JPH10155250A - 回転電機の回転子巻線端部の冷却装置 - Google Patents
回転電機の回転子巻線端部の冷却装置Info
- Publication number
- JPH10155250A JPH10155250A JP31336896A JP31336896A JPH10155250A JP H10155250 A JPH10155250 A JP H10155250A JP 31336896 A JP31336896 A JP 31336896A JP 31336896 A JP31336896 A JP 31336896A JP H10155250 A JPH10155250 A JP H10155250A
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- JP
- Japan
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- rotor
- shaft
- hole
- rotor winding
- cooling
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- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軸胴端部通風穴の通風抵抗係数を小さくして回
転子巻線端部の冷却効果を高めた回転電機の回転子巻線
端部の冷却装置を提供する。 【解決手段】軸胴端部８ａに穿たれた複数の軸胴端部通
風穴１５を、冷却風６の進行方向に対して１５°ないし
６０°外径側に傾斜させ、直線穴として加工する。
転子巻線端部の冷却効果を高めた回転電機の回転子巻線
端部の冷却装置を提供する。 【解決手段】軸胴端部８ａに穿たれた複数の軸胴端部通
風穴１５を、冷却風６の進行方向に対して１５°ないし
６０°外径側に傾斜させ、直線穴として加工する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、同期発電機また
は同期電動機の回転子巻線端部の冷却装置に関する。
は同期電動機の回転子巻線端部の冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、従来の回転電機（同期発電機ま
たは同期電動機）の回転子の冷却風の経路を示す縦断面
図である。図２において、回転電機は、固定子枠１に固
定された固定子鉄心３と固定子巻線４と固定子鉄心３の
通風ダクト２とからなる固定子１０と、回転軸８に回転
子巻線１３を収納した回転子１１とから構成されてい
る。回転軸８の両端に固定された軸流ファン５により冷
却風６を回転電機に供給している。７は冷却風供給室、
９は風胴、１４は保持リングである。回転子１１に流通
する冷却風６は、固定子鉄心３および固定子巻線４を流
通して固定子鉄心背部に到り、風胴９を通って排出され
る。
たは同期電動機）の回転子の冷却風の経路を示す縦断面
図である。図２において、回転電機は、固定子枠１に固
定された固定子鉄心３と固定子巻線４と固定子鉄心３の
通風ダクト２とからなる固定子１０と、回転軸８に回転
子巻線１３を収納した回転子１１とから構成されてい
る。回転軸８の両端に固定された軸流ファン５により冷
却風６を回転電機に供給している。７は冷却風供給室、
９は風胴、１４は保持リングである。回転子１１に流通
する冷却風６は、固定子鉄心３および固定子巻線４を流
通して固定子鉄心背部に到り、風胴９を通って排出され
る。
【０００３】図３は、図２の回転子の冷却風の経路を示
す一部断面斜視図であり、図４は、図３の回転子巻線の
冷却風を示す断面図である。図４において、回転子１１
のスロット１２に回転子巻線１３を収納し、回転子巻線
端部１３ａ（図３参照）を図示しない保持リングで保持
している。軸流ファン５から送られる冷却風６の一部
は、スロット１２の下部の通風用スロット１２ａを通っ
て軸方向中央部に入り、さらに回転子巻線通風穴１２ｂ
を通って固定子１０と回転子１１とのギャップに吐き出
される。さらに、図３において、軸流ファン５から供給
される冷却風６の一部は、軸胴端部８ａに穿たれた軸胴
端部通風穴１５を流通し、回転子巻線端部１３ａを冷却
する。
す一部断面斜視図であり、図４は、図３の回転子巻線の
冷却風を示す断面図である。図４において、回転子１１
のスロット１２に回転子巻線１３を収納し、回転子巻線
端部１３ａ（図３参照）を図示しない保持リングで保持
している。軸流ファン５から送られる冷却風６の一部
は、スロット１２の下部の通風用スロット１２ａを通っ
て軸方向中央部に入り、さらに回転子巻線通風穴１２ｂ
を通って固定子１０と回転子１１とのギャップに吐き出
される。さらに、図３において、軸流ファン５から供給
される冷却風６の一部は、軸胴端部８ａに穿たれた軸胴
端部通風穴１５を流通し、回転子巻線端部１３ａを冷却
する。
【０００４】本発明者は、従来の回転子巻線端部の冷却
効果を改善する冷却装置として特開平４ー３６８４５１
号公報により開示している。以下にその概要を図５を参
照して説明する。図５は、特開平４ー３６８４５１号公
