジ1bの連絡孔10からギヤボ
ックス3の内部に伸びており、前述した駆動歯9は前記
ギヤボックス3と前記ケースフランジ1bとの間に架設
される中間軸11を中心とする中間歯車12の大径歯1
2aに噛み合わされる。
【0012】前記ギヤボックス3中には図2に示す減速
軸13が配置され、同減速軸13に回転可能に支持され
る第1減速歯車14の歯部14aは前記中間歯車12の
小径歯12bに噛み合わされ、同第1減速歯車14のピ
ニオン14bは、前述した支持部材4とギヤボックス3
の軸受部に軸支される出力軸15と一体の第2減速歯車
16の周面歯16aに噛合される。したがって、前述し
たロータ7の回転運動は、前記中間歯車12、第1減速
歯車14、第2減速歯車16で構成される減速歯車列に
より減速され、ギヤボックス3外に突出する出力軸15
から減速された回転運動が出力されることになる。
【0013】図示実施例のギヤ付ステッピングモータの
ロータ7は、以上に述べたような構成であるから、その
円筒部7aのみを着磁分極して用いられる。したがっ
て、同ロータ7を製作するには、プラスチックマグネッ
ト材料で成形すれば、中心孔8の中心軸線と円筒部7a
の中心軸線と精度よく加工できるから、これらの偏心に
よる騒音や振動のないステッピングモータを得ることが
できる。また、成形したロータ7の円筒部7aに対し
て、部分的に着磁するだけでロータ7を完成できるか
ら、加工工程も簡素化でき、ステッピングモータの製造
原価も割安すになる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ロータをプラスチックマグネット成形体で構
成するので、ロータの製造工程を簡素化でき、中心孔に
対する円筒部の偏心のない加工精度の高い構造とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるギヤ付ステッピングモータの断面
図である。
【図2】同ギヤ付ステッピングモータの一部切欠き上面
図である。
【図3】同ギヤ付ステッピングモータに用いるロータ7
の断面図である。
【図4】同ロータ7の上面図である。
【図5】従来のギヤ付ステッピングモータの一部切欠き
正面図である。
【図6】同ギヤ付ステッピングモータに用いるロータ7
組立Dの断面図である。
【符号の説明】
1 モータケース 2 ステータ組立 3 ギヤボックス 6 中心軸 7 ロータ 7a 円筒部 7c ボス部 7d 補強リブ 9 駆動歯 12 中間歯車 15 出力軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケースの内部のステータ組立の中
    心部に、中心軸により回転可能に配置されたロータを備
    え、同ロータの一端に成形される駆動歯をギヤボックス
    内部の中間歯車に噛合させて、同ギヤボックスに配置さ
    れる出力軸を駆動するギヤ付ステッピングモータにおい
    て、前記ロータは前記駆動歯を一体成形されたプラスチ
    ックマグネット成形体からなり、前記ステータ組立に対
    向する面部のみに着磁されたことを特徴とするギヤ付ス
    テッピングモータ。
  2. 【請求項2】 プラスチックマグネットで成形される前
    記ロータは、前記ステータ組立に対向する有底の円筒部
    と、同円筒部の底壁に一体成形されかつ中心に前記中心
    軸が貫通状態におかれる中心孔を形成されかつ前記底壁
    とは反対側の先端部外周面に前記駆動歯を形成されるボ
    ス部とを備え、前記円筒部と前記ボス部との間は、前記
    中心孔を配列中心とする複数の補強リブで連結されてな
    ることを特徴とする請求項1記載のギヤ付ステッピング
    モータ。
JP8327660A 1996-11-22 1996-11-22 ギヤ付ステッピングモータ Pending JPH10155264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000014857A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Moteur a transmission
CN111917199A (zh) * 2020-07-31 2020-11-10 脉冲电子(东莞)有限公司 电动机

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