報に記載の回転子巻線端部の冷却装置の冷却風の経路を
示す断面図である。図５において、回転子１１のスロッ
ト１２に回転子巻線１３を収納し、回転子巻線端部１３
ａを保持リング１４で保持している。軸流ファン５から
送られる冷却風６の一部は、スロット１２の下部の通風
用スロット１２ａを通って回転軸８の両端から軸方向中
央部に入り、さらに回転子巻線通風穴１２ｂを通って固
定子１０と回転子１１とのギャップに吐き出される。さ
らに、軸流ファン５から供給される冷却風６の一部は、
軸胴端部８ａに穿たれた軸胴端部通風穴１５を流通し、
回転子巻線端部１３ａを冷却する。軸胴端部８ａに穿た
れた軸胴端部通風穴１５を構成する水平方向通風穴１５
ａと半径方向通風穴１５ｂにおいて、半径方向通風穴１
５ｂを水平方向通風穴１５ａの冷却風の進行方向に対し
て３０°ないし６０°外径側に傾斜させて、水平方向通
風穴１５ａに連通させた。図５の例では、半径方向通風
穴１５ｂを水平方向通風穴１５ａを流通する冷却風の進
行方向に対し４５°外径側に傾斜させた。
効果を改善する冷却装置として特開平４ー３６８４５１
号公報により開示している。以下にその概要を図５を参
照して説明する。図５は、特開平４ー３６８４５１号公
報に記載の回転子巻線端部の冷却装置の冷却風の経路を
示す断面図である。図５において、回転子１１のスロッ
ト１２に回転子巻線１３を収納し、回転子巻線端部１３
ａを保持リング１４で保持している。軸流ファン５から
送られる冷却風６の一部は、スロット１２の下部の通風
用スロット１２ａを通って回転軸８の両端から軸方向中
央部に入り、さらに回転子巻線通風穴１２ｂを通って固
定子１０と回転子１１とのギャップに吐き出される。さ
らに、軸流ファン５から供給される冷却風６の一部は、
軸胴端部８ａに穿たれた軸胴端部通風穴１５を流通し、
回転子巻線端部１３ａを冷却する。軸胴端部８ａに穿た
れた軸胴端部通風穴１５を構成する水平方向通風穴１５
ａと半径方向通風穴１５ｂにおいて、半径方向通風穴１
５ｂを水平方向通風穴１５ａの冷却風の進行方向に対し
て３０°ないし６０°外径側に傾斜させて、水平方向通
風穴１５ａに連通させた。図５の例では、半径方向通風
穴１５ｂを水平方向通風穴１５ａを流通する冷却風の進
行方向に対し４５°外径側に傾斜させた。
【０００５】その結果、軸胴端部通風穴１５の折れ曲が
り部における冷却風の流れがスムーズとなり、軸胴端部
通風穴１５を流通する冷却風の流量を増加させ、回転子
巻線端部の冷却効果を改善することができた。
り部における冷却風の流れがスムーズとなり、軸胴端部
通風穴１５を流通する冷却風の流量を増加させ、回転子
巻線端部の冷却効果を改善することができた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、軸胴
端部通風穴の通風抵抗係数をより小さくして、回転子巻
線端部の冷却効果をより一層高めた回転電機の回転子巻
線端部の冷却装置を提供することにある。
端部通風穴の通風抵抗係数をより小さくして、回転子巻
線端部の冷却効果をより一層高めた回転電機の回転子巻
線端部の冷却装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】回転子巻線端部を保持リ
ングにより保持し、回転軸の軸胴端部に穿たれた軸胴端
部通風穴を備え、回転軸の両端の軸流ファンにより前記
回転子巻線端部に軸方向に冷却風を流入させ、前記軸胴
端部通風穴を通って冷却風を固定子と回転子とのギャッ
プに吐き出させて前記回転子巻線端部を冷却する回転電
機において、前記軸胴端部通風穴を冷却風の進行方向に
対して１５°ないし６０°外径側に傾斜させた通風穴と
することにより、上記目的を達成する。
ングにより保持し、回転軸の軸胴端部に穿たれた軸胴端
部通風穴を備え、回転軸の両端の軸流ファンにより前記
回転子巻線端部に軸方向に冷却風を流入させ、前記軸胴
端部通風穴を通って冷却風を固定子と回転子とのギャッ
プに吐き出させて前記回転子巻線端部を冷却する回転電
機において、前記軸胴端部通風穴を冷却風の進行方向に
対して１５°ないし６０°外径側に傾斜させた通風穴と
することにより、上記目的を達成する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施例による回
転子巻線端部の冷却装置の冷却風の経路を示す断面図で
ある。図１において、図５と同じ部位は同じ符号を付し
てある。図において、複数の軸胴端部通風穴は、前記図
５に示す水平方向通風穴１５ａを省略して、冷却風の進
行方向に対して１５°ないし６０°外径側に傾斜させて
直線穴として加工して構成する。
転子巻線端部の冷却装置の冷却風の経路を示す断面図で
ある。図１において、図５と同じ部位は同じ符号を付し
てある。図において、複数の軸胴端部通風穴は、前記図
５に示す水平方向通風穴１５ａを省略して、冷却風の進
行方向に対して１５°ないし６０°外径側に傾斜させて
直線穴として加工して構成する。
【０００９】このことにより、折れ曲がり部が無くな
り、冷却風の流れがスムーズとなり、軸胴端部通風穴の
通風抵抗係数を小さくすることができる。
り、冷却風の流れがスムーズとなり、軸胴端部通風穴の
通風抵抗係数を小さくすることができる。
【００１０】
【発明の効果】軸胴端部通風穴の通風抵抗係数が小さく
なるため、回転子巻線端部の冷却風量が増加し、回転子
巻線端部の冷却効果を高めることができ、高温域がある
回転子巻線端部の温度上昇を低減させ、回転電機を小型
化することができる。また、通風穴の機械加工が容易に
なると共に、加工後の穴清掃が容易になり、その分安価
な冷却装置を供給することができる。
なるため、回転子巻線端部の冷却風量が増加し、回転子
巻線端部の冷却効果を高めることができ、高温域がある
回転子巻線端部の温度上昇を低減させ、回転電機を小型
化することができる。また、通風穴の機械加工が容易に
なると共に、加工後の穴清掃が容易になり、その分安価
な冷却装置を供給することができる。
【図１】この発明の実施例による回転子巻線端部の冷却
装置の冷却風の経路を示す断面図。
装置の冷却風の経路を示す断面図。
【図２】従来の回転電機の冷却風の経路を示す縦断面
図。
図。
【図３】図２の回転子の冷却風の経路を示す一部断面斜
視図。
視図。
【図４】図３の回転子巻線の冷却風を示す断面図。
【図５】従来の回転子巻線端部の冷却装置の冷却風の経
路を示す断面図。
路を示す断面図。
１…固定子枠、２…通風ダクト、３…固定子鉄心、４…
固定子巻線、５…軸流ファン、６…冷却風、８…回転
軸、８ａ…軸胴端部、１０…固定子、１１…回転子、１
２…スロット、１３…回転子巻線、１３ａ…回転子巻線
端部、１４…保持リング、１５…軸胴端部通風穴。
固定子巻線、５…軸流ファン、６…冷却風、８…回転
軸、８ａ…軸胴端部、１０…固定子、１１…回転子、１
２…スロット、１３…回転子巻線、１３ａ…回転子巻線
端部、１４…保持リング、１５…軸胴端部通風穴。
Claims (1)
- 【請求項１】回転子巻線端部を保持リングにより保持
し、回転軸の軸胴端部に穿たれた軸胴端部通風穴を備
え、回転軸の両端の軸流ファンにより前記回転子巻線端
部に軸方向に冷却風を流入させ、前記軸胴端部通風穴を
通って冷却風を固定子と回転子とのギャップに吐き出さ
せて前記回転子巻線端部を冷却する回転電機において、
前記軸胴端部通風穴を冷却風の進行方向に対して１５°
ないし６０°外径側に傾斜させた通風穴としたことを特
徴とする回転電機の回転子巻線端部の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31336896A JPH10155250A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 回転電機の回転子巻線端部の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31336896A JPH10155250A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 回転電機の回転子巻線端部の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10155250A true JPH10155250A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18040425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31336896A Pending JPH10155250A (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 回転電機の回転子巻線端部の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10155250A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101793236A (zh) * | 2010-04-16 | 2010-08-04 | 湘电风能有限公司 | 一种直驱风力发电机导风装置 |
| CN104821669A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-05 | 哈尔滨理工大学 | 定子通风回路式永磁电机 |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP31336896A patent/JPH10155250A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101793236A (zh) * | 2010-04-16 | 2010-08-04 | 湘电风能有限公司 | 一种直驱风力发电机导风装置 |
| CN104821669A (zh) * | 2015-04-29 | 2015-08-05 | 哈尔滨理工大学 | 定子通风回路式永磁电机 |
